JPS6126820B2 - - Google Patents
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- JPS6126820B2 JPS6126820B2 JP54031746A JP3174679A JPS6126820B2 JP S6126820 B2 JPS6126820 B2 JP S6126820B2 JP 54031746 A JP54031746 A JP 54031746A JP 3174679 A JP3174679 A JP 3174679A JP S6126820 B2 JPS6126820 B2 JP S6126820B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peroxide
- trimercaptotriazine
- polymer
- brass
- adhesion
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
本発明は真鍮との直接架橋接着用ポリマー組成
物に関するもので、エチレン系飽和ポリマーと、
有機過酸化物との架橋系においてトリメルカプト
トリアジンおよびエポキシ樹脂を添加することに
より該ポリマーの有機過酸化物架橋特性を損うこ
となしに、真鍮との加圧加熱、架橋接着が良好な
過酸化物架橋ポリマー組成物に関するものであ
る。 従来、ポリマーと金属特に真鍮(すなわち黄
銅)との接着方法として例えば(1)ポリマー組成物
と金属との間にエボナイト層を介在しめる方法(2)
接着剤(環化ゴム、塩化ゴム、フエノール樹脂、
等極性化合物)を金属表面に塗り、ポリマー組成
物と圧着加硫する方法(3)ゴム組成物と金属との圧
着加硫による直接接着、などがある。この様にポ
リマーと金属との接着には従来種々の方法があ
る。例えばポリマー組成物と金属の間にエボナイ
ト層を介在せしめる方法は主としてイオウによる
硬質ゴム化が可能なポリマーにおいて可能である
が、一般に接着に長時間を要すること、又可撓性
を要する用途への使用が困難であること等の欠点
があつた。また(2)に示す様な接着剤を金属表面に
塗りポリマー組成物と圧着架橋し接着せしめる方
法は一般に行われているが、真鍮との2次結合力
の増大、並びに接着層の凝集力の増大により接着
力の増大を計るものであるが真鍮とポリマーとの
強固な接着に至るには不充分であるという欠点を
有する。また、ポリマーと真鍮との直接接着方法
としては従来イオウ架橋可能なゴム例えばジエン
系ゴム加硫物と真鍮は良好な接着が得られること
が知られており黄銅すなわち真鍮メツキ法等によ
る金属板またはワイヤー類とポリマーとの接着技
術は多く利用されるところである。これはゴムの
加硫反応に際して生ずるメルカプト基と銅との反
応あるいはCuSとゴムの二重結合との反応により
形成されるゴムと銅間の一次結合によるものと考
えられている。しかし上記直接接着方法を永久伸
び、圧縮永久歪などの如きエラストマーとして本
質的に重要な性質を得る為にパーオキサイド架橋
が必要とされるかあるいは好ましいとされるポリ
マー組成物に適用しようとした場合、加圧加熱接
着時にパーオキサイドとイオウまたはチウラム系
チアゾール系等のイオウ供与体との反応により該
ポリマー組成物と真鍮との1次結合反応及びポリ
マーとパーオキサイドとの架橋反応の阻害により
真鍮との接着力及び架橋物物性の両者がともにそ
こなわれる欠点を有している。又パーオキサイド
架橋体中に(2)に示す様な接着剤に使用される極性
化合物を混入し2次結合力を増大し接着力を強め
ることも本質的には1次結合による接着力以上の
力は得られないと考えられる。これら欠点はパー
オキサイド架橋物が特に他架橋系に比し一般的に
有利とされる飽和度の高いポリマー例えばエチレ
ンプロピレンゴム(EPR、EPDM)、エチレン酢
ビゴム(EVA)、塩素化ポリエチレン(CM)、ク
ロロスルホン化ポリエチレン(CSM)及びポリ
エチレン(PE)等において特に顕著である。 上記欠点を解決すべく発明者等は、パーオキサ
イド架橋系ポリマー配合物において、パーオキサ
イドとの反応性が少なく従つて物性の低下が少な
