JPS6314817A - 曲げ特性の優れた高強度薄鋼板の製造方法 - Google Patents
曲げ特性の優れた高強度薄鋼板の製造方法Info
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- JPS6314817A JPS6314817A JP15718086A JP15718086A JPS6314817A JP S6314817 A JPS6314817 A JP S6314817A JP 15718086 A JP15718086 A JP 15718086A JP 15718086 A JP15718086 A JP 15718086A JP S6314817 A JPS6314817 A JP S6314817A
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- cold rolling
- temperature
- steel sheet
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は80〜150 kgf/fl”の引張強さを有
しかつ曲げ特性の優れた高強度薄鋼板の製造方法に関す
るものである。
しかつ曲げ特性の優れた高強度薄鋼板の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術)
近年、自動車業界においては、燃費向上のための車体の
軽量化あるいは衝突時に乗員の安全性を確保する必要が
あることなどから高強度鋼板の使用が多くなっている。
軽量化あるいは衝突時に乗員の安全性を確保する必要が
あることなどから高強度鋼板の使用が多くなっている。
ことに衝突時の安全性からは引張強さが80 kgf/
m”以上と従来にない非常に高い引張強さを有する鋼板
が要求されている。
m”以上と従来にない非常に高い引張強さを有する鋼板
が要求されている。
自動車用鋼板は単に強度が高ければよいというものでは
なく、用途から加工性と溶接性が必要であり、とくに、
80 k+rf/wm”以上の引張強さを有する鋼板に
おいては加工性のうちでも曲げ特性が要求されている。
なく、用途から加工性と溶接性が必要であり、とくに、
80 k+rf/wm”以上の引張強さを有する鋼板に
おいては加工性のうちでも曲げ特性が要求されている。
一般に、高強度薄鋼板の加工性は強度と伸びのバランス
で整理され、強度が高く、しかも、伸びのよい鋼板が高
強度薄鋼板として優れているとされている。しかし、自
動車用高強度薄鋼板の加工は曲げ加工によることが多く
、曲げ特性の優れた鋼板が高強度薄鋼板として優れてい
るといえる。
で整理され、強度が高く、しかも、伸びのよい鋼板が高
強度薄鋼板として優れているとされている。しかし、自
動車用高強度薄鋼板の加工は曲げ加工によることが多く
、曲げ特性の優れた鋼板が高強度薄鋼板として優れてい
るといえる。
一方、80 ktrf/mm”以上の引張強さを有する
高強度薄鋼板の製造に関しては、従来より特開昭58−
22327号公報に示される如く水冷による方法、ある
いは箱焼鈍のように冷却速度の遅い場合は合金元素添加
量を増やして強度を高める方法が用いられている。
高強度薄鋼板の製造に関しては、従来より特開昭58−
22327号公報に示される如く水冷による方法、ある
いは箱焼鈍のように冷却速度の遅い場合は合金元素添加
量を増やして強度を高める方法が用いられている。
水冷による方法では、冷却速度があまりに速いために冷
却過程において鋼板中に蓄積される歪量が多く、優れた
曲げ特性を得ることができず、また、冷却速度がきわめ
て遅い箱焼鈍の場合には、80 kgf/w”以上の引
張強さを得るためには多量の合金元素を添加する必要が
あり、溶接性を損なうと共に、経済的に高価なものにな
り、しかも、冷延前の鋼板は硬質で冷間圧延機の能力か
ら、板厚の薄い鋼板の製造は困難とされ、従来からの方
