JPS6242596B2 - - Google Patents

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JPS6242596B2
JPS6242596B2 JP53159448A JP15944878A JPS6242596B2 JP S6242596 B2 JPS6242596 B2 JP S6242596B2 JP 53159448 A JP53159448 A JP 53159448A JP 15944878 A JP15944878 A JP 15944878A JP S6242596 B2 JPS6242596 B2 JP S6242596B2
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JP
Japan
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powder
fruit juice
pressure
solid content
juice powder
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Application number
JP53159448A
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English (en)
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JPS5585387A (en
Inventor
Katsuhiro Ogasa
Mamoru Tomita
Tadashi Watanabe
Toshio Tomimura
Teruhiko Mizota
Kaichiro Takahashi
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Morinaga Milk Industry Co Ltd filed Critical Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority to JP15944878A priority Critical patent/JPS5585387A/ja
Publication of JPS5585387A publication Critical patent/JPS5585387A/ja
Publication of JPS6242596B2 publication Critical patent/JPS6242596B2/ja
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  • Glanulating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は易溶性かつ風味良好な顆粒状果汁粉末
の製造法に関する。更に詳しくは、果汁の粉末、
蔗糖粉末、ぶどう糖粉末、酸味料粉末及び少量の
着色料、香料粉末を必要に応じて混合した混合物
(以下果汁粉末と記載する)を加圧成形し然る
後、破砕し、顆粒とするにあたり、該混合物の全
固形量含量に対する各粉末の固形分含量の重量比
率各粉末の水分含量の重量比率及び加圧成形温度
から決定される成形圧力以上で該混合物を加圧成
形することを特徴とする易溶性かつ風味良好な顆
粒状果汁粉末の製造法に関する。 従来、飲用に供せられる果汁粉末は種々の方法
により粉末化された果汁の粉末と糖類、酸味料、
香料、着色料などとを混合することにより得られ
ている。しかし、果汁の粉末の果汁粉末に対する
混合比率が増加するにしたがい、果汁粉末は水に
溶解する際に分散性が低下し、いわゆる「まま
こ」を形成し、溶解が困難となる。そこで、この
欠点を克服するために果汁粉末を造粒し、顆粒状
にして分散性を改良することが必要となる。従
来、果汁粉末の造粒法としては噴霧流動式造粒法
が一般に行なわれてきた(ニユー・フード・イン