くかつイオウによる2次結合力を有する接着付与
系について、種々のイオウ供与体について検討し
た結果、ポリマーにパーオキサイド、トリメルカ
プトトリアジンおよびエポキシ化合物の3者を組
み合わせることにより所期の効果を有する接着系
を得られることを見出した。 これら接着系において、トリメルカプトトリア
ジンとエポキシ化合物が反応性を有すること、ま
た、トリメルカプトトリアジンと上記ポリマー類
が反応性を有すること、また、トリメルカプトト
リアジンが銅との反応性を有することはいずれも
公知である。しかし、パーオキサイド架橋系にお
いて、トリメルカプトトリアジンのみを添加して
も良好な接着効果は得られず、上記エポキシ化合
物を組み合わせる事により良好な接着効果が得ら
れることに本発明の特徴がある。これはパーオキ
サイド及びトリメルカプトトリアジンとポリマー
の反応、エポキシ化合物とトリメルカプトトリア
ジンの反応、トリメルカプトトリアジンと真鍮合
金中銅との反応が協奏的に進行し、エポキシ化合
物と金属との2次結合力と相まつてパーオキサイ
ド架橋体の物性を低下させることなく接着力を発
現せしめるものと考えられる。従つて接着発現の
ためにトリアジン環中メルカプト基を2ケ有する
ものであれば良い。 本発明の目的は、有機過酸化物架橋系ポリマー
組成物と真鍮板又はワイヤー類との直接接着にお
いてパーオキサイドとイオウ又はイオウ供与体と
の反応によりポリマーの有機過酸化物架橋特性を
低下させることなくかつ過酸化物架橋系ポリマー
組成物と真鍮板又はワイヤー類とを強固に接着せ
しめることの可能な、特に高度の架橋密度付与ま
た、低圧縮永久歪等を得るためポリマー組成物と
真鍮とのパーオキサイド架橋接着が必要な分野、
例えばベルト、ホース、型物、ゴムロール、ライ
ニング、袋物の金具部分等に利用される過酸化架
橋ポリマー組成物を提供することである。 本発明は、エチレン系飽和ポリマー100重量部
に対し有機過酸化物1〜30重量部を含有するポリ
マー組成物において、さらにトリメルカプトトリ
アジンを前記ポリマー100重量部に対し0.001〜
0.1モルおよびエポキシ樹脂をトリメルカプトト
リアジン1モルに対し、エポキシ基に数にして
0.1〜10の割合で添加することを特徴とする、真
鍮との接着性の優れたポリマー組成物である。 本発明に使用できるエチレン系飽和ポリマーと
しては、エチレンプロピレンゴム(EPR,
EPDM)、エチレン酢ビゴム(EVA)、塩素化ポ
リエチレン(CM)、クロロスルホン化ポリエチ
レン(CSM)、ポリ塩化ビニル(PVC)等があ
り、好ましくはCM、CSM等である。 また本発明で用いられるパーオキサイドの種類
としては該配合系において加工時の温度で架橋反
応が極度に進行しないパーオキサイドならいずれ
でも良く、好ましくは半減期が10時間で分解温度
が80℃以上であるジアルキルパーオキサイドがよ
い。例えばジクミルパーオキサイド、4,4―ジ
ーターシヤリーブチルパーオキシバレリツク酸n
―ブチル、1,3―ビス―(t―ブチルパーオキ
シ―イソプロピル)ベンゼンが挙げられる。更に
好ましくは4,4―ジ、t―ブチルパーオキシバ
レリツク酸n―ブチルが良い。 また本発明に用いられるエポキシ化合物の種類
としては、トリメルカプトトリアジンと反応し得
るエポキシ樹脂であればモノ及びジ以上多官能エ
ポキサイドのいずれでも良く、樹脂構造として
は、グリシジルエーテル型、グリシジルエステル
型、グリシジルアミン型、綿状脂肪族エポキサイ
ド、脂環族エポキサイドのいずれでも良い。 本発明の実施においては、エチレン系飽和ポリ
マー100gに対してパーオキサイド1〜30g、好し
くは2〜20g(1g未満では架橋せず、30g超では
スコーチを起こし、実用的でない)を配合し、更
にトリメルカプトトリアジン1モルに対し添加エ
ポキシ中エポキシ基の数で0.1〜10好ましくは、
0.2〜5の比率で、メルカプトトリアジンの量と
して0.001〜0.1モル(0.177〜17.7g)好ましくは
0.007〜0.07モル(1.2〜12g)の範囲で添加す
る。トリメルカプトトリアジン0.001モル未満で
は接着せず、0.1モル超ではパーオキサイドと反
