JPS5949263B2 - 電着塗装法 - Google Patents

電着塗装法

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JPS5949263B2
JPS5949263B2 JP49067460A JP6746074A JPS5949263B2 JP S5949263 B2 JPS5949263 B2 JP S5949263B2 JP 49067460 A JP49067460 A JP 49067460A JP 6746074 A JP6746074 A JP 6746074A JP S5949263 B2 JPS5949263 B2 JP S5949263B2
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resin
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JP49067460A
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正明 林
和義 常田
真興 石原
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Dai Nippon Toryo Co Ltd
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Dai Nippon Toryo Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は、水溶性樹脂と粉末状樹脂から成る組成物を用
いる電着塗装法に関する。
更に詳しくは、水に少量の水溶性有機溶剤を加えたもの
を主体とした混合物を媒体とし、架橋性官能基を有する
水溶性アクリル樹脂と、平均粒子径5〜50μの補助的
架橋性官能基を有する粉末状アクリル樹脂とから成る組
成物を、被塗物に電着塗装することにある。
近年、塗料分野において、無公害化、少資源化の観点か
ら、溶剤などの揮発性成分を含有しない粉体塗料、水に
溶解あるいは分散する水系塗料が、活発に研究あるいは
開発されつつある。
このような粉体塗料や水系塗料を用いることによつて意
図されていることは、有害な溶剤による大気汚染、水質
汚濁および引火の危険性などの回避である。
しかして今後予想される公害関係の法的規制の強化、な
らびに溶剤などの将来に於ける資源不足などの理由によ
り、今後ますますこれらの塗料は注目され、発展するも
のと考えられる。
一般に粉体塗料の塗装方法としては、従来は流動浸漬法
、静電噴霧法などが行われている。
しカルて粉末塗料の欠点としては、次の様なものが挙げ
られる。ハ まず、簡単に説明すると粉体塗料の重要な
特性としてはブロッキング性(貯蔵中の固化)と、フロ
ー性(加熱時の平滑性)がある・ところで、一般に樹脂
のガラス転移温度を上げるとブロッキング性は良好にな
るが、フロー性は不良になる。
その逆に樹脂のガラス転移温度を下げるとブロッキング
性は不良になるがフロー性は良好になるという背反する
性質がある。したがつて、これらの諸特性を同時に満足
させるためには、ガラス転移温度の範囲が自ら限定され
、かつ従来の溶剤型塗料や電着塗装用塗料のそれよりも
普通高くしており、それ故フロ一性はやや不良である。
2)粉体塗料に使用される硬化剤は、前記のプロキング
性の観点から、室温で液状のものや、粘着性を有する様
な低分子化合物は使用できない。
したがつて使用できる硬化剤の種類も限定される。3)
通常硬化温度を低温度化するためには、樹脂と硬化剤の
熱線合を低温度で行う必要がある。
しかし低温での練合は作業能率が悪く、かつ適用しても
平滑な塗膜を得ることが困難である。また、樹脂(主剤
)と硬化剤を単に混合するだけでは平滑な塗膜を得るこ
とは困難である。更に10μ前後の薄い塗膜になるよう
適用しても平滑性の良好なものは得られない。前記の如
き粉体塗料が有する各種欠点を改良する意味で、粉末状
樹脂を水あるいは有機媒体中に分散させた組成物も知ら
れている。
