JPS6232178B2 - - Google Patents
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- JPS6232178B2 JPS6232178B2 JP53111093A JP11109378A JPS6232178B2 JP S6232178 B2 JPS6232178 B2 JP S6232178B2 JP 53111093 A JP53111093 A JP 53111093A JP 11109378 A JP11109378 A JP 11109378A JP S6232178 B2 JPS6232178 B2 JP S6232178B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07J1/00—Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen, not substituted in position 17 beta by a carbon atom, e.g. estrane, androstane
- C07J1/0051—Estrane derivatives
- C07J1/0066—Estrane derivatives substituted in position 17 beta not substituted in position 17 alfa
- C07J1/007—Estrane derivatives substituted in position 17 beta not substituted in position 17 alfa the substituent being an OH group free esterified or etherified
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/27—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation
- C07C45/29—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation of hydroxy groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/61—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
- C07C45/67—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
- C07C45/673—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by change of size of the carbon skeleton
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- C07C49/00—Ketones; Ketenes; Dimeric ketenes; Ketonic chelates
- C07C49/587—Unsaturated compounds containing a keto groups being part of a ring
- C07C49/753—Unsaturated compounds containing a keto groups being part of a ring containing ether groups, groups, groups, or groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2603/00—Systems containing at least three condensed rings
- C07C2603/02—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems
- C07C2603/04—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings
- C07C2603/06—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings containing at least one ring with less than six ring members
- C07C2603/10—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings containing at least one ring with less than six ring members containing five-membered rings