ダストリー、20巻、7号、14−18頁、1978年およ
び特公昭47−14902)がこの方法では細い粒子の
果汁の粉末とグラニユー糖の如き大きな粒子とを
送風、流動させる際に分離し、両者を均一に造粒
することは困難である。従つて、このような粉末
を造粒するにあたり果汁の粉末と同一の粒度とす
るためグラニユー糖の代りにそれを粉砕した粉糖
を用いることが必須であり、製造経費が高くなる
という欠点がある。またこの方法においては、粉
末を流動させ、これに水又は結着剤を溶解した
液、若しくは果汁等のバインダーを噴霧して、凝
集造粒させ、次いでこれを熱風上で乾燥させるこ
とが必要であり、工程が複雑である上に、再度加
熱することによる風味の劣化が生ずるという欠点
を有している。 またグラニユー糖に水を噴霧し、これを凍結さ
せた後、みかん果汁の粉末と混合し、のち乾燥さ
せる造粒法(特開昭53−41460)もあるが、水分
を除去するために加熱工程を要するため風味劣化
が生ずること、また凍結および乾燥という処理工
程を必要とする欠点を有している。 なお、以上の湿式造粒法の他に、乾式破砕造粒
法があり、食品工業分野については、グラニユー
糖、インスタントスープの素、粉末醤油の各食品
に使用された例があり(Alexanderwerk、Roller
Compacting Systemパンフレツト、松坂貿易株
式会社)また単にインスタント食品用顆粒に用途
があると記載されたもの(乾式造粒パンフレツ
ト、フロイント産業株式会社)があるが、この乾
式破砕造粒法を用いて果汁含量が高く溶解し難い
果汁粉末を易溶性でしかも風味の良好な果汁粉末
造粒製品とする方法は末だ知られていない。 一般に果汁粉末を乾式破砕造粒するとき、果汁
粉末を加圧成形する圧力は、原料粉末の成分組
成、加圧成形温度等の製造条件に応じて、又は製
造条件の変更ごとに、試行作誤により、又は作業
者の経験、感により決定しなければならず、さら
に、成形圧力を一定圧力以上の過剰値に採れば、
加圧成形機の損耗及び消費動力の過剰消費とな
る。従つて果汁粉末の乾式破砕造粒法に於いて、
加圧成形圧力を各種の製造条件に応じた値に決定
しなければ、上記製造上の欠点が解決されること
はなく、常に一定した品質の果汁粉末の造粒製品
を得ることはできる、従来、果汁含量の高い果汁
粉末のすぐれた造粒製品が得られていない理由が
この点にあつた。 そこで本発明者らは単純な工程で風味劣化のな
い易溶性果汁粉末の乾式破砕造粒法について研究
を行ない、次の事実を見出した。 果汁粉末の乾式破砕造粒に於いては、破砕工
程を経た後の整粒工程で一定の安定した粒径を
得るためには、加圧成形工程での成形状態が問
題となるが、この状態を支配する因子のうち、
成形圧力を一定圧力以上にすることが重要であ
る。 しかし、この一定圧力は、果汁固形分及びデ
キストリンを含む果汁の粉末、蔗糖粉末、ぶど
う糖粉末及び酸味料粉末の各成分の固形分含量
が果汁粉末固形分含量にしめる各比率、さらに
各粉末の水分含有比率、加えてこれら各原料粉
末を混合した果汁粉末の加圧成形時の温度から
特定の式によつて算出される。 本発明の目的は、成分、水分含量の異なるどの
ような果汁粉末を使用してもこれを加圧成形する
下限の圧力を特定の式から算出し、加圧成形し、
破砕し、整粒することにより、易溶性にすぐれ、
風味が良好であり、かつ常に一定の品質の安定し
た顆粒状果汁粉末を単純で無駄のない工程で製造
する方法を提供することにある。 次に本発明の方法について、果汁粉末の()
混合工程()加圧成形工程()破砕・整粒工
程の各工程の順に詳述する。 () 混合工程 本発明に使用する果汁の粉末は、みかん果汁、
りんご果汁、ぶどう果汁、レモン果汁、グレープ
フルーツ果汁等に、乾燥助剤としてデキストリン
を添加し、噴霧乾燥法、フオームマツト乾燥法等
の通常の乾燥法により得られるものである。果汁
の粉末中の果汁固形分含量は20〜75%が望まし
い。果汁固形分含量が20%未満では、果汁含量が
低すぎ、デキストリンが多く、果汁の風味に乏し
くなり望ましくない。また果汁固形分含量が75%
