JPS62153330A - 分散複合ゲル含有共重合体組成物 - Google Patents

分散複合ゲル含有共重合体組成物

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JPS62153330A
JPS62153330A JP60293192A JP29319285A JPS62153330A JP S62153330 A JPS62153330 A JP S62153330A JP 60293192 A JP60293192 A JP 60293192A JP 29319285 A JP29319285 A JP 29319285A JP S62153330 A JPS62153330 A JP S62153330A
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Noribumi Ito
伊藤 紀文
Kazuo Sugazaki
菅崎 和男
Tetsuyuki Matsubara
松原 徹行
Toshihiko Ando
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱性、衝繋強度、成形加工性のすぐれた共重
合体に関する。本発明の共重合体は例えば電気機器、電
子機器、自動車等の材料部品等に成形材料として用いら
れる。
〔従来の技術〕
ビニル系重合体の共重合による耐熱性の改善については
従来数多く行なわれているが、一般的傾向として耐熱性
を向上させると衝撃性が低下するとし・5問題があった
。かかる問題に対して例えば、特開昭58−12904
3、特開昭58−206657等では、NTft俟マレ
イミドとビニル単量体の共重合体とグラフト共重合体と
を特定条件で配合した樹脂組成物が提案されている。か
かる組成物においては。
樹脂の耐熱性及びアイゾツト衝撃強度の性能バランスは
従来のスチレン系単量体とアクリロニトリル系単量体の
共重合体とグラフト共重合体より成る樹脂(ABS)よ
り良好に保持されろ。しかしながら、かかる従来の樹脂
においては、特に実用衝撃強度の面で(・まだ改良の余
地があった。
また一方、特開昭47−6891では、高衝撃強度、高
軟化温度の共重合体の重合法として共役ジオレフィンエ
ラストマー1〜20wt%存在下でスチレン、アクリロ
ニトリル、マレイミド系単量体を重合する方法が提案さ
れているが、この方法で製造される共重合体は、高いア
イゾツト衝撃強度、高軟化温度を有するものの実用衝撃
強度については十分ではなかった。
然るに、近年電気機器、電子機器分野、自動車工業材料
分野等では、耐熱性の樹脂が大型化かつ複雑化した成形
部品として用いられ、樹脂に対して耐熱性のみならず実
用的な衝撃強度の向上及び成形加工性の向上が強く求め
られている。実用衝撃強度とは、成形物を実用に供する
時に発生する落下や衝盤時における衝撃強度であり、特
に耐熱性の高い大形成形物においては肉厚の変化する部
位及び角の形状の部位近辺の部位が衝撃に対して最も弱
く、改良が求められていた。
この実用衝撃強度は、樹脂のアイゾツト衝撃強度とは対
応せず、アイゾツト衝撃強度よりもむしろ、成形物の上
記の部位の落錘衝盤強度に依存する。また、成形加工性
の点においては、一般に樹脂の耐熱性や実用衝撃性を改
良させるために耐熱性付与モノマーとの共重合を行なっ
たり、ゴム性成分の量や分子量を増大するに従って成形
加工時の樹脂の流動性が減少する傾向があり、このよう
な場合成形加工温度の高温化を行うと成形サイクルが低
下し、また大型成形物では成形加工圧力をN DOして
も、金型内に樹脂が十分に充填されず、成形加工そのも
のができなくなるという問題もあった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、大型で複雑な形状の成形物用の樹脂材料とし
て、耐熱性、実用衝撃性及び成形加工性のバランスを著
しく高めた共重合体を掃供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
不発明者らはかかる目的の重大性に鑑み鋭意検討した結
果、分散相が、特殊な複合ゲル(以下MGと略称する)
よりなる新規な共重合体を用いることにより、上記の目
的が達成されることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち本発明は。