該組成物は被塗物上に適当な方法により塗布された後、
必要に応じて焼付けて塗膜とする。
この種の組成物及び塗装方法としては、例えば次のよう
なものが知られている。分散剤としてメチルエチルケト
ンとトリクロルエチレンの混合溶液またはこの混合溶液
に四塩化炭素を加えてなる混合溶液を用い、ナイロン粉
体を分幹させ、目的の被塗物上に電着塗装する方法(特
開昭47−35026)。
水と乳化剤の存在下で単量体を重合させた微粒子状重合
体ラテツクスを電着塗装する方法(特公昭48−348
17)などが知られている。
しかしいずれの場合も粉末状樹脂のみを電気泳動電着さ
せる方法にすぎない。また一方、通常の水溶性樹脂は水
に溶解させるため、その分子中に多量の親水基を導入し
なければならないとか、分子量を余り高く出来ないので
これらの樹脂を展色剤とした塗料の塗膜は耐水性等の塗
膜性能が不十分であるなどという欠点があつた。
しかしてこのような欠点を改良するために、水溶性樹脂
に熱可塑性樹脂微粉末を混合したデイスパージヨン型の
組成物(特公昭39−25283:あるいは電着塗装法
に於いて水溶性塗料に5μ以下の粉末状樹脂を混合した
組成物を用いる方法(特公昭48−21337)等が知
られている。
しかし、いずれの方法も、得られた塗膜の性能が不十分
であるとかあるいは粉末状樹脂が沈澱固化し再分散しな
い等の欠点を有していた。本発明は前記の如き従来技術
の有する諸欠点を改良することを目的とするもので、粉
体塗料及び水溶性樹脂塗料の長所を十分生かした塗装方
法を提供しようとするものである。
即ち本発明は イ)水と少量の親水性有機溶剤を加えた媒体、ロ)カル
ボキシル基、水酸基およびプロツクイソシアネート基か
ら選ばれた架橋性官能基を有し、カルボキシル基の中和
物として前記媒体に溶解している水溶性アクリル樹脂の
1種もしくは2種以上、およびノ))水酸基、N−アル
コキシメチル基、エポキシ基、プロツクイソシアネート
基およびオキサゾリン基から選ばれた加熱により架橋性
官能基と橋かけ反応する補助的架橋性官能基を有し、前
記媒体に分散している平均粒子系が5〜50μの粉末状
アクリル樹脂の1種もしくは2種以上、からなる組成物
を電着浴とし、電気泳動により被塗物表面に該水溶性樹
脂と粉末状樹脂とからなる加熱架橋反応性被膜を形成さ
せることを特徴とする電着塗装法に関する。
つまり本発明は、粉末状アクリル樹脂を水溶性アクリル
樹脂と同時に電気泳動塗装する方法に関し、かくて電着
後の加熱により粉末状アクリル樹脂中の補助的架橋性官
能基と、水溶性アクリル樹脂中の架橋性官能基とが、橋
かけ反応により強固な塗膜を形成するものである。
本発明は従来の粉体塗料に於けるプロツキング性の問題
を解消すると共に、非常に平滑性のある、厚くしかも性
能のすぐれた塗膜を得ようとするものである。
すなわち、粉体塗料の観点からながめれば、次のような
長所を有するものである。
(1)粉体塗料を水に分散することによつて、樹脂のガ
ラス転移温度は従来のものより低くてもプロツキングし
にくくなり、またフロー性も良好になる。
更に水溶性有機溶剤を添加すればフロー性は一層改良す
ることができる。(2)粉体塗料の硬化剤として、いま
まで使用できなかつた水溶性の液体や粘着性を有する様
な低分子化合物も使用することができる。
それ故、より多くの架橋系を選択することができる。(
3)従来の粉体塗料のように樹脂と硬化剤を均一に熱線
合する必要がなく、さらに電着塗装後単に加熱するだけ
で平滑な塗膜を得ることができる。(4) 10μ程度
の薄膜塗装でも良好な平滑塗膜を得ることができる。
このように従来の粉体塗料の欠点が、水溶性塗料を同時
に用いて電着塗装することによつて改良されるのである
一方、従来の電着塗装の観点からながめると、(1)電
着浴中の塗膜形成成分を高濃度にすることにより塗膜を
厚くすることができる。
(2)水溶性樹脂濃度を低くすることができるので廃水
処理などが容易になる。
等の効果を有するである。
しかして前述の如き本発明の各種効果は、特定粉末樹脂
と少量の親水性有機溶剤を用いることにより達成される
のである。