を越える場合は、果汁の粉末を得ることが困難で
ある。なおカールフイシヤー法(食品、添加物等
の規格基準、昭和34年12月28日厚生省告示第370
号、第2添加物、D添加物一般の試験法による。
以下果汁の粉末の水分含量の測定はこの方法によ
る。)で測定した果汁の粉末の水分含量は、通常
1〜4%である。 本発明において使用する蔗糖粉末は、市販のグ
ラニユー糖、上白糖であり、その水分含量は通常
1%以下である(精糖技術研究会編、「製糖便
覧」、24頁、朝倉書店、1962年の水分測定法(常
圧法)による。以下蔗糖の水分含量の測定法はこ
の方法による。)。ぶどう糖粉末は、市販の無水結
晶ぶどう糖、含水結晶ぶどう糖、精製ぶどう糖を
使用することができ、その水分含量は通常10%以
下である(結晶ぶどう糖の日本農林規格、昭和33
年12月18日農林省告示第1050号の水分検査法によ
る。以下ぶどう糖の水分含量の測定はこの方法に
よる。)。また酸味料粉末としては市販のクエン酸
(無水)、クエン酸(結晶)その他の粉末酸味料を
使用することができる。更に必要に応じて粉末香
料、粉末色素、粉末呈味料等を使用することもで
きる。 果汁粉末は、果汁の粉末に上記蔗糖粉末、ぶど
う糖粉末、酸味料粉末、粉末香料、粉末色素等
を、飲用者の嗜好に合つた種々の製品となるよう
に適宜の組成となるように混合するのが、果汁の
粉末の混合比率が小さく、糖類の比率が大きい時
には、粉末のまゝでも溶解性は良好であり、果汁
粉末を造粒し顆粒とする必要はない。そこで果汁
粉末の溶解に困難をきたし、造粒を必要とする配
合割合限界を求めるため、次の試験を実施した。 (試験 1) 温州みかん果汁とdextrose equivalent(以下
DEと記載する)が16(中村道徳・鈴木繁男編集
「澱粉化学ハンドブツク」、292−293頁、朝倉書
店、1977年のWilsta¨tter Schudel法による。以
下DEの測定はこの方法による)のデキストリン
水溶液とを固形分比で1:1となるように混合
し、常法により噴霧乾燥して得られたところの温
州みかんの果汁の粉末と、グラニユー糖とを表1
に示す割合で混合する。そして、その混合粉末30
gを300mlのビーカーに入れた5℃の水200mlに添
加し、直ちに直径5cmの回転翼を使い250r.p.m.
の回転速度で15秒間撹拌した。撹拌終了後これを
静置し、溶解状況を肉限で観察して、各試料の溶
解性を試験した。その結果は同表に示される通り
であつた。なお、底に沈澱した橙色の未溶解果汁
の粉末の量の程度を表わすため、沈澱が認められ
ないものを(−)とし、未溶解物が多くなるに従
い(+)から〓の記号で示した。
【表】 表1の結果から明らかなように、果汁の粉末の
混合割合が20%以上となると、溶解が困難となり
底に果汁の粉末の沈澱が認められるようになり、
造粒による溶解性の改善が必要となることを示し
ている。また同様な結果が、他のりんご、ぶど
う、レモン、グレープフルーツの果汁の粉末を用
いても得られた。従つて果汁の粉末を20%以上含
有し、望ましい味の得られる各成分の配合割合と
上記試験結果とに基づいて果汁粉末の配合割合範
囲を算出すれば表2のとおりである。
【表】 それ故、本発明の方法においては、果汁粉末固
形分中に果汁固形分を4〜50%、デキストリンを
5〜40%、蔗糖を10〜80%、ぶどう糖を0〜50
%、酸味料を0〜10%含有するように配合された
果汁粉末が対象となる。 () 加圧成形工程 次に本発明の方法は、混合した果汁粉末を加圧
して固形状にする。その加圧する際の圧力は、小
さすぎると果汁粉末が成形されず、適当な圧力を
加える必要がある。そして、この成形圧力の下限
値は、混合した粉末の配合組成、また各々使用す
る粉末の水分含量の比率、成形時の温度によつて
大きく変化する特定の値であることが認められ
た。本発明の方法において、成形は15〜45℃の温
度において実施する。15℃より低い温度では概し
て成形に多大な成形圧力を必要とし、また得られ
た顆粒状粉末の温度変化による凝集、ケーキング
を生じやすく望ましくない。45℃、特に50℃を越
