JPS5831327B2 - 動物用医薬組成物 - Google Patents

動物用医薬組成物

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JPS5831327B2
JPS5831327B2 JP55070706A JP7070680A JPS5831327B2 JP S5831327 B2 JPS5831327 B2 JP S5831327B2 JP 55070706 A JP55070706 A JP 55070706A JP 7070680 A JP7070680 A JP 7070680A JP S5831327 B2 JPS5831327 B2 JP S5831327B2
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antibiotic
medium
growth
microorganisms
agar
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JP55070706A
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ウイリアム・マツクス・スターク
ロバート・エル・ハミル
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Eli Lilly and Co
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Publication date
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Publication of JPS5831327B2 publication Critical patent/JPS5831327B2/ja
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    • A61K36/06Fungi, e.g. yeasts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • A61P31/04Antibacterial agents

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗生物質A−2315、更に詳しくは新規中性
含窒素抗生物質A−2315を含有するヒトを除く動物
用医薬組成物に関する。
本発明の抗生物質A−2315はアクチノプレーンズ属
に属する新規微生物、特にアクチノプレーンズ・フィリ
ッピネンシス(Actinoplanesphilip
pinensis ) NRRL 5462を深部好気
性条件下で、活性物質が実質的量で得られるまで培養す
ることによって得られる。
生成した抗生物質は培養液を沢過し、好ましくはこれを
有機溶媒で抽出し、活性アルミナまたはシリカゲル上刃
ラムクロマトグラフィーで精製することにより、無定形
固体として単離することができる。
本発明の抗生物質A−2315は抗菌剤として有用であ
って、特にダラム陽性のストレプトコッカス菌に対して
著しい抗菌活性を示す。
また、抗生物質A−2315は歯触症および歯根膜症を
誘発する微生物を抑制する効果を有する。
なおまた、抗生物質A−2315は家禽飼料に配合する
とき発育を促進せしめる効果があり、加うるに植物用殺
菌剤として有用である。
抗生物質A−2315は白色、無定形固体であって、質
量スペクトル分析によれば分子量503.2638であ
り、元素分析結果は次のとおりである:C161,51
%;H17,51%;N、3.69%:0.21.53
%。
上記分子量および元素分析結果に基づき、A−2315
に対して実験式:C26H37N307が与えられる。
水−ジメチルホルムアミド66%中、A−2315の電
気滴定の結果から、測定し得る基の存在は認められない
メタノール溶媒(メタノール容量当りA−2315の濃
度0.375重量%)中、27℃におけるA2315の
比旋光度は一132°である。
クロロホルム中におげろA−2315の赤外吸収スペク
トルは、次の極大吸収を有する(単位波長ミクロン、W
は「弱」、mは「中程度」、Sは「強」を表わす) :
2.81 (w)、2.99(w〜m)、3.38(
m)、5.82(m)、6.02(s)、6.20(w
)、6.30(m)、6.40(w)、6.66 (r
rr−s )、6.82(w)、6.94(w〜m)、
7.05(w)、7.30 (w −m )、7.71