応して架橋を阻害する。トリメルカプトトリアジ
ン1モルに対してエポキシ基0.1個未満ではトリ
アジンとの共同作用による接着効果があらわれ
ず、10個超ではエポキシ基がトリアジンと反応し
てしまい、接着しなくなる。トリメルカプトトリ
アジンとエポキシ化合物は、接着効果を上げるた
めの共同作用を行うが、相互同士の反応もするの
で、エポキシ化合物の使用量をふやしたときは、
同時にトリメルカプトトリアジンの量もふやす必
要がある。 また、必要に応じて可塑剤、補強剤、顔料等を
混合し、通常の加工方法により目的とする形状に
加工成型し真鍮と加圧加熱架橋接着せしめる。加
圧、加熱方法は、通常のプレスによるほか蒸気ま
たは温水等による方法も使用できることは勿論で
ある。 本発明によるポリマー組成物を接着性ポリマー
として、真鍮板と他の配合物の間に介在せしめゴ
ム/金属複合体としての成型物を得ることがで
き、さらに該ポリマー組成物を有機溶剤等に溶解
せしめ、いわゆるセメント層として用いることも
できる。また該ポリマー組成物のポリマー組成
を、パーオキサイド架橋可能な異種のポリマー同
志を2種以上ブレンドして使用できることも勿論
である。 また、圧着加熱温度はパーオキサイド架橋可能
な温度(130℃〜180℃)であればかまわない。 次に本発明を実施例によつて説明する。なお、
各実施例中、配合量(部)は特記なき限り重量基
準である。 実施例 1 第1表に示す組成物を70℃ミキシングロールに
て15分間混合した後約2.5mm厚のシートに成型し
たのち、トルエンにて充分浸漬脱脂後乾燥した3
mm厚真鍮板上に該シートをのせプレス成型機にて
面圧30Kg/cm2にて165℃×30分間圧着成型を行つ
た。又2.5mm180゜剥離力をオートグラフにて50
mm/secの剥離速度にて測定した。シートを同上
の加硫条件にて架橋シートを作成しJIS―K―
6301により架橋物性を測定した。 第1表における配合No.1,2を比較すると、エ
ポキシ樹脂/トリメルカプトトリアジン/パーオ
キサイド系において、トリメルカプトトリアジン
が接着向上に寄与し架橋物性が低下しないことが
判る。また配合No.2,No.5を比較すると、パーオ
キサイド架橋系において、イオウの添加がトリメ
ルカプトトリアジンと比較し物性の低下が大であ
りかつ接着力が付与できないことがわかる。又配
合No.1,3の比較においてエポキシ樹脂のみでは
真鍮板との接着性が向上しないことがわかる。ま
た配合No.4から、エポキシ/メルカプトトリアジ
ン/パーオキサイド系において、エポキシを除く
事により接着力の低下することが分る。またNo.
2,7の比較からパーオキサイド架橋可能なポリ
マーの種類を変えても同様な結果が得られること
が分る。
物に関するもので、エチレン系飽和ポリマーと、
有機過酸化物との架橋系においてトリメルカプト
トリアジンおよびエポキシ樹脂を添加することに
より該ポリマーの有機過酸化物架橋特性を損うこ
となしに、真鍮との加圧加熱、架橋接着が良好な
過酸化物架橋ポリマー組成物に関するものであ
る。 従来、ポリマーと金属特に真鍮(すなわち黄
銅)との接着方法として例えば(1)ポリマー組成物
と金属との間にエボナイト層を介在しめる方法(2)
接着剤(環化ゴム、塩化ゴム、フエノール樹脂、
等極性化合物)を金属表面に塗り、ポリマー組成
物と圧着加硫する方法(3)ゴム組成物と金属との圧
着加硫による直接接着、などがある。この様にポ
リマーと金属との接着には従来種々の方法があ
る。例えばポリマー組成物と金属の間にエボナイ
ト層を介在せしめる方法は主としてイオウによる
硬質ゴム化が可能なポリマーにおいて可能である
が、一般に接着に長時間を要すること、又可撓性
を要する用途への使用が困難であること等の欠点
があつた。また(2)に示す様な接着剤を金属表面に
塗りポリマー組成物と圧着架橋し接着せしめる方
法は一般に行われているが、真鍮との2次結合力
の増大、並びに接着層の凝集力の増大により接着
力の増大を計るものであるが真鍮とポリマーとの
強固な接着に至るには不充分であるという欠点を
有する。また、ポリマーと真鍮との直接接着方法
としては従来イオウ架橋可能なゴム例えばジエン
系ゴム加硫物と真鍮は良好な接着が得られること
