JPS6145516B2 - - Google Patents

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JPS6145516B2
JPS6145516B2 JP52133270A JP13327077A JPS6145516B2 JP S6145516 B2 JPS6145516 B2 JP S6145516B2 JP 52133270 A JP52133270 A JP 52133270A JP 13327077 A JP13327077 A JP 13327077A JP S6145516 B2 JPS6145516 B2 JP S6145516B2
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JP
Japan
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coating
microcapsules
liquid
web
coating liquid
Prior art date
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Application number
JP52133270A
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English (en)
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JPS5465742A (en
Inventor
Noryuki Hosoi
Sukeaki Komatsu
Yasuhiro Ogata
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6145516B2 publication Critical patent/JPS6145516B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマイクロカプセル塗設シートの製造方
法に関するものであり、更に詳細には、本発明は
マイクロカプセルを含有する液を連続走行してい
る帯状支持体(以下、「ウエブ」という。)に塗布
してマイクロカプセル塗設シートを製造する方法
に関するものである。とくに感圧複写紙、圧力測
定用シート等の感圧記録シートを製造する方法に
関するものである。
これらのマイクロカプセルを含む液をウエブに
塗布する方法としては、これまで専ら、エアーナ
イフ塗布法(たとえば米国特許第3186851号、同
第3472674号、英国特許第1176469号など)、或い
はブレード塗布法(たとえば特公昭49−35330号
公報、英国特許第1339082号など)が用いられて
来た。かかる法は、いずれも塗布液を過剰にウエ
ブに塗布したのち、エアーナイフ又はブレードに
より過剰の塗布液を掻き落し、所望の塗布液量に
計量すると共に掻き落された塗布液を回収し循環
再使用するものである。
このような塗布方法が専ら用いられて来たの
は、比較的簡単な操作により300m/min以上の
高速薄層塗布が可能であつたことと製品自体それ
程高品質のものが要求されていなかつたためと考
えられる。
しかしながら、かかる塗布方法においては、塗
布液を過剰にウエブに塗布した後、過剰の塗布液
を掻き落すことに起因する種々の欠点が存してい
た。
すなわち、エアーナイフ塗布方法による場合に
は、エアーナイフによる分級作用によつて粒径の
大きなマイクロカプセル等の固体粒子が選択的に
かつ必要以上に掻き落されてしまい。またブレー
ド塗布方法による場合にも、ブレードと塗膜との
間で分級作用が生じ、ブレードに接触する確率の
高い固体粒子、つまり粒径の大きなマイクロカプ
セル等の固体粒子が選択的に、かつ必要以上に掻
き落されてしまい、いずれにしても、所望量の固
体粒子を塗布することがきわめて困難であつた。
かかるエアーナイフ或いはブレードによる分級作
用は塗布速度の増大にしたがつて顕著となるた
め、生産量の増大という近時の要請に答えること
は事実上不可能であつた。
しかも、マイクロカプセルを含有する塗布液を
