JPS6234345B2 - - Google Patents
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- JPS6234345B2 JPS6234345B2 JP57500797A JP50079782A JPS6234345B2 JP S6234345 B2 JPS6234345 B2 JP S6234345B2 JP 57500797 A JP57500797 A JP 57500797A JP 50079782 A JP50079782 A JP 50079782A JP S6234345 B2 JPS6234345 B2 JP S6234345B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Description
請求の範囲
1 シリコーンゴムベース組成物を製造する方法
において、順を追い ()(A) 25℃において1000Pa.s以上の粘度を有
し、有機基がメチル、フエニル、ビニル、及
び3,3,3−トリフルオロプロピルからな
る群から選ばれ、そして有機基の少なくとも
50%がメチルであり、2%以下がビニルであ
るポリジオルガノシロキサンガム100重量
部、 (B) 50m2/g以上の表面積を有する処理済シリ
カ強化用充填剤10〜85重量部、 (C) 平均単位式 (式中、Rはメチル、フエニル又は3,3,
3−トリフルオロプロピルであり、Viはビ
ニルであり、xは1.0以上2.0以下の値を有
し、yは平均1〜20重量%のヒドロキシル基
含有率となる値を有し、zは平均1〜31重量
%のビニル基含有率となる値を有する)を有
し、かつ、化合物(A)に可溶性のヒドロキシル
化されたオルガノ珪素化合物0.1〜5重量部 を混合し、 () 上記混合物を10分〜10日間60゜〜250℃の
温度に加熱し、そして次に () 125℃以下の温度に冷却し、次いで () (C)のヒドロキシル化されたオルガノ珪素化
合物0.1〜2.5重量部を加えることを特徴とする
方法。 2 工程()の後に、()50m2/g以下の表面積を
有する増量用充填剤1〜250重量部を加えること
をさらに含む特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 シリコーンゴムベース組成物を製造する方法
において、順を追い ()(A) 25℃において1000Pa.s以上の粘度を有
し、有機基がメチル、フエニル及びビニルか
らなる群から選ばれ、有機基の少なくとも78
%がメチルであり、2%以下がビニルである
ポリジオルガノシロキサンガム100重量部
(ただし、ポリジオルガノシロキサンガムの
全含有重量基準で少なくとも25重量%上に1
分子当り平均少なくとも2個のビニル基が含
まれるものとする)、 (B) 50m2/g以上の表面積を有する強化用シリ
カ充填剤20〜60重量部、 (B′) 25℃において1.0pa.s以下の粘度を有し、
有機基がメチル及びフエニルからなる群か
ら選ばれ、ヒドロキシル基末端封鎖ポリジ
オルガノシロキサン液1〜20重量部、 (C) 平均単位式 (式中、Rはメチル又はフエニルであり、Vi
はビニルであり、xは1.0以上2.0以下の値を
有し、yは平均1〜20重量%のヒドロキシル
基含有率となる値を有し、zは平均1〜31重
量%のビニル基含有率となる値を有する)を
有し、かつ、(A)に可溶性である、ヒドロキシ
ル化されたオルガノ珪素化合物0.1〜5重量
部と、 (D) 炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム及
びアンモニアからなる群から選ばれる物質
0.01〜2重量部 とを加え、しかる後 () 上記混合物を10分〜4時間100〜175℃の温
度に加熱し、しかる後 () 125℃以下の温度に冷却し、次いで () (C)のヒドロキシル化されたオルガノ珪素化
合物0.1〜2.5重量部を加えることを特徴とする
方法。 発明の背景 発明の分野 本発明は、改良されたシリコーンゴムベース組
成物の製造法に関する。本方法により、充填剤で
増量した際に改良された物理的性状、特に良好な
引張り強度を有する製品が得られる。 従来技術についての説明 ヒドロキシル基を含むシロキサン化合物が、シ
リコーンゴム組成物に添加された際に有用な添加
剤となりうることは公知である。1959年6月9日
付でコンクル(Konkle)、マツカード
(McHard)及びポルマンチール(Polmanteer)
に発行された米国特許第2890188号は、オルガノ
ポリシロキサンと、高表面積のシリカ充填剤とを
含むシリコーン組成物のクレープ硬化(crepe−
hardening)が、ヒドロキシル化されたオルガノ
シランの添加によつて防止可能であることを教示
している。 1966年8月23日付でブラウン(Brown)に発行
された米国特許第3268473号は、オルガノ珪素ポ
リマー、充填剤、珪素結合ヒドロキシル基含有オ
ルガノ珪素化合物、及び炭酸アンモニウムと重炭
酸アンモニウムとからなる群から選ばれる塩の混
合物を加熱することを包含する安定なオルガノシ
ロキサン混合物の製造法を教示している。 1972年10月3日付で発行された米国特許第
3696068号において、クリーマー(Creamer)
は、約0.01ないし約1.0重量%のビニルシロキシ
単位を含む100重量部のジオルガノポリシロキサ
ンガムと、式R3SiO0.5の末端封鎖シロキサン単位
を有する約0.5ないし約5重量部の線状ビニル含
有ジハイドロカーボンシロキサンコポリマーとを
含む熱硬化性シリコーンガムストツク
(gumstock)組成物を開示している。該特許明細
書に記載の例では、ミルを用いてビニル基を含む
ポリジメチルシロキサンガムストツク、シリカ充
填剤、及び線状のヒドロキシ末端停止ジメチルシ
ロキサン油を混合している。次いで室温で24時間
熟成した後、この混合物に熱ロール処理を施す。
冷却後、この物質を、トリオルガノシロキサン単
位で末端ブロツクされた線状のビニル含有ジハイ
ドロカーボンシロキサンコポリマー及び触媒とを
混合している。硬化させたゴムは、低圧縮永久歪
と高引裂き強度との独特の組合せを有している。 1977年10月4日付で発行された米国特許第
4052357号において、マリニツク(Marinik)
は、高モジユラスと高引裂き強度とを組合せて有
するシリコーンゴム組成物の製造方法を教示して
いる。マリニツクの方法は、ポリジオルガノシロ
キサンガム、強化用シリカ充填剤、10〜50%のフ
エニル基と2〜20%のビニル基とを含むヒドロキ
シル化ジオルガノ珪素化合物、及び繊維化した高
炉残滓を混合し、次いでこの混合物を加熱するこ
とから本質的になるものである。次にこの生成物
に対してビニル専用(vinyl specific)の有機過
酸化物を触媒として加えてから、硬化させてシリ
コーンゴムを得ている。 発明の要旨 本発明は、増量用充填剤と後で混合しうるシリ
コーンゴム組成物を製造する特定の方法に関す
る。硬化させた増量剤含有シリコーンゴムは、本
発明の方法によらないものに較べて、加硫後の引
張り強度が高い。 ポリジオルガノシロキサンガムと被処理強化用
充填剤との混合物中に、ヒドロキシル化されたビ
ニル含有オルガノ珪素化合物を2回のインクレメ
ントに分け、加熱工程の前に1インクレメント、
そして加熱工程の後に1インクレメントを加える
ことにより、独特の組成物が得られる。この組成
物をさらに増量用充填剤及び触媒と混合し、次い
で加硫処理すると、加硫後のシリコーンゴムの引
張り強度は、本発明の方法によらないものよりも
高い。加硫ずみのシリコーンゴムに対するポスト
硬化を行わなくても、改良された引張り強度が得
られる。 発明についての説明 本発明は、 ()(A)有機器がメチル、フエニル、ビニル及び
3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群か
ら選ばれ、有機基の少なくとも50%がメチルであ
り、そして2%以下がビニルである、25℃におい
て1000Pa.s以上の粘度を有するポリジオルガノシ
ロキサンガム100重量部、(B)50m2/g以上の表面積
を有する被処理シリカ強化用充填剤10〜85重量
部、(C)平均単位式 (式中、Rはメチル、フエニル又は3,3,3−
トリフルオロプロピルであり、Viはビニルであ
り、xは1.0以上2.0以下の値を有し、yは平均1
〜20重量%のヒドロキシル基含有率となる値を有
し、zは平均1〜31重量%のビニル基含有率とな
る値を有する)を有し、かつ、(A)に可溶性である
ヒドロキシル化されたオルガノ珪素化合物0.1〜
5重量部を混合し、次いで()この混合物を10分
ないし10日間60゜〜250℃の温度に加熱し、次い
で()125℃以下の温度に冷却し、次いで()(C)の
ヒドロキシル化オルガノ珪素化合物0.1〜2.5重量
部を加えることからなる、シリコーンゴムベース
組成物の製造法に関するものである。 加熱によつて加硫され、エラストマーを生じう
るシリコーンゴム組成物は、当業界において周知
である。これらの組成物には、性状プロフイルを
変えること、及びコストを下げることを目的とし
て、増量用充填剤と混合できるものが若干ある。
シリコーンゴム組成物を増量用充填剤と混合して
から加硫すると、通常引張り強度の低下が起こ
る。この低下の少なくとも一部を取戻すと知られ
ている一つの方法は、加硫の過程における硬化に
加え、ゴムをさらにポスト硬化することである。
この付加的硬化は、プロセスにおける別の工程で
あつて、最終製品のコストに上積みされる。本発
明の方法は、増量用充填剤と混合することができ
る製品の得られる新規な方法である。このような
製品は、加硫により、この新規な方法によらない
同じような製品に比較して、より改良された引張
り強度を有するシリコーンゴムを生成することが
できる。この改良された引張り強度を得るのに、
本発明の硬化生成物に対するポスト硬化処理は不
必要である。 本発明に用いられるポリジオルガノシロキサン
ガム(A)は、当業界において周知である。これらの
ガムは、例えばジメチルシロキサン単位、フエニ
ルメチルシロキサン単位、ジフエニルシロキサン
単位、メチルビニルシロキサン単位、及び3,
3,3−トリフルオロプロピルメチルシロキサン
単位のような反復ジオルガノシロキサン単位であ
