JPS60221465A - 被覆タルク及びその製造法 - Google Patents

被覆タルク及びその製造法

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JPS60221465A
JPS60221465A JP7724984A JP7724984A JPS60221465A JP S60221465 A JPS60221465 A JP S60221465A JP 7724984 A JP7724984 A JP 7724984A JP 7724984 A JP7724984 A JP 7724984A JP S60221465 A JPS60221465 A JP S60221465A
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talc
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oxide
titanium
titanium oxide
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Fukuji Suzuki
福二 鈴木
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タルク粒子の表面が低次のチタン酸化物又は
低次のチタン酸化物を含む、金属化合物で被覆された被
覆タルク及びその製造法に関する。
本発明の被覆タルクは、分散性、安定性の改善された、
また着色加工された優れた顔料特性を有するタルク顔料
である。
タルクは代表的な体質顔料であり、多方面で使用され、
製紙用の充填剤として多量に用いられるほか、窯業原料
、ゴム、合成樹脂の充填剤として、また絶縁材料として
使用される。医薬品及び化粧品の分野でも体質顔料とし
て広く用いられている◇従来、タルクの加工については
、タルクを界面活性剤含有水溶液に分散させた液に塩化
第2鉄水溶液を加え、次いで苛性ソーダによりpHを9
5にし攪拌した後、水洗、乾燥してタルクの着色加工粉
末を得る方法が知られている(特開昭54−86633
号公報参照)。また、酸化チタンとタルクを混合し焼成
して白色の体質顔料を得る方法も知られている(特公昭
53−13491号公報参照)。しかし、これらの方法
によると、タルクの着色粉末は得られるもののタルク粒
子の1個1個の表面を有効に被覆することができず、得
られた粉末は分骸性、安定性、色調等の顔料特性が不満
足なものであった0 本発明者らは、タルクを有効に被覆する技術について研
究した結果、タルク粒子の表面が低次のチタン酸化物又
は低次のチタン酸化物を含む金属化合物で被覆され従来
にない優れた顔料特性を示す新規な被覆タルクを開発す
ることに成功し、また、その製法を確立した。
すなわち、本発明は、 亦キ;イ掲;タルク粒子の表面が低次のチタン酸化物又
は低次のチタン酸化物を含む金属化合物で被覆されたタ
ルクである。
また、本発明は、かかる被覆タルクを製造する方法であ
って・チタン水和酸化物及び/又はブタン酸化物、又は
該チタン化合物を含む金属水和酸化物及び/・又は金属
酸化物で均一に被覆された被覆タルクを・場合により次
いで焼成した後、還元力を有するガスの1種又は2種以
上の雰囲気中で還元焼成するか、あるいは、金属チタン
を混合し、該混合物は真空下で焼成することを特徴とす
るものである。
次に、本発明について詳述する。
まず、本発明の被覆タルクは、タルク粒子の表面が低次
のチタン酸化物、又は、低次のチタン酸化物を含む金属
化合物で被覆されたものである。
被覆は、1個1個のタルク粒子に均一に施されており、
この状態は、走査型電子顕微鏡写真の観察によって確認
することができる。
金属化合物としては、必須成分である低次のチタン酸化
物の他、例えばチタン・アルミニウム、セリウム、亜鉛
、鉄、コバルト又はケイ素等の酸化物、窒化物等が挙げ
られ、これらの1種又は2種以上の酸化物、窒化物等の
金属化合物からなっている。
これらの中では、チタン、鉄、コバルトの酸化物、窒化
物が好ましい・ 本発明の被覆多ルクはそのままで使用でき、種々の異な
った色彩や独特の使用感を有している。