塗布して、マイクロカプセル塗設シートを製造す
る場合には、製造時或いは保存時等本来の目的に
使用する以外の時点におけるマイクロカプセルの
破壊を防止するために固体粒子から成るカプセル
補強剤を液中に混入せしめることがしばしばおこ
なわれるが、エアーナイフ塗布法によるときは、
かようなカプセル補強剤もまた必要以上に、かつ
選択的に掻き落されてしまい、所期の目的を果す
ことができなかつた。
のみならず、掻き落された過剰の塗布液は回収
され循環再使用されるのが通常であるが、上述の
如くエアーナイフ或いはブレードによる分級作用
によつて粒径の大きな粒子のみが選択的に掻き落
されるときは、長時間運転してゆくに従つて、塗
布液中の固体粒子の粒径分布が次第に大きい粒子
の方に偏り、塗布液の組成が経時的に変化してし
まうために、一定組成の塗布液を長時間にわたつ
てウエブに塗布することは著しく困難であり、性
能の安定した高品質の製品を得ることは事実上不
可能であつた。
更には、エアーナイフ塗布方法にあつては、エ
アーナイフで掻き落した過剰の塗布液は細かいミ
ストとなるため、回収が困難であるだけでなく、
作業環境を汚染したり、或いはエアードクターの
刃先を汚して塗膜にストリークを生ずる原因とな
つたりするという欠陥、或いは、エアによりかえ
つて塗膜面にムラを生じたり、掻き落された過剰
の塗布液の流れや塗膜面にムラを生ぜしめるとも
あつた。
またブレード塗布方法にあつては、長時間運転
すると、ブレードが摩耗したり、或いはブレード
が汚れたりして、塗膜面を乱しやすく、長時間連
続運転をなすことが著しく困難であるという欠陥
をもつていた。
更には、マイクロカプセルを含有する塗布液を
たとえばプラスチツクフイルムの如く表面性のす
ぐれたウエブに塗布する場合、エアーナイフ塗布
法やブレード塗布法によるときは、いわゆるハジ
キ、スジ、アワ、ブツ等の塗布故障が発生し、均
一な塗膜を形成することはできなかつた。
本発明は、かかる先行技術の欠点を解消し、品
質上のバラツキが少なく、またすぐれた面質を備
えたマイクロカプセル塗設シートの製造方法を提
供することを目的とする。
本発明のかかる目的は、粘度を2及至300セン
チポイズ、表面張力を20及至50dyn/cmに調整し
たマイクロカプセルを含有する塗布液をホツパー
型塗布装置により塗布することによつて達成され
る。
本発明のこれらの目的は、粘度が2及至300セ
ンチポイズ、表面張力が20及至50dyne/cmに調
製されたマイクロカプセルを含有した塗布液をホ
ツパー型塗布装置を用いてウエブに塗布すること
によつて達成される。
本発明において、ホツパー型塗布装置とは、供
給された塗布液が液溜りに満たされ、供給の際の
動圧を失なつて動的平衡状態に達し後、スリツト
より流出せしめられ、連続走行するウエブに塗布
されるような構造を有するものをいい、特公昭33
−8977号に開示されるようなビード塗布装置、特
公昭45−12390号に開示されるようなエクストル
ージヨン塗布装置、特公昭49−24133号、同49−
35447号に開示されるようなカーテン塗布装置等
が包含される。
これらのホツパー型塗布装置を用いた塗布方法
は、これまで種々のものが提案され、とくに写真
業界において広く用いられて来ていた。
しかしながら、かかるホツパー型塗布装置を用
いて、マイクロカプセルを含有した塗布液を塗布
することは、これまでおこなわれてはいなかつ
た。その理由とするところは必ずしも明らかでは
ないが、写真感光材料用塗布液とマイクロカプセ
ルを含有する塗布液との物性の大きな差異が当業
者をしてホツパー型塗布装置の採用を考慮するこ
とを妨げていたものと考えられる。本発明者はか
かる当業者の予測に反してあえて実験を重ねた結
果、その物性を特定範囲に調整すれば、マイクロ
カプセルを含有する液についてもホツパー型塗布
装置を用いることが可能であり、しかもその結
果、きわめて均一で高品質の塗膜が得られること
を見出したものである。
以下、添付図面に基いて本発明の実施態様につ
いて詳細に説明を加える。
第1図は本発明の実施態様を示す塗布装置の略
断面図である。
予め粘度を2及至300センチポイズ、表面張力
