JPS6230237B2 - - Google Patents

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JPS6230237B2
JPS6230237B2 JP16632082A JP16632082A JPS6230237B2 JP S6230237 B2 JPS6230237 B2 JP S6230237B2 JP 16632082 A JP16632082 A JP 16632082A JP 16632082 A JP16632082 A JP 16632082A JP S6230237 B2 JPS6230237 B2 JP S6230237B2
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JP
Japan
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phosphor
image conversion
radiation image
radiation
bafx
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Application number
JP16632082A
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JPS5956479A (ja
Inventor
Kenji Takahashi
Takashi Nakamura
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPS5956479A publication Critical patent/JPS5956479A/ja
Publication of JPS6230237B2 publication Critical patent/JPS6230237B2/ja
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  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は放射線像変換方法、さらに詳しくは輝
尽性螢光体を利用した放射線像変換方法に関す
る。 従来放射線像を画像として得るのには、銀塩感
光材料からなる乳剤層を有する写真フイルムとX
線増感紙を用いる、いわゆる放射線写真法が利用
されているが、この方法で得られる放射線像より
も画像の鮮鋭度や解像力が優れた放射線像を得る
ことのできる放射線像変換方法の1つとして、米
国特許第3859527号、同4236264号明細書、特開昭
55−163472号、同55−116340号公報等に記載され
ている方法が注目されている。この放射線像変換
方法は蓄積性螢光体(放射線を照射した後、可視
光線および赤外線から選ばれる電磁波で励起する
と発光を示す螢光体。ここで放射線とはX線、α
線、β線、γ線、高エネルギー中性子線、電子
線、真空紫外線、紫外線等の電極波あるいは粒子
線をいう。)を利用するもので、被写体を透過し
た放射線を蓄積性螢光体に吸収せしめ、しかる後
蓄積性螢光体を可視光線および赤外線から選ばれ
る電磁波で励起し、輝尽性螢光体が蓄積している
放射線エネルギーを螢光(輝尽発光)として放出
せしめ、この螢光を検出して画像化するものであ
る。 従来、弗化ハロゲン化物螢光体の1種として次
式、 BaFX:aEu2+ (但しXはCl、BrおよびIのうちの少なくとも1
種であり、aは0<a≦0.2なる条件を満たす数
である。) で表される2価のユーロピウム付活弗化ハロゲン
化バリウム螢光体が知られている。この螢光体は
X線、紫外線、電子線等で励起されると高輝度の
近紫外発光(瞬時発光)を示し、特にX線増感紙
用螢光体として実用に供されているが、この螢光
体はまた高輝度の揮尽発光を示す。すらわち、こ
の螢光体は放射線の照射を受けた後450乃至
1100nmの波長領域の電磁波で励起されると高輝
度の近紫外発光を示す。従つてこの螢光体は上記
放射線像変換方法に使用することができる(米国
特許第4239968号参照)。 ところで上記放射線像変換方法が医療診断を目