法では、自動車用鋼板としては、曲げ特性を満足する8
0 kgf/m”以上の引張強さを有する高強度薄鋼
板を製造することはできなかった。
却過程において鋼板中に蓄積される歪量が多く、優れた
曲げ特性を得ることができず、また、冷却速度がきわめ
て遅い箱焼鈍の場合には、80 kgf/w”以上の引
張強さを得るためには多量の合金元素を添加する必要が
あり、溶接性を損なうと共に、経済的に高価なものにな
り、しかも、冷延前の鋼板は硬質で冷間圧延機の能力か
ら、板厚の薄い鋼板の製造は困難とされ、従来からの方
法では、自動車用鋼板としては、曲げ特性を満足する8
0 kgf/m”以上の引張強さを有する高強度薄鋼
板を製造することはできなかった。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は上記の欠点を改善し、80〜150 kgf/
1鳳2の引張強さを有し、かつ、曲げ特性の優れた高強
度薄imviの製造方法を提供するものである。
1鳳2の引張強さを有し、かつ、曲げ特性の優れた高強
度薄imviの製造方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、C: 0.03〜0.20%、Si:0.3
〜1.5%、Mn:0.5〜2.6%を含有し、残部F
eおよび不可避的不純物からなる鋼をA3変態点以上の
仕上温度で熱間圧延し、650℃以上の高温巻取りを行
い及び/又は冷間圧延前に650℃以上の温度で熱処理
を行い、冷間圧延前に軟質とした後、冷延率40〜80
%の冷間圧延を施し、焼鈍工程においてA、変態点以上
900℃の温度範囲に1秒〜5分間保持した後、平均冷
却速度100〜500”c/secで100〜500℃
まで冷却し、次いで、200〜500℃で1〜20分間
保持した後冷却することを特徴とする80〜150kg
f/+n”の引張強さを有する曲げ特性にすぐれた高強
度薄鋼板の製造方法および上記方法において、付加的に
Ti:0.01〜0.25%とNbO,01〜0.3%
(711種または2種を含有し、あルイは、B : 0
.0003〜0.01%を含有させた鋼を用いることを
特徴とする80〜150 kgf/mm2の引張強さを
有する曲げ特性の優れた綱強度薄鋼板の製造方法であり
、曲げ特性の優れた高強度薄鋼板を経済的に製造するこ
とが可能である。
〜1.5%、Mn:0.5〜2.6%を含有し、残部F
eおよび不可避的不純物からなる鋼をA3変態点以上の
仕上温度で熱間圧延し、650℃以上の高温巻取りを行
い及び/又は冷間圧延前に650℃以上の温度で熱処理
を行い、冷間圧延前に軟質とした後、冷延率40〜80
%の冷間圧延を施し、焼鈍工程においてA、変態点以上
900℃の温度範囲に1秒〜5分間保持した後、平均冷
却速度100〜500”c/secで100〜500℃
まで冷却し、次いで、200〜500℃で1〜20分間
保持した後冷却することを特徴とする80〜150kg
f/+n”の引張強さを有する曲げ特性にすぐれた高強
度薄鋼板の製造方法および上記方法において、付加的に
Ti:0.01〜0.25%とNbO,01〜0.3%
(711種または2種を含有し、あルイは、B : 0
.0003〜0.01%を含有させた鋼を用いることを
特徴とする80〜150 kgf/mm2の引張強さを
有する曲げ特性の優れた綱強度薄鋼板の製造方法であり
、曲げ特性の優れた高強度薄鋼板を経済的に製造するこ
とが可能である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明者らは曲げ特性の優れた80〜150kgf/m
m2の引張強さを有する高強度薄鋼板の製造方法につい
て鋭意検討した結果、熱間圧延での仕上後、650℃以
上で巻取り、及び/あるいは、650℃以上の温度で熱
処理を行い、鋼板を軟質にした後、冷延率40〜80%
の冷間圧延を行って、鋼板の厚さを薄くし、続く焼鈍工
程においてA3点以上のT単相域での焼鈍を行うことに