(w)、s、 s s (w−m )、9.11 (w
−m )、10.41 (m )、10.89 (w−
m )、11.14(W〜m)μO 抗生物質A−2315の95%エタノール中における紫
外吸収スペクトルは214mμ (ε40.200)において最大吸収を示し、その吸収
値(E1%)は799である。
1crI′L 抗生物質A−2315はメタノール、エタノール、高級
アルコール、その他大抵の有機溶媒に可溶であるが、水
には微l溶である。
下記溶媒系のペーパークロマトグラフィに検出微生物と
してサルシナ・ルテアを使用し、抗生物質A−2315
のRf値を測定した結果を次に示す: Rf値 溶 媒 系 0.19 ylチルエチルケトン:ベンゼン:水(
1:5:1)、(上層)。
0.91 水飽和ブタノール 0.91 水飽和ブタノールおよび2%p−)ル エンスルホン酸 0.56 水飽和メチルイソブチルケトン 0.60 水飽和メチルイソブチルケトンおよび 2%p−トルエンスルホン酸 0.83 水:メタノール:アセトン(12:3: 1)を水酸化アンモニウムでpH 10,5に調節し、次いでリン酸でpH 7,5に調節。
え※0.75 メチルイソブチルケトン1%、水酸化 アンモニウム0.5%−水。
0.72 リン酸水素カリウム17.4グ ール30m1/水100017110 エタノ 0.65 塩化ナトリウム7%−メチルエチルケ トン2,5%−水 0.84 プロパツール:水(1:9)0.90
ブタノール:エタノール:水(13,5:15:150
) 抗生物質A−2315をアミノ酸分析すれば装置のアラ
ニンを放出する。
抗生物質A−2315は2種の水酸基を含み、これを常
套の方法たとえハヒリジン中、無水酢酸でアセチル化す
ることにより、そのエステル誘導体を形成せしめること
がテキル。
このエステル誘導体も抗生物質として有用である。
前記のごとき物理的データと構造解明のための研究に基
づき、A−2315に対し下記のごとき仮定的構造を提
案することができる。
この構造は確信をもって決定されるものではないが、事
実に基づく仮説として単的に表わされるものと理解する
ことができる。
抗生物質A−2315はある種の微生物の発育を抑制す
る作用を有する。
抗生物質A−2315の微生物発育を抑制する濃度は種
々の試験方法により決定することができる。
試1験法および試験結果を次に示す。
(1)円形平板スクリーニング試験法 寒天平板に試験微生物を接続したものを使用する。
直径6間の円形板(容量0.02rrLl)に抗生物質
溶液のfog’2希釈液を飽和させる。
円形板の含有量は使用する溶液濃度の1150、即ち1
500μ? / ml濃度の溶液から抗生物質30μ2
の固形板含量が得られる。
上記のごときディスクプレートを使用し、抗生物質A−
2315の微生物抑制試験をした結果を第1表に示す。
実験的に感染せしめたマウスの治療効果試験を行うに先
立って、抗生物質A−2315の病原性グラム陽性微生
物に対する希釈培養液の効果を確認するため試験を行っ
た。
す。
その結果を第■表に示 実験的に細菌に感染せしめたマウスに抗生物質A−23
15を皮下投与し、生体内試験を行った結果、A−23
15は抗微生物活性を有することが見出された。
感染マウスに対し、抗生物質A−2315の2投与量を
投与した時のED5o値(供試動物の50%を生存せし
めうる有効投与量(ワレン・ウィックら著ジャーナル・
オプ・バクテリオロジー第81巻233〜235頁(1
961年)参照))を次に示す。
スタフィロコッカス・アラレ 90■/に9ウス
3055 ストレプトコッカス・ピオゲ 831nfj/に
9ネス シフロコツカス・ニューモニ > 1 ’66 m9
/ky工(パークI) マウスに対し抗生物質A−2315を経口もしくは皮下
投与し、その急性毒性を試験した結果、そのLDo値は
5001n9/に9より犬、マウスに対し抗生物質A−
2315を履腔内に投与し、その急性毒性を試験した結
果、そのLD、。
値は400即/に9より犬であった。
抗生物質A−2315の他の有用性は家禽に対し病原性
を有する微生物:ミコプラズマ・ガリセプテイクム(M
ycoplasma gallisepticum
)に対し抗菌活性を有することである。
タイロシンに対し抵抗性を有する上記菌に対する抗生物
質A−2315の活性は特に重要な点である。
この点について、希釈培養液の生体外試験によって決定
された最少抑制濃度を第■表に示す。
ひよこにおけるミコプラズマ・ガリセプテイクム感染の
治療: ミコプラズマ・ガリセプテイクム(MG)に感染したひ
よこに、エタノールに溶解したA−2315を5Iv/
−羽(150m9/に9 )の割合で注射することによ
