JPS6043904B2 - 高導電性耐熱銅合金材の製造方法 - Google Patents
高導電性耐熱銅合金材の製造方法Info
- Publication number
- JPS6043904B2 JPS6043904B2 JP7664279A JP7664279A JPS6043904B2 JP S6043904 B2 JPS6043904 B2 JP S6043904B2 JP 7664279 A JP7664279 A JP 7664279A JP 7664279 A JP7664279 A JP 7664279A JP S6043904 B2 JPS6043904 B2 JP S6043904B2
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- JP
- Japan
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- copper alloy
- alloy material
- alloy
- highly conductive
- manufacturing
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- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、従来公知のCu−Ag合金と同等な特性を
もつた高導電性耐熱銅合金材の製造方法に関するもので
ある。
もつた高導電性耐熱銅合金材の製造方法に関するもので
ある。
従来、Cu−Ag合金は、高い導電率と、高い軟化温度
を有していることから、高級導電材料として広範囲に亘
つて使用・されているが、近年の銀地金価格の高騰によ
る経済性の問題から、その使用範囲が次第に制限されつ
つあるのが現状である。
を有していることから、高級導電材料として広範囲に亘
つて使用・されているが、近年の銀地金価格の高騰によ
る経済性の問題から、その使用範囲が次第に制限されつ
つあるのが現状である。
そこで、上記Cu−Ag合金に代る材料としてCu−B
合金が提案され、確かにこのCU−B合金は高導電率を
もつものの、B:0.01%以下(以下%はすべて重量
%を意味する)を含有するCU−B合金では、これを通
常の方法で製造した場合、純銅と大差のない軟化温度し
か示さず、耐熱性の点で問題のあるものであつた。この
ようなことから、上記CU−B合金の軟化温度を向上さ
せる目的て、第3成分としてFeを0.1%以上添加含
有させた合金も提案されているが、この場合は導電性の
著しい低下を避けることはできないものであつた。
合金が提案され、確かにこのCU−B合金は高導電率を
もつものの、B:0.01%以下(以下%はすべて重量
%を意味する)を含有するCU−B合金では、これを通
常の方法で製造した場合、純銅と大差のない軟化温度し
か示さず、耐熱性の点で問題のあるものであつた。この
ようなことから、上記CU−B合金の軟化温度を向上さ
せる目的て、第3成分としてFeを0.1%以上添加含
有させた合金も提案されているが、この場合は導電性の
著しい低下を避けることはできないものであつた。
また、さらに同様な目的で、Sを0.002%以上添加
含有させたCU−B−S合金も提案されているが、例え
ば無酸素銅においては、Sを多く含有すると、雰囲気か
らの酸素侵入が激しくなつて材料が脆化するようになる
ことから、Sの含有量を18p、p、m、以下に制限し
ていることからも明らかなように上記Cu−B−S合金
は靭性の低いものであり、したがつて屈曲特性が劣ると
いう問題がある。この発明は、上述のような観点から、
特に上記従来Cu−B合金のもつ高導電率特性をそこな
うことなく、その軟化温度の向上をはかるべくなされた
もので、0.0005〜0.01%のBを含有し、実質
的に残部がCuよりなる銅合金を、700℃以上の温度
て熱間加工または中間焼鈍した後、急冷し、ついでこれ
を冷間加工することによつて、高い導電率と耐熱性とを
共に有する銅合金材を製造することに特徴を有するもの
である。
含有させたCU−B−S合金も提案されているが、例え
ば無酸素銅においては、Sを多く含有すると、雰囲気か
らの酸素侵入が激しくなつて材料が脆化するようになる
ことから、Sの含有量を18p、p、m、以下に制限し
ていることからも明らかなように上記Cu−B−S合金
は靭性の低いものであり、したがつて屈曲特性が劣ると
いう問題がある。この発明は、上述のような観点から、
特に上記従来Cu−B合金のもつ高導電率特性をそこな
うことなく、その軟化温度の向上をはかるべくなされた
もので、0.0005〜0.01%のBを含有し、実質
的に残部がCuよりなる銅合金を、700℃以上の温度
て熱間加工または中間焼鈍した後、急冷し、ついでこれ
を冷間加工することによつて、高い導電率と耐熱性とを
共に有する銅合金材を製造することに特徴を有するもの
である。
なお、上述の軟化温度とは、その強度に十分な低下を起
