JPH1178377A - 修正ペン - Google Patents

修正ペン

Info

Publication number
JPH1178377A
JPH1178377A JP23990697A JP23990697A JPH1178377A JP H1178377 A JPH1178377 A JP H1178377A JP 23990697 A JP23990697 A JP 23990697A JP 23990697 A JP23990697 A JP 23990697A JP H1178377 A JPH1178377 A JP H1178377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
printing plate
pen
acid
lithographic printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23990697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Tachikawa
博道 立川
Junji Nakano
順二 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP23990697A priority Critical patent/JPH1178377A/ja
Publication of JPH1178377A publication Critical patent/JPH1178377A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 ケース1内部に修正液を含浸させたフィ
ルター2を内蔵し、一端または両端がフィルター2に接
触して他端をケース1外部に突出してなるペン先4を備
え、平版印刷版の不要画像部にペン先4を当接して修正
液を塗布する修正ペンであって、前記ペン先4の気孔率
が10〜80%であることを特徴とする平版印刷版用修
正ペン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平版印刷版の削除
訂正の必要な画像部(以降の説明において、不要画像部
と呼ぶ。)を修正処理する平版印刷版用修正ペンに関す
る。特に、導電性基板上に光導電層を設けてなる電子写
真式平版印刷原版をトナー画像を形成する工程、トナー
画像を定着する工程、トナー画像以外の光導電層を溶出
除去する工程を含む工程により処理して得られた平版印
刷版の不要画像部を修正処理する平版印刷版用修正ペン
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、平版オフセット印刷版としては、
ジアゾ化合物とフェノール樹脂を主成分とするポジ型感
光剤やアクリル系モノマーやプレポリマーを主成分とす
るネガ型感光剤を用いるPS版などが実用化されている
が、これらはすべて低感度のため、あらかじめ画像記録
されたフイルム原版を密着露光して製版を行っている。
一方、コンピュータ画像処理と大容量データの保存およ
びデータ通信技術の進歩によって、近年では、原稿入
力、補正、編集、割り付けから頁組まで一貫してコンピ
ュータ操作され、高速通信網や衛星通信により即時遠隔
地の末端プロッタに出力できる電子編集システムが実用
化している。近年、このデータをフイルムを介在せずに
直接印刷版に出力するCTP(Computer to Plate )が
注目を集め、高感度フォトポリマー系、銀塩DTR系、
電子写真系等が提案されている。
【0003】電子写真を用いた印刷版の作成方法として
は、トナー画像形成後、非画像部の感光層を除去する方
法が既に知られている。例えば、特公昭37−1716
2号、同38−6961号,同38−7758号、同4
1−2426号、同46−39405号、特開昭50−
19509号、同50−19510号、同52−243
7号、同54−145538号、同54−134632
号、同55−105254号、同55−153948
号、同55ー161250号、同57−147656
号、同57−161863号公報等に記載の電子写真式
製版用印刷原版があげられる。上記方法では、電子写真
感光体の結合樹脂としてアルカリ性溶剤に溶解するかも
しくは膨潤して脱離する結合樹脂を用い、トナー画像を
レジストとしてトナー画像部以外をアルカリ性溶剤によ
り除去することにより親水性面を露出させ、平版印刷版
とする。
【0004】上記印刷版を製造するに当たって、不要画
像部が生じる場合がある。例えば、PS版と同様に面露
光する場合にはオリジナルフイルムの汚れ、傷、切口、
張り込み跡等による露光ムラ、また、レーザ露光等にお
いても版面上に存在する傷、ゴミ等あるいはデータの誤
り等によって不要画像部が生じる。このような不要画像
部は、通常、修正ペンや筆を用いて修正液を塗布して修
正することが行われる。特に、修正ペンは細かな修正が
可能であり、使用頻度が高くなっている。この修正ペン
は、修正液を含浸させたフィルターを内蔵し、一端がこ
のフィルターに接触して他端がケース外部に突出したペ
ン先を備えており、ペン先を不要画像部に当接させるこ
とにより修正液が不要画像部に塗布される構成となって
いる。しかしながら、従来の修正ペンの多くは、液ダレ
や液の過剰の滲み出し等により修正不要な箇所まで修正
したり、あるいは使用に伴いペン先が目詰りして液の滲
み出しが悪くなる等の問題を抱えていた。
【0005】また、電子写真式平版印刷版においては、
不要画像部を修正するために特開平1−134468号
公報による方法が提案されている。同公報ではトナー画
像を作成する工程と非画像部の光導電体層の除去を行う
工程との間に、版面上の不要なトナー画像の除去を行う
ことにより不要な画像部を消去することが示されてい
る。しかしながら、電子写真式製版の場合、帯電から溶
出工程まで一貫して処理する場合が多いため、上記の方
法では製版中の感材を途中で取り出さねばならず、実用
上使用できない場合が多かった。また、トナー定着以前
の刷版はわずかに触れただけで傷となり、使用に耐えな
いものになってしまう。従って、電子写真式平版印刷版
においては、不要画像部の修正は実用的には製版終了後
の画像を修正することになるが、一方において製版中で
修正する要望もあり、有用な修正ペンが望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
状況に鑑みてなされたものであり、液ダレ等による修正
不要箇所の誤修正やペン先の目詰り等を起こし難い平版
印刷版用修正ペンを提供することを目的とする。特に、
従来品では充分な性能が得られていない導電性基板上に
感光層を設けてなる電子写真式平版印刷原版を、トナー
画像を形成する工程、トナー画像を定着する工程、トナ
ー画像以外の感光層を溶出除去する工程を含む工程によ
り処理して得られる平版印刷版に好適な修正ペンを提供
することを目的とする。また、本発明の他の目的は電子
写真製版用印刷原版の製版中に感材をプロセッサーから
取り出すことなく、迅速に不要画像部を修正できる修正
ペンの提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、下記修正ペンを用いることにより上記目的が