り治療した。
16日後にひよこを殺し、体重増加、生存ひよこにおけ
る肺胞のうの病変およびMG抗体の出現率からA−23
15が有効であることがわかった。
更に、ミコプラズマ・ガリセプテイクムに感染した鶏に
抗生物質A−2315を投与した場合には、若干体重が
増加し、且つ生残り鶏中に気嚢の障害例が減少する。
ポリエチレングリコール200中に配合して抗生物質製
剤を調製し、これを鶏の首に皮下注射したところ、初期
に死亡した鶏中、首の部分に僅かに出血があった外は、
毒性の徴候は認められなかった。
結果を第■表に示す。第■表から明らかなように、本発
明は家禽におけるミコプラズマに起因する症状に対し有
効なる抗菌剤を提供するものである。
抗生物質A2315を約50〜500■/に9(動物体
重)の投与量で非経口的もしくは経口的に投与するとき
、家禽がミコプラズマから保護される。
呼吸器病に対し予防あるいは治療目的のために使用する
ときは、適当濃度の抗生物質A−2315を通常の動物
飼料に配合するのが好都合である。
本発明の他の利点は、抗生物質A−2315が歯根膜症
の進行を助長する微生物の発育を抑制する効果を有する
ことである。
希釈培養液試験によれば、A−2315はその1〜2μ
り/rrLlノ濃度で菌蝕性微生物:ストレプトコッカ
ス・ムタンズ(5treptococcus muta
ns )の発育を抑制し、また0、1μf/rul以下
の濃度で歯触性線維状桿菌を抑制する。
抗生物質A−2315溶液は次の試験で例証されるごと
く、歯触性微生物を抑制する効果がある:シュクロース
5%を含有する栄養液を試験管に入れ、歯触性微生物を
接種してこれを培養する。
栄養液表面下まで達するように細いガラス棒を上記試験
管内に挿入し、37℃で一夜培養して人工的な斑点の層
(主として細胞およびデキストランから成る。
)をガラス棒の表面上に形成せしめる。次いで種々の濃
度のA−2315を含む溶液中にこのガラス棒を挿入し
、5.10および15分間抗生物質溶液に接触せしめる
その後このガラス棒を滅菌脱イオン水に浸してすすぎ、
シュクロースおよびブロモチモールブルーを含む無接種
媒体中、37℃で一夜培養する。
かかる操作によりシュクロースを含む媒体中、微生物が
発育した時に生成する酸のため、ブロモチモールブルー
が緑から黄に変色することを指媒として微生物発育の有
無を検出する。
発育が検出されないときは抗生物質が微生物を死滅せし
めたことを示す。
上記試験法により、歯触性ストレプトコッカスsp、を
使用して斑点層を形成したガラス棒を作威し、これを抗
生物質A−2315の0.1%溶液に5分間程度接触せ
しめた結果、A−2315は上記歯触性菌に対して有効
であることが見出された。
この抗生物質A−2315は歯触性微生物および歯根膜
症に関連する微生物に対し活性を有するから、これらの
症状を抑制し得る濃度においては腔用予防剤たとえば歯
磨き用ペースト、粉剤もしくはゲルあるいは口腔洗浄剤
などに配合するのが適当である。
一般にA−2315約1〜15%を含有する製剤が歯触
性微生物を抑制するために有効である。
抗生物質A−2315の他の有用なる特性は動物の肥育
目的を改善し得る性質である。
A−2315を45.4P/)ンの濃度で肥育鶏の飼料
に添加して使用するとき、添加から10日後の平均体重
増加量が1591であるのに対し、添加しないものの平
均体重増加は1431であった。
抗生物質A−2315を与えた鶏の飼料変換率(給飼量
/体重増加量)は1.44であるのに対し、抗生物質を
与えなかった鶏のそれは1.53である。
抗生物質A−2315の体重増加を促進せしめる性質は
肥育目的のため特に有用である。
この抗生物質を発育促進剤として使用するときは、これ
を適当な濃度で通常の動物飼料中に配合するのが好都合
である。
抗生物質A−2315を飼料トン当り約20〜50fの
濃度で動物に投与するとき、発育促進剤として典型的効
果を有する。
本発明の抗生物質A−2315の他の利点は植物用殺菌
剤として有用であることである。
400ppmの濃度の抗生物質A−2315により、豆
さび病菌(ウロミセス・ファゼオリ・バリエタス・テイ
ピカ(Uromyces phaseoii va
r °typica))を接種した豆類植物体を保護し
、炭痕病菌(コレトトリクム・ラゲナリウム(Coll
etotricColletotrichu ) )を
接種1−たきゆうり植物体を保護することができる。
いづれの場合も植物に対する毒性は僅かしか観察されな
かった。
植物体を保護するため、抗生物質A−2315の有効殺
菌投与量を種々の方法、たとえば所望に応じ適当な溶媒