連続相と分散相より成る共重合体であって、(a)  
分散相が複合ゲルよりなり、複合ゲルが(1)ゴム状重
合体、(ト)スチレン系単量体とアクリロニトリル系単
量体の共重合体、(iii)スチレン系単量体とアクリ
ロニトリル系単量体とマレイミド系単量体との共重合体
、の3者を含有し、複合ゲルの総量を100重量部とす
るとき(1)ゴム状重合体が30〜70重量部であり、
後2者(ii)及び(iii)の共重合体合計量が70
〜30重量部であり、更に (b)  連続相が少なくとも、マレイミド系単量体と
スチレン系単量体とアクリロニトリル系単量体との共重
合体より構成される分散複合ゲル含有共重合体である。
本発明でいう連続相と分散相よりなる共重合体とは、一
方が連続相、他方が分散相よりなり、各相は2種以上の
単量体の重合物より構成されている共重合体である4、
ここで、分散相は電子顕微鏡写真により覗察するとき、
島状に存在するものであり、連続相は泡状に存在するも
のである。
なお、連続相は、メチルエチルケトンとメタノールの7
対3の混合溶剤で溶解される性質を有する部分でもあり
、一方、分散相は該溶剤で溶解されない性質を有する部
分でもある。
本発明の分散相は複合ゲル(MG)よりなり、該NiG
は塊状もしくは溶液重合法によって多段工程により生成
されるものである。即ち、該MGは塊状もしくは溶液重
合法によりゴム状重合体存在下でスチレン系単量体及び
アクリロニトリル系単量体を重合せしめて分散ゲル相を
形成しく分散ゲル相形成工程)、次いで、塊状もしくは
溶液重合法により、該分散ゲル相存在下でマレイミド系
単量体、スチレン系単量体及びアクリロニトリル系単量
体を重合せしめることにより製造されるものであり、2
種類の共重合体成分を含有するように形成されたもので
ある。
なお、乳化重合法による場合または分散ゲル相の形成以
前にマレイミド系単量体を共重合させた場合には、本発
明による複合ゲルを有する分散相を形成させることが難
しく、従って本発明の目的である実用衝撃強度を向上さ
せることはできない。
かかるMGの組成は、その総量を100重量部とした場
合、ゴム状重合体30〜70重量部好ましくは30〜5
5重世部であり、共重合体の合計量は70〜30重量部
、好ましくは70〜45重量部である。
70重量部を越えるとノツチ付アイゾツト衝撃強度まで
も低下し、高衝撃の成形材料としては適さない。MG中
の共重合体は(ii)スチレン系単量体とアクリロニ)
 IJル系単量体との共重合体及び(iii)スチレン
系単量体とアクリロニトリル系単量体とマレイミド系単
量体との共重合体であって、 (ii)は主として複合
ゲル形成工程の中で、分散ゲル相形成工程において形成
される。分散ゲル相形成工程においては、マレイミド系
単量体は用(・られない。分散ゲル相形成工程では、分
散ゲル相の総量を100重量部として、ゴム状重合体が
71〜31重量部、スチレン系単量体とアクリロニトリ
ル系単量体の共重合体29〜69重量部の分散ゲル相が
形成されることが好ましい。分散ゲル相の構造は実施例
1のBの項に記載の方法により分析される。
以上のように本発明によるMGはゴム状重合体の他に2
種の重合体を含有しなければならない。
かかる重合体が1徨の場合実用衝撃強度が低いからであ
る。
本発明のNiGが実用衝撃強度向上効果を発現する理由
は明らかではないが、MG中の共重合体の量及び種類に
実用衝撃強度が依存することよりみて、本発明のMGが
分散相と連続相との接合性及びゴム状重合体の補強効果
の増進に役立っているものと推察される。MG中のゴム
状重合体以外の共重合体の組成は、塊状重合法もしくは
溶液重合法によって調整され得る。一般に重合開始剤(
有機過酸化物)の量が多い程、また重合工程での転化率
が大きい程、更に脱七ノマ一工程での処理温度が高い程
、一方、用いるゴム状重合体については、1.2ビニル
結合の多いポリブタジェンを用いる程、また5%スチレ
ン溶液における溶液粘度の高いゴム状重合体を用いる程
、MG中のゴム状重合体以外の共重合体の含量は増加す
る傾向にあり、当業者においては、適量の調整をトライ
アンドエラー法にて達成できる。
本発明のMGはMGの内部に直径005μ以上好ましく
は0.07μ以上の細胞を1個以上含有し、かかるMG
内部に直径0.05μ以上好ましくは0.07μ以上の
細胞を有するMGの合計量の割り合いが、MGの総量に
対し50重量%以上好ましくは70重量%以上であるこ
とが好ましい。かかる細胞とは、電子顕微鏡写真におけ
