JPH1197848A - 多層配線基板 - Google Patents

多層配線基板

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JPH1197848A
JPH1197848A JP25210097A JP25210097A JPH1197848A JP H1197848 A JPH1197848 A JP H1197848A JP 25210097 A JP25210097 A JP 25210097A JP 25210097 A JP25210097 A JP 25210097A JP H1197848 A JPH1197848 A JP H1197848A
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JP
Japan
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hole
layer
organic resin
insulating layer
resin insulating
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JP25210097A
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English (en)
Inventor
Tomoji Ashiura
智士 芦浦
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板に設けた導電層と薄膜配線導体層とのスル
ーホール導体を介しての電気的接続の信頼性が低い。 【解決手段】導電層6を有する基板1上に、有機樹脂絶
縁層2と薄膜配線導体層3とを交互に多層に積層して成
る多層配線部4を設けるとともに前記導電層6と薄膜配
線導体層3とを有機樹脂絶縁層2に設けたスルーホール
8の内壁面に被着されているスルーホール導体9を介し
て接続してなる多層配線基板であって、前記有機樹脂絶
縁層2に設けたスルーホール8は下面側の開口径が上面
側の開口径に比べて大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線基板に関
し、より詳細には混成集積回路装置や半導体素子を収容
する半導体素子収納用パッケージ等に使用される多層配
線基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、混成集積回路装置や半導体素子収
納用パッケージ等に使用される多層配線基板はその配線
導体がMoーMn法等の厚膜形成技術によって形成され
ている。
【0003】このMoーMn法は通常、タングステン、
モリブデン、マンガン等の高融点金属粉末に有機溶剤、
溶媒を添加混合し、ペースト状となした金属ペーストを
生セラミック体の外表面にスクリーン印刷法により所定
パターンに印刷塗布し、次にこれを複数枚積層するとと
もに還元雰囲気中で焼成し、高融点金属粉末と生セラミ
ック体とを焼結一体化させる方法である。
【0004】なお、前記配線導体が形成されるセラミッ
ク体としては、通常、酸化アルミニウム質焼結体やムラ
イト質焼結体等の酸化物系セラミックス、或いは表面に
酸化物膜を被着させた窒化アルミニウム質焼結体や炭化
珪素質焼結体等の非酸化物系セラミックスが使用され
る。
【0005】しかしながら、このMoーMn法を用いて
配線導体を形成した場合、配線導体は金属ペーストをス
クリーン印刷することにより形成されることから微細化
が困難で配線導体を高密度に形成することができないと
いう欠点を有していた。
【0006】そこで上記欠点を解消するために配線導体
の一部を従来の厚膜形成技術で形成するのに変えて微細
化が可能な薄膜形成技術を用いて高密度に形成した多層
配線基板が採用されるようになってきた。かかる多層配
線基板は、上下両面に貫通する貫通孔を形成した酸化ア
ルミニウム質焼結体等から成るセラミックスやガラス繊
維を織り込んだ布にエポキシ樹脂を含浸させて形成され
るガラスエポキシ樹脂等から成る絶縁基板と、該絶縁基
板の上面から貫通孔内壁を経て下面に導出する銅等の金
属材料から成る導電層と、前記絶縁基板の少なくとも一
主面上に被着され、エポキシ樹脂等から成る有機樹脂絶
縁層と、銅やアルミニウム等の金属から成る薄膜配線導
体層とを交互に多層に積層させるとともに薄膜配線導体