- C07C2603/12—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings containing at least one ring with less than six ring members containing five-membered rings only one five-membered ring
- C07C2603/16—Benz[e]indenes; Hydrogenated benz[e]indenes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ステロイドの合成中間体およびその
製造法に関するものである。 ステロイドは、天然物から単離されるほか、近
年全合成法が種々開発され、とりわけ
【式】を経由する方法 は有望な方法として注目されているが(アンゲバ
ンデ・ヘミー72巻(1960)725〜730頁)、この中
間体()の合成に多数工程を要し、あるいは出
発原料が高価であり、さらには比較的低収率の工
程を有する等の欠点があり、充分とはいえない。 本発明者は、これらの点に鑑み種々検討の結
果、ブタジエンから容易に得られる1,7―オク
タジエン―3―オン() と一般式 (式中、R1,R3はそれぞれ低級アルキル基
を、R2は水素または低級アルキル基を、Yはt
―ブトキシ基を示す)で表わされる化合物を反応
させて 一般式 で表わされる化合物に導き、エステル基を除去し
て一般式 で表わされる化合物を得、ついでアルカリまたは
酸の存在下、脱水閉環して一般式 で表わされる化合物とした後、塩化パラジウムお
よび銅触媒および水,酸素の存在下に酸化すると
好収率で一般式 で表わされる化合物が得られることを見出し、こ
れらの知見に基づいて本発明を完成した。 すなわち、本発明は、 (1) 一般式()で表わされる化合物、 (2) 一般式()で表わされる化合物を、アルカ
リまたは酸の存在下、脱水閉環反応に付すこと
を特徴とする一般式()で表わされる化合物
の製造法である。 上記一般式において、R1,R2,R3における低
級アルキルとは、たとえばメチル,エチル,n―
プロピル,i―プロピル等の炭素数1〜3のもの
を意味する。また、Yで示されるt―ブトキシ基
におけるt―ブチル基は、比較的緩和な条件、た
とえば塩酸,硫酸等の酸性条件あるいは接触還元
により除去しうる。 このような一般式()で表わされる化合物と
しては、下記のものがある。 (1) (±)―3―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9a,9b―デカヒドロ―
3a―メチル―6―(3―ブテニル)―1H―ベ
ンゾ(e)インデン―7―オン (2) (±)―3―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9a,9b―デカヒドロ―
2―メチル―3a―メチル―6―(3―ブテニ
ル)―1H―ベンゾ(e)インデン―7―オン (3) (±)―3―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9a,9b―デカヒドロ―
3a―エチル―6―(3―ブテニル)―1H―ベ
ンゾ(e)インデン―7―オン (4) (±)―3―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9a,9b―デカヒドロ―
2―エチル―3a―メチル―6―(3―ブテニ
ル)―1H―ベンゾ(e)インデン―7―オン (5) (±)―3―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9a,9b―デカヒドロ―
3a―イソプロピル―6―(3―ブテニル)―
1H―ベンゾ(e)インデン―7―オン なお、上記の1,7―オクタジエン―3―オン
()は、酢酸の存在下でブタジエンを二量化し
て3―アセトキシ―1,7―ジエンを得、これを
加水分解して1,7―オクタジエン―3―オール
とし(テトラヘドロン・レタース 1967,
2451)、ついで無水クロム酸,無水クロム酸とピ
リジン等の錯体、2,3―ジクロロ―5,6―ジ
シアノ―1,4―ベンゾキノン(DDQ),二酸化
マンガン,炭酸銀,酸化銅などの酸化剤を用いて
酸化することによつて製造することができる。ま
た、一般式()で表わされる化合物は、ジヤー
ナル・オブ・オーガニツク・ケミストリー第38巻
(1973)第3239〜3243頁,同誌第40巻(1975)第
675〜681頁等に記載されている方法またはこれに
準じた方法によつて製造することができる。尚、
この化合物()は、種々の異性体が存在しうる
が、天然配位の目的物を製造するためには、R1
