JPS62737B2 - - Google Patents
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- JPS62737B2 JPS62737B2 JP53021510A JP2151078A JPS62737B2 JP S62737 B2 JPS62737 B2 JP S62737B2 JP 53021510 A JP53021510 A JP 53021510A JP 2151078 A JP2151078 A JP 2151078A JP S62737 B2 JPS62737 B2 JP S62737B2
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- dbs
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- alcohol
- organic solvent
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Description
本発明はジベンザルソルビトール(以下DBSと
略記する)を用いるゲル状物質の製造方法に関す
る。更に詳しくはDBSの溶剤として、極性有機溶
剤およびこの有機溶剤に可溶な金属化合物の混合
溶液を使用するゲル状物質の製造方法に関する。 周知のように、DBSは各種有機化合物をゲル化
させる能力がある。このゲル化は、DBSの溶解度
が、温度を上げると著しく大きくなることを利用
し、高温でDBSを溶解した後、溶液の温度を低下
させることによつて行なわれる。しかし、この方
法では低沸点有機溶剤を用いる時は高温に加熱す
ることができないため、DBSの溶解度が小さく、
保型性のよいゲル状物質は得られない。また離漿
率が高く、ゲル状物質の安定性が悪いものであ
る。例えば、メチルアルコールではゲル状物質は
得られないし、イソプロピルアルコールを用いる
時も、DBSの溶解度はイソプロピルアルコールの
沸点でもかなり低く、溶解操作も困難なため、強
度の低いゲル状物質しか得られない。 この解決策として、DBSの良溶剤を加える方法
が知られている。ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ヘキサメチルスルホルアミド、
N−メチルピロリドン、スルホラン等の溶剤に
は、かなり低温でもDBSは良く溶解するので、こ
れを少量添加することにより、イソプロピルアル
コールのようなDBSの貧溶剤に対してもDBSの溶
解度を向上させることができ、ゲル状物質の製造
が可能になる。また、これらの良溶剤の量をふや
すことによつて、DBSの非溶剤である水あるいは
炭化水素化合物等を添加してもDBSの析出を防ぐ
ことができるようになる。しかしながら、これら
の良溶剤は人体に対する毒性が大きかつたり、ま
たは極めて高価である。また、得られるゲルの物
性も低く、これら良溶剤を用いてDBSにより製造
されたゲル状物質は、多くの用途に対し、不適当
である。 また特公昭52−20037号には、DBSをアルコー
ルに溶解したものにヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースまたはヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースの一部をヒドロキシプロポキシ基に置き換え
たセルロースおよび水を加え加熱し冷却すること
によるアルコール類の完全透明ゲル化法が記載さ
れているが、この方法では水を必須成分としてい
るが、得られるゲル状物質は柔軟であるので充分
な強度を持つゲル状物質を得ることはできない。 本発明者らは、DBSの好適な溶剤を見出すべ
く、種々検討した結果、DBSの貧溶剤も、これに
特定の金属化合物を添加するとDBSの良溶剤に変
るという、おどろくべき事実を見出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに到つた。 すなわち、本発明は、DBS、極性有機溶剤並び
にリチウム、カルシウム、マグネシウムの塩化
物、臭化物、沃化物および硝酸塩から選ばれた少
なくとも一種の金属化合物を必須成分とする混合
液を加熱溶解し、次いで冷却固化させることを特
徴とするゲル状物質の製造方法を提供するもので
ある。 本発明で使用されるDBSは、ベンツアルデヒド
とソルビトールとの縮合反応により容易に得られ
る化合物である。このDBSはメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、オ
クチルなどのアルキル基、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシなどのアル
コキシ基およびハロゲン基などで核置換されてい