本発明に於て使用される水溶性アクリル樹脂は、それ自
身必ずしも水溶性でなくてもよい。
すなわち親水性有機溶剤に溶解したものが水に可溶性で
あつてもよい。しかし架橋性官能基を有することが必須
である。該樹脂を水溶性にするためには、該樹脂中にカ
ルボキシル基を導入してアミンあるいは無機アルカリで
中和することが必要である。前記水溶性アクリル樹脂が
有する架橋性官能基とは、カルボキシル基、水酸基およ
びプロツクイソシアネート基から選ばれたものである。
当然のことながら前記水溶性アクリル樹脂は、架橋性官
能基を二種以上有する場合も本発明に包合される。
尚、本発明においては、前記水溶性アクリル樹脂に必要
に応じて少量の水溶性メラミン樹脂、水溶性アルキド樹
脂、水溶性ポリブタジエン等の他の水溶性樹脂を混合し
て用いてもよい。
本発明に用いることができる粉末状アクリル樹脂は、従
来の粉体塗料の様に、固形樹脂を機械粉砕したり、溶液
状の樹脂組成物をスプレードライ法や貧溶剤中に撹拌し
ながら投入して微粒化する方法などによつて作製したも
のである。
本発明に於て粉末状アクリル樹脂の粒子径は200μ以
下であり、その平均粒子径は5〜50μ、好ましくは1
0〜30μの範囲に調整したものを使用することが、平
滑性の良好な塗膜を得るために望ましい。更に、前記平
均粒子径において好ましくは平均粒子径10〜30μの
粒子を、全体の75%以上含有するものが適当であるこ
とが判明した。
前記平均粒子径に関し、使用される粉末状アクリル樹脂
の粒子径が5μ以下?は、電着浴中に存在する有機溶媒
の影響により粉末状アクリル樹脂が溶解・膨潤し、電着
浴の粘度が上昇し易く、又電着浴中の粉末状アクリル樹
脂が固化し再分散しないなど浴組成物の貯蔵安定性が著
しく不良となる。一方、粒子径が200μ以上のものが
含まれると焼付時のフロー性が悪く、塗膜の平滑性やそ
の他の性能が著しく低下する。
また、本発明の粉末状アクリル樹脂は補助的架橋性官能
基を有するものである。
前記補助的架橋性官能基とは、水酸基、N−アルコキシ
メチル基、エポキシ基、プロツクイソシアネート基及び
オキサゾリン基から選ばれた官能基である。
これらは粉末状アクリル樹脂に1種もしくは2種以上含
有される。
本発明において、補助的架橋性官能基とは前記水溶性ア
クリル樹脂の有している架橋性官能基と加熱により相互
に橋かけ反応するものである。
例を挙げると、架橋性官能基が水酸基の場合には、補助
的架橋性官能基は、N−アルコキシメチル基又はプロツ
クイソシアネート基から選ばれ、また、架橋性官能基が
カルボキシル基の場合には、補助的架橋性官能基はエポ
キシ基又はオキサゾリン基であり、更に架橋性官能基が
プロツクイソシアネート基である場合には補助的架橋性
官能基は水酸基である等の組合せが例示できる。更に、
水溶性アクリル樹脂と粉末状アクリル樹脂を組合せる場
合、それぞれの1種あるいは2種以上を組合せることも
本発明の技術的範囲内に属する。
前記粉末状樹脂あるいは水溶性樹脂中に官能基または補
助的官能基を導入する方法としては、共重合反広縮合反
応、あるいはその他各種化学反応による。
本発明に使用するアクリル樹脂に官能基を導入するのに
用いられる反応性コモノマーとして(1)エポキシ基を
有するグリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレ
ート、アリルグリシジルエーテル;(2)カルボキシル
基を有するアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イ
タコン酸、イタコン酸モノエステル類、マレイン酸、マ
レイン酸モノエステル類、あるいは酸無水物である無水
マレイン ご酸、無水イタコン酸;(3)水酸基を有す
るアリルアルコール、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート、多価アルコールのモノアリ 1ルエーテ
ル、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、グ