を20及至50dyn/cmに調製したマイクロカプセル
を含有した塗布液1はタンク2より定量ポンプ3
によつて給液ヘツド4へ送られる。送液量はウエ
ブ5への塗布量と比例関係にあるから、この給液
ヘツド4への送液量は粘度良く制御される必要が
ある。この意味で、定量ポンプ3としては、可変
型無脈流定流量ポンプが適当である。
給液ヘツド4は内部にポケツト6を有してお
り、供給された塗布液1はポケツト6内に満たさ
れつつ、供給の際の動圧が消失せしめられる。塗
布液1が動的平衡状態に達すると、ポケツト6内
へ流入する塗布液1の流量とスリツト7より流出
する流量とは完全にバランスされ、一定の流量の
塗布液1がいわゆるビード8に供給される。
ここにスリツト7は高精度に加工されているこ
とを要し、その幅は、0.1及至5.0mm,好みしくは
0.5及至2.0mmに設定するのが適当である。また給
液ヘツド4の先端部とウエブ5との間隔dは、広
くなりすぎるとビード8が不安定となり、液切れ
がおこりやすくなる一方、狭すぎるとゴミ等がこ
の間隙にひつかかり塗膜にスジ等を生ぜしめやす
く、またウエブ5の傷や凸起が給液ヘツド4の先
端部にひつかかつてウエブ5を切断することがし
ばしばあるので、間隔dは0.05及至1.00mm,好ま
しくは0.1及至0.3mmに設定することが適当であ
る。
マイクロカプセルを含有した塗布膜1は給液ヘ
ツド4からビード8に供給され、ビード8より連
続走行せしめられているウエブ5に塗布される。
ウエブ5への塗布量はビード8への塗布液1の供
給量とウエブ5の走行速度とにより定まる。
こうしてマイクロカプセルを含有する塗布液1
より成る塗膜9が設けられたウエブ5は乾燥工程
に送られ、通常の方法で塗膜9が乾燥せしめられ
た後、通常の方法で巻き取られ、目的に応じて適
当なサイズに裁切断せしめられる。
以上の如く、本実施態様においては、塗布液は
塗布に先立つて給液ヘツド4への送液量という形
で計量され、塗布量はこれとウエブ5の走行速度
によつて定められるため、塗布後におけるエアー
ナイフ、ブレードによる分級の生じる余地は全く
なく、かかる分級作用に起因する種々のトラブル
を防止しうるだけでなく、エアーナイフ、ブレー
ド自体に起因する塗膜面状のムラやミストの発生
もない。のみならず、本実施態様によれば、十分
制御された塗布量で均一な塗布を実現することが
でき、十分表面平滑な塗膜を得ることができる。
このような効果は、写真感光材料の製造において
は、従来より認められていたところであるが、本
実施態様の如くマイクロカプセルを含有する塗布
液の場合には、かかる効果は自明ではなく、写真
感光材料用塗布液との物性の大きな差異から、か
えつて商品としての品質を備えたマイクロカプセ
ル塗設シートは得られないとの認識が当業者間に
広くゆきわたつていたことに鑑みると、きわめて
驚くべき効果である。このような驚くべき効果を
得るためには、マイクロカプセルを含有する塗布
液の表面張力及び粘度をそれぞれ20及至
50dyne/cm,2及至300センチポイズ、好ましく
は10及至200センチポイズに調整することが必要
である。もし塗設液の表面張力がかかる範囲外に
なるときは、ビードの形成が困難になるなどの現
象がみられ、塗布液をウエブに均一に塗布するこ
とが著しく困難となることが認められる。また塗
布液の粘度が前記した上限値を越えると液切れが
発生し、一方下限値を下まわると塗膜面に縦スジ
が発生しやすく、いずれにしても均一な塗膜を得
ることができない。
第2図は本発明の他の実施態様を示す塗布装置
の縦断面図である。第2図においては、第1図の
スライドホツパーの代わりにいわゆるエクストル
ージヨンホツパーを用いた例である。所定の粘
度、表面張力に調製されたマイクロカプセルを含
有する塗布液1は、給液ヘツド4のポケツト6よ
りスリツト7を経て、連続走行せしめられている
ウエブ5の表面に供給せしめられ、塗布される。
本発明は以上の実施態様に限定されるとなく、
種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明において、マイクロカプセルを含有する
液とは、5及至60wt%のマイクロカプセルを含
有し、分散媒が水である液をいう。このマイクロ
