JPS6233877B2 - - Google Patents
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- JPS6233877B2 JPS6233877B2 JP16203583A JP16203583A JPS6233877B2 JP S6233877 B2 JPS6233877 B2 JP S6233877B2 JP 16203583 A JP16203583 A JP 16203583A JP 16203583 A JP16203583 A JP 16203583A JP S6233877 B2 JPS6233877 B2 JP S6233877B2
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- cells
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
本発明はヒトインターフエロン(以下IFNと略
す)自発産生細胞株の培養方法及び高単位のIFN
産生方法に関する。 IFNは種々のウイルス性疾患のみならず、ある
種の腫瘍に対して予防又は治療効果を示すことが
認められている。 しかしながら、IFNをそれらの予防あるいは治
療に用いる際にはIFNには種特異性が高いことか
ら、ヒト細胞又はヒトIFN遺伝子を発現する微生
物が産生する大量のヒトIFNが必要である。 これまでのIFN生産方法としては成人新鮮血よ
り分離した白血球を用いる方法や、ヒト由来の繊
維芽細胞や、白血球、リンパ由来のリンパ系細胞
などを培養する方法、並びにこれらのIFN遺伝子
を発現する微生物を用いる方法などが知られてい
る。 しかしながらこれらの方法で大量のIFNを得る
際にはIFN誘起剤としてのウイルスや微生物由来
の異種高分子の微量混入の問題があり、精製工程
が煩雑になる。 一方、ヒトIFN自発産生細胞株培養によつて
IFNを得る方法としては細胞培養液を遠心分離を
用いるバツチ方法や細胞と培養上清液を分離させ
ながら連続的に新鮮培地と交換する方法が知られ
ている。 例えば、スピン・フイルターとよばれる回転撹
拌軸に細胞が通過できないフイルターを培養槽に
装着し、培養液を吸引で過しながら身鮮培地を
補添する方法(U.S.P.4178209)、半透性の中空繊
維膜や平面膜の片側で細胞を培養し、他方に新鮮
培地を循環させて低分子培地成分を補添し、老廃
物を除去する方法(特開昭55−131386)などであ
る。 しかしながらこれらの方法で大量の細胞を培養
するには特殊の装置やその制御方法の開発が必要
であり、かつ高価な胎児牛血清を多重含む新鮮な
培地を連続又は断続的に交換することが必要なた
め多大なランニングコストがかかるという大きな
問題点を持つている。 本発明者らは、通常の培養装置を用いて細胞密
度を増大させる方法及び細胞を培養した古い培養
液を交換させることなく効率よく高単位のIFNを
産生させる方法を鋭意検討し、細胞増殖停止期に
おいて、細胞によつて消費される栄養成分の解析
に基き、細胞増殖の停止期又はその直前に培養液
容量の増加と培地浸透圧増加を、可及的少量、ま
たは低温にとどめて、消費されかつ細胞増殖と
IFN産生に必要な栄養成分を補充することによ
り、細胞飽和密度を増大させかつIFN生産能を増
大させ得ることを見い出し本発明を完成した。 即ち、本発明はIFNを自発産生するヒトのリン
パ球由来細胞を特殊な装置及び高価な血清を含む
多量の交換培地を使用することなく単に消費され
る栄養成分を少量添加するのみで、細胞飽和密度
を増大させ、IFN産生量を増大させる方法に関す
るものである。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明にいうヒトIFN自発産生細胞とはヒト臍
帯血又は乳幼児由来のリンパ球をEpstein−Barr
ウイルスでトランスフオームした細胞株、
UMCL細胞やヒト白血球由来細胞株などを含
む。 これらの細胞を培養する培地としては特に限定
されないが、例えばRPMI1640培地ダルベツコ変
