JPS627919B2 - - Google Patents
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- JPS627919B2 JPS627919B2 JP10781979A JP10781979A JPS627919B2 JP S627919 B2 JPS627919 B2 JP S627919B2 JP 10781979 A JP10781979 A JP 10781979A JP 10781979 A JP10781979 A JP 10781979A JP S627919 B2 JPS627919 B2 JP S627919B2
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
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Description
本発明は新規な制癌性物質、更に詳細にはフソ
バクテリウム属に属する菌を培養し、この培養液
から得られる制癌性物質TF−130に関する。更に
また、本発明はこの制癌性物質TF−130を製造す
る方法並びにこれを含有する制癌剤に関する。 近年、各種の癌患者の治療法において、宿主の
免疫機能を亢進させ、免疫機能の助けを借りなが
ら制癌効果を発現させる治療法が盛んとなつて来
た。斯る療法に使用される薬剤としては、各種細
菌の菌体、菌体培養物から得られる成分、あるい
は担子菌の子実体又はその培養菌体から得られる
多糖体が知られている。しかし、これらの薬剤は
効果、副作用及びその製造法等の点で未だ満足し
得るものではない。 一方また、フソバクテリウム属に属する菌、例
えばフソバクテリウム・KO31−3B、フソバクテ
リウム・フシフオミスW−12、フソバクテリウ
ム・ギランス1012及びフソバクテリウム・ヌクレ
アタム1010を培養して得た菌体および上清液に関
する報告がみられる。〔口科誌、23、322〜333頁
(1974)、口科誌、21、534〜539頁(1972)〕。しか
しながら、フソバクテリウム属に属する上記菌を
培養し、この培養液から得られる成分並びにその
薬理作用については未だ研究されていない。 そこで、本発明者は、本発明者によつてヒト口
腔内より分離したフソバクテリウム属に属する菌
を培養し、その培養液から菌体を除去した上清液
について、その薬理作用を調べていたところ、こ
の上清液から採取される特定の成分が強い制癌作
用を有すること、しかもこれは、コロニー形成抑
制法においては癌細胞の集落形成阻止作用は極め
て小さく、殺細胞による制癌作用ではなく、宿主
介在性あるいは宿主の免疫力を亢進させ、免疫力
の助けを借りながら間接的に制癌作用を発現させ
る作用を有するものであること、更にこの成分は
毒性が極めて低いこと又、この成分の培養液を処
理しても得られることを見出し、本発明を完成し
た。 本発明で使用される菌は、国立金沢大学医学部
附属病院歯科口腔外科において、ヒト口腔より分
離されたもので、次のような菌学的性状を有す
る。 (1) 形態 細胞の形:紡錘形(第1図) 細胞の多形性の有無:なし 運動性の有無:なし 胞子の有無:なし グラム染色:グラム陰性 抗酸性:陰性 (2) 培地における生育状態 TF−a寒天平板及び斜面培地 外形:円形 大きさ:約1mm 隆起:半球状 構造:露滴状 表面:平滑 辺縁:平滑 色:乳黄白色 透明度:不透明 TF−a液体培地 発育の程度:旺盛 濁り:凝塊 沈澱:なし 表面の発育:なし、約5mmまでは発育なし ガス:なし (3) 生理学的性質 硫化水素の生成:+ 硝酸塩の還元:− 酪酸の生成:+ インドールの生成:+ ウレアーゼ:− カタラーゼ:− デンプンの加水分解:− 酸素に対する態度:嫌気性 アンモニアの生成:+ 炭酸ガスの生成:+ 生育の範囲:PH5〜7.5 温度30〜45℃ 糖からのガスの生成 L−アラビノース(−)、D−キシロース
(−)、D−グルコース(−)、D−マンノー
ス(−)、D−フラクトース(−)、D−ガラ
クトース(−)麦芽糖(−)、シヨ糖(−)、
トレハロース(−)、ソルビツト(−)、マン
ニトール(−)、イノシツト(−)、グリセリ
ン(−)、デンプン(−) 以上の諸性状をバージーズ・マニユアル・オ
ブ・デイタミネイテイブ・バクテリオロジー第8
版に照して検討すると、本菌株はフソバクテリウ
ム・ヌクレアタム(Fusobacterium
nucleatum)に酷似するので、これに属する菌で
あると同定し、本菌株をフソバクテリウム・ヌク
レアタムTF−031(Fusobacterium nucleatum
TF−031)と命名して、工業技術院微生物工業技
術研究所に受託番号微工研菌寄第5077号
(FERM−P No. 5077)として寄託した。 本発明の制癌性物質TF−130はたとえば次の如
くして製造される。 (a) 培養 フソバクテリウム・ヌクレアタムの培養は、
通常の嫌気性菌の培養法によつて行われる。す
なわち、各種ペプトン、牛の脳、心臓抽出物等
の窒素源;グルコース、ラクトース等の炭素