てもよく、本発明においてはこれらを単独または
二種以上混合して使用することができる。 本発明で使用される極性有機溶剤としては、ア
ルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル
類、アミド類など各種極性有機溶剤をあげること
ができる。沸点が高く、高温でDBSを良く溶解す
る溶剤、あるいは、DBSの良溶剤に本発明の方法
を適用すればDBSの溶解度はさらに大きくなり、
非溶剤を大量に添加することができるが、本発明
は沸点が50〜140℃程度で、沸点または100℃附近
の温度でのDBSの溶解度が5g/溶剤100g程度
以下のDBSの貧溶剤系のゲル化において、特に効
果がある。このような貧溶剤としては、メチルア
ルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、アミルアルコール、メチ
ルセロソルブ、セロソルブ、ブチルセロソルブ、
ブタンジオールメチルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、テトラヒドロフラン、1・4−ジオキサン、
1・3−ジオキサンなどを挙げることができる。
特に効果のあるものは炭素数1〜4のアルコール
類およびエチレングリコールのモノアルキルエー
テル類、例えばメチルアルコール、エチルアルコ
ール、n−プロピルアルコール、i−プロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール、i−ブチルア
ルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチ
ルアルコール、エチレングリコールメチルエーテ
ル、エチレングリコールエチルエーテルである。 これらの極性有機溶剤は単独または二種以上混
合して使用することができる。 上記の極性有機溶剤に加える本発明の金属化合
物は、リチウム、カルシウム、マグネシウムの塩
化物、臭化物、沃化物、硝酸塩であり、これらは
いづれも上記極性有機溶剤に可溶なものである。
具体的には塩化リチウム、臭化リチウム、硝酸リ
チウム、塩化カルシウム、臭化カルシウム、沃化
カルシウム、硝酸カルシウム、塩化マグネシウ
ム、臭化マグネシウム、沃化マグネシウム、硝酸
マグネシウム等を挙げることができる。 これら金属化合物のうち、塩化リチウム、塩化
カルシウム、臭化カルシウム、硝酸カルシウム、
塩化マグネシウム等が好ましい。特に好ましいも
のは少量で効果があり、低廉で、毒性の低い塩化
カルシウムである。 なお、錫、チタニウム、鉄、ニツケル、コバル
トなどの有機溶剤可溶性金属化合物は、DBSを若
干分解させるので好ましくない。 上記の金属化合物は単独または二種以上混合し
て使用することができる。 本発明においてDBS、極性有機溶剤および金属
化合物の混合比は広範囲に変えることができる。
しかし、DBSおよび金属化合物は、ゲル状物質中
に不揮発分として残るので、これらをあまり大量
に使用することは利用上好ましくない。ゲル状物
質の物性、コストなどを考慮して、通常、ゲル状
物質100重量部中にDBSは1〜5重量部、金属化
合物は0.5〜10重量部存在するように調製するの
が好ましい。 このとき金属化合物を使用しないと前記極性有
機溶剤に対するDBSの溶解度が充分ではなくな
り、強固なゲル状物質を得られなくなる。 本発明のゲル状物質の調製に際しては、前記
DBS、極性有機溶剤および金属化合物の他に、
DBSの非溶剤である、水、炭化水素化合物類の一
種または二種以上を加えることができる。非溶剤
を混合することにより、前記極性有機溶剤に不溶
で、かつ非溶剤に可溶な物質をゲル状物質に包含
させることが可能になる。また、非溶剤の添加に
より、DBS、極性有機溶剤および金属化合物混合
溶液のゲル化温度の調整が容易となり、さらにゲ
ル状物質の価格を低下させることができる。特に
水の混合においては可燃性であるゲル状物質の燃
焼性を低下させ、ゲル状物質の保管および、使用
においての安全性を向上させることができる。 非溶剤としては水および/または脂肪族炭化水
素化合物が好ましく、脂肪族炭化水素化合物とし
てはベンジン、ケロシン、流動パラフイン、ワセ
リン、テルペン類、スクアレン、スクアランなど
を挙げることができ、これらの一種または二種以
上が併用される。 このような非溶剤を混合する場合には、混合温
度を上げることにより、その混合可能量を増加さ
せることができるが、混合温度は沸点との関係か
ら適宜決められる。 本発明のゲル状物質は前記各成分を混合し、こ
れを加熱溶解、次いで冷却することによつて製造
される。各成分の混合順序には特に制約はない
が、通常、かきまぜ器、還流装置、温度計および
試料投入口を備えた容器にDBS、極性有機溶剤お
よび金属化合物を入れかきまぜながら昇温する。