的とするX線像変換に用いられる場合には、患者
の被曝線量を少なくするためにその方法はできる
だけ高感度であるのが望ましく、従つてその方法
に用いられる蓄積性螢光体は輝尽による発光輝度
ができるだけ高いのが望ましい。このような点か
ら、上記BaFX:Eu2+螢光体を使用する放射線像
変換方法についてもその感度の向上が望まれてお
り、従つてBaFX:Eu2+螢光体の輝尽による発光
輝度の向上が望まれている。 本発明は上述のような状況の下で行われたもの
であり、上記BaFX:Eu2+螢光体よりも輝尽によ
る発光輝度の高い螢光体を蓄積性螢光体として使
用することにより、BaFX:Eu2+螢光体を使用す
る放射線像変換方法よりも感度の高い放射線像変
換方法を提供することを目的とする。 本発明者等は上記目的を達成するために
BaFX:Eu2+螢光体の輝尽による発光輝度の改良
について種々の研究を行つてきた。その結果、
BaFX:Eu2+螢光体の母体である弗化ハロゲン化
バリウム(BaFX)と、ハロゲン化ナトリウム
(NaX′、但しX′はCl、BrおよびIのうちの少なく
とも1種である)とからなる複合ハロゲン化物を
母体とし、この母体を2価のユーロピウムで付活
した新規な螢光体は、放射線の照射を受けた後
450乃至1100nmの波長領域の電磁波で励起され
ると従来のBaFX:Eu2+螢光体よりも高輝度の近
紫外発光を示すことを見出し本発明を完成させる
に至つた。 本発明の放射線像変換方法は、次式、 BaFX・xNaX′:aEu2+ (但しXおよびX′はいずれもCl、BrおよびIのう
ちの少なくとも1種であり、xおよびaはそれぞ
れ0<x≦2および0<a≦0.2なる条件を満た
す数である) で表される2価のユーロピウム付活複合ハロゲン
化物螢光体を含む蓄積性螢光体に被写体を透過し
た放射線を吸収せしめ、しかる後この螢光体を
450乃至1100nmの波長領域の電磁波で励起して
螢光体が蓄積している放射線エネルギーを螢光体
として放出せしめ、この螢光体を検出することを
特徴とする。 本発明の放射線像変換方法に使用される上記2
価のユーロピウム付活複合ハロゲン化物螢光体は
従来BaFX:Eu2+螢光体と同様にX線等の放射線
の照射を受けた後450乃至1100nmの波長領域の
電磁波で励起されると近紫外発光を示すが、この
輝尽による発光の輝度はBaFX:Eu2+螢光体より
も高い。 従つて本発明の放射線像変換方法はBaFX:
Eu2+螢光体を使用する放射線像変換方法よりも
高感度である。なお上記2価のユーロピウム付活
複合ハロゲン化物螢光体のうちでも上記式のx値
が10-5≦x≦5×10-1の範囲にある螢光体は輝尽
による発光輝度が特に高く、従つてx値がこの範
囲にある螢光体を使用する本発明の放射線像変換
方法は特に高感度である。また、NaX′のうちで
はNaIとNaBrが輝尽による発光輝度を特に高く、
更にNaIを用いれば蓄積された放射線エネルギー
が励起前の経時によつて減少する度合(以下フエ
ーデイングという)が少なくできるので特に好ま
しい。 また上記式の好ましいa値の範囲は10-5≦a≦
10-1である。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明の放射線像変換方法に使用される2価の
ユーロピウム付活複合ハロゲン化物螢光体は例え
ば以下に述べる製造方法によつて製造される。 まず螢光体原料としては (i) 弗化バリウム(BaF2)、 (ii) 塩化バリウム(BaCl2)、臭化バリウム
(BaBr2)および沃化バリウム(BaI2)のうちの
少なくとも1種、 (iii) 塩化ナトリウム(NaCl)、臭化ナトリウム
(NaBr)および沃化ナトリウム(NaI)のうち
の少なくとも1種、および (iv) ハロゲン化物、酸化物、硝酸塩、硫酸塩等の
3価ユーロピウムの化合物 が用いられる。この4つの螢光体原料を用いて化
学量論的に BaFX・xNaX′:aEu3+ (但しX、X′、xおよびaは前述と同じ意義を有
する) なる式で表わされる螢光体原料混合物を調製す
る。螢光体原料混合物は上記4つの螢光体原料を
単に混合することによつて調製してもよいし、あ
るいは上記(i)のBaF2と上記(ii)のハロゲン化バリ