るMGの相の中にさらに小島として見出されるものであ
る。この細胞の径と、かかる径の細胞を有するMGの割
り合いとが、上記範囲よりはずれる場合衝撃性が低(・
0かかろ細胞構造をしたMGを形成する為にシま、分散
ゲル相形成工程を塊状もしくは浴液状重合により実施す
ることか有効である。さらに、使用ゴム状重合体の組成
を選定することにより(当業者においては調整され得ろ
。)例えばブタジェン成分中の1,2−ビニル量の多い
程また、ゴム状重合体の5%スチレン@液粘度が高い程
細胞径とMG中の含有率とが高くなる1頃向がある。
かかる細胞径は、1万倍の電子顕微鏡写真に基づいて以
下のように測定される。1万倍の電子顕微鏡写真中の分
散したMGの径を100〜200個測定する。MGの長
径と短径を測定し、MGの径(Di)=(長径士短径)
/2とする。すべてのゲルについてS、=+γπrLl
)i  を算出する(rLは個数)。
■ 一方細胞についても長径と短径を測定し、細胞の径=(
細胞の長径+短径)/2として0.05μ以上の細胞の
径を有するMGについて、再度MGの径(di)=(長
径+短径)/2を測定する。
S2 = 4− : rr rn di2を算出する(
mは個数)。0.05tt以上の細胞を有するMGの重
量%はS2÷S、X100により算出されるものである
。なお径が0.1μ以下のMGについては計算より除く
本発明の分散複合ゲル含有共重合体は連続相がマレイミ
ド系単量体、スチレン系単量体及びアクリロニ) IJ
ル系単量体の共重合体を必須成分として含まねばならな
い。マレイミド系単量体、スチレン系単量体、アクリロ
ニトリル系単量体の共重合体は、耐熱性、耐衝撃性のす
ぐれた性能バランスを付与するのに有効である。連続相
を構成する全樹脂の組成については、マレイミド系単量
体1〜30重量%、より好ましくは2〜20重量%、ス
チレン系単量体10〜80重量%より好ましくは20〜
70重量%、アクリロニトリル系単量体15〜50重量
%より好ましくは15〜40重量%である。
本発明の分散複合ゲル含有共重合体は連続塊状もしくは
連続溶液重合法により製造される。即ち、まず、スチレ
ン系単量体、アクリロニトリル系単量体を溶剤に溶解さ
せ、ゴム状重合体溶液とする。
次いで、かかる溶液を連続的に1基以上の攪拌槽に送入
して、分散ゲル相を形成し、形成された分散ゲル相を有
する重合埋合物を連続的に別の反応器に送入し、該反応
器中で重合反応を継続することにより複合ゲルの骨格を
形成する。該骨格を形成した後、更に場合によれば仕上
げの重合をすすめた後通常180〜290℃の温度で反
応混合物より未反応単量体や溶剤を除去して分散複合ゲ
ル含有共重合体をえる。かかる全製造工程において、通
常単量体の重合体への転化率は、反応系への全供給単量
体を基準にして、分散ゲル相生成工程では5〜35重量
%、複合ゲル骨格形成工程では、20〜80重量%、仕
上げ重合の工法においては30〜80重量%の領域にま
で順次高められる。
本発明でいうスチレン系単量体とは、スチレン、α−メ
チルスチレン、α−エチルスチレンのような側鎖アルキ
ル置換スチレン、モノクロルスチレン、ジクロルスチレ
ン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、0−1−ブチル
スチレン、  p −t −7”チルスチレン、p−メ
チルスチレンのような核ア/L/ キ/L/ ft 換
スチレン、ト’) ”ロムスチレン、テトラブロムスチ
レン等のハロゲン化スチレン及ヒp−ヒドロキシスチレ
ン、0−メトキシスチレン、ビニルナフレタン等が挙げ
られるが、特に好ましくは、スチレ/およびα−メチル
スチレンであり、かかるスチレン系単量体の一種以上が
用いられ得る。
本発明でいうアクリロニトリル系単量体とは、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、フマロニトリル、マレ
オニトリル、α−クロロアクリロニトリル等が挙げられ
、特にアクリロニトリルが好ましい。かかる単量体の一
種以上が用いられる。
アクリロニトリルが好ましく用いられる。
本発明でいうマレイミド系単量体とは へ 直 (式中、Rは水素、又は炭素数1〜15のアルキル、シ
クロアルキル、もしくは芳香族残基を表わす。)で示さ
れるものであり、たとえばマレイミド、N−メチルマレ
イミド N−エチルマレイミド、N−プロピルマレイミ
ド、N −t−ブチルマレイミド、N−イノプロピルマ
レイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニ
ルマレイミド、N−ナフチルマレイミド、N−o−クロ
ルフエエルマレイミド等が挙げられるが、特に好ましく
は、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−フェニル
マレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等である。
かかるマレイミド系単量体の一種以上が用いられる。
本発明においては、分散複合ゲル含有共重合体を構成す
るスチレン系単量体は、スチレン単独もしくはスチレン
とα−メチルスチレンの併用が好ましく用いられ、実用
衝撃強度向上の上では、スチレンとα−メチルスチレン
の組成比は、好ましくは100/ 10〜100/70
、より好ましくは100/15〜100150である。
かかる組成比の好ましい理由は明らかではないが、スチ
レンとα−メチルスチレンを特定比率で併用することに
より、複合ゲル中に含有される共重合体の割り合いが増
加するので、かかる成分が実用衝撃強度に寄与するもの
と推察される。
本発明においては、共重合体構成成分のスチレン系単量
体及びアクリロニトリル系単量体の一部を、スチレン系
単量体及びアクリロニトリル系単量体の総和に対して2
0重量%以下の割合いにおいて、メチルメタクリレート
等のメタクリルエステル系単量体、メチルアクリレート
等のアクリル酸エステル系単量体等の一種以上を置き換
えて構成してもよい。
本発明でいうゴム状重合体としては、ポリブタジェンゴ
ム、アクリロニトリルーブタジニン共重合体ゴム(NB
R)、スチレンープタジニン共重合体ゴム(SBR)等
のジエン系ゴム、ポリブチルアクリレート、ポリプロピ
ルアクリレート等のアクリル系ゴム、およびエチレン−
プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)等を用(・るこ
とかできる。特に好ましくは、ポリブタジェンゴムおよ
びSBRが用いられる。
本発明の共重合体において、分散複合ゲルの比率は4〜
100/70が好ましく、より好ましくは6〜100/
70特に好ましくは6〜10倍である。
かかる分散複合ゲルの比率は、次の方法により測定され
る。共重合体0.41をトルエン/メチルエチルケトン
の混合比7/3液30CHに部分溶解させ、る。
遠心分離後、溶剤にて膨潤した不溶分の重量を秤量(W
l)する。秤量後、該不溶分を真空乾燥し再度秤量(W
2)する。比率は、w、÷W;で得られる。
かかる比率は、重合開始剤の量1種類、および脱揮発処
理時の温度、滞留時間に依存するが、更にマレイミド系
単量体の量にも依存する。当業者においては、製造プロ
セスの条件をトライアンドエラー法で選定することによ
り適当な比率を設定できる。かかる比率が4未満では衝
撃強度は著しく低く、また流動性も低い。また11を越
えても実用衝撃強度が小さくなる。
本発明の共重合体において、連続相の共重合体の30℃
、0.5 wt%のジメチルホルムアミド(DMF )
溶液の還元粘度は好ましくは0.5〜hott7!st
、より好ましくは0.6〜0.9 dll ?、特に好
ましくは0.6ご0.85de/yである。かかる値が
1.0を越えると、極端に流動性が悪化し、又0.5未
満では衝撃強度が低下する。還元粘度は次のようにして
測定される。即ち、共重合樹脂をメチル、エチルケトン
/メタ−ノール773の混合溶剤に分散し、遠心分離に
より混合溶剤不溶分を除き、可溶成分を含む溶剤を約2
0倍量のメタノールに投入し、再沈殿させる。この沈殿
物を濾過、乾燥後、ジメチルホルムアミドを用いて還元
粘度を測定する。
本発明の分散複合ゲル含有共重合体には通常のヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤およびイ
オウ系酸化防止剤等9酸化防止剤を添加して熱安定性を
向上させたり、滑剤を添加して流動性をさらによくする
こともできる。また目的に合わせて、ガラス繊維等の礒
維補強剤、無機充填剤、着色剤、顔料を配合することも
できる。
また本発明の樹脂組成物にテトラプロモビスフエ/−/
L’A、7”カブロモビフェニルエーテル、臭素化ポリ
カーボネート等の一般ノ・ロダン化有機化合物系難燃剤
を酸化アンチモンとともに混合することによって難燃化
が可能である。