還流状態または80〜100℃に保ちながらDBSを完
全に溶解し、要求に応じて、非溶剤をDBSが析出
する以下の量を加え、溶液を型に注いで冷却す
る。溶解温度とゲル化温度の差はDBSの溶解度
(溶剤組成、非溶剤の量、温度などにより定ま
る)により調節できるが、5〜20℃位あることが
取扱い上、好適である。 冷却は単に室温に放冷すれば良いが、生産性を
向上させるためには急冷してもよい。DBSが析出
すると同時にゲル状物質が生成してくる。 また、本発明においては、前記各成分以外に、
有効成分、可溶性重合体、充填剤、保湿剤、界面
活性剤、着色剤などを加えることが可能である。 有効成分とは薬効成分、香料、化粧料などであ
り、具体的には消臭剤、芳香剤、消炎・鎮痛剤、
虫類忌避剤、白鮮菌症候群用薬剤、止血剤、かゆ
み止め薬剤、消毒剤、肌荒れ防止剤などが挙げら
れる。 可溶性重合体としては、メチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ポロビニルピロ
リドン、ポリエチレングリコール、アクリル酸共
重合体などが挙げられる。 また、非溶剤として、炭化水素化合物を加える
時はポリ酢酸ビニル、エチルセルロースなども使
用できる。 充填剤としては、カオリン、クレー、ベントナ
イト、タルク、炭酸カルシウム、亜鉛華、シリ
カ、小麦粉、トーモロコシデンプンなどが使用で
きる。 保湿剤は、エチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセリン、低分子量ポリエチレング
リコールなどであり、界面活性剤としては、グリ
セリンのモノ、ジ脂肪酸エステル、エチレンオキ
サイド−プロピレンオキサイド共重合体、ポリエ
チレングリコールモノ脂肪酸エステルなどが挙げ
られる。 本発明によればゲル状物質が非含水および含水
のいずれの場合でも、極性有機溶剤を用いて離漿
率が小さく、強度の高いゲル状物質を製造するこ
とができ、固型燃料などとして有用である。ま
た、有効成分を加えることにより、例えば固型消
臭芳香剤、固型虫類忌避剤、ステイツク状鎮痛剤
などとして利用することができる。 次に実施例によつて本発明を説明する。なお、
DBSとしては、新日本理化(株)製の商品名、ゲルオ
ールDを使用した。ゲル状物質の圧縮強度は3cm
ψ×4cmのゲル状物質をテンシロンにより4cm/
minの速度で圧縮し、その破壊強度を求めた。 実施例 1 エチルアルコール50gに、表1の金属化合物3
gと、DBS2.5gを加えて、75℃に昇温した。熱
時、水をDBSが析出する直前まで加え、冷却して
ゲル状物質を作製した。結果は表1に示す。
略記する)を用いるゲル状物質の製造方法に関す
る。更に詳しくはDBSの溶剤として、極性有機溶
剤およびこの有機溶剤に可溶な金属化合物の混合
溶液を使用するゲル状物質の製造方法に関する。 周知のように、DBSは各種有機化合物をゲル化
させる能力がある。このゲル化は、DBSの溶解度
が、温度を上げると著しく大きくなることを利用
し、高温でDBSを溶解した後、溶液の温度を低下
させることによつて行なわれる。しかし、この方
法では低沸点有機溶剤を用いる時は高温に加熱す
ることができないため、DBSの溶解度が小さく、
保型性のよいゲル状物質は得られない。また離漿
率が高く、ゲル状物質の安定性が悪いものであ
る。例えば、メチルアルコールではゲル状物質は
得られないし、イソプロピルアルコールを用いる
時も、DBSの溶解度はイソプロピルアルコールの
沸点でもかなり低く、溶解操作も困難なため、強
度の低いゲル状物質しか得られない。 この解決策として、DBSの良溶剤を加える方法
が知られている。ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ヘキサメチルスルホルアミド、
N−メチルピロリドン、スルホラン等の溶剤に
は、かなり低温でもDBSは良く溶解するので、こ
れを少量添加することにより、イソプロピルアル
コールのようなDBSの貧溶剤に対してもDBSの溶
解度を向上させることができ、ゲル状物質の製造
が可能になる。また、これらの良溶剤の量をふや
すことによつて、DBSの非溶剤である水あるいは
炭化水素化合物等を添加してもDBSの析出を防ぐ
ことができるようになる。しかしながら、これら
の良溶剤は人体に対する毒性が大きかつたり、ま
たは極めて高価である。また、得られるゲルの物
性も低く、これら良溶剤を用いてDBSにより製造
されたゲル状物質は、多くの用途に対し、不適当
である。 また特公昭52−20037号には、DBSをアルコー
ルに溶解したものにヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースまたはヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースの一部をヒドロキシプロポキシ基に置き換え