が知られており黄銅すなわち真鍮メツキ法等によ
る金属板またはワイヤー類とポリマーとの接着技
術は多く利用されるところである。これはゴムの
加硫反応に際して生ずるメルカプト基と銅との反
応あるいはCuSとゴムの二重結合との反応により
形成されるゴムと銅間の一次結合によるものと考
えられている。しかし上記直接接着方法を永久伸
び、圧縮永久歪などの如きエラストマーとして本
質的に重要な性質を得る為にパーオキサイド架橋
が必要とされるかあるいは好ましいとされるポリ
マー組成物に適用しようとした場合、加圧加熱接
着時にパーオキサイドとイオウまたはチウラム系
チアゾール系等のイオウ供与体との反応により該
ポリマー組成物と真鍮との1次結合反応及びポリ
マーとパーオキサイドとの架橋反応の阻害により
真鍮との接着力及び架橋物物性の両者がともにそ
こなわれる欠点を有している。又パーオキサイド
架橋体中に(2)に示す様な接着剤に使用される極性
化合物を混入し2次結合力を増大し接着力を強め
ることも本質的には1次結合による接着力以上の
力は得られないと考えられる。これら欠点はパー
オキサイド架橋物が特に他架橋系に比し一般的に
有利とされる飽和度の高いポリマー例えばエチレ
ンプロピレンゴム(EPR、EPDM)、エチレン酢
ビゴム(EVA)、塩素化ポリエチレン(CM)、ク
ロロスルホン化ポリエチレン(CSM)及びポリ
エチレン(PE)等において特に顕著である。 上記欠点を解決すべく発明者等は、パーオキサ
イド架橋系ポリマー配合物において、パーオキサ
イドとの反応性が少なく従つて物性の低下が少な
くかつイオウによる2次結合力を有する接着付与
系について、種々のイオウ供与体について検討し
た結果、ポリマーにパーオキサイド、トリメルカ
プトトリアジンおよびエポキシ化合物の3者を組
み合わせることにより所期の効果を有する接着系
を得られることを見出した。 これら接着系において、トリメルカプトトリア
ジンとエポキシ化合物が反応性を有すること、ま
た、トリメルカプトトリアジンと上記ポリマー類
が反応性を有すること、また、トリメルカプトト
リアジンが銅との反応性を有することはいずれも
公知である。しかし、パーオキサイド架橋系にお
いて、トリメルカプトトリアジンのみを添加して
も良好な接着効果は得られず、上記エポキシ化合
物を組み合わせる事により良好な接着効果が得ら
れることに本発明の特徴がある。これはパーオキ
サイド及びトリメルカプトトリアジンとポリマー
の反応、エポキシ化合物とトリメルカプトトリア
ジンの反応、トリメルカプトトリアジンと真鍮合
金中銅との反応が協奏的に進行し、エポキシ化合
物と金属との2次結合力と相まつてパーオキサイ
ド架橋体の物性を低下させることなく接着力を発
現せしめるものと考えられる。従つて接着発現の
ためにトリアジン環中メルカプト基を2ケ有する
ものであれば良い。 本発明の目的は、有機過酸化物架橋系ポリマー
組成物と真鍮板又はワイヤー類との直接接着にお
いてパーオキサイドとイオウ又はイオウ供与体と
の反応によりポリマーの有機過酸化物架橋特性を
低下させることなくかつ過酸化物架橋系ポリマー
組成物と真鍮板又はワイヤー類とを強固に接着せ
しめることの可能な、特に高度の架橋密度付与ま
た、低圧縮永久歪等を得るためポリマー組成物と
真鍮とのパーオキサイド架橋接着が必要な分野、
例えばベルト、ホース、型物、ゴムロール、ライ
ニング、袋物の金具部分等に利用される過酸化架
橋ポリマー組成物を提供することである。 本発明は、エチレン系飽和ポリマー100重量部
に対し有機過酸化物1〜30重量部を含有するポリ
マー組成物において、さらにトリメルカプトトリ
アジンを前記ポリマー100重量部に対し0.001〜
0.1モルおよびエポキシ樹脂をトリメルカプトト
リアジン1モルに対し、エポキシ基に数にして
0.1〜10の割合で添加することを特徴とする、真
鍮との接着性の優れたポリマー組成物である。 本発明に使用できるエチレン系飽和ポリマーと
しては、エチレンプロピレンゴム(EPR,
EPDM)、エチレン酢ビゴム(EVA)、塩素化ポ
リエチレン(CM)、クロロスルホン化ポリエチ
レン(CSM)、ポリ塩化ビニル(PVC)等があ