、担体、乳化剤、湿潤剤または表面活性剤を使用し、液
体スプレー剤もしくは粉剤として使用することができる
個々の条件を考慮する必要があるが、約200〜500
ppmの量で植物体に投与するとき、A−2315が典
型的に抗菌剤として有用である。
上記特性から明らかなごとく、抗生物質A −2315
は病原微生物の発育を抑制するため有用である。
従って上記利用法に加うるに、該抗生物質2%程度を含
む溶液はガラス製品の殺菌、歯科的および外科的諸設備
、器具類の殺菌、並びにたとえば病院、食品処理機など
における滅菌状態を維持する必要のある場所における壁
、床、テーブルの表面殺菌に有効である。
本発明の新規抗生物質はアクチノプレーンズ属微生物の
A−2315生態菌株を適当な培地中、好気的深部培養
条件下に、培地が実質的に抗生物質活性を含むまで培養
することによって製造することができる。
培地中に蓄積された抗生物質は当該技術で理解され、使
用されている種々の分離および精製法を適用することに
よりこれを回収することができる。
本発明の新規微生物であるアクチノプレーンズ・フィリ
ッピネンシスNRRL5462は、カンサス州ベルビレ
(Be1lville 、 Kansas )の穀物畑
で採取した土壌試料から分離した。
スプン一杯分を超えないほどの少量の土壌を滅菌ヘトリ
皿に入れ、滅菌水で浸した。
どろが静まったら直ちに、煮沸したキビ(P aspa
lum )草の葉2.3枚を、丁度表面に浮いているか
または一部だけが沈んでいる様な状態になる様に皿に入
れた。
4ないし7日後、双眼解剖顕微鏡(×約100)を用い
、強い直射光下でこれらの葉を調べた。
アクチノプレーンズは、水の表面の空気中に形成した白
いきらきら光る胞子のうによって確認された。
次いで、胞子のうをつげた葉の小片を切り取り、3%の
平らな寒天に移した。
1個の胞子のうを切り取り、純培養を誘導した。
この純粋な貯蔵培養菌を、常法により種々の培養培地に
移植して成長特性および胞子のう形成を調べた。
また、アクチノプレーンズは金繍梅科(Li quid
ambar)の花粉を用いて分離することもできる。
この花粉は表面または表面直下に浮かぶので煮沸した葉
よりも好都合であり、また、アクチノプレーンズは3な
いし4日で花粉表面に現れる。
アクテノプレーンズを付けた花粉は、双眼解剖用顕微鏡
下でこれをつまみあげ、平面寒天に移し、そして純培養
を調製するためVC1個の胞子の5を切りとるのが簡単
である。
この分離法はコーチ(Couch )Kよって記載され
ている( Trans 。
of N−Y、Acad−of Sci 、 16
315−318(1954))。
抗生物質A−2315生産のため有用なる微生物は分類
学的にアクチノプレーンズ・フィリッピネンシス・コー
チ(A c t 1nop 1ane 5philip
pinensis Couch )と命名される新菌
株としての特色を有する。
アクチノプレーンズ属は放線菌目のアクチノプレーンズ
科の1属である。
アクチノプレーンズ科はコーチ(Couch )により
最初に記載された(ジャーナル・オブ・エリシャ・ミツ
チェル・サイエンテフイク・ソサイエテイ第65巻31
5〜318頁(1949年)、同書第66巻87〜92
頁(1950年)、トランザクションズ・オブ・ニュー
ヨーク・アカデミ−・オブ・サイエンス第16巻315
〜318頁(1954年)、ジャーナル・オブ・エリシ
ャー・ミツチェル・サイエンテフイク・ソサイエテイー
第71巻148〜155頁および269頁(1955年
)、バーシーズ・マニュアル・オブ・デイタミネイテブ
・バクチリオロジー第7版825〜829頁(1957
年)、ジャーナル・オブ・エリシャー・ミッチェル・サ
イエンテフィク・ソサイエテイ第79巻53〜70(1
963年)参照)。
アクチノプレーンズ属のA−2315生脆菌株の菌学的
研究に取入れられた方法はザ・インターナショナル・ス
トレプトミセス・プロジェクトにより推奨される方法並
ひに分類学で通常使用される補足試験法と同様なもので
ある。
(シャーリング(E、B、Shirling)およびゴ
ツトリーブ(D。
Gottlieb)著rメソヅ・フォア・キャラクタラ
イゼイション・オブ・ストレプトミセス・スペイシーズ
」インターナショナル・プレテン・オブ・システミク・
バクテリオロジー第16巻313〜340頁(1966
年)参照)。
次に本発明において使用するアクチノミセス・フィリッ
ピネンシスNRRL 5462菌の菌学的特性について
述べる。
形態学的特性: 発育菌糸体 合成および半合成寒天培地上の菌糸は最初、短く、僅か
に分枝しており、隔膜を有し、その直径は0.2〜1.