える温度では粉末果汁が軟化して溶解状態となり
やすく、粉末の取り扱いが不便となり、また成形
容器への付着などの現象が生じて工業的連続成形
が困難である。そこで、この成形圧力を求めるた
め、以下の試験を行なつた。 まず成形圧力の上限および下限を求めるため次
の試験を実施した。 (試験 2) 試験1で使用したと同じ温州みかんの果汁の粉
末2000gと市販のグラニユー糖2000gとを混合
し、その0.7gを20℃の温度にて錠剤成型器(PD
−1型日立製作所製)に入れ、表3に示す圧力を
かけて直径13mmの円柱形の錠剤に成形した。なお
この円柱形の粉体層に加える圧力は、粉体層空隙
率の減少が著しい加圧初期の段階を除いて静的に
作用し、粉体層は約60秒後にほぼ一定の空隙率即
ち一定の厚さとなる。このプレス圧を本試験及び
成形圧力を測定する以下の試験に於ける圧力値と
した。そして同じく20℃の温度にてその円柱の高
さに相当する錠剤の厚みを測定し、また円柱の直
径方向に力を加えて錠剤が破壊する最小破壊力を
コンプレシヨンテスター(東洋テスター工業株式
会社製、No.60042)を用いて測定した。また同様
にして各種圧力条件で調製した100個の錠剤をス
ピードミル(D−10−1600−30型、昭和エンジニ
アリング株式会社製)を用い、その回転刃の回転
数を1500rpm及び2200rpmに設定し、これらの異
なる破砕条件の下で顆粒状に破砕し、得られた全
粉末を分級し、この全粉末の重量に対する30メツ
シユ篩上に残つた顆粒の重量の収率を測定し、破
砕整粒処理に対する粒子の固さの指標とした。な
お、本試験で用いたグラニユー糖は、30メツシユ
の篩を通過するものであり、原形をとどめる未造
粒のグラニユー糖と、本試験で得られた顆粒とを
区別し、顆粒のみの収率を求めるため、30メツシ
ユの篩を用いて収率を測定した。そしてこれらの
測定値から成形圧力と顆粒の固さを試験した。こ
れらの結果を表3に示した。
【表】 表3から明らかなように、成形圧力を高めて一
定の圧力を越えると、果汁粉末は成形されて錠剤
としての型を保つようになる。さらに圧力を高め
ていくと、圧縮されて錠剤は固くなり、厚みは薄
くなつて、錠剤の直径方向に於ける最小破壊力は
増大する。成形圧力の変化に対応して錠剤の厚み
も変化するので、成形圧力を変化させ、しかも同
一形状即ち同一厚みの錠剤を作成して、成形され
た果汁粉末の固さを比較することは実験上困難で
ある。そこで、錠剤の直径方向に対する最小破壊
力W(Kg)を錠剤の厚みw(mm)で除した値、す
なわちW/w(Kg/mm)で成形した果汁粉末の固
さを表わした。このW/wの他は、成形圧力を一
定にして充填果汁粉末量を変え、錠剤の厚みを8
mmまで変化させて測定しても、大きく変わらなか
つた。従つて、一定圧力で加圧成形された果汁粉
末の固さを表わす適当な指標と考えられた。そし
て、成形した果汁粉末の破砕、整粒処理に対する
粒子の安定性を、粉末の分級で30メツシユ篩上に
残つた顆粒の収率でとらえ、この収率と成形され
た果汁粉末の固さW/wとの関係をみると回転刃
の回転数によつて破砕条件を変化させてもW/w
が0.25Kg/mm近くで収率が大巾に向上し、特に回
転刃の回転数が1500rpmの破砕条件の時、W/w
が0.25Kg/mm以上で収率が50%以上となり、果汁
粉末を顆粒状に造粒することができることが判明
した。したがつて果汁粉末を圧縮成形し、破砕、
整粒することにより顆粒状とするためにはW/w
が0.25Kg/mm以上の成形圧力で行なうことが必要
である。 また成形圧力を高めていくと得られた顆粒状果
汁粉末は固く緻密になり、溶解性が悪くなること
が考えられるので、次の試験を実施した。 (試験 3) 試験2で得られた顆粒状果汁粉末のうち表4に
示す1500rpmで破砕されたものを使用して試験を
行つた。試験は16メツシユを通過し、30メツシユ
の篩上に残る粒度の各々の顆粒状果汁粉末15g
を、200mlビーカーに入れた20℃の水100mlに添加
し、直ちに直径5cmの回転翼を使い200rpm.の回
