JPS62112731A - 深絞り性に優れた焼付硬化性鋼板の製造方法 - Google Patents

深絞り性に優れた焼付硬化性鋼板の製造方法

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JPS62112731A
JPS62112731A JP25062685A JP25062685A JPS62112731A JP S62112731 A JPS62112731 A JP S62112731A JP 25062685 A JP25062685 A JP 25062685A JP 25062685 A JP25062685 A JP 25062685A JP S62112731 A JPS62112731 A JP S62112731A
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黒沢 光正
Susumu Sato
進 佐藤
Takashi Obara
隆史 小原
Kozo Sumiyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用鋼板等の使途に適合する鋼板、特に
深絞り性に優れるとともに低温焼付処理の可能な焼付硬
化性冷延鋼板の製造技術についての促案である。
(従来の技術) 近年自動車用鋼板は、軽分化による燃費向上を目積して
高強度化の要求がある一方で、プレス成形性の面から低
降伏強度、高伸び、高r値などの特性も同時に望まれて
いるのが実情である。
このような二律背反の背景から、従来プレス成形時には
軟質で良好なプレス成形性を示し、その後の塗装焼付時
に降伏強度、引張り強度が上昇する特性、すなわち焼付
硬化性を有する鋼板が開発され現在に至っている。
因みに、焼付硬化性とは、一般に2%の予歪付与後17
0℃で20分の焼付は相当処理による降伏強度上昇分と
定義されている。これは自動車生産工程における塗装焼
付処理条件を模したものである。
この焼付硬化性を得るためには、常温非時効性を損わな
い程度の固溶C,Nを鋼板中に残存させることが必要で
ある。
従来、焼付硬化性を有する冷延鋼板の製造方法に関して
は、特開昭53−114717号公報に開示されている
ようなT1添加鋼、時間IIS’? 57−70258
号公報に開示されているようなNb添加鋼、あるいは特
開昭59−31827号公報に開示されているようなT
i、Nb複合添加鋼等、主として成分組成について改良
したものが提案されている。
これら従来方法によって得られた鋼板は、何れも170
℃×20分の焼付相当処理でも、得られる焼付硬化性は
せいぜい3〜5kgf/11が限度であった。
(発明が解決しようとする問題点〉 自動車業界は、今や塗装焼付温度の低下による省エネル
ギー化、プラスチックなどの利用の増加により、必然的
に焼付温度低下への指向が避けられない状況になりつつ
ある。
そこで本発明は、常温非時効性で、深絞り性に浸れた低
温焼付処理可能な焼付硬化性冷延鋼板の製造技術を提供
することを目的とするものである。
そして、かかる目的は、下記の事項を要旨構成とする方
法にて有利に実現される。
く問題点を解決するための手段) 本発明の骨子は、C:0.001〜o、oogwt%を
含む極低炭素鋼をベースとし、箱焼鈍あるいは連続焼鈍
後の調質圧延で伸び率:1〜5%付与することにより、
時効指数=4〜8kgf/mll12を有し、常温非時
効で深絞り性に優れると共に低温焼付処理可能な焼付硬
化性鋼板の製造技術にかかるものである。
上記問題点解決手段として好適な本発明方につき、さら
に詳しくこれを述べると、C:0.001〜0.008
wt%、SiS2.5wt%、MnS2.5wt%、P
≦0.15wt%、AI2 :  0.005〜0,1
0wt%、S≦0.010wt%、N≦0.005wt
%を含有し、かつ0.05wt%以下のT1およびNb
のうち1種または2種を含有し、残部が実質的にFeの
組成よりなる鋼を、熱間圧延−冷間圧延−熱処理し、得
られる冷延板を伸び率が1〜5%になるような調質圧延
を施すことを特徴とする深絞り性に優れた焼付硬化性鋼
板の製造方法であり、 好ましくは調質圧延に用いるワークロール径を400m
m以上の大きさのものとし、得られる鋼板の表面粗度が
0.5〜5μmを示すように制御する。
(作 用) 本発明に到達した実験検討の内容について以下に説明す
る。
鋼板中に固溶(C,N)が残存すると、プレス成形時に
ストレッチャストレインが発生するため、調質圧延を施