より、組織を均質となすことによって、曲げ特性に優れ
た高強度薄鋼板が得られることを知見した。
m2の引張強さを有する高強度薄鋼板の製造方法につい
て鋭意検討した結果、熱間圧延での仕上後、650℃以
上で巻取り、及び/あるいは、650℃以上の温度で熱
処理を行い、鋼板を軟質にした後、冷延率40〜80%
の冷間圧延を行って、鋼板の厚さを薄くし、続く焼鈍工
程においてA3点以上のT単相域での焼鈍を行うことに
より、組織を均質となすことによって、曲げ特性に優れ
た高強度薄鋼板が得られることを知見した。
第1図はC: 0.12%、St : 0.5%、Mn
: 2.2%、Ti:0.05%、B : 0.00
12%を含有した鋼を溶製し、常法に従い熱間圧延で仕
上温度を850℃、仕上から巻取までの冷却速度を50
℃/secとし、巻取温度を500℃から750℃まで
変えて巻取り、板厚3Rの熱延鋼板とした後、常法に従
い冷延率60%の冷間圧延を施し、板厚1.2 *mの
鋼板とし、次いでA3変態点未満の800℃およびA、
変態点以上の850℃の温度にて40秒保持し、続いて
200℃/secの冷却速度で150℃まで冷却し、2
00℃で3分間保持後、冷却したときの熱延巻取温度と
熱延鋼板の引張強さ、焼鈍後の引張強さ、組織不均質指
標、限界曲げ半径との関係について調べた図である。こ
こで、組織の不均質性を示す指標として鋼板表面硬さく
HrC1試験荷重150 kg)を5点測定し、その標
準偏差を組織不均質指標とした。また、限界曲げ半径は
90°曲げを行い、曲げ可能な最小径とした。
: 2.2%、Ti:0.05%、B : 0.00
12%を含有した鋼を溶製し、常法に従い熱間圧延で仕
上温度を850℃、仕上から巻取までの冷却速度を50
℃/secとし、巻取温度を500℃から750℃まで
変えて巻取り、板厚3Rの熱延鋼板とした後、常法に従
い冷延率60%の冷間圧延を施し、板厚1.2 *mの
鋼板とし、次いでA3変態点未満の800℃およびA、
変態点以上の850℃の温度にて40秒保持し、続いて
200℃/secの冷却速度で150℃まで冷却し、2
00℃で3分間保持後、冷却したときの熱延巻取温度と
熱延鋼板の引張強さ、焼鈍後の引張強さ、組織不均質指
標、限界曲げ半径との関係について調べた図である。こ
こで、組織の不均質性を示す指標として鋼板表面硬さく
HrC1試験荷重150 kg)を5点測定し、その標
準偏差を組織不均質指標とした。また、限界曲げ半径は
90°曲げを行い、曲げ可能な最小径とした。
図から、焼鈍温度がA、変態点以上の850℃のとき、
熱延巻取温度が680℃以上で熱延鋼板の引張強さは低
くなり、冷間圧延が容易になり、焼鈍後の引張強さは低
温巻取した鋼板と変わらず硬質になることが分かる。し
かも、組織不均質指標は小さく、限界曲げ半径は小さく
なり、曲げ特性が向上している。
熱延巻取温度が680℃以上で熱延鋼板の引張強さは低
くなり、冷間圧延が容易になり、焼鈍後の引張強さは低
温巻取した鋼板と変わらず硬質になることが分かる。し
かも、組織不均質指標は小さく、限界曲げ半径は小さく
なり、曲げ特性が向上している。
これに対し、焼鈍温度がA、変態点未満の800℃の場
合、焼鈍後の引張強さは低いにもかかわらず組織不均質
指標は大きく、限界曲げ半径は大きくなり、曲げ特性が
悪い。また、焼鈍温度がA3変態点以上の850℃のと
きの組織は、曲げ特性に悪いといわれるマルテンサイト
を含むものの、曲げ特性が良いということは、組織を均
質にすることが重要であることを示している。さらに、
冷延前に軟質で、焼鈍後便質になり、しかも曲げ特性が
良いことは熱延での高温巻取と焼鈍での高温焼鈍の組合
わせで実現できることがわかる。
合、焼鈍後の引張強さは低いにもかかわらず組織不均質
指標は大きく、限界曲げ半径は大きくなり、曲げ特性が
悪い。また、焼鈍温度がA3変態点以上の850℃のと
きの組織は、曲げ特性に悪いといわれるマルテンサイト