層の一部を前記導電層に有機樹脂絶縁層に設けたスルー
ホールの内壁面に被着されているスルーホール導体を介
して接続した多層配線部とから構成されており、導電層
を介して多層配線部の薄膜配線導体層を外部電気回路に
電気的に接続したり、絶縁基板の上下両面に被着される
多層配線部の薄膜配線導体層同士を電気的に接続するよ
うになっている。
【0007】なお、前記多層配線基板は貫通孔を有する
絶縁基板の上面、貫通孔内壁及び下面に無電解めっき法
等により銅を被着させ、これをフォトリソグラフィー技
術により所定パターンに加工して絶縁基板の上面から貫
通孔内壁を経て下面に導出する導電層を被着させ、次に
前記絶縁基板の上面及び/又は下面にスピンコート法及
び熱硬化処理等によって形成されるエポキシ樹脂等の有
機樹脂から成る絶縁層と銅やアルミニウム等の金属を無
電解めっき法等の薄膜形成技術及びフォトリソグラフィ
ー技術を採用することによって形成される薄膜配線導体
層とを交互に多層に積層し多層配線部を形成することに
よって製作されている。
【0008】また前記絶縁基板に形成した導電層と薄膜
配線導体層とは有機樹脂絶縁層に設けたスルーホールの
内壁面に被着されているスルーホール導体を介して電気
的に接続されており、有機樹脂絶縁層に形成されている
スルーホールは有機樹脂絶縁層上にレジスト材を塗布す
るとともにこれに露光、現像を施すことによって所定位
置に所定形状の窓部を形成し、次に前記レジスト材の窓
部にエッチング液を配し、レジスト材の窓部に位置する
有機樹脂絶縁層を除去して、有機樹脂絶縁層に穴(スル
ーホール)を形成し、最後に前記レジスト材を有機樹脂
絶縁層より剥離させ除去することによって形成され、ま
たスルーホールの内壁面に被着されるスルーホール導体
はスルーホールの内壁面に例えば、銅等を無電解めっき
法により被着させることによって形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この多
層配線基板においては、スルーホールが有機樹脂絶縁層
に対して、直角に、或いは有機樹脂絶縁層の下面側の開
口径が上面側の開口径よりも狭いすり鉢状に形成されて
おり、そのためスルーホールの内壁面にスルーホール導
体を被着形成した場合、スルーホール導体と絶縁基板に
被着されている導電層との接合が狭いものとなり、その
結果、絶縁基板に形成した導電層と薄膜配線導体層との
スルーホール導体を介しての電気的接続が信頼性の低い
ものとなる欠点を誘発した。特に、スルーホール内に粒
径が5〜30μm程度の細かい異物が入り込んだ場合、
その異物によってスルーホール導体と導電層との電気的
接続が完全に破れてしまうという欠点を有していた。
【0010】またこの多層配線基板においては、有機樹
脂絶縁層にスルーホールを形成する際、スルーホールの
下部に有機樹脂絶縁層の一部が残り易く、該残った有機
樹脂絶縁層の一部でスルーホール導体の被着形成が阻害
され、スルーホール導体と導電層との電気的接続の信頼
性が悪くなるという欠点も有していた。
【0011】本発明は上述の欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は、基板に設けた導電層と薄膜配線導体層
とのスルーホール導体を介しての電気的接続を確実、強
固とし、高信頼性とした多層配線基板を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電層を有す
る基板上に、有機樹脂絶縁層と薄膜配線導体層とを交互
に多層に積層して成る多層配線部を設けるとともに前記
導電層と薄膜配線導体層とを有機樹脂絶縁層に設けたス
ルーホールの内壁面に被着されているスルーホール導体
を介して接続してなる多層配線基板であって、前記有機
樹脂絶縁層に設けたスルーホールは下面側の開口径が上
面側の開口径に比べて大きいことを特徴とするものであ
る。
【0013】また本発明は、前記スルーホールの内壁面
が、該内壁面と有機樹脂絶縁層の下面とで60°乃至8
0°の角度となるような傾斜を有していることを特徴と
するものである。
【0014】本発明の多層配線基板によれば、有機樹脂
絶縁層に設けるスルーホールの開口径を下面側は大き
く、上面側は小さくなるようにしたことからスルーホー
ルの内壁面にスルーホール導体を被着形成した場合、ス
ルーホール導体とその下部に配されている導電層とは広