2μmである。
約2週間後のコロニは寒天培地中により深く広がった菌
糸基質から垂直的に延びてよく識別できる塊より成るも
のであるかあるいは垂直的菌糸が不明瞭で、より短く、
僅かにムコイド状の塊より成ることもある。
よく識別できる垂直的菌糸塊を有するコロニーにおいて
、菌糸体は緻密で僅かに発育した皮状発育体を形成する
より短い菌糸を有するコロニーの菌糸体は明瞭なドーム
形の発育体を形成する。
いかなる培地上でも気生菌糸は生育しない。
胞子溝はドーム形コロニー表面上で多数形成される。
胞子溝 半合成アミオーヘンセン寒天上で豊富に胞子溝を形成す
る。
これは17〜19°Cで接種約2〜4週間後に現われる
非常に短い胞子嚢柄(寒天表面上菌糸の端末部分)上に
胞子溝が1個づつ形成される。
胞子溝は球形、やや球形もしくは僅かに扇形のこともあ
り、比較的小形で直径4〜10μmである。
胞子溝は球形に近い胞子嚢胞子20〜40個を含み、こ
の胞子は胞子嚢中で不明確な1個もしくはそれ以上のコ
イル状をなして配夕1ルている。
胞子嚢胞子は成熟゛時の直径約1.0μ椛である。
胞子溝の裂開は個々の胞子溝の完全または部分的破壊に
より起ると考えられる。
水中に入れて10〜15分後、典型的球形に膨潤し始め
、嚢・壁の崩壊により胞子を放出する。
通常、胞子は直ちに運動することはないが、約5分以内
に低部の硬毛によって活発に運動するようになる。
培地上の外観: ザペツク溶液−寒天 発育は良好。
4週間で1接種点から直径約0.75Cr/Lのコロニ
ーを形成する。
気生菌糸は観察されない。
コロニーは一般に平らで、中心部が僅かに隆起している
コロニーの色は温和なオレンジ色である。
まれに胞子溝が観察される。ペプトンーザペツク溶液−
寒天 発育は良好。
4週間で1接種点から直径約1.0儂のコロニーを形成
する。
気生菌糸は観察されない。
コロニーは僅かに隆起し、幾らから旋状もしくは不規則
なでこぼこがある。
胞子溝は観察されない。
アミオ・ヘンセン−寒天 発育はかなり良好。
4週間で1接種点から直径約0.5CrrLのコロニー
を形成する。
気生菌糸は観察されない。
コロニーは円形、十字形または星形で、中心部に陥没も
しくは割れ目を有する。
コロニーの色は暗灰色ないし灰白色である。
胞子溝は17〜19℃で培養したコロニー上に多数、比
較的高い温度で培養したコロニー上に少数形成される。
種々の培地上の培養特性を第7表に示す(略号ICPは
インターナショナル・ストレプトミセス・プロジェクト
・メデア(シャーリング・アンド・ゴツトリープ)を示
す)。
NRRL 5462の細胞膜化学はアクチノプレーンズ
・フィリッピネンシス・スツアミスッロ・アンド°グツ
ダー(Actinoplanes philippin
ensisSzaniszlo and Goode
r ) 1967のそれと非常に類似する。
細胞膜を100℃で18時間、6N塩酸1mlで加水分
解した後、得られた残漬のアミノ酸およびアミノ−糖自
動分析を行った結果、細胞膜中にグルコサミン、ムラミ
ン酸、グリシン、アラニンおよび2・6−ジアミノピメ
リン酸※ ※(DAP)が多量に存在することが判明した。
2・6−ジアミツー3−ヒドロキシ−ピメリン酸(HD
AP)が存在しないことは著しい特色である。
アクチノフレーンズ・フィリッピネンシスNRRL54
62とアクチノプレーンズ・フィリッピネンシス・スツ
アミスツロ・アンド・ブラダ−の細胞膜中のアミノ酸を
比較した結果を第■表に示す。
細胞膜を100℃で2時間、2N硫酸2mlで加水分解
した後、得られた残漬のペーパークロマトグラフィーを
行った結果、細胞膜中に検出し得る量でグルコース、ガ
ラクトース、マンノース、アラビノース、キシロースお
よびラムノースなどの単糖類の存在することが確認され
tうこれらの糖類はアクチノプレーンズ・フィリッピネ
ンシス・スツアミスツロ・アンド・ブラダ−中にも見出
される。
生理学的性質: (1)カタラーゼ生産*1 +(2)
ゼラチンの液化 +(3)メラニン
様色素の生成*2 ISP 應1 + ISP A6 + ISP A、7 +改良ISP
167 (4)NaC1耐性(%)*31 (5)スターチの加水分解*4 +(6)
脱脂牛乳の加水分解 + (7)脱脂牛乳のペプトン化 (8)生育温度範囲*5 10〜37℃ * 1 : Blazevicの方法(B 1azev