達成されることを見出した。すなわち、本発明は以下の
通りである。 (1)ケース内部に修正液を含浸させたフィルターを内
蔵し、一端または両端が前記フィルターに接触して他端
をケース外部に突出してなるペン先を備え、平版印刷版
の不要画像部にペン先を当接して修正液を塗布する修正
ペンであって、前記ペン先の気孔率が10〜80%であ
ることを特徴とする平版印刷版用修正ペン。 (2)導電性基板上に光導電層を設けてなる電子写真式
平版印刷原版を、少なくともトナー画像を形成する工
程、トナー画像を定着する工程、トナー画像以外の光導
電層を除去する工程を含む行程により処理して得られる
平版印刷版の不要画像部の修正処理に使用されることを
特徴とする上記(1)記載の平版印刷版用修正ペン。 (3)前記修正液が少なくともトナーを膨潤または溶解
する有機溶剤、光導電層を溶解または膨潤する有機溶剤
および/またはアルカリ性化合物、水を含有することを
特徴とする上記(2)記載の平版印刷版用修正ペン。 (4)前記修正液が少なくともトナーを膨潤または溶解
する有機溶剤、光導電層を溶解または膨潤する有機溶剤
および酸性化合物、水を含有することを特徴とする上記
(2)記載の平版印刷版用修正ペン。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の平版印刷版用修正
ペンに関して詳細に説明する。図1は、本発明の修正ペ
ンの一実施態様を示す概略断面図である。図示されるよ
うに、修正ペンは図1のように、ケース1の内部に修正
液を含浸させたフィルター2を収容し、一端がこのフィ
ルター2に接触して他端がケース1の外部に突出するペ
ン先4を備え、キャップ3で密封して構成されている。
また、この修正ペンには、ケース1内の内圧を一定に保
つための空気孔5が開孔されている。また、修正液を含
浸させるフィルター2は、吸液性を有する繊維状、フェ
ルト状あるいは多孔質の物質からなるが、修正液に使用
する化合物に対して耐性が十分である必要がある。具体
的には、ガラス、天然綿あるいはポリエステル、ポリ
(メタ)アクリル、ポリプロピレン、セルロースアセテ
ート等の合成綿を用いることができる。特に、アクリル
繊維を更にフイルムで筒状に整形したフィルターは、耐
液性に優れ、給液性も良く、好適に使用される。ペン先
4は用途に応じて種々の形状とすることが可能であり、
円錐型、斧型、丸型、偏平型、角型等の種々の形状とす
ることができる。ペン先4は太さを変えることによっ
て、微少な点等から大きなベタ部を修正することができ
る。斧型は両者を兼用でき、有利に使用することができ
る。また、一本のペン軸の前後に、同一または異なる太
さ、形状のペン先4を同時に取りつけることもできる。
以上の修正ペンの構成自体は従来のものと同様である。
【0009】本発明の修正ペンは、ペン先4の気孔率を
10%〜80%の範囲に規定したことを特徴とする。即
ち、ペン先4は、修正速度、修正後の汚れ、修正面積、
耐久性等の使い勝手に大きく寄与し、その気孔率が大き
いと、修正液の供給が多く、修正速度は速いものの、非
修正部分への修正液の染み出し、液のボタ落ち等の不都
合が生じることが多く、ペン先4の物理的耐久性が低下
する。一方、ペン先4の気孔率が小さいと、前記不都合
は解消されるが、修正速度が遅く、ペン先に汚れ成分が
付着し、修正が困難となる。特に、電子写真印刷版の場
合、トナー層を物理的に擦過することにより、修正液の
浸透がより速くなり、極めて効果的に修正することが可
能であり、ペン先の給液量と硬度を適宜選択する必要が
ある。
【0010】本発明は、ペン先4の気孔率が10%〜8
0%であれば上記の諸問題を解決できることを見い出
し、この知見に基づくものである。ペン先4の気孔率が
10%未満では修正性が劣り、80%を超えて高くなる
と、修正液が修正不溶部等に落ちて消去し、共に不適で
ある。また、ペン先4のより好ましい気孔率は、30%
〜70%である。なお、ペン先4の気孔率は、ペン先に
水等の液体を含浸させ、その重量から計測した容量とペ
ン先の容量とにより求めることができる。ペン先4は繊
維を所定形状に成形して得られるが、アクリル繊維を成
形したペン先4は耐溶剤性、耐久性の点で効果的であ
り、本発明においても好適である。
【0011】また、修正ペンの製造に当たっては、必要
な修正液を溶解または必要により分散あるいは乳化さ
せ、これをフィルター2に含浸させる。含浸させる修正
液の量は、フィルター2の密度により異なり、一概に言
えないが、フィルター2を修正液に浸漬し、完全に含浸
した量を100%とすると、100%から10%までが
好ましく、さらに好ましくは90%から50%含浸させ
る。含浸量が少ないと修正液の塗布量が少なく、修正速
度が低下し、多いいと、液のボタ落ち、非修正部分への
はみ出し等の原因となる。そして、修正液を含浸させた
フィルター2をケース1に収納し、ペン先4およびキャ
ップ3を装着し、更に図示されないキャップを装着し、
修正ペンが作成される。
【0012】本発明の修正ペンに使用される修正液は、
少なくともトナーを膨潤または溶解する有機溶剤、感光
層を溶解または膨潤する有機溶剤および/またはアルカ
リ性化合物、水を含む溶液、もしくはトナーを膨潤また
は溶解する有機溶剤、感光層を溶解または膨潤する有機
溶剤および酸性化合物、水を含む溶液である。トナーを
膨潤または溶解する有機溶剤は、感光層を除去する成分
を速やかに浸透させ、速やかに修正することを可能とす
る。有機溶剤はトナー成分によって適宜選択されるが、
トナーとしてメタクリル酸、アクリル酸の各種エステル
を用いたアクリル樹脂、メタクリル酸、アクリル酸の各
種エステルとスチレンとの共重合樹脂、スチレン系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂等使用される場合には、例えば、
ラクトン類、エーテル類、ケトン類、アルコール類、炭
化水素系溶媒等がある。上記ラクトン類としてはブチロ
ラクトン、バレロラクトン、ヘキサノラクトン等が有
り、エーテル類としてはグリコールエーテル類がある。
例えば、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノ
ール、2−イソプロポキシエタノール、2−ブチルグリ
コール等のグリコールモノアルキルエーテル類、例え
ば、2−フェニルエタノール等のグリコールモノアリー
ルエーテル類、例えば、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノイソブチルエーテル等のジエチレングリ
コールモノアルキルエーテル類、例えば、トリエチレン
グリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブ
チルエーテル等のトリエチレングリコールモノアルキル
エーテル類、例えば、エチレングリコールジメチルエー
テル等のエチレングリコールジアルキルエーテル類、例
えば、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチ
レングリコールジエチルエーテル等のジエチレングリコ
ールジアルキルエーテル類等が含まれる。
【0013】ケトン類には例えば、メチルエチルケト