がβ配位のものを用いるのが望ましい。Yもβ配
位が望ましいが、α配位のものも酸化および選択
的還元反応に附すことにより天然型に導びくこと
ができる。 本発明方法において、()と()の縮合反
応は、通常水素化ナトリウム,水酸化ナトリウ
ム,トリエチルアミン,ピリジンのごとき塩基性
化合物の存在下に行なうのがよい。反応は、望ま
しくは原料化合物を溶解しうるたとえばベンゼ
ン,テトラヒドロフラン,ジオキサン,ジメチル
ホルムアミド,アセトニトリル,ベンゼン等のご
とき不活性溶媒中で行なうのがよく、室温以下0
℃〜10℃程度でも十分進行するが、必要に応じ加
温または冷却してもよい。 化合物()のエステル基の除去反応は、エス
テルに対し過剰の塩化ナトリウム,シユウ化ナト
リウム,ヨウ化ナトリウム,シヤン化ソーダ,シ
ヤン化カリ,ヨウ化カリウムなどの存在下、ジメ
チルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,ヘキ
サメチルリン酸アミド,スルホランなどの中で、
約100〜200℃に加熱して行なう。 化合物()の閉環反応は、たとえば水酸化ナ
トリウム,水酸化カリウム,ナトリウムエトキシ
ドのごときアルカリまたはパラトルエンスルホン
酸,塩酸のような酸の存在下で容易に進行する。
反応は、水,エタノール,プロパノール,テトラ
ヒドロフラン,ジオキサン,アセトニトリル,ベ
ンゼンなど、酸触媒の場合はさらに酢酸等の溶媒
中で行なうのがよく、室温ないし加温下(たとえ
ば還流下)で進行させることができる。 化合物()の酸化反応は、たとえば塩化パラ
ジウム,再酸化剤として、たとえば塩化第一銅,
塩化第二鋼等の銅触媒、塩化第二鉄,ベンゾキノ
ンおよび小量の水の存在下に空気等の酸素雰囲気
下に行なうことができる。反応は、ジメチルホル
ムアミド,メタノール,エタノール,プロパノー
ル,スルホラン,ジメトキシエタン,ジオキサン
等の不活性溶媒の存在下に行なうことができ、反
応温度は室温で十分であるが必要に応じ加温また
は冷却する。反応は常圧または加圧の酸素下で、
効率よくかくはんまたは振とうしながら行なう。 かくして得られる化合物()は、アンゲバン
デ・ヘミー72巻(1960)725〜730頁等に記載され
ている方法によつて、19―ノル―テストステロン
型ステロイド,エストロン系ステロイド、9,11
―デヒドロ―テストステロン系ステロイド,アン
ドロステロン系ステロイド,コーチゾン系ステロ
イド等に導びくことができ、各種ステロイドの合
成中間体としてきわめて有用である。 参考例 1 1,7―オクタジエン―3―オールの3.1gを
四塩化炭素100c.c.に溶かし、活性二酸化マンガン
10gを加え、室温で4日間かくはんする。過
後、溶媒を20〜30mmHgの減圧下で留去し、30〜
32℃/4mmHg留分として1,7―オクタジエン
―3―オン2gを得る。 上記留分が1,7―オクタジエン―3―オンで
あることは、下記の分析結果から確認される。 赤外スペクトル分析 1695cm-1,1680cm-1,1640cm-1,910cm-1 NMR(CCl4)スペクトル分析 δ 0.9〜1.8(4H,メチレン) 2.49(2H,三重線,―CH 2―CO) 4.7〜6.3(6H,オレフイン) 実施例 1 (1) 1―β―t―ブトキシ―3aα,4β,5,
6,7,7a―ヘキサヒドロ―4―(3―オキソ
―7―オクテニル)―7aβ―メチル―5―オキ
ソ―4―インダンカルボン酸メチル 水素化ナトリウム10mgを0℃に保つた乾燥ベ
ンゼンに加え、撹はんした溶液に、(±)―1
β―t―ブトキシ―3aα,4β,5,6,7,
7a―ヘキサヒドロ―7aβ―メチル―5―オキソ
―4α―インダンカルボン酸メチル(496mg)
を加え、水素が十分発生した後に、1,7―オ
クタジエン―3―オン(500mg)を加え1.5時
間、0℃で撹はんする。その後、室温で2時間
撹はんした後に、希塩酸を加え、中性にした後
に、塩化メチレンで有機層を抽出、食塩水で洗
浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した後に
溶媒をエバポレーターで除去する。シリカゲル
のカラムクロマトグラフイー(エーテル,ヘキ
サン1:4)で精製し標記化合物486mg(68
%)を得る。(IR1710cm-1,1641cm-1,908cm
-1;NMR(CCl4)δ0.89ppm(3H,一重線,C
H 3(環角メチル)),1.10(9H,一重線,OC
(CH 3)3),4.65(3H,一重線,メチルエ
ステル),4.7〜6.1(3H,多重線,ビニル)) (2) 3a,4,7,7a―テトラヒドロ―1―t―ブ
トキシ―4(3―オキソ―7―オクテニル)―
7aβ―メチル―5(6H)インダノン ヘキサメチルホスホルアマイド(HMPA,
4ml)に、上記(1)で得られるエステル(262.5