法イーグル培地、199培地、ハムF12培地などの
公知の培地又はこれらの組み合わせ培地に5〜
10v/v%の胎児牛血清や仔牛血清などを添加し
た培地を使用することができる。また、大量培養
用としてはこれらの血清を含まない無血清培地を
使用することが望ましく、例えばウシ又はヒトア
ルブミンを含有するRITC培地やその他公知の無
血清培地を用いることができる。 また、これらの細胞の培養容器、培養方法、培
養条件は、特に限定されず、この分野で一般に使
用されている方法でよく、例えば、シヤーレ、フ
ラスコ、ローラーボルト、スピナージヤーなど公
知の容器をそのまま使用でき、初発細胞密度1〜
10×105/ml、36−37℃にて加湿した4〜5v/v
%の炭酸ガス気流中で培養する方法が適用でき
る。 本発明の培養方法では、PH緩衝剤と栄養培地成
分を培地体積と培地浸透圧の増加が可及的少量又
は低値となるよう添加する。 本発明者らはUMCL細胞を例としてこの増殖
停止期における培地成分の消長を鋭意検討した結
果、まず培地中のアミノ酸はL−アルギニン、L
−グルタミン、L−セリン、L−アスパラギン及
び糖源としてグルコース、ピルビン酸が消費され
ることを見出したが、これらを添加したのみでは
大巾な飽和細胞密度の増大は認められなかつた。
一方、細胞増殖停止期では一般的に培地PHが細胞
増殖至適範囲以下に低下するが、培地PH調整用緩
衝剤として知られている重炭酸ナトリウム、
HEPES(N−2−ハイドロオキシエチルピペラ
ジン−N−2−エタンスルホン酸)などを単独で
添加してPHを調整しても有意な飽和細胞密度の増
大は認められなかつた。 そこで消費されるアミノ酸、糖源などの栄養成
分とPH緩衝剤の両者を同時に補充することによつ
て大巾な飽和細胞密度とIFN産生増大を得ること
ができることを認めた(実施例1、2)。 これらの成分は濃厚溶液で細胞培養液に補充す
るのが便利であるが、添加する総量の最終濃度と
してはPH緩衝液2.5〜10mM.糖類0.5〜4g/、
アミノ酸0.05〜0.8g/が適当である。これら
は適宜組み合せて各々100〜200倍濃度の濃厚溶液
とした後、過滅菌して使用する。 培養液に添加する濃厚液量は添加時の細胞密
度、PHの変動によつて異なるが培養液全容量の1/
50〜1/200が適している。 細胞の増殖段階は与えられた培養条件のもとで
は、通常、増殖準備期、対数増殖期、増殖停止
期、死滅期に区別されるが、本発明で示した培地
成分を補充添加する時期は細胞培養対数増殖期の
後半から停止期直前までが適しており、その他の
時期に添加しても大巾な細胞密度増大は認められ
ない(実施例4)。 即ち、本発明による培地成分を補充して細胞密
度の増大とIFN産生の増大を図るためには細胞増
殖停止期直前が良く、著明なる効果を発揮させる
ことが出来る。また、本発明に用いる培地は、通
常の牛胎児血清を含む培地のみならず、むしろ
RITC55−9培地のごとき無血清培地にても単に
NaHCO3、アミノ酸、糖類等の培地成分を補添す
るのみで、細胞密度とIFN産生の大巾な増大をも
たらすことができ、工業的にIFNを産生させ精製
する際に有効な手段を与える。 本発明により例えばヒトIFNを自発産生する
UMCL細胞を用いる場合には、この分野で通常
用いられている培養方法では細胞飽和密度が2.0
×106/mlであり、その培養上清中のIFNは2〜
3×103単位/mlであるのに対し、本発明方法に
よれば特別な培養装置や血清等の高価な培地成分
を用いなくとも細胞飽和密度で約2倍、IFN産生
で約5倍の増大を達成することができる。しかも
その細胞は再使用して培養し、IFN産生を行わせ
得るので、指数関数的に増大したIFNを得ること
ができ、大量のIFNを得るのに非常に有利とな
る。 また、本発明によれば、経費のかかる無菌的培
地の調製、管理の節減のみならず、大型の培養槽
や細胞を回収する遠心分離装置の使用回数を減ず
ることができるので、これらの装置及び付属部分
の洗浄滅菌及び保守点検、運転管理等の経費を大
巾に節減することができる。 以下、実施例により本発明をさらに説明する。