ン、メチルプロピルケトン、ジエチルケトン、メチルブ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルブチルケ
トン、ブチロン、メチルアミルケトン、メチルヘキシル
ケトン、バレロン、メシチルオキシド、ジアセトンアル
コール、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、
アセトフェノン、イソフォロン、アセチルアセトン、ア
セトニルアセトン等が含まれる。アルコール類としては
エタノール、ブタノール、オクチルアルコール、ベンジ
ルアルコール等が挙げられる。炭化水素系溶媒としては
例えばトルエン、キシレン、テレピン油、n−ヘプタ
ン、ソルベントナフサ、ケロシン、ミネラルスピリット
等の石油留分で沸点が120から250℃付近の炭化水
素系溶媒が挙げられる。これらの他に、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N
−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等も挙げら
れる。上記の溶剤は単独もしくは2種以上組み合わせて
用いることができる。
【0014】感光層を溶解または膨潤する有機溶剤また
はアルカリ性化合物としては前記有機溶剤および以下の
アルカリ性化合物を使用することができる。例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケ
イ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸リチウム、メ
タケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム、リン酸ナト
リウム、リン酸カリウム、アンモニア、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、
モノイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールア
ミン、ジエチルアミノエタノール、2−アミノ−2−メ
チルプロパノール等の有機および無機の任意のアルカリ
性の化合物を挙げることが出来る。この中でも、モノエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、ジエチルアミ
ノエタノール、一般式mSiO2/nM2O(M:アルカ
リ金属原子、m/n=0.5〜8.5)で表される珪酸
塩を好適に使用することができる。アルカリ性化合物
は、感光層の溶解性を向上させるとともに、アルミニウ
ム基板に作用し、修正個所の汚れ防止に効果的である。
【0015】酸性化合物は画像修正跡を親水化し、印刷
時の汚れをより効果的に除去するために使用する。具体
的な酸性化合物としてはフッ酸、塩酸、硫酸、過硫酸、
硝酸、過マンガン酸、リン酸、硼フッ化水素酸、珪フッ
化水素酸等の無機酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、乳
酸、蓚酸、トリクロル酢酸、タンニン酸、フィチン酸、
p−トルエンスルホン酸、有機ホスホン酸等の有機酸、
およびそれらの塩類が挙げられる。有機ホスホン酸とし
ては、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン
酸、1,2−ジホスホノ−1,2−ジカルボキシエタ
ン、1,2,2,3−テトラホスホノプロパン、2
(2’−ホスホノエチル)ピリジン、アミノトリ(メチ
レンホスホン酸)、ビニルホスホン酸、ポリビニルホス
ホン酸、2−ホスホノエタン−1−スルホン酸、ビニル
ホスホン酸とアクリル酸および/または酢酸ビニルとの
水溶性ポリマーを挙げることができる。これら酸性化合
物の内でも、フッ酸、リン酸、ホスホン酸、およびそれ
らの塩類が好ましく使用できる。酸性度が高いと、アル
ミニウム支持体表面の陽極酸化皮膜等の表面の親水化皮
膜等を破壊する恐れがあり、また、長時間の浸漬により
フリンジ状の汚れを発生する恐れがある。従って、好ま
しいpHとしては2から6程度までであり、更に好まし
くは2.5から5の範囲である。
【0016】本発明では修正液の非修正部分への侵食を
防止し、ペン先4からの液たれを防止するために増粘剤
を用いてもよい。増粘剤としては例えば、珪酸微粉末等
の無機増粘剤、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース等の改質セルロース、アラビア
ガム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテ
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ビニルメチルエーテル/無水マレイン酸共重合体、
酢酸ビニル/無水マレイン酸共重合体等の高分子化合物
が挙げられる。中でも、珪酸微粉末、ヒドロキシメチル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等の
改質セルロース、ポリビニルピロリドンを好ましく使用
することができる。これら増粘剤は単独もしくは2種以
上混合して用いることもできる。
【0017】また、修正液には必要に応じて界面活性剤
を添加することができる。界面活性剤は画像部へより良
好に浸透するのを促進し、更に、修正剤中に含まれる各
成分を良好に混合し、安定な溶液あるいは分散液とする
ために有効である。界面活性剤としては種々挙げること
ができるが、非イオン性界面活性剤としてはポリオキシ
エチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリスチ
リルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸部分エ
ステル類、ソルビタン脂肪酸部分エステル類、ペンタエ
リスリトール脂肪酸部分エステル類、プロピレングリコ
ールモノグリセリン脂肪酸部分エステル類、しょ糖脂肪
酸部分エステル類、オキシエチレンオキシプロピレンブ
ロックコポリマー、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸部分エステル類、ポリオキシエチレンソルビトール脂
肪酸部分エステル類、ポリエチレングリコール脂肪酸部
分エステル類、ポリグリセリン脂肪酸部分エステル類、
ポリオキシエチレン化ひまし油類、ポリオキシエチレン
グリセリン脂肪酸部分エステル類、脂肪酸ジエタノール
アミド類、N,N−ビス−2−ヒドロキシアルキルアミ
ン類、ポリオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノ
ールアミン脂肪酸部分エステル、トリアルキルアミンオ
キシド等を例示できる。
【0018】アニオン性界面活性剤としては脂肪酸塩
類、アビエチン酸塩類、ヒドロキシアルカンスルホン酸
塩類、アルカンスルホン酸塩類、ジアルキルスルホこは
く酸塩類、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、分岐
鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩類、アルキルフェノキシポリオキシエチ