リシジルメタクリレートと活性水素を有する化合物との
付加物;(4)N−アルコキシメチル基を有するN−メ
トキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメ
チル(メタ)アク 1リルアミド、N−n−プロポキシ
メチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロポキシメ
チル(メタ)アクリルアミド、N−n−ブトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N−Sec−ブドキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N−t−ブトキシメ2チル(
メタ)アクリルアミド、N−イソブトキシメチル(メタ
)アクリルアミド等のα,β−モノエチレン性不飽和カ
ルボン酸アミドのN−アルコキシメチル化物;あるいは
これらのN−メチロール化物:(5)プロツクイソシア
ネート基を有するピンニルイソシアネート、アリルイソ
シアネート;(6)オキサゾリン基を有する2−イソプ
ロペニル一2ートキサゾリンなどを挙げることができる
これらの反応性コモノマーは、同一高分子化合物中に2
種類以上導入することも可能である。 (本発明に用
いる水溶性アクリル樹脂および粉末状アクリル樹脂とは
、上記架橋性官能基(補助的架橋性官能基を含む)を有
するモノマーと、以下に示される如き共重合可能なモノ
マーとの共重合体である。そこで共重合可能なモノマー
を具体的.に例をあげると、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ
)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、
n−ブチル(メタ)アクリレート、Sec−ブチル(メ
タ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ
)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ
ート、n−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(
メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート
、ステアリル(メタ)アクリレート等のアクリル酸又は
メタクリル酸のアルキルエステル類;あるいはシクロヘ
キシル(メタ)アクリレート、フエニルメタクリレート
、ベンジルメタクリレート、スチレン、ビニルトルエン
、α−メチルスチレン、(メタ)アクリロニトリル、ビ
ニルアセテート等のモノマーが挙げられる。上記モノマ
ーは組成物の使用目的、用途に応じ1種または2棟以上
適宜組合せて使用してもよい。本発明における親水性有
機溶剤とは、水に10%以上溶解するものをいう。
例えばアルコール類としてイソプロピルアルコール、イ
ソブチルアルコール、Tert−ブチルアルコール、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ダイアセトンア
ノレコーノレ;ケトン類としてアセトン、メチルエチル
ケトン;エーテル類としてのメチルエーテル、ジオキサ
ン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル;其の他エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテルなどが用いられる。
これらは単独または二種以上の混合物としても使用でき
る。更に電着浴の1重量%以下であれば必要により疎水
性有機溶剤を添加することも可能である。本発明の電着
塗装法で使用する電着浴組成物は、一般に次のような割
合で使用する。水溶性アクリル樹脂と粉末状アクリル樹
脂を主成分とする塗膜形成固形分1〜50重量%、親水
性有機溶剤1〜10重量%、水50〜99重量%。
しかし、これらは用途に応じて変えることができる。塗
膜形成成分である各樹脂配合比は各樹脂の官能基濃度に