してその原因となる降伏伸びを消すのが普通である。固
溶(C,N)が多い場合は常温時効を引き起し、再び降
伏伸びが現われるため、プレス用の鋼板では極力固溶C
,Nの残存を抑制する努力がなされている。一方、焼付
硬化性鋼板は、この固溶C,Nを利用して高温状態での
時効促進により降伏強度の上昇を図っている。このため
常温時効を起こさない程度に残存固溶Cを制御すること
が製法上重要となる。
こうしたことから鋼板中の固溶C,Xt*の目安として
時効指数が用いられる。この時効指数は、引張り試験で
7.5%の予歪付与後100℃で30分の促進時効処理
をしたときの下陪伏点上’lで評価した値であり、常温
時効を生じないためには3〜4kgf/rn1以下が限
界である。このときに得られる焼付硬化量は、せいぜい
3〜5kg[7111m2である。また当然焼鈍後は調
質圧延が施されるが、その伸び率も1%未満が普通であ
る。これは調質圧延の伸び率が増すに従い降伏強度が上
昇するので、プレス成形性に不利となることからの制限
である。
さて、本発明者らは、将来低温焼付硬化性鋼板が必要な
こと、そしてより焼付硬化量を高く改善することを目指
し、まず時効指数と調質圧延条件が材質、時効性および
焼付硬化性に及ぼす影響について検討した。
第1図はその検討結果を示すものであり、時効指数(A
I)および焼付相当温度が及ぼす焼付硬化ff1(BH
ffi)への影響を示ずグラフである。この図より、A
I≧4kgr/mm2の鋼板では、低温焼付処理でも高
いBHffiが得られることが判る。
しかも得られるBH量は、従来の3〜4kg f / 
mm 2以上のレベルである。従って、AI≧4kgf
/mm2とすることで、低温焼付処理可能なりH性に富
む鋼板を得ることが可能である。
第2図は、時効指数と調質圧延条件を変えた材料を30
’Cで2ケ月常温時効した結果を示す。これより時効指
数(AI)の高い鋼板でも伸び率を1%以上とすること
で降伏伸びが抑制でき、非時効性が得られることが判る
。なお、同−伸び率でも鋼板の平均粗度が大きい方が耐
時効性に有利であった。この理由については明らかでは
ないが、粗度が粗くなることで、鋼板表面に導入された
局所歪が調質圧延伸び率を増すことと同様な効果を果す
ものと考えられる。後述するように伸び率が増すに従い
降伏強度が上昇することからプレス成形性に不利なため
伸び率を増すことには限界がある1従って鋼板の平均粗
度は粗いほうが良い。一方、粗度が粗すぎると塗装後も
粗度の凹凸が目立ち外観上好ましくないため、平均粗度
として0.5〜5μmの範囲が好適である。
第3図には、同−粗度で調質圧延時のロール径の時効性
への影響を示す。これよりロール径が大きい方が耐時効
性には有利なことが判る。ロール径が大きくなると鋼板
との接触延長が増すため、鋼板に及ぼす剪断歪が鋼板表
面近傍に集中し、粗度の効果をより助長するものと考え
られる。図よりロール径400u+以上で特に顕著な差
となるため、O−ル径は400++a+以上が好ましい
第4図には、伸び率と降伏状強度、引張強度の関係を示
す。ここで強度上昇分は、伸び率1%のものを基準とし
た。図より伸び率を増すと降伏強度、引張り強度とも増
加することが判る。引張り強度は伸び率5%でほぼ飽和
に達するため、5%より多くしても降伏強度がいたづら
に増すだけであり、伸び率は1〜5%に制限することが
好まし1  い。このとき耐時効性を損わない時効指数
(AI)の上限は8kgf/11112までであり、A
Iは4〜8眩「/1Il12の範囲とする。
以上説明したように、時効指数4〜8 kgf/llm2の鋼板に、時効指数に相応した調質圧
延を施すことにより、常温非時効性でかつ低温焼付処理
可能な焼付硬化性深絞り用冷延鋼板が得られることか判
った。
次に、本発明製造方法の実施に際して出発原料として用
いる鋼の成分組成限定理由について述べる。
通常、鋼板の含有元素、特にC,Si 、Mn 。
P等は、要求強度により目標範囲が決定され、上記成分
元素が増すほど、強度は高く伸びは低くなる。従って本
発明では、調質圧延伸び率を増す分だけ、あらかじめこ
れら元素の含有量を通常よりも減少させることで、プレ
ス成形性に必要な低降伏強度、高伸びを得ることを基本
的とする。
C:この元素の含有量は低いほど材質、とりわけプレス
成形性に必要な伸び、r値に有利である。
本発明では低くすることが望ましいが、0.001wt
%未満では、この発明の目的とする焼付硬化性が1qら
れない。一方、o、ooawt%を超えると、伸び、r