本発明の被覆タルクは固有の色相を有し固有のX線回折
を示す。
次に、本発明の製造法は、チタン水和酸化物及び/又は
チタン酸化物、又は該チタン化合物を含む金属水和酸化
物及び/又は金属酸化物で均一に被覆されたタルクを、
場合により次いで焼成した後、還元する。
原料タルクは、一般に体質顔料用として市販されている
ものでよく、粒径に特に制限はない。
上記、本発明に用いられる金属水和酸化物及び/又は金
属酸化物で均一に被覆された被覆タルクの製造法は、例
えば以下の通りである。
(1) タルクを有機溶媒含有水溶液に分散させ、この
分散液に1種又は2種以上の水溶性加水分解性金属化合
物を混合し、次いで加水分解してタルク粒子の表面に金
属水和酸化物及び/又は金属酸化物の沈殿を生ぜしめる
。
(2) タルク・を500〜950’Cの温度範囲で焼
成し、得られた焼成タルクを水溶性加水分解性金属化合
物の水溶液に分散させ、タルク粒子の全表面に金属水和
酸化物及び/又は金属酸化物の沈殿を生せしめる。
(3) タルクと水との分散液を煮沸し、次いで液に水
溶性加水分解性金属化合物を混合し、タルク粒子の全表
面に金属水和酸化物及び/又は金属酸化物の沈殿を生せ
しめる。
次に、上記の各方法について詳述する。
(以下余白) 第1の方法では、まず、タルクを有機溶媒含有水まり水
溶液における有機溶媒の必要含有量は、有vA溶媒の種
類によって異なる。本発明で使用される有機溶媒は水可
溶性のもので、例えば1価又は多価のアルコール類、ケ
トン類、エーテル類、エステル類に属するものが挙げら
れる。
有機溶媒の各具体例について、水溶液の必要最小限の濃
度、つまり有機溶媒の必要最小限の含有量を示すと次の
とおりである。
メタノール 20容量% エタノール 15 n−プロパツール 1O 1so−プロパツール 10 n−ブタ/−ル 5 sec−ブタノール 5 160−ブタノール 5 ・tert−ブタノール lO エチレングリコール 40 プロピレングリコール 35容量% グリセリ、ン 45 ブチレンゲリコール 45 ジエチレングリコール 30 アセトン lO メチルエチルケトン 5 ジアセトンアルコール l。
テトラヒドロフラン 10 ギ酸メチル 。
酢酸メチル 5 グリコールカルボナート 3゜ タルクを水溶液中に分散させるためには、有機溶媒はそ
れぞれここに示した量以上水溶液中に含有させることが
肝要である。
前記のように有機溶媒含有水溶液は、有機溶媒′の種類
によりタルク粒子の表面をぬらし液中に分散させるのに
必要な濃度が異なるが、これは有機溶媒の極性の違いに
より粒子表面のぬれ性に違いを生ずるためと推察される
。
かかる有機溶媒含有水溶液にタルクを分散させるに当っ
ては、過量のタルクを使用すると粒子表面がぬれず有効
な分散が達成できないので、適量のタルクを使用しなけ
ればならない。この場合、許容最大分散毒は原料タルク
の粒子径によって異なり、その関係を示すと下表のとお
りである。
第 1 表 水溶液中のタルクの分散量は、タルクの粒子径に応じて
第1表に示す許容最大分散量以下にすることが肝要であ
る。この分散量を超えると、タルク粒子の表面が水溶液
で充分にぬれないため被覆が有効に行われず、水溶性加
水分解性金属化合物の沈殿粒子で被覆されない部分を生
ずる。
本発明で使用される水溶性加水分解性金属化合物は、タ
ルクの粒子表面に金属水和酸化物を被覆させるものであ
ればよく、次のものを例示することができる。
硫酸チタン、硫酸チタニル、四塩化チタン、三m化チタ
ン、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミ
ニウム、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、硫酸第一鉄、
硫酸第二鉄、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硝酸第二鉄、燐
酸第一鉄、燐酸第二鉄、塩化コバルト、硝酸コバルト、
燐酸コバルト、硫酸コバルト等の無機塩、並びに、酢酸
コバルト、ギ酸コバルト、シュウ酸コバルト等のfig
、&びケイ酸ナトリウム等のケ1′酸塩など。これらを
1種又は2種以上使用することができる。
水溶性加水分解性金属化合物は、タルク分散液に固体の