より異なるが、通常水溶性アクリル樹脂1〜95重量部
、好ましくは5〜70重量部、粉末状アクリル樹脂5〜
99重量部、好ましくは30〜95重量部の範囲で実施
される。
また着色塗膜を得るためには、全樹脂100重量部に対
し、顔料、染料等を2〜50重量部程度添加すればよい
顔料、染料等の添加方法は、水溶性アクリル樹脂あるい
は粉末状アクリル樹脂のいずれかと練合分散あるいは両
方の樹脂に練合分散してもよい。また使用される顔料の
種類を水溶性アクリル樹脂と粉末状アクリル樹脂用とで
別にすることもできる。本発明に於ては、その他の添加
剤として、電着浴あるいは樹脂中に界面活性剤、硬化剤
、架橋促進剤などを添加することができる。
電着塗装方法としては浴槽を一方の電極とし、被塗物を
他の電極として、電極間に整流電流を印加することによ
り被塗物表面に水溶性アクリル樹脂と粉末状アクリル樹
脂を主体とする被膜を形成させる。
上記に於て水溶性アクリル樹脂はアニオン型樹脂であり
、従つて被塗物は陽極となる。粉末状アクリル樹脂は水
溶性アクリル樹脂とともに陽極上に電気泳動される。電
着浴の特性値としてはPH7〜10;比抵抗300〜2
000Ω・?;不揮発分(樹脂+顔料など)1〜50重
量%の範囲で通常使用される。電着塗装条件は電着浴組
成により設定されるべきものであるが一般には電圧50
〜300V;通電時間数秒〜5分;浴温度5〜40℃で
実施する。本発明により電着塗装された被塗物は、次い
で使用した水溶性アクリル樹脂と粉末状アクリル樹脂を
架橋反応させる温度で焼付けを行う。
架橋系によつてその焼付け温度は異なるが、一般には温
度120〜250℃:時間10〜60分が適当である。
以下、実施例によつて本発明をさらに詳しく説明する。
なお、実施例における部及びパーセントは重量部及び重
量パーセントを表わす。実施例 1 アクリル酸10%、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト10%、スチレン30V!)、エチルメタクリレート
20%及びn−ブチルアクリレート30(Ft)からな
るカルボキシル基と水酸基を有するアクリル樹脂60部
とエチレングリコールモノエチルエーテル40部からな
る樹脂溶液を前記カルボキシル基の0.75当量のジメ
チルエチルアミンで中和し、水酸基を架橋性官能基とす
る水溶性アクリル樹脂溶液を作製した。
該樹脂溶液を脱イオン水500部で希釈したものに粒子
径200メツシユパス(平均粒子系20μ)N−n−ブ
トキシメチルアクリルアミド10%、スチレン40%、
n−ブチルメタクリレート30%及び2−エチルヘキシ
ルアクリレート20%からなる、N−アルコキシメチル
基を補助的架橋性官能基とする粉末状アクリル樹脂63
部を添加した組成物を電着浴とした。比較例 1 前記実施例1において粉末状アクリル樹脂を加えないも
のを電着浴とした。
比較例 2 実施例1における粉末状アクリル樹脂を平均粒子径3μ
のものに代えたほかは、同工とした。
前記実施例1と比較例1及び2の浴組成物中に冷間圧延
鋼板(70×90×0.811)を電極として、撹拌下
で極間距離10C7n、陽極対陰極の極比1:l、浴温
度20℃にて整流電流を2分間通電して電気泳動塗装を
行つた。得られた塗膜を200℃、30分間焼付け硬化
させて仕上げた。
浴特性及び塗膜性能の比較を第1表に示した。(1)膜
厚:電磁膜厚計を用いて測定。
(2)鉛筆硬度:JIS−K54OO6.l4による。
(3)ゴバン目試験:たて、よこ各111のゴバン目を
100個切り、セロフアンテープ剥離後の残存を示す。
(4)耐アセトン性試験:アセトンを径約1cmの脱脂
綿にしみこませ塗膜上にのせる。
20℃でアセトンをつねにひたしておき1時間後の塗膜
の溶解、膨潤、フクレなどの状態を観察する。
O印は異常なし、△印はやや悪い、X印は非常に悪いを
示す。(5)各電着溶液をポリエチレンの密閉容器に入
れ、20℃で一週間放置した後、沈澱した粉末状樹脂の
再分散性を次の基準で評価する。
O印は撹拌機で容易に再分散する、X印は再分散が困難