実施例中の細胞密度の測定は血球計算盤を用いる
エオシンY染色法による生細胞数を測定し、IFN
活性はヒト羊膜由来のFL細胞とVSV(Vesicular
Stomatitis Virus)を用いる細胞変性抑制法によ
り測定した。 実施例 1 ダルベツコ変法イーグル培地(日水製薬(株)製)
に表1に示す成分を加えて調製したRITC57−1
培地100mlに、臍帯血リンパ球由来でRITC57−
1培地にて継代培養したUMCL細胞を初発細胞
密度2×105/mlとなるよう2基のベルコ社ガラ
ス・スピンナー・ジヤーに張り込み、37℃、スピ
ンナー回転数100r.p.m.にて、加湿した5v/v%
炭酸ガス含有空気中で培養した。その一基はその
まま培養し、他の一基では培養4日目に表2に示
した培地成分及びPH緩衝剤、過滅菌液を1ml添
加し、さらに4日間培養しそれぞれの培養日に少
量をサンプリングし細胞密度とIFN濃度を測定し
た。 第1図にそれらの結果を示す。図中黒丸は生細
胞密度、白丸はIFN産生量を示し、実線は培養4
日目の補添なし、破線は補添ありを示す。 表 1 ダルペツコ変法イーグル培地(日水製薬)
975mg/ L−アラニン−水塩 20 L−アスパラギン 56 L−アスパラギン酸 20 L−システイン塩酸−水塩 40 L−グルタミン酸 20 L−プロリン 20 アスコルビン酸ナトリウム 10 ビオチン 0.2 フオルニツク酸 0.01 ビタミンB12 0.1 グルコース 1000 マンノース 500 ガラクトース 500 レシチン 2.5 グルタチオン 1.0 プトレツシン2塩酸塩 0.1 ヒポキサンチン 4 チミジン 0.7 デオキシシチジン 0.03 デオキシアデノシン 1.0 6・8ジハイドロオキシプリン 0.3 硫酸第一鉄7水塩 0.8 硫酸亜鉛7水塩 0.02 亜セレン酸ナトリウム 0.004 塩化カルシウム 100 結晶インシユリン 10 ヒトトランスフエリン 5 β−グリセロリン酸2ナトリウム 1500 HEPES 1200 重 槽 1300 硫酸カナマイシン 60 ウシ血清アルブミン 5000 NaOH 80 NaHCO3 42g/ グルコース 100 ピルビン酸ナトリウム 10 L−アルギニン 10 L−セリン 5 L−アスパラギン 5 実施例 2 実施例1と同様にRITC51−1培地2mlを用い
フアルコン社製培養フラスコ(3024)にて
UMCL細胞を初発細胞密度5×105/mlで培養し
た。培養4日目に表3に示すPH緩衝剤及びL−ア
ルギニン100mg/、L−セリン50mg/、L−
アスパラギン50mg/、グルコース1g/、ピ
ルビン酸ナトリウム0.1g/の最終濃度の100倍
濃度液を0.22μmの過滅菌後、各フラスコに
0.2ml添加した。培養を7日目まで継続し、細胞
密度を測定した結果が表3である。PH緩衝剤又は
アミノ酸、糖単独の添加では無効であるのに対
し、併用補添することにより生細胞密度の増大が
得られる。
す)自発産生細胞株の培養方法及び高単位のIFN
産生方法に関する。 IFNは種々のウイルス性疾患のみならず、ある
種の腫瘍に対して予防又は治療効果を示すことが
認められている。 しかしながら、IFNをそれらの予防あるいは治
療に用いる際にはIFNには種特異性が高いことか
ら、ヒト細胞又はヒトIFN遺伝子を発現する微生
物が産生する大量のヒトIFNが必要である。 これまでのIFN生産方法としては成人新鮮血よ
り分離した白血球を用いる方法や、ヒト由来の繊
維芽細胞や、白血球、リンパ由来のリンパ系細胞
などを培養する方法、並びにこれらのIFN遺伝子
を発現する微生物を用いる方法などが知られてい
る。 しかしながらこれらの方法で大量のIFNを得る
際にはIFN誘起剤としてのウイルスや微生物由来
の異種高分子の微量混入の問題があり、精製工程
が煩雑になる。 一方、ヒトIFN自発産生細胞株培養によつて
IFNを得る方法としては細胞培養液を遠心分離を
用いるバツチ方法や細胞と培養上清液を分離させ
ながら連続的に新鮮培地と交換する方法が知られ
ている。 例えば、スピン・フイルターとよばれる回転撹