mg),ヨウ化ナトリウム(250mg)と水(250
ml)を加え、150℃に加熱しながら、1時間撹
はんする。室温まで冷却した後、水(20ml)を
加え、エーテルで有機層を抽出、水,食塩水で
洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した後
に、溶媒をエバポレーターで除去する。シリカ
ゲルのカラムクロマトグラフイー(エーテル・
ヘキサン1:6)で精製し、標記化合物163mg
(75%)を得る。(IR 1710cm-1,1641cm-1,908
cm-1;NMR(CCl4)δ1.00ppm(3H,一重線,
―CH 3),1.10(9H,一重線,OC(CH
3)3),3.40(1H,多重線,
【式】4.6〜6.2(3H,多重線,ビ ニル) (3) (±)―3β―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9aβ,9bα―デカヒド
ロ―3aβ―メチル―6(3―ブテニル)―1H
―ベンズ(e)インデン―7―オン 水(4ml)とエタノール(2ml)中に、水酸
化ナトリウム(200mg)を加え、室温で撹はん
する。上記(2)で得られるジケトン(163mg)を
その溶液に加え、撹はんしながら、1時間、加
熱還流する。反応溶液を、氷を加えた希塩酸に
入れ、有機層をエーテルで抽出、水,食塩水で
洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した後
に、溶媒をエバポレーターで除去する。シリカ
ゲルのカラムクロマトグラフイー(エーテル:
ヘキサン 1:6)で精製し、標記化合物112
mg(73%)を得る。(IR、1668cm-1,1641cm
-1,910cm-1;NMR0.85ppm(3H,一重線,―
CH 3),1.10(9H,一重線,OC(CH 3)
3),3.35(1H,多重線,―C(OtBu)H),
4.6〜3.1(3H,多重線,ビニル)) 参考例 2 (±)―3β―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9aβ,9bα―デカヒド
ロ―3aβ―メチル―6―(3―オキソブチル)
―1H―ベンズ(e)インデン―7―オン 塩化パラジウム(90mg),塩化第一銅(500
mg),水(1ml)をジメチルホルムアミド(10
ml)中に加え、室温で2時間撹拌する。実施例1
(3)で得られるオレフイン(111.6mg)をその溶液
に加え、酸素雰囲気下、室温で5時間撹拌する。
希塩酸を加えた後、有機層をエーテルで抽出、
水,食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ
過した後に溶媒をエバポレーターで除去する。シ
リカゲルのカラムクロマトグラフイー(エーテ
ル:ヘキサン1:4)で精製して、標記化合物
77.7mg(66%)を得る。(NMR、0.84ppm(3H,
一重線,―CH 3),1.10(9H,一重線,OC
(CH 3)3),2.04(3H,一重線,―COCH
3),3.38(1H,多重線,C(OtBu)H)) 実施例 2 (1) 1β―t―ブトキシ―3aα,4β,5,6,
7,7a―ヘキサヒドロ―7aβ―メチル―5―オ
キソ―4α―インダンカルボン酸メチル
(〔α〕25 D+35.1゜(c 1.10,CHCl3))を用い
て、実施例1(1),(2)をくり返して、対応する
(+)―3a,4,7,7a―テトラヒドロ―1―
t―ブトキシ―4(3―オキソ―7―オクテニ
ル)―7aβ―メチル―5(6H)インダノンを
得る。収率68.4%。 〔α〕25 D+23.8゜(c 0.992,CHCl3) (2) 得られたジケトンを実施例1(3)と同様に処理
すると、(−)―3β―t―ブトキシ―2,
3,3a,4,5,7,8,9,9aβ,9bα―
デカヒドロ―3aβ―メチル―6(3―ブテニ
ル)―1H―ベンズ(e)インデン―7―オンを得
る。収率90%,〔α〕25 D―14.8(c 0.61,
CHCl3) 参考例3(1)実施例2(2)で得られた化合物を、
参考例2に従つて処理すると、(−)―3β―
t―ブトキシ―2,3,3a,4,5,7,8,
9,9aβ,9bα―デカヒドロ―3aβ―メチル
―6―(3―オキソブチル)―1H―ベンズ(e)
インデン―7―オンが得られる。収率78%。
〔α〕25 D―18.1゜(c 1.02,CHCl3) (2) 得られたジケトンをトリエチルアミン含有エ
タノール中でパラジウム・カーボンを用いて2
重結合を還元し(収率95%,〔α〕25 D―22.5゜
(c 1.86,CHCl3))、ついで酸性メタノール
中で還流してアルドール縮合およびt―ブチル
エステルの加水分解を行なうと、(+)―19―
ノルテストステロンが76%の収率で得られる。
融点110―111℃,〔α〕25 D=+57.8゜(c