を含むものの、曲げ特性が良いということは、組織を均
質にすることが重要であることを示している。さらに、
冷延前に軟質で、焼鈍後便質になり、しかも曲げ特性が
良いことは熱延での高温巻取と焼鈍での高温焼鈍の組合
わせで実現できることがわかる。
第2図は、C: 0.12%、Si:0.5%、Mn=
2.2%、Ti:0.05%、B : 0.0012%
を含有した鋼を溶製し、常法に従い熱間圧延での仕上温
度850℃、仕上から巻取までの冷却速度を50℃/s
ecとし、巻取温度を550℃として巻取り、板厚3龍
の熱延鋼板とし、酸洗後、箱型焼鈍炉で700℃、5時
間の熱処理を施し、常法に従い冷延率60%の冷間圧延
を施し、板厚1.2fiの鋼板とした後、A、変態点未
満の800℃およびA、変態点以上の850℃の温度に
て40秒保持し、次いで200℃/secの冷却速度で
150℃まで冷却し、200℃で3分間保持後、冷却し
たときの熱延巻取温度と熱延鋼板の引張強さ、焼鈍後の
引張強さ、組織不均質指標、限界曲げ半径との関係につ
いて調べた図である。図から、第1図の高温巻取材と同
様に、冷延前の熱処理によって、冷間圧延が容易に行わ
れ、最終的に曲げ特性が向上していることがわかる。
2.2%、Ti:0.05%、B : 0.0012%
を含有した鋼を溶製し、常法に従い熱間圧延での仕上温
度850℃、仕上から巻取までの冷却速度を50℃/s
ecとし、巻取温度を550℃として巻取り、板厚3龍
の熱延鋼板とし、酸洗後、箱型焼鈍炉で700℃、5時
間の熱処理を施し、常法に従い冷延率60%の冷間圧延
を施し、板厚1.2fiの鋼板とした後、A、変態点未
満の800℃およびA、変態点以上の850℃の温度に
て40秒保持し、次いで200℃/secの冷却速度で
150℃まで冷却し、200℃で3分間保持後、冷却し
たときの熱延巻取温度と熱延鋼板の引張強さ、焼鈍後の
引張強さ、組織不均質指標、限界曲げ半径との関係につ
いて調べた図である。図から、第1図の高温巻取材と同
様に、冷延前の熱処理によって、冷間圧延が容易に行わ
れ、最終的に曲げ特性が向上していることがわかる。
なお、高温焼鈍からの急冷によって、良好な曲げ特性を
保持したままで、引張強さが高くなるということは、C
をはじめとして強化元素の添加量を少なくすることがで
き、その結果、溶接性の向上が図れると共に経済的にも
有利になる。
保持したままで、引張強さが高くなるということは、C
をはじめとして強化元素の添加量を少なくすることがで
き、その結果、溶接性の向上が図れると共に経済的にも
有利になる。
本発明において、対象鋼の化学成分組成を上記のごとく
限定する理由は以下の通りである。
限定する理由は以下の通りである。
Cは析出強化および変態強化を利用し強度を得るために
必要な元素である。その含有量が0.03%未満では析
出強化および変態強化が十分利用できず、所望の引張強
さが得られないためその下限を0.03%とする。また
、0.2%を超えて含有するとCの偏析がおこり組織が
均一にならず、曲げ特性を悪くし、また、溶接性が著し
く低下するためその上限を0.2%とする。
必要な元素である。その含有量が0.03%未満では析
出強化および変態強化が十分利用できず、所望の引張強
さが得られないためその下限を0.03%とする。また
、0.2%を超えて含有するとCの偏析がおこり組織が
均一にならず、曲げ特性を悪くし、また、溶接性が著し
く低下するためその上限を0.2%とする。
Stは固溶体強化元素であり、強度を得るために下限を
0.3%とする。他方上限を1.5%とするのはこれを
超えると熱間圧延工程におけるスケールの発生が著しく
、鋼板の表面性状を劣化させるためである。
0.3%とする。他方上限を1.5%とするのはこれを
超えると熱間圧延工程におけるスケールの発生が著しく
、鋼板の表面性状を劣化させるためである。
Mnは変態強化を利用し強度を得るために重要な元素で
あるが、その含有量が0.5%未満では生成するマルテ
