JPS6243976B2 - - Google Patents
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- JPS6243976B2 JPS6243976B2 JP22919282A JP22919282A JPS6243976B2 JP S6243976 B2 JPS6243976 B2 JP S6243976B2 JP 22919282 A JP22919282 A JP 22919282A JP 22919282 A JP22919282 A JP 22919282A JP S6243976 B2 JPS6243976 B2 JP S6243976B2
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- JP
- Japan
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- reaction
- boiling
- aqueous solution
- isoprene
- acidic aqueous
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はイソプレンの製造時に反応帯域に蓄積
する高沸点副生成物の分離方法に関する。
する高沸点副生成物の分離方法に関する。
先に本発明者らはイソブテンおよび/または第
3級ブタノール(これらをC4と呼称することが
ある)とホルムアルデヒドを液相で反応させるこ
とによりイソプレンを合成する方法について検討
を行ない、C4とホルムアルデヒド源を水と共に
酸性水溶液中に連続的または断続的に供給し、生
成するイソプレンならびに未反応原料を水と共に
留出させ、その際に供給するC4のモル数とホル
ムアルデヒドのモル数の比および反応圧力を特定
の範囲に保つことにより好収率でイソプレンが生
成することを見出した(特開昭59−70623号)。こ
の方法により長期間反応を行うと反応帯域に高沸
点の副生成物が蓄積してくる。この高沸点副生成
物は酸性水溶液と相分離するが、酸性水溶液との
比重差がきわめて小さいため、そのままの状態で
は、通常行われるデカンテーシヨンなどの比重差
を利用した分液操作により分離することは難し
い。また該高沸点副生成物は室温下で固化する性
質を有するため、分離後の取り扱いが極めて厄介
である。
3級ブタノール(これらをC4と呼称することが
ある)とホルムアルデヒドを液相で反応させるこ
とによりイソプレンを合成する方法について検討
を行ない、C4とホルムアルデヒド源を水と共に
酸性水溶液中に連続的または断続的に供給し、生
成するイソプレンならびに未反応原料を水と共に
留出させ、その際に供給するC4のモル数とホル
ムアルデヒドのモル数の比および反応圧力を特定
の範囲に保つことにより好収率でイソプレンが生
成することを見出した(特開昭59−70623号)。こ
の方法により長期間反応を行うと反応帯域に高沸
点の副生成物が蓄積してくる。この高沸点副生成
物は酸性水溶液と相分離するが、酸性水溶液との
比重差がきわめて小さいため、そのままの状態で
は、通常行われるデカンテーシヨンなどの比重差
を利用した分液操作により分離することは難し
い。また該高沸点副生成物は室温下で固化する性
質を有するため、分離後の取り扱いが極めて厄介
である。
本発明者らは上記高沸点副生物を有利に分離す
る方法を探索した結果、反応により生成し、留出
した副生成物が酸性水溶液との分液が容易で比重
差が十分にあり、反応温度付近では無論のこと室
温でも高沸点副生成物を良く溶解させることを見
出し、これを溶剤として用いる下記本発明方法を
完成するに至つた。
る方法を探索した結果、反応により生成し、留出
した副生成物が酸性水溶液との分液が容易で比重
差が十分にあり、反応温度付近では無論のこと室
温でも高沸点副生成物を良く溶解させることを見
出し、これを溶剤として用いる下記本発明方法を
完成するに至つた。
すなわち、本発明によれば、イソブテンおよ
び/または第3級ブタノール、ホルムアルデヒド
源および水を酸性水溶液中に連続的または断続的
に供給し、生成イソプレン、低沸点副生成物、水
および未反応原料を含む混合物を留出させながら
反応させることによりイソプレンを製造する方法
において反応帯域に蓄積する高沸点副生成物を分
離するに際し、反応混合液またはその一部に上記