させる最低”加熱温度を言うのである。ついで、この発
明の銅合金材の製造方法において、B成分の成分組成範
囲、および熱間加工または中間焼鈍温度を上述のように
限定した理由を説明する。
させる最低”加熱温度を言うのである。ついで、この発
明の銅合金材の製造方法において、B成分の成分組成範
囲、および熱間加工または中間焼鈍温度を上述のように
限定した理由を説明する。
(a)B成分の成分組成範囲
B成分は、純銅の軟化温度を向上せしめるために添加す
るものであつて、その含有量が0.0005%未満では
十分満足できる耐熱性が得られす、また0.01%を越
えても、軟化温度のよソー層の向上が期待できないばか
りか、導電率の無視できない低下をきたすことから、そ
の含有量を0.0005%〜0.01%と限定した。
るものであつて、その含有量が0.0005%未満では
十分満足できる耐熱性が得られす、また0.01%を越
えても、軟化温度のよソー層の向上が期待できないばか
りか、導電率の無視できない低下をきたすことから、そ
の含有量を0.0005%〜0.01%と限定した。
なお、残留固溶B含有量としては、0.0010〜0.
0040%の範囲が最も好ましい。(b)熱間加工また
は中間焼鈍温度範囲。
0040%の範囲が最も好ましい。(b)熱間加工また
は中間焼鈍温度範囲。
熱間加工または中間焼鈍温度も、このCu−B合金の軟
化温度に影響を与えるものであつて、それが700゜C
未満の場合には上記銅合金の軟化温度を十分に向上させ
ることができないのて、その熱間加工または中間焼鈍温
度を700℃以上とした。
化温度に影響を与えるものであつて、それが700゜C
未満の場合には上記銅合金の軟化温度を十分に向上させ
ることができないのて、その熱間加工または中間焼鈍温
度を700℃以上とした。
つぎに、この発明を実施例により説明する。
実施例1無酸素銅を溶解し、これにCU−2%B母合金
によりBを添加し、Bの含有量が、それぞれ0.000
2%、0.0011%、0.0027%、0.0054
%、および0.010%のインゴットを製造した。
によりBを添加し、Bの含有量が、それぞれ0.000
2%、0.0011%、0.0027%、0.0054
%、および0.010%のインゴットを製造した。
なお、ここでいうB含有量は、Cu中の残留固溶B含有
量をさすものであり、B酸化物などの析出物は含有され
ていない。ついで、上記インゴットのそれぞれを、第1
表に示される温度で熱間加工し、その直後に水冷し、そ
の後90%の加工度で冷間伸線加工することによつて本
発明材1〜4および比較材1〜4をそれぞれ製造した。
量をさすものであり、B酸化物などの析出物は含有され
ていない。ついで、上記インゴットのそれぞれを、第1
表に示される温度で熱間加工し、その直後に水冷し、そ
の後90%の加工度で冷間伸線加工することによつて本
発明材1〜4および比較材1〜4をそれぞれ製造した。
なお、比較材1は、Bの含有量が本発明範囲から低い方
に外れたものであり、また比較材2,3は、熱間加工温
度が本発明範囲から低い方に外れたものであり、さらに
比較材4は無酸素銅である。
に外れたものであり、また比較材2,3は、熱間加工温
度が本発明範囲から低い方に外れたものであり、さらに
比較材4は無酸素銅である。
この結果得られた本発明材1〜4および比較材1〜4の
軟化温度および導電率を測定し、この測定結果を第1表
に合せて示した。
軟化温度および導電率を測定し、この測定結果を第1表
に合せて示した。
なお、第1表における導電率の値はH材で測定したもの
である。第1表に示される結果から明らかなように、本
発明材は、いずれもきわめて高い導電率を保持した状態
で、高い軟化温度を有するものになつている。これに対
して、Bを含有しないか、あるいは含有してもわずかの
量しか含有しない比較材1,4,および熱間加工温度が
本発明範囲から低い方に外れた比較材2,3においては
、いずれも高導電率をもつものの、軟化温度はきわめて
低いものになつている。実施例2 高純度銅を溶解し、これにCU−2%B母合金を添加し
て、B含有量がそれぞれ0.0027%、0.0049
および0.0075%のインゴットを鋳造し、ついでこ
れらのインゴットに900℃で熱間加工を施こし、水冷
した後、94%の加工度て冷間伸線加工を施こすことに
よつて本発明材5〜7を製造した。
である。第1表に示される結果から明らかなように、本
発明材は、いずれもきわめて高い導電率を保持した状態
で、高い軟化温度を有するものになつている。これに対
して、Bを含有しないか、あるいは含有してもわずかの
量しか含有しない比較材1,4,および熱間加工温度が
本発明範囲から低い方に外れた比較材2,3においては
、いずれも高導電率をもつものの、軟化温度はきわめて
低いものになつている。実施例2 高純度銅を溶解し、これにCU−2%B母合金を添加し
て、B含有量がそれぞれ0.0027%、0.0049
および0.0075%のインゴットを鋳造し、ついでこ
れらのインゴットに900℃で熱間加工を施こし、水冷