カプセルを含有する液には、必要に応じて、バイ
ンダー、カプセル補強剤等の添加剤を含有せしめ
ることもできる。
本発明において、マイクロカプセルとは、塩基
性の無色の発色剤を溶解した油性液を内蔵物と
し、これを水及び油性液の双方に不溶な高分子物
質よりなる壁材で被覆した微小カプセルであり、
0.1〜100μの平均粒経を有するものを指称する。
壁材としては、ゼラチン―アラビアゴムの如きポ
リカチオンとポリアニオンの組合せによるものや
ポリイソシアネート―ポリアミンの如き縮合系組
成物の組合わせによるの等が用いられる。
かようなマイクロカプセルを製造するカプセル
化方法としては、たとえば、コアセルベーシヨン
法(米国特許第2800457号、同第2800458,同第
3041289号、同第3687865号など)、界面重合法
(米国特許第3492380号、同第3577515号、英国特
許第950433号、同第1046469号、同第1091141号な
ど)、内部重合法(英国特許第1237498号、フラン
ス特許第2060818号、同第2090862号など)、外部
重合法(英国特許第989264号、特公昭37−12380
号、同37−14327号、同45−29483号、同46−7313
号、同46−30282号など)などを用いることがで
きる。
本発明において発色剤とは、固体酸と接触して
発色する性質を有する無色化合物であり、電子供
与性を有する無色の有機化合物を指称する。本発
明においては、発色剤の種類、性質などは本発明
に実質的な影響をもたらすものではないので、と
くに限定されることなく、あらゆる種類の発色剤
を使用することができる。たとえば、トリアリー
ルメタン系化合物、ジアリールメタン系化合物、
キサンテン系化合物、チアジン系化合物、スピロ
ピラン系化合物などが広く本発明の発色剤として
使用することができる。
発色剤の具体的化合物を例示すると、トリフエ
ニルメタン系化合として、3,3―ビス(p―ジ
メチルアミノフエニル)―6―ジメチルアミノフ
タリド(即ちクリスタルバイオレツトラクト
ン)、3,3―ビス(p―ジメチルアミノフエニ
ル)フタリド、3―(p―ジメチルアミノフエニ
ル)―3―(1,2―ジメチルインドール―3―
イル)フタリド、3―(p―ジメチルアミノフエ
ニル)―3―(2―メチルインド―ル―3―イ
ル)フタリド、3―(p―ジメチルアミノフエニ
ル)―3―(2―フエニルインドール―3―イ
ル)フタリド、3,3―ビス(1,2―ジメチル
インドール―3―イル)―5―ジメチルアミノフ
タリド、3,3―ビス―(1,2―ジメチルイン
ドール―3―イル)―6―ジメチルアミノフタリ
ド、3,3―ビス―(9―エチルカルバゾール―
3―イル)―5―ジメチルアミノフタリド、3,
3―ビス―(2―フエニルインドール―3―イ
ル)―ジメチルアミノフタリド、3―p―ジメチ
ルアミノフエニル―3―(1―メチルピロール―
2―イル)―6ジメチル―アミノフタリド等があ
る。
ジフエニルメタン系化合物としては、4,4′―
ビス―ジメチルアミノベンズヒドリンベンジルエ
ーテル、N―ハロフエニルロイコオーラミン、N
―2,4,5―トリクロロフエニルロイコオーラ
ミン等がある。
キサンテン系化合物としては、ローダミン―B
―アニリノラクタム、ローダミン―(pニトロア
ニリノ)ラクタム、ローダミン―B―(p―クロ
ロアニリノ)ラクタム、3―ジメチルアミノ―7
―メトキシフルオルオラン、3―ジエチルアミノ
―7―メトキシフルオラン、3―ジエチルアミノ
―6―クロロ―6―メチルフルオラン、3―ジエ
チルアミノ―7―(アセチルメチルアミノ)フル
オラン、3―ジエチルアミノ―7―(ジベンジル
アミノ)フルオラン、3―ジエチルアミノ―7―
(メチルベンジルアミノ)フルオラン、3―ジエ
チルアミノ―7―(クロロエチルアミノ)フルオ
ラン、3―ジエチルアミノ―7―(ジクロロエチ
ルアミノ)フルオラン等がある。
チアジン系化合物としては、ベンゾイルロイコ
メチレンブルー、p―ニトロベンジルロイコメチ
レンブルー等がある。
スピロ系化合物としては、3―メチル―スピロ
ージナフトピラン、3―エチル―スピロ―ジナフ
トピラン、3,3′―ジクロロ―スピロ―ジナフト