レンプロピレンスルホン酸塩類、ポリオキシエチレンア
ルキルスルフォフェニルエーテル塩類、N−メチル−N
−オレイルタウリンナトリウム類、N−スルホこはく酸
モノアミド二ナトリウム塩類、石油スルホン酸塩類、硫
酸化ひまし油、硫酸化牛脚油、脂肪酸アルキルエステル
の硫酸エステル塩類、アルキル硫酸エステル塩類、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩類、脂
肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩類、ポリオキシエチ
レンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩類、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニル硫酸エステル塩類、ア
ルキル燐酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル燐酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル燐酸エステル塩類、スチレン−無水
マレイン酸共重合物の部分けん化物、ナフタレンスルホ
ン酸塩ホルマリン縮合物類等を挙げることができる。ま
た、アルキルアミン塩類、第4級アンモニウム塩類、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン塩類、ポリオキシエチ
レンポリアミン誘導体などのカチオン性界面活性剤、カ
ルボキシベタイン類、アミノカルボン酸類、スルホベタ
イン類、アミノ硫酸エステル類、イミダゾリン類等の両
面活性剤等も使用することができる。以上挙げられた界
面活性剤の中で、ポリオキシエチレンとあるものはポリ
オキシメチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブ
チレン等のポリオキシアルキレンに読み替えることもで
きる。これらのうち、非イオン界面活性剤および陰イオ
ン界面活性剤が好ましく、湿潤性の高いHLBが8以上
の界面活性剤が有利である。これらの界面活性剤は単独
もしくは2種以上混合して用いることもできる。
【0019】また、修正液には必要に応じて各種着色剤
を含有させることができる。着色剤を含有させることに
より視覚的コントラストを与え、修正をより容易にす
る。更に、修正液には必要に応じて親水性ポリマーを含
有させても良い。親水性ポリマーはアルミ面の親水化お
よび汚れの再付着防止等に効果がある。親水性ポリマー
としては各種のものを使用することができるが、米国特
許第5,051,327号明細書に記載のポリマーを好
ましく使用できる。
【0020】上記修正液の各成分の含有量は、トナーを
膨潤または溶解する有機溶剤が5重量%から85重量
%、好ましくは20重量%から70重量%であり、感光
層を溶解または膨潤する有機溶剤が5重量%から85重
量%、好ましくは10重量%から70重量%であり、ア
ルカリ性化合物が0.1重量%から20重量%、好まし
くは0.3重量%から5重量%であり、水が1重量%か
ら30重量%、好ましくは3重量%から20重量%であ
り、増粘剤が0.5重量%から25重量%、好ましくは
1重量%から15重量%であり、界面活性剤が1重量%
から40重量%、好ましくは3重量%から25重量%で
あり、着色剤が0.0001重量%から0.005重量
%、好ましくは0.001重量%から0.01重量%で
あり、親水性ポリマーが0.5重量%から10重量%、
好ましくは1重量%から5重量%(但し、合計で100
重量%を越えることはない。)である。
【0021】本発明の修正ペンは、平版印刷版の修正に
広く使用することができる。本発明が対象とするPS
版、高感度フォトポリマー版として、例えば、「基礎と
応用 フォトポリマー」(フォトポリマー懇話会・フォ
トポリマー編集委員会編 シーエムシー発行 昭和52
年9月5日)、「新・感光性樹脂」(角田隆弘著 印刷
学会出版部発行 昭和56年4月25日)、「フォトポ
リマーハンドブック」(フォトポリマー懇話会 工業調
査会発行 1989年6月26日)等に記載の、o−ナ
フトキノンジアジド化合物に代表されるポジ型印刷版、
p−ジアゾフェニルアミンとホルムアルデヒドの縮合体
の有機スルホン酸塩等のジアゾ樹脂、桂皮酸、アジド、
ジメチルマレイミド等を使用した光架橋性化合物、重合
性モノマーと開始剤とからなる光重合性化合物等に代表
されるネガ型印刷版も挙げることができる。
【0022】また、本発明の修正ペンは電子写真式平版
印刷版の修正に好適に使用できる。この電子写真式平版
印刷版は、トナー画像を形成、定着、非画像部の光導電
層を除去することにより作成される。具体的な行程を説
明すると、先ず、暗所で実質的に一様に帯電させ、画像
露光により静電潜像を形成する。露光方法としては、半
導体レーザ、He−Neレーザ等による走査露光あるい
はキセノンランプ、タングステンランプ、蛍光灯等を光
源として反射画像露光、透明陽画フィルムを通した密着
露光等が挙げられる。次に、上記静電潜像をトナーによ
って現像する。現像法としては、例えば、カスケード現
像、磁気ブラシ現像、パウダークラウド現像、液体現像
等の方法がある。中でも、液体現像は微細な画像を形成
することが可能である。また、現像は、非露光部にトナ
ーを付着させる正現像、あるいは露光部にトナーを付着
させる反転現像がある。形成されたトナー画像は、例え
ば、加熱定着、圧力定着、溶剤定着等により定着され
る。そして、この様に形成したトナー画像をレジストと
して作用させ、非画像部の光導電層を溶出液により除去
することにより電子写真式平版印刷版が作成される。
尚、溶出の後工程として必要により水洗工程、ガム引き
工程、乾燥工程、CCDセンサ等を備えたパターン認識
のできる検版工程、印刷版を所定の形状に加工するベン
ダーおよびパンチ工程、版集積工程等を設けられる。
【0023】上記の電子写真式平版印刷版の光導電性材
料としては、例えば、トリアゾール誘導体、オキサジア
ゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアル
カン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、フ
ェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミ
ノ置換カルコン誘導体、N,N−ビカルバジル誘導体、
オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フ
ルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、ベンジジン誘導
体、スチルベン誘導体等がある。また、上記のような低
分子光導電性化合物の他に、次のような高分子化合物も
使用することが出来る。例えば、ポリビニルカルバゾー
ル及びその誘導体、ポリビニルピレン、ポリビニルアン
トラセン、ポリ−2−ビニル−4−(4’−ジメチルア
ミノフェニル)−5−フェニルオキサゾール、ポリ−3
−ビニル−N−エチルカルバゾール等のビニル重合体、