い面積で接合して、両者の接合が強固となり、その結
果、基板に形成した導電層と薄膜配線導体層とのスルー
ホール導体を介しての電気的接続が確実、強固となって
信頼性を高いものとなすことができる。特に、スルーホ
ール内に粒径が5〜30μm程度の細かい異物が入り込
んだとしてもスルーホール導体とその下部に配されてい
る導電層とは広い面積で接合しているため前記異物によ
って両者の接合が阻害されることはなく両者の電気的接
続は維持され、これによって基板に形成した導電層と薄
膜配線導体層とのスルーホール導体を介しての電気的接
続をより確実、強固となすことができる。
【0015】また本発明の多層配線基板によれば、有機
樹脂絶縁層に設けるスルーホールの開口径を下面側は大
きく、上面側は小さくなるようにすることからスルーホ
ールの下部に有機樹脂絶縁層の一部が多量に残ることは
なく、これによってもスルーホールの内壁面に被着され
るスルーホール導体を介しての導電層と薄膜配線導体層
との電気的接続を高信頼性となすことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1は本発明の多層配線基板の一実施
例を示し、1は基板、2は有機樹脂絶縁層、3は薄膜配
線導体層である。
【0017】前記基板1はその上面に有機樹脂絶縁層2
と薄膜配線導体層3とから成る多層配線部4が配設され
ており、該多層配線部4を支持する支持部材として作用
する。
【0018】前記基板1は酸化アルミニウム質焼結体や
ムライト質焼結体等の酸化物系セラミックス、或いは表
面に酸化物膜を有する窒化アルミニウム質焼結体や炭化
珪素質焼結体等の非酸化物系セラミックス、更にはガラ
ス繊維を織り込んだ布にエポキシ樹脂を含浸させたガラ
スエポキシ樹脂等の電気絶縁材料で形成されており、例
えば、酸化アルミニウム質焼結体で形成されている場合
には、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機溶剤、溶
媒を添加混合して泥漿状となすとともにこれを従来周知
のドクターブレード法やカレンダロール法を採用するこ
とによってセラミックグリーンシート(セラミック生シ
ート)を形成し、しかる後、前記セラミックグリーンシ
ートに適当な打ち抜き加工を施し、所定形状となすとと
もに高温(約1600℃)で焼成することによって、あ
るいは酸化アルミニウム等の原料粉末に適当な有機溶
剤、溶媒を添加混合して原料粉末を調製するとともに該
原料粉末をプレス成形機によって所定形状に成形し、最
後に前記成形体を約1600℃の温度で焼成することに
よって製作され、またガラスエポキシ樹脂から成る場合
には、例えば、ガラス繊維を織り込んだ布にエポキシ樹
脂の前駆体を含浸させるとともに該エポキシ樹脂前駆体
を所定の温度で熱硬化させることによって製作される。
【0019】また、前記基板1には上下両面に貫通する
孔径が例えば、直径0.2mm〜1.0mmの貫通孔5
が形成されており、該貫通孔5の内壁には両端が基板1
の上下両面に導出する導電層6が被着されている。
【0020】前記貫通孔5は後述する基板1の上面に形
成される多層配線部4の薄膜配線導体層3と外部電気回
路とを電気的に接続する、或いは基板1の上下両面に多
層配線部4を配設した場合には両面の多層配線部4の薄
膜配線導体層3同士を電気的に接続する導電層6を形成
するための形成孔として作用し、例えば、基板1にドリ
ル孔あけ加工法等を施すことによって基板1の所定位置
に所定形状に形成される。
【0021】更に、前記貫通孔5の内壁及び基板1の上
下両面には導電層6が被着形成されており、該導電層6
はニッケルや銅等の金属材料よりなり、例えば、ニッケ
ルより形成されている場合には、貫通孔5を有する基板
1を硫酸ニッケル40グラム/リットル、クエン酸ナト
リウム24グラム/リットル、酢酸ナトリウム14グラ
ム/リットル、次亜リン酸ナトリウム20グラム/リッ
トル、塩化アンモニウム5グラム/リットルから成る無
電解めっき浴を用いて厚さ1μm乃至40μmのニッケ
ル層を被着させ、しかる後、前記ニッケル層をエッチン
グ加工法により所定パターンに加工することによって貫
通孔5の内壁に両端を基板1の上下両面に導出させた状
態で被着形成される。
【0022】前記導電層6は基板1の主面に配設される
多層配線部4の薄膜配線導体層3を外部電気回路に電気
的に接続したり、基板1の上下両面に配設される各々の