る。ポリジオルガノシロキサンガムの範囲内に
は、モノオルガノシロキサン単位やSiO2単位の
ような他の単位も含まれることによつて、若干の
ポリマーの枝分れをもたらしうるが、その量は微
量であるにすぎない。これらのポリジオルガノシ
ロキサンガムは、ヒドロキシル基、又は例えばト
リメチルシロキシ単位、ジメチルビニルシロキシ
単位及びフエニルメチルビニルシロキシ単位のよ
うなトリオルガノシロキシ単位によつて末端停止
されてよい。ガムは、25℃において1000Pa.s以
上、好ましくは5000Pa.s以上の粘度を有する。有
機基の少なくとも50%はメチル基であり、有機基
の2%以下はビニル基である。好ましいポリジオ
ルガノシロキサンガムは、ビニル基を含むポリジ
メチルシロキサンガムである。 本発明に用いられる強化用シリカ充填剤(B)は、
当業界においてシリコーンゴムの強化用に有用で
あると知られているものである。好ましい充填剤
は、50m2/g以上の表面積を有する珪酸質粒子で
構成され、ヒユームシリカ、沈降シリカ及びシリ
カエーロゲルとして入手できる。好ましいシリカ
は、100m2/g以上の表面積を有するヒユームシリ
カと沈降シリカである。クレープ硬化として知ら
れている、シリカとポリジオルガノシロキサンガ
ムとの間の相互作用を防止するため処理を強化用
シリカに施す。被処理強化用シリカ充填剤は、予
備処理によることもできるし、又は混合物製造の
過程において、その場で処理されてもよい。予備
処理される強化用シリカ充填剤は、処理剤として
オルガノシラン、オルガノシロキサン及びシラザ
ンを用いる慣用の従来技法のうちの任意の一方法
により、これを処理することができる。被処理強
化用シリカの製造方法は、1969年2月25日付でポ
ルマンチールに発行された米国特許第3122516
号、1967年8月1日付でブラウン及びハイド
(Hyde)に発行された米国特許第3334062号、
1972年1月18日付でスミス(Smith)に発行され
た米国特許第3635743号、及び1977年11月30日付
でハルテージ(Hartage)に発行された米国特許
第3624023号に開示されている。これらの特許明
細書は、被処理強化用シリカ充填剤の製法を示す
ものとして、本明細書の一部として参照すべきも
のとする。被処理強化用シリカ充填剤の量は、ポ
リジオルガノシロキサンガム100重量部を基準に
して、10ないし85重量部とすることができる。強
化用シリカ充填剤の好ましい量は20ないし60重量
部である。 もし、強化用充填剤を前記のように処理しない
ときには、混合工程()の間において、その場で
強化用シリカの処理を行い、被処理強化用シリカ
充填剤を得ることが必要である。強化用シリカに
対するその場でその処理は、工程()の過程にお
いて、クレープ硬化防止剤を加えることによつて
行うことができる。有用なクレープ硬化防止剤は
当業界で周知である。シラン、シラザン及び低分
子量シロキサンがこれに包含される。強化用充填
剤の表面に存在しているヒドロキシル基と反応で
きるように、典型的にはヒドロキシル又はアルコ
キシ基で末端ブロツクされた短鎖のシロキサンが
しばしば利用される。クレープ硬化防止剤に含ま
れる有機基は、メチル、フエニル、又は3,3,
3−トリフルオロプロピルであつてよい。クレー
プ硬化防止剤の使用量は、選択される個々のクレ
ープ硬化防止剤と、用いる強化用充填剤の種類及
び量とによつて若干変動する。強化用充填剤の使
用量を多くすれば、クレープ硬化防止剤の使用量
を増加する必要がある。強化用充填剤の表面積が
大きいほど、クレープ硬化防止剤を余分に用いな
くてはならない。クレープ硬化防止剤と強化用充
填剤との正しい組合せを決める方法は、当業界で
公知である。ヒドロキシル基末端封鎖ポリジオル
ガノシロキサン液をクレープ硬化防止剤として用
いるならば、その量はポリジオルガノシロキサン
ガム100重量部に対して1〜20重量部の範囲内で
ある。このようにヒドロキシル基末端封鎖ポリジ
オルガノシロキサン液の粘度は、好ましくは25℃
において1.0Pa.s以下であり、その有機基はメチ
ル基及びフエニル基から選ばれる。 本発明の方法では、ビニル基を含むヒドロキシ
ル化されたオルガノ珪素化合物(C)を、本方法の工
程中二つの異なる時点において添加しなくてはな
らない。本発明に有用なヒドロキシル化されたオ
ルガノ珪素化合物は新規なものではなく、それら
を用いて予想外にすぐれた結果を生み出すことが
本発明の基盤をなすのである。 本発明に有用なヒドロキシル化されたオルガノ
珪素化合物(C)は、式 (式中、Rはメチル、フエニル又は3,3,3−
トリフルオロプロピルであり、Viはビニルであ
り、xは1.0以上2.0以下の値を有し、yは平均1
〜20重量%のヒドロキシル基含有率となるような
値を有し、zは平均1〜31重量%のビニル基含有
率となる値を有する)を有し、そしてこの化合物
は(A)に可溶性である。(C)の化合物は、低分子量の
液又は樹脂であつてよい。(C)が確実にミツクス中
に万遍なく分散するためには、(A)に可溶性でなく
てはならない。(C)の化合物は、線状もしくは枝分
れのシロキサノールか、又はヒドロキシル基を含
むシロキサン樹脂であつてよい。このものは単一
の物質でも、又はその混合物であつてもよい。 (C)の好ましいヒドロキシル化化合物は、25℃の
粘度が0.5Pa.s以下であり、ヒドロキシル基末端
封鎖ポリジオルガノシロキサンである。オルガノ
基はメチル、ビニル、フエニル及び3,3,3−
トリフルオロプロピルからビニル基含有量が必要
の量となるように選ばれる。ヒドロキシル基末端
封鎖ポリジオルガノシロキサンガムは、適当なク
ロロシランを加水分解してから生成物を回収する
周知の方法で製造することができる。 ヒドロキシル基を含むシロキサン樹脂は、適当
なクロロシランを溶剤中で加水分解する周知の方
法で製造することができる。溶剤を除去して得ら
れる低分子量の生成物は、シリコーンゴム組成物
に混合することができる。原料としてのクロロシ
ランは、モノオルガノクロロシラン、ジオルガノ
ジクロロシラン、又はトリオルガノモノクロロシ
ランの混合物から選ばれる。 本発明の方法で製造される組成物の価値及び特
異性は、増量用充填剤を組成物に含ませた際に明
白になる。本発明の目的に適う増量用充填剤は、
シリコーンゴムの増量に有用な、50m2/g以下の
表面積を有する充填剤である。本発明に最も好適
な増量用充填剤は、珪酸質物質のように、その表
面上にヒドロキシル基を有しているものであると
考察される。微細に粉砕された石英、珪藻土及び
クレーは、入手しやすく、かつ、価格が低兼であ
るので特に有用である。 硬化させたシリコーンゴムの物理的性状は、組
成物に用いられた増量用充填剤の種別及び量によ
つて影響される。普通、増量用充填剤の添加量が
増加すると、ジユロメーター硬度が増加し、引張
り強度が低下し、そして伸び率が下がる。このよ
うな影響の大きさは、増量用充填剤のタイプ及び
シリコーンゴム混合物の特性によつて左右され
る。 本発明の方法により、独特のシリコーンゴム組
成物が製造される。上記のごとく増量用充填剤を
加えても、引張り強度は低下しない。ポリジオル
ガノシロキサンガム100部当り250部といつた多量
の増量用充填剤を加えても、引張り強度が著るし
く低下することはない。増量用充填剤の好ましい
量は、コストを有意に低下させるのに必要とされ
る20重量部から150重量部までである。増量用充
填剤の使用量についての有効最大限度は、もはや
ゴムが所要の目的に役立たなくなる点まで組成物
の伸び率が低下した時の量を見ることによつてき
められる。増量用充填剤の最の好ましい量及び種
類は、シリコーンゴムの最終用途についての条件
によつてきまる。 本発明の組成物は、シリコーンゴムを加硫する
任意の周知の方法で加硫される。好ましい方法
は、ポリジオルガノシロキサンガムの加硫に適す
る有機過酸化物加硫剤を用いる方法である。もし
も、ポリジオルガノシロキサンガムがビニル基を
いつさい含まないものであれば、このようなポリ
ジオルガノシロキサン内に反応を起こさせるのに
有効な有機過酸化物を用いて加硫を行わなくては
ならない。この種の有機過酸化物は、「非ビニル
専用」(“non−vinyl specific”)として分類され
る。例えばベンゾイルペルオキシド、ジクミルペ
ルオキシド、及び2,4−ジクロロベンゾイルペ
ルオキシドのような有機過酸化物によつて代表さ
れる。もしも、ポリジオルガノシロキサンがビニ
ル基を含むものであれば、「非ビニル専用」又は
「ビニル専用」各有機過酸化物のいずれによつて
も加硫可能である。代表的なビニル専用有機過酸
化物は、ジ−tert−ブチルペルオキシド及び2,
5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,5−
ジメチルヘキサンである。すべてのこれらの有機
過酸化物加硫剤及びそれらの性状は、当業界にお
いて周知である。硬化後のシリコーンゴムの性状
は、組成物を硬化させるのに用いられる加硫剤の
タイプ及び量によつて変えることができる。かか
る選択に起因する典型的な変化は、当業界でよく
知られている。有機過酸化物加硫剤の含有量は、
ポリジオルガノシロキサンガム100重量部に対し
て0.1〜5、好ましくは0.5〜2.0重量部である。好
ましいビニル専用の触媒は、2,5−ビス(tert
−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサ
ンである。 本発明の方法で製造される組成物には、熱安定
性、加工性、永久歪、耐油性、難燃性等を改善す
るためにシリコーンゴムに普通用いられる小割合
量の添加剤を含ませることもできる。有用である
と認められた特定の添加剤は、1980年3月6日に
公告されたドイツ特許公開明細書第2934203号に
開示されているような、組成物を加硫すべき対象
基材に接着させるその接着性を改善する添加剤で
ある。この接着添加剤は、式 (式中、R′は水素及びメチル基からなる群から選
ばれ、R″は炭酸数が1以上4以下であるアルキ
レン基であり、Xは炭酸数1以上3以下の低級ア
ルコキシ基とアセトキシ基とからなる群に属する
基であり、そしてaは0以上2以下である)のア
クリルオキシアルキルシランからなつている。こ
の接着添加剤は、ポリジオルガノシロキサンガム
100部当り0.1以上ないし1.5重量部のアクリルオ