ic −D−J。
およびG −M 、Ederer 、l 975、’
Pr1nciples □f Biochemical
Tests in Diagnostic Micro
biology?J ohn Wi lay and
S ons ・I nc −1NewYork、pl
36 )に従い、新鮮な寒天斜面培地の表面にH2O2
を加え、酸素 の放出を観察することにより測定した。
*2:メラニン様色素生産(クロモジエネシティー)は
I SP Al (トリプトン−イーストエキスブロ
ス培地)、 l5PA6(ペプトン−イーストエ キス鉄寒天培地)、l5PA7(チ ロシン寒天培地)および改良ISP &7(チロシンを除去した培地)につ いて調べた。
*3:NaC1耐性は、ISp A2培地に、所望の
濃度になるまでNaC1を添加す ることにより測定した。
*4:スターチの加水分解はISP A、4(無機塩
類−スターチ寒天培地)プレ ート上、スターチの存在を沃素で検出 することにより測定した。
*5:生育温度範囲は、所定の温度でl5PA2のブレ
ートを14日間インキュベ ートすることにより測定した。
A−2315を生産する微生物を前記分類学的記載に基
づきアクチノプレーンズ・フィリッピネンシス・コーチ
という新菌株として分類した。
この菌はグルコース・アスパラギン寒天培地上で胞子溝
を生産せず、3種の培地上で色が僅かに異なる点におい
て、この種に関する従来の刊行物における記載とは異な
るが、これらの差異は菌株間の変異を示すものであって
、種間差異を示すものではない。
抗生物質A−2315を生産するために有用なアクチノ
プレーンズ属微生物の菌株はアメリカ合衆国イリノイ州
61604ペオリアに住所を有する農務省ジ・アグリカ
ルチュラル・リサーチ・サービス・ノーザン・マーケツ
テング・アンド・ニュートリジョン・リサーチ・デビジ
ョンにアクチノプレーンズ・フィリッピネンシスNRR
L5462として寄託されており、一般に分離可能であ
る。
また、本菌株は千葉市稲毛東5丁目8番1号、工業技術
院微生物工業技術研究所に委託番号第2181号として
寄託されている。
前記のごとく、アクチノプレーンズ・フィリッピネンシ
ス・NRRL5462はこれを培地中で発育させること
により抗生物質A−2315を生差することができる。
培地としては種々の培地を使用できるが、生産上の経済
性、抗生物質の生産量、抗生物質分離の容易性などの点
から、ある特定の培地を使用するのが好ましい。
たとえば、炭水化物源としてグルコースが好ましく、窒
素源として大豆粉が好ましい。
培地に配合すべき栄養無機塩はナトリウム、カリウム、
アンモニウム、カルシウム、リン酸、塩酸、硫酸、酢酸
、炭酸などのイオンを生ずることのできる常套の塩であ
ってよい。
加うるに、発育要素源たとえばデイステラーズソリュー
ブル、酵母エキスを包含せしめることによって好都合な
結果を得ることができる。
他の一般の微生物の生長および発育に必要な微量の必須
元素もまた本発明で使用するアクチノプレーンズ属の微
生物用培地に含有せしめる必要がある。
かかる微量元素は通常、他の培地成分の添加に伴って不
純物として供給される。
培地の初期pHは広範囲に変えることができる。
しかし、微生物の接種に先立ち、培地のpHを6.5〜
7.3の範囲に調節するのが好ましく、この範囲は使用
する培地に依存する。
最終pH値は少なくともある程度、培地の初期pH1培
地に存在せしめた緩衝剤、微生物の培養時間により決定
される。
実質的な収量で抗生物質A−2315を生産するために
は、好ましくは大型タンクを使用し、深部好気性条件下
に発酵させる。
少量の抗生物質を得るときは振盪フラスコによって発酵
を行う。
大型タンクに微生物を胞子型で接種したときは通常、接
種から抗生物質産生までに時間のずれがあるから、かか
る場合は発育用接種材料を使用するのが好ましい。
この発育用接種材料は少容量の培地に微生物の胞子型ま
たは菌糸体の小片を接種し、新鮮で且つ発育活性を有す
る培養菌を得ることにより製せられる。
次いでこの発育用接種材料を更に大きいタンクに移す。
この発育用接種材料を発育させるための培地は更に大規
模な発酵に使用するものと同一のものであってよいが、
他の培地を使用してもよい。