源;イースト・エクストラクト等のビタミン
源;L−シスチン、亜硫酸ソーダ、チオグリコ
レート等の還元剤;塩化ナトリウム等の無機塩
を含む培地を水酸化ナトリウムでPH7に調整し
たものを用いて、嫌気的条件下30〜40℃で1〜
5日間静置培養を行う。特に次の成分を含む培
地(以下TF培地と称する)を使用するのが好
ましい。 なお、寒天を使用しないときは撹拌培養を行
うのが好ましい。
バクテリウム属に属する菌を培養し、この培養液
から得られる制癌性物質TF−130に関する。更に
また、本発明はこの制癌性物質TF−130を製造す
る方法並びにこれを含有する制癌剤に関する。 近年、各種の癌患者の治療法において、宿主の
免疫機能を亢進させ、免疫機能の助けを借りなが
ら制癌効果を発現させる治療法が盛んとなつて来
た。斯る療法に使用される薬剤としては、各種細
菌の菌体、菌体培養物から得られる成分、あるい
は担子菌の子実体又はその培養菌体から得られる
多糖体が知られている。しかし、これらの薬剤は
効果、副作用及びその製造法等の点で未だ満足し
得るものではない。 一方また、フソバクテリウム属に属する菌、例
えばフソバクテリウム・KO31−3B、フソバクテ
リウム・フシフオミスW−12、フソバクテリウ
ム・ギランス1012及びフソバクテリウム・ヌクレ
アタム1010を培養して得た菌体および上清液に関
する報告がみられる。〔口科誌、23、322〜333頁
(1974)、口科誌、21、534〜539頁(1972)〕。しか
しながら、フソバクテリウム属に属する上記菌を
培養し、この培養液から得られる成分並びにその
薬理作用については未だ研究されていない。 そこで、本発明者は、本発明者によつてヒト口
腔内より分離したフソバクテリウム属に属する菌
を培養し、その培養液から菌体を除去した上清液
について、その薬理作用を調べていたところ、こ
の上清液から採取される特定の成分が強い制癌作
用を有すること、しかもこれは、コロニー形成抑
制法においては癌細胞の集落形成阻止作用は極め
て小さく、殺細胞による制癌作用ではなく、宿主
介在性あるいは宿主の免疫力を亢進させ、免疫力
の助けを借りながら間接的に制癌作用を発現させ
る作用を有するものであること、更にこの成分は
毒性が極めて低いこと又、この成分の培養液を処
理しても得られることを見出し、本発明を完成し
た。 本発明で使用される菌は、国立金沢大学医学部
附属病院歯科口腔外科において、ヒト口腔より分
離されたもので、次のような菌学的性状を有す
る。 (1) 形態 細胞の形:紡錘形(第1図) 細胞の多形性の有無:なし 運動性の有無:なし 胞子の有無:なし グラム染色:グラム陰性 抗酸性:陰性 (2) 培地における生育状態 TF−a寒天平板及び斜面培地 外形:円形 大きさ:約1mm 隆起:半球状 構造:露滴状 表面:平滑 辺縁:平滑 色:乳黄白色 透明度:不透明 TF−a液体培地 発育の程度:旺盛 濁り:凝塊 沈澱:なし 表面の発育:なし、約5mmまでは発育なし ガス:なし (3) 生理学的性質 硫化水素の生成:+ 硝酸塩の還元:− 酪酸の生成:+ インドールの生成:+ ウレアーゼ:− カタラーゼ:− デンプンの加水分解:− 酸素に対する態度:嫌気性 アンモニアの生成:+ 炭酸ガスの生成:+ 生育の範囲:PH5〜7.5 温度30〜45℃ 糖からのガスの生成 L−アラビノース(−)、D−キシロース
(−)、D−グルコース(−)、D−マンノー
ス(−)、D−フラクトース(−)、D−ガラ
クトース(−)麦芽糖(−)、シヨ糖(−)、
トレハロース(−)、ソルビツト(−)、マン
ニトール(−)、イノシツト(−)、グリセリ
ン(−)、デンプン(−) 以上の諸性状をバージーズ・マニユアル・オ
ブ・デイタミネイテイブ・バクテリオロジー第8
版に照して検討すると、本菌株はフソバクテリウ
ム・ヌクレアタム(Fusobacterium
nucleatum)に酷似するので、これに属する菌で
あると同定し、本菌株をフソバクテリウム・ヌク
レアタムTF−031(Fusobacterium nucleatum
TF−031)と命名して、工業技術院微生物工業技
術研究所に受託番号微工研菌寄第5077号
(FERM−P No. 5077)として寄託した。 本発明の制癌性物質TF−130はたとえば次の如
くして製造される。 (a) 培養 フソバクテリウム・ヌクレアタムの培養は、
通常の嫌気性菌の培養法によつて行われる。す
なわち、各種ペプトン、牛の脳、心臓抽出物等
の窒素源;グルコース、ラクトース等の炭素
源;イースト・エクストラクト等のビタミン
源;L−シスチン、亜硫酸ソーダ、チオグリコ
レート等の還元剤;塩化ナトリウム等の無機塩
を含む培地を水酸化ナトリウムでPH7に調整し
たものを用いて、嫌気的条件下30〜40℃で1〜
5日間静置培養を行う。特に次の成分を含む培
地(以下TF培地と称する)を使用するのが好
ましい。 なお、寒天を使用しないときは撹拌培養を行
うのが好ましい。
【表】
(b) 培養液から上清液の採取(菌体の除去)
上で得た培養液から菌体を除去して上清液を
得る。菌体の除去は常法、例えば遠心分離、ハ
イフロスーパーゲル等の過助剤を用いる過