キシアルキルシランの量において有用である。こ
れらの添加剤については、1971年3月2日付でプ
ルードデマンPlueddemann)及びクラーク
(Clark)に発行された、シランとその製法とに
関する米国特許第3567497号に開示されている。
好ましいγ−メタクリルオキシプロピルトリメト
キシシランは市販されている。 本発明の方法は、ポリジオルガノシロキサンガ
ム(A)、被処理強化用充填剤(B)、及びヒドロキシル
化されたオルガノ珪素化合物(C)の混合を工程()
として行うことを含む。工程()は、例えばドウ
ミキサー、バンバリーミキサー又は2本ロール式
ミルのように、シリコーンゴムの製造に常用され
るミキサー内で実施することができる。任意の順
序で成分を混合できるが、最初に(A)をミキサーに
入れ、他の添加剤、例えば可塑剤、顔料又は熱安
定剤を加え、そして次に(B)を加えるのが好ましい
方法である。もしも、(B)の処理をその場で行うと
すれば、混合物に加えた時にクレープ硬化防止剤
がシリカ表面と反応できるように、クレープ硬化
防止剤をシリカの添加に先立ち、又はそれと同時
に加えることが必要である。好ましい方法は、
(A)、添加剤、及びクレープ硬化防止剤を混合する
方法である。これらが分散した後、(B)をインクレ
メントに分けて添加し、次のインクレメントを添
加する前に、混合物中に万遍なく(B)が分散される
ように各インクレメントを混合する。すべての(B)
が添加され、混合物中に万遍なく均一に分散し終
つた後、(c)を加える。(c)の量は、ポリジオルガノ
シロキサンガム100重量部に対して0.1〜5、好ま
しくは0.25〜1.5重量部である。工程()における
この好ましい添加順序を用いて製造されたシリコ
ーンゴム組成物は、増量用充填剤と混合してから
硬化した際に、比較的高い引張り強度を有してい
る。 混合工程()で得られる混合物を次に10分ない
し10日間60゜〜250℃の温度に加熱する。この加
熱工程()により、成分間の反応が起こり、それ
によつて生成物は貯蔵時に安定となる。反応に要
する時間は温度によつて左右され、温度が低いほ
ど長時間を必要とする。また、1966年8月23日付
で発行された、加熱工程とその効果に関する米国
特許第3268473号でブラウンが教示しているよう
に、この反応は炭酸アンモニウム又は重炭酸アン
モニウムのような物質を0.01〜2重量部添加する
ことによつて促進される。同じ量のアンモニウム
を用いることもできる。促進剤を加えた場合に
は、工程()は10分ないし4時間100゜〜175℃の
温度とするのが望ましい。 加熱工程()を通じて混合操作を継続し、熱の
伝導を助けるのが望ましい。この時点では、低揮
発性のポリジオルガノシロキサンが含まれている
可能性があるので、ミキサーが密封されていれ
ば、その上部を一部減圧にし、ならびに不活性ガ
スを混合中の組成物の上部空間内に導入すること
により、揮発物が蓄積する機会を絶無となし、引
火又は爆発の恐れをなくすことが普通行われる。 加熱工程()を終つた後、工程()において混
合物を125℃以下の温度に冷却し、次いで追加量
の(C)を工程()で加える。もしも、ヒドロキシル
化されたオルガノ珪素化合物の引火点又は沸点以
上の温度に混合物が加熱されていたならば、上記
の添加を行う前に混合物をその温度よりも低く冷
却しておくべきである。添加処理は冷却直後に行
つてもよく、またはそれよりも後で行つてもよ
い。添加に都合のよい時点は、混合物がまだ混合
装置内にある間の冷却直後である。この局面にお
いて混合物を貯蔵し、後刻増量用充填剤及び加硫
剤と混合することができる。あるいはまた、工程
()の終つた時点における混合物を貯蔵すること
ができ、その場合には、2回目のオルガノ珪素化
合物の添加を増量用充填剤の添加と同時に行えば
よい。有機過酸化物加硫剤は温度に対して敏感で
あるため、最終工程として添加するのが望まし
く、また、この時点における混合物の温度を調節
することが必要である。 もしも、アクリルオキシアルキルシラン系接着
添加剤が組成物に含まれることが所望されるなら
ば、冷却工程()が終つた後の任意の時点でそれ
を加えることができる。接着添加剤の添加は、工
程()で得られた混合物に対して行うこともでき
るし、あるいは工程()もしくは工程()の最
中、又は工程()の後に行つてもよい。 本発明のシリコーンゴム組成物は、任意の適当
な手段で硬化することができる。有機過酸化物加
硫剤を含む組成物を加熱するのが好ましい方法で
ある。組成物の加硫を惹起するのに要する時間及
び温度は、選択された有機過酸化物加硫剤、加熱
の方法、組成物を所望の形状に成形する方法、及
び最終部材の厚さによつて変わる。所与の条件の
組合せに対する適切な温度は、シリコーンゴムの
技術分野において周知である。典型的な温度は、
成形操作には110゜〜175℃であり、そして連続熱
風加硫操作に用いるオーブンに対しては350℃と
いつた高温である。 所望の形状に組成物を成形することは、支持材
を使用する場合と、使用しない場合との両者にお
けるプレス成形、射出成形、カレンダー加工及び
押出しといつた、周知のエラストマー性硬化組成
物成形法によつて行うことができる。 本発明の方法によるときは、従来の公知の方法
で製造される同じ組成物に比較して、改良された
引張り強度を有する組成物が得られる。この改良
された組成物は、例えば高温用途向けの成形部
材、ガスケツト、Oリング、ダイヤフラム、チユ
ーブ及び絶縁電線のごとく、シリコーンゴムにつ
いて普通知られている用途に適したエラストマー
性物品の製造に有用である。 以下に記載の例は本発明を単に説明するために
ものであつて、別添の請求の範囲に適法に記載さ
れた本発明を限定するためのものではない。例中
に記載の部はすべて重量部である。供試シートの
物理的性状は、引張り強度及び伸び率については
ASTM−D412、ジユロメーター、シヨアーAス
ケールについてはASTM−D2240にそれぞれ記載
の方法に従つてこれを測定した。 例 1 本発明の方法に従つてシリコーンゴム組成物を
製造した。 ドウミキサーを用い、ゴムに含まれる有機基の
百分率として99.85%のメチル基及び0.15%のビ
ニル基を含む。ジメチルビニルシロキシ基末端封
鎖ポリジオルガノシロキサンガム(ガムA)70
部、ヒドロキシル基末端封鎖ポリジメチルシロキ
サンガム(ガムB)30部、粘度25℃において約
0.04Pa.sであり、約3.25重量%のヒドロキシル基
を含む、ヒドロキシル基末端封鎖ポリジメチルシ
ロキサン液(液A)3部、粘度が25℃において約
0.5Pa.sであり、約4.5重量%のヒドロキシル基を
含む、ヒドロキシル基末端封鎖ポリメチルフエニ
ルシロキサン液(液B)5部、約16重量%のヒド
ロキシル基及び約10重量%のビニル基の割合でメ
チル基及びビニル基を含む。ヒドロキシル基末端
封鎖ポリジオルガノシロキサン(化合物A)0.5
部、約250m2/gの表面積を有する強化用シリカ29
部、及び炭酸アンモニウム0.05部を混合して「ベ
ース」を製造した。ミキサー内で混合物を約150
℃に約1時間加熱し、次いで冷却してから取出し
た。この時点における混合物を「ベース」と呼ぶ
ことにする。 上記のベースを小分けして用い、その一つを各
100部とする。次に2本ロール式ゴム混練ミルを
用い、ベース100部を平均粒径10μmの石英粉末
からなる増量用充填剤60部、表に記載する量
(部)の化合物(A)、表に記載する量(部)の、
ガムA90重量%と硼酸10重量%との混合物からな
る加工助剤(handling additive)、及び0.6部の
2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,
5−ジメチルヘキサンからなる触媒と混合した。 得られたシリコーンゴム組成物を次に170℃で
10分間プレス成形した。試験の結果を表に示
す。 これらの試験結果は、加熱工程の後で、メチル
基及びビニル基を含む、ヒドロキシル基末端封鎖
ポリジオルガノシロキサン、化合物Aを組成物に
加えた場合、石英粉末で増量したベースの引張り
強度が著るしく高められることを示している。加
工助剤の存在又は不在によつて、引張り強度にこ
のような変化が起こり得ないことは、過去の経験
的実験から明らかである。 別のバツチの化合物A、同じく異なるバツチの
ベースを用いてこの実験を繰返したところ、いず
れの場合にも同じような結果が得られた。
において、順を追い ()(A) 25℃において1000Pa.s以上の粘度を有
し、有機基がメチル、フエニル、ビニル、及
び3,3,3−トリフルオロプロピルからな
る群から選ばれ、そして有機基の少なくとも
50%がメチルであり、2%以下がビニルであ
るポリジオルガノシロキサンガム100重量
部、 (B) 50m2/g以上の表面積を有する処理済シリ
カ強化用充填剤10〜85重量部、 (C) 平均単位式 (式中、Rはメチル、フエニル又は3,3,
3−トリフルオロプロピルであり、Viはビ
ニルであり、xは1.0以上2.0以下の値を有
し、yは平均1〜20重量%のヒドロキシル基
含有率となる値を有し、zは平均1〜31重量
%のビニル基含有率となる値を有する)を有
し、かつ、化合物(A)に可溶性のヒドロキシル
化されたオルガノ珪素化合物0.1〜5重量部 を混合し、 () 上記混合物を10分〜10日間60゜〜250℃の
温度に加熱し、そして次に () 125℃以下の温度に冷却し、次いで () (C)のヒドロキシル化されたオルガノ珪素化
合物0.1〜2.5重量部を加えることを特徴とする
方法。 2 工程()の後に、()50m2/g以下の表面積を
有する増量用充填剤1〜250重量部を加えること
をさらに含む特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 シリコーンゴムベース組成物を製造する方法
において、順を追い ()(A) 25℃において1000Pa.s以上の粘度を有
し、有機基がメチル、フエニル及びビニルか
らなる群から選ばれ、有機基の少なくとも78
%がメチルであり、2%以下がビニルである
ポリジオルガノシロキサンガム100重量部
(ただし、ポリジオルガノシロキサンガムの
全含有重量基準で少なくとも25重量%上に1
分子当り平均少なくとも2個のビニル基が含
まれるものとする)、 (B) 50m2/g以上の表面積を有する強化用シリ