ピラン、3―ベンジル―スピロージナフトピラ
ン、3―メチル―ナフト―(3―メトキシ―ベン
ゾ)―スピロラン、3―プロピル―スピロージベ
ンゾジピラン等がある。上記発色剤は単独又は2
種以上の混合によつて適宜選択して使用すること
ができる。
これらの発色剤は溶媒に溶解してカプセル化せ
しめられる。
溶媒としては天然又は合成油を単独又は併用し
て用いることができる。溶媒の例として、綿実
油、灯油、パラフイン、ナフテン油、アルキル化
ビフエニル、アルキル化ターフエル、塩素化パラ
フイン、アルキル化ターフエル、塩素化パラフイ
ン、アルキル化ナフタレンなどを挙げることがで
きる。
カプセル化されたマイクロカプセルのサイズは
通常約0.1及至100μ,好ましくは約0.5及至50μ
である。
こうして得られたマイクロカプセルを含有する
液は通常カプセル分散液であるから、そのまま支
持体上に塗布してもよいし、バインダーを加えて
塗布することもできる。
本発明においてバインダーとしては、例えばス
チレン―ブタジエンラバーラテツクス、スチレン
―ブタジエン、アクリロニトリルラテツクス、ス
チレン―無水マレイン酸共重合体ラテツクス等の
ラテツクス:プロテイン(例えば、ゼラチン、ア
ラビアゴム、アルブミン、カゼインなど)、セル
ロース(例えば、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロースなど)、サツカロー
ス(例えば、寒天、アルギン酸ソーダ、デンプ
ン、カルボキシメチルデンプンなど)の如き水溶
性天然高分子化合物:ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアク
リルアミドの如き水溶性合成高分子化合物:ニト
ロセルロース、エチルセルロース、ポリエステ
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化
ビニル―塩化ビニリデン共重合体の如き有機溶剤
可溶の高分子化合物などを挙げることができる。
保護剤として使用するこれらの高分子物質は通常
分子量約1000〜10000000,特に10000〜5000000を
有していることが有利である。
本発明において、カプセル補強剤とは、セルロ
ースフロツク(たとえば米国特許第2711375号な
ど)、澱粉粒子(たとえば、英国特許第1232347号
など)、重合体微粉末(たとえば、米国特許第
3625736号など)、発色剤を含まないマイクロカプ
セル(たとえば、英国特許第1235991号など)、タ
ルク、カオリン、ベントナイト、ろう石、酸化亜
鉛、酸化チタン、アルミナ等の無機顔料などを指
す。これらのカプセル補強剤は必ず添加しなけれ
ばならないというものではないが、マイクロカプ
セルの破壊を防止するために、マイクロカプセル
を含有する塗布液中に添加すると好都合である。
マイクロカプセルの塗布量は感圧記録シートの
場合、約0.5乃至25g/m2、とくに約5乃至15
g/m2とするのが好都合である。
本発明においてマイクロカプセルを含有する液
を塗布するウエブとしては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエ
ステル、三酢酸セルロース、二酢酸セルロース等
のセルロース誘導体、ポリスチレン等のプラスチ
ツクフイルム、金属箔、紙、レジンコーテイツド
紙、合成紙などが含まれる。これらのウエブの厚
みとしては通常10乃至350μ程度のものが用いら
れる。これらのウエブのうち、プラスチツクフイ
ルム、レジンコーテイツド紙(合成紙、金属箔)
の如く吸水性の小さいウエブに塗布する場合に本
発明は特に有効である。
本発明において、塗布すべきウエブの表面が疎
水性である場合には、塗布後の密着性を向上させ
るために、表面処理を施した後に塗布をおこなう
ことが望ましい。表面処理方法としては、(1)薬品
処理、機械的処理、コロナ放電処理、火焔処理、
紫外線処理、高周波処理、グロー放電処理、活性
プラズマ処理、レーザー処理、混酸処理、オゾン
酸化処理、などの表面活性化処理したのち、直接
マイクロカプセルを塗布して接着力を得る方法
と、(2)一旦これらの表面処理をした後、下塗層を