で.場合によりケーキ状の沈澱物となることを示す。
上記結果より明らかに本発明の方法により得られた塗膜
は比較例1にくらべて鉛筆硬度、耐アセトン性に優れる
とともに、同一電着条件では膜厚も2倍のものを得るこ
とが出来た。
又、本発明の方法に使用される組成物は比較例2のそれ
と比較して貯蔵安定性が極めて良好であつた。
ル較例2の組成物は粉末状アクリル樹脂の平均粒子径が
非常に小さいため、電着浴中に存在する有機溶剤の影響
により溶解し、電着浴の粘度を上昇させるとともに、浴
中の粉末状アクリル樹脂が固化し易く再分散が困難であ
るなどの現象が認められ貯蔵安定性は非常に不良であつ
た。実施例 2実施例1と同じ水溶性アクリル樹脂溶液
100部を脱イオン水500部で希釈したものに、20
0メツシユパスの(平均粒子径15μ)ε一カプロラク
タムでプロツク化したビニルイソシアネート15%、ス
チレン30%、n−ブチルメタクリレート35%及びn
−ブチルアクリレート20%からなる、プロツクイソシ
アネート基を補助的架橋性官能基とする粉末状アクリル
樹脂60部を添加した組成物を電着浴とした。
この電着浴組成物はPH8.2:比抵抗850Ω・CT
IL(200C);不揮発分18.0%の特性値を示し
た。冷間圧延鋼板(70X90X0.8W!l)を電極
として、浴組成物を撹拌しながら浴温度20℃、極間距
離15crn.陽極対陰極の極比をl:1にし整流電流
を電圧200Vで2分間定圧電着塗装を行つたところ陽
極に水溶性アクリル樹脂と粉末状アクリル樹脂が析出し
た。この電着塗膜は不透明であつたが180℃で20分
間焼付け硬化させたところ透明な連続した塗膜が得られ
た。前記比較例1と比べ膜厚がほぼ2倍の11.7μで
あり耐溶剤性に優れた架橋塗膜が得られた。更に貯蔵安
定性も良好であつた。実施例 3アクリル酸11(fl
)、メチルメタクリレート29%、エチルメタクリレー
ト20%及びn−ブチルアクリレート40(fl)から
なるカルボキシル基を有するアクリル樹脂70部とエチ
レングリコールモノブチルエーテル30部からなる樹脂
溶液を前記カルボキシル基の0.8当量のトリエチルア
ミンで中和し、カルボキシル基を架橋性官能基とする水
溶性アクリル樹脂溶液を作製した。
該樹脂溶液を脱イオン水500部で希釈したものに20
0メツシユパス(平均粒子径30μ)の、2−イソプロ
ペニル一2−オキサゾリン15%、スチレン30%、n
−ブチルメタクリレート35%及びn−ブチルアクリレ
ート20%からなる、オキサゾリン基を補助的架橋性官
能基とする粉末状アクリル樹脂70部を添加した組成物
を電着浴とした。この電着浴組成物はPH8.6;比抵
抗780Ω・(:IL:不揮発分20.4%の特性値を
示した。冷間圧延鋼板(70X150×0.8mn)を
電極として、浴組成物を撹拌しながら浴温度25℃、極
間距離150!n、陽極対陰極の極比をl:1にし、整
流電流を電圧170で1.5分間定圧電着塗装を行つた
ところ陽極に水溶性アクリル樹脂と粉末アクリル樹脂が
析出した。得られた電着塗膜は不透明であつたが、16
0℃で30分間焼付け硬化させたところ透明で連続した
塗膜が得られた。膜厚は27μであり耐溶剤性に優れた
架橋塗膜が得られた。実施例 4 メタクリル酸15%、メチルメタクリレート25%、エ
チルメタクリレート20%およびn−ブチルアクリレー
ト40%からなるカルボキシル基を有するアクリル樹脂
60部と、エチレングリコールモノエチルエーテル40
部からなる樹脂溶液を前記カルボキシル基の0.75当
量のジメチルエチルアミンで中和し、カルボキシル基を
架橋性官能基とする水溶性アクリル樹脂溶液を作製した
該樹脂溶液を脱イオン水500部で希釈したものに粒子
径200メツシユパス(平均粒子径10μ)の、グリシ
ジルメタクリレート10%、スチレン40%、n−ブチ
ルメタクリレート30(f)、及び2−エチルヘキシア
クリレート20(f)からなるエポキシ基を補助的架橋
性官能基とする粉末状アクリル樹脂63部を添加した組
成物を電着浴とした。この電着浴組成物はPH8.3;
比抵抗910Ω・CTIL(2『C);不揮発分18.
