JPS59516B2 - N− ( 1− アダマンチルメチル ) −n’− シンナミルピペラジンノ セイゾウホウホウ - Google Patents

N− ( 1− アダマンチルメチル ) −n’− シンナミルピペラジンノ セイゾウホウホウ

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JPS59516B2
JPS59516B2 JP50005569A JP556975A JPS59516B2 JP S59516 B2 JPS59516 B2 JP S59516B2 JP 50005569 A JP50005569 A JP 50005569A JP 556975 A JP556975 A JP 556975A JP S59516 B2 JPS59516 B2 JP S59516B2
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adamantylmethyl
cinnamylpiperazine
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佳 栗崎
文忠 山本
道雄 杉本
博三 菅原
潔 渡辺
康夫 藤本
幸作 本名
承二 龍
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なアダマンタン誘導体、すなわちN−(1
−アダマンチルメチル)−N’−シンナミルピペラジン
の製造方法に関するものである。
従来からアダマンタンおよびその誘導体は天然には石油
中に含まれていることが知られており、その特異な化学
構造から、脂溶性が大きくしかも生体に対する毒性も低
いという性質を有するため、有用な医薬品またはその中
間体等としての利用開発が待たれていた。かゝる観点よ
り本発明者らは、新規なアダマンタン誘導体とりわけ、
医薬品として有用な物質を製造すべく鋭意研究を重ねた
結果、特定のアダマンチルメチルハライドとN−シンナ
ミルピペラジンを反応させることによつて得られる新規
物質、すなわちN−(1−アダマンチルメチル) −N
′一シンナミルピペラジンは高い薬理効果を示すことを
見出し、この知見に基づいて本発明をなすに到つた。
すなわち、本発明によれば一般式 (式中、Xはハロゲン原子を示す。
)で表わされる1−アダマンチルメチルハライドとN−
シンナミルピペラジンとを反応させることを特徴とする
N−(1−アダマンチルメチル)−N−シンナミルピペ
ラジンの製造方法が提供される。
本発明の方法を化学反応式で示すと次のごとくである。
上記化学反応式において、(1)は1−アダマンチルメ
チルハライド、(支)はN−シンナミルピペラジン、(
3)は本発明の目的生成物であるN−(1−アダマンチ
ルメチル)−N′−シンナミルピペラジンである。
本発明の方法で使用する1−アダマンチルメチルハライ
ドおよびN−シンナミルピペラジンは共に公知の物質で
ある。
これらの物質の製造法は任意であるが、その1例を示す
と次のとおりである。1−アダマンチルメチルハライド
は、たとえばアダマンタンを原料としてこれにギ酸およ
び硫酸を反応させて、1−アダマンタン酸を製造し、次
いでこのカルボン酸を還元することにより1−アダマン
チルメチルアルコールを得、さらにこの化合物をハロゲ
ン化することによつて得ることができる。
この反応を化学式で示すと次の通りである。
また、一方の反応物質であるN−シンナミルピペラジン
を得るには、たとえばシンナミルクロリドとピペラジン
とを反応させる方法〔反応式(Q〕、シンナモイルクロ
リドとピペラジンとを反応させてN−シンナモイルピペ
ラジンを得、これを還元して製造する方法〔反応式◎〕
などがある。上記反応(0は、溶媒中で行なわれ、溶媒
としてはたとえばイソプロピルアルコールなどのアルコ
ール類が好適である。反応温度は室温で十分であるが7
0℃前後に加温した方が好ましい。また、この反応はほ
K等量(モル比)の原料比で進行するが、シンナミルク
ロリドに対して大過剰のピペラジンを使用することによ
つて、N−N7−ジーシンナミルピペラジンなどの副生
成物を抑制することができる。上記反応ηにおいて、前
段のN−シンナモイルピペラジンを得る反応は、クロロ