設けこの上にマイクロカプセルを塗布する方法と
の二法がある。
(例えば、米国特許第2698241号、2764520号、
2864755号、3462335号、3475193号、英国特許第
788365号、804005号、891469号等)。
これらのうち(2)の方法がより有効であり広く行
なわれている。これらの表面処理は、いずれも、
本来は疎水性であつたウエブ表面に、多少共、極
性基を作らせること、極表面の接着に対してマイ
ナスの要因になる薄層を除去すること、表面の架
橋密度を増加させ接着強度をあげることなどによ
り表面の接着力を増加させるものと思われる。
又、下塗層の塗布の方法としても種々の工夫が行
なわれており、第1層としてウエブによく接着す
る層を設け、その上に第2層として親水性の樹脂
層を塗布する所謂、重層法と、疎水性基と親水性
基との両方を含有する樹脂層を一層のみ塗布する
単層法とがある。
本発明において、マイクロカプセルを含有する
液の粘度を調整する方法としては、希釈、増粘剤
の添加等一般に用いられている粘度調整方法を広
く使用することができる。増粘剤としては、プロ
テイン(たとえば、ゼラチン、アラビアゴム、ア
ルブミン、カゼインなど)、セルロース(たとえ
ば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロースなど)、サツカロース(たとえ
ば、寒天、アルギン酸ソーダ、澱粉、カルボキシ
メチルデンプンなど)の如き水溶性天然高分子化
合物:ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミドの如
き水溶性合成高分子化合物などを使用することが
できる。増粘剤の添加量については、0.1wt%乃
至20wt%が適当である。
本発明において、マイクロカプセルを含有する
液の表面張力を調整するための塗布助剤として
は、アニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性
の各種界面活性剤及び界面活性を有する各種の水
溶性高分子物質が利用しうる。アニオン性界面活
性剤としては、脂肪酸石けん、金属石けん、硫酸
化油、ロート油、アルキル硫酸エステル塩、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル
塩、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル
硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルカノールアミド
硫酸エステル塩、アルキルスルフオン酸塩、アル
キルベンゼンスルフオン酸塩、アルキルアリルス
ルフオン酸塩、ジアルキルスルフオコハク酸塩、
高級脂肪酸アルキロールアミドスルフオン酸塩、
アルキル隣酸塩等が用いられる。カチオン性界面
活性剤としては、アルキルアミン塩、第4級アン
モニウム塩、アルキルピリジニウム塩などが用い
られる。ノニオン性界面活性剤としては、脂肪酸
グリセライド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルアリールエーテル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンポリプロピ
レングリコールエーテルなどが用いられる。両性
界面活性剤としては、アルキルベタイン、イミダ
ゾリン誘導体などが用いられる。また界面活性剤
を有する水溶性高分子物質については、澱粉、カ
ルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、アラビヤゴム、ゼラチン、ロジン変性アルキ
ツド樹脂、その他ラテツクスなどが用いられる。
これらの塗布助剤の添加量は要するに所望の表面
張力になるまで加えればよいのであるが、固型分
0.001wt%乃至10wt%添加するのが適当である。
本発明において、製造された感圧記録シート
は、いわゆる顕色剤より成る塗膜を設けたシート
と組み合わされ使用されるのが一般であるが、同
一のウエブにマイクロカプセルを含有した層と顕
色剤を含有した層とを設け、一枚のシートのみで
発色機能を備えさせることもできる。(いわゆる