まま、又は水溶液若しくは有機溶媒含有水溶液として混
合してよいが、液の形で混合するのが好ましい。
タルイクに被覆させろ水和酸化物の量は広い範囲で変化
させることができ、通常タルクに対して酸が現われず、
また50重量%を超える場合はタルクの触感性が極端に
悪くンよる。
被覆の操作は、通常バッチ法で行われるが、タルクを含
んた分散液を連続的に流しこれに金属化合物水溶液を加
えるごとき連続法で行ってもよい。
タルクを含む分散液に被覆試薬である水溶性加水分解性
金属化合物を添加し、加水分解して所望の(属水和酸化
物または金属酸化物の沈殿をを生ぜしめる。
被覆試薬すなわち水溶性加水分解性金属化合物は1種ま
たは2種以上使用されるが、例えば2種使用する場合タ
ルク分散液にはじめにチタン化合物等を加え加熱して沈
殿を生ぜしめ、次いで他の鉄化合物等を加え加熱して沈
殿を生せしめるか・またはタルク分散液に同時にこれら
2種の化合物を加え加熱して沈殿を生ぜしめてもよい。
被覆終了後、常法に従って顔料をp過、洗浄、乾燥して
製品を得る。製品はそのままで顔料として使用できるが
・種々の異った色彩や使用感を得させるために・製品を
更に大気中または還元雰囲気中で200〜1000°C
の温度範囲で熱処理することができる。過度に高温で処
理するとタノνり顔料が脱水され触感性が悪くなる。好
ましい処理温度は900℃以下である。加熱時間は通常
0.5〜20時間である。
本製法において、被覆試薬である水溶性加水分解性金属
化合物の添加によりpHが酸性になったときは沈殿を起
させるためにアルカリを加え、また、逆に液のpHがア
ルカリ性になったときは沈殿を起させるために酸を加え
る。通常は被覆試薬を添加する前または(及び)後に液
を沸とう温度に加熱′し沈殿を生ぜしめる。
次に、本方法の若千の例を示す0例中で部とあるは重量
部を表わす。
製造例1 メタ/−ルの如容量%水溶液100 gに原料のタルク
(平均粒子径5.0μ雇)20部を加えて充分に攪拌し
均一に分散させた。得られた分散液に濃度切重量%の硫
酸チタニル水溶液内部を加えて、攪拌しながら加熱し6
時間沸とうさせた・放冷後、p過、水洗し100°Cで
乾燥して・水和チタン酸化物及び酸化チタンで被覆され
たタルタ顔料2!4部を得た。
この製品タルク顔料は走査型電子顕微鏡写真及びX線回
折図より、製品タルク顔料の粒子−個一個の表面が水和
チタン酸化物及び酸化チタンで充分に被覆されているこ
とが分る0 (以下余白) 製造例2 タルク(平均粒径7.0μm ) 20部をエタノール
の美容量%水溶液100部に加え充分攪拌して均一に分
散させた液に、濃度側重量%の硫酸チタニル水溶液を1
4部加えて、攪拌しながら加熱し2時間部とうさせた。
放冷し液温か80″Cになってから濃度14重量%の硫
酸第1鉄水溶液を53部加えた。次いで濃度16重量%
の苛性ソーダ水溶液を滴下し液のpHを11とし、80
℃で攪拌しながら、96時間放置した。放冷後、p過、
水洗し100°Cで乾燥して黒色の粉末M部を得た。
このもののX線回折図では、タルク、アナクーゼ型酸化
チタン及び黒酸化鉄(FJ30.)の回折線が認められ
、生成粉末が黒色を呈している理由が黒酸化鉄のためで
あることがわかる。また、この黒色粉末の走査型電子顕
微鏡写真から、タルク粒子の表面が酸化チタンと黒酸化
鉄で被覆されている状態を観察することができた。
製造例3 タルク(平均粒子径50μm ) 20部をエタノール
加容量%水溶液100部に加え充分攪拌し均一に分散さ
せた液に、濃度側重量%の硫酸チタこル水溶液14部を
加えて、攪拌しながら加熱して2時間部とうさせた。放
冷後、濃度田型量%の硫酸コバルト水溶液7部を加えた
。濃度16重量%の苛性ソーダ水溶液を滴下し液のpH
を8とし、室温で攪拌しながら4時間放置した。その後
、p過、水洗して残渣を1’OO°Cで乾燥した。乾燥
粉末を850°Cにて3時間焼成したところ緑色の粉末
乙部を得た。このものはフバルトチタネートで被覆され
たタルクである。
(以下余白) 第2の、方法では、焼成は500〜950℃の温度範囲
で行うことが必要である。500°C未満ではタルクの
表面は依然として疎水性のままで水ぬれ性が不良である
。950℃を超えると、タルク本来の触感が失われ隠蔽
力が過度に強くなり好ましくない。