反応時の留出物の有機層から未反応原料およびイ
ソプレンを留去して得られる残留物またはその一
部の成分(以下これを単に溶剤と呼称する)を加
え、該高沸点副生成物を含む有機層と酸性水溶液
とに分離することにより、反応帯域に蓄積する高
沸点副生成物を容易に酸性水溶液から分離するこ
とができる。本発明方法によれば酸性水溶液の状
態を実質的に変化させずに長期間安定した運転を
行うことができる。
び/または第3級ブタノール、ホルムアルデヒド
源および水を酸性水溶液中に連続的または断続的
に供給し、生成イソプレン、低沸点副生成物、水
および未反応原料を含む混合物を留出させながら
反応させることによりイソプレンを製造する方法
において反応帯域に蓄積する高沸点副生成物を分
離するに際し、反応混合液またはその一部に上記
反応時の留出物の有機層から未反応原料およびイ
ソプレンを留去して得られる残留物またはその一
部の成分(以下これを単に溶剤と呼称する)を加
え、該高沸点副生成物を含む有機層と酸性水溶液
とに分離することにより、反応帯域に蓄積する高
沸点副生成物を容易に酸性水溶液から分離するこ
とができる。本発明方法によれば酸性水溶液の状
態を実質的に変化させずに長期間安定した運転を
行うことができる。
本発明方法において用いられる溶剤は一部消費
されるが、反応による副生成物であるため消費さ
れても差支えない。該溶剤は、具体的には反応に
より留出した有機層を蒸留し、未反応原料および
イソプレンを留出させた後の蒸留残渣として得ら
れる。この中に含まれる化合物としては、4−メ
チル−5・6−ジヒドロ−2H−ピラン、メチル
イソプロピルケトン、2−メチルブタナール、
2・6−ジメチル−2・5−ヘプタジエン、2・
6−ジメチル−1・5−ヘプタジエン、3−メチ
ル−3−ブテン−1−オール、2−メチル−3−
ブテン−2−オールなどがあるが、その他にも炭
素数4〜15の種々の官能基を持つた化合物が含ま
れている。この蒸留残渣はこのまま溶剤として添
加することもできるが、一部の化合物を分離した
残りの成分を使用することもできる。
されるが、反応による副生成物であるため消費さ
れても差支えない。該溶剤は、具体的には反応に
より留出した有機層を蒸留し、未反応原料および
イソプレンを留出させた後の蒸留残渣として得ら
れる。この中に含まれる化合物としては、4−メ
チル−5・6−ジヒドロ−2H−ピラン、メチル
イソプロピルケトン、2−メチルブタナール、
2・6−ジメチル−2・5−ヘプタジエン、2・
6−ジメチル−1・5−ヘプタジエン、3−メチ
ル−3−ブテン−1−オール、2−メチル−3−
ブテン−2−オールなどがあるが、その他にも炭
素数4〜15の種々の官能基を持つた化合物が含ま
れている。この蒸留残渣はこのまま溶剤として添
加することもできるが、一部の化合物を分離した
残りの成分を使用することもできる。
溶剤の添加量について特に制限はないが、この
量が少なすぎると酸性水溶液との比重差が小さく
なり、また分離した高沸点副生成物の粘度が高く
なつて取り扱い操作上不利である。また溶剤の添
加量が多すぎると酸性水溶液中に溶解しているイ
ソプレンその他の有効成分が抽出されてしまい、
その回収が必要となつてくる。これらの点から溶
剤は、通常、供給するホルムアルデヒド1Kg当り
20〜500gの割合で添加される。
量が少なすぎると酸性水溶液との比重差が小さく
なり、また分離した高沸点副生成物の粘度が高く
なつて取り扱い操作上不利である。また溶剤の添
加量が多すぎると酸性水溶液中に溶解しているイ
ソプレンその他の有効成分が抽出されてしまい、
その回収が必要となつてくる。これらの点から溶
剤は、通常、供給するホルムアルデヒド1Kg当り
20〜500gの割合で添加される。
酸性水溶液から高沸点副生成物を分離する方法
としては、反応器中で反応液を静置する方法、反
応液の一部を抜き取つてデカンター、抽出塔など
に送り、そこで高沸点副生成物を分離する方法な
どがある。溶剤を添加する場所はこれらの分離方
法によつて適宜選択される。
としては、反応器中で反応液を静置する方法、反
応液の一部を抜き取つてデカンター、抽出塔など
に送り、そこで高沸点副生成物を分離する方法な
どがある。溶剤を添加する場所はこれらの分離方
法によつて適宜選択される。
本発明方法を実施するに際し、供給するC4の
モル数と供給するホルムアルデヒド源をホルムア