多層配線部4の薄膜配線導体層3同士を電気的に接続す
る作用をなす。
【0023】また、前記基板1に形成した貫通孔5はそ
の内部にエポキシ樹脂等から成る有機樹脂充填体7が充
填されており、該有機樹脂充填体7によって貫通孔5は
完全に埋められ、同時に有機樹脂充填体7の両端面が基
板1の上下両主面に被着させた導電層6の面と同一平面
となっている。
【0024】前記有機樹脂充填体7は基板1の上面及び
/又は下面に後述する有機樹脂絶縁層2と薄膜配線導体
層3とから成る多層配線部4を形成する際、多層配線部
4の有機樹脂絶縁層2と薄膜配線導体層3の平坦化を維
持させる作用をなす。
【0025】なお、前記有機樹脂充填体7は基板1の貫
通孔5内にエポキシ樹脂等の前駆体を充填し、しかる
後、これに80〜200℃の温度を0.5〜3時間印加
し、完全に熱硬化させることによって基板1の貫通孔5
内に充填される。
【0026】更に、前記基板1はその上面に有機樹脂絶
縁層2と薄膜配線導体層3とが交互に多層に積層されて
多層配線部4が形成されており、且つ薄膜配線導体層3
の一部は導電層6に電気的に接続している。
【0027】前記多層配線部4を構成する有機樹脂絶縁
層2は上下に位置する薄膜配線導体層3の電気的絶縁を
図る作用をなすとともに薄膜配線導体層3は電気信号を
伝達するための伝達路として作用する。
【0028】前記多層配線部4の有機樹脂絶縁層2は、
感光性、或いは熱硬化性のエポキシ樹脂やビスマレイミ
ドトリアジン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ふっ
素樹脂等から成り、例えば、酸触媒型の感光性エポキシ
樹脂からなる場合には、フェノールノボラック樹脂、メ
チロールメラミン、ジアリルジアゾニウム塩にプロプレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテートを添加混合
してペースト状の酸触媒型感光性エポキシ樹脂前駆体を
得るとともに、該酸触媒型の感光性エポキシ樹脂前駆体
を基板1の上部にスピンコート法やドクターブレード法
により所定厚みに被着させ、次に、これを高圧水銀ラン
プ等を用いた露光機により1〜3J/cm3 のエネルギ
ーで所定の露光を行い、所定領域を光硬化させるととも
にスプレー現像機等で現像して後述するスルーホール8
となる穴を形成し、しかる後、これを180℃の温度で
30〜60分間加熱し、完全に硬化させることによって
形成される。
【0029】また、前記多層配線部4の有機樹脂絶縁層
2にはその各々にスルーホール8が形成されており、該
スルーホール8は基板1に形成した導電層6と薄膜配線
導体層3とを電気的に接続するとともに間に有機樹脂絶
縁層2を挟んで上下に位置する薄膜配線導体層3の各々
を電気的に接続する接続路として作用する。
【0030】前記スルーホール8は有機樹脂絶縁層2に
窓部を有するレジスト材を塗布するとともに該レジスト
材の窓部に位置する有機樹脂絶縁層2をエッチングする
ことによって、あるいは有機樹脂絶縁層2が感光性の有
機樹脂で形成されている場合には感光性有機樹脂前駆体
に露光処理を施して光硬化させる際、一部に露光しない
領域を設けておくことによって形成され、特に有機樹脂
絶縁層2を感光性エポキシ樹脂等の感光性有機樹脂で形
成しておくと、前述したとおり有機樹脂絶縁層2を形成
する際に、基板1の上部に塗布された例えば、酸触媒型
感光性エポキシ樹脂前駆体の所定領域に露光を施すこと
によって有機樹脂絶縁層2に直接、形成され、有機樹脂
絶縁層2にスルーホール8を形成するためのレジスト材
を別途、準備する必要は全くなく、これによって有機樹
脂絶縁層2に簡単にスルーホール5を形成することが可
能となるとともに製品としての多層配線基板を安価とな
すことができる。従って、前記有機樹脂絶縁層2は光硬
化性の有機樹脂で形成しておくことが好ましい。
【0031】前記各有機樹脂絶縁層2はまたその上面に
所定パターンの薄膜配線導体層3が、更に各有機樹脂絶
縁層2に設けたスルーホール8の内壁にはスルーホール
導体9が各々配設されており、スルーホール導体9によ
って基板1に形成した導電層6と薄膜配線導体層3と
が、また間に有機樹脂絶縁層2を挟んで上下に位置する
各薄膜配線導体層3の各々が電気的に接続されるように
なっている。
【0032】前記各有機樹脂絶縁層2の上面及びスルー