これは、950’Cを超える温度での焼成により、タル
クの層間に含まれる水酸基が脱離してタルクとは異なる
構造のマグネシウムシリケート(Mg3103、エンス
タタイト)を生じるためと考えられる。
焼成温度の好適範囲は700〜900°Cである。焼成
時間は通常05〜20時間である。焼成は大気中で行っ
てよいが・微量不純物による黄変を防止する見地から不
活性ガス(窒素ガスなど)中、還元雰囲気中又は真空中
で行うのが好ましい。
500〜950°Cで焼成したタルクにあっては、タル
クの層間に含まれる水酸基が保有されてタルク本来の触
感が保たれており、それでいながらタルク粒子の表面が
親水性に変化してタルクに対し水ぬれ性ないし水分散性
が付与される。
かかる焼成タルクを水溶性加水分解性金属化合物の水溶
液に分散させる。この分散液中ではタルクは適量でなけ
ればならず、タルクが過剰量である場合はタルク粒子の
表面が充分ぬれず、タルク粒子表面での沈殿被覆を有効
に行うことが困難になる。この意味でのタルクの適量は
粒径によって異なり、粒径ごとの許容最大分散量を示す
と次表のとおりである。
第5表 分散液中における焼成タルクの量は、粒径に応じて表の
許容最大分散量以下にすることが肝要である。この許容
限度を超えると、タルク粒子の表面で水溶性加水分解性
金属化合物による沈殿被覆が行われない部分が生ずるこ
とがある。
水溶性加水分解性金属化合物としては、例えば硫酸チタ
ン・硫酸チタニル・四塩化チタン、三塩化チタン、硫酸
アルミニウム、硝酸アルミニウム、コバルト、硝酸コバ
ルト、燐酸コバルト、硫酸コバルト等の無機塩、並びに
、酢酸コバルト、ギ酸コバルト、シュウ酸コバルト等の
有機塩、及びケイ酸ナトリウム等のケイ酸塩などが挙げ
られる。
これらを1種又は2種以上使用することができる。
水溶性加水分解性金属化合物(被覆試薬)は、分散液中
で加水分解しタルク粒子の表面に金属水和酸化物及び(
又は)金属酸化物の沈殿を生じさせる。この際・沈殿を
起こさせるための加水分解条件として液のpHを調整し
、場合によっては液を加熱する。pH調整は酸例えば塩
酸など、又はアルカリ例走ば苛性ソーダ・炭酸ソーダな
どひ添加して行う。被覆試薬の水溶液に焼成タルクを分
散させ、液のpHが酸性になったときはアルカリを加え
て沈殿を起させ、液がアルカリ性になったときは酸を加
えて沈殿を起させる。液の温度は室温でもよいが\約1
00℃までに上げてもよい。
焼成タルクを被覆試薬の水溶液に分散させるには、焼成
タルクを被覆試薬水溶液中に添加するのが好ましいが・
焼成タルク分散液中に固形の被覆試薬を添加してもよい
。
被覆は通常バッチ法で操作されるが、所望によりタルク
分散液の連続流液に被覆試薬を添加する連続方式で操作
することもできる。
被覆試薬すなわち水溶性加水分解性金属化合物は1種又
は2種以上使用されるが、例えば2種使物i加え加熱し
て沈殿を生ぜしめてもよい。
通常、焼成タルクに対して金属水和酸化物及び(又は)
金属酸化物を酸化物として005〜50重量%被覆させ
る。被覆量が0.05重量%を下回ると粒子表面の均一
かつ完全な被覆が困難になり、50重量%を上回るとタ
ルク本来の触感が極端に失われるO 被覆終了後、常法に従って顔料を一過、洗浄、乾燥して
・製品を得る。製品はそのままで顔料として使用できる
が、場合により、種々の異なった色彩や使用感を得させ
るために、製品を更に大気中又は還元雰囲気中で200
〜1000°Cの温度範囲で熱処理することができる。
過度に高温で処理するとタルク顔料が脱水され触感性が
悪くなる。好ましい処理温度は900℃以下である。加
熱時間は通常05〜20時間である。
(以下余白) タルクと水との分散液は・タルク と精製水との混合液でもよく、また酸の水溶液にタルク
を混合した液であってもよい。この酸としては、例えば
ギ酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸、クエン酸等の有機酸、
又は塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸が挙げられる。酸水溶
液の濃度は4規定(N)以下で充分である・煮沸は通常
攪拌しながら行う。
煮沸時間は、酸添加の有無又は酸の種類、濃度によって