ポリアセナフチレン、ポリインデン、アセナフチレンと
スチレンの共重合体等の重合体、ピレン−ホルムアルデ
ヒド樹脂、ブロムピレン−ホルムアルデヒド樹脂、エチ
ルカルバゾール−ホルムアルデヒド樹脂等の縮合樹脂等
がある。
【0024】上記光導電体の感度の向上、望みの感光波
長域を持たせるため等の目的のために、各種の電荷発生
剤、増感染料等が添加される。これらの例としては、モ
ノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾ顔料、金属フタロシアニ
ンあるいは無金属フタロシアニン、ナフタロシアニン等
のフタロシアニン顔料、ペリレン系顔料、インジゴ、チ
オインジゴ誘導体、キナクリドン系顔料、多環キノン系
顔料、ビスベンズイミダゾール系顔料、スクアリウム塩
系顔料、アズレニウム塩系顔料等がある。また、増感染
料としては、「増感剤」125頁 講談社(198
7)、「電子写真」 第12巻 9頁 (1973)
「有機合成化学」 第24巻 No.11 1010頁
(1966)等に記載の化合物が使用される。例えば、
ピリリウム系染料、トリアリールメタン系染料、シアニ
ン系染料、スチリル系染料等がある。また、感度向上等
を目的として、例えば、トリニトロフルオレノン、クロ
ラニル、テトラシアノエチレン等の電子吸引性化合物が
添加される。以上の材料は単独もしくは2種以上を併用
して用いることができる。また、電荷発生剤は、電荷発
生能のみならず、電荷輸送能を持つ場合には、基本材料
としてバインダー中に該電荷発生剤を分散して塗布する
ことにより光導電体を作成することができる。即ち、電
荷輸送剤として知られる有機光導電性化合物の併用は必
ずしも必要とされない。また、光導電層は必要に応じて
単層または複数層を積層される。
【0025】上記の電子写真製版用印刷原板において使
用される結合樹脂は、トナー現像後非画像部を溶出液で
除去できる樹脂であり、溶出液との組み合わせで選択さ
れる。溶出液としては、後記のアルカリ性液体が好まし
く、これを用いる場合は以下を例示することができる。
例えば、(メタ)アクリル酸エステル、スチレン、酢酸
ビニル等のモノマーと(メタ)アクリル酸、イタコン
酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、無水マ
レイン酸モノアルキルエステル、フマル酸等のカルボン
酸含有モノマーあるいは酸無水物基含有モノマーとの共
重合体を挙げることができる。更に具体的にはスチレン
/無水マレイン酸の共重合体、スチレン/無水マレイン
酸モノアルキルエステルの共重合体、(メタ)アクリル
酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン/
(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステル共重
体、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体、酢酸ビニル/ク
ロトン酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体、酢酸
ビニル/C2〜18のカルボン酸のビニルエステル/ク
ロトン酸共重合体等が例示される。また、(メタ)アク
リル酸アミド、ビニルピロリドン、フェノール性水酸
基、スルフォン酸基、スルフォンアミド基、スルフォン
イミド基等を持つモノマーを含有する共重合体、フェノ
ール、o−クレゾール、m−クレゾールまたはp−クレ
ゾールとホルムアルデヒドまたはアセトアルデヒドとを
縮合させて得られるノボラック樹脂、部分ケン化酢酸ビ
ニル樹脂、ポリビニルブチラール等のポリビニルアセタ
ール樹脂、カルボン酸を有するポリウレタン樹脂等も使
用される。中でも、(メタ)アクリル酸エステル、スチ
レン、酢酸ビニル等とカルボン酸含有モノマーあるいは
共重合体が電子写真性、溶出性、印刷適性等に優れてお
り、好ましく使用されている。更に、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコ
ール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール、n−アミルアルコール、イソアミルアルコー
ル、ヘキシルアルコール、オクチルアルコール、ベンジ
ルアルコール、フェネチルアルコール等の脂肪族あるい
は芳香族アルコールの(メタ)アクリル酸エステルおよ
び(メタ)アクリル酸の共重合体も使用される。
【0026】光導電層における結合樹脂と光導電性化合
物の含有量は、光導電性化合物の含有量が少ないと感度
が低下するため、結合樹脂1重量部当り光導電性化合物
は、0.02重量部から1.2重量部、より好ましくは
0.05重量部から1.0重量部の範囲である。更に、
光導電層には光導電性性化合物、結合樹脂の他に光導電
層の柔軟性、塗布面状の改良等のために、必要により可
塑剤、界面活性剤、マット剤その他の各種の添加剤が、
光導電層の感光特性、溶出性を劣化させない範囲で添加
される。
【0027】また、導電性基板としては、例えば、導電
性表面を有するプラスチックシートまたは特に溶剤不透
過性および導電性にした紙、アルミニウム板、亜鉛板、
または銅−アルミニウム板、銅−ステンレス板、クロム
−銅板等のバイメタル板、またはクロム−銅−アルミニ
ウム板、クロム−鉛−鉄板、クロム−銅−ステンレス板
等のトライメタル板等の親水性表面を有する導電性基板
が用いられ、アルミニウム板が一般的である。このアル
ミニウム板はアルミニウムを主成分とする純アルミニウ
ムや微量の異原子を含むアルミニウム合金などの板状体
である。このアルミニウム板は、通常、砂目立て、陽極
酸化して用いられる。また、砂目立て処理に先立ってア
ルミニウム板表面の圧延脂を除去するために、所望によ
り界面活性剤またはアルカリ性水溶液による脱脂処理が
施され、砂目立て処理が行われる。砂目立て処理方法に
は、機械的に表面を粗面化する方法、電気化学的に表面
を溶解する方法及び化学的に表面を選択溶解させる方法
がある。機械的に表面を粗面化する方法としては、ボー
ル研磨法、ブラシ研磨法、ブラスト研磨法、バフ研磨法
等と称せられる方法が採られる。電気化学的な粗面化法
としては、塩酸または硝酸電解液中で交流または直流に
より行う方法がある。また、特開昭54−63902号
公報に開示されている様に、両者を組み合わせた方法も
利用される。
【0028】粗面化されたアルミニウム板は必要に応じ
てアルカリ溶出処理及び中和処理される。次いで、この
様に処理されたアルミニウム板は陽極酸化処理される。
陽極酸化処理に用いられる電解質としては硫酸、燐酸、
蓚酸、クロム酸、あるいはそれらの混酸が用いられ、そ
れらの電解質やその濃度は電解質の種類によって適宜決
められる。陽極酸化の処理条件は用いる電解質により種
々変わるので、一概に特定し得ないが、一般的には電解
質の濃度が1〜80重量%溶液、液温は、5〜70℃、
電流密度5〜60A/dm2 、電圧1〜100V、電解
時間10秒〜50分の範囲に有れば好適である。陽極酸
化皮膜量は0.1〜10g/m2 が好適であるが、より
好ましくは1〜6g/m2 の範囲である。これらアルミ
ニウム板の厚さは、0.1〜3mmが好ましく、特に