0.526,CHCl3)
製造法に関するものである。 ステロイドは、天然物から単離されるほか、近
年全合成法が種々開発され、とりわけ
【式】を経由する方法 は有望な方法として注目されているが(アンゲバ
ンデ・ヘミー72巻(1960)725〜730頁)、この中
間体()の合成に多数工程を要し、あるいは出
発原料が高価であり、さらには比較的低収率の工
程を有する等の欠点があり、充分とはいえない。 本発明者は、これらの点に鑑み種々検討の結
果、ブタジエンから容易に得られる1,7―オク
タジエン―3―オン() と一般式 (式中、R1,R3はそれぞれ低級アルキル基
を、R2は水素または低級アルキル基を、Yはt
―ブトキシ基を示す)で表わされる化合物を反応
させて 一般式 で表わされる化合物に導き、エステル基を除去し
て一般式 で表わされる化合物を得、ついでアルカリまたは
酸の存在下、脱水閉環して一般式 で表わされる化合物とした後、塩化パラジウムお
よび銅触媒および水,酸素の存在下に酸化すると
好収率で一般式 で表わされる化合物が得られることを見出し、こ
れらの知見に基づいて本発明を完成した。 すなわち、本発明は、 (1) 一般式()で表わされる化合物、 (2) 一般式()で表わされる化合物を、アルカ
リまたは酸の存在下、脱水閉環反応に付すこと
を特徴とする一般式()で表わされる化合物
の製造法である。 上記一般式において、R1,R2,R3における低
級アルキルとは、たとえばメチル,エチル,n―
プロピル,i―プロピル等の炭素数1〜3のもの
を意味する。また、Yで示されるt―ブトキシ基
におけるt―ブチル基は、比較的緩和な条件、た
とえば塩酸,硫酸等の酸性条件あるいは接触還元
により除去しうる。 このような一般式()で表わされる化合物と
しては、下記のものがある。 (1) (±)―3―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9a,9b―デカヒドロ―
3a―メチル―6―(3―ブテニル)―1H―ベ
ンゾ(e)インデン―7―オン (2) (±)―3―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9a,9b―デカヒドロ―
2―メチル―3a―メチル―6―(3―ブテニ
ル)―1H―ベンゾ(e)インデン―7―オン (3) (±)―3―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9a,9b―デカヒドロ―
3a―エチル―6―(3―ブテニル)―1H―ベ
ンゾ(e)インデン―7―オン (4) (±)―3―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9a,9b―デカヒドロ―
2―エチル―3a―メチル―6―(3―ブテニ
ル)―1H―ベンゾ(e)インデン―7―オン (5) (±)―3―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9a,9b―デカヒドロ―
3a―イソプロピル―6―(3―ブテニル)―
1H―ベンゾ(e)インデン―7―オン なお、上記の1,7―オクタジエン―3―オン
()は、酢酸の存在下でブタジエンを二量化し
て3―アセトキシ―1,7―ジエンを得、これを
加水分解して1,7―オクタジエン―3―オール
とし(テトラヘドロン・レタース 1967,
2451)、ついで無水クロム酸,無水クロム酸とピ
リジン等の錯体、2,3―ジクロロ―5,6―ジ
シアノ―1,4―ベンゾキノン(DDQ),二酸化
マンガン,炭酸銀,酸化銅などの酸化剤を用いて
酸化することによつて製造することができる。ま
た、一般式()で表わされる化合物は、ジヤー
ナル・オブ・オーガニツク・ケミストリー第38巻
(1973)第3239〜3243頁,同誌第40巻(1975)第
675〜681頁等に記載されている方法またはこれに
準じた方法によつて製造することができる。尚、
この化合物()は、種々の異性体が存在しうる
が、天然配位の目的物を製造するためには、R1
がβ配位のものを用いるのが望ましい。Yもβ配
位が望ましいが、α配位のものも酸化および選択
的還元反応に附すことにより天然型に導びくこと
ができる。 本発明方法において、()と()の縮合反
応は、通常水素化ナトリウム,水酸化ナトリウ
ム,トリエチルアミン,ピリジンのごとき塩基性
化合物の存在下に行なうのがよい。反応は、望ま
しくは原料化合物を溶解しうるたとえばベンゼ
ン,テトラヒドロフラン,ジオキサン,ジメチル
ホルムアミド,アセトニトリル,ベンゼン等のご
とき不活性溶媒中で行なうのがよく、室温以下0
℃〜10℃程度でも十分進行するが、必要に応じ加
温または冷却してもよい。 化合物()のエステル基の除去反応は、エス
テルに対し過剰の塩化ナトリウム,シユウ化ナト
リウム,ヨウ化ナトリウム,シヤン化ソーダ,シ