一定でないが、通常2〜20時間である。
煮沸処理によりタルク粒子の表面に水酸基が導入されて
水ぬれ性が付与され、タルクは水に均一に分散するよう
になる。
このようなタルクの水ぬれ性と水分散性は次の被覆処理
を有効に遂行するのに重要であるが、煮沸処理に付すべ
き分散液中のタルクの蛍は適当なものとしなければなら
ない。タルクが過剰量であると、煮沸処理によってタル
クに有効な水ぬれ性′を付与することができない。分散
液中に含まれるタルクの適量は、タルクの粒径により異
なり、その平均粒径と許容最大分散量との関係は、焼成
タルクに関゛する前掲第1表に示すところと同様である
O 分散液中のタルクの含量は、タルクの粒径に応じて第1
表に示す許容最大分散量を超えないようにすることが肝
要である。さもないと、タルク粒子表面の水ぬれ性が悪
く被覆を充分有効に行うことができなくなることがある
。
もよいが、水溶液として混合するのが好ましい。
被覆試薬である水溶性加水分解性金属化合物としては・
さきに例示したと同じものを挙げることができる。
被覆試薬は・加水分解してタルク粒子表面に金属水和酸
化合物及び(又は)金属酸化物の沈殿を与えるが、この
場合の加水分解条件は前記したところと同様である。ま
た、被覆の操作、被覆量、後処理及び場合によって行う
焼成処理等についても、前記と同様である。
以下・(2)及び(3ンの方法の製造例を示す。例中で
部とあるいは重量部を表わす。
製造例4 原料タルク(平均粒径10μm)を大気中850℃で3
時間焼成した。放冷後、焼成タルク加部を精製水800
部に加え充分攪拌し分散液を得た。この分散液に濃度0
重量%の硫酸チタニル水溶液肥部を加え、攪拌しながら
加熱し6時間沸とうさせた。
放冷後・濾過・水洗し300°Cで乾燥して、酸化チタ
ン被覆された焼成タルクの白色粉末M部を得た。
本製品の粒子1個1個の全表面は酸化チタンで完全に被
覆されていることが・走査型電子顕微鏡写真及びX線回
折図から確認された。
(以下余白) 製造例5 タルク(平均粒径5.0μm )を真空中800℃でW
時間焼成した。放冷後、焼成タルクに部を0.IN濃度
の硫酸水溶液Boo部中に加え充分攪拌した。得られた
分散液に、温度40重量%の硫酸チタニル水溶液14部
を加え攪拌しながら加熱して6時間沸とうさせた。放冷
して80°Cになった後、濃度14重量%の硫酸第一鉄
53部を攪拌下で加えた。次いで濃度北重量%の苛性ソ
ーダ水溶液を滴下して液のpHをnとして96時間攪拌
した・続いて・p過、水洗後100°Cで乾燥して、黒
色の粉末5部を得た。
さらに、大気中850℃で4時間焼成して赤色の粉末を
得た。得られた粉末は、X線回折図及び走査型電子顕微
鏡写真より、タルク粒子の表面が、アナターゼ型酸化チ
タンと赤酸化鉄(α−Fe203 )で被覆されている
ことが確認された。
製造例6 タルク(平均粒径正μm)を馬ガス気流中900°Cで
2時間焼成した。放冷後、焼成タルク加部をα5の分散
液に0部の硫酸チタニル水溶液14部を加えて攪拌しな
がら加熱した。3時間沸とう後、放冷し、室温になって
から温度田重量%め硫酸コバルト水溶液7部を加えた。
液に濃度16重量%の苛性ソーダ水溶液を滴下し液のp
Hを9とし、室温で攪拌しながら4時間放置した。放置
後、p過、水洗して100°Cで乾燥した。乾燥粉末を
850℃で3時間焼成し、緑色の粉末お部を得た。この
ものはコバルトチタイ、−トで被覆された焼成タルクで
ある。
製造例7 原料タルクC平均粒径50μml ’300部を0.5
N濃度の硫酸水溶液3000部に添加し、攪拌しながら
加熱して、9時間煮沸した。放冷後、煮沸したタルク分
散液1000部をとり、これに濃度0重量%の硫酸チタ
ニル水溶液70部を加えて、攪拌しながら、04重量%
の苛性ソーダ水溶液を加えてpHを7とし、5時間放冷
後、p過、水洗し、80°Cで乾燥して、水和チタン酸
化物で被覆されたタルクの白色顔料110部を得た。
製造例8 原料タルク(平均粒径5.0μm)100部を0.I 
N濃度の硫酸水溶液4000部に添加し、攪拌しながら
加熱して、北陸間煮沸した。煮沸液に、濃度0重量%の
硫酸チタニル水溶液を70部加えて6時間放置した。放
置後、放冷し液温が80°Cになってから、濃度55.