A−2315を生産する微生物は約20〜40℃で発育
させることができる。
約30℃でA2315の最適生産を行うことができる。
液中、好気培養法で通常行われているように、滅菌空気
を培地に吹き込む。
微生物を能率的に発育せしめて抗生物質A−2315を
得るためには、A−2315生産タンク中に導入する空
気容量は培地1容当り約0.1容量分とするのが好まし
い。
空気容量は培地1容当り約0.2〜0.8容量分とする
とき最適発育を与える。
発酵処理の間、発酵液の試料を採取し、本発明の抗生物
質に敏感であることが知られている微生物に対する抗生
物質活性を試験することにより、抗生物質の産生を監視
することができる。
この試験に使用される微生物の1例としてサルシナ・ル
テナを挙げることができる。
この生物学的試験法は寒天平板培地上置形紙試験法によ
って好都合に行うことができる。
大型タンクまたは振盪フラスコ発酵において通常、2〜
6日以内に本発明抗生物質の最高生産量を与える。
通常20〜96時間以内に最高抗生物質活性が与えられ
る。
抽出および吸着法により、培地中に存在しうる他の物質
から抗生物質A−2315を分離、回収することができ
る。
濾過後、最初にA−2315を回収するためには、抽出
法が好ましい。
濾過した塩基性発酵液から抗生物質を分離するための適
当な溶媒はクロロホルムであるが、通常使用する他の溶
媒であっても満足な結果が得られる。
次いでA−2315を更に精製するため、吸着剤たとえ
ば活性炭、ポリアミド樹脂、シリカゲル、セファデック
スLH−20、アンバーライトXAD重合吸着剤を使用
、吸着および溶出法を行うことにより好都合にA−23
15を分離することができる。
次に参考例および実施例を挙げ本発明を更に具体的に説
明する。
但し、本発明方法の技術的範囲が実施例に記載の範囲に
制限されるものと理解されてはならない。
参考例 I A、振盪フラスコ発酵によるA−2315の製造:組成
: 予め煮沸処理後、乾燥したオー)ミール 60.1’;完全に粉砕した醸造用乾燥酵母2.52;
リン酸水素カリウム1.0f;ザペツク(Czapek
)の鉱物原料*5.Oml;寒天2540グ;脱イオ
ン水1100.0rn10 (*ザペツクの鉱物原料の組成:硫酸第一鉄・7水塩(
濃塩酸2ml溶液中)2.0P;塩化カリウム100.
0P;硫酸マグネシウム・7水塩ioo、oy;脱イオ
ン水を加え全量を1000rfLlに調製。
)上記組成を有する寒天斜面培地上、アクチノプレーン
ズ・フィリッピネンシスNRRL5462培養物を調製
する。
即ち上記組成の培地を水酸化ナトリウム溶液でpH約6
.2〜7.3に調節する。
オートクレーブ中、120℃(圧力15〜20ボンド)
で30分間処理して滅菌する。
この処理によりpH6,7の培地を製る。この培地から
常套の方法に従って斜面培地を製する。
得られた斜面培地にアクチノプレーンズ・フィリッピネ
ンシスNRRL5462を接種し、30℃で10〜40
日間培養する。
培養物はこれを培地上で胞子形成せしめる目的を有する
ものでないから、潜在的発育中心点の数を増加せしめる
ため、平らで鋭利な接種針で菌糸体業落を柔らかにする
必要がある。
この培養物に肉汁を加え、これを滅菌枠で注意しながら
混ぜ合わせて菌糸懸濁物を作る。
この懸濁物を凍結乾燥用の管6個に入れ、凍結乾燥菌株
を調製する。
次の組成を有する発育培地507721に上記凍結乾燥
ペレット1個を接種するニ ゲルコース10.0グ;ポテトスターチ30.Ot;大
豆粉20.0?:脱脂綿実粉20.0?:炭酸カルシウ
ム2.0f;水道水1100rIl10接種を終った発
育培地を250rnlフラスコ中、回転振盪機上250
rpmで回転しながら30℃で72時間培養する。
前記と同一の組成を有する第2段工程の発育培地200
m1に、前段で培養した発育用培地10m1を接種する
第2段工程の培地を10100Oフラスコ中、回転振盪
機上25 Orpmで回転しながら30℃で24時間培
養する。
B、タンク発酵によるA−2315の製造ニゲルコース
1.0%:ポテトスターチ4.0%;糖蜜0.5%;可
溶性肉ペプトン4.0%;酵素−加水分解カゼイン0.
4%:大豆粉1.0%:硫酸マグネシウム03%;炭酸
カルシウム0.2%;消泡剤(グラ・コーニング)0.