 1111が劣化し、本発明にそぐわないので、Cff
1は0.001〜0.008wt%とする。
Si 、Mn :SiおよびMnは、いずれも深絞り性
を劣化させずに鋼板の強度を上昇させるのに有効に寄与
するが、伸びを劣化させないようにするために、ともに
o、swt%以下に制限する。
PDPもSi 、Mnと同様の理由で、0.15wt%
以下とする。なお、Pの添加はMn、Sと異なりr値が
改善されるので、強化元素としてはむしろ好ましい。
A℃:Aiは、脱酸などの目的で0,005wt%以上
の添加を必要とするが、0.10wt%を超える添加は
表面性状に悪影響を及ぼすので、0.005〜0.10
wt%とする。
S、N:SおよびNは、析出物を形成させるため、少な
いほど伸び、r値に有利である。このことから$≦0,
01wt%、N≦0,005wt%とする。
Ti 、Nb :TiおよびNbは適当量の固溶Cが望
ましい。これは、N、Sの如き不純物はTi N、Ti
 Sとして析出させるために必要であり、一方、すべて
のCをTiCとして析出させるに足るTiを添加すると
、固溶Cを残存させることができなくなるため焼付硬化
性が得られなくなる。そこで、T1は0.05wt%以
下とする。Nbについては、NbCとして析出するが、
焼鈍温度を800℃以上とすることで、NbCから固溶
Cを解離固溶させることができるので特に制限はない。
しかし、Nbを0,05wt%より多く添加することは
焼鈍時の粒成長性を阻害し、伸びに不利なため、o、o
swt%以下にする。T1によりS、NおよびCの一部
を固定させる一方で、所望の時効指数を得るに足る固溶
CをNbCとして析出させることは、伸びr値の向上に
特に好ましい。これは高温焼鈍により解離した固溶Nb
自体が伸び、r値の異方性を改善する効果を持つためと
考えられる。
さらニ0,5wt%以下のOr 、 Cu 、V、Zr
また0、05wt%以下のSb、Caの添加は、81−
1性や深絞り性を劣化させないので、これらはそれぞれ
の添加目的に従って添加することが可能である。
以上のような成分組成を持つ冷延鋼板の製造工程として
はとくに規制されないが、例えば転炉または電気炉で溶
製した鋼を造塊−分塊法または連続鋳造法にてスラブあ
るいはシートバーとし、通常の熱間圧延、冷間圧延によ
り冷延板とする方法を採る。再結晶焼鈍は、箱焼鈍でも
連続焼鈍いづれでもよい。
(実施例) 表1に示す成分組成の鋼を転炉にて溶製し、真空脱ガス
処理後連続鋳造によりスラブとした。これらのスラブに
通常の熱間圧延、ついで冷間圧延を施して、いづれも板
厚0.8Iの冷延板としたのち連続焼鈍を行った。
連続焼鈍では、所望の時効指数が得られるように焼鈍温
度、冷却速度を変化させた。その後、各時効指数および
目標材質に見合った調質圧延を施した。かくして得られ
た各製品の機械的性質について調べた結果を表2に示す
。なお、機械的性質はすべてJ rs5号試験片を用い
て測定した。
以上の本発明にかかる各実施例では、いずれも常温非時
効性でかつ深絞り性に優れた低温焼付用鋼板が得られた
(発明の効梁) 以上説明したように本発明によれば、常温非時効性で低
温での焼付処理の可能な深絞り用冷延鋼板を容易に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、時効指数とBHffiの焼付温度依存性を示
すグラフ、 第2図は、常温時効性が得られる時効指数と調質圧延伸
び率の関係および鋼板粗度の影響を示すグラフ、 第3図は、降伏伸びとロール径の関係を示すグラフ、 第4図は、調質圧延伸び率と、強度上昇分の関係を示す
グラフである。 第2図 ル牛’tfJ jW 4枚(K9fk席り第3図 時th1吟聞(目) 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、C:0.001〜0.008wt%、Si≦0.5
    wt%、Mn≦0.5wt%、P≦0.15wt%、A
    l:0.005〜0.10wt%、S≦0.010wt
    %、N≦0.005wt%を含有し、かつ0.05wt
    %以下のTiおよびNbのうち1種または2種を含有し
    、残部が実質的にFeの組成よりなる鋼を、熱間圧延−
    冷間圧延−熱処理し、得られる冷延板を伸び率が1〜5
    %になるような調質圧延を施すことを特徴とする深絞り
    性に優れた焼付硬化性鋼板の製造方法。
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