6重量%の硫酸第一鉄水溶液265部を加えた。次いで
濃度圧重量%の苛性ソーダ水溶液を滴下し液のpHをn
とし、 80″Cで攪拌しながら96時間放置した。放
冷後、p過、水洗し100°Cで乾燥して黒色の粉末、
150 @3得た。
得られた粉末は、X線回折図及び走査型電子顕微鏡写真
より、タルク粒子の表面が、酸化チタン、黒酸化鉄で被
覆されていることが確認された。
製造例9 実施例8と同様にして黒色の粉末を作った後、このもの
を大気中900°Cで焼成して赤色の粉末を得た。
本製品は、X線回折図及び走査型電子顕微鏡写真より、
タルク粒子の表面が・酸化チタンと赤酸化鉄で被覆され
ていることが確認された。
次に、本発明に係るチタン水和酸化物及び/またはチタ
ン酸化物または該チタン化合物を含む金属水和酸化物及
び/または金属酸化物で均一に被覆されたタルクまたは
該被覆タルクの焼成物を還元する方法について述べる。
まず、第一の方法は、還元力を有するガスの1種または
2種以上の雰囲気中で還元焼成する方法が用いられる。
還元力な有するガスの例としては・例えば、水素ガス、
アンモニアガス等が挙げられる。この際、該ガスとヘリ
ウムガス、アルゴンガス、窒素ガス等の不活性ガスの1
種または2種以上と混合したガスを用いてもよい。反応
温度は、500°C〜1.000’cの温度が好ましい
。反応時間は、0.5〜20時間で十分である。
第二の方法は、金属チタンを混合し、該混合物を真空下
で焼成する方法が用いられる。反応温度は、500″C
〜1000″Cの温度が好ましい。反応時間は0.5〜
20時間で十分である。
タルクを被覆する低次のチタン酸化物または低次のチタ
ン酸化物を含む金属化合物の量はタルクに対し0.05
〜50重量%被覆させたものを用いるのが好ましい。被
覆量が005重量%を下回ると粒子表面が均一かつ完全
な被覆でないため得られる着色顔料はうすい色調しが得
られず着色顔料としては不充分である。また・500重
量%上になると色調の彩やかな着色顔料は得られるもの
のタルクとしての使用感が劣り・然も凝集粒子となり極
端に顔料特性が悪くなる。
次に、本発明を実施例によって説明する。例中に部とあ
るのは重量部を表わす。
(以下余白) 実施例1 製造例4で得られた酸化チタンで被覆された焼成タルク
脇部を流速317m1xのアンモニアガス気流下で80
0°C・4時間の還元処理を行ない、冷却後、粉末回部
を得た。得られた粉末は黒色を呈するものであった。
この製品である黒色の酸化チタン被覆焼成タルク粉末の
X−線回折図(Ou−にα線)は第1図に示す通りであ
る。またアンモニアガス気流下で還元処理する前の酸化
チタンで被覆された焼成タルクのX−線回折図(Ou−
にα線)は第2図の通りである。これらのX−線回折に
よれば第1図の37°付近のピークと43°付近のピー
クはTiOの(111)と(200)ピークと一致した
。第2図の25°付近のブロードのピークはアナターゼ
型酸化チタン(TiO2)の最強ピーク(10:L )
と一致した。このことがら製造例4で得られた焼成タル
クは酸化チタンによって被覆されており、この被覆タル
クをアンモニアガス中で還元すると二酸化チタンが一階
化チタンに還元されたことが分かる。本製品の粒子表面
の被覆状態は走査型電子顕微鏡写真の観察により確認す
ることができた(33[1)。
さらに得られた本製品を’K S OA (]Rect
ronSpectroscopy of Ohemic
alAnalysis )にてT12P結合エネルギー
を分析した結果を第六図に示す。
装置は島原製作所製E S OA 650 Bを使用し
た。図中(1)は本製品の表面層を分析したもの、(2
)はアルゴンエツチングを10分間施した部分の分析で
アル。(3)はアルゴンエツチングを加分間施した部分
の分析である。(1〕、(2)、(3)に共通にみられ
るピーク(A)は二酸化チタンのピークであり、(2〕
にのみ見られる(E)および(0)のピークはそれぞれ
一酸化チタン(低次酸化チタン)、および窒化チタンの
ものである。図から明らかなように本製品はタルクの表
面が二酸化チタンと低次酸化チタンと窒化チタンとで被
覆され、さらにその表面が二酸化チタンで被覆されてい
るこにかわかる。
実施例2 製造例5で得た酸化チタンと赤酸化鉄で被覆されたタル
ク製品お部をアンモニアガスlty分の流速の気流中6