ヤン化カリ,ヨウ化カリウムなどの存在下、ジメ
チルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,ヘキ
サメチルリン酸アミド,スルホランなどの中で、
約100〜200℃に加熱して行なう。 化合物()の閉環反応は、たとえば水酸化ナ
トリウム,水酸化カリウム,ナトリウムエトキシ
ドのごときアルカリまたはパラトルエンスルホン
酸,塩酸のような酸の存在下で容易に進行する。
反応は、水,エタノール,プロパノール,テトラ
ヒドロフラン,ジオキサン,アセトニトリル,ベ
ンゼンなど、酸触媒の場合はさらに酢酸等の溶媒
中で行なうのがよく、室温ないし加温下(たとえ
ば還流下)で進行させることができる。 化合物()の酸化反応は、たとえば塩化パラ
ジウム,再酸化剤として、たとえば塩化第一銅,
塩化第二鋼等の銅触媒、塩化第二鉄,ベンゾキノ
ンおよび小量の水の存在下に空気等の酸素雰囲気
下に行なうことができる。反応は、ジメチルホル
ムアミド,メタノール,エタノール,プロパノー
ル,スルホラン,ジメトキシエタン,ジオキサン
等の不活性溶媒の存在下に行なうことができ、反
応温度は室温で十分であるが必要に応じ加温また
は冷却する。反応は常圧または加圧の酸素下で、
効率よくかくはんまたは振とうしながら行なう。 かくして得られる化合物()は、アンゲバン
デ・ヘミー72巻(1960)725〜730頁等に記載され
ている方法によつて、19―ノル―テストステロン
型ステロイド,エストロン系ステロイド、9,11
―デヒドロ―テストステロン系ステロイド,アン
ドロステロン系ステロイド,コーチゾン系ステロ
イド等に導びくことができ、各種ステロイドの合
成中間体としてきわめて有用である。 参考例 1 1,7―オクタジエン―3―オールの3.1gを
四塩化炭素100c.c.に溶かし、活性二酸化マンガン
10gを加え、室温で4日間かくはんする。過
後、溶媒を20〜30mmHgの減圧下で留去し、30〜
32℃/4mmHg留分として1,7―オクタジエン
―3―オン2gを得る。 上記留分が1,7―オクタジエン―3―オンで
あることは、下記の分析結果から確認される。 赤外スペクトル分析 1695cm-1,1680cm-1,1640cm-1,910cm-1 NMR(CCl4)スペクトル分析 δ 0.9〜1.8(4H,メチレン) 2.49(2H,三重線,―CH 2―CO) 4.7〜6.3(6H,オレフイン) 実施例 1 (1) 1―β―t―ブトキシ―3aα,4β,5,
6,7,7a―ヘキサヒドロ―4―(3―オキソ
―7―オクテニル)―7aβ―メチル―5―オキ
ソ―4―インダンカルボン酸メチル 水素化ナトリウム10mgを0℃に保つた乾燥ベ
ンゼンに加え、撹はんした溶液に、(±)―1
β―t―ブトキシ―3aα,4β,5,6,7,
7a―ヘキサヒドロ―7aβ―メチル―5―オキソ
―4α―インダンカルボン酸メチル(496mg)
を加え、水素が十分発生した後に、1,7―オ
クタジエン―3―オン(500mg)を加え1.5時
間、0℃で撹はんする。その後、室温で2時間
撹はんした後に、希塩酸を加え、中性にした後
に、塩化メチレンで有機層を抽出、食塩水で洗
浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した後に
溶媒をエバポレーターで除去する。シリカゲル
のカラムクロマトグラフイー(エーテル,ヘキ
サン1:4)で精製し標記化合物486mg(68
%)を得る。(IR1710cm-1,1641cm-1,908cm
-1;NMR(CCl4)δ0.89ppm(3H,一重線,C
H 3(環角メチル)),1.10(9H,一重線,OC
(CH 3)3),4.65(3H,一重線,メチルエ
ステル),4.7〜6.1(3H,多重線,ビニル)) (2) 3a,4,7,7a―テトラヒドロ―1―t―ブ
トキシ―4(3―オキソ―7―オクテニル)―
7aβ―メチル―5(6H)インダノン ヘキサメチルホスホルアマイド(HMPA,
4ml)に、上記(1)で得られるエステル(262.5
mg),ヨウ化ナトリウム(250mg)と水(250
ml)を加え、150℃に加熱しながら、1時間撹
はんする。室温まで冷却した後、水(20ml)を
加え、エーテルで有機層を抽出、水,食塩水で
洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した後
に、溶媒をエバポレーターで除去する。シリカ
ゲルのカラムクロマトグラフイー(エーテル・
ヘキサン1:6)で精製し、標記化合物163mg
(75%)を得る。(IR 1710cm-1,1641cm-1,908
cm-1;NMR(CCl4)δ1.00ppm(3H,一重線,
―CH 3),1.10(9H,一重線,OC(CH
3)3),3.40(1H,多重線,