ホルム、ジクロルメタンなどの溶媒中で行ない、反応温
度は室温またはそれ以下の温度とすることが好ましい。
反応D)の後段を行なう場合、シンナモイルクロリドに
対し6〜10倍モル量という過剰のピペラジンを使用す
ることによつて、N−N−ジーシンナモイルピペラジン
などの副生成物を抑制することができる。また、この後
段の反応であるN−シンナモイルピペラジンを還元する
工程も、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの溶媒中
で行なうことが好ましい。反応は、通常低温で開始し、
O℃前後とした後、還流に至らしめることによつて反応
を完結させることが好ましい。使用する還元剤の種類は
特に制限されないが、水素化アルミニウムリチウムが好
適である。本発明の方法は、ともに公知の物質である1
−アダマンチルメチルハライドとN−シンナミルピペラ
ジンとを溶媒中あるいは無溶媒の下で反応させることに
よつて実施される。
無溶媒にて行なう場合、反応温度は150〜300℃、
好ましくは200℃前後である。
必要に応じ、炭酸ナトリウムや第三級アミンなどの脱ハ
ロゲン化水素剤を用いることができる。また、1−アダ
マンチルメチルハライドは昇華性を有するので、一般に
封管中または密封系で反応を行なうことが好ましい。本
発明の方法によつて得られるN−(1−アダマンチルメ
チル)−マーシンナミルピペラジンは新規な物質である
本発明者らは、この新規物質についてその薬理効果、毒
性および化学的性質を調べた結果、脳血流増加作用およ
び平滑筋弛緩作用を有し、毒性が低く、熱、アルカリ、
酸などに対する安定性が大きいなどの知見を得た。かX
る性質を有するN−(1−アダマンチルメノチル)−N
′−シンナミルピペラジンは医薬品、特に脳血管拡張剤
として有用である。
そして従来の脳血管拡張剤に比して毒性が低く、また過
度の血圧降下などの副作用を示すことがないなど人体に
対し高い安全性を有することが判明した。しかも大脳皮
質血流量の増加作用が著しい上に筋血流量、特に腓腹筋
血流量および深部頭筋血流量に対しても同様の作用を示
した。また、本発明に係る新規物質は熱、アルカリ、酸
などに対しても安定性が大なることから、医薬品として
の適性を十分に備えたものということができる。
本発明に係るN−(1−アダマンチルメチル)一N′−
シンナミルピペラジンは上記薬効および諸性質を有する
ため、脳卒中の治療または脳血管障害や頭部外傷後遺症
などの自覚もしくは他覚症状の改善に広くかつ有効に利
用することができる。
次に実施例をあげ本発明をさらに詳しく説明する。なお
、実施例において使用する原料の調製方法を参考例とし
て示す。参考例 1 (1) 1−アダマンタン酸の製造 10f!の30フラスコに23507(24モル)の9
8%濃硫酸、500m1の四塩化炭素および68?(0
,5モル)のアダマンタンを入れてよくかきまぜ、氷で
17〜19℃に冷やしながらこの中に98%ギ酸を5d
加えた。
次に、98〜100%ギ酸2757(6モル)にt一ブ
チルアルコール1487(190Tn12モル)を溶か
した溶液を滴下した。滴下時間は2時間であり、温度は
17〜25℃に保つた。さらに、30分間かきまぜた後
、砕いた氷を3500y加えて、有機層を分離し得られ
た水層を500m1の四塩化炭素で3回抽出した。四塩
化炭素層を集めて15Nアンモニア水5507Z/で洗
い、1−アダマンタン酸アンモニウム塩をブフナーロー
トで口過した。得られた固体を冷やしたアセトン100
m1で洗い、1250m1の水に懸濁し、これに12N
塩酸1257TLeを加えて、500m1のクロロホル
ムで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、口過後、溶媒を減圧下で留去すると粗1−アダ
マンタン酸が約807得られた。これをメタノール一水
(3二1)溶液より再結し、1−アダマンタン酸687
を得た。得られた1−アダマンタン酸の融点を測定した
ところ175〜177℃であり、収率は75%であつた
。(2) 1−アダマンチルメチルアルコールの製造5
00m1の乾燥エーテル中に157の水素化アルミニウ
ムリチウムを入れてかきまぜ、この中に前暉1)の方法
によつて得られた1−アダマンタン酸54.07(0.