00°Cで2時間熱処理を行ない、放冷後、赤帯青黒色
の粉末n部を得た。この赤帯青黒色製品の走査型電子顕
微鏡写真(提示していない)によると、タルク粒子の表
面が微粒子粉末で被覆されている状態を観察することが
できた。
実施例3 製造例6で得た、コバルトチタネートで被覆された焼成
タルク製品δ部を流速2’l/mmのアンモニアガスと
流速1ノ/ mv+の窒素ガスとの混合ガス気流下で6
50°C,4時間還元処理を行ない、冷却後、粉末四部
を得た。得られた粉末は暗青緑色を呈するものであった
。
実施例4 製造例2で得た、酸化チタンと黒酸化鉄で被覆されたク
ルク製品M部と金属チタン粉末005部を混合し、該混
合粉末をオイル拡散ポンプを用いて10−′torr以
下の真空度にて、900°Cで4時間加熱還元した。冷
却後、粉末M部を得た。得られた粉末は青色を呈するも
のであった。
実施例5 製造例3で得た、コバルトチタネートで被覆されたタル
ク製品のお部を流速1ノ/ mmのアンモニアガスと流
速217mMの水素ガス及び流速0.5 l/mmの窒
素ガスとの混合ガス気流下で950°C58時間還元処
理を行ない、冷却後、粉末四部を得た。得られた粉末は
暗緑色を呈するものであっだ。
実施例6 製造例1で得た、水和物チタン酸化物及び酸化チタンで
被覆されたタルク製品a部を流速21:7mmのアンモ
ニアガスと流速1 l / mmのヘリウムガスとの混
合ガス気流下で、700″C15時間の還元処理を行な
い、冷却後、粉末δ部を得た。得られた粉末は青黒色を
呈するものであった。
実施例7 製造例7で得た、水和チタン化合物′で被覆されたタル
ク製品1〕、0部を流速5 l / mmの水素ガス気
流下で950°C116時間の還元処理を行ない、冷却
後、粉末100部を得た。得られた粉末は青黒色を呈す
るものであった。
実施例8 製造例8で得た酸化チタンと黒酸化鉄で被覆されたタル
ク吻製品脇部を実施例4と同様な方法で還元して粉末M
部を得た。得られた粉末は青色を呈するものであった。
実施例9 製造例9で得た酸化チタンと赤酸化鉄で被覆されたタル
ク製品お部を実施例2と同様な方法で還元して粉末乙部
を得た。得られた粉末は赤帯青黒色を呈するものであっ
た。
(以下余白) 以上の実施例1〜9で得られた製品である金属化合物被
覆タルクの顔料特性を試験した。試験項目は酸安定性、
熱安定性、分散性であり、試験方法と試験結果は次のと
おりである。
■ 酸安定性試験 本発明、実施例1の黒色製品と実施例4の青色製品の試
験を行なった。比較のために市販の黒色顔料(酸化鉄)
と青色顔料(群青)を各々市販のタルクに加部添加し、
充分に混合した顔料及び公知製造例1の製品及び製造例
8の製品、前者は特開昭54−86633号公報に記載
された製造例1の方法に準じて作った、製造例8の方法
に準じて作っ散後、試験管立てに立てて静置し、3時間
後の色調を肉眼で観察した。結果を第3表に示す。
■ 熱安定性試験 酸安定性試験に用いた顔料を各々20−人出性ルツボに
3り秤り取り、大気中で300°Cの温度条件下で田時
間熱処理した。処理後の色調変化を肉眼観察した。結果
を第3表に示す。
第3表の結果から明らかなように本願発明の製品である
金属化合物被覆タルク顔料は酸に対しても熱に対しても
色調変化がみられず、優れた安定性を示すのに対して、
市販の混合系や特開昭巽−86633号公報製造例8に
記載された顔料では酸に対しても熱に対しても安定性が
悪く変色する。
(判定) ◎印:色調に変化がなく極めて安定△印:異
なった色に変化 ×印:退色し、白色に変化 ■ 分散(色分れ・色縞)安定性試験 安定性を試験するために供試品として下記5種の同一色
調の調合品を作った。
〔本願発明製品の調合品〕
本実施例1の製品 加重量% 本実施例9の製品 間型N% (以下余白) 〔比較例調合品A〕 タルク(浅田製粉社)700重量% 酸化チタンP−25(デグサ社)100重量%公知製造
例1の製品 5重量% 製造例4の製品 80重量% 製造例8の製品 15重量% 〔比較例調合品C〕 公知製造例1の製品 880重量% 本実施例2の製品 5500重量% 本実施例1の製品 25.00重量% 本実施例9の製品 112 重量% 〔比較例調合品D〕 製造例1の製品 4000重量% 製造例8の製品 1600重量% 本実施例1の製品 2000重量% 本実施例6の製品 4.00重量% 本実施例9の製品 2000重量% (注:公知製造例1の製品は前記特開昭54−8663