拌軸に細胞が通過できないフイルターを培養槽に
装着し、培養液を吸引で過しながら身鮮培地を
補添する方法(U.S.P.4178209)、半透性の中空繊
維膜や平面膜の片側で細胞を培養し、他方に新鮮
培地を循環させて低分子培地成分を補添し、老廃
物を除去する方法(特開昭55−131386)などであ
る。 しかしながらこれらの方法で大量の細胞を培養
するには特殊の装置やその制御方法の開発が必要
であり、かつ高価な胎児牛血清を多重含む新鮮な
培地を連続又は断続的に交換することが必要なた
め多大なランニングコストがかかるという大きな
問題点を持つている。 本発明者らは、通常の培養装置を用いて細胞密
度を増大させる方法及び細胞を培養した古い培養
液を交換させることなく効率よく高単位のIFNを
産生させる方法を鋭意検討し、細胞増殖停止期に
おいて、細胞によつて消費される栄養成分の解析
に基き、細胞増殖の停止期又はその直前に培養液
容量の増加と培地浸透圧増加を、可及的少量、ま
たは低温にとどめて、消費されかつ細胞増殖と
IFN産生に必要な栄養成分を補充することによ
り、細胞飽和密度を増大させかつIFN生産能を増
大させ得ることを見い出し本発明を完成した。 即ち、本発明はIFNを自発産生するヒトのリン
パ球由来細胞を特殊な装置及び高価な血清を含む
多量の交換培地を使用することなく単に消費され
る栄養成分を少量添加するのみで、細胞飽和密度
を増大させ、IFN産生量を増大させる方法に関す
るものである。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明にいうヒトIFN自発産生細胞とはヒト臍
帯血又は乳幼児由来のリンパ球をEpstein−Barr
ウイルスでトランスフオームした細胞株、
UMCL細胞やヒト白血球由来細胞株などを含
む。 これらの細胞を培養する培地としては特に限定
されないが、例えばRPMI1640培地ダルベツコ変
法イーグル培地、199培地、ハムF12培地などの
公知の培地又はこれらの組み合わせ培地に5〜
10v/v%の胎児牛血清や仔牛血清などを添加し
た培地を使用することができる。また、大量培養
用としてはこれらの血清を含まない無血清培地を
使用することが望ましく、例えばウシ又はヒトア
ルブミンを含有するRITC培地やその他公知の無
血清培地を用いることができる。 また、これらの細胞の培養容器、培養方法、培
養条件は、特に限定されず、この分野で一般に使
用されている方法でよく、例えば、シヤーレ、フ
ラスコ、ローラーボルト、スピナージヤーなど公
知の容器をそのまま使用でき、初発細胞密度1〜
10×105/ml、36−37℃にて加湿した4〜5v/v
%の炭酸ガス気流中で培養する方法が適用でき
る。 本発明の培養方法では、PH緩衝剤と栄養培地成
分を培地体積と培地浸透圧の増加が可及的少量又
は低値となるよう添加する。 本発明者らはUMCL細胞を例としてこの増殖
停止期における培地成分の消長を鋭意検討した結
果、まず培地中のアミノ酸はL−アルギニン、L
−グルタミン、L−セリン、L−アスパラギン及
び糖源としてグルコース、ピルビン酸が消費され
ることを見出したが、これらを添加したのみでは
大巾な飽和細胞密度の増大は認められなかつた。
一方、細胞増殖停止期では一般的に培地PHが細胞
増殖至適範囲以下に低下するが、培地PH調整用緩
衝剤として知られている重炭酸ナトリウム、
HEPES(N−2−ハイドロオキシエチルピペラ
ジン−N−2−エタンスルホン酸)などを単独で
添加してPHを調整しても有意な飽和細胞密度の増
大は認められなかつた。 そこで消費されるアミノ酸、糖源などの栄養成
分とPH緩衝剤の両者を同時に補充することによつ
て大巾な飽和細胞密度とIFN産生増大を得ること
ができることを認めた(実施例1、2)。 これらの成分は濃厚溶液で細胞培養液に補充す
るのが便利であるが、添加する総量の最終濃度と
してはPH緩衝液2.5〜10mM.糖類0.5〜4g/、
アミノ酸0.05〜0.8g/が適当である。これら
は適宜組み合せて各々100〜200倍濃度の濃厚溶液
とした後、過滅菌して使用する。 培養液に添加する濃厚液量は添加時の細胞密