カ充填剤20〜60重量部、 (B′) 25℃において1.0pa.s以下の粘度を有し、
有機基がメチル及びフエニルからなる群か
ら選ばれ、ヒドロキシル基末端封鎖ポリジ
オルガノシロキサン液1〜20重量部、 (C) 平均単位式 (式中、Rはメチル又はフエニルであり、Vi
はビニルであり、xは1.0以上2.0以下の値を
有し、yは平均1〜20重量%のヒドロキシル
基含有率となる値を有し、zは平均1〜31重
量%のビニル基含有率となる値を有する)を
有し、かつ、(A)に可溶性である、ヒドロキシ
ル化されたオルガノ珪素化合物0.1〜5重量
部と、 (D) 炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム及
びアンモニアからなる群から選ばれる物質
0.01〜2重量部 とを加え、しかる後 () 上記混合物を10分〜4時間100〜175℃の温
度に加熱し、しかる後 () 125℃以下の温度に冷却し、次いで () (C)のヒドロキシル化されたオルガノ珪素化
合物0.1〜2.5重量部を加えることを特徴とする
方法。 発明の背景 発明の分野 本発明は、改良されたシリコーンゴムベース組
成物の製造法に関する。本方法により、充填剤で
増量した際に改良された物理的性状、特に良好な
引張り強度を有する製品が得られる。 従来技術についての説明 ヒドロキシル基を含むシロキサン化合物が、シ
リコーンゴム組成物に添加された際に有用な添加
剤となりうることは公知である。1959年6月9日
付でコンクル(Konkle)、マツカード
(McHard)及びポルマンチール(Polmanteer)
に発行された米国特許第2890188号は、オルガノ
ポリシロキサンと、高表面積のシリカ充填剤とを
含むシリコーン組成物のクレープ硬化(crepe−
hardening)が、ヒドロキシル化されたオルガノ
シランの添加によつて防止可能であることを教示
している。 1966年8月23日付でブラウン(Brown)に発行
された米国特許第3268473号は、オルガノ珪素ポ
リマー、充填剤、珪素結合ヒドロキシル基含有オ
ルガノ珪素化合物、及び炭酸アンモニウムと重炭
酸アンモニウムとからなる群から選ばれる塩の混
合物を加熱することを包含する安定なオルガノシ
ロキサン混合物の製造法を教示している。 1972年10月3日付で発行された米国特許第
3696068号において、クリーマー(Creamer)
は、約0.01ないし約1.0重量%のビニルシロキシ
単位を含む100重量部のジオルガノポリシロキサ
ンガムと、式R3SiO0.5の末端封鎖シロキサン単位
を有する約0.5ないし約5重量部の線状ビニル含
有ジハイドロカーボンシロキサンコポリマーとを
含む熱硬化性シリコーンガムストツク
(gumstock)組成物を開示している。該特許明細
書に記載の例では、ミルを用いてビニル基を含む
ポリジメチルシロキサンガムストツク、シリカ充
填剤、及び線状のヒドロキシ末端停止ジメチルシ
ロキサン油を混合している。次いで室温で24時間
熟成した後、この混合物に熱ロール処理を施す。
冷却後、この物質を、トリオルガノシロキサン単
位で末端ブロツクされた線状のビニル含有ジハイ
ドロカーボンシロキサンコポリマー及び触媒とを
混合している。硬化させたゴムは、低圧縮永久歪
と高引裂き強度との独特の組合せを有している。 1977年10月4日付で発行された米国特許第
4052357号において、マリニツク(Marinik)
は、高モジユラスと高引裂き強度とを組合せて有
するシリコーンゴム組成物の製造方法を教示して
いる。マリニツクの方法は、ポリジオルガノシロ
キサンガム、強化用シリカ充填剤、10〜50%のフ
エニル基と2〜20%のビニル基とを含むヒドロキ
シル化ジオルガノ珪素化合物、及び繊維化した高
炉残滓を混合し、次いでこの混合物を加熱するこ
とから本質的になるものである。次にこの生成物
に対してビニル専用(vinyl specific)の有機過
酸化物を触媒として加えてから、硬化させてシリ
コーンゴムを得ている。 発明の要旨 本発明は、増量用充填剤と後で混合しうるシリ
コーンゴム組成物を製造する特定の方法に関す
る。硬化させた増量剤含有シリコーンゴムは、本
発明の方法によらないものに較べて、加硫後の引
張り強度が高い。 ポリジオルガノシロキサンガムと被処理強化用
充填剤との混合物中に、ヒドロキシル化されたビ
ニル含有オルガノ珪素化合物を2回のインクレメ
ントに分け、加熱工程の前に1インクレメント、
そして加熱工程の後に1インクレメントを加える
ことにより、独特の組成物が得られる。この組成
物をさらに増量用充填剤及び触媒と混合し、次い
で加硫処理すると、加硫後のシリコーンゴムの引
張り強度は、本発明の方法によらないものよりも
高い。加硫ずみのシリコーンゴムに対するポスト
硬化を行わなくても、改良された引張り強度が得
られる。 発明についての説明 本発明は、 ()(A)有機器がメチル、フエニル、ビニル及び
3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群か
ら選ばれ、有機基の少なくとも50%がメチルであ
り、そして2%以下がビニルである、25℃におい
て1000Pa.s以上の粘度を有するポリジオルガノシ
ロキサンガム100重量部、(B)50m2/g以上の表面積
を有する被処理シリカ強化用充填剤10〜85重量
部、(C)平均単位式 (式中、Rはメチル、フエニル又は3,3,3−
トリフルオロプロピルであり、Viはビニルであ
り、xは1.0以上2.0以下の値を有し、yは平均1
〜20重量%のヒドロキシル基含有率となる値を有
し、zは平均1〜31重量%のビニル基含有率とな
る値を有する)を有し、かつ、(A)に可溶性である
ヒドロキシル化されたオルガノ珪素化合物0.1〜
5重量部を混合し、次いで()この混合物を10分
ないし10日間60゜〜250℃の温度に加熱し、次い
で()125℃以下の温度に冷却し、次いで()(C)の
ヒドロキシル化オルガノ珪素化合物0.1〜2.5重量
部を加えることからなる、シリコーンゴムベース
組成物の製造法に関するものである。 加熱によつて加硫され、エラストマーを生じう
るシリコーンゴム組成物は、当業界において周知
である。これらの組成物には、性状プロフイルを
変えること、及びコストを下げることを目的とし
て、増量用充填剤と混合できるものが若干ある。
シリコーンゴム組成物を増量用充填剤と混合して
から加硫すると、通常引張り強度の低下が起こ
る。この低下の少なくとも一部を取戻すと知られ
ている一つの方法は、加硫の過程における硬化に
加え、ゴムをさらにポスト硬化することである。
この付加的硬化は、プロセスにおける別の工程で
あつて、最終製品のコストに上積みされる。本発
明の方法は、増量用充填剤と混合することができ
る製品の得られる新規な方法である。このような
製品は、加硫により、この新規な方法によらない
同じような製品に比較して、より改良された引張
り強度を有するシリコーンゴムを生成することが
できる。この改良された引張り強度を得るのに、
本発明の硬化生成物に対するポスト硬化処理は不
必要である。 本発明に用いられるポリジオルガノシロキサン
ガム(A)は、当業界において周知である。これらの
ガムは、例えばジメチルシロキサン単位、フエニ
ルメチルシロキサン単位、ジフエニルシロキサン
単位、メチルビニルシロキサン単位、及び3,
3,3−トリフルオロプロピルメチルシロキサン
単位のような反復ジオルガノシロキサン単位であ
る。ポリジオルガノシロキサンガムの範囲内に
は、モノオルガノシロキサン単位やSiO2単位の
ような他の単位も含まれることによつて、若干の
ポリマーの枝分れをもたらしうるが、その量は微
量であるにすぎない。これらのポリジオルガノシ
ロキサンガムは、ヒドロキシル基、又は例えばト
リメチルシロキシ単位、ジメチルビニルシロキシ
単位及びフエニルメチルビニルシロキシ単位のよ
うなトリオルガノシロキシ単位によつて末端停止
されてよい。ガムは、25℃において1000Pa.s以
上、好ましくは5000Pa.s以上の粘度を有する。有
機基の少なくとも50%はメチル基であり、有機基
の2%以下はビニル基である。好ましいポリジオ
ルガノシロキサンガムは、ビニル基を含むポリジ
メチルシロキサンガムである。 本発明に用いられる強化用シリカ充填剤(B)は、
当業界においてシリコーンゴムの強化用に有用で
あると知られているものである。好ましい充填剤
は、50m2/g以上の表面積を有する珪酸質粒子で
構成され、ヒユームシリカ、沈降シリカ及びシリ
カエーロゲルとして入手できる。好ましいシリカ
は、100m2/g以上の表面積を有するヒユームシリ
カと沈降シリカである。クレープ硬化として知ら
れている、シリカとポリジオルガノシロキサンガ
ムとの間の相互作用を防止するため処理を強化用
シリカに施す。被処理強化用シリカ充填剤は、予
備処理によることもできるし、又は混合物製造の
過程において、その場で処理されてもよい。予備
処理される強化用シリカ充填剤は、処理剤として
オルガノシラン、オルガノシロキサン及びシラザ
ンを用いる慣用の従来技法のうちの任意の一方法
により、これを処理することができる。被処理強
化用シリカの製造方法は、1969年2月25日付でポ
ルマンチールに発行された米国特許第3122516
号、1967年8月1日付でブラウン及びハイド
(Hyde)に発行された米国特許第3334062号、
1972年1月18日付でスミス(Smith)に発行され
た米国特許第3635743号、及び1977年11月30日付
でハルテージ(Hartage)に発行された米国特許
第3624023号に開示されている。これらの特許明
細書は、被処理強化用シリカ充填剤の製法を示す
ものとして、本明細書の一部として参照すべきも
のとする。被処理強化用シリカ充填剤の量は、ポ
リジオルガノシロキサンガム100重量部を基準に
して、10ないし85重量部とすることができる。強
化用シリカ充填剤の好ましい量は20ないし60重量
部である。 もし、強化用充填剤を前記のように処理しない
ときには、混合工程()の間において、その場で
強化用シリカの処理を行い、被処理強化用シリカ
充填剤を得ることが必要である。強化用シリカに
対するその場でその処理は、工程()の過程にお
いて、クレープ硬化防止剤を加えることによつて