り、好ましくはCM、CSM等である。 また本発明で用いられるパーオキサイドの種類
としては該配合系において加工時の温度で架橋反
応が極度に進行しないパーオキサイドならいずれ
でも良く、好ましくは半減期が10時間で分解温度
が80℃以上であるジアルキルパーオキサイドがよ
い。例えばジクミルパーオキサイド、4,4―ジ
ーターシヤリーブチルパーオキシバレリツク酸n
―ブチル、1,3―ビス―(t―ブチルパーオキ
シ―イソプロピル)ベンゼンが挙げられる。更に
好ましくは4,4―ジ、t―ブチルパーオキシバ
レリツク酸n―ブチルが良い。 また本発明に用いられるエポキシ化合物の種類
としては、トリメルカプトトリアジンと反応し得
るエポキシ樹脂であればモノ及びジ以上多官能エ
ポキサイドのいずれでも良く、樹脂構造として
は、グリシジルエーテル型、グリシジルエステル
型、グリシジルアミン型、綿状脂肪族エポキサイ
ド、脂環族エポキサイドのいずれでも良い。 本発明の実施においては、エチレン系飽和ポリ
マー100gに対してパーオキサイド1〜30g、好し
くは2〜20g(1g未満では架橋せず、30g超では
スコーチを起こし、実用的でない)を配合し、更
にトリメルカプトトリアジン1モルに対し添加エ
ポキシ中エポキシ基の数で0.1〜10好ましくは、
0.2〜5の比率で、メルカプトトリアジンの量と
して0.001〜0.1モル(0.177〜17.7g)好ましくは
0.007〜0.07モル(1.2〜12g)の範囲で添加す
る。トリメルカプトトリアジン0.001モル未満で
は接着せず、0.1モル超ではパーオキサイドと反
応して架橋を阻害する。トリメルカプトトリアジ
ン1モルに対してエポキシ基0.1個未満ではトリ
アジンとの共同作用による接着効果があらわれ
ず、10個超ではエポキシ基がトリアジンと反応し
てしまい、接着しなくなる。トリメルカプトトリ
アジンとエポキシ化合物は、接着効果を上げるた
めの共同作用を行うが、相互同士の反応もするの
で、エポキシ化合物の使用量をふやしたときは、
同時にトリメルカプトトリアジンの量もふやす必
要がある。 また、必要に応じて可塑剤、補強剤、顔料等を
混合し、通常の加工方法により目的とする形状に
加工成型し真鍮と加圧加熱架橋接着せしめる。加
圧、加熱方法は、通常のプレスによるほか蒸気ま
たは温水等による方法も使用できることは勿論で
ある。 本発明によるポリマー組成物を接着性ポリマー
として、真鍮板と他の配合物の間に介在せしめゴ
ム/金属複合体としての成型物を得ることがで
き、さらに該ポリマー組成物を有機溶剤等に溶解
せしめ、いわゆるセメント層として用いることも
できる。また該ポリマー組成物のポリマー組成
を、パーオキサイド架橋可能な異種のポリマー同
志を2種以上ブレンドして使用できることも勿論
である。 また、圧着加熱温度はパーオキサイド架橋可能
な温度(130℃〜180℃)であればかまわない。 次に本発明を実施例によつて説明する。なお、
各実施例中、配合量(部)は特記なき限り重量基
準である。 実施例 1 第1表に示す組成物を70℃ミキシングロールに
て15分間混合した後約2.5mm厚のシートに成型し
たのち、トルエンにて充分浸漬脱脂後乾燥した3
mm厚真鍮板上に該シートをのせプレス成型機にて
面圧30Kg/cm2にて165℃×30分間圧着成型を行つ
た。又2.5mm180゜剥離力をオートグラフにて50
mm/secの剥離速度にて測定した。シートを同上
の加硫条件にて架橋シートを作成しJIS―K―
6301により架橋物性を測定した。 第1表における配合No.1,2を比較すると、エ
ポキシ樹脂/トリメルカプトトリアジン/パーオ
キサイド系において、トリメルカプトトリアジン
が接着向上に寄与し架橋物性が低下しないことが
判る。また配合No.2,No.5を比較すると、パーオ
キサイド架橋系において、イオウの添加がトリメ
ルカプトトリアジンと比較し物性の低下が大であ
りかつ接着力が付与できないことがわかる。又配
合No.1,3の比較においてエポキシ樹脂のみでは
真鍮板との接着性が向上しないことがわかる。ま
た配合No.4から、エポキシ/メルカプトトリアジ
ン/パーオキサイド系において、エポキシを除く
事により接着力の低下することが分る。またNo.