自己発色型感圧記録シート) ここに顕色剤とは、マイクロカプセル中に内包
された発色剤と接触して発色する性質を有する電
子受容性固体酸を称する。本発明において、顕色
剤の種類は重要でなく、とくに限定されずに、従
来より知られた顕色剤を広く使用することが出来
る。
具体例を挙げれば、粘土類(例えば、酸性白
土、活性白土、アタバルジヤイトなど)有機酸
(例えば、サリチル酸の如き芳香族カルボキシル
化合物、P―t―ブチルフエノール、P―t―ア
ミルフエノール、o―クロロフエノール、m―ク
ロフエノール、P―クロロフエノールの如き芳香
族ヒドロキシ化合物又はこれらの金属塩(例え
ば、亜鉛塩など)、有機酸と金属化合物(例え
ば、酸化亜鉛)の混合物、酸性重合体(例えば、
フエノール―ホルムアルデヒド樹脂、フエノール
―アセチレン樹脂)などがある。顕色剤について
は、米国特許第3501331号、同第3669711号、同第
3427180号、同第3455721号、同第3516845号、同
第3634121号、同第3672935号、同第3732120号、
特公昭45−48545号、同45−49339号、同45−
93245号、同45−92246号、同45−93247号、同45
−94874号、同45−109872号、同45−112038号、
同45−112039号、同45−112040号、同45−112753
号、同45−122754号、同45−118978号、同45−
118979号、同46−86950号などにも記載されてい
る。
本発明において、ウエブの走行速度、すなわち
塗布速度は5乃至150m/minが適当であるが、
好ましくは10乃至30m/minである。またウエブ
に供給する塗布液量は、目的とする塗布量及びウ
エブの速度によつて異なるが、通常1.0乃至220
c.c./m2が適当であり、とくに20乃至80c.c./m2が好
ましい。
以下、本発明の効果を一層明瞭ならしめるため
に実施例、比較例をあげる。
以下「部」はすべて重量部を示す。
実施例 1. ジイソプロピルナフタレン22部に3―6―ビス
ジエチルアミノフルオラン―P―ニトロアニリノ
ラクタム1部と1,3ジメチル―6ジエチルアミ
ノフルオラン1.4部を溶解し、これにトリレンジ
イソシアナートのトリメチロールプロパン付加物
3部とエチレンジアミンのプロピレンオキサイド
付加物0.1部を添加溶解した。この溶液を水29部
にポリビニルアルコール2.6部を溶解した溶液中
に20℃で乳化分散し乳化後水65部を加え撹拌しつ
つ、70℃まで加温し1時間撹拌後冷却して、マイ
クロカプセルを含有した塗布液を得た。
こうして得られたマイクロカプセルを含有する
塗布液の表面張力を測定したところ、60dyne/
cmであつたので、ジエチルヘキシルスルフオコハ
ク酸ソーダ0.5部を加え、同様に表面張力を測定
したところ、40dyne/cmであつた。この塗布液
の粘度を室温で測定したところ、15センチポイズ
であつた。
このようにして表面張力、粘度を調整したマイ
クロカプセルを含有する塗布液を、第1図に示さ
れるスライド型ホツパー塗布装置を用いて、コロ
ナ放電処理したポリエチレン被覆紙上に塗布速度
20m/minで塗布量が10g/m2になるように塗布
し、乾燥してマイクロカプセル塗設シートを得
た。
得られたマイクロカプセル塗設シートの塗膜を
観察したところ、ハジキ、スジ、アワ、ブツ等故
障のない高度に均一性を有していることが確認さ
れた。
このマイクロカプセル塗設シートをサリチル酸
亜鉛塩をアセトンに溶解した顕色剤液をスプレー
により均一に塗布して現像したところ、幅方向、
長さ方向の双方にわたつて均一に発色がみられ、
塗布がきわめて良好におこなわれたことがわかつ
た。
比較例 1. 実施例1.の方法により得られたマイクロカプセ
ルを含有する塗布液をウエブと反対向きに回転し
ている塗布ロールによりピツクアツプして実施例
1.と同じポリエチレン被覆紙上に塗布速度20m/
minで塗布し、しかる後にエアーナイフにより過
剰の塗布液を掻き落して塗布量を10g/m2となる
ように計量して、乾燥し、マイクロカプセル塗設
シートを得た。
こうして得られたマイクロカプセル塗設シート