度、PHの変動によつて異なるが培養液全容量の1/
50〜1/200が適している。 細胞の増殖段階は与えられた培養条件のもとで
は、通常、増殖準備期、対数増殖期、増殖停止
期、死滅期に区別されるが、本発明で示した培地
成分を補充添加する時期は細胞培養対数増殖期の
後半から停止期直前までが適しており、その他の
時期に添加しても大巾な細胞密度増大は認められ
ない(実施例4)。 即ち、本発明による培地成分を補充して細胞密
度の増大とIFN産生の増大を図るためには細胞増
殖停止期直前が良く、著明なる効果を発揮させる
ことが出来る。また、本発明に用いる培地は、通
常の牛胎児血清を含む培地のみならず、むしろ
RITC55−9培地のごとき無血清培地にても単に
NaHCO3、アミノ酸、糖類等の培地成分を補添す
るのみで、細胞密度とIFN産生の大巾な増大をも
たらすことができ、工業的にIFNを産生させ精製
する際に有効な手段を与える。 本発明により例えばヒトIFNを自発産生する
UMCL細胞を用いる場合には、この分野で通常
用いられている培養方法では細胞飽和密度が2.0
×106/mlであり、その培養上清中のIFNは2〜
3×103単位/mlであるのに対し、本発明方法に
よれば特別な培養装置や血清等の高価な培地成分
を用いなくとも細胞飽和密度で約2倍、IFN産生
で約5倍の増大を達成することができる。しかも
その細胞は再使用して培養し、IFN産生を行わせ
得るので、指数関数的に増大したIFNを得ること
ができ、大量のIFNを得るのに非常に有利とな
る。 また、本発明によれば、経費のかかる無菌的培
地の調製、管理の節減のみならず、大型の培養槽
や細胞を回収する遠心分離装置の使用回数を減ず
ることができるので、これらの装置及び付属部分
の洗浄滅菌及び保守点検、運転管理等の経費を大
巾に節減することができる。 以下、実施例により本発明をさらに説明する。
実施例中の細胞密度の測定は血球計算盤を用いる
エオシンY染色法による生細胞数を測定し、IFN
活性はヒト羊膜由来のFL細胞とVSV(Vesicular
Stomatitis Virus)を用いる細胞変性抑制法によ
り測定した。 実施例 1 ダルベツコ変法イーグル培地(日水製薬(株)製)
に表1に示す成分を加えて調製したRITC57−1
培地100mlに、臍帯血リンパ球由来でRITC57−
1培地にて継代培養したUMCL細胞を初発細胞
密度2×105/mlとなるよう2基のベルコ社ガラ
ス・スピンナー・ジヤーに張り込み、37℃、スピ
ンナー回転数100r.p.m.にて、加湿した5v/v%
炭酸ガス含有空気中で培養した。その一基はその
まま培養し、他の一基では培養4日目に表2に示
した培地成分及びPH緩衝剤、過滅菌液を1ml添
加し、さらに4日間培養しそれぞれの培養日に少
量をサンプリングし細胞密度とIFN濃度を測定し
た。 第1図にそれらの結果を示す。図中黒丸は生細
胞密度、白丸はIFN産生量を示し、実線は培養4
日目の補添なし、破線は補添ありを示す。 表 1 ダルペツコ変法イーグル培地(日水製薬)
975mg/ L−アラニン−水塩 20 L−アスパラギン 56 L−アスパラギン酸 20 L−システイン塩酸−水塩 40 L−グルタミン酸 20 L−プロリン 20 アスコルビン酸ナトリウム 10 ビオチン 0.2 フオルニツク酸 0.01 ビタミンB12 0.1 グルコース 1000 マンノース 500 ガラクトース 500 レシチン 2.5 グルタチオン 1.0 プトレツシン2塩酸塩 0.1 ヒポキサンチン 4 チミジン 0.7 デオキシシチジン 0.03 デオキシアデノシン 1.0 6・8ジハイドロオキシプリン 0.3 硫酸第一鉄7水塩 0.8 硫酸亜鉛7水塩 0.02 亜セレン酸ナトリウム 0.004 塩化カルシウム 100 結晶インシユリン 10 ヒトトランスフエリン 5 β−グリセロリン酸2ナトリウム 1500 HEPES 1200 重 槽 1300 硫酸カナマイシン 60 ウシ血清アルブミン 5000 NaOH 80 NaHCO3 42g/ グルコース 100 ピルビン酸ナトリウム 10 L−アルギニン 10 L−セリン 5 L−アスパラギン 5 実施例 2 実施例1と同様にRITC51−1培地2mlを用い