ンサイトの量が少なく所望の引張強さが得られないため
、その下限を0.5%とする。他方、2.6%を超える
と溶接性を著しく損なうばかりか、本発明の特徴である
組織の均一性を損ない曲げ特性が悪くなるためその上限
を2.6%とする。
あるが、その含有量が0.5%未満では生成するマルテ
ンサイトの量が少なく所望の引張強さが得られないため
、その下限を0.5%とする。他方、2.6%を超える
と溶接性を著しく損なうばかりか、本発明の特徴である
組織の均一性を損ない曲げ特性が悪くなるためその上限
を2.6%とする。
TiおよびNbは析出強化を利用し強度を得るために必
要な元素であり、またBを有効に利用するために不可欠
な元素であり、さらに、溶接性を向上するのに有効な元
素である。BはNと結びつきやすい元素であり、鋼中に
固溶NがあるとBNとして析出しBが有効に利用できな
いので、Bを有効に利用するためには、Nを他の元素の
窒化物として固定する必要がある。Ti及びNbはNを
窒化物として固定する能力を持つので、強度向上元素と
しての役割と共に前記の観点からも重要な元素である。
要な元素であり、またBを有効に利用するために不可欠
な元素であり、さらに、溶接性を向上するのに有効な元
素である。BはNと結びつきやすい元素であり、鋼中に
固溶NがあるとBNとして析出しBが有効に利用できな
いので、Bを有効に利用するためには、Nを他の元素の
窒化物として固定する必要がある。Ti及びNbはNを
窒化物として固定する能力を持つので、強度向上元素と
しての役割と共に前記の観点からも重要な元素である。
Tiはその含有量が0.01%未満では、前記のNの固
定効果並びに溶接性の改善が不十分であるため、その下
限を0.01%とし、また、0.25%を超えて含有し
てもその効果は飽和するため、上限を0.25%とする
。NbはTiと同様にその含有量が0.01%未満では
、Nの固定効果及び溶接性の改善が不十分であるためそ
の下限を0.01%とし、また、0.3%を超えて含有
してもその効果は飽和するため上限を0.3%とする。
定効果並びに溶接性の改善が不十分であるため、その下
限を0.01%とし、また、0.25%を超えて含有し
てもその効果は飽和するため、上限を0.25%とする
。NbはTiと同様にその含有量が0.01%未満では
、Nの固定効果及び溶接性の改善が不十分であるためそ
の下限を0.01%とし、また、0.3%を超えて含有
してもその効果は飽和するため上限を0.3%とする。
Bは焼鈍工程における急冷による焼き入れ強化元素であ
るが、含有量が0.0003%未満であるとその効果が
なくなるため下限を0.0003%とし、他方、0.0
1%を超えて含有すると熱間圧延工程で疵が発生しやす
くなり、鋼板の表面性状を著しく損なうのでその上限を
0.01%とする。
るが、含有量が0.0003%未満であるとその効果が
なくなるため下限を0.0003%とし、他方、0.0
1%を超えて含有すると熱間圧延工程で疵が発生しやす
くなり、鋼板の表面性状を著しく損なうのでその上限を
0.01%とする。
続いて、本発明の製造工程の条件について述べる。
熱間圧延工程の仕上温度をA、変態点以上とするのはそ
れ未満であると圧延の歪が残り、U¥8を均一にできな
いためである。
れ未満であると圧延の歪が残り、U¥8を均一にできな
いためである。
熱間圧延工程の仕上から巻取までの冷却速度は組織を均
一にするためできるだけ速く、望ましくは50℃/se
c以上で冷却した後、巻取る0巻取温度を650℃以上
とするのは冷延前の鋼板を軟質にして、冷間圧延を容易
ならしめるためである。
一にするためできるだけ速く、望ましくは50℃/se
c以上で冷却した後、巻取る0巻取温度を650℃以上
とするのは冷延前の鋼板を軟質にして、冷間圧延を容易
ならしめるためである。
このことから、巻取温度は高温はど良く、A、変態点を
超えた方が望ましい。
超えた方が望ましい。