ルデヒドに換算した場合のモル数の比(以下これ
をC4/FAと記す)が少なくとも3であることが
好ましい。C4/FAが3に満たないとイソプレン
の収率が低下する。反応収率の観点からはC4/
FAが大きいほど好ましく、この値について厳密
な意味での上限はないが、これらを徒らに大きく
してもイソプレンの収率の向上効果は小さく、か
えつて使用熱量が増大して経済的に不利となるの
で、C4/FAは一般に20を越えないのがよい。本
発明においてはこのようにホルムアルデヒドに対
してC4を過剰に用いるので、酸性水溶液中に供
給したC4の大部分は未反応のまま留出するが、
このものは他の成分から分離したのち再使用する
ことができる。未反応のC4は反応条件下におけ
るイソブテンと第3級ブタノールの平衡組成に近
い組成を有するので、未反応のC4を反応に循環
する限り、出発物質としてイソブテンおよび第3
級ブタノールのうちいずれか一方を反応液に仕込
んだ場合でも、結局はイソブテンと第3級ブタノ
ールの混合物を反応原料として用いることにな
る。
モル数と供給するホルムアルデヒド源をホルムア
ルデヒドに換算した場合のモル数の比(以下これ
をC4/FAと記す)が少なくとも3であることが
好ましい。C4/FAが3に満たないとイソプレン
の収率が低下する。反応収率の観点からはC4/
FAが大きいほど好ましく、この値について厳密
な意味での上限はないが、これらを徒らに大きく
してもイソプレンの収率の向上効果は小さく、か
えつて使用熱量が増大して経済的に不利となるの
で、C4/FAは一般に20を越えないのがよい。本
発明においてはこのようにホルムアルデヒドに対
してC4を過剰に用いるので、酸性水溶液中に供
給したC4の大部分は未反応のまま留出するが、
このものは他の成分から分離したのち再使用する
ことができる。未反応のC4は反応条件下におけ
るイソブテンと第3級ブタノールの平衡組成に近
い組成を有するので、未反応のC4を反応に循環
する限り、出発物質としてイソブテンおよび第3
級ブタノールのうちいずれか一方を反応液に仕込
んだ場合でも、結局はイソブテンと第3級ブタノ
ールの混合物を反応原料として用いることにな
る。
酸性水溶液中にC4、FA源および水を供給しな
がらイソプレンおよび低沸点成分を水と共に反応
帯域外に留出させる反応方法を採用した場合、反
応系内の圧力を調整することにより反応帯域から
蒸発する各成分と水との比率を規定することがで
き、該圧力が高いと留出物中の水以外の成分の合
計に対する水の割合が減少し、該圧力が低いとこ
れと逆の現象が起る。イソプレンを好収率で得る
ためには反応系内の圧力(ただし反応条件下で不
活性な低沸点化合物を原料と共に供給した場合は
その分圧を差し引いた圧力)が好ましくは酸性水
溶液の反応温度における蒸気圧の1.1〜2.5倍の範
囲内にあるのがよい。なお酸性水溶液の反応温度
における蒸気圧(以下これをPwと記す)は該酸
性水溶液に含まれる酸性物質の種類と濃度によつ
て一義的に決まる物理定数である。反応系内の圧
力がPwの2.5倍を越えるとイソプレンの収率が顕
著に低下する。反応系内の圧力がPwの1.1倍に満
たない場合にはイソプレンの顕著な低下はみられ
ないが、FAの転化率が低下し、また留出物中の
イソプレンに対する水の割合が増加して反応に消
費される熱量が増大する。
がらイソプレンおよび低沸点成分を水と共に反応
帯域外に留出させる反応方法を採用した場合、反
応系内の圧力を調整することにより反応帯域から
蒸発する各成分と水との比率を規定することがで
き、該圧力が高いと留出物中の水以外の成分の合
計に対する水の割合が減少し、該圧力が低いとこ
れと逆の現象が起る。イソプレンを好収率で得る
ためには反応系内の圧力(ただし反応条件下で不
活性な低沸点化合物を原料と共に供給した場合は
その分圧を差し引いた圧力)が好ましくは酸性水
溶液の反応温度における蒸気圧の1.1〜2.5倍の範
囲内にあるのがよい。なお酸性水溶液の反応温度
における蒸気圧(以下これをPwと記す)は該酸
性水溶液に含まれる酸性物質の種類と濃度によつ
て一義的に決まる物理定数である。反応系内の圧
力がPwの2.5倍を越えるとイソプレンの収率が顕
著に低下する。反応系内の圧力がPwの1.1倍に満
たない場合にはイソプレンの顕著な低下はみられ
ないが、FAの転化率が低下し、また留出物中の
イソプレンに対する水の割合が増加して反応に消
費される熱量が増大する。