たセルロースおよび水を加え加熱し冷却すること
によるアルコール類の完全透明ゲル化法が記載さ
れているが、この方法では水を必須成分としてい
るが、得られるゲル状物質は柔軟であるので充分
な強度を持つゲル状物質を得ることはできない。 本発明者らは、DBSの好適な溶剤を見出すべ
く、種々検討した結果、DBSの貧溶剤も、これに
特定の金属化合物を添加するとDBSの良溶剤に変
るという、おどろくべき事実を見出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに到つた。 すなわち、本発明は、DBS、極性有機溶剤並び
にリチウム、カルシウム、マグネシウムの塩化
物、臭化物、沃化物および硝酸塩から選ばれた少
なくとも一種の金属化合物を必須成分とする混合
液を加熱溶解し、次いで冷却固化させることを特
徴とするゲル状物質の製造方法を提供するもので
ある。 本発明で使用されるDBSは、ベンツアルデヒド
とソルビトールとの縮合反応により容易に得られ
る化合物である。このDBSはメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、オ
クチルなどのアルキル基、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシなどのアル
コキシ基およびハロゲン基などで核置換されてい
てもよく、本発明においてはこれらを単独または
二種以上混合して使用することができる。 本発明で使用される極性有機溶剤としては、ア
ルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル
類、アミド類など各種極性有機溶剤をあげること
ができる。沸点が高く、高温でDBSを良く溶解す
る溶剤、あるいは、DBSの良溶剤に本発明の方法
を適用すればDBSの溶解度はさらに大きくなり、
非溶剤を大量に添加することができるが、本発明
は沸点が50〜140℃程度で、沸点または100℃附近
の温度でのDBSの溶解度が5g/溶剤100g程度
以下のDBSの貧溶剤系のゲル化において、特に効
果がある。このような貧溶剤としては、メチルア
ルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、アミルアルコール、メチ
ルセロソルブ、セロソルブ、ブチルセロソルブ、
ブタンジオールメチルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、テトラヒドロフラン、1・4−ジオキサン、
1・3−ジオキサンなどを挙げることができる。
特に効果のあるものは炭素数1〜4のアルコール
類およびエチレングリコールのモノアルキルエー
テル類、例えばメチルアルコール、エチルアルコ
ール、n−プロピルアルコール、i−プロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール、i−ブチルア
ルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチ
ルアルコール、エチレングリコールメチルエーテ
ル、エチレングリコールエチルエーテルである。 これらの極性有機溶剤は単独または二種以上混
合して使用することができる。 上記の極性有機溶剤に加える本発明の金属化合
物は、リチウム、カルシウム、マグネシウムの塩
化物、臭化物、沃化物、硝酸塩であり、これらは
いづれも上記極性有機溶剤に可溶なものである。
具体的には塩化リチウム、臭化リチウム、硝酸リ
チウム、塩化カルシウム、臭化カルシウム、沃化
カルシウム、硝酸カルシウム、塩化マグネシウ
ム、臭化マグネシウム、沃化マグネシウム、硝酸
マグネシウム等を挙げることができる。 これら金属化合物のうち、塩化リチウム、塩化
カルシウム、臭化カルシウム、硝酸カルシウム、
塩化マグネシウム等が好ましい。特に好ましいも
のは少量で効果があり、低廉で、毒性の低い塩化
カルシウムである。 なお、錫、チタニウム、鉄、ニツケル、コバル
トなどの有機溶剤可溶性金属化合物は、DBSを若
干分解させるので好ましくない。 上記の金属化合物は単独または二種以上混合し
て使用することができる。 本発明においてDBS、極性有機溶剤および金属
化合物の混合比は広範囲に変えることができる。
しかし、DBSおよび金属化合物は、ゲル状物質中
に不揮発分として残るので、これらをあまり大量
に使用することは利用上好ましくない。ゲル状物
質の物性、コストなどを考慮して、通常、ゲル状
物質100重量部中にDBSは1〜5重量部、金属化
合物は0.5〜10重量部存在するように調製するの
が好ましい。 このとき金属化合物を使用しないと前記極性有
機溶剤に対するDBSの溶解度が充分ではなくな