ウムを用いてあらかじめBaFXを生成せしめ、し
かる後このBaFXに上記(iii)のハロゲン化ナトリウ
ムおよび上記(iv)の付活剤原料を混合することによ
つて調製してもよい。後者の螢光体原料混合物調
製方法において、BaF2とハロゲン化バリウムか
らBaFXを生成せしめるのには公知の種々の方法
が採用される。例えばBaFXはBaF2とハロゲン化
バリウムとを混合し、得られる混合物を100℃以
上の温度で数時間加熱することによつて容易に生
成せしめることができる(乾式法、特公昭51−
28591号参照)。またBaFXはBaF2の懸濁液にハロ
ゲン化バリウムの溶液を加え、好ましくは減圧
下、加温しながら撹拌し、水分を徐々に蒸発乾固
せしめる操作によつても容易に生成せしめること
ができる(湿式法、特開昭51−61499号参照)。な
お上記乾式法および湿式法のいずれにおいても、
反応系中に付活剤原料を介在させることによつて
BaFXの生成と同時にBaFXと付活剤原料との均
一な混合をも達成することができる。いずれの螢
光体原料混合物調製方法においても、BaF2、ハ
ロゲン化バリウム、ハロゲン化ナトリウムおよび
付活剤原料、あるいはBaFX、ハロゲン化ナトリ
ウムおよび付活剤原料は充分に混合される。混合
は乳鉢、ボールミル、ロツドミル等の通常の混合
機によつて行われる。 次に得られた螢光体原料混合物を石英ボート、
アルミナルツボ、石英ルツボ等の耐熱性容器に充
填して電気炉中で焼成を行なう。焼成温度は600
乃至1000℃が適当である。焼成時間は螢光体原料
混合物の充填量、焼成温度等によつて異なるが、
一般には1乃至6時間が適当である。焼成雰囲気
として少量の水素ガスを含む窒素ガス雰囲気、少
量の一酸化炭素を含む二酸化炭素雰囲気等の弱還
元性雰囲気を使用し、それによつて焼成過程にお
いて3価のユーロピウムを2価のユーロピウムに
還元する。なお、上記の焼成条件で一度焼成した
後、焼成物を電気炉から取り出して放冷後粉砕
し、しかる後焼成物粉末を再び耐熱性容器に充填
して電気炉に入れ、上記と同じ焼成条件で再焼成
を行なつてもよい。この場合、焼成雰囲気として
弱還元性雰囲気の代わりに窒素ガス雰囲気、アル
ゴンガス雰囲気等の中性雰囲気を使用してもよ
い。焼成後、得られる焼成物をほぐし、篩分け等
螢光体製造において一般に採用される各種操作に
よつて処理して本発明の螢光体を得る。 以上説明した製造方法などによつて得られる次
式、 BaFX・xNaX′:aEu2+ (但しXおよびX′はいずれもCl、BrおよびIのう
ちの少なくとも1種であり、xおよびaはそれぞ
れ0<x≦2および0<a≦0.2なる条件を満た
す数である) で表される2価のユーロピウム付活複合ハロゲン
化物螢光体は、従来のBaFX:Eu2+螢光体と同様
にX線等の放射線の照射を受けた後450乃至
1100nmの波長領域の電磁波で励起されると近紫
外線発光を示す。そしてその輝尽による発光の輝
度はBaFX:Eu2+螢光体よりも高い。従つてこの
螢光体を使用する本発明の放射線像変換方法は
BaFX:Eu2+螢光体を使用する放射線像変換方法
よりも高感度である。第1図は本発明の放射線像
変換方法に使用される2価のユーロピウム付活複
合ハロゲン化物螢光体の励起スペクトルを例示す
るものであり、管電圧80KVpのX線が照射され
た試料を用いて測定したBaFBr・10-3NaBr:
10-3Eu2+螢光体の励起スペクトルである。第1
図から明らかなように、BaFBr・10-3NaBr:
10-3Eu2+螢光体の励起可能な波長範囲は450乃至
1100nmであり、特に450乃至750nmが最適励起
波長範囲である。本発明の放射線像変換方法に使
用される2価のユーロピウム付活複合ハロゲン化
物螢光体の励起可能な波長範囲は螢光体の組成に
よつても若干異なるが、一般には第1図に示され
た結果とほぼ同じ450乃至1100nmであり、最適
励起波長範囲は450乃至750nmである。この範囲
では螢光体の温度を実質的に上昇させることなく
励起できる。この励起可能な波長範囲および最適
励起波長範囲はBaFX:Eu2+螢光体の励起可能な
波長範囲および最適励起波長範囲にほぼ一致す
る。 第2図は本発明の放射線像変換方法に使用され