本発明の方法においては酸性水溶液中に反応原
料のほかに所望により反応条件下で不活性な低沸
点化合物をも供給しながら反応を行うことが可能
である。ここで使用しうる反応条件下で不活性な
低沸点化合物とは反応の前後で実質的に変化しな
い化合物であり、具体的にはn−プロパン、n−
ブタン、n−ヘキサン、シクロヘキサンなどで代
表される炭素数1〜10の炭化水素類、窒素などの
不活性ガスを例示することができる。
料のほかに所望により反応条件下で不活性な低沸
点化合物をも供給しながら反応を行うことが可能
である。ここで使用しうる反応条件下で不活性な
低沸点化合物とは反応の前後で実質的に変化しな
い化合物であり、具体的にはn−プロパン、n−
ブタン、n−ヘキサン、シクロヘキサンなどで代
表される炭素数1〜10の炭化水素類、窒素などの
不活性ガスを例示することができる。
本発明方法において用いられる触媒は無機酸、
有機酸およびそれらの塩類などの酸性物質であ
り、これらは反応帯域において水溶液の形で用い
られる。これら酸性水溶液の酸強度は酸性物質の
種類、反応温度、ホルムアルデヒド源の供給速度
などにより異なるが、通常、PH0.5〜2.5の範囲か
ら選ばれる。該酸性物質としては反応条件下にお
いて低揮発性もしくは非揮発性のものが好まし
く、具体的には燐酸、硫酸、硼酸などの無機酸、
ケイタングステン酸、リンタングステン酸などの
ヘテロポリ酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、
シユウ酸などの有機酸、ならび硫酸に水素ナトリ
ウムなどの酸性塩を挙げることができる。
有機酸およびそれらの塩類などの酸性物質であ
り、これらは反応帯域において水溶液の形で用い
られる。これら酸性水溶液の酸強度は酸性物質の
種類、反応温度、ホルムアルデヒド源の供給速度
などにより異なるが、通常、PH0.5〜2.5の範囲か
ら選ばれる。該酸性物質としては反応条件下にお
いて低揮発性もしくは非揮発性のものが好まし
く、具体的には燐酸、硫酸、硼酸などの無機酸、
ケイタングステン酸、リンタングステン酸などの
ヘテロポリ酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、
シユウ酸などの有機酸、ならび硫酸に水素ナトリ
ウムなどの酸性塩を挙げることができる。
本発明の方法に使用するホルムアルデヒド源と
してはホルムアルデヒド水溶液、ホルムアルデヒ
ドガスなどが挙げられ、このほか反応条件下で分
解してホルムアルデヒドを与えるトリオキサン、
パラホルムアルデヒドなどを用いることもでき
る。またメチラールその他のホルマール類も使用
可能である。反応器に水が供給され、ホルムアル
デヒドは反応域内において水溶液の形をとるの
で、ホルムアルデヒド源としてホルムアルデヒド
水溶液を用いるのが反応操作上有利である。
してはホルムアルデヒド水溶液、ホルムアルデヒ
ドガスなどが挙げられ、このほか反応条件下で分
解してホルムアルデヒドを与えるトリオキサン、
パラホルムアルデヒドなどを用いることもでき
る。またメチラールその他のホルマール類も使用
可能である。反応器に水が供給され、ホルムアル
デヒドは反応域内において水溶液の形をとるの
で、ホルムアルデヒド源としてホルムアルデヒド
水溶液を用いるのが反応操作上有利である。
本発明方法において使用するイソブテンおよび
第3級ブタノールには他の炭化水素類、3−メチ
ル−1・3−ブタンジオール、3−メチル−2−
ブテン−1−オール、3−メチル−3−ブテン−
1−オール、3−メチル−1−ブテン−3−オー
ル、メチルイソプロピルケトン、2−メチルブタ
ナール、メチル第3級ブチルホルマール、4・4
−ジメチル−1・3−ジオキサン、4−メチル−
5・6−ジヒドロ−2H−ピランなどが含まれて
いてもよい。また反応条件下でイソブテンおよび
第3級ブタノールを与えるメチル第3級ブチルエ
ーテルなどのアルキル第3級ブチルエーテルを使
用することもできる。
第3級ブタノールには他の炭化水素類、3−メチ
ル−1・3−ブタンジオール、3−メチル−2−
ブテン−1−オール、3−メチル−3−ブテン−
1−オール、3−メチル−1−ブテン−3−オー
ル、メチルイソプロピルケトン、2−メチルブタ
ナール、メチル第3級ブチルホルマール、4・4
−ジメチル−1・3−ジオキサン、4−メチル−
5・6−ジヒドロ−2H−ピランなどが含まれて