また、冷延前の熱処理を650℃以上とするのは、巻取
温度を高くすると酸洗性が悪くなることから低温で巻取
り、酸洗後、650℃以上の熱処理を行い、冷延前の鋼
板を軟質にして、冷間圧延を容易にするためであり、単
独、あるいは、高温巻取との併用によって、その効果を
助長するためである。
温度を高くすると酸洗性が悪くなることから低温で巻取
り、酸洗後、650℃以上の熱処理を行い、冷延前の鋼
板を軟質にして、冷間圧延を容易にするためであり、単
独、あるいは、高温巻取との併用によって、その効果を
助長するためである。
冷延率を40〜80%とするのは最終板厚を薄くするた
めであり、下限を40%とするのは最終板厚を薄くする
とき、熱間圧延機の能力から鋼板の板厚を薄くできる限
界を超えるためである。また、上限を80%とするのは
いくら高温巻取や熱処理で鋼板を軟質にしても、冷間圧
延機の能力から鋼板の板厚を薄(できる限界を超えるた
めである。
めであり、下限を40%とするのは最終板厚を薄くする
とき、熱間圧延機の能力から鋼板の板厚を薄くできる限
界を超えるためである。また、上限を80%とするのは
いくら高温巻取や熱処理で鋼板を軟質にしても、冷間圧
延機の能力から鋼板の板厚を薄(できる限界を超えるた
めである。
焼鈍温度の範囲はA3変態点未満ではα+γが混在し、
組織が均一にならず曲げ特性が悪いため、その下限をA
3変態点とする。Aコ変態点は本発明鋼の成分範囲では
およそ810〜860t’である。
組織が均一にならず曲げ特性が悪いため、その下限をA
3変態点とする。Aコ変態点は本発明鋼の成分範囲では
およそ810〜860t’である。
また、900℃を超える温度では連続焼鈍工程における
通板が困難となることからその上限を900℃とする。
通板が困難となることからその上限を900℃とする。
焼鈍後の冷却速度は、100 ”C/sec未満ではB
の効果を有効に利用できず、又急冷によるマルテンサイ
ト変態が行われないので、所望の引張強さを得るべく合
金元素添加量を増加しなければならず、その結果曲げ特
性が劣化することになるので、その下限を100 ℃/
secとする。
の効果を有効に利用できず、又急冷によるマルテンサイ
ト変態が行われないので、所望の引張強さを得るべく合
金元素添加量を増加しなければならず、その結果曲げ特
性が劣化することになるので、その下限を100 ℃/
secとする。
また、500℃/secを超える場合には、冷却中に鋼
板に蓄積される歪量が多くなり良好な曲げ特性を得るこ
とが難しいため、その上限を500”C/secとする
。
板に蓄積される歪量が多くなり良好な曲げ特性を得るこ
とが難しいため、その上限を500”C/secとする
。
冷却後の温度を100〜500℃とした後、200〜5
00℃で保定するのはマルテンサイト変態後、焼き戻し
てベーナイトとして、フェライトとの硬度差を小さくし
て曲げ特性の向上を図るためである。冷却後の温度を1
00℃未満にするとマルテンサイトの硬度が増し曲げ特
性を悪くするとともに、200〜500°Cまでの加熱
が必要で経済的にも不利であるため、冷却後の温度の下
限を100℃とする。他方、冷却後の温度が500℃を
超えるとマルテンサイト変態に不利で所望の強度を得る
のが難しいためその上限を500℃とする。
00℃で保定するのはマルテンサイト変態後、焼き戻し
てベーナイトとして、フェライトとの硬度差を小さくし
て曲げ特性の向上を図るためである。冷却後の温度を1
00℃未満にするとマルテンサイトの硬度が増し曲げ特
性を悪くするとともに、200〜500°Cまでの加熱
が必要で経済的にも不利であるため、冷却後の温度の下
限を100℃とする。他方、冷却後の温度が500℃を
超えるとマルテンサイト変態に不利で所望の強度を得る
のが難しいためその上限を500℃とする。
冷却後、200〜500℃で保定するのはマルテンサイ
ト変態後、焼き戻してベーナイトとして曲げ特性を向上
させるためである。下限を200°Cとするのは焼き戻