る2価のユーロピウム付活複合ハロゲン化物螢光
体の輝尽による発光スペクトルを例示するもので
あり、BaFBr・10-3NaBr:10-3Eu2+螢光体に管
電圧80KVpのX線を照射した後、該螢光体をHe
−Neレーザー光(633nm)で励起することによ
つて測定した発光スペクトルである。螢光体の組
成によつても若干異なるが、本発明の放射線像変
換方法に使用される2価のユーロピウム付活複合
ハロゲン化物螢光体は輝尽によつて第2図に示さ
れるような近紫外発光を示す。そして該複合ハロ
ゲン化物螢光体の輝尽による発光スペクトルは
BaFX:Eu2+螢光体の輝尽による発光スペクトル
とほぼ同じである。 第3図および第4図はそれぞれBaFBr・
xNaBr:10-3Eu2+螢光体およびBaFCl・xNaBr:
10-3Eu2+螢光体に管電圧80KVpのX線を照射し
た後、それら螢光体をHe−Neレーザー(633n
m)で励起した時の螢光体の母体構成成分である
NaBrの量x値(横軸)と輝尽による発光輝度
(縦軸)との関係を示すグラフであり、第3図の
縦軸はBaFBr:10-3Eu2+螢光体の輝尽による発光
輝度を100としたときの相対値で表わし、第4図
の縦軸はBaFCl:10-3Eu2+螢光体の輝尽による発
光輝度を100としたときの相対値で表している。
第3図および第4図から明らかなように、x値が
0<x≦2の範囲にある本発明の放射線像変換方
法に使用されるBaFBr・xNaBr:10-3Eu2+螢光体
およびBaFCl・xNaBr:10-3Eu2+螢光体はそれぞ
れx値が0であるBaFBr:10-3Eu2+螢光体および
BaFCl:10-3Eu2+螢光体よりも高輝度の輝尽発光
を示す。またBaFBr・xNaBr:10-3Eu2+螢光体お
よびBaFCl・xNaBr:10-3Eu2+螢光体のいずれに
おいてもx値が10-5≦x≦5×10-1の範囲にある
螢光体は特に発光輝度が高い。なお、第3図およ
び第4図はそれぞれBaFBr・xNaBr:10-3Eu2+
光体およびBaFCl・xNaBr:10-3Eu2+螢光体につ
いてのx値と輝尽による発光輝度との関係を示す
ものであるが、母体構成成分であるハロゲン化ナ
トリウムの異なるBaFBr・xNaI:10-3Eu2+螢光
体BaFCl・xNaI:10-3Eu2+螢光体についてもx
値と輝尽による発光輝度との関係はそれぞれ第3
図および第4図とほぼ同じであつた。また
BBaFBr・xNaCl:10-3Eu2+、BaFCl・xNaCl:
10-3Eu2+螢光体のx値と輝尽による発光輝度と
の関係は第3図または第4図の各曲線ほど上に凸
ではないが、10-5〜2で輝尽発光輝度が改良され
る関係を示した。さらに第3図および第4図はい
ずれもEu2+量a値が10-3である螢光体について
のx値と輝尽による発光輝度との関係を示すもの
であるが、a値が変化した螢光体についてもx値
と輝尽による発光輝度との関係は第3図および第
4図と同様の傾向にあることが確認された。 本発明の放射線像変換方法を概略図を用いて具
体的に説明する。第5図において11は放射線発
生装置、12は被写体、13は上記2価のユーロ
ピウム付活複合ハロゲン化物螢光体を含有する蓄
積性螢光体層を有する放射線像変換パネル、14
は該放射線像変換パネル中に蓄積された放射線潜
像を螢光として放射させるための励起源としての
光源、15は該放射線像変換パネルより放射され
た螢光を検出する光電電変換装置、16は15で
検出された光電変換信号を画像として再生する装
置、17は再生された画像を表示する装置、18
は光源14からの反射光をカツトし、放射線像変
換パネル13より放射された光のみを透過させる
ためのフイルターである。15以降は13からの
光情報を何らかの形で画線として再生できるもの
であればよく、上記に限定されるものではない。 第5図に示されるように、被写体12を放射線
発生装置11と放射線像変換パネル13の間に配
置し、放射線を照射すると、放射線は被写体12
の各部の放射線透過率の変化に従つて透過し、そ
の透過像(すなわち放射線の強弱の像)が放射線
像変換パネル13に入射する。この入射した透過
像は放射線像変換パネル13の蓄積性螢光体層に
吸収され、これによつて該螢光体層中に吸収した