3モル)を500m1の乾燥エーテルに溶かした液を温
和な還流を持続できる速度(約2.5時間)で滴下した
滴下後、さらに2時間還流した後室温に冷やし、これに
75T!Ljの蒸留水を注意深く添加した。続いて30
0m1の5N硫酸および500m1のエーテルを加えた
。次に、このエーテル層を分離し、水層をさらに300
m1のエーテルで1回抽出した後、このエーテル層を集
めて、水、飽和された重炭酸ナトリウム水溶液、水の順
で洗浄してから無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この
エーテル層を蒸発し、得られた固体をメタノール一水で
再結したところ、1−アダマンチルメチルアルコールが
471得られた。得られた1−アダマンチルメチルアル
コールの融点は114〜116℃であり、収率は94%
であつた。(3) 1−アダマンチルメチルプロミドの
製造臭化亜鉛39y(0.17モル)に臭化水素酸29
.8d(約47% 0.17モル)を加えた溶液に前記
(支)の方法で得られた1−アダマンチルメチルアルコ
ール11.5y(0.069モル)を添加した後、11
時間還流した。
室温に冷やした後、この中に水200m1を入れ、30
0m1のエーテルで2回抽出した。エーテル層を5%の
重炭酸ナトリウム水溶液100m1および水100m2
で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、口過し
た。次いで、減圧下でエーテルを留去した。得られた固
体をメタノールで再結することにより精製したところ、
1−アダマンチルメチルプロミドが13y得られた。生
成物の融点は37〜39℃であり、収率は84%であつ
た。参考例 2 1−アダマンチルメチルクロリドの製造 参考例1(1肢よぴ2)と同様の方法で得られた1−ア
ダマンチルメチルアルコールを用いて、参考例1(3)
で臭化亜鉛の代りに塩化亜鉛を用い、臭化水素酸の代り
に塩酸を用いた他は臭素化反応と同様の条件下でクロル
化反応を行なつた。
なお、精製はメタノール再結で行なつた。得られた1−
アダマンチルメチルクロリドの融点は32〜34℃であ
り、収率は91%であつた。参考例 3 N−シンナミルピペラジンの製造 無水ピペラジン2177(2.5モル)を11のイソプ
ロパノールに溶かし室温で静置したま八シンナミルクロ
リド72.6y(0.5モル)を静かに滴下した。
滴下後、かきまぜながら70℃で3時間加熱した。反応
混合物は減圧下で溶媒を留去し、残渣を500m1のク
ロロホルムに溶かした後、水酸化ナトリウム水溶液およ
び水で各々洗浄した。次いで、炭酸カリウムで乾燥した
後、口過し、減圧下でクロロホルムを留去した。得られ
た混合物について昇華を行ないピペラジンを除いた後、
残渣をさらに蒸留してN−シンナミルビペラジンを得た
。この物質を結晶化し、n−ヘキサンより再結した。生
成物の沸点は162〜165℃(4m77!Hg)、融
点は31〜33℃であり、収率は56%であつた。実施
例 参考例1で得られた1−アダマンチルメチルプロミド1
7(0.004モル)、参考例3で得られたN−シンナ
ミルビペラジン1.6f(0.008モル)および無水
炭酸ナトリウム0.43y(0.004モル)を10m
1のオートクレーブ中アルゴン置換し、200℃で16
時間反応を行なつた。
反応後、室温に戻してクロロホルム30m1を加え口過
、水洗して乾喋後、減圧下でクロロホルムを留去した。
残渣をシリカ・カラムクロマトグラフイ一(展開液クロ
ロホルム−メタノール)を行なつた。反応生成物である
N−(1−アダマンチルメチル)−N/−シンナミルピ
ペラジンはエタノールで再結した。生成物の融点は85
〜88℃、収率は31%であつた。N−(1−アダマン
チルメチル)−N′−シンナミルピペラジンの分析結果
および薬理効果は次の通りである。
なお、図1に該化合物のマススペクトルを図2に赤外線
吸収スペクトルを図3に核磁気共鳴スペクトルを示す。
1.分析結果 (1)元素分析値 分析値 炭素 82.36%、水素 10.45%、窒
素 7.98%計算値 炭素 82.23%、水素 9
.78%、窒素 7.99%(2)質量分析結累 計算値 350 MassN0.M+ 350 (3)赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤法)による吸
収域1600115801150011450、108
0、1010cTn−1(フエニル)970C71L?
1(トランスH〕C−C(石)、7501700cm−
1(モノ置換フエニル)、1450,.11350、1
150CTIL−1(アダマンタン)(4)核磁気共鳴
(溶媒:重クロロホルムCDCl3)による吸収域 8,52τ(S.6Hlβ−ClI2)、836τ(S
.6Hlδ−CH2)、 808τ(S.5Hlγ−CU+Ma−CH2)、7.