ホール8内に配設される薄膜配線導体層3及びスルーホ
ール導体9は銅、ニッケル、金、アルミニウム等の金属
材料を無電解めっき法や電解めっき法、蒸着法、スパッ
タリング法等の薄膜形成技術及びエッチング加工技術を
採用することによって形成され、例えば、銅で形成され
ている場合には、有機樹脂絶縁層2の上面及びスルーホ
ール8の内壁面に硫酸銅0.06モル/リットル、ホル
マリン0.3モル/リットル、水酸化ナトリウム0.3
5モル/リットル、エチレンジアミン四酢酸0.35モ
ル/リットルからなる無電解銅めっき浴を用いて厚さ1
μm〜40μmの銅層を被着させ、しかる後、前記銅層
をエッチング加工技術を採用することにより所定パター
ンに加工することによって各有機樹脂絶縁層2間及び各
有機樹脂絶縁層2のスルーホール8内壁に配設される。
この場合、薄膜配線導体層3は薄膜形成技術により形成
されることから配線の微細化が可能であり、これによっ
て薄膜配線導体層3を極めて高密度に形成することが可
能となる。
【0033】更に、前記多層配線部4の有機樹脂絶縁層
2に設けたスルーホール8のうち少なくとも最下層に位
置する有機樹脂絶縁層2に設けたスルーホール8はその
開口径が下面側は大きく、上面側は小さくなるように形
成されており、これによってスルーホール8の内壁面に
スルーホール導体9を被着させた場合、スルーホール導
体9と下部に形成されている導電層6とは広い面積で接
合して、両者の接合が強固となり、その結果、基板1に
形成した導電層6と薄膜配線導体層3とのスルーホール
導体9を介しての電気的接続が確実、強固となって信頼
性を高いものとなすことができる。特に、スルーホール
8内に粒径が5〜30μm程度の細かい異物が入り込ん
だとしてもスルーホール導体9とその下部に配されてい
る導電層6とは広い面積で接合しているため前記異物に
よって両者の接合が阻害されることはなく両者の電気的
接続は維持され、これによって基板1に形成した導電層
6と薄膜配線導体層3とのスルーホール導体9を介して
の電気的接続をより確実、強固となすことができる。
【0034】なお、前記開口径が下面側で大きく、上面
側で小さいスルーホール8は有機樹脂絶縁層2を感光性
のエポキシ樹脂で形成した場合、基板1の上部に塗布さ
れた感光性エポキシ樹脂前駆体に対し、露光する条件を
制御することによって形成される。この場合、有機樹脂
絶縁層2に設けるスルーホール8はその開口径を下面側
は大きく、上面側は小さくなるようにすることからスル
ーホール8の下部に有機樹脂絶縁層2の一部が多量に残
ることはなく、これによってもスルーホール8の内壁面
に被着されるスルーホール導体9を介しての導電層6と
薄膜配線導体層3との電気的接続を高信頼性となすこと
ができる。
【0035】また、前記有機樹脂絶縁層2に形成される
スルーホール8は、その内壁面と有機樹脂絶縁層2の下
面とがなす角度θが60°>θとなると、スルーホール
8の内壁面にスルーホール導体9を均一厚みに被着させ
るのが困難となる傾向にあり、また80°<θとなると
スルーホール導体9と下部の薄膜配線導体層3との接合
面積が狭くなり、両者を強固に接合させるのが困難とな
る傾向にある。従って、前記有機樹脂絶縁層2に形成さ
れるスルーホール8は、その内壁面と有機樹脂絶縁層2
の下面とがなす角度θを60°≦θ≦80°としておく
とことが好ましい。
【0036】更に、前記スルーホール8を有する有機樹
脂絶縁層2はその各々の厚みが100μmを超えると感
光性エポキシ樹脂前駆体に露光、現像処理を施すことに
よってスルーホール8となる穴を形成する際、或いは有
機樹脂絶縁層2にフォトリソグラフィー技術を採用する
ことによってスルーホール8を形成する際、光の広がり
やエッチングの加工時間が長くなってスルーホール8を
所望する鮮明な形状に形成するのが困難となり、また5
μm未満となると有機樹脂絶縁層2の上面に上下に位置
する有機樹脂絶縁層2の接合強度を上げるための粗面加
工を施す際、有機樹脂絶縁層2に不要な穴が形成され、
上下に位置する薄膜配線導体層3に不要な電気的短絡を
招来してしまう危険性がある。従って、前記有機樹脂絶
縁層2はその各々の厚みを5μm乃至100μmの範囲
としておくことが好ましい。
【0037】また更に、前記多層配線部4の各薄膜配線
導体層3はその厚みが1μm未満となると各薄膜配線導
体層3の電気抵抗が大きなものとなって各薄膜配線導体