0.1〜0.5mmが好ましい。更に、特公昭47−5
125号公報に記載されているような、アルミニウム板
を陽極酸化処理した後にアルカリ金属ケイ酸塩の水溶液
に浸漬処理したものも好適に使用される。また、米国特
許第3658662号明細書に記載されているようなシ
リケート電着も有効である。西独特許第1621478
号明細書に記載のポリビニルスルホン酸による処理も適
当である。
【0029】電子写真製版用印刷原版は、上記のアルミ
ニウム基板上に、前記した光導電層を塗設することによ
って得られる。尚、光導電層の形成に当たっては、該層
を構成する各成分を適当な溶媒に溶解して塗布液を作成
する。顔料などの溶媒に不溶な成分を用いるときは、ボ
ールミル、ペイントシェーカー、ダイノミル、アトライ
ター等の分散機により粒径5μm以下に分散して用い
る。光導電層に使用する結合樹脂及びその他の添加剤
は、顔料等の分散時、あるいは分散後に添加することが
出来る。この様にして作成した塗布液を回転塗布、ブレ
ード塗布、ナイフ塗布、リバースロール塗布、ディップ
塗布、ロッドバー塗布、スプレー塗布等の方法で基体上
に塗布乾燥して電子写真製版用印刷原版が得られる。ま
た、電子写真製版用印刷原版では、光導電層を構成する
成分を同一層中に含有させる構成、あるいは電荷担体発
生物質と電荷担体輸送物質とを異なる層に分離する構成
が知られている。上記の塗布液を作成する溶媒として
は、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロフォルム
等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等
のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン等のケトン類、エチレングリコールモノメ
チルエーテル、2−メトキシエチルアセテート等のグリ
コールエーテル類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類
等が挙げられる。
【0030】電子写真製版用印刷原版の光導電層の膜厚
は、薄すぎると現像に必要な表面電位を帯電することが
できず、逆に、厚すぎるとサイドエッチを起こし易く、
良好な印刷版が得られず、膜厚としては0.1〜30μ
m、好ましくは、0.5〜10μmの範囲である。
【0031】更に、電子写真式製版用印刷原版において
は、必要により前記アルミニウム基板と光導電層との接
着性、光導電層の電気特性、溶出性、印刷特性等を改良
する目的で中間層を設けることができる。また、光導電
層上に必要により光導電層の電気特性、トナー現像時の
画像特性、トナーとの接着性等を改良する目的で、感光
層溶出時に除去できるオーバーコート層を設けることが
できる。このオーバーコート層は機械的にマット化され
たもの、あるいはマット剤が含有される樹脂層である。
具体的には、特願平3−92661号明細書等に記載の
各種の材料が使用される。また、印刷原版裏面のアルミ
ニウム版には、印刷原版を積層した時の接着防止、枚葉
性の向上、自動現像機での搬送性の向上、アルミの溶出
防止等のために、各種の化学的、物理的処理及び樹脂等
の層を設けることができる。
【0032】電子写真式製版用印刷原版の画像部を形成
するトナーの樹脂成分としては、後記の溶出液に対して
レジスト性を有する樹脂であり、以下が例示される。例
えば、メタクリル酸、アクリル酸およびこれらのエステ
ルを用いたアクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル
とエチレンまたは塩化ビニル等の共重合樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルブチラールの
様なビニルアセタール樹脂、ポリスチレン、スチレンと
ブタジエン、メタクリル酸エステル等の共重合樹脂、ポ
リエチレン、ポリプロピレンおよびその塩素化物、ポリ
エステル樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンイソフタレート、ビスフェノールAのポリ
カーボネート等)、フェーノル樹脂、キシレン樹脂、ア
ルキッド樹脂、ビニル変性アルキッド樹脂、ゼラチン、
カルボキシメチルセルロース等のセルロースエステル誘
導体、ワックス、ポリオレフィン、蝋等が挙げられる。
中でも、分散性あるいは耐溶出性の点から特に、メタク
リル酸、アクリル酸の各種エステルを用いたアクリル樹
脂、メタクリル酸、アクリル酸の各種エステルとスチレ
ンとの共重合樹脂、スチレン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂
等が好適に使用される。
【0033】トナー画像形成後のトナー非画像部の光導
電層を除去する溶出液としては、通常、アルカリ性溶剤
が使用され、例えば以下のアルカリ性化合物を含有する
水溶液、アルカリ性化合物を含有する有機溶剤もしく
は、アルカリ性化合物を含有する水溶液と有機溶剤との
混合物が使用される。アルカリ性化合物としては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ
酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸リチウム、メタ
ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム、リン酸ナトリ
ウム、リン酸カリウム、アンモニア、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モ
ノイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン、ジエチルアミノエタノール、2−アミノ−2−メチ
ルプロパノール等の有機および無機の任意のアルカリ性
の化合物が挙げられる。また、水を主体とした溶出液に
は、必要に応じて、各種の有機溶剤が添加される。有機
溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロ
パノール、ブタノール、ベンジルアルコール、フェネチ
ルアルコール等の低級アルコールや芳香族アルコールお
よびエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価
アルコール類、エーテルアルコール類、エーテルエステ
ル類、エーテル類、ケトン類、エステル類等が挙げら
れ、更に界面活性剤、消泡剤、その他各種の添加剤を含
有したものもある。
【0034】電子写真式平版印刷版の作成に当たり、通
常、上記の帯電から溶出工程まで一貫して処理する場合
が多い。従って、光導電層溶出後あるいはガム引き後に
不要画像部を修正するのが最も良いが、トナー現像から
溶出までの工程で不要画像部を修正することも可能であ
る。また、印刷途中で、不要画像部を修正することも可
能である。修正後の刷版は、そのままでも使用すること
ができるが、必要に応じて水洗、親水化、ガム引き等を
行うことにより、良好な結果を得ることもできる。
【0035】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、勿論本発明の範囲は、その主旨を越えない限