いてもよい。また反応条件下でイソブテンおよび
第3級ブタノールを与えるメチル第3級ブチルエ
ーテルなどのアルキル第3級ブチルエーテルを使
用することもできる。
本発明方法において好適な反応温度は酸性水溶
液の酸強度を考慮して決定され、通常、150〜220
℃の範囲から選ばれる。反応温度を150℃未満に
すると、反応速度を一定の水準に維持するために
酸性水溶液の濃度を高めてもイソプレンの収率の
低下を招く。反応温度が220℃を越えてもイソプ
レンの収率が著しく低下することはないが、最適
選択率を与える条件でのホルムアルデヒドの転化
率が低下する。ホルムアルデヒドの転化率が高く
なるような反応条件を選ぶとイソプレンからの遂
次反応が増大し、イソプレンの選択率の低下をき
たす。
液の酸強度を考慮して決定され、通常、150〜220
℃の範囲から選ばれる。反応温度を150℃未満に
すると、反応速度を一定の水準に維持するために
酸性水溶液の濃度を高めてもイソプレンの収率の
低下を招く。反応温度が220℃を越えてもイソプ
レンの収率が著しく低下することはないが、最適
選択率を与える条件でのホルムアルデヒドの転化
率が低下する。ホルムアルデヒドの転化率が高く
なるような反応条件を選ぶとイソプレンからの遂
次反応が増大し、イソプレンの選択率の低下をき
たす。
酸性水溶液へのホルムアルデヒド源の好ましい
供給速度は酸性水溶液の酸強度、反応温度および
反応圧力を考慮して決定される。ホルムアルデヒ
ド源の供給速度を大きくするには酸性水溶液の酸
強度を上げるか、あるいは反応温度を高める必要
があり、この場合反応器の腐蝕の問題が生じる。
したがつて、ホルムアルデヒド源の供給速度は、
通常、該ホルムアルデヒド源をホルムアルデヒド
に換算した場合に酸性水溶液1Kgにつき1時間あ
たり3モル以下であるのがよい。ホルムアルデヒ
ド源の供給速度について厳密な意味での下限はな
いが、該供給速度を徒らに小さくすると反応器が
大型化し装置面で不利となるので、ホルムアルデ
ヒド源の供給速度は該ホルムアルデヒド源をホル
ムアルデヒドに換算した場合に酸性水溶液1Kgに
つき1時間あたり0.2モル以上であるのがよい。
供給速度は酸性水溶液の酸強度、反応温度および
反応圧力を考慮して決定される。ホルムアルデヒ
ド源の供給速度を大きくするには酸性水溶液の酸
強度を上げるか、あるいは反応温度を高める必要
があり、この場合反応器の腐蝕の問題が生じる。
したがつて、ホルムアルデヒド源の供給速度は、
通常、該ホルムアルデヒド源をホルムアルデヒド
に換算した場合に酸性水溶液1Kgにつき1時間あ
たり3モル以下であるのがよい。ホルムアルデヒ
ド源の供給速度について厳密な意味での下限はな
いが、該供給速度を徒らに小さくすると反応器が
大型化し装置面で不利となるので、ホルムアルデ
ヒド源の供給速度は該ホルムアルデヒド源をホル
ムアルデヒドに換算した場合に酸性水溶液1Kgに
つき1時間あたり0.2モル以上であるのがよい。
以下に実施例を示し、本発明を具体的に示す。
実施例 1
(i) 留出副生物の採取
原料導入口、留出管、留出物凝縮器、撹拌
器、温度計、圧力計、触媒水抜取口、触媒水循
環ライン、高沸物分離デカンター、熱交換器、
デカンター式の留出液受槽を装着した内容積
120のハステロイG−3製の反応器を使用し
た。触媒水循環ラインと熱交換器の容積は25
、高沸物分離デカンターの容積は20であ
る。反応器、循環ライン、熱交換器および高沸
物デカンターに合計120Kgの3%燐酸水を入
れ、撹拌しながら循環ラインを通して熱交換器
より加熱し、16.0Kg/cm2の圧力下に反応器の内
温を178℃とした。次いでイソブテンをイソブ
テン蒸発器に31Kg/hrの速度で供給して気化さ
せ、これを水蒸発器を通して反応器に供給し
た。水蒸発器には水を8.0Kg/hrの速度で供給
しイソブテンと共に気化させ、反応器に供給し
た。次いで27.67%のホルムアルデヒド水溶液
を7.5Kg/hrの速度で反応器に供給し反応を開
始させた。反応器から留出するガスは凝縮器で
凝縮させ、デカンター式の留出液受槽に送り、
有機相と水相に分離させた。分離した有機相は
蒸留塔に送り、連続蒸留でイソブテンを留出さ
せた。蒸留缶液は冷却してドラム缶に抜き取つ
た。反応器の温度および圧力を一定に保つて反
応およびイソブテンの回収蒸留を100時間実施
した。この間、酸性水溶液を15/hrの速度で