法を採用できるが、特に遠心分離法は操作、菌
の除去度合、上清液の収得量の点で好ましい。
又、菌体の除去はこの段階で行なうのが好まし
いが、次の(c)の操作において除去してもよい。 このようにして得た培養液からTF−130を採
取する方法を図式化して示せば次のとおりであ
る。
得る。菌体の除去は常法、例えば遠心分離、ハ
イフロスーパーゲル等の過助剤を用いる過
法を採用できるが、特に遠心分離法は操作、菌
の除去度合、上清液の収得量の点で好ましい。
又、菌体の除去はこの段階で行なうのが好まし
いが、次の(c)の操作において除去してもよい。 このようにして得た培養液からTF−130を採
取する方法を図式化して示せば次のとおりであ
る。
【表】
【表】
(c) 上で得られた上清液又は培養液に親水性有機
溶媒を加えて、生ずる沈澱物を採取する。この
際の上清液又は培養液はPH3〜7に調整するの
が好ましい。親水性有機溶媒としては、例えば
エタノール、メタノール等のアルコール類、ア
セトン等のケトン類が挙げられるが、アルコー
ル類特にエタノールが最もよい結果を与える。
この親水性有機溶媒はその濃度が30〜70%、好
ましくは60%前後になるように添加するのが好
適である。親水性有機溶媒を加えた後、好まし
くは約5℃の温度で数時間〜数日間放置し、沈
澱物の生成を完結させる。 このようにして生じた沈澱物をデカンテーシ
ヨン、遠心分離、過等の通常の操作で分離す
る。 次いで、上で得られた沈澱物に10〜15倍量の
水を加え、生ずる水不溶物を遠心分離、過等
の通常の方法で除去する。培養液を使用したと
きは、上記操作により菌体が除去される。斯く
して得られる溶液を凍結乾燥等によつて乾燥す
れば制癌性物質TF−100が得られる。 斯くして得られるTF−100は次のごとき物性
を有する。 (イ) 白灰色ないし淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリ
ツヒ結節型癌の増殖を阻止し、免疫賦活作用
を有する。 (ハ) 水に溶解し、その水溶液はほぼ中性を示
し、メタノール、エタノール、アセトン、ベ
ンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、ジエチ
ルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を
始め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、
1550、1440〜1380、1240、1140〜1000及び
820cm-1の近傍に吸収帯を有する(第2図)。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収
末端に強い吸収があり、また256〜260nmの
近傍に吸収ピークを示し、0.02%水溶液での
O.D260は0.530〜0.570の吸収を示す(第3
図)。 (ト) セフアデツクスG−50(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:50mm
φ×600mm、溶出液:蒸留水)で分画すると
260nmの紫外線吸光度測定においてはボイ
ド・ボリウム通過付近から400、430から
530、800、および840から870ml付近にかけて
吸収帯を有し、アンスロン硫酸法における
620nmの吸光度測定においてはボイド・ボ
リウム通過付近から390および410から430ml
付近にかけて吸収帯を有する(第4図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社
の商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)に
よる高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7
の0.1モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室
温)は、220nmおよび260nmの紫外線吸収
度測定においた、それぞれ溶媒先端部分、38
〜60分、65分付近にかけてピークを有する
(第5図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、
アンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、
ロウリイー・フオリン反応およびニンヒドリ
ン反応は陽性。 (ヌ) 元素分析値 C:30.6%〜35.7% H:4.2%〜5.2% N:4.2%〜5.2% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は40
%〜46.0(グルコース換算)およびロウリイ
ー・フオリン法による蛋白質の含有率は20.0
%〜23.0%(牛血清アルブミン換算)であ
る。 (d) (c)で得た分離液を透析又は限外過する。又
は、TF−100を10〜15培量の水に溶解して透析
又は限外過を行う。当該処理によりアミノ酸