52τ(S.8H.a−CU2+b−C旦,)、6.9
0τ(D.J−4.0Hz、2H.Mc−C旦,)、3
.70τ(M.2H、ビニル)、2・70τ(M.5H
、フエニル) (5)構造式 以上の実験結果より当該化合物の構造式は次のとおりで
あることがわかる。
(6)融点 85〜87℃ (7)溶解性(注射液としての適性検査)酒石酸水溶液
に対する溶解性を検討するため当該化合物に対して、2
、4、6、8倍モルの酒石酸を加えた水溶液をそれぞれ
つくり、各水溶液に対して当該化合物をその濃度が0.
25重量%となるように加え、該水溶液を80℃に加温
し、室温(約20℃)まで放冷した後、溶解状態を調べ
た。
その結果、当該化合物は上記の各酒石酸水溶液に対して
すべて可溶であることがわかつた。また、当該化合物に
対し2倍モルの酒石酸を用いた当該化合物の0.25重
量%水溶液のPHは3.10であり、該水溶液にアルカ
リを加え結晶が析出しはじめた時のPHは3.80であ
つた。(ト)安定性 N−(1−アダマンチルメチル)−マーシンナミルピペ
ラジンに対し2倍モルの酒石酸を用いた当該化合物の0
.25重量%水溶液を約80℃に加熱した後、室温(約
20℃)に放冷し、0.1N水酸化ナトリウム水溶液で
PH8〜9にした後、クロロホルムで抽出されるものに
ついて、また室温に放冷した後、1週間を経たものを同
様の操作によりクロロホルムで抽出されたものについて
、それぞれ薄層クロマトグラフイ一を行なつて比較した
結果、当該化合物は何ら変化していないことがわかつた
また、他に核磁気共鳴スペクトルおよび赤外線吸収スペ
クトルを測定したが変化はみられなかつた。これより、
この水溶液中で当該化合物は安定に存在することがわか
つた。2.薬理効果 脳血管拡張剤として市販されているシンナリジン(Cj
nnarjzine)と比較して薬理効果を調べた。
(1)急性毒性 マウスの即&DOwn法によるLD5O値は、次の通り
である。
(2)摘出平滑筋の収縮に対する作用 摘出平滑筋に対するアドレナリン等の収縮物質による収
縮作用がN−(1−アダマンチルメチル)−マーシンナ
ミルピペラジンおよびシンナリジンの投与によりどの程
度抑制されるかを調べた。
結果は次の通りである。実験の結果、N−(1−アダマ
ンチルメチル)−N′−シンナミルピペラジンの平滑筋
弛緩作用が認められた。
(支)血流量に対する作用 体重約31<9のネコを用いて、脳血流量および筋血流
量に対する作用を検討した。
その結果、N−(1−アダマンチルメチル)−マーシン
ナミルピペラジン1ワ/K9で大脳皮質血流量を明らか
に増加せしめ、シンナリジン1T!1f7Agによる作
用よりも優れていた。一方、筋血流量(腓腹筋血流量お
よび深部頭筋血流量)に対してもN−(1−アダマンチ
ルメチル)−N′−シンナミルピペラジンは明らかな増
加作用を示し、シンナリジンの作用よりも著明であつた
。(4)血圧降下作用 血圧に対してシンナリジンは0.5W9/I<9ですで
に明らかな降下を示したが、N−(1一アダマンチルメ
チル)−N/−シンナミルピベラジンは、5ワ/K9以
上で初めて降下作用を示した。
したがつて、本物質はシンナリジンに比べて血圧降下作
用が明らかに弱いので、安全性も高いことが推測される
【図面の簡単な説明】
図1はN−(1−アダマンチルメチル)−N′ーノンナ
ミルビペラジンのマススペクトルを、図2i当該化合物
の赤外線吸収スペクトルを、図3は1該化合物の核磁気
共鳴スペクトルをそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはハロゲン原子を示す。 )で表わされる1−アダマンチルメチルハライドとN−
    シンナミルピペラジンとを反応させることを特徴とする
    N−(1−アダマンチルメチル)−N′−シンナミルピ
    ペラジンの製造方法。
JP50005569A 1975-01-13 1975-01-13 N− ( 1− アダマンチルメチル ) −n’− シンナミルピペラジンノ セイゾウホウホウ Expired JPS59516B2 (ja)

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FR7600055A FR2297046A1 (fr) 1975-01-13 1976-01-05 Derives d'adamantane et leur application
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