り、強固なゲル状物質を得られなくなる。 本発明のゲル状物質の調製に際しては、前記
DBS、極性有機溶剤および金属化合物の他に、
DBSの非溶剤である、水、炭化水素化合物類の一
種または二種以上を加えることができる。非溶剤
を混合することにより、前記極性有機溶剤に不溶
で、かつ非溶剤に可溶な物質をゲル状物質に包含
させることが可能になる。また、非溶剤の添加に
より、DBS、極性有機溶剤および金属化合物混合
溶液のゲル化温度の調整が容易となり、さらにゲ
ル状物質の価格を低下させることができる。特に
水の混合においては可燃性であるゲル状物質の燃
焼性を低下させ、ゲル状物質の保管および、使用
においての安全性を向上させることができる。 非溶剤としては水および/または脂肪族炭化水
素化合物が好ましく、脂肪族炭化水素化合物とし
てはベンジン、ケロシン、流動パラフイン、ワセ
リン、テルペン類、スクアレン、スクアランなど
を挙げることができ、これらの一種または二種以
上が併用される。 このような非溶剤を混合する場合には、混合温
度を上げることにより、その混合可能量を増加さ
せることができるが、混合温度は沸点との関係か
ら適宜決められる。 本発明のゲル状物質は前記各成分を混合し、こ
れを加熱溶解、次いで冷却することによつて製造
される。各成分の混合順序には特に制約はない
が、通常、かきまぜ器、還流装置、温度計および
試料投入口を備えた容器にDBS、極性有機溶剤お
よび金属化合物を入れかきまぜながら昇温する。
還流状態または80〜100℃に保ちながらDBSを完
全に溶解し、要求に応じて、非溶剤をDBSが析出
する以下の量を加え、溶液を型に注いで冷却す
る。溶解温度とゲル化温度の差はDBSの溶解度
(溶剤組成、非溶剤の量、温度などにより定ま
る)により調節できるが、5〜20℃位あることが
取扱い上、好適である。 冷却は単に室温に放冷すれば良いが、生産性を
向上させるためには急冷してもよい。DBSが析出
すると同時にゲル状物質が生成してくる。 また、本発明においては、前記各成分以外に、
有効成分、可溶性重合体、充填剤、保湿剤、界面
活性剤、着色剤などを加えることが可能である。 有効成分とは薬効成分、香料、化粧料などであ
り、具体的には消臭剤、芳香剤、消炎・鎮痛剤、
虫類忌避剤、白鮮菌症候群用薬剤、止血剤、かゆ
み止め薬剤、消毒剤、肌荒れ防止剤などが挙げら
れる。 可溶性重合体としては、メチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ポロビニルピロ
リドン、ポリエチレングリコール、アクリル酸共
重合体などが挙げられる。 また、非溶剤として、炭化水素化合物を加える
時はポリ酢酸ビニル、エチルセルロースなども使
用できる。 充填剤としては、カオリン、クレー、ベントナ
イト、タルク、炭酸カルシウム、亜鉛華、シリ
カ、小麦粉、トーモロコシデンプンなどが使用で
きる。 保湿剤は、エチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセリン、低分子量ポリエチレング
リコールなどであり、界面活性剤としては、グリ
セリンのモノ、ジ脂肪酸エステル、エチレンオキ
サイド−プロピレンオキサイド共重合体、ポリエ
チレングリコールモノ脂肪酸エステルなどが挙げ
られる。 本発明によればゲル状物質が非含水および含水
のいずれの場合でも、極性有機溶剤を用いて離漿
率が小さく、強度の高いゲル状物質を製造するこ
とができ、固型燃料などとして有用である。ま
た、有効成分を加えることにより、例えば固型消
臭芳香剤、固型虫類忌避剤、ステイツク状鎮痛剤
などとして利用することができる。 次に実施例によつて本発明を説明する。なお、
DBSとしては、新日本理化(株)製の商品名、ゲルオ
ールDを使用した。ゲル状物質の圧縮強度は3cm
ψ×4cmのゲル状物質をテンシロンにより4cm/
minの速度で圧縮し、その破壊強度を求めた。 実施例 1 エチルアルコール50gに、表1の金属化合物3
gと、DBS2.5gを加えて、75℃に昇温した。熱
時、水をDBSが析出する直前まで加え、冷却して
ゲル状物質を作製した。結果は表1に示す。
【表】
物質の減量(%)
本実施例より、金属化合物を加えることによ
り、DBSの非溶剤である水の混和が可能になり、
かつ、ゲル状物質の圧縮強度が向上することがわ
かる。また離漿率が小さく、ゲル状物質として安
定になる。 実施例 2 塩化カルシウムとエチルアルコールおよび/ま
たはセロソルブを用い、表2の配合で、実施例1
と同様にしてゲル状物質を作製した。結果は表2
に示す。
本実施例より、金属化合物を加えることによ
り、DBSの非溶剤である水の混和が可能になり、
かつ、ゲル状物質の圧縮強度が向上することがわ
かる。また離漿率が小さく、ゲル状物質として安
定になる。 実施例 2 塩化カルシウムとエチルアルコールおよび/ま
たはセロソルブを用い、表2の配合で、実施例1