等の低分子成分が除去される。透析内又は限外
過の内液を採取し、これを乾燥すれば制癌性
物質TF−110が得られる。 斯くして得られるTF−110は次のごとき物性
を有する。 (イ) 白灰色〜淡褐色 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌の増殖を阻
止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、その水溶液はほぼ中性を示
し、メタノール、エタノール、アセトン、ベ
ンゼン、クロロホルム、酢酸エチレン、ジエ
チレンエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を
始め、20℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、
1550、1440〜1380、1240、1140〜1000及び
820cm-1の近傍に吸収帯を有する(第6図)。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収
末端で強い吸収があり、また256〜260nmの
近傍に吸収ピークを示し、0.02%水溶液での
O.D260は0.440〜0.590の吸収を示す(第7
図)。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社
の登録商標)を用いてゲル過(カラム:44
mmφ×500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩
衝液)で分画すると260nmの紫外線吸収光
度測定においては、ボイドボリウム通過付近
から380、600から920ml付近にかけて吸収帯
を有し、フエノール硫酸法による490nmの
吸光度測定においてはボイドボリウム通過付
近から380、410から520、630から760ml付近
にかけて吸収帯を有し、アンスロン硫酸法に
よる620nmの吸光度測定においては、ボイ
ドボリウム通過付近から380、420から520、
620から760ml付近に吸収帯を有する(第8
図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社
の商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)に
よる高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7
の0.1モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室
温)は、220nmおよび260nmの紫外線吸光
度測定においてはそれぞれ溶媒先端部分、38
〜60分、65分付近にかけてピークを有する
(第9図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、
アンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロ
ウリイー・フオリンフ反応は陽性、ニンヒドリ
ン反応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:35.9%〜41.0% H:4.5%〜5.2% N:4.2%〜5.2% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
30.0%〜69.0%(グルコース換算)、および
ロウリイー・フオリン法による蛋白質の含有
率は約18.0%〜22.0%(牛血清アルブミン換
算)である。 (e) (d)で得た内液を、又は粉末を少量の水に溶か
したものをイオン交換体で処理する。イオン交
換体としては弱塩基性イオン交換体又は分子篩
性を併有するのを使用するのが好ましく、例え
ばジエチルアミノエチル−セフアデツクスA−
50(フアルマシア社製商品名)が好適に使用さ
れる。イオン交換体を充填したカラムを例えば
PH8の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化し、こ
れに上記被処理液を通過させ、通過液を捕集し
て凍結乾等によつて乾燥するか、又はイオン交
換体を入れた容器に同上の緩衝液及び被処理液
を入れ撹拌した後過した液を乾燥すれば、
次の性状を有する制癌性物質TF−120が得られ
るが、通過液又は液を更にセロフアンチユー
ブ等による透析又はセフアデツクスG−25(フ
アルマシア社製商品名)を用いるか限外過等
によつて脱塩した後乾燥してもTF−120が得ら
れる。 斯くして得られるTF−120は次のごとき物性
を有する。 (イ) 白灰色〜淡褐色 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌の増殖を阻
止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、その水溶液はほぼ中性を示
し、メタノール、エタノール、アセトン、ベ
ンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、ジエチ
ルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃により分解
を始め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、
1550、1380〜1360、1140〜1000及び820cm-1
の近傍に吸収帯を有する(第10図)。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収
末端に強い吸収があり、また268〜272nmの
近傍に吸収ピークを示し、0.02%水溶液での
O.D260は0.060〜0.070の吸収を示す(第11
図)。 (ト) セフアデツクスG−200(セフアルマシア
社の登録)を用いてゲル過(カラム:44mm
φ×500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝
液)で分画すると、260nmの紫外線吸光度
測定においてはボイドボリウム通過付近から
325ml付近にかけて、および775から875ml付
近にかけて吸収帯を有し、フエノール硫酸法
における490nmの吸光度測定においては、
ボイドボリウム通過付近から360、360から
480、および510から760ml付近にかけて吸収
帯を有し、アンスロン硫酸法における620n
mの吸光度測定においてはボイドボリウム通
過付近から380、420から520および620から
760ml付近にかけて吸収帯を有する(第12
図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社
の商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)に
よる高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7
の0.1モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室
温)は、220nmおよび260nmの紫外線吸光
度測定においてはそれぞれ溶媒先端部分、38
〜60分付近にかけてピークを有する(第13
図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール−硫酸反
応、アンスロン−硫酸反応、インドール−塩
酸反応、ロウリイー・フオリン反応は陽性、
ニンヒドリン反応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:35.1%〜40.2%、 H:4.5%〜5.5% N:2.0%〜3.1% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は
56.0%〜73.0%(グルコース換算)、および
ロウリイー・フオリン法による蛋白質の含有
率は9.0%〜13.0%(牛血清アルブミン換
算)である。 (f) 次いで上記処理液を通過させたカラムに、同
緩衝液に0.1〜0.6モルの食塩を加えた溶液を通
過させ溶出を行うか又は緩衝液、処理液を去
したイオン交換体を入れた容器に同上の食塩を
加えた溶液を加え、過し、液を取し、こ
の溶出液又は液を凍結乾燥等によつて乾燥す
れば目的の制癌性物質TF−130が得られるが、
この溶出液又は液を更にセロフアンチユーブ
等による透析又はセフアデツクスG−25(フア
ルマシア社製商品名)による分子節あるいは限
外過等によつて脱塩した後乾燥することもで
きる。 以上のごとくして得られる制癌性物質は次の
ごとき物性を有する。 (イ) 白灰色ないし淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリ
ツヒ結節型癌、ザルコーマー180癌細胞の増
殖を阻止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、ア
セトン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチ
ル、ジエチルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を
始め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトル
は、3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、
1550、1440〜1380、1240、1140〜1000及び
820cm-1の近傍に吸収帯を有する。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収
末端に強い吸収があり、また256〜280nmの
近傍に吸収ピークを示す。 (ト) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、
アンスロン−硫酸反応、インドール塩酸反応