放射線量に比例した数の電子または正孔が発生
し、これが蓄積性螢光体のトラツプレベルに蓄積
される。すなわち放射線透過像の蓄積像(一種の
潜像)が形成される。次にこの潜像を光エネルギ
ーで励起して顕在化する。 すなわち、光源14から放射される励起光で放
射線像変換パネル13の蓄積性螢光体を走査して
トラツプレベルに蓄積された電子または正孔を追
出し、蓄積像を螢光として放射せしめる。先に述
べたように、放射線像変換パネル3の蓄積性螢光
体層に用いられる2価のユーロピウム付活複合ハ
ロゲン化物螢光体の励起可能な波長範囲は450乃
至1100nmであり、最適励起波長範囲は150乃至
750nmであるので、励起光としては450乃至
1100nm、好ましくは450乃至750nmの波長を有
する電磁波が用いられる。この範囲(450〜750n
m)ならば蓄積性螢光体層の温度を実質的に上昇
させることなく励起できるので螢光体および螢光
体層の温度変化による劣化が未然に防止できる。 上記励起光による励起によつて蓄積性螢光体層
から放射される螢光の強弱は蓄積された電子また
は正孔の数すなわち放射線像変換パネル13の蓄
積性螢光体層に吸収された放射線エネルギーの強
弱に比例しており、この光信号を例えば光電子増
倍管等の光電変換装置15で電気信号に変換し、
画像再生装置16によつて画像として再生し画像
表示装置17によつてこの画像を表示する。 上記本発明の放射線像変換方法において用いら
れる放射線像変換パネルは上記2価のユーロピウ
ム付活複合ハロゲン化物螢光体を適当な結合剤中
に分散して含有する蓄積性螢光体層を有する。蓄
積性螢光体層が自己支持性のものである場合には
蓄積性螢光体層自体が放射線像変換パネルとなり
得るが、一般には蓄積性螢光体層は適当な支持体
上に設けられて放射線像変換パネルが構成され
る。さらに通常は蓄積性ち螢光体層の片面(支持
体が設けられる面とは反対側の面)に該螢光体層
を物理的にあるいは化学的に保護するための保護
膜が設けられる。また蓄積性螢光体層と支持体と
をより密接に接着させる目的で螢光体層と支持体
との間に下塗り層が設けられる場合もある。な
お、上記のような構造を有する放射線像変換方法
パネルは特開昭55−163500号に開示されているよ
うに着色剤によつて着色されていてもよい(蓄積
性螢光体層が着色される場合には励起光入射側か
らその反対側に向つて着色度が次第に高くなるよ
うに着色されるのが好ましい) また放射線像変換パネルの蓄積性螢光体層には
本発明の式BaFX・xNaX′:aEu2+螢光体の他
に、所望により公知の蓄積性螢光体のうちで450
〜1100nmの波長領域の電磁波で輝尽による発光
を示す蓄積性螢光体が併用されてもよい。併用さ
れるに好ましい公知の蓄積性螢光体としては特開
昭55−12144号に記されている希土類付活ランタ
ンオキシハライド螢光体、米国特許第4236078
号、特開昭55−12143号、同55−12145号、同55−
84389号、同56−2385号、同56−2386号、同56−
74175号等に記されている希土類付活アルカリ土
類金属フルオロハライド螢光体などがある。 また放射線像変換パネルの蓄積性螢光体層中に
特開昭55−146447号に開示されているように白色
粉体が分散されていてもよい。さらに、放射線像
変換パネルは特開昭56−11393号あるいは特開昭
56−12600号に開示されているように蓄積性螢光
体層の励起光入射側とは反対の側に金属反射層あ
るいは白色顔料反射層が設けられていてもよい。
このように着色剤あるいは白色粉末を使用するこ
とによつて、また光反射層を設けることによつ
て、鮮鋭度の高い画像を与える放射線像変換パネ
ルを得ることができる。 本発明の放射線像変換方法において上記放射線
像変換パネルの蓄積性螢光体層を励起する光エネ
ルギーの光源としては、450乃至1100nmの波長
領域にバントスペクトル分布をもつた光を放射す
る光源の他にHe−Neレーザー光(633nm)、
YAGレーザー光(1064nm)、ルビーレーザー光
(694nm)、アルゴンレーザー(488nm)等の単
一波長の光を放射する光源が使用される。特にレ
ーザー光を用いる場合には高い励起エネルギーを