フアルコン社製培養フラスコ(3024)にて
UMCL細胞を初発細胞密度5×105/mlで培養し
た。培養4日目に表3に示すPH緩衝剤及びL−ア
ルギニン100mg/、L−セリン50mg/、L−
アスパラギン50mg/、グルコース1g/、ピ
ルビン酸ナトリウム0.1g/の最終濃度の100倍
濃度液を0.22μmの過滅菌後、各フラスコに
0.2ml添加した。培養を7日目まで継続し、細胞
密度を測定した結果が表3である。PH緩衝剤又は
アミノ酸、糖単独の添加では無効であるのに対
し、併用補添することにより生細胞密度の増大が
得られる。
【表】
実施例 3
実施例2と同様に培養したUMCL細胞の培養
4日目に各々の添加最終濃度をNaHCO3 5m
M、グルコース1g/、ピルビン酸ナトリウム
0.1g/、L−アスパラギン50mg/、L−セ
リン50mg/、L−グルタミン400mg/、L−
アルギニン100mg/とし、第2図に示すごとく
単独又は組み合せて、それぞれの100倍濃度液を
0.2mlずつ添加した培養を7日目まで継続し、生
細胞密度と培養上清液のIFNを測定した。第2図
にその結果を示す。 飽和細胞密度の増大にはNaHCO3、グルコー
ス、ピルビン酸とL−アルギンの組合せが有効で
あり、IFN産生にはさらにL−セリンとL−アス
パラギンの組み合せが著効を示した。 実施例 4 実施例3と同様にUMCL細胞を初発細胞密度
4×105/mlで培養し、第3図に示す培養日に実
施例3と同様にNaHCO3、グルコースピルピン酸
ナトリウム、L−アルギニン、L−セリン、L−
アスパラギンを添加し、細胞密度を測定した。 図中の黒丸は添加なし、白丸は添加ありの場合
を示す。これらの結果より明らかなように培養初
期にこれらの培地成分を添加しても無効であるの
に対して増殖停止期直前に添加すれば著効を示し
た。
4日目に各々の添加最終濃度をNaHCO3 5m
M、グルコース1g/、ピルビン酸ナトリウム
0.1g/、L−アスパラギン50mg/、L−セ
リン50mg/、L−グルタミン400mg/、L−
アルギニン100mg/とし、第2図に示すごとく
単独又は組み合せて、それぞれの100倍濃度液を
0.2mlずつ添加した培養を7日目まで継続し、生
細胞密度と培養上清液のIFNを測定した。第2図
にその結果を示す。 飽和細胞密度の増大にはNaHCO3、グルコー
ス、ピルビン酸とL−アルギンの組合せが有効で
あり、IFN産生にはさらにL−セリンとL−アス
パラギンの組み合せが著効を示した。 実施例 4 実施例3と同様にUMCL細胞を初発細胞密度
4×105/mlで培養し、第3図に示す培養日に実
施例3と同様にNaHCO3、グルコースピルピン酸
ナトリウム、L−アルギニン、L−セリン、L−
アスパラギンを添加し、細胞密度を測定した。 図中の黒丸は添加なし、白丸は添加ありの場合
を示す。これらの結果より明らかなように培養初
期にこれらの培地成分を添加しても無効であるの
に対して増殖停止期直前に添加すれば著効を示し
た。
第1図は培養日数と細胞密度及びIFN濃度との
関係を示すグラフである。縦軸は細胞密度(×
105Cells/ML)、IFN濃度(×102IFN UNITS/
ML)を示し、横軸は培養日数(日)を示す。黒
丸は生細胞密度、白丸はIFN産生量を示し、実線
は培養4日目に補添のある場合を示し、破線は補
添のない場合を示す。第2図は添加物と細胞密度
及びIFN濃度との関係を示す図面である。縦軸は
細胞密度(×105Cells/ML)、IFN濃度(×
103UNITS/ML)を示し、横軸は添加物を示
す。黒丸は細胞密度、白棒はIFN濃度を示す。第
3図は培養開始n日後(nは0≦n≦5の整数)
に培地栄養成分等を培地に添加した場合の培養日
数と細胞密度との関係を示すグラフである。縦軸
は細胞密度(×105CELLS/ML)、横軸は培養日
数(日)を示す。黒丸は栄養成分等を培地に添加
しない場合、白丸は添加した場合を示す。