【式】4.6〜6.2(3H,多重線,ビ ニル) (3) (±)―3β―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9aβ,9bα―デカヒド
ロ―3aβ―メチル―6(3―ブテニル)―1H
―ベンズ(e)インデン―7―オン 水(4ml)とエタノール(2ml)中に、水酸
化ナトリウム(200mg)を加え、室温で撹はん
する。上記(2)で得られるジケトン(163mg)を
その溶液に加え、撹はんしながら、1時間、加
熱還流する。反応溶液を、氷を加えた希塩酸に
入れ、有機層をエーテルで抽出、水,食塩水で
洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した後
に、溶媒をエバポレーターで除去する。シリカ
ゲルのカラムクロマトグラフイー(エーテル:
ヘキサン 1:6)で精製し、標記化合物112
mg(73%)を得る。(IR、1668cm-1,1641cm
-1,910cm-1;NMR0.85ppm(3H,一重線,―
CH 3),1.10(9H,一重線,OC(CH 3)
3),3.35(1H,多重線,―C(OtBu)H),
4.6〜3.1(3H,多重線,ビニル)) 参考例 2 (±)―3β―t―ブトキシ―2,3,3a,
4,5,7,8,9,9aβ,9bα―デカヒド
ロ―3aβ―メチル―6―(3―オキソブチル)
―1H―ベンズ(e)インデン―7―オン 塩化パラジウム(90mg),塩化第一銅(500
mg),水(1ml)をジメチルホルムアミド(10
ml)中に加え、室温で2時間撹拌する。実施例1
(3)で得られるオレフイン(111.6mg)をその溶液
に加え、酸素雰囲気下、室温で5時間撹拌する。
希塩酸を加えた後、有機層をエーテルで抽出、
水,食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ
過した後に溶媒をエバポレーターで除去する。シ
リカゲルのカラムクロマトグラフイー(エーテ
ル:ヘキサン1:4)で精製して、標記化合物
77.7mg(66%)を得る。(NMR、0.84ppm(3H,
一重線,―CH 3),1.10(9H,一重線,OC
(CH 3)3),2.04(3H,一重線,―COCH
3),3.38(1H,多重線,C(OtBu)H)) 実施例 2 (1) 1β―t―ブトキシ―3aα,4β,5,6,
7,7a―ヘキサヒドロ―7aβ―メチル―5―オ
キソ―4α―インダンカルボン酸メチル
(〔α〕25 D+35.1゜(c 1.10,CHCl3))を用い
て、実施例1(1),(2)をくり返して、対応する
(+)―3a,4,7,7a―テトラヒドロ―1―
t―ブトキシ―4(3―オキソ―7―オクテニ
ル)―7aβ―メチル―5(6H)インダノンを
得る。収率68.4%。 〔α〕25 D+23.8゜(c 0.992,CHCl3) (2) 得られたジケトンを実施例1(3)と同様に処理
すると、(−)―3β―t―ブトキシ―2,
3,3a,4,5,7,8,9,9aβ,9bα―
デカヒドロ―3aβ―メチル―6(3―ブテニ
ル)―1H―ベンズ(e)インデン―7―オンを得
る。収率90%,〔α〕25 D―14.8(c 0.61,
CHCl3) 参考例3(1)実施例2(2)で得られた化合物を、
参考例2に従つて処理すると、(−)―3β―
t―ブトキシ―2,3,3a,4,5,7,8,
9,9aβ,9bα―デカヒドロ―3aβ―メチル
―6―(3―オキソブチル)―1H―ベンズ(e)
インデン―7―オンが得られる。収率78%。
〔α〕25 D―18.1゜(c 1.02,CHCl3) (2) 得られたジケトンをトリエチルアミン含有エ
タノール中でパラジウム・カーボンを用いて2
重結合を還元し(収率95%,〔α〕25 D―22.5゜
(c 1.86,CHCl3))、ついで酸性メタノール
中で還流してアルドール縮合およびt―ブチル
エステルの加水分解を行なうと、(+)―19―
ノルテストステロンが76%の収率で得られる。
融点110―111℃,〔α〕25 D=+57.8゜(c
0.526,CHCl3)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1は低級アルキル基を、R2は水素ま
たは低級アルキル基を、Yはt―ブトキシ基を示
す) で表わされる化合物。 2 一般式 (式中、R1は低級アルキル基を、R2は水素ま
たは低級アルキル基を、Yはt―ブトキシ基を示
す) で表わされる化合物を、アルカリまたは酸の存在
下、脱水閉環反応に付すことを特徴とする一般式 (式中の記号は前記と同意義)で表わされる化
合物の製造法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11109378A JPS5538316A (en) | 1978-09-08 | 1978-09-08 | Intermediate for synthesis of steroid and its preparation |