りこれらによって限定されるものでない。 〔実施例1〕JIS1050アルミニウムシートをパミ
ス−水懸濁液を研磨剤として、回転ナイロンブラシで表
面を砂目立てした。この時の表面粗さ(中心線平均粗
さ)は0.5μmであった。水洗後、70℃の10%苛
性ソーダ水溶液に浸漬しアルミニウムの溶解量が6g/
2になるようにエッチングした。水洗後、30%硝酸
水溶液に1分間浸漬することにより中和し、十分水洗し
た。その後、0.7%硝酸水溶液中で、陽極時電圧13
ボルト、陰極時電圧6ボルトの短形波交番波形を用いて
(特公昭55−19191号公報に記載)20秒間電解
粗面化を行い、20%硫酸の50℃溶液中に浸漬して表
面を洗浄した後、水洗した。更に、20%硫酸水溶液中
で陽極酸化皮膜重量が3.0g/m2となるように陽極
酸化処理を施して、水洗、乾燥することにより、基板を
作成した。次に、x型無金属フタロシアニンFasto
gen Blue 8120(大日本インキ(株)製)
1.0g、ベンジルメタクリレート/メタクリル酸の共
重合体(60/40モル%)9.0g、メチルエチルケ
トン20g、メチルプロピレングリコール40gをペイ
ントシェーカー(東洋精機製作所(株)製)で60分間
分散し、光導電層用塗布液を作成した。この光導電層用
塗布液をバーコーターで上記基板上に塗布、120℃1
0分間乾燥し、乾燥膜厚4μmの電子写真製版用印刷版
を作成した。
【0036】上記印刷版の光導電層を暗所でコロナ帯電
機により表面電位を+300Vに帯電した後、半導体レ
ーザ(780nm)で露光し、潜像を形成した。これを特願
平6−245541号明細書実施例1に記載の方法で作
成したメタクリル酸メチル/アクリル酸(1/1モル
比)共重合体を分散した液体トナーで、+200Vのバ
イアス電圧を対向電極に印加することにより、鮮明なポ
ジのトナー画像を得た。この印刷原版を120℃で熱定
着し、非画像部をケイ酸カリウム35重量部、水酸化カ
リウム15重量部、ベンジルアルコール重量10部、モ
ノエタノールアミン重量10部を水690部に希釈した
溶出液によって除去し、十分水洗後、ガム液(富士写真
フイルム製PS版用ガムGU−7)を塗布することによ
り電子写真式平版印刷版を作成した。
【0037】次に、下記修正液(1)を調製し、直径1
2mm、長さ70mmに成形したアクリル繊維の筒状体
からなるフィルターに修正液(1)を含浸させた。含浸
量は約5gであった。これを図1に示す構成の空気穴を
有する直径15mm、長さ120mmのケースに充填
し、キャップおよびペン先を装着した。ペン先は、アク
リル繊維を直径5mm、長さ35mmで先端を円錐状に
成形したもので、気孔率は60%であった。。この修正
ペンを用いて、上記で形成した電子写真式平版印刷版の
画像の一部を数回擦りながら修正液を塗布した後、ガム
引きした。これをオフセット印刷機で印刷したところ、
修正した部分の汚れはもちろん修正液の付着した周辺部
の汚れもなく非常に良好な印刷物を得ることができた。 修正液(1) ・モノエタノールアミン 13.5g ・ベンジルアルコール 70.0g ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.5g (HPC LE−G 信越化学(株)) ・水 16.0g
【0038】〔実施例2−4、比較例1−2〕実施例1
の修正ペンのペン先の気孔率を以下のように変更する他
は、まったく同様の操作により実施例1の電子式平版印
刷版を修正した。ペン先の気孔率により表1の結果が得
られ、特に、気孔率85%の場合は、数十回の使用によ
りペン先が摩耗し、使用できなくなった。また気孔率4
0%の場合は、十数回の使用によりペン先に不要物が蓄
積し、修正不可能となったが、これを拭き取ることによ
り修正性は回復し、実用に耐えるものであった。また、
気孔率60%(実施例1)と70%を比較すると、修正
液の塗布量が少ないにもかかわらず、気孔率60%のペ
ンの修正速度が速かった。これは、トナー層の物理的な
擦過により、修正液の感光層への浸透を加速し、修正速
度を向上させたものと考えられる。
【0039】
【表1】
【0040】〔実施例5−7、比較例3−4〕実施例1
の修正ペンを以下のように変更する他は、まったく同様
の操作により実施例1の電子写真式平版印刷版を修正し
た。ペン先の気孔率により表2の結果が得られた。実施
例1の修正液(1)を直径5mm、長さ85mmに成形
したアクリル繊維の筒状体からなるフィルターに含浸さ
せた。含浸量は約1.2gであった。これを図1に示す
構成の空気穴を有する直径10mm、長さ125mmの
ケースに充填し、キャップおよびペン先を装着した。ペ
ン先は、アクリル繊維を直径2mm、長さ25mmで先
端を円錐状に成形したもので、気孔率は表2に示す通り
であった。気孔率が低い場合は、修正性が劣り、反対に
気孔率が高い場合は、液が修正不要部等に落ち、使用に
耐えるものではなかった。
【0041】
【表2】
【0042】〔実施例8−9〕実施例1において、修正
液(1)に替えて下記修正液(2)、(3)とした他は
全く同様の操作により修正ペンを作成し、同様の操作
で、修正した。これをオフセット印刷機で印刷したとこ
ろ、実施例1と同様に修正した部分の汚れはもちろん修
正液の付着した周辺部の汚れもなく非常に良好な印刷物
を得ることができた。 修正液(2):修正液(1)のモノエタノールアミンに
替えてジメチルアミノエタノールを用いる他はまったく
同様に修正液を調製 修正液(3):修正液(1)のベンジルアルコールに替
えてフェネチルアルコールを用いる他はまったく同様に
修正液を調製
【0043】〔実施例10〕実施例1において、修正液
(1)に替えて下記修正液(4)を用いる他は全く同様
の操作により修正ペンを作成し、同様の操作で、修正し
た。これをオフセット印刷機で印刷したところ、実施例
1と同様に修正した部分の汚れはもちろん修正液の付着
した周辺部の汚れもなく非常に良好な印刷物を得ること
ができた。 修正液(4) ・エチレングリコールモノメチルエーテル 35.0g ・ベンジルアルコール 35.0g ・水 12.0g ・フッ化ジルコン酸 8.0g ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.0g (メトローズ 65SH50 信越化学(株)) ・オキシエチレンオキシプロピレンブロックポリマー 7.0g (プルロニックP−85 旭電化工業(株))
【0044】〔実施例11〕実施例1において作成した
アルミニウム基板上に、米国特許第3635709号明
細書実施例1に記載の方法に従って合成したo−ナフト
キノンジアジド化合物5gと油溶性ノボラック樹脂10
g及び染料(CI74350)0.8gをメチルエチルケトン
100gとシクロヘキサノン80gに溶解し、塗布、乾
燥した。乾燥後の膜厚は1.5g/m2 であった。この
感光性平版をメタルハライドランプで露光し、SiO2/Na2
O =1.74の珪酸ナトリウムの5%水溶液に浸漬し、
露光域を溶出除去した後、水洗、ガム引き(GU−7
富士写真フイルム(株)製)した。次に、実施例1の修
正液(1)に代えて、下記修正液(5)を使用する他は
実施例1とまったく同様に修正ペンを作成した。この修