及びロウリイー・フオリン反応は陽性で、ニ
ンヒドリン反応は陰性。 (チ) 元素分析値 C:27.5%〜39.8% H:3.2%〜5.7% N:2.8%〜6.3% (リ) フエノール硫酸法による糖の含有率は19.0
%〜64.0%(グルコース換算)、およびロウ
リイー・フオリン法による蛋白質含有率は
6.0%〜28.0%(牛血清アルブミン換算)で
ある。 本発明の制癌性物質TF−130の薬理作用を、本
発明方法の中間に得られるTF−100、TF−110、
TF−120との比較において示せば次のとおりであ
る。尚本発明物質において、溶出溶媒としてPH8
の0.025モルリン酸緩衝液1に対し、食塩0.2モ
ルを加えた緩衝液(実施例4)、食塩0.3モルを加
えた緩衝液(実施例5)及び食塩0.6モルを加え
た緩衝液(実施例6)を使用して得られたもの
を、それぞれTF−132、TF−133、TF−136とし
て示した。また、実施例7、同8、同9及び同10
で得られたものを、それぞれTF−1316、TF−
132b、TF−133b及びTF−1323として示した。 (1) 癌細胞の集落形成阻止作用 キム・ジエー・エツチらの方法〔Cancer
Res.、25 698(1965)〕にもとずき、He La
S−3細胞をウシ血清10%添加のイーグルス
MEM培地で3〜5日間培養後、培養液を除去
しエチレンジアミンテトラ酢酸0.01%及びトリ
プシン0.1%を含むPBS(−)溶液(1中に
塩化ナトリウム8.0g、塩化カリウム0.2g、リ
ン酸第一水素ナトリウム1.15g及びリン酸第二
水素カリウム0.2gを含有する水溶液)を加
え、培養ぴんのガラス表面より細胞を剥がし、
ウシ血清20%添加のイーグルスMEM培地にて
希釈し、希釈液1ml当り200個の細胞を含むよ
うに調製する。この細胞懸濁液1mlをCO2イン
キユベーターで37℃、24時間培養した後、後述
する実施例1−(1)で得た上清液を1/16〜1/128
倍希釈になるように加える。また、前記の37
℃、24時間培養したのちに被検物質を各量加
え、7日間それぞれHeLa細胞を培養する。培
養後培地を除去し、ハンクス氏溶液にて培養皿
を洗い、70%エタノールにて細胞を固定し、次
に100%エタノールで細胞を洗い、エタノール
除去後ギムザ染色液で細胞を染色し、コロニー
数を数え細胞の生存率を求めた。 その結果は表1及び2のとおりである。尚表
中の細胞の生存率は次式によつて算出し、5板
のシヤーレの平均値で示した。 細胞の生存率=処理群のコロニー数/無処理群のコロニ
ー数×100
溶媒を加えて、生ずる沈澱物を採取する。この
際の上清液又は培養液はPH3〜7に調整するの
が好ましい。親水性有機溶媒としては、例えば
エタノール、メタノール等のアルコール類、ア
セトン等のケトン類が挙げられるが、アルコー
ル類特にエタノールが最もよい結果を与える。
この親水性有機溶媒はその濃度が30〜70%、好
ましくは60%前後になるように添加するのが好
適である。親水性有機溶媒を加えた後、好まし
くは約5℃の温度で数時間〜数日間放置し、沈
澱物の生成を完結させる。 このようにして生じた沈澱物をデカンテーシ
ヨン、遠心分離、過等の通常の操作で分離す
る。 次いで、上で得られた沈澱物に10〜15倍量の
水を加え、生ずる水不溶物を遠心分離、過等
の通常の方法で除去する。培養液を使用したと
きは、上記操作により菌体が除去される。斯く
して得られる溶液を凍結乾燥等によつて乾燥す
れば制癌性物質TF−100が得られる。 斯くして得られるTF−100は次のごとき物性
を有する。 (イ) 白灰色ないし淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリ
ツヒ結節型癌の増殖を阻止し、免疫賦活作用
を有する。 (ハ) 水に溶解し、その水溶液はほぼ中性を示
し、メタノール、エタノール、アセトン、ベ
ンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、ジエチ
ルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を
始め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、
1550、1440〜1380、1240、1140〜1000及び
820cm-1の近傍に吸収帯を有する(第2図)。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収
末端に強い吸収があり、また256〜260nmの
近傍に吸収ピークを示し、0.02%水溶液での
O.D260は0.530〜0.570の吸収を示す(第3
図)。 (ト) セフアデツクスG−50(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:50mm
φ×600mm、溶出液:蒸留水)で分画すると
260nmの紫外線吸光度測定においてはボイ
ド・ボリウム通過付近から400、430から
530、800、および840から870ml付近にかけて