| US06/071,404 US4267376A (en) | 1978-09-08 | 1979-08-30 | Steroid synthesis |
| DE7979301838T DE2961771D1 (en) | 1978-09-08 | 1979-09-06 | Steroid intermediate, method for production thereof, and method for producing another steroid intermediate therefrom |
| EP79301838A EP0008951B1 (en) | 1978-09-08 | 1979-09-06 | Steroid intermediate, method for production thereof, and method for producing another steroid intermediate therefrom |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11109378A JPS5538316A (en) | 1978-09-08 | 1978-09-08 | Intermediate for synthesis of steroid and its preparation |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60194394A Division JPS6187639A (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | ステロイド合成中間体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5538316A JPS5538316A (en) | 1980-03-17 |
| JPS6232178B2 true JPS6232178B2 (ja) | 1987-07-13 |
Family
ID=14552195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11109378A Granted JPS5538316A (en) | 1978-09-08 | 1978-09-08 | Intermediate for synthesis of steroid and its preparation |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
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| EP (1) | EP0008951B1 (ja) |
| JP (1) | JPS5538316A (ja) |
| DE (1) | DE2961771D1 (ja) |
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Family Cites Families (6)
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|---|---|---|---|---|
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-
1978
- 1978-09-08 JP JP11109378A patent/JPS5538316A/ja active Granted
-
1979
- 1979-08-30 US US06/071,404 patent/US4267376A/en not_active Expired - Lifetime
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- 1979-09-06 DE DE7979301838T patent/DE2961771D1/de not_active Expired
Also Published As
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|---|---|
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| EP0008951B1 (en) | 1982-01-06 |
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| US4267376A (en) | 1981-05-12 |
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