2,7の比較からパーオキサイド架橋可能なポリ
マーの種類を変えても同様な結果が得られること
が分る。
【表】
【表】
実施例 2
(1,3,5―トリメルカプトトリアジンの添
加量と接着の関係)
加量と接着の関係)
【表】
【表】
実施例2はエポキシ樹脂/1,3,5―トリメ
ルカプトトリアジン/パーオキサイド接着系にお
いて、1,3,5―トリメルカプトトリアジンと
真鍮との接着力に対する1,3,5―トリメルカ
プトトリアジンの変量効果を第2表に示す。本実
施例における配合No.8〜12の組成物の調製方法、
試料作成方法、接着力測定方法は実施例1と同様
である。 配合No.8〜12のテスト結果より本接着系におい
て1,3,5―トリメルカプトトリアジンの添加
が、真鍮との接着力に対して有効に働くことが分
る。 実施例3(エポキシ樹脂の添加量の効果)
ルカプトトリアジン/パーオキサイド接着系にお
いて、1,3,5―トリメルカプトトリアジンと
真鍮との接着力に対する1,3,5―トリメルカ
プトトリアジンの変量効果を第2表に示す。本実
施例における配合No.8〜12の組成物の調製方法、
試料作成方法、接着力測定方法は実施例1と同様
である。 配合No.8〜12のテスト結果より本接着系におい
て1,3,5―トリメルカプトトリアジンの添加
が、真鍮との接着力に対して有効に働くことが分
る。 実施例3(エポキシ樹脂の添加量の効果)
【表】
【表】
実施例3は、パーオキサイド加硫系において、
エポキシ樹脂(エピコート828)の添加量と1,
3,5―トリメルカプトトリアジンの添加量を相
互に変量した場合の真鍮との接着力の変動を第3
〜4表に示す。本結果より添加するエポキシ樹脂
量の増量に伴ない有効な接着力を与えるに要する
1,3,5―トリメルカプトトリアジンの量も増
大することが分り、パーオキサイド加硫系におい
て接着に必要なエポキシ樹脂量と1,3,5―ト
リメルカプトトリアジン量の間に相関性が存在す
ることがわかる。またエポキシ樹脂無添加系では
接着力が発現しないことより本接着系がパーオキ
サイド/1,3,5―メルカプトトリアジン/エ
ポキシ樹脂の系により接着系を構成していること
がわかる。 実施例4(エポキシ樹脂の種類の効果)
エポキシ樹脂(エピコート828)の添加量と1,
3,5―トリメルカプトトリアジンの添加量を相
互に変量した場合の真鍮との接着力の変動を第3
〜4表に示す。本結果より添加するエポキシ樹脂
量の増量に伴ない有効な接着力を与えるに要する
1,3,5―トリメルカプトトリアジンの量も増
大することが分り、パーオキサイド加硫系におい
て接着に必要なエポキシ樹脂量と1,3,5―ト
リメルカプトトリアジン量の間に相関性が存在す
ることがわかる。またエポキシ樹脂無添加系では
接着力が発現しないことより本接着系がパーオキ
サイド/1,3,5―メルカプトトリアジン/エ
ポキシ樹脂の系により接着系を構成していること
がわかる。 実施例4(エポキシ樹脂の種類の効果)
【表】
【表】
第5表、第1図にエポキシ樹脂の種類と、最適
接着量を与える1,3,5―トリメルカプトトリ
アジン量との関係を示す。(パーオキサイド接着
系の配合量は第3表と同じとする。)エポキシ樹
脂の種類として、エポキシ当量及び構造の異なる
エピコート828,834,871及び単官能エポキシと
してフエニルグリシジルエーテル3官能エポキシ
としてTEPICを選定した。パーオキサイド/エ
ポキシ/1,3,5―トリメルカプトトリアジン
系において最適接着を与える。ゴム100gに対し
添加すエポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基の数
と最適接着を与える1,3,5―トリメルカプト
トリアジン量との関係を示すと、第1図に示す如
く相互に真鍮との接着において相関性を示してい
ることがわかる。第1図に最適接着性を与えるに
要するエポキシ、1,3,5―トリメルカプトト
リアジンを示したが、本相関より示した範囲でも
接着性は実施例1,2,3に示した如く発現する
ものであり、目的や用途に応じその量を決定する
ことはいうまでもない。しかし本範囲より大きく
ずれる場合接着性を発現しないことも勿論であ
る。 上記結果よりエポキシ/1,3,5―トリメル
カプトトリアジン/パーオキサイド系において添
加系相互及びポリマーとの相互の反応により接着
に対し最適範囲が存在することは容易に考えら
れ、またトリメルカプトトリアジンが本接着系に
おいて真鍮との接着系に対しパーオキサイド架橋
ポリマーの物性を阻害することなくポリマーと真
鍮との接着に適する反応系を構成しているものと
考えられる。 以上の結果から明らかな如く、パーオキサイド
を架橋系とするポリマー組成物においてエポキシ
及びメルカプトトリアジンを併用した組成物は、