した後、94%の加工度て冷間伸線加工を施こすことに
よつて本発明材5〜7を製造した。
この結果得られた本発明材5〜7より繰り返し曲げ試験
(JIS−H35lO,5.6.2.)用試験片を取り
出し、その屈曲特性(破断に至る曲げ回数)を測定した
。
(JIS−H35lO,5.6.2.)用試験片を取り
出し、その屈曲特性(破断に至る曲げ回数)を測定した
。
この測定結果を第2表に示した。
第2表に示されるように、通常、Bを0.0081%、
Sを0.0053%含有するCU−B−S合金材は、曲
げ回数16回で切断に至るのに比べて、本発明材5〜7
はいずれもすぐれた屈曲特性をもつことが明らかである
。
Sを0.0053%含有するCU−B−S合金材は、曲
げ回数16回で切断に至るのに比べて、本発明材5〜7
はいずれもすぐれた屈曲特性をもつことが明らかである
。
上述のように、この発明によれば、0.0005〜0.
010%という極微量のB含有量となるように、通常の
無酸素銅もしくはタフピツチ銅にBを添加含有させたC
U−B合金に簡単な処理を施こすだけで、JACSで1
00%に近い高導電率と、約350℃という高い軟化温
度を有する銅合金材を安価に得ることができるなど、工
業上有用な効果がもたらされるのである。
010%という極微量のB含有量となるように、通常の
無酸素銅もしくはタフピツチ銅にBを添加含有させたC
U−B合金に簡単な処理を施こすだけで、JACSで1
00%に近い高導電率と、約350℃という高い軟化温
度を有する銅合金材を安価に得ることができるなど、工
業上有用な効果がもたらされるのである。
Claims (1)
- 1 重量%で、Bを0.0005〜0.01%含有し、
残部がCuよりなる銅合金を、700℃以上の温度で熱
間加工または中間焼鈍した後、急冷し、ついでこれを冷
間加工することを特徴とする高導電性耐熱銅合金材の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7664279A JPS6043904B2 (ja) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | 高導電性耐熱銅合金材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7664279A JPS6043904B2 (ja) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | 高導電性耐熱銅合金材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56266A JPS56266A (en) | 1981-01-06 |
| JPS6043904B2 true JPS6043904B2 (ja) | 1985-10-01 |
Family
ID=13611028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7664279A Expired JPS6043904B2 (ja) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | 高導電性耐熱銅合金材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6043904B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4400351A (en) * | 1980-06-13 | 1983-08-23 | Mitsubishi Kinzoku Kabushiki Kaisha | High thermal resistance, high electric conductivity copper base alloy |
| US4878017A (en) * | 1986-10-28 | 1989-10-31 | Williams Bruce T | High speed D.C. non-contacting electrostatic voltage follower |
| JP2001295010A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-10-26 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 高強度・高導電率Cu−Ag合金板材の特性調整方法及び高強度・高導電率Cu−Ag合金板材の製造方法 |
-
1979
- 1979-06-18 JP JP7664279A patent/JPS6043904B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56266A (en) | 1981-01-06 |
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