行うことができる。有用なクレープ硬化防止剤は
当業界で周知である。シラン、シラザン及び低分
子量シロキサンがこれに包含される。強化用充填
剤の表面に存在しているヒドロキシル基と反応で
きるように、典型的にはヒドロキシル又はアルコ
キシ基で末端ブロツクされた短鎖のシロキサンが
しばしば利用される。クレープ硬化防止剤に含ま
れる有機基は、メチル、フエニル、又は3,3,
3−トリフルオロプロピルであつてよい。クレー
プ硬化防止剤の使用量は、選択される個々のクレ
ープ硬化防止剤と、用いる強化用充填剤の種類及
び量とによつて若干変動する。強化用充填剤の使
用量を多くすれば、クレープ硬化防止剤の使用量
を増加する必要がある。強化用充填剤の表面積が
大きいほど、クレープ硬化防止剤を余分に用いな
くてはならない。クレープ硬化防止剤と強化用充
填剤との正しい組合せを決める方法は、当業界で
公知である。ヒドロキシル基末端封鎖ポリジオル
ガノシロキサン液をクレープ硬化防止剤として用
いるならば、その量はポリジオルガノシロキサン
ガム100重量部に対して1〜20重量部の範囲内で
ある。このようにヒドロキシル基末端封鎖ポリジ
オルガノシロキサン液の粘度は、好ましくは25℃
において1.0Pa.s以下であり、その有機基はメチ
ル基及びフエニル基から選ばれる。 本発明の方法では、ビニル基を含むヒドロキシ
ル化されたオルガノ珪素化合物(C)を、本方法の工
程中二つの異なる時点において添加しなくてはな
らない。本発明に有用なヒドロキシル化されたオ
ルガノ珪素化合物は新規なものではなく、それら
を用いて予想外にすぐれた結果を生み出すことが
本発明の基盤をなすのである。 本発明に有用なヒドロキシル化されたオルガノ
珪素化合物(C)は、式 (式中、Rはメチル、フエニル又は3,3,3−
トリフルオロプロピルであり、Viはビニルであ
り、xは1.0以上2.0以下の値を有し、yは平均1
〜20重量%のヒドロキシル基含有率となるような
値を有し、zは平均1〜31重量%のビニル基含有
率となる値を有する)を有し、そしてこの化合物
は(A)に可溶性である。(C)の化合物は、低分子量の
液又は樹脂であつてよい。(C)が確実にミツクス中
に万遍なく分散するためには、(A)に可溶性でなく
てはならない。(C)の化合物は、線状もしくは枝分
れのシロキサノールか、又はヒドロキシル基を含
むシロキサン樹脂であつてよい。このものは単一
の物質でも、又はその混合物であつてもよい。 (C)の好ましいヒドロキシル化化合物は、25℃の
粘度が0.5Pa.s以下であり、ヒドロキシル基末端
封鎖ポリジオルガノシロキサンである。オルガノ
基はメチル、ビニル、フエニル及び3,3,3−
トリフルオロプロピルからビニル基含有量が必要
の量となるように選ばれる。ヒドロキシル基末端
封鎖ポリジオルガノシロキサンガムは、適当なク
ロロシランを加水分解してから生成物を回収する
周知の方法で製造することができる。 ヒドロキシル基を含むシロキサン樹脂は、適当
なクロロシランを溶剤中で加水分解する周知の方
法で製造することができる。溶剤を除去して得ら
れる低分子量の生成物は、シリコーンゴム組成物
に混合することができる。原料としてのクロロシ
ランは、モノオルガノクロロシラン、ジオルガノ
ジクロロシラン、又はトリオルガノモノクロロシ
ランの混合物から選ばれる。 本発明の方法で製造される組成物の価値及び特
異性は、増量用充填剤を組成物に含ませた際に明
白になる。本発明の目的に適う増量用充填剤は、
シリコーンゴムの増量に有用な、50m2/g以下の
表面積を有する充填剤である。本発明に最も好適
な増量用充填剤は、珪酸質物質のように、その表
面上にヒドロキシル基を有しているものであると
考察される。微細に粉砕された石英、珪藻土及び
クレーは、入手しやすく、かつ、価格が低兼であ
るので特に有用である。 硬化させたシリコーンゴムの物理的性状は、組
成物に用いられた増量用充填剤の種別及び量によ
つて影響される。普通、増量用充填剤の添加量が
増加すると、ジユロメーター硬度が増加し、引張
り強度が低下し、そして伸び率が下がる。このよ
うな影響の大きさは、増量用充填剤のタイプ及び
シリコーンゴム混合物の特性によつて左右され
る。 本発明の方法により、独特のシリコーンゴム組
成物が製造される。上記のごとく増量用充填剤を
加えても、引張り強度は低下しない。ポリジオル
ガノシロキサンガム100部当り250部といつた多量
の増量用充填剤を加えても、引張り強度が著るし
く低下することはない。増量用充填剤の好ましい
量は、コストを有意に低下させるのに必要とされ
る20重量部から150重量部までである。増量用充
填剤の使用量についての有効最大限度は、もはや
ゴムが所要の目的に役立たなくなる点まで組成物
の伸び率が低下した時の量を見ることによつてき
められる。増量用充填剤の最の好ましい量及び種
類は、シリコーンゴムの最終用途についての条件
によつてきまる。 本発明の組成物は、シリコーンゴムを加硫する
任意の周知の方法で加硫される。好ましい方法
は、ポリジオルガノシロキサンガムの加硫に適す
る有機過酸化物加硫剤を用いる方法である。もし
も、ポリジオルガノシロキサンガムがビニル基を
いつさい含まないものであれば、このようなポリ
ジオルガノシロキサン内に反応を起こさせるのに
有効な有機過酸化物を用いて加硫を行わなくては
ならない。この種の有機過酸化物は、「非ビニル
専用」(“non−vinyl specific”)として分類され
る。例えばベンゾイルペルオキシド、ジクミルペ
ルオキシド、及び2,4−ジクロロベンゾイルペ
ルオキシドのような有機過酸化物によつて代表さ
れる。もしも、ポリジオルガノシロキサンがビニ
ル基を含むものであれば、「非ビニル専用」又は
「ビニル専用」各有機過酸化物のいずれによつて
も加硫可能である。代表的なビニル専用有機過酸
化物は、ジ−tert−ブチルペルオキシド及び2,
5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,5−
ジメチルヘキサンである。すべてのこれらの有機
過酸化物加硫剤及びそれらの性状は、当業界にお
いて周知である。硬化後のシリコーンゴムの性状
は、組成物を硬化させるのに用いられる加硫剤の
タイプ及び量によつて変えることができる。かか
る選択に起因する典型的な変化は、当業界でよく
知られている。有機過酸化物加硫剤の含有量は、
ポリジオルガノシロキサンガム100重量部に対し
て0.1〜5、好ましくは0.5〜2.0重量部である。好
ましいビニル専用の触媒は、2,5−ビス(tert
−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサ
ンである。 本発明の方法で製造される組成物には、熱安定
性、加工性、永久歪、耐油性、難燃性等を改善す
るためにシリコーンゴムに普通用いられる小割合
量の添加剤を含ませることもできる。有用である
と認められた特定の添加剤は、1980年3月6日に
公告されたドイツ特許公開明細書第2934203号に
開示されているような、組成物を加硫すべき対象
基材に接着させるその接着性を改善する添加剤で
ある。この接着添加剤は、式 (式中、R′は水素及びメチル基からなる群から選
ばれ、R″は炭酸数が1以上4以下であるアルキ
レン基であり、Xは炭酸数1以上3以下の低級ア
ルコキシ基とアセトキシ基とからなる群に属する
基であり、そしてaは0以上2以下である)のア
クリルオキシアルキルシランからなつている。こ
の接着添加剤は、ポリジオルガノシロキサンガム
100部当り0.1以上ないし1.5重量部のアクリルオ
キシアルキルシランの量において有用である。こ
れらの添加剤については、1971年3月2日付でプ
ルードデマンPlueddemann)及びクラーク
(Clark)に発行された、シランとその製法とに
関する米国特許第3567497号に開示されている。
好ましいγ−メタクリルオキシプロピルトリメト
キシシランは市販されている。 本発明の方法は、ポリジオルガノシロキサンガ
ム(A)、被処理強化用充填剤(B)、及びヒドロキシル
化されたオルガノ珪素化合物(C)の混合を工程()
として行うことを含む。工程()は、例えばドウ
ミキサー、バンバリーミキサー又は2本ロール式
ミルのように、シリコーンゴムの製造に常用され
るミキサー内で実施することができる。任意の順
序で成分を混合できるが、最初に(A)をミキサーに
入れ、他の添加剤、例えば可塑剤、顔料又は熱安
定剤を加え、そして次に(B)を加えるのが好ましい
方法である。もしも、(B)の処理をその場で行うと
すれば、混合物に加えた時にクレープ硬化防止剤
がシリカ表面と反応できるように、クレープ硬化
防止剤をシリカの添加に先立ち、又はそれと同時
に加えることが必要である。好ましい方法は、
(A)、添加剤、及びクレープ硬化防止剤を混合する
方法である。これらが分散した後、(B)をインクレ
メントに分けて添加し、次のインクレメントを添
加する前に、混合物中に万遍なく(B)が分散される
ように各インクレメントを混合する。すべての(B)
が添加され、混合物中に万遍なく均一に分散し終
つた後、(c)を加える。(c)の量は、ポリジオルガノ
シロキサンガム100重量部に対して0.1〜5、好ま
しくは0.25〜1.5重量部である。工程()における
この好ましい添加順序を用いて製造されたシリコ
ーンゴム組成物は、増量用充填剤と混合してから
硬化した際に、比較的高い引張り強度を有してい
る。 混合工程()で得られる混合物を次に10分ない
し10日間60゜〜250℃の温度に加熱する。この加
熱工程()により、成分間の反応が起こり、それ
によつて生成物は貯蔵時に安定となる。反応に要
する時間は温度によつて左右され、温度が低いほ
ど長時間を必要とする。また、1966年8月23日付
で発行された、加熱工程とその効果に関する米国
特許第3268473号でブラウンが教示しているよう
に、この反応は炭酸アンモニウム又は重炭酸アン
モニウムのような物質を0.01〜2重量部添加する
ことによつて促進される。同じ量のアンモニウム
を用いることもできる。促進剤を加えた場合に
は、工程()は10分ないし4時間100゜〜175℃の
温度とするのが望ましい。 加熱工程()を通じて混合操作を継続し、熱の
伝導を助けるのが望ましい。この時点では、低揮
発性のポリジオルガノシロキサンが含まれている
可能性があるので、ミキサーが密封されていれ