吸収帯を有し、アンスロン硫酸法における
620nmの吸光度測定においてはボイド・ボ
リウム通過付近から390および410から430ml
付近にかけて吸収帯を有する(第4図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社
の商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)に
よる高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7
の0.1モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室
温)は、220nmおよび260nmの紫外線吸収
度測定においた、それぞれ溶媒先端部分、38
〜60分、65分付近にかけてピークを有する
(第5図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、
アンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、
ロウリイー・フオリン反応およびニンヒドリ
ン反応は陽性。 (ヌ) 元素分析値 C:30.6%〜35.7% H:4.2%〜5.2% N:4.2%〜5.2% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は40
%〜46.0(グルコース換算)およびロウリイ
ー・フオリン法による蛋白質の含有率は20.0
%〜23.0%(牛血清アルブミン換算)であ
る。 (d) (c)で得た分離液を透析又は限外過する。又
は、TF−100を10〜15培量の水に溶解して透析
又は限外過を行う。当該処理によりアミノ酸
等の低分子成分が除去される。透析内又は限外
過の内液を採取し、これを乾燥すれば制癌性
物質TF−110が得られる。 斯くして得られるTF−110は次のごとき物性
を有する。 (イ) 白灰色〜淡褐色 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌の増殖を阻
止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、その水溶液はほぼ中性を示
し、メタノール、エタノール、アセトン、ベ
ンゼン、クロロホルム、酢酸エチレン、ジエ
チレンエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を
始め、20℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、
1550、1440〜1380、1240、1140〜1000及び
820cm-1の近傍に吸収帯を有する(第6図)。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収
末端で強い吸収があり、また256〜260nmの
近傍に吸収ピークを示し、0.02%水溶液での
O.D260は0.440〜0.590の吸収を示す(第7
図)。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社
の登録商標)を用いてゲル過(カラム:44
mmφ×500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩
衝液)で分画すると260nmの紫外線吸収光
度測定においては、ボイドボリウム通過付近
から380、600から920ml付近にかけて吸収帯
を有し、フエノール硫酸法による490nmの
吸光度測定においてはボイドボリウム通過付
近から380、410から520、630から760ml付近
にかけて吸収帯を有し、アンスロン硫酸法に
よる620nmの吸光度測定においては、ボイ
ドボリウム通過付近から380、420から520、
620から760ml付近に吸収帯を有する(第8
図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社
の商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)に
よる高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7
の0.1モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室
温)は、220nmおよび260nmの紫外線吸光
度測定においてはそれぞれ溶媒先端部分、38
〜60分、65分付近にかけてピークを有する
(第9図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、
アンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロ
ウリイー・フオリンフ反応は陽性、ニンヒドリ
ン反応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:35.9%〜41.0% H:4.5%〜5.2% N:4.2%〜5.2% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