得ることができる。レーザー光の中でも特にHe
−Neレーザー光を用いるのがより好ましい。 先に説明したように、本発明の放射線像変換方
法に使用される2価のユーロピウム付活複合ハロ
ゲン化物螢光体は従来のBaFX:Eu2+螢光体より
も輝尽による発光輝度が高い。従つて本発明の放
射線像変換方法はBaFX:Eu2+螢光体のみを使用
する放射線像変換方法よりも高感度である。 次に実施例によつて本発明を説明する。 実施例 1 BaF2175.5g(1モル)、BaBr2297.1g(1モ
ル)、NaBr0.206g(2×10-3モル)および
EuBr30.783g(2×10-3モル)を秤取し、ボール
ミルを用いて充分に混合した。得られた螢光体原
料混合物を石英ボートに充填してチユーブ炉に入
れ焼成を行なつた。焼成は1容量%の水素ガスを
含む窒素ガスを流速280c.c./分で流しながら900℃
で2時間行なつた。焼成後、石英ボートをチユー
ブ炉から取り出し室温まで放冷した。得られた焼
成物をボールミルを用いて粉砕した後、焼成物粉
末を再び石英ボートに充填してチユーブ炉に入れ
て2次焼成を行なつた。2次焼成は窒素ガスを流
速280c.c./分で流しながら700℃で1時間行なつ
た。2次焼成後、石英ボートをチユーブ炉から取
り出して室温まで放冷し、得られた焼成物をほぐ
して篩にかけた。このようにしてBaFBr・
10-3NaBr:10-3Eu2+螢光体を得た。 また、NaBrの代わりにNaCl0.117g(2×10-3
モル)およびNaI0.30g(2×10-3モル)をそれ
ぞれ使用すること以外は上述と同様にして
BaFBr・10-3NaCl:10-3Eu2+螢光体および
BaFBr・10-3NaI:10-3Eu2+螢光体を製造した。
さらにNaBrを使用しないこと以外は上述と同様
にしてBaFBr・10-3Eu2+螢光体を製造した。 次に上記4種類の螢光体を用いて放射線像変換
パネルを製造した。いずれの放射線像変換パネル
も以下のようにして製造した。 まず螢光体8重量部と硝化綿(結合剤)1重量
部とを溶剤(アセトン、酢酸エチルおよび酢酸ブ
チルの混液)を用いて混合し、粘度がおよそ50セ
ンチストークスの塗布液を調製した。次にこの塗
布液を水平に置いたポリエチレンテレフタレート
フイルム(支持体)上に均一塗布し、一昼夜放置
して自然乾燥することによつて層厚が約300μの
螢光体層を形成し、放射線像変換パネルとした。 次に得られた4種類の放射線像変換パネルの輝
尽による発光輝度を測定した。この輝尽による発
光輝度の測定は放射線像変換パネルに管電圧
80KVpのX線を照射した後、これをHe−Neレー
ザー光(633nm)で励起し、その螢光体層から
放射される螢光を受光器(分光感度S−5の光電
子増倍管)で受光することによつて行なつた。 BaFBr・10-3NaBr:10-3EU2+螢光体、
BaFBr・10-3NaCl:10-3Eu2+螢光体および
BaFBr・10-3NaI螢光体を用いた放射線像変換パ
ネルはいずれも輝尽による発光輝度がBaFBr:
10-3Eu2+螢光体を用いた放射線変換パネルの約
2倍であつた。なお、詳しい数値を下記第1表に
示す。従つてそれら放射線像変換パネルを使用す
る本発明の放射線像変換方法はBaFBr:10-3Eu2+
螢光体のみを用いた放射線変換パネルを使用する
放射線像変換方法に比べて約2倍高感度である。 実施例 2 螢光体原料としてBaF2175.3g(1モル)、
BaCl2208.2g(1モル)、NaCl0.117g(2×10-3
モル)およびEuCl30.517g(2×10-3モル)を用
いること以外は実施例1と同様にしてBaFCl・
10-3NaCl:10-3Eu2+螢光体を製造した。また
NaClの代わりにNaBr0.206g(2×10-3モル)お
よびNaI0.30g(2×10-3モル)をそれぞれもち
いること以外は上記と同様にしてBaFCl・
10-3NaBr:10-3Eu2+螢光体およびBaFCl・
10-3NaI:10-3Eu2+螢光体を製造した。さらに
NaClを使用しないこと以外は上記と同様にして
BaFCl:10-3Eu25螢光体を製造した。 次に得られた4種類の螢光体を用いて実施例1
と同様にして放射線像変換パネルを製造した。そ