160℃に保持したオーバーフロー形式の高沸物
デカンターに循環させたが、高沸物のオーバー
フローは見られなかつた。この間にイソブテン
回収蒸留の缶液680Kgが採取された。このもの
について更に蒸留を行ないイソプレンおよび第
3級ブタノールを留出させ、蒸留残渣105Kgを
得た。該蒸留残渣はガスクロマトグラフイーに
より分析し、下記の成分を含むことを確認し
た。
器、温度計、圧力計、触媒水抜取口、触媒水循
環ライン、高沸物分離デカンター、熱交換器、
デカンター式の留出液受槽を装着した内容積
120のハステロイG−3製の反応器を使用し
た。触媒水循環ラインと熱交換器の容積は25
、高沸物分離デカンターの容積は20であ
る。反応器、循環ライン、熱交換器および高沸
物デカンターに合計120Kgの3%燐酸水を入
れ、撹拌しながら循環ラインを通して熱交換器
より加熱し、16.0Kg/cm2の圧力下に反応器の内
温を178℃とした。次いでイソブテンをイソブ
テン蒸発器に31Kg/hrの速度で供給して気化さ
せ、これを水蒸発器を通して反応器に供給し
た。水蒸発器には水を8.0Kg/hrの速度で供給
しイソブテンと共に気化させ、反応器に供給し
た。次いで27.67%のホルムアルデヒド水溶液
を7.5Kg/hrの速度で反応器に供給し反応を開
始させた。反応器から留出するガスは凝縮器で
凝縮させ、デカンター式の留出液受槽に送り、
有機相と水相に分離させた。分離した有機相は
蒸留塔に送り、連続蒸留でイソブテンを留出さ
せた。蒸留缶液は冷却してドラム缶に抜き取つ
た。反応器の温度および圧力を一定に保つて反
応およびイソブテンの回収蒸留を100時間実施
した。この間、酸性水溶液を15/hrの速度で
160℃に保持したオーバーフロー形式の高沸物
デカンターに循環させたが、高沸物のオーバー
フローは見られなかつた。この間にイソブテン
回収蒸留の缶液680Kgが採取された。このもの
について更に蒸留を行ないイソプレンおよび第
3級ブタノールを留出させ、蒸留残渣105Kgを
得た。該蒸留残渣はガスクロマトグラフイーに
より分析し、下記の成分を含むことを確認し
た。
4−メチル−5・6−ジヒドロー4H−ピラン
24.0% メチルイソプロピルケトン 11.4% 2・6−ジメチル−2・5−ヘプタジエン
5.7% 2・6−ジメチル−1・5−ヘプタジエン
3.1% 2−メチル−3−ブテン−2−オール 3.0% 3−メチル−3−ブテン−1−オール 2.1% 一方、反応終了後に高沸物デカンター内の液
を抜き取り、タール状の高沸物8.3Kgを得た。
このものは室温まで冷却すると固化して流動性
を失つた。
24.0% メチルイソプロピルケトン 11.4% 2・6−ジメチル−2・5−ヘプタジエン
5.7% 2・6−ジメチル−1・5−ヘプタジエン
3.1% 2−メチル−3−ブテン−2−オール 3.0% 3−メチル−3−ブテン−1−オール 2.1% 一方、反応終了後に高沸物デカンター内の液
を抜き取り、タール状の高沸物8.3Kgを得た。
このものは室温まで冷却すると固化して流動性
を失つた。
(ii) 上記(i)により得られた蒸留残渣を300g/hr
の速度で高沸物デカンター行きの循環ラインに
供給した以外は上記(i)と同一の条件で反応を行
なつた。反応開始後20時間後より高沸物デカン
ターから油状物のオーバーフローが見られ、反
応開始後100時間後までに27Kgの油状物が得ら
れた。このものは室温まで冷却しても固化しな
かつた。
の速度で高沸物デカンター行きの循環ラインに
供給した以外は上記(i)と同一の条件で反応を行
なつた。反応開始後20時間後より高沸物デカン
ターから油状物のオーバーフローが見られ、反
応開始後100時間後までに27Kgの油状物が得ら
れた。このものは室温まで冷却しても固化しな
かつた。
実施例 2
実施例1の(i)で得られた蒸留残渣の中の50Kgを
取り、蒸留により沸点122℃までの留分を留出さ
せ、残渣33.5Kgを得た。これによりメチルイソプ
ロピルケトン、2−メチル−3−ブテン−2−オ
ールおよび大部分の4−メチル−5・6−ジヒド
ロ−4H−ピランが除かれた。このものを150g/
hrの速度で高沸物デカンター行きの循環ラインに
供給した以外は実施例1の(i)と同一の条件で反応
を行なつた。反応開始後18時間後より高沸物デカ
ンターから油状物のオーバーフローが見られ、反
応開始後100時間後までに18Kgの油状物が得られ