の塗膜面を観察したところ、縦スジ及び掻き落さ
れた塗布液の流下ムラに起因するスジの発生が認
められた。
比較例 2. 実施例1.の方法により得られたマイクロカプセ
ルを含有する塗布液(表面張力60dyne/cm,粘
度15センチポイズ)を実施例1.と同じ装置によ
り、実施例1.と同じポリエチレン被覆紙の表面に
塗布速度20m/minで塗布量が10g/m2となるよ
うに塗布した。
乾燥後の塗膜を観察したところ、塗布液がウエ
ブの全面に広がらず、いわゆる液切れの発生がみ
とめられ、均一な塗布は出来なかつた。
実施例 2 豚皮酸処理ゼラチン6部とアラビヤゴム6部を
40℃の水30部に溶解した。これに乳化剤としてノ
ニエルベンゼンスルフオン酸ナトリウム0.2部を
加えて2.5%のクリスタルバイオレツトラクトン
及び2%のベンゼンロイコメチレンブルーを溶解
したジイソプロピルナフタレン油30部を上記溶液
中に加え乳化した。これに40℃の水200部を加え
撹拌を続けながら、20%の塩酸を滴下したpHを
4.4に調整した。該溶液を40℃まで冷却し、37%
のホルムアルデヒド溶液2.0部を添加し、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム塩の7%溶液20
部を加え、更に10%のカセイソーダ溶液を添加し
てpHを10とし、更にセルロース繊維(平均長さ
200μ,平均幅30μ)10部とアロールートスター
チ(平均粒径40μ)4部とを加えて、マイクロカ
プセルを含有する塗布液を得た。
こうして得られたマイクロカプセルを含有する
塗布液の表面張力を測定したところ、60dyne/
cmであつた。
この塗布液にロジン変性アルキツド樹脂を0.5
部加えたところ、表面張力は45dyne/cmとな
り、また粘度は室温で20センチポイズであつた。
このように表面張力、粘度を調整した塗布液を
第2図に示されるエクストルージヨン型ホツパー
塗布装置によりコロナ放電処理したポリエチレン
被覆紙の表面に、塗布速度20m/minで塗布量が
10g/m2になるように塗布してマイクロカプセル
塗設シートを得た。
得られたマイクロカプセル塗設シートの塗膜を
観察したところハジキ、スジ、アワ、ブツ等の故
障のない高度に均一性を有していることが確認さ
れた。
このマイクロカプセル塗設シートをサリチル酸
亜鉛塩をアセトンに溶解した顕色剤液をスプレー
により均一に塗布して現像したところ、幅方向、
長さ方向の双方にわたつて均一に発色がみられ、
塗布がきわめて良好におこなわれたことがわかつ
た。
比較例 3 実施例2の方法により得られたマイクロカプセ
ルを含有する塗布液を比較例1と同様にエアーナ
イフ塗布装置によつて実施例2と同じポリエチレ
ン被覆紙上に塗布速度20m/minで塗布量が10
g/m2となるように塗布し、乾燥して、マイクロ
カプセル塗設シートを得た。
こうして得られたマイクロカプセル塗設シート
の塗膜面を観察したところ、縦スジ及び掻き落さ
れた塗布液の流下ムラに起因するスジの発生が認
められた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はともに本発明の実施態様を示
す塗布装置の略断面図である。 1……塗布液、4……給液ヘツド、5……ウエ
ブ、6……ポケツト、9……塗膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 マイクロカプセルを含有する塗布液を連続走
    行しているウエブに塗布し、マイクロカプセル塗
    設シートを製造する方法において、粘度が2及至
    300センチポイズ、表面張力が20及至50dyne/cm
    であるマイクロカプセルを含有した塗布液をホツ
    パー型塗布装置により塗布することを特徴とする
    マイクロカプセル塗設シートの製造方法。
JP13327077A 1977-11-07 1977-11-07 Production of sheet coated with microcapsule Granted JPS5465742A (en)

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