02%;水道水を加え全量を25000mlにする。
上記組成を有する抗生物質製造用滅菌培地25000T
Llに、前記Aに記載の第2段工程で製せられた発育用
培地200m1を接種して培養する。
即ち先ず、培地をオートクレーブ中、圧力15〜20ポ
ンド、温度120℃で30分間滅菌した後、培地をpH
6,4に調節する。
接種した製造用培地を40000m1発酵タンク中、3
0℃で4日間発酵させる。
この間、発酵培地容量に対し、1分間当り1/2容の速
度で滅菌空気を通して発酵培地を通気し、常套の攪拌機
(400rpm)で攪拌する。
C,A−2315の分離 上記Bの操作により、25000mlタンク培養物から
得られた全発酵液に濾過助剤を加えてこれを濾過する。
濾液を2N水酸化ナトリウムでpH8,5に調節する。
得られた溶液をクロロホルム2/3容で抽出する。
クロロホルム抽出物を減圧下に濃縮し、攪拌しながら石
油エーテル(スケリソルプF)20容を徐々に加える。
沈殿を濾取し、減圧下に乾燥して粗抗生物質3131を
得る。
この粗抗生物質を酢酸エチル100m1に溶解し、塩基
性アルミナ(ドイツ国エシュウエーゲ市所在、エム・ウ
エルム社製)カラム(直径2の、長さ100CrrL)
に通す。
ガラムを酢酸エチル300TIllで洗い、酢酸エチル
:エタノール(19:1)で溶出して活性物質A−23
15を含む分画を得る。
これらの分画を集め、減圧下に蒸発乾燥する。
この残渣を少量のクロロホルムに溶解し、溶液を石油エ
ーテル(スケリソルプF)20容に加えて活性物質を沈
殿させる。
沈殿を濾取し、減圧下に乾燥して抗生物質A2315を
1,631得る。
試験微生物としてサルチナ・ルテナを使用し、濾紙−円
形寒天−プレート試験法により、またシリカゲル上、展
開系として酢酸エチル:エタノール(9:1)を使用す
る薄層クロマトグラフィーおよびバイオオートグラフィ
ー用微生物としてサルチナ・ルテナを使用する試験法に
よって活性物質の溶出を監視するか、または活性物質を
検出するためにヨー素蒸気処理もしくは硫酸スプレー法
を行う。
参考例 2 シリカゲルを使用する抗生物質A−2315の精製: 前記実施例ICの操作に従って活性物質を石油エーテル
で沈殿させ、抗性物質A−2315の粗生成物51を分
離する。
この生成物を酢酸エチル約10rnlおよび充分量のメ
タノールに溶解して清澄な溶液を得る。
この溶液をシリカゲル(メルク製)(酢酸エチル充填)
3005’を含むカラム(直径5crrL、長さ90c
m)に加える。
次いでカラムを酢酸エチル25000mA’で洗い、不
純物を除く。
酢酸エテル:エタノール(95:5)を溶出液とし、A
−2315活性成分をカラムから溶出する。
これらの活性分画を合し、減圧下に濃縮乾固し、白色粉
末として2.OfのA−2315を得る。
上記溶媒系を使用して溶出し、淡黄色粉末として更に0
,8グのA−2315を得る。
実施例 1 豚赤・痢のA−2315による制御: 豚赤痢は結腸に限定される豚の下痢疾患であり、トレポ
ネーマ・ヒオジセンテリアエ(T reponemah
yodysenteriae )によって発病する。
この病気は世界中でみられ、死亡および成長阻害のため
経済的損失をもたらしている。
豚赤痢は、豚赤痢にかかった豚から調製した結腸の掻爬
物および内容物の塩水懸濁液を豚に経口投与して感染さ
せることにより、簡単に発病させることができる。
32頭の離乳した豚を、1つの豚小屋に入れた豚の平均
体重が他の小屋のものと同じ程度になる様に、1つの小
屋に4頭づつ入れた。
2つの小屋の豚に&i、A−2315を100グ/lの
割合で含有する飼料を与えた。
同様に、別の2つの小屋の豚には50S’/l、さらに
もう2つの小屋の豚には25P/lのA−2315を含
む飼料を与えた。
残りの2つの小屋の豚にはA−2315を含まない同じ
飼料を与えた。
2.3日後、全ての豚に結腸物質を経口投与した。
毎日豚の生死を観察し、6週間後に生き残った豚を殺し
た。
死んだ豚の全てについて、豚赤痢を示す結腸の病変を検
査した。
その結果を以下の第■表に示す。
第■表から明らかな様に、A−2315は25P/lの
投与量で豚赤痢の制御に有効であることがわかる。
別のロットのA−2315を用い、50.25および1
0f/lの割合で投与するほかは上記と同じ試験を行な
ったところ、全ての投与量において極めて有効であると
いう結果を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 抗生物質A−2315を必須成分として含有するヒ
    トを除く動物用抗菌剤組成物。
JP55070706A 1972-07-31 1980-05-26 動物用医薬組成物 Expired JPS5831327B2 (ja)

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