5%の特性値を示した。
冷間圧延鋼板(70×150×0,8mm)を電極とし
て、浴組成物を撹拌しながら浴温度20℃、極間距離1
0cTn、陽極対陰極の極比を1:1にし、整流電流を
電圧220Vで5分間通電して電気泳動塗装を行つた。
得られた塗膜を200℃、30分間焼付け硬化させたと
ころ、透明で連続した塗膜が得られた。膜厚は27μで
あり、耐溶剤性に優れた硬化塗膜が得られた。実施例
5 メタクリル酸10%、フエノールでプロツク化したビニ
ルイソシアネート10%、スチレン30%、エチルメタ
クリレート20%およびn−ブチルアクリレート300
/)からなるカルボキシル基とプロツクイソシアネート
基を有するアクリル樹脂60部と、エチレングリコール
モノエチルエーテル40部からなる樹脂溶液を前記カル
ボキシル基の0.75当量のジメチルエチルアミンで中
和し、プロツクイソシアネート基を架橋性官能基とする
水溶性アクリル樹脂溶液を作製した。
該樹脂溶液を脱イオン水500部で希釈したものに粒子
径200メツシユパス(平均粒子径10μ)の、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート10%、スチレン40%
、n−ブチルメタクリレート30%、および2−エチル
ヘキシルアクリレート20(Fflからなる水酸基を補
助的架橋性官能基とする粉末状アクリル樹脂63部を添
加した組成物を電着浴とした。
この電着浴組成物はPH8.4:比抵抗930Ω・CT
n(20℃);不揮発分18.5%の特性値を示した。
冷間圧延鋼板(70×150X0.8mm)を電極とし
て、浴組成物を撹拌しながら浴温度20℃、極間距離1
q(1−JモV!.陽極対陰極の極比をl:1にし、整流
電流を索圧220で5分間通電して電気泳動塗装を行9
た。得られた塗膜を180℃、30分間焼付け硬化させ
たところ、透明で連続した塗膜が得られた。膜厚は28
μであり、耐溶剤性に優れた硬化塗膜が得られた。実施
例 6 イタコン酸10%、スチレン40%、エチルメタクリレ
ート20(f)及びn−オクチルアクリレート30(f
)からなるカルボキシル基を有するアクリル樹脂60部
と、エチレングリコールモノエチルエーテル40部から
なる樹脂溶液を前記カルボキシル基の0.75当量のジ
メチルエチルアミンで中和し、カルボキシル基を架橋性
官能基とする水溶性アクリル樹脂溶液を作製した。
該樹脂溶液を脱イオン水500部で希釈したものに粒子
径200メツシユパス(平均粒子径20μ)の、アリル
グリシジルエーテル10%、スチレン40%、n−ブチ
ルメタクリレート30%、及びn−オクチルアクリレー
ト20%からなるエポキシ基を補助的架橋性官能基とす
る粉末状アクリル樹脂63部を添加した組成物を電着浴
とした。
この電着浴組成物はPH8.5;比抵抗900Ω・?(
20着C):不揮発分18.7の特性値を示した。冷間
圧延鋼板(70X150×0.8mm)を電極として、
浴組成物を撹拌しながら浴温度20℃、極間距離10C
f!L、陽極対陰極の極比を1:1にし、整流電流を電
圧200Vで2分間通電して電気泳動塗装を行つた。得
られた塗膜を200℃、30分間焼付け硬化させたとこ
ろ、透明で連続した塗膜が得られた。膜厚は19μであ
り、耐溶剤性に優れた硬化塗膜が得られた。実施例 7 アクリル酸10%、エチレングリコールモノメタクリレ
ート10%、シクロヘキシルメタクリレート30%、エ
チルメタクリレート20%及びt−ブチルアクレート3
0%からなるカルボキシル基と水酸基を有するアクリル
樹脂60部と、エチレングリコールモノエチルエーテル
40部からなる樹脂溶液を前記カルボキシル基の0.7