関係を示すグラフである。縦軸は細胞密度(×
105Cells/ML)、IFN濃度(×102IFN UNITS/
ML)を示し、横軸は培養日数(日)を示す。黒
丸は生細胞密度、白丸はIFN産生量を示し、実線
は培養4日目に補添のある場合を示し、破線は補
添のない場合を示す。第2図は添加物と細胞密度
及びIFN濃度との関係を示す図面である。縦軸は
細胞密度(×105Cells/ML)、IFN濃度(×
103UNITS/ML)を示し、横軸は添加物を示
す。黒丸は細胞密度、白棒はIFN濃度を示す。第
3図は培養開始n日後(nは0≦n≦5の整数)
に培地栄養成分等を培地に添加した場合の培養日
数と細胞密度との関係を示すグラフである。縦軸
は細胞密度(×105CELLS/ML)、横軸は培養日
数(日)を示す。黒丸は栄養成分等を培地に添加
しない場合、白丸は添加した場合を示す。
Claims (1)
- 1 増殖停止期直前にPH緩衝剤と消費された培地
栄養成分の濃厚液を培養液に補充添加することを
特徴とするヒトインターフエロン自発産生細胞の
培養方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16203583A JPS6054677A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | ヒトインタ−フェロン産生細胞の培養方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16203583A JPS6054677A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | ヒトインタ−フェロン産生細胞の培養方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6054677A JPS6054677A (ja) | 1985-03-29 |
| JPS6233877B2 true JPS6233877B2 (ja) | 1987-07-23 |
Family
ID=15746838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16203583A Granted JPS6054677A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | ヒトインタ−フェロン産生細胞の培養方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6054677A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220009374A (ko) | 2019-03-29 | 2022-01-24 | 내셔널 인스티튜츠 포 퀀텀 사이언스 앤드 테크놀로지 | 금속 이온 회수 장치, 금속 회수 시스템 및 금속 이온의 회수 방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8516415D0 (en) * | 1985-06-28 | 1985-07-31 | Celltech Ltd | Culture of animal cells |
-
1983
- 1983-09-05 JP JP16203583A patent/JPS6054677A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220009374A (ko) | 2019-03-29 | 2022-01-24 | 내셔널 인스티튜츠 포 퀀텀 사이언스 앤드 테크놀로지 | 금속 이온 회수 장치, 금속 회수 시스템 및 금속 이온의 회수 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6054677A (ja) | 1985-03-29 |
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