ば、その上部を一部減圧にし、ならびに不活性ガ
スを混合中の組成物の上部空間内に導入すること
により、揮発物が蓄積する機会を絶無となし、引
火又は爆発の恐れをなくすことが普通行われる。 加熱工程()を終つた後、工程()において混
合物を125℃以下の温度に冷却し、次いで追加量
の(C)を工程()で加える。もしも、ヒドロキシル
化されたオルガノ珪素化合物の引火点又は沸点以
上の温度に混合物が加熱されていたならば、上記
の添加を行う前に混合物をその温度よりも低く冷
却しておくべきである。添加処理は冷却直後に行
つてもよく、またはそれよりも後で行つてもよ
い。添加に都合のよい時点は、混合物がまだ混合
装置内にある間の冷却直後である。この局面にお
いて混合物を貯蔵し、後刻増量用充填剤及び加硫
剤と混合することができる。あるいはまた、工程
()の終つた時点における混合物を貯蔵すること
ができ、その場合には、2回目のオルガノ珪素化
合物の添加を増量用充填剤の添加と同時に行えば
よい。有機過酸化物加硫剤は温度に対して敏感で
あるため、最終工程として添加するのが望まし
く、また、この時点における混合物の温度を調節
することが必要である。 もしも、アクリルオキシアルキルシラン系接着
添加剤が組成物に含まれることが所望されるなら
ば、冷却工程()が終つた後の任意の時点でそれ
を加えることができる。接着添加剤の添加は、工
程()で得られた混合物に対して行うこともでき
るし、あるいは工程()もしくは工程()の最
中、又は工程()の後に行つてもよい。 本発明のシリコーンゴム組成物は、任意の適当
な手段で硬化することができる。有機過酸化物加
硫剤を含む組成物を加熱するのが好ましい方法で
ある。組成物の加硫を惹起するのに要する時間及
び温度は、選択された有機過酸化物加硫剤、加熱
の方法、組成物を所望の形状に成形する方法、及
び最終部材の厚さによつて変わる。所与の条件の
組合せに対する適切な温度は、シリコーンゴムの
技術分野において周知である。典型的な温度は、
成形操作には110゜〜175℃であり、そして連続熱
風加硫操作に用いるオーブンに対しては350℃と
いつた高温である。 所望の形状に組成物を成形することは、支持材
を使用する場合と、使用しない場合との両者にお
けるプレス成形、射出成形、カレンダー加工及び
押出しといつた、周知のエラストマー性硬化組成
物成形法によつて行うことができる。 本発明の方法によるときは、従来の公知の方法
で製造される同じ組成物に比較して、改良された
引張り強度を有する組成物が得られる。この改良
された組成物は、例えば高温用途向けの成形部
材、ガスケツト、Oリング、ダイヤフラム、チユ
ーブ及び絶縁電線のごとく、シリコーンゴムにつ
いて普通知られている用途に適したエラストマー
性物品の製造に有用である。 以下に記載の例は本発明を単に説明するために
ものであつて、別添の請求の範囲に適法に記載さ
れた本発明を限定するためのものではない。例中
に記載の部はすべて重量部である。供試シートの
物理的性状は、引張り強度及び伸び率については
ASTM−D412、ジユロメーター、シヨアーAス
ケールについてはASTM−D2240にそれぞれ記載
の方法に従つてこれを測定した。 例 1 本発明の方法に従つてシリコーンゴム組成物を
製造した。 ドウミキサーを用い、ゴムに含まれる有機基の
百分率として99.85%のメチル基及び0.15%のビ
ニル基を含む。ジメチルビニルシロキシ基末端封
鎖ポリジオルガノシロキサンガム(ガムA)70
部、ヒドロキシル基末端封鎖ポリジメチルシロキ
サンガム(ガムB)30部、粘度25℃において約
0.04Pa.sであり、約3.25重量%のヒドロキシル基
を含む、ヒドロキシル基末端封鎖ポリジメチルシ
ロキサン液(液A)3部、粘度が25℃において約
0.5Pa.sであり、約4.5重量%のヒドロキシル基を
含む、ヒドロキシル基末端封鎖ポリメチルフエニ
ルシロキサン液(液B)5部、約16重量%のヒド
ロキシル基及び約10重量%のビニル基の割合でメ
チル基及びビニル基を含む。ヒドロキシル基末端
封鎖ポリジオルガノシロキサン(化合物A)0.5
部、約250m2/gの表面積を有する強化用シリカ29
部、及び炭酸アンモニウム0.05部を混合して「ベ
ース」を製造した。ミキサー内で混合物を約150
℃に約1時間加熱し、次いで冷却してから取出し
た。この時点における混合物を「ベース」と呼ぶ
ことにする。 上記のベースを小分けして用い、その一つを各
100部とする。次に2本ロール式ゴム混練ミルを
用い、ベース100部を平均粒径10μmの石英粉末
からなる増量用充填剤60部、表に記載する量
(部)の化合物(A)、表に記載する量(部)の、
ガムA90重量%と硼酸10重量%との混合物からな
る加工助剤(handling additive)、及び0.6部の
2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,
5−ジメチルヘキサンからなる触媒と混合した。 得られたシリコーンゴム組成物を次に170℃で
10分間プレス成形した。試験の結果を表に示
す。 これらの試験結果は、加熱工程の後で、メチル
基及びビニル基を含む、ヒドロキシル基末端封鎖
ポリジオルガノシロキサン、化合物Aを組成物に
加えた場合、石英粉末で増量したベースの引張り
強度が著るしく高められることを示している。加
工助剤の存在又は不在によつて、引張り強度にこ
のような変化が起こり得ないことは、過去の経験
的実験から明らかである。 別のバツチの化合物A、同じく異なるバツチの
ベースを用いてこの実験を繰返したところ、いず
れの場合にも同じような結果が得られた。
【表】
例 2
増量剤を含ませた硬化後のシリコーンゴムの引
張り強度の増加が、ビニル基を含みヒドロキシル
基末端封鎖ポリジオルガノシロキサンの量による
ものか、それともその加え方によるものかを知る
ために、一連の組成物を調製した。 例1の手法にならい、ガムA25部、ジメチルビ
ニルシロキシ基末端封鎖ポリジメチルシロキサン
ガム(ガムC)75部、液A6部、約150m2/gの表
面積を有する強化用沈降シリカ充填剤45部、表
に示す部数の化合物A、及び0.05部の炭酸アンモ
ニウムを混合して一連のベースを製造した。 上記のベースを小分けし、小分けしたベース
150部と例1の粉末石英150部、例1の過酸化物触
媒1.5部、例1の加工助剤1.5部及び表の示す部
数の化合物Aと2本ロール式混練ミルで混合して
さらにコンパウンドした。 例1のように成形したシートについて試験を行
つた。 組成物A、D及びGは、ベース製造の過程にお
いてのみ組成物に添加された、ビニル基を含むヒ
ドロキシル基末端封鎖ポリジオルガノシロキサン
を用いた場合には、増量用充填剤で増量すること
ができ、しかも本発明の方法を用いた時に得られ
ると同じ引張り強度を有するような組成物を得る
ことが不可能なことを示している。 組成物B及びDは、合計して0.5部の化合物A
を含んでいる。ベースの製造過程と、最終組成物
の製造課程との2回に化合物Aを加えた組成物B
は、組成物Dに比較して、はるかに改良された引
張り強度を有している。組成物C、E及びGは、
合計して0.75部の化合物Aを含んでいる。本発明
の方法を用いて製造した組成物C及びEは、組成
物Gに比較して改良された引張り強度を有してい
る。組成物F及びHは合計1.0部の化合物Aを含
み、両組成物共本発明の方法を用いて製造された
ものである。両者共満足すべき引張り強度を有し
ている。
張り強度の増加が、ビニル基を含みヒドロキシル
基末端封鎖ポリジオルガノシロキサンの量による
ものか、それともその加え方によるものかを知る
ために、一連の組成物を調製した。 例1の手法にならい、ガムA25部、ジメチルビ
ニルシロキシ基末端封鎖ポリジメチルシロキサン
ガム(ガムC)75部、液A6部、約150m2/gの表
面積を有する強化用沈降シリカ充填剤45部、表
に示す部数の化合物A、及び0.05部の炭酸アンモ
ニウムを混合して一連のベースを製造した。 上記のベースを小分けし、小分けしたベース
150部と例1の粉末石英150部、例1の過酸化物触
媒1.5部、例1の加工助剤1.5部及び表の示す部
数の化合物Aと2本ロール式混練ミルで混合して
さらにコンパウンドした。 例1のように成形したシートについて試験を行
つた。 組成物A、D及びGは、ベース製造の過程にお
いてのみ組成物に添加された、ビニル基を含むヒ
ドロキシル基末端封鎖ポリジオルガノシロキサン
を用いた場合には、増量用充填剤で増量すること
ができ、しかも本発明の方法を用いた時に得られ
ると同じ引張り強度を有するような組成物を得る
ことが不可能なことを示している。 組成物B及びDは、合計して0.5部の化合物A
を含んでいる。ベースの製造過程と、最終組成物
の製造課程との2回に化合物Aを加えた組成物B
は、組成物Dに比較して、はるかに改良された引
張り強度を有している。組成物C、E及びGは、
合計して0.75部の化合物Aを含んでいる。本発明
の方法を用いて製造した組成物C及びEは、組成
物Gに比較して改良された引張り強度を有してい
る。組成物F及びHは合計1.0部の化合物Aを含
み、両組成物共本発明の方法を用いて製造された
ものである。両者共満足すべき引張り強度を有し
ている。
【表】
例 3
ヒドロキシル化されたオルガノ珪素化合物とし
て、異種のヒドロキシル基末端封鎖ポリジオルガ
ノシロキサンについて試験した。 この実験に用いたポリジオルガノシロキサン
は、粘度が25℃で約0.04Pa.sであり、約3.2重量
%のヒドロキシル基と約30重量%のビニル基とを
含む、ヒドロキシル基末端封鎖ポリメチルビニル
シロキサン(化合物B)であつた。 例2で用いた化合物Aの代りに、表に記載の
量の上記化合物Bを用いて例2と同じような組成
物を繰返し調製した。これらの組成物を例1に記
載のように供試シートに成形した。 表の試験結果を比較すると、本発明の方法の
特異性が再び明らかになる。組成物A及びEは、
本発明の方法の範囲外のものである。組成物Aに
較べた場合、組成物B、C及びDは、本発明の方
法に従うことによつて引張り強度が増加しうるこ
とを示すものである。組成物Eと比較した場合の
組成物F、G及びHも同じ効果を示している。
て、異種のヒドロキシル基末端封鎖ポリジオルガ
ノシロキサンについて試験した。 この実験に用いたポリジオルガノシロキサン