パーオキサイドとイオウとの反応による物性の低
下を来すことなく又真鍮との接着力の低下を来す
ことなく良好な架橋物性並びに真鍮との架橋接着
性と付与することができる。従つて本組成物を使
用することにより特にパーオキサイド架橋により
最も望ましい物性、例えば高弾性、高耐圧縮永久
歪特性等が得られるポリマー系を使用しかつ真鍮
板又はワイヤー又は真鍮メツキ板又はワイヤーと
の複合体を製造しようとする場合ポリマーと真鍮
との直接接着用組成物として利用できる利点があ
るほか、該組成物を接着用ゴム層又は溶剤に溶解
させた接着剤として他ポリマー配合物と真鍮との
接着に利用することも出来る。
接着量を与える1,3,5―トリメルカプトトリ
アジン量との関係を示す。(パーオキサイド接着
系の配合量は第3表と同じとする。)エポキシ樹
脂の種類として、エポキシ当量及び構造の異なる
エピコート828,834,871及び単官能エポキシと
してフエニルグリシジルエーテル3官能エポキシ
としてTEPICを選定した。パーオキサイド/エ
ポキシ/1,3,5―トリメルカプトトリアジン
系において最適接着を与える。ゴム100gに対し
添加すエポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基の数
と最適接着を与える1,3,5―トリメルカプト
トリアジン量との関係を示すと、第1図に示す如
く相互に真鍮との接着において相関性を示してい
ることがわかる。第1図に最適接着性を与えるに
要するエポキシ、1,3,5―トリメルカプトト
リアジンを示したが、本相関より示した範囲でも
接着性は実施例1,2,3に示した如く発現する
ものであり、目的や用途に応じその量を決定する
ことはいうまでもない。しかし本範囲より大きく
ずれる場合接着性を発現しないことも勿論であ
る。 上記結果よりエポキシ/1,3,5―トリメル
カプトトリアジン/パーオキサイド系において添
加系相互及びポリマーとの相互の反応により接着
に対し最適範囲が存在することは容易に考えら
れ、またトリメルカプトトリアジンが本接着系に
おいて真鍮との接着系に対しパーオキサイド架橋
ポリマーの物性を阻害することなくポリマーと真
鍮との接着に適する反応系を構成しているものと
考えられる。 以上の結果から明らかな如く、パーオキサイド
を架橋系とするポリマー組成物においてエポキシ
及びメルカプトトリアジンを併用した組成物は、
パーオキサイドとイオウとの反応による物性の低
下を来すことなく又真鍮との接着力の低下を来す
ことなく良好な架橋物性並びに真鍮との架橋接着
性と付与することができる。従つて本組成物を使
用することにより特にパーオキサイド架橋により
最も望ましい物性、例えば高弾性、高耐圧縮永久
歪特性等が得られるポリマー系を使用しかつ真鍮
板又はワイヤー又は真鍮メツキ板又はワイヤーと
の複合体を製造しようとする場合ポリマーと真鍮
との直接接着用組成物として利用できる利点があ
るほか、該組成物を接着用ゴム層又は溶剤に溶解
させた接着剤として他ポリマー配合物と真鍮との
接着に利用することも出来る。
第1図は、本発明組成物を使用する場合におい
て最高接着力を得るためのエポキシ基数とトリメ
ルカプトトリアジン量との関係を示すグラフであ
る。
て最高接着力を得るためのエポキシ基数とトリメ
ルカプトトリアジン量との関係を示すグラフであ
る。
Claims (1)
- 1 エチレン系飽和ポリマー100重量部に対し有
機過酸化物1〜30重量部を含有するポリマー組成
物において、さらにトリメルカプトトリアジンを
前記ポリマー100重量部に対し0.001〜0.1モルお
よびエポキシ樹脂をトリメルカプトトリアジン1
モルに対し、エポキシ基の数にして0.1〜10の割
合で添加することを特徴とする、真鍮との接着性
の優れたポリマー組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3174679A JPS55125155A (en) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | Polymer composition having good adhesion property to brass |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3174679A JPS55125155A (en) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | Polymer composition having good adhesion property to brass |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55125155A JPS55125155A (en) | 1980-09-26 |