た。このものは室温まで冷却しても固化しなかつ
た。
取り、蒸留により沸点122℃までの留分を留出さ
せ、残渣33.5Kgを得た。これによりメチルイソプ
ロピルケトン、2−メチル−3−ブテン−2−オ
ールおよび大部分の4−メチル−5・6−ジヒド
ロ−4H−ピランが除かれた。このものを150g/
hrの速度で高沸物デカンター行きの循環ラインに
供給した以外は実施例1の(i)と同一の条件で反応
を行なつた。反応開始後18時間後より高沸物デカ
ンターから油状物のオーバーフローが見られ、反
応開始後100時間後までに18Kgの油状物が得られ
た。このものは室温まで冷却しても固化しなかつ
た。
Claims (1)
- 1 イソブテンおよび/または第3級ブタノー
ル、ホルムアルデヒド源および水を酸性水溶液中
に連続的または断続的に供給し、生成イソプレ
ン、低沸点副生成物、水および未反応原料を含む
混合物を留出させながら反応させることによりイ
ソプレンを製造する方法において反応帯域に蓄積
する高沸点副生成物を分離するに際し、反応混合
液またはその一部に上記反応時の留出物の有機層
から未反応原料およびイソプレンを留去して得ら
れる残留物またはその一部の成分を加え、該高沸
点副生成物を含む有機層と酸性水溶液とに分離す
ることを特徴とする高沸点副生成物の分離方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22919282A JPS59116236A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 高沸点副生成物の分離方法 |
| US06/540,870 US4511751A (en) | 1982-10-14 | 1983-10-11 | Process for producing isoprene |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22919282A JPS59116236A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 高沸点副生成物の分離方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59116236A JPS59116236A (ja) | 1984-07-05 |
| JPS6243976B2 true JPS6243976B2 (ja) | 1987-09-17 |
Family
ID=16888242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22919282A Granted JPS59116236A (ja) | 1982-10-14 | 1982-12-24 | 高沸点副生成物の分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59116236A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0293156U (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-24 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118063420A (zh) * | 2022-11-24 | 2024-05-24 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种由烯烃和甲醛制备3,6-二氢-2h吡喃类化合物的方法 |
-
1982
- 1982-12-24 JP JP22919282A patent/JPS59116236A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0293156U (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-24 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59116236A (ja) | 1984-07-05 |
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