の後得られた4種類の放射線像変換パネルの輝尽
による発光輝度を実施例1と同様にして測定し
た。 BaFCl・10-3NaCl:10-3Eu2+螢光体、BaFCl・
10-3NaBr:10-3Eu2+螢光体およびBaFCl・
10-3NaI:10-3Eu2+螢光体を用た放射線像変換パ
ネルはいずれgも輝尽による発光輝度がBaFCl:
10-3Eu2+螢光体を用いた放射線像変換パネルの
2倍強であつた。なお、詳しい数値は下記第1表
に示す。従つてそれら放射線像変換パネルを使用
する本発明の放射線像変換方法はBaFCl:
10-3Eu2+螢光体のみを用いた放射線像変換パネ
ルを使用する放射線像変換方法に比べて2倍強高
感度である。 実施例 3 NaBrをそれぞれ61.7g(0.6モル)、247.0g
(2.4モル)および493.9g(4.8モル)用いること
以外は実施例1と同様にしてBaFBr・0.3NaBr:
10-3Eu2+螢光体、BaFBr・1.2NaBr:10-3Eu2+
光体およびBaFBr・2.4NaBr:10-3Eu2+螢光体を
製造した。 次に得られた3種類の螢光体を用いて実施例1
と同様にして放射線像変換パネルを製造した。そ
の後得られた3種類の放射線像変換パネルの輝尽
による発光輝度を実施例1と同様にして測定し
た。 下記第1表に示されるように、BaFBr・
0.3NaBr:10-3Eu2+螢光体およびBaFBr・
1.2NaBr:10-3Eu2+螢光体を用いた放射線像変換
パネルは輝尽による発光輝度が実施例1の
BaFBr:10-3Eu2+螢光体を用いた放射線像変換パ
ネルのそれぞれ約1.7倍および約1.2倍であつた
が、NaBr量がより多いBaFBr・2.4NaBr:
10-3Eu2+螢光体を用いた放射線像変換パネルは
輝尽による発光輝度が実施例1のBaFBr:
10-3Eu2+螢光体を用いた放射線像変換パネルの
約0.7倍であつた。従つてBaFBr・0.3NaBr:
10-3Eu2+螢光体およびBaFBr・1.2NaBr:
10-3Eu2+螢光体を用いた放射線像変換パネルを
使用する本発明の放射線像変換方法はBaFBr:
10-3Eu2+螢光体のみを用いた放射像変換パネル
を使用する放射線像変換方法に比べてそれぞれ約
1.7倍および約1.2倍高感度であるが、BaFBr・
2.4NaBr:10-3Eu2+螢光体を用いた放射線像変換
パネルを使用する放射線像変換方法はBaFBr:
10-3Eu2+螢光体のみを用いた放射線像変換パネ
ルを使用する放射線像変換方法に比べて約30%感
度が低い。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の放射線
像変換方法に使用されるBaFBr・10-3NaBr:
10-3Eu2+螢光体の励起スペクトルおよび輝尽尽
による発光スペクトルである。第3図および第4
図はBaFBr・xNaBr:10-3Eu2+およびBaFCl・
xNaBr:10-3Eu2+螢光体におけるNaBr量x値と
輝尽による発光輝度との関係を示すグラフであ
る。第5図は本発明の放射線像変換方法の概略説
明図である。 11……放射線発生装置、12……被写体、1
3……放射線像変換パネル、14……光源、15
……光電変換装置、16……画像再生装置、17
……画像表示装置、18……フイルター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式 BaFX・xNaX′:aEu2+ (但しXおよびX′はいずれもCl、BrおよびIのう
    ちの少なくとも1種であり、xおよびaはそれぞ
    れ0<x≦2および0<a≦0.2なる条件を満た
    す数である) で表される2価のユーロピウム付活複合ハロゲン
    化物螢光体を含む蓄積性螢光体に被写体を透過し
    た放射線を吸収せしめ、しかる後この螢光体を
    450乃至1100nmの波長領域の電磁波で励起して
    螢光体が蓄積している放射線エネルギーを螢光と
    して放出せしめ、この螢光を検出することを特徴
    とする放射線像変換方法。
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