5当量のジメチルエチルアミンで中和し、水酸基を架橋
性官能基とする水溶性アクリル樹脂溶液を作製した。
該樹脂溶液と水溶性メラミン樹脂溶液(500!)メタ
ノール溶液)6部を脱イオン水500部で希釈したもの
に粒子径200メツシユパス(平均粒子径20μ)の、
N−メトキシメチルアクリルアミド10%、スチレン4
0%、n−プロピルメタクリレート30チ、及び2−エ
チルヘキシルアクリレート20%からなるN−アルコキ
シメチル基を補助的架橋性官能基とする粉末状アクリル
樹脂63部を添加した組成物を電着浴とした。
この電着浴組成物はPH8.O;比抵抗890Q・CT
!L( 20′C );不揮発分18.80!)の特性
値を示した。
冷間圧延鋼板(70×150X0.8mm)を電極とし
て、浴組成物を撹拌しながら浴温度20′C,極間距離
10CI!L,陽極対陰極の極比をl:lにし、整流電
流を電圧200Vで3分間通電して電気泳動塗装を行つ
た。得られた塗膜を180ど、30分間焼付け硬化させ
たところ、透明で連続した塗膜が得られた。膜厚は17
ILであり、耐溶剤性に優れた硬化塗膜が得られた。実
施例 8 メタクリル酸1001)、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート1001)、スチレン3001)、n−プロピル
メタクリレ一 20(:fl)及びt−ブチルアクリレ
ート30(Fbからなるカルボキシル基と水酸基を有す
るアクリル樹脂60部と、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル40部からなる樹脂溶液を前記カルボキシル
基の0.75当量のジメチルアミンで中和し、水酸基を
架橋性官能基とする水溶性アクリル樹脂溶液を作製した
該樹脂溶液を脱イオン水500部で希釈したものに粒子
径200メツシユパス(平均粒子径10It)の、フエ
ノールでプロツク化したアリルイソシアネート10チ、
ビニルトルエン40チ、tーブチルメタクリレ一30チ
、及び2−エチルヘキシアクリレート20(fl)から
なるプロツクイソシアネート基を補助的架橋性官能基と
する粉末状アクリル樹脂63部を添加した組成物を電着
浴とした。
この電着浴組成物はPH8.2;比抵抗900Q・Cf
L( 20′C );不揮発分18.5(fl)の特性
値を示た。
冷間圧延鋼板(70×150×0.8n)を電極として
、浴組成物を撹拌しながら浴温度20をC、極間距離1
0cm、陽極対陰極の極比を1:1にし、整流電流を電
圧200Vで3分間通電して電気泳動塗装を行つた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 イ)水と少量の親水性有機溶剤を加えた媒体、ロ)
    カルボキシル基、水酸基およびブロックイソシアネート
    基から選ばれた架橋性官能基を有し、カルボキシル基の
    中和物として前記媒体に溶解している水溶性アクリル樹
    脂の1種もしくは2種以上、およびハ)水酸基、N−ア
    ルコキシメチル基、エポキシ基、ブロックイソシアネー
    ト基およびオキサゾリン基ら選ばれた加熱により架橋性
    官能基と橋かけ反応する補助的架橋性官能基を有し、前
    記媒体に分散している平均粒子径が5〜50μの粉末状
    アクリル樹脂の1種もしくは2種以上、からなる組成物
    を電着浴とし、電気泳動により被塗物表面に該水溶性樹
    脂と粉末状樹脂とからなる加熱架橋反応性被膜を形成さ
    せることを特徴とする電着塗装法。
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