転速度で撹拌し、完全に溶解するまでの時間を測
定した。また対照として同一組成で造粒していな
い粉末についても試験した。これらの結果を表4
に示した。
【表】 表4から明らかなように、加圧成形した顆粒状
果汁粉末はいずれも、対照に比べ溶解性は非常に
良好であり、成形圧力が高すぎることによる溶解
性低下の弊害が認められないことが判明した。 したがつて試験2および試験3の結果から、溶
解性が良好であり且つ顆粒が収率良く得られる固
さはW/wの値として0.25(Kg/mm)以上であ
り、その上限を設ける必要はなく、これに相応す
る成形圧力をかけて加圧成形すれば良いことが明
らかとなつた。固さ(W/w)が0.25Kg/mmを示
すための成形圧力の値は、果汁固形分及びデキス
トリンを含む果汁の粉末、蔗糖粉末、ぶどう糖粉
末及び酸味料粉末の各成分の固形分含量が果汁粉
末固形分含量にしめる各比率、さらに各粉末の水
分含有比率、加えて果汁粉末の成形時の温度によ
り大きく変化する。そこで成形圧力の下限値とこ
れらの変化要因との関係を求めるため、上記各比
率、成形温度を変化させて次の試験を実施した。 まず混合粉末中の果汁固形分の成形圧力下限値
に及ぼす影響を調べるための試験を実施した。 (試験 4) 温州みかん果汁とDEが16のデキストリンを表
5に示す固形分の割合で混合し、常法により噴霧
乾燥して水分含量(同表第4列参照)の異なる数
種の果汁の粉末を調整した。
【表】
【表】 次いでこの調製された果汁の粉末を水分含量
0.11%のグラニユー糖と混合し、表6に示す混合
割合で果汁粉末を調製した。そして15℃、25℃、
35℃、45℃の温度環境下で試験2と同様に各果汁
粉末の0.7gを錠剤成型器(PD−1型、日立製作
所)に入れ、所定の成形圧力をかけて直径13mmの
円柱状の錠剤に成形した。次いで、20℃の温度に
おいて得られた錠剤の厚みw(mm)を測定し、ま
た円柱の直径方向に力を加えて錠剤が破壊する最
小破壊力W(Kg)をコンプレツシヨンテスターを
用いて測定し、W/wが0.25Kg/mmとなる成形圧
力下限値を求めた。そして、それらの結果も表6
に示した。また各果汁の粉末の水分含有比率〔M
J(重量%)と記載する〕および成形温度の各条
件下における果汁固形分の果汁粉末固形分に対す
る混合比率と成形圧力下限値との関係をMJ
1.2、2.0、2.9、3.8の場合について片対数で示す
と第1図のa〜dの通りとなつた。図中縦軸は対
数目盛で表示した成形圧力下限値、横軸は等間隔
目盛で表示した果汁固形分の粉末果汁固形分に対
する混合比率を示し、□・は45℃、○・は35℃、×は
25℃、●は15℃の成形温度を示す。
【表】 表6から明らかなように、試料、、、
はデキストリンと蔗糖との固形分の混合比率を
1:2の一定の値とし、これらの果汁固形分の混
合比率を変化させるよう調製したものである。ま
た第1図から明らかなように果汁粉末固形分に対
する果汁固形分の混合比率と成形圧力下限値の常
用対数との関係は、いずれも該混合比率が4〜50
%の範囲においてほぼ直線で表わすことができ
る。 尚、デキストリンと蔗糖との固形分の混合比を
1:2以外の値にした場合についても直線関係が
認められる。 次に、成形圧力下限値と果汁粉末中にしめる各
固形分の関係について検討する。 果汁固形分とデキストリンは果汁の粉末として
一体となつているので、果汁の粉末中の水分含有
量の影響は両者が受けている。しかし、果汁の粉
末中の水分含有量によるデキストリンへの影響を
一応無視し、果汁の粉末中の水分含量による影響
が果汁固形分にのみ現われたものとして上記結果
を考えると、第1図の直線はデキストリンと蔗糖
固形分との混合比が1:2である混合物の固形分
と果汁固形分との2成分系の混合比率変化による
ものとみなすことができる。そこで混合果汁粉末
の成形圧力下限値をyKg/cm2を縦軸に、そして、
混合物の固形分中の果汁固形分の混合率をJ(重
量%)を横軸にとり、実験4で判明した果汁固形
分の混合比率4〜50%の範囲の直線関係を外挿
し、該混合比率が100%の場合に相当する成形圧