正ペンで、上記平版印刷版の不要画像部を数回擦り、修
正液を塗布して不要画像部を修正し、これをオフセット
印刷機で印刷したところ、実施例1と同様に修正した部
分の汚れはもちろん修正液の付着した周辺部の汚れもな
く非常に良好な印刷物を得ることができた。 修正液(5) ・γ−ブチルラクトン 57.0g ・ヒドロキシプロピルメチルセルロース 1.5g (メトローズ 65SH50 信越化学(株)) ・オキシエチレンオキシプロピレンブロックポリマー 5.0g (プルロニックP−85 旭電化工業(株)) ・燐酸変性澱粉 1.0g ・アルキルベンゼンスルフォン酸ナトリウム 0.5g ・水 9.0g ・2−メトキシエタノール 22.0g 燐酸(85%)でpH3.2に調整した。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の平版印刷
版用修正ペンは、修正した部分の汚れはもちろん修正液
の付着した周辺部の汚れもなく非常に良好な印刷物を得
ることができ、極めて高い実用性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の修正ペンの一実施態様を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 フィルター 3 キャップ 4 ペン先 5 空気孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内部に修正液を含浸させたフィル
    ターを内蔵し、一端もしくは両端が前記フィルターに接
    触して他端をケース外部に突出してなるペン先を備え、
    平版印刷版の不要画像部にペン先を当接して修正液を塗
    布する修正ペンであって、前記ペン先の気孔率が10〜
    80%であることを特徴とする平版印刷版用修正ペン。
  2. 【請求項2】 導電性基板上に光導電層を設けてなる電
    子写真式平版印刷原版を、少なくともトナー画像を形成
    する工程、トナー画像を定着する工程、トナー画像以外
    の光導電層を除去する工程を含む行程により処理して得
    られる平版印刷版の不要画像部の修正処理に使用される
    ことを特徴とする請求項1記載の平版印刷版用修正ペ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記修正液が少なくともトナーを膨潤ま
    たは溶解する有機溶剤、光導電層を溶解または膨潤する
    有機溶剤および/またはアルカリ性化合物、水を含有す
    ることを特徴とする請求項2記載の平版印刷版用修正ペ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記修正液が少なくともトナーを膨潤ま
    たは溶解する有機溶剤、光導電層を溶解または膨潤する
    有機溶剤および酸性化合物、水を含有することを特徴と
    する請求項2記載の平版印刷版用修正ペン。
JP23990697A 1997-09-04 1997-09-04 修正ペン Pending JPH1178377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23990697A JPH1178377A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 修正ペン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23990697A JPH1178377A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 修正ペン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1178377A true JPH1178377A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17051619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23990697A Pending JPH1178377A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 修正ペン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1178377A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5051327A (en) Method for oil-densensitization treatment of lithographic printing plate
JPH0296190A (ja) 電子写真式平版印刷版用原版の処理方法
JPH04199065A (ja) 電子写真式製版用平版印刷原版および端面処理剤
JPH1178377A (ja) 修正ペン
JP2977680B2 (ja) 電子写真式平版印刷版用修正剤
JPH10254188A (ja) 電子写真平版印刷版の製版方法
JPH0296773A (ja) 電子写真平版印刷版用原版の処理方法
JP2577620B2 (ja) 平版印刷版の製造方法
JP3084752B2 (ja) 電子写真平版印刷版
JPH06210977A (ja) 電子写真式平版印刷版用修正剤および修正処理方法
JP2549547B2 (ja) 平版印刷版の製版方法
JP2899069B2 (ja) 電子写真平版印刷版の製版方法
JP2793014B2 (ja) 電子写真平版印刷版
JP2964429B2 (ja) 電子写真式製版用エッチング液
JPH05134472A (ja) 電子写真式製版用洗浄液および製版方法
JP2838541B2 (ja) 平版印刷版の不感脂化処理方法
JPH0218571A (ja) 平版印刷版の製版方法
JPH03217860A (ja) 平版印刷版の製版方法
JP3009910B2 (ja) 電子写真平版印刷版
JPH0222094A (ja) 平版印刷版の不感脂化処理方法
JP2953471B2 (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JP3231053B2 (ja) 電子写真平版印刷版処理方法
JP2899101B2 (ja) 電子写真平版印刷版の製版方法
JPH0222095A (ja) 平版印刷版の不感脂化処理方法
JPH01186967A (ja) 電子写真式製版用印刷版

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20060324

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060412

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060607

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060802

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02