と同様にしてゲル状物質を作製した。結果は表2
に示す。
【表】
実施例1と同様に水の混和可能量が増加し、圧
縮強度、離漿率が改善された。 実施例 3 表3の有機溶剤50gにDBS2.5gと塩化カルシ
ウム3gを加え、昇温溶解し、熱時、水の混和可
能量を求めた。 次に、同様の順序でDBSと塩化カルシウムの溶
液に熱時、所定量の水を加え、冷却してゲル状物
質を作製した。得られたゲル状物質の圧縮強度と
離漿率を測定した。結果は表3に示す。
縮強度、離漿率が改善された。 実施例 3 表3の有機溶剤50gにDBS2.5gと塩化カルシ
ウム3gを加え、昇温溶解し、熱時、水の混和可
能量を求めた。 次に、同様の順序でDBSと塩化カルシウムの溶
液に熱時、所定量の水を加え、冷却してゲル状物
質を作製した。得られたゲル状物質の圧縮強度と
離漿率を測定した。結果は表3に示す。
【表】
実施例1と同様に水の混和可能量が増加し、圧
縮強度、離漿率が改善された。 実施例 4 エチルアルコール50g、DBS2.5g、表4の可
溶性重合体1gおよび表4の配合量の塩化カルシ
ウムの溶液に、熱時所定量の水を加え、冷却して
ゲル状物質を作製した。結果を表4に示す。
縮強度、離漿率が改善された。 実施例 4 エチルアルコール50g、DBS2.5g、表4の可
溶性重合体1gおよび表4の配合量の塩化カルシ
ウムの溶液に、熱時所定量の水を加え、冷却して
ゲル状物質を作製した。結果を表4に示す。
【表】
ース
【表】
ース
比較例No.1および4では得られたゲル状物質が
柔軟であり、圧縮強度を測定するのに充分な強度
が得られなかつた。また比較例No.2、3、5およ
び6は実施例No.1〜6に比べ充分な圧縮強度およ
び離漿率が得られなかつた。 実施例 5 エチルアルコール30g、セロソルブ10gに
DBS1.5gと塩化カルシウム3gを加えて、加熱
溶解し、熱時、水50g、市販レモン香料3g、非
イオン界面活性剤0.2gを加えて良くかきまぜ、
容器に注型し、室温に放冷してゲル状物質を得
た。 香料の分離はなく、香料を徐々に放出する固型
芳香剤として使用することができる。 実施例 6 エチルアルコール50gにDBS1.2gと塩化カル
シウム1.5gを加えて、加熱溶解し、熱時、水30
g、サリチル酸メチル1.0g、チモール0.5g、1
−メントール0.5gを加えて良くかきまぜ、容器
に注型して室温に放冷し、ステイツク状のゲル状
物質を得た。 皮膚に塗布すると適度に摩耗し、使用感のすぐ
れた消炎鎮痛剤として使用することができる。 実施例 7 エチルアルコール50gにDBS1.5gと塩化カル
シウム2gを加えて加熱溶解し、熱時、水40gお
よびN・N−ジエチルトルアミド2g、プロピレ
ングリコール3gを加えて、良くかきまぜ、容器
に注型して室温に放冷し、ゲル状物質を得た。 蚊忌避剤として使用することができ、皮膚に塗
布しても、静置して揮散させても良い。 実施例 8 エチルアルコール10g、セロソルブ30gに
DBS1.2g、塩化カルシウム1.5g、メチルセルロ
ース0.5gを加えて加熱溶解し、熱時、流動パラ
フイン5g、プロピレングリコール3g、d1−
カンフル1g、アラントイン0.2g、ビタミンE
酢酸エステル0.2gを加えて、よくかきまぜ、容
器に注型して室温に放冷し、ゲル状物質を得た。 ステイツク状の肌荒れ防止剤として好適に使用
することができる。
比較例No.1および4では得られたゲル状物質が
柔軟であり、圧縮強度を測定するのに充分な強度
が得られなかつた。また比較例No.2、3、5およ
び6は実施例No.1〜6に比べ充分な圧縮強度およ
び離漿率が得られなかつた。 実施例 5 エチルアルコール30g、セロソルブ10gに
DBS1.5gと塩化カルシウム3gを加えて、加熱
溶解し、熱時、水50g、市販レモン香料3g、非
イオン界面活性剤0.2gを加えて良くかきまぜ、
容器に注型し、室温に放冷してゲル状物質を得
た。 香料の分離はなく、香料を徐々に放出する固型
芳香剤として使用することができる。 実施例 6 エチルアルコール50gにDBS1.2gと塩化カル
シウム1.5gを加えて、加熱溶解し、熱時、水30
g、サリチル酸メチル1.0g、チモール0.5g、1
−メントール0.5gを加えて良くかきまぜ、容器
に注型して室温に放冷し、ステイツク状のゲル状
物質を得た。 皮膚に塗布すると適度に摩耗し、使用感のすぐ
れた消炎鎮痛剤として使用することができる。 実施例 7 エチルアルコール50gにDBS1.5gと塩化カル
シウム2gを加えて加熱溶解し、熱時、水40gお
よびN・N−ジエチルトルアミド2g、プロピレ
ングリコール3gを加えて、良くかきまぜ、容器
に注型して室温に放冷し、ゲル状物質を得た。 蚊忌避剤として使用することができ、皮膚に塗
布しても、静置して揮散させても良い。 実施例 8 エチルアルコール10g、セロソルブ30gに