力下限値の常用対数(以下単に対数と記載する)
を100・a、デキストリンと蔗糖固形分の混合比
が1:2の混合物の固形分の比率が混合物の粉末
固形分に対し100%の場合に相当する成形圧力下
限値の対数を100・fとすると第1図の結果は模
式的に描くと第2図の実線となる。 そして、第1図に表わした結果から、log yと
Jは直線関係にあることが判明したので、log y
=αJ+β(α、βは定数項)で表わすことがで
き、またJ=0のときlog y=100・f、J=100
のときlog y=100・aであるから、α×O+β
=100・f、α×100+β=100・aとなる。従つ
てα=a−f、β=100・fとなるのでlog y=
αJ+βに代入するとlog y=(a−f)J+
100・f=a・J+(100−J)fとなる。従つて log y=a・J+f・F (1) と表わすことができる。尚、Fは混合物の固形分
中のデキストリンと蔗糖固形分の各々の混合比率
の和(重量%)であり、 J+F=100 (2) である。従つてyはJに関し10aJを乗算の因子と
して有する関数である。そして、前式 log y=(a−f)J+100・f (3) において、第1図の各直線の勾配がa−fに相当
し、またJ=O(重量%)の時のlog yの値が
100.fに相当することとなる。 また、デキストリンと蔗糖固形分の混合比を
1:2以外の比に変更した場合にも、第1図の如
き直線関係の存在は認められる。しかし、J=
100のときの100・aの値は同一であるが、J=0
即ちF=100のときの100.fの値は変化し、第2図
において100・fの値が上下する。 よつて、各条件下におけるaの値は第1図から
のa−f及び100fの値から求めることが出来、そ
の結果は表7の如くなつた。 このaの値は、表7からわかるように、果汁の
粉末の水分比率及び成形温度の影響を受けるので
これについて調べた。なお、aの値は前記の如く
J=100、即ちF=0のとき(デキストリン及び
蔗糖固形分の混合比率が0%であるとき)のlog
y=100・aの関係を満足するものであり、果汁
固形分のみに関係し、デキストリンと蔗糖固形分
含量とは無関係な独立した値である。またデキス
トリンと蔗糖固形分の混合比によつては影響を受
けない。即ちaの値は単に果汁固形分比率Jのy
に与える影響度合を表わす係数である。したがつ
てaの値の変化は上記の如く果汁粉末の水分比率
と成形温度の変化に基づくものと考えられる。
【表】
【表】 そこで得られたaと果汁の粉末の水分比率MJ
(重量%)との関係を片対数で図示すると第3図
のとおりである。図中縦軸はa、横軸はMJを示
し、□・は45℃、○・は35℃、×は25℃、●は15℃を
示す。第3図のlog aのMJに対する変化はほぼ
直線関係にあることがわかる。そこで第3図の直
線関係を式で表わすと log a=g・MJ+h (4) となり、直線の勾配がgであり、MJ=0の時log
aの値がhに相当する。各温度におけるgおよび
hの値を第3図から求め、温度t(℃)とこれら
の関係とを図示すれば、第4図および第5図に示
す通りであり、g、hとtとの関係はほぼ直線の
関係にある。そしてこれらの直線はそれぞれ g=−0.0035t+0.063 (5) h=0.0061t−1.46 (6) と記載することができる。 したがつて、(5)、(6)式を(4)式に代入すると
【表】 であることが判明した。 (8)式のaの値は前記のとおりJ=100のとき
(即ちデキストリン及び蔗糖固形分の混合比率F
=0%のとき)のlog y=100・aの関係を満足
する値であり、果汁固形分にのみ関係し、デキス
トリンと蔗糖固形分の混合比率とは無関係な独立
した値である。このaは成形温度t及び果汁の粉
末の水分含量MJで表わされ、果汁固形分の混合
比率Jが成形圧力yに及ぼす影響のみを表わすも
のであり、ぶどう糖及び酸味料の存在が成形圧力
下限値に及ぼす影響については下記実験7及び8
において示されているように別個の係数d及びe
により表わされる。 次に果汁を粉末化するための使用するデキスト