本発明の分散複合ゲル含有共重合体は、ポリ塩化ビニル
、スチレン−アクリロニトリル樹脂、ポリカーボネート
、ポリブチレンテレフタレート。
ポリエチレンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン12、ポリフェニレンオキシドおよびポリ
フェニレンスルフィド等の樹脂にブレンドして成形に供
することもできる。
以下実施例を示して本発明を具体的に説明するがこれら
は、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1.参考例1゜ A0分分散会ゲル含有重合体の製造 5基の直列の攪拌機付反応器の出口に予熱器次いで真空
槽を連結した連続塊状重合装置を用いて、分散複合ゲル
含有重合体を製造した。第1基目の反応器にゴム状重合
体(スチレン成分25重量部、ポリブタジェン75重量
部のブロック5BR)6重量部、エチルベンゼン20 
重量部、スチレン40重量部、αメチルスチレン10i
i部、アクリロニトリル24重量部より成る原料液を連
続的に供給した。第1基目の反応器の撹拌数は350回
転とした。また、第2基目及び第3基目の反応器にそれ
ぞれN−フェニルマレイミドを3重量部及び22重量部
、連続的に供給した。重合開始剤として有機過酸化物を
用い、分子量調節剤としてドデシルメルカプタンを使用
した。予熱器の温度は260〜280℃に保持し、真空
槽の真空度は7Q torr  とした。最終の分散ゲ
ル含有共重合体中のゴム状重合体の量は14重量部とな
る様に反応温度を調整した。
参考例1は市販の超耐熱銘柄のABSを用いて物性評価
の基準サンプルとして用いたものである。
B0重合体の分析 (1)分散ゲル相の構造分析及び分散ゲル相の形成確認 第1基目の反応器出口より反応混合物をサンプリングし
、分散ゲル相の構造を分析した、取り出した反応混合物
に200 ppmのパラターシアリブチルカテコールを
添加し、60℃10torrで3時間、100℃10 
torrで3時間、200℃10 torrで2時間、
250℃70torrで2時間処理し、未反応単量体及
び溶剤を除去した。かかる操作で実質的に重合が生起し
ない事を確認した。
この処理物1fをメチルエチルケトンとメタトルの7対
3比の混合溶剤30CC中に一昼夜放置した後、不溶分
を遠心分離法にて分離した。不溶分は乾燥後元素分析法
、IR法により分析し、物質収支の値を用いて組成を求
めた。結果を表1に示す。
上記処理物の電子顕微鏡写真(透過型、1万倍)を撮影
し、分散ゲル相の形成の有無につき観察した。結果を表
1に示す。
(2)分散多段ゲルの構造分析 最終的に得られた共重合体11をメチルエチルケトンと
メタノール7対3比の混合溶剤30Ce中に一昼夜放置
し、遠心分離法にて不溶分と可溶分に分離した。不溶分
は乾燥後元素分析法、IR法により分析し、製造工程で
の物質収支の値をもちいて組成を求めた。又可溶分はメ
タノール400 CCを用いて再沈殿を行い、連続相の
共重合体を回収し、乾燥後組成分析を行い、更に025
2の共重合体を50CCのジメチルホルムアミドに溶解
し、ウベローテ型粘度計を用いて還元粘度を求めた。ま
た、比率も求めた。
最終的に得られた共重合体の電子顕微鏡写真(透過型1
万倍)を撮影し、ゲル内の細胞を観察した。結果を表1
に示す。
C0物性評価 C−1,成    形 得られた共重合体を80℃で3時間乾燥した後、成形温
度240℃、金型温度60℃で射出成形機で成形した。
C2物性の評価 (1)  アイゾツト衝撃強度:  JIS  K  
687]に準じて測定。
(2)耐燃性の評価:  ASTM D  1525 
 に準じてビカット軟化点を測定。
(3)成形加工性の評価: 射出成形においてショート
ショットを生じない最低の射出圧力に必要な成形機の油
圧(ショートショット油圧)により評価した。市販のA
BS (R耐熱銘柄、参考例)を基準とし、ショートシ
ョット油圧の差異で評価した。(差異の値が負の場合は
、市販のABS (超耐熱銘柄)よりも油圧が低(、成
形加工時の流動性の良好な材料として評価される。) (4)実用衝撃強度の評価: 射出成形により図1(a
)、図1(b)で示される形状の成形物の3箇所の部位
、部位(1)、部位(2)、部位(3)について、落錘
衝撃強度試験を行った。落錘の先端部R= 6.4 m
1m、荷台の内径25 m/rnとした。部位(1)は
厚みの変化する部位であり、部位(2)は角の近辺の部