は、粘度が25℃で約0.04Pa.sであり、約3.2重量
%のヒドロキシル基と約30重量%のビニル基とを
含む、ヒドロキシル基末端封鎖ポリメチルビニル
シロキサン(化合物B)であつた。 例2で用いた化合物Aの代りに、表に記載の
量の上記化合物Bを用いて例2と同じような組成
物を繰返し調製した。これらの組成物を例1に記
載のように供試シートに成形した。 表の試験結果を比較すると、本発明の方法の
特異性が再び明らかになる。組成物A及びEは、
本発明の方法の範囲外のものである。組成物Aに
較べた場合、組成物B、C及びDは、本発明の方
法に従うことによつて引張り強度が増加しうるこ
とを示すものである。組成物Eと比較した場合の
組成物F、G及びHも同じ効果を示している。
【表】
例 4
ガムA25部、ガムC75部、液A6部、例2の強化
用シリカ40部、化合物B0.5部及び炭酸アンモニウ
ム0.05部を用い、例3と同様にベースを調製し
た。 次にこのベースを小分けし、その146部に対し
0.25部の追加の化合物Bを2本ロール式混練ミル
上で加えた。次にベース100部を基準にして表
に示すような粉末石英増量用充填剤及び例1の触
媒の1部と、上記の混合物とをさらにコンパウン
ドした。 例1と同じように、これらの組成物を供試シー
トに成形したうえ試験を実施した。 組成物A及びCは、増量用充填剤が存在しない
時には、ベースにヒドロキシル基末端封鎖ポリメ
チルビニルシロキサンを加えても、物理的性状に
有意の影響がないことを示している。組成物B
は、追加のヒドロキシル基末端封鎖ポリメチルビ
ニルシロキサンを加えずに、増量用充填剤を加え
ると、引張り強度が低下することを示すものであ
る。組成物Dは、本発明の方法に従い、増量用充
填剤のほかにヒドロキシル基末端封鎖ポリメチル
ビニルシロキサンを加えた場合、もとのベースで
得られるよりも改良された引張り強度が得られる
ことを示している。
用シリカ40部、化合物B0.5部及び炭酸アンモニウ
ム0.05部を用い、例3と同様にベースを調製し
た。 次にこのベースを小分けし、その146部に対し
0.25部の追加の化合物Bを2本ロール式混練ミル
上で加えた。次にベース100部を基準にして表
に示すような粉末石英増量用充填剤及び例1の触
媒の1部と、上記の混合物とをさらにコンパウン
ドした。 例1と同じように、これらの組成物を供試シー
トに成形したうえ試験を実施した。 組成物A及びCは、増量用充填剤が存在しない
時には、ベースにヒドロキシル基末端封鎖ポリメ
チルビニルシロキサンを加えても、物理的性状に
有意の影響がないことを示している。組成物B
は、追加のヒドロキシル基末端封鎖ポリメチルビ
ニルシロキサンを加えずに、増量用充填剤を加え
ると、引張り強度が低下することを示すものであ
る。組成物Dは、本発明の方法に従い、増量用充
填剤のほかにヒドロキシル基末端封鎖ポリメチル
ビニルシロキサンを加えた場合、もとのベースで
得られるよりも改良された引張り強度が得られる
ことを示している。
【表】
* 本発明の範囲外のもの
例 5 例4で用いた化合物Bの代りに化合物Aを用
い、例4を繰返した。結果は同じであつた。 例 6 ヒドロキシル基末端封鎖ポリジオルガノシロキ
サンの代りにヒドロキシル化された異種のオルガ
ノ珪素化合物が、本発明の方法に有用であるか否
かの試験を行つた。 このヒドロキシル化されたオルガノ珪素化合物
は、モノフエニルシロキサン単位37.5%、ジメチ
ルシロキサン単位30モル%、メチルビニルシロキ
サン単位20モル%、モノメチルシロキサン単位
7.5モル%、及びトリメチルシロキサン単位5モ
ル%を含むベンゼン可溶物質であつた。このもの
は、約5.3重量%のビニル基含有率及び約2.3重量
%のヒドロキシル基含有率を有する化合物であつ
た(化合物C)。 例1の手法に従い、25部のガムA、75部のガム
C、6部の液A、45部の例2のシリカ充填剤、表
に示す部数の化合物C、及び0.05部の炭酸アン
モニウムを用いて一対のベースを調製した。 次に、前記のベースの各々に、ベース150部に
ついて例1の粉末石英150部、例1の過酸化物触
媒1.5部、例1の加工助剤1.5部、及び化合物C0.5
部を2本ロール式混練ミルで混合することによ
り、各ベースをさらにコンパウンドした。例1に
記載したと同じようにこれらの組成物の成形及び
試験を行つた。
例 5 例4で用いた化合物Bの代りに化合物Aを用
い、例4を繰返した。結果は同じであつた。 例 6 ヒドロキシル基末端封鎖ポリジオルガノシロキ
サンの代りにヒドロキシル化された異種のオルガ
ノ珪素化合物が、本発明の方法に有用であるか否
かの試験を行つた。 このヒドロキシル化されたオルガノ珪素化合物
は、モノフエニルシロキサン単位37.5%、ジメチ
ルシロキサン単位30モル%、メチルビニルシロキ
サン単位20モル%、モノメチルシロキサン単位
7.5モル%、及びトリメチルシロキサン単位5モ
ル%を含むベンゼン可溶物質であつた。このもの
は、約5.3重量%のビニル基含有率及び約2.3重量
%のヒドロキシル基含有率を有する化合物であつ
た(化合物C)。 例1の手法に従い、25部のガムA、75部のガム
C、6部の液A、45部の例2のシリカ充填剤、表
に示す部数の化合物C、及び0.05部の炭酸アン
モニウムを用いて一対のベースを調製した。 次に、前記のベースの各々に、ベース150部に
ついて例1の粉末石英150部、例1の過酸化物触
媒1.5部、例1の加工助剤1.5部、及び化合物C0.5
部を2本ロール式混練ミルで混合することによ
り、各ベースをさらにコンパウンドした。例1に
記載したと同じようにこれらの組成物の成形及び
試験を行つた。
【表】
上記の結果を表の結果と比較すれば明らかな
とおり、このオルガノ珪素化合物は、例2で用い
た化合物Aほど有効ではない。 合計1.5部及び2.0部の化合物Cをこの例では用
いたが、化合物Aの合計使用量が0.5ないし1.25
部である例2における引張り強度に匹敵する高度
の引張り強度は得られなかつた。 ヒドロキシル基とビニル基との両者を含むオル
ガノ珪素化合物をベース製造後にまつたく添加し
ない場合には、増量用充填剤を加えた時点で引張
り強度が著るしく低下した。比較のため、0.5部
の化合物Aを用い、例2のようにベースを調製し
たところ、増量用充填剤を添加しない場合の引張
り強度は6.34MPaであつた。このベース100部に
粉末石英増量充填剤100部を加えたところ、引張
り強度は4.41MPaに低下した。本例におけるオル
ガノ珪素化合物、化合物Cを用いた場合には、上
記の表に示すように引張り強度が改善された
が、例2において化合物Aを用いた時に示された
水準には達しなかつた。 例 7 例1の方法に従い、ガムC100部、液A2部、液
B4部、例2の強化用沈降シリカ45部、化合物
A0.5部、及び炭酸アンモニウム0.045部を混合し
た。加熱工程及び冷却工程の後、0.25部の化合物
Aを追加混合した。 この混合物の一部分を例1の触媒0.8部と混合
した。別の二つの部分には、触媒0.1部及び黒色
練り顔料0.2部を加え、さらに例1の粉末石英増
量用充填剤を二つの部分の一方には60部、他の一
方には100部添加した。それぞれの部分を例1の
ように成形して試験を行つた。その結果を表に
示す。
とおり、このオルガノ珪素化合物は、例2で用い
た化合物Aほど有効ではない。 合計1.5部及び2.0部の化合物Cをこの例では用
いたが、化合物Aの合計使用量が0.5ないし1.25
部である例2における引張り強度に匹敵する高度
の引張り強度は得られなかつた。 ヒドロキシル基とビニル基との両者を含むオル
ガノ珪素化合物をベース製造後にまつたく添加し
ない場合には、増量用充填剤を加えた時点で引張
り強度が著るしく低下した。比較のため、0.5部
の化合物Aを用い、例2のようにベースを調製し
たところ、増量用充填剤を添加しない場合の引張
り強度は6.34MPaであつた。このベース100部に
粉末石英増量充填剤100部を加えたところ、引張
り強度は4.41MPaに低下した。本例におけるオル
ガノ珪素化合物、化合物Cを用いた場合には、上
記の表に示すように引張り強度が改善された
が、例2において化合物Aを用いた時に示された
水準には達しなかつた。 例 7 例1の方法に従い、ガムC100部、液A2部、液
B4部、例2の強化用沈降シリカ45部、化合物
A0.5部、及び炭酸アンモニウム0.045部を混合し
た。加熱工程及び冷却工程の後、0.25部の化合物
Aを追加混合した。 この混合物の一部分を例1の触媒0.8部と混合
した。別の二つの部分には、触媒0.1部及び黒色
練り顔料0.2部を加え、さらに例1の粉末石英増
量用充填剤を二つの部分の一方には60部、他の一
方には100部添加した。それぞれの部分を例1の
ように成形して試験を行つた。その結果を表に
示す。
【表】
例 8
同一の成分を添加順序を変えて用い、一連の組
成物を調製した。 ガムA50部、ガムB50部、液B8部、例1の強化
用シリカ29部、炭酸アンモニウム0.03部及び下記
に示す量の化合物Aを混合することにより、一連
のベースを製造した。これらの成分は、いずれも
例1に記載したものと同じである。 ベース「A」においては、化合物Aを加えなか
つた。ベース「B」においては、強化用シリカを
添加する前に、化合物AをガムAとガムBとの混
合物に加えた。ベース「C」においては、シリカ
の添加が後つた後で0.5部の化合物Aを該混合物
に加えた。 次に、各ベース100部と、例1の粉末石英60
部、カーボンブラツク顔料ペースト0.2部、表
に記載の量の化合物A、及び例1の触媒0.6部と
を混合して、それぞれのベースのコンパウンド処
理を行つた。 また、各ベースは、0.6部の触媒と混合するこ
とによつてもコンパウンドした。 次に、例1のように組成物の成形及び試験を行
つた。その結果を表に示す。 これらの結果は、本発明の方法に従い、ヒドロ
キシル化されたオルガノ珪素化合物の一部分をベ
ース製造中に添加し、そして化合物の一部分をベ
ース製造後に加えた組成物が、同一成分が用いら
れても、本発明の方法によらないで製造されたも
のよりも高い引張り強度を有することを示してい
る。ベースBを用いて製造した組成物をベースC
から製造した組成物と比較すると、シリカが添加
され、混合され終つた後で化合物をベース混合物
に加えるのが好ましい方法であるということが判
る。