してベーナイトとするためであり、上限を500℃とす
るのはそれを超えると焼き戻しされすぎて所望の強度を
得るのが難しいためである。
ト変態後、焼き戻してベーナイトとして曲げ特性を向上
させるためである。下限を200°Cとするのは焼き戻
してベーナイトとするためであり、上限を500℃とす
るのはそれを超えると焼き戻しされすぎて所望の強度を
得るのが難しいためである。
本発明によれば、組織を均質にすることによって、曲げ
特性の他に、二次加工性、伸びフランジ性、疲労特性に
優れた高強度薄鋼板を得ることができ、また同じ引張強
さを得るためのC量が少なくてよいため溶接性に優れた
高強度薄鋼板とすることが可能である。
特性の他に、二次加工性、伸びフランジ性、疲労特性に
優れた高強度薄鋼板を得ることができ、また同じ引張強
さを得るためのC量が少なくてよいため溶接性に優れた
高強度薄鋼板とすることが可能である。
従って、本発明により、80〜150 kgf/u+”
の引張強さを有する曲げ特性に優れた高強度薄鋼板を経
済的に製造することが可能である。
の引張強さを有する曲げ特性に優れた高強度薄鋼板を経
済的に製造することが可能である。
(実施例)
次に、実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。
実施例1
造塊法あるいは連続鋳造法によって製造した第1表に示
す鋼を連続熱延で第2表に示す製造条件で熱間圧延、酸
洗、冷間圧延、焼鈍を行い、また、冷間圧延前に熱処理
を行ったものを含め、焼鈍後得られた鋼板の引張強さと
曲げ特性について調査した。
す鋼を連続熱延で第2表に示す製造条件で熱間圧延、酸
洗、冷間圧延、焼鈍を行い、また、冷間圧延前に熱処理
を行ったものを含め、焼鈍後得られた鋼板の引張強さと
曲げ特性について調査した。
第2表から分かるとおり、本発明性以外の比較法では所
望の引張強さと曲げ特性が得られないのに対して、本発
明によれば所望の引張強さと曲げ特性が得られることが
わかる。
望の引張強さと曲げ特性が得られないのに対して、本発
明によれば所望の引張強さと曲げ特性が得られることが
わかる。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明に従えば、80〜150
kgf/mm2の引張強さを有する曲げ特性の優れた高
強度薄鋼板を経済的に製造することができるので、本発
明は産業上稗益するところが極めて大である。
kgf/mm2の引張強さを有する曲げ特性の優れた高
強度薄鋼板を経済的に製造することができるので、本発
明は産業上稗益するところが極めて大である。
第1図は熱延巻取温度と熱延鋼板の引張強さ、焼鈍後の
引張強さ、組織不均質指標、限界曲げ半径との関係を示
す図、 第2図は冷延前の熱処理温度と冷延前の引張強
さ、焼鈍後の引張強さ、組織不均質指標、限界曲げ半径
との関係を示す図である。
引張強さ、組織不均質指標、限界曲げ半径との関係を示
す図、 第2図は冷延前の熱処理温度と冷延前の引張強
さ、焼鈍後の引張強さ、組織不均質指標、限界曲げ半径
との関係を示す図である。
Claims (3)
- (1)C:0.03〜0.20%、Si:0.3〜1.
5%、Mn:0.5〜2.6%を含有し、残部Feおよ
び不可避的不純物からなる鋼をA_3変態点以上の仕上
温度で熱間圧延し、650℃以上の高温巻取りを行い及
び/又は冷間圧延前に650℃以上の温度で熱処理を行
い、冷間圧延前に軟質とした後、冷延率40〜80%の
冷間圧延を施し、焼鈍工程において、A_3変態点以上
900℃の温度範囲に1秒〜5分間保持した後、平均冷
却速度100〜500℃/secで100〜500℃ま
で冷却し、次いで200〜500℃で1〜20分間保持
した後、冷却することを特徴とする80〜150kgf
/mm^2の引張強さを有する曲げ特性の優れた高強度
薄鋼板の製造方法。 - (2)C:0.03〜0.20%、Si:0.3〜1.