| JPS6126820B2 true JPS6126820B2 (ja) | 1986-06-23 |
Family
ID=12339582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3174679A Granted JPS55125155A (en) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | Polymer composition having good adhesion property to brass |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55125155A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0372151A (ja) * | 1989-08-14 | 1991-03-27 | Fudo Technical:Kk | 建築用板材およびその接続構造 |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2530602B2 (ja) * | 1985-10-31 | 1996-09-04 | 横浜ゴム株式会社 | 接着性ゴム組成物 |
| JPH0739511B2 (ja) * | 1987-01-12 | 1995-05-01 | 日本メクトロン株式会社 | 保存安定性にすぐれた加硫性ゴム配合物 |
| JPH0739512B2 (ja) * | 1987-02-12 | 1995-05-01 | 日本メクトロン株式会社 | 保存安定性にすぐれた加硫性ゴム配合物 |
| JPH04227946A (ja) * | 1990-05-10 | 1992-08-18 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム組成物 |
| JP2551720B2 (ja) * | 1993-02-09 | 1996-11-06 | 横浜ゴム株式会社 | 接着性ゴム組成物 |
| JP2000212330A (ja) | 1999-01-26 | 2000-08-02 | Nippon Zeon Co Ltd | 加硫性ゴム組成物 |
| JP4354567B2 (ja) | 1999-04-01 | 2009-10-28 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物 |
| DE10016120A1 (de) | 1999-04-01 | 2000-10-05 | Yokohama Rubber Co Ltd | Kautschukmasse, Herstellungsverfahren dafür und Schlauch aus Kautschukmasse |
| JP2006137943A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-06-01 | Ajinomoto Co Inc | 樹脂組成物 |
| CN110643286B (zh) | 2018-06-27 | 2021-11-19 | 3M创新有限公司 | Uv固化组合物及包含该组合物的胶膜、胶带和粘结构件 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51125124A (en) * | 1975-02-04 | 1976-11-01 | Seitetsu Kagaku Co Ltd | Adhesive compositions |
| JPS5349055A (en) * | 1976-10-15 | 1978-05-04 | Matsushita Electric Works Ltd | Thermosetting composition |
-
1979
- 1979-03-20 JP JP3174679A patent/JPS55125155A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0372151A (ja) * | 1989-08-14 | 1991-03-27 | Fudo Technical:Kk | 建築用板材およびその接続構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55125155A (en) | 1980-09-26 |
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