成物を調製した。 ガムA50部、ガムB50部、液B8部、例1の強化
用シリカ29部、炭酸アンモニウム0.03部及び下記
に示す量の化合物Aを混合することにより、一連
のベースを製造した。これらの成分は、いずれも
例1に記載したものと同じである。 ベース「A」においては、化合物Aを加えなか
つた。ベース「B」においては、強化用シリカを
添加する前に、化合物AをガムAとガムBとの混
合物に加えた。ベース「C」においては、シリカ
の添加が後つた後で0.5部の化合物Aを該混合物
に加えた。 次に、各ベース100部と、例1の粉末石英60
部、カーボンブラツク顔料ペースト0.2部、表
に記載の量の化合物A、及び例1の触媒0.6部と
を混合して、それぞれのベースのコンパウンド処
理を行つた。 また、各ベースは、0.6部の触媒と混合するこ
とによつてもコンパウンドした。 次に、例1のように組成物の成形及び試験を行
つた。その結果を表に示す。 これらの結果は、本発明の方法に従い、ヒドロ
キシル化されたオルガノ珪素化合物の一部分をベ
ース製造中に添加し、そして化合物の一部分をベ
ース製造後に加えた組成物が、同一成分が用いら
れても、本発明の方法によらないで製造されたも
のよりも高い引張り強度を有することを示してい
る。ベースBを用いて製造した組成物をベースC
から製造した組成物と比較すると、シリカが添加
され、混合され終つた後で化合物をベース混合物
に加えるのが好ましい方法であるということが判
る。
【表】
例 9
成分の一つとしてアクリルオキシアルキルシラ
ン接着添加剤を用いることについての試験を行つ
た。 例4におけると同じ手法、成分及び量を用いて
ベースを製造した。 次に、このベース100部と、化合物B0.25部、例
1の粉末石英増量用充填剤100部、例1の触媒1
部、及び表に示す部数のγ−メタクリルオキシ
プロピル−トリメトキシシランとを混合してシリ
コーンゴムを得た。 次に、ゴムとガラス繊維との交互の層を一緒に
積重ね、3層のゴムと3層のガラス織物層とがで
きるように、接着試験用の試料レイアツプを調製
した。ポリテトラフルオロエチレンのシートをゴ
ムとガラス織物との中心プライの一端に置いた。
次いで上記のレイアツプを170℃で20分間プレス
処理してゴムの加硫を行つた。ポリテトラフルオ
ロエチレンのシートを取除き、試料から幅25.4mm
の細片を切取つた。試験機械を用い、二つの自由
末端部を取張りはなし、ゴム−ガラス織物の境界
面において層を剥離させるのに要する力を測定し
た。必要な力の量及び破壊のしかたを表に示
す。 凝集破壊は、γ−メタクリルオキシプロピルト
リメトキシシランが0.75部の水準に達した時に生
じた。 化合物Bの代りに化合物Aを用いて上記の実験
を繰返したところ、同じような結果が得られた。
ン接着添加剤を用いることについての試験を行つ
た。 例4におけると同じ手法、成分及び量を用いて
ベースを製造した。 次に、このベース100部と、化合物B0.25部、例
1の粉末石英増量用充填剤100部、例1の触媒1
部、及び表に示す部数のγ−メタクリルオキシ
プロピル−トリメトキシシランとを混合してシリ
コーンゴムを得た。 次に、ゴムとガラス繊維との交互の層を一緒に
積重ね、3層のゴムと3層のガラス織物層とがで
きるように、接着試験用の試料レイアツプを調製
した。ポリテトラフルオロエチレンのシートをゴ
ムとガラス織物との中心プライの一端に置いた。
次いで上記のレイアツプを170℃で20分間プレス
処理してゴムの加硫を行つた。ポリテトラフルオ
ロエチレンのシートを取除き、試料から幅25.4mm
の細片を切取つた。試験機械を用い、二つの自由
末端部を取張りはなし、ゴム−ガラス織物の境界
面において層を剥離させるのに要する力を測定し
た。必要な力の量及び破壊のしかたを表に示
す。 凝集破壊は、γ−メタクリルオキシプロピルト
リメトキシシランが0.75部の水準に達した時に生
じた。 化合物Bの代りに化合物Aを用いて上記の実験
を繰返したところ、同じような結果が得られた。
【表】
例 10
アクリルオキシアルキルシラン接着添加剤が、
組成物の物理的性状に及ぼす影響についての評価
を行つた。 例9の前段に記載したような方法で、0.75部の
化合物Bを2回のインクレメントに分け、加熱工
程に先立つて0.5部からなる第1のインクレメン
トを、又加熱工程の後で0.25部からなる第2のイ
ンクレメントを加えることにより、組成物の調製
を行つた。 次に、この組成物100部を用い、表に示すよ
うに成分と2本のロール式混練ミル上でコンパウ
ンド処理した。粉末石英、黒色顔料ペースト、及
び触媒は、前掲の例で記載したものと同じであつ
た。例1におけると同じように、組成物を成形し
たうえ試験した。 接着添加剤によつて硬化組成物の物理的性状は
変化しないが、組成物を基体に接触させて硬化す
ると、基体に対する組成物の接着を起こす。
組成物の物理的性状に及ぼす影響についての評価
を行つた。 例9の前段に記載したような方法で、0.75部の
化合物Bを2回のインクレメントに分け、加熱工
程に先立つて0.5部からなる第1のインクレメン
トを、又加熱工程の後で0.25部からなる第2のイ
ンクレメントを加えることにより、組成物の調製
を行つた。 次に、この組成物100部を用い、表に示すよ
うに成分と2本のロール式混練ミル上でコンパウ
ンド処理した。粉末石英、黒色顔料ペースト、及
び触媒は、前掲の例で記載したものと同じであつ
た。例1におけると同じように、組成物を成形し
たうえ試験した。 接着添加剤によつて硬化組成物の物理的性状は
変化しないが、組成物を基体に接触させて硬化す
ると、基体に対する組成物の接着を起こす。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/246,348 US4360610A (en) | 1981-03-23 | 1981-03-23 | Method of improving silicone rubber composition |
| US246348 | 1981-03-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58500369A JPS58500369A (ja) | 1983-03-10 |
| JPS6234345B2 true JPS6234345B2 (ja) | 1987-07-27 |
Family
ID=22930286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57500797A Granted JPS58500369A (ja) | 1981-03-23 | 1982-01-28 | シリコ−ンゴムベ−ス組成物を製造する方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4360610A (ja) |
| EP (1) | EP0062427B1 (ja) |
| JP (1) | JPS58500369A (ja) |
| AU (1) | AU546427B2 (ja) |
| BR (1) | BR8207236A (ja) |
| CA (1) | CA1191295A (ja) |
| DD (1) | DD203064A5 (ja) |
| DE (1) | DE3264001D1 (ja) |
| WO (1) | WO1982003223A1 (ja) |
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| JPH0684477B2 (ja) * | 1988-08-23 | 1994-10-26 | 信越化学工業株式会社 | オルガノポリシロキサン組成物 |
| JPH02170858A (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-02 | Canon Inc | 付加反応型シリコーンゴム組成物、該組成物を有する弾性回転体及び定着装置 |
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| US3696068A (en) * | 1970-05-18 | 1972-10-03 | Union Carbide Corp | Organosiloxane elastomers |
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1981
- 1981-03-23 US US06/246,348 patent/US4360610A/en not_active Expired - Lifetime
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1982
- 1982-01-28 JP JP57500797A patent/JPS58500369A/ja active Granted
- 1982-01-28 WO PCT/US1982/000111 patent/WO1982003223A1/en not_active Ceased
- 1982-01-28 BR BR8207236A patent/BR8207236A/pt not_active IP Right Cessation
- 1982-01-28 AU AU82012/82A patent/AU546427B2/en not_active Ceased
- 1982-02-03 CA CA000395462A patent/CA1191295A/en not_active Expired
- 1982-03-18 DE DE8282301393T patent/DE3264001D1/de not_active Expired
- 1982-03-18 EP EP82301393A patent/EP0062427B1/en not_active Expired
- 1982-03-23 DD DD82238375A patent/DD203064A5/de unknown
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| CA1191295A (en) | 1985-07-30 |
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