5%、Mn:0.5〜2.6%を基本成分とし、更にT
i:0.01〜0.25%及びNb:0.01〜0.3
%の1種又は2種を含有し、残部Feおよび不可避的不
純物からなる鋼をA_3変態点以上の仕上温度で熱間圧
延し、650℃以上の高温巻取りを行い及び/又は冷間
圧延前に650℃以上の温度で熱処理を行い、冷間圧延
前に軟質とした後、冷延率40〜80%の冷間圧延を施
し、焼鈍工程において、A_3変態点以上900℃の温
度範囲に1秒〜5分間保持した後、平均冷却速度100
〜500℃/secで100〜500℃まで冷却し、次
いで200〜500℃で1〜20分間保持した後、冷却
することを特徴とする80〜150kgf/mm^2の
引張強さを有する曲げ特性の優れた高強度薄鋼板の製造
方法。 - (3)C:0.03〜0.20%、Si:0.3〜1.
5%、Mn:0.5〜2.6%を基本成分とし、更にT
i:0.01〜0.25%及びNb:0.01〜0.3
%の1種又は2種に加えてB:0.0003〜0.01
%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼
をA_3変態点以上の仕上温度で熱間圧延し、650℃
以上の高温巻取りを行い及び/又は冷間圧延前に650
℃以上の温度で熱処理を行い、冷間圧延前に軟質とした
後、冷延率40〜80%の冷間圧延を施し、焼鈍工程に
おいて、A_3変態点以上900℃の温度範囲に1秒〜
5分間保持した後、平均冷却速度100〜500℃/s
ecで100〜500℃まで冷却し、次いで200〜5
00℃で1〜20分間保持した後、冷却することを特徴
とする80〜150kgf/mm^2の引張強さを有す
る曲げ特性の優れた高強度薄鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15718086A JPS6314817A (ja) | 1986-07-05 | 1986-07-05 | 曲げ特性の優れた高強度薄鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15718086A JPS6314817A (ja) | 1986-07-05 | 1986-07-05 | 曲げ特性の優れた高強度薄鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6314817A true JPS6314817A (ja) | 1988-01-22 |
Family
ID=15643935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15718086A Pending JPS6314817A (ja) | 1986-07-05 | 1986-07-05 | 曲げ特性の優れた高強度薄鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6314817A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0463227A (ja) * | 1990-07-02 | 1992-02-28 | Nippon Steel Corp | 高周波焼入により製造される車体補強電縫鋼管用熱延鋼材の製造方法 |
| WO2003104499A1 (ja) * | 2002-06-10 | 2003-12-18 | Jfeスチール株式会社 | 超高強度冷延鋼板の製造方法 |
| JP2011111670A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Nippon Steel Corp | 延性及び曲げ性の良好な引張最大応力900MPa以上を有する高強度鋼板および高強度冷延鋼板の製造方法、高強度亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
-
1986
- 1986-07-05 JP JP15718086A patent/JPS6314817A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0463227A (ja) * | 1990-07-02 | 1992-02-28 | Nippon Steel Corp | 高周波焼入により製造される車体補強電縫鋼管用熱延鋼材の製造方法 |
| WO2003104499A1 (ja) * | 2002-06-10 | 2003-12-18 | Jfeスチール株式会社 | 超高強度冷延鋼板の製造方法 |
| US7507307B2 (en) | 2002-06-10 | 2009-03-24 | Jfe Steel Corporation | Method for producing cold rolled steel plate of super high strength |
| JP2011111670A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Nippon Steel Corp | 延性及び曲げ性の良好な引張最大応力900MPa以上を有する高強度鋼板および高強度冷延鋼板の製造方法、高強度亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
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