3号公報に記載された製造例1の方法にそれぞれ準じて
作った。) 各調合品を2に9秤量し、それぞれヘンシェルミキサー
で充分混合し、混合粉末を5馬力のアトマイザ−にて2
回粉砕した。各粉砕粉末について分散性試験、色分れ(
色縞)試験を行った。試験方法と試験結果は次のとおり
であった。
■−1分散安定性試験 各粉砕粉末1.59をそれぞれ共栓目盛付5〇−入り試
験管に入れ、これに水を5〇−加えてボIJ )ロン分
散機にてW秒間分散させた。分散後、試験管立てにて静
置し1時間後の分散状態を肉眼で観察した0 水の代りに流動パラフィンを同量使用して、同様な操作
と観察を行った。
結果は第4表に示すとおりであった。
■−2色分れ(色縞)安定性試験 者粉砕粉末6.09をそれぞれ流動パラフィン4gに加
えて、小型3本ローラーを用いて充分に混練した。得ら
れたスラリーを直径3 cm s Rさ3期のアルミニ
ウム製容器に流し込み表面の状態を肉眼で観察した。
結果は第4表に示すとおりであった。
(以下余白) (へ)分散性の評価 ◎印、極めて良好に均一分散している〇〇印=均一に分
散。
△印:やや試験管壁面に粉末が付着し、分散状態がやや
不良である。
X印、試験管壁面に粉末が付着し、分散状態が不良であ
る。
色分れ(色縞)の評価 ◎印:表面が均一な状態になっており色縞は認1 めら
れない。
△印:やや表面が不均一な状態になっており、白色の色
縞が認められる。
×印:表面が不均一な状態になっており白色の色縞が認
められ、色分れの状態である。
本表の結果によれば、本発明調合品は、比較例調合品(
Az B% Os D )のものに比し、水中又は流動
パラフィン中の分散性が優れていることがわかる。更に
色分れ(色縞)がなく顔料特性の優れていることがわか
る。
以上の各試験結果は、本発明の実施例1.2.6.9の
各製品から得られたものであるが、同様の結果は、同実
施例3.4.5.7.8の各製品についても得られた。
以上の各試験結果から明らかなように、本発明の製品で
ある金属化合物被覆タルクは、酸安定性、熱安定性、分
散安定性及び色分れ(色縞)安定性に優れた顔料特性を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面各図は下記内容のものである。 第1図:実施例1の製品のX線回折図(Cu−KcK線
)第2図:実施例1に用いた原料被覆タルクのXm回折
図(Ou −KK線〕 第3図:実施例1の製品の粒子構造で、図面に代る走査
型電子顕微鏡写真(6,000倍)である。 第4図:実施例1の製品のTi2PのESC^分析図で
ある。 特許出願人 株式会社 資生堂 第3図 、4h宙エネルS”−eV

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タルク粒子の表面が低次のチタン酸化物又は低次の
    チタン酸化物を含む金属化合物で被覆されたタルク 2 金属化合物がチタン、鉄又はコバルトの、酸化物又
    は窒化物である特許請求の範囲第1項記載の被覆された
    タルク 3 チタン水和酸化物及び/又はチタン酸化物、又は該
    チタン化合物を含む金属水和酸化物及び/又は金属酸化
    物で均一に被覆されたタルク、又は該被覆タルクの焼成
    物を還元してなる、タルク粒子の表面が低次のチタン酸
    化物又は低次のチタン酸化物を含む金属化合物で被覆さ
    れたタルクの製造法 4 金属化合物がチタン、鉄又はコバルトの、酸化物又
    は窒化物である特許請求の範囲第3項記載の被覆された
    タルクの製造法 5 還元する方法が、還元力を有するガスの雰囲気中で
    還元焼成する方法である特許請求の範囲第3項乃至第4
    項記載の被覆されたタルクの製造法 6 還元力を有するガスが、水素ガス、アンモニアガス
    である特許請求の範囲第3項乃至第5項記載の被覆され
    たタルクの製造法。 7 還元する方法が、金属チタンを混合し、該混合物を
    真空下で焼成する方法である特許請求の範囲第3項乃至
    第4項記載の被覆されたタルクの製造法。 、(以下余白)
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