位、部位(3)は標準的な部位である。
C−3,評価の結果を表1に示す。
実施例 2゜ 用いるゴム状重合体の種類をポリブタジェンとした他は
実施例1.と同様にし、製造評価を行った。結果を表1
に示す。
比較例 1゜ N−フェニルマレイミドの添加を第1基目の反応器に3
重量部、第2基目の反応器に2.2 重量部に変更した
他は、実施例2と同様に製造・評価を行った。分散ゲル
相にマレイミド単量体を成分とする共重合体が含まれて
おり、複・合ゲルでない、本発明の範囲外の分散ゲル含
有共重合体を得た。物性評価の結果、アイゾツト衝撃強
度、ビガット軟化点、成形加工性は実施例2と同等であ
ったが、実用衝撃強度において劣った。結果を表1に示
す。
比較例 2゜ 用いるゴム状重合体をポリブタジェン3重量部とスチレ
ン成分40重量部、ポリブタジェン60重量部のブロッ
ク5BR3重量部に変更した他は実施例1と同様にして
製造し評価を行った。分散複合ゲルの細胞の径が小さく
、本発明の範囲外の分散複合ゲル含有共重合体を得た。
実施例1に比較し実用衝撃強度が劣った。鬼。
比較例 3゜ 第1基目の反応器の攪拌数を90回転とし、予熱器の温
度を290〜310℃に変更した他は実施例2と同様に
して製造し評価を行った。分散複合ゲル中の共重合体含
量が多く、本発明の範囲外の組成物を得た。実施例2に
比較し実用衝撃強度が劣った。
比較例 4゜ ポリブタジェンゴムラテックス14重量部存在下で回分
式の乳化重合法でスチレン8重量部、αメチルスチレン
2重量部、アクリロニトリル3重量部を重合せしめた後
、更にNフェニルマレイミド10重量部、スチレン10
重量部、αメチルスチレン2重量部、アクリロニトリル
5重量部を重合せしめた。分散複合ゲル中の共重合体の
含量が少なく、また細胞の径が小さく、本発明の範囲外
の組成物を得た。特に実用衝撃強度が低かった。
〔発明の効果〕
以上詳述した如(、本発明の分散複合ゲル含有共重合体
は実用衝撃強度、耐熱性および成形加工性にすぐれ、又
外観もすぐれており、電気機器、電子機器および自動車
等用の部品材料用の用途において、産業上の利用価値は
極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、落錘衝撃試験に用いた成形物の形状を示す。 (a)は平面図であり、(b)は断面図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続相と分散相より成る共重合体であって、(a
    )分散相が複合ゲルよりなり、該複合ゲルが(i)ゴム
    重合体、 (ii)スチレン系単量体とアクリロニトリル系単量体
    との共重合体、 (iii)スチレン系単量体とアクリロニトリル系単量
    体とマレイミド系単量体との共重合体、 の3者を含有し、 該複合ゲルの総量を100重量部とするとき(i)ゴム
    状重合体が30〜70重量部であり、後2者(ii)及
    び(iii)の共重合体合計量が70〜30重量部であ
    り、更に、 (b)連続相が少なくとも、マレイミド系単量体とスチ
    レン系単量体とアクリロニトリル系単量体との共重合体 より構成される分散複合ゲル含有共重合体。
  2. (2)複合ゲルの内部に直径0.05μ以上の細胞を含
    有する複合ゲルの合計量の割り合いが、複合ゲルの総量
    に対して50重量%以上である特許請求の範囲第1項記
    載の分散複合ゲル含有共重合体。
  3. (3)スチレン系単量体がスチレン及びα−メチルスチ
    レンである特許請求の範囲第1または2項記載の分散複
    合ゲル含有共重合体。
  4. (4)スチレンとα−メチルスチレンの比率が100/
    10〜100/70である特許請求の範囲第3項記載の
    分散複合ゲル含有共重合体。
  5. (5)複合ゲルの架橋度指数が4〜11倍である特許請
    求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の分散複合ゲル含
    有共重合体。
  6. (6)連続相を構成する共重合体の、30℃、0.5w
    t%のジメチルホルムアミド溶液における還元粘度が0
    .5〜1.0dl/gである特許請求の範囲第1〜4項
    のいずれかに記載の分散複合ゲル含有共重合体。
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