DBS1.2g、塩化カルシウム1.5g、メチルセルロ
ース0.5gを加えて加熱溶解し、熱時、流動パラ
フイン5g、プロピレングリコール3g、d1−
カンフル1g、アラントイン0.2g、ビタミンE
酢酸エステル0.2gを加えて、よくかきまぜ、容
器に注型して室温に放冷し、ゲル状物質を得た。 ステイツク状の肌荒れ防止剤として好適に使用
することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ジベンザルソルビトール、極性有機溶剤並び
にリチウム、カルシウム、マグネシウムの塩化
物、臭化物、沃化物および硝酸塩から選ばれた少
なくとも一種の金属化合物を必須成分とする混合
液を加熱溶解し、次いで冷却固化させることを特
徴とするゲル状物質の製造方法。 2 極性有機溶剤が沸点50〜140℃のアルコール
類、エステル類、ケトン類およびエーテル類から
選ばれた少なくとも一種である特許請求の範囲第
1項記載のゲル状物質の製造方法。 3 極性有機溶剤がメチルアルコール、エチルア
ルコール、n−プロピルアルコール、i−プロピ
ルアルコール、n−ブチルアルコール、i−ブチ
ルアルコール、t−ブチルアルコール、sec−ブ
チルアルコール、エチレングリコールメチルエー
テル、およびエチレングリコールエチルエーテル
から選ばれた少なくとも一種である特許請求の範
囲第1項記載のゲル状物質の製造方法。 4 金属化合物が塩化リチウム、塩化カルシウ
ム、臭化カルシウム、硝酸カルシウムおよび塩化
マグネシウムから選ばれた少なくとも一種である
特許請求の範囲第1項記載のゲル状物質の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2151078A JPS54114479A (en) | 1978-02-28 | 1978-02-28 | Manufacture of gel substance |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2151078A JPS54114479A (en) | 1978-02-28 | 1978-02-28 | Manufacture of gel substance |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54114479A JPS54114479A (en) | 1979-09-06 |
| JPS62737B2 true JPS62737B2 (ja) | 1987-01-09 |
Family
ID=12056962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2151078A Granted JPS54114479A (en) | 1978-02-28 | 1978-02-28 | Manufacture of gel substance |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54114479A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03100325A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-25 | Mazda Motor Corp | 過給機付エンジンの制御装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5768131A (en) * | 1980-10-16 | 1982-04-26 | Iic Kagaku Kogyo Kk | Gelling agent composition |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6051708B2 (ja) * | 1975-08-08 | 1985-11-15 | 日立金属株式会社 | 磁性トナ−の磁気転写装置 |
-
1978
- 1978-02-28 JP JP2151078A patent/JPS54114479A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03100325A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-25 | Mazda Motor Corp | 過給機付エンジンの制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54114479A (en) | 1979-09-06 |
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