層3に所定の電気信号を伝達させることが困難なものと
なり、また40μmを超えると薄膜配線導体層3を有機
樹脂絶縁層2に被着させる際、薄膜配線導体層3内に大
きな応力が内在し、該内在応力によって薄膜配線導体層
3が有機樹脂絶縁層2より剥離し易いものとなる。従っ
て、前記多層配線部4の各薄膜配線導体層3の厚みは1
μm乃至40μmの範囲としておくことが好ましい。
【0038】かくして、本発明の多層配線基板によれ
ば、基板1の上面に被着させた多層配線部4上に半導体
素子や容量素子、抵抗器等の電子部品を搭載実装させ、
電子部品の各電極を薄膜配線導体層3に電気的に接続さ
せることによって半導体装置や混成集積回路装置とな
り、基板1に形成されている導電層6を外部電気回路に
接続すれば半導体装置や混成集積回路装置は外部電気回
路に電気的に接続されることとなる。
【0039】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれ
ば種々の変更は可能であり、例えば、上述の実施例にお
いては基板1の上面のみに有機樹脂絶縁層2と薄膜配線
導体層3とから成る多層配線部4を設けたが、多層配線
部4を基板1の下面側のみに設けても、上下の両面に設
けてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の多層配線基板によれば、有機樹
脂絶縁層に設けるスルーホールの開口径を下面側は大き
く、上面側は小さくなるようにしたことからスルーホー
ルの内壁面にスルーホール導体を被着形成した場合、ス
ルーホール導体とその下部に配されている導電層とは広
い面積で接合して、両者の接合が強固となり、その結
果、基板に形成した導電層と薄膜配線導体層とのスルー
ホール導体を介しての電気的接続が確実、強固となって
信頼性を高いものとなすことができる。特に、スルーホ
ール内に粒径が5〜30μm程度の細かい異物が入り込
んだとしてもスルーホール導体とその下部に配されてい
る導電層とは広い面積で接合しているため前記異物によ
って両者の接合が阻害されることはなく両者の電気的接
続は維持され、これによって基板に形成した導電層と薄
膜配線導体層とのスルーホール導体を介しての電気的接
続をより確実、強固となすことができる。
【0041】また本発明の多層配線基板によれば、有機
樹脂絶縁層に設けるスルーホールの開口径を下面側は大
きく、上面側は小さくなるようにすることからスルーホ
ールの下部に有機樹脂絶縁層の一部が多量に残ることは
なく、これによってもスルーホールの内壁面に被着され
るスルーホール導体を介しての導電層と薄膜配線導体層
との電気的接続を高信頼性となすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層配線基板の一実施例を示す部分拡
大断面図である。
【符号の説明】
1・・・・基板 2・・・・有機樹脂絶縁層 3・・・・薄膜配線導体層 4・・・・多層配線部 6・・・・導電層 8・・・・スルーホール 9・・・・スルーホール導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電層を有する基板上に、有機樹脂絶縁層
    と薄膜配線導体層とを交互に多層に積層して成る多層配
    線部を設けるとともに前記導電層と薄膜配線導体層とを
    有機樹脂絶縁層に設けたスルーホールの内壁面に被着さ
    れているスルーホール導体を介して接続してなる多層配
    線基板であって、前記有機樹脂絶縁層に設けたスルーホ
    ールは下面側の開口径が上面側の開口径に比べて大きい
    ことを特徴とする多層配線基板。
  2. 【請求項2】前記スルーホールの内壁面は、該内壁面と
    有機樹脂絶縁層の下面とが60°乃至80°の角度とな
    るように傾斜していること特徴とする請求項1に記載の
    多層配線基板。
JP25210097A 1997-09-17 1997-09-17 多層配線基板 Pending JPH1197848A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227967A (ja) * 2007-04-27 2007-09-06 Hitachi Ltd 半導体モジュールおよびその製造方法

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