リンの成形圧力下限値に及ぼす影響を調べるため
次の試験を実施した。 (試験 5) 温州みかんの果汁固形分とデキストリン固形分
の比率が35:65、水分含有比率が2.9%である果
汁の粉末を試験4と同様に調製し(試料番号E−
c)、これと試験4の試料番号B−c、C−c、
D−cと同一の果汁の粉末を使用し、これら各粉
末と水分含量比率0.11%のグラニユー糖とを混合
して、表8に示す組成の混合物粉末を調製した。
【表】 次いで15℃、25℃、35℃、45℃の温度環境下で
各果汁粉末の0.7gを試験2で使用した錠剤成型
器に入れ、加圧して直径13mmの円柱形の錠剤に成
形した。次いで20℃の温度において得られた錠剤
の厚みw(mm)を測定し、また円柱の直径方向に
力を加えて錠剤が破壊する最小破壊力W(Kg)を
試験2で使用したコンプレツシヨンテスターを用
いて測定した。そしてW/wが0.25Kg/mmとなる
成形圧力下限値を求めた。それらの結果を表8に
示す。また各成形温度におけるデキストリンの混
合比率と成形圧力下限値との関係を片対数グラフ
上に示したのが第6図である。図中縦軸は成形圧
力下限値、横軸はデキストリン混合比率を示し、
□・は45℃、○・は35℃、×は25℃、●は15℃を示
す。 表8から明らかなように試料、、、
は、果汁固形分と蔗糖固形分の混合比を1:2の
一定の値として、これとデキストリンの混合比率
を変化させて調製したものである。 また第6図から明らかなように、デキストリン
混合比率と成形圧力下限値の対数との関係はいず
れもデキストリン混合比率が5〜40%の範囲にお
いてほぼ直線で表わすことができる。したがつて
第6図の直線は2成分系の混合比率変化の図とみ
なすことができ、成形圧力下限値をyKg/cm2、デ
キストリンの混合比率が100%の時の成形圧力下
限値の対数を100b、デキストリンの混合比率を
D(重量%)、果汁固形分と蔗糖固形分の混合比
が1:2の混合物の混合比率が100%の時の成形
圧力下限値の対数を100・i、果汁固形分と蔗糖
固形分の混合比率の和を%(重量)とすると試
験4と同様に log y=b・D+i・I (9) と表わすことができる。すなわちyはDに関し
10b

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 果汁固形分及びデキストリンを含む果汁の粉
    末、蔗蔗糖粉末、ぶどう糖粉末及び酸味料粉末を
    含有する混合物であつて、かつ上記各成分の固形
    分含量の上記混合物の全固形分含量に対する重量
    比率が果汁固形分4〜50%、デキストリン5〜40
    %、蔗糖10〜80%、ぶどう糖0〜50%及び酸味料
    0〜10%の各範囲に含まれる任意の組み合わせの
    重量比率からなる該混合物を15℃〜45℃の温度で
    加圧成形し、然る後破砕し、整粒し、顆粒とする
    にあたり、上記混合物に於ける各成分の上記各重
    量比率、各粉末の水分含量の重量比率及び加圧成
    形温度から下記の式によつて決定される加圧成形
    圧力y[Kg/cm2]以上の圧力で上記加圧成形を行
    うことを特徴とする易溶性かつ風味良好な顆粒状
    果汁粉末の製造法。 【表】 [但し、上式に於いて、J、D、S、G及びA
    は、それぞれ果汁固形分、デキストリン、蔗糖、
    ぶどう糖及び酸味料粉末の固形分含量の混合物の
    全固形分含量に対する重量比率(%)を表わし、
    J、MS、及びMGは、それぞれ果汁の粉末、蔗
    糖粉末及びぶどう糖粉末の水分含量の重量比率
    (%)を表わし、tは混合物の加圧成形温度
    (℃)を表わす。] 2 上記混合物に含有される上記果汁の粉末の重
    量比率が20%以上であるところの特許請求の範囲
    第1項記載の顆粒状果汁粉末の製造法。 3 酸味料粉末がクエン酸粉末である特許請求の
    範囲1又は2記載の顆粒状果汁粉末の製造法。
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