30.0%〜69.0%(グルコース換算)、および
ロウリイー・フオリン法による蛋白質の含有
率は約18.0%〜22.0%(牛血清アルブミン換
算)である。 (e) (d)で得た内液を、又は粉末を少量の水に溶か
したものをイオン交換体で処理する。イオン交
換体としては弱塩基性イオン交換体又は分子篩
性を併有するのを使用するのが好ましく、例え
ばジエチルアミノエチル−セフアデツクスA−
50(フアルマシア社製商品名)が好適に使用さ
れる。イオン交換体を充填したカラムを例えば
PH8の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化し、こ
れに上記被処理液を通過させ、通過液を捕集し
て凍結乾等によつて乾燥するか、又はイオン交
換体を入れた容器に同上の緩衝液及び被処理液
を入れ撹拌した後過した液を乾燥すれば、
次の性状を有する制癌性物質TF−120が得られ
るが、通過液又は液を更にセロフアンチユー
ブ等による透析又はセフアデツクスG−25(フ
アルマシア社製商品名)を用いるか限外過等
によつて脱塩した後乾燥してもTF−120が得ら
れる。 斯くして得られるTF−120は次のごとき物性
を有する。 (イ) 白灰色〜淡褐色 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌の増殖を阻
止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、その水溶液はほぼ中性を示
し、メタノール、エタノール、アセトン、ベ
ンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、ジエチ
ルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃により分解
を始め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、
1550、1380〜1360、1140〜1000及び820cm-1
の近傍に吸収帯を有する(第10図)。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収
末端に強い吸収があり、また268〜272nmの
近傍に吸収ピークを示し、0.02%水溶液での
O.D260は0.060〜0.070の吸収を示す(第11
図)。 (ト) セフアデツクスG−200(セフアルマシア
社の登録)を用いてゲル過(カラム:44mm
φ×500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝
液)で分画すると、260nmの紫外線吸光度
測定においてはボイドボリウム通過付近から
325ml付近にかけて、および775から875ml付
近にかけて吸収帯を有し、フエノール硫酸法
における490nmの吸光度測定においては、
ボイドボリウム通過付近から360、360から
480、および510から760ml付近にかけて吸収
帯を有し、アンスロン硫酸法における620n
mの吸光度測定においてはボイドボリウム通
過付近から380、420から520および620から
760ml付近にかけて吸収帯を有する(第12
図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社
の商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)に
よる高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7
の0.1モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室
温)は、220nmおよび260nmの紫外線吸光
度測定においてはそれぞれ溶媒先端部分、38
〜60分付近にかけてピークを有する(第13
図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール−硫酸反
応、アンスロン−硫酸反応、インドール−塩
酸反応、ロウリイー・フオリン反応は陽性、
ニンヒドリン反応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:35.1%〜40.2%、 H:4.5%〜5.5% N:2.0%〜3.1% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は
56.0%〜73.0%(グルコース換算)、および
ロウリイー・フオリン法による蛋白質の含有
率は9.0%〜13.0%(牛血清アルブミン換
算)である。 (f) 次いで上記処理液を通過させたカラムに、同
緩衝液に0.1〜0.6モルの食塩を加えた溶液を通
過させ溶出を行うか又は緩衝液、処理液を去
したイオン交換体を入れた容器に同上の食塩を
加えた溶液を加え、過し、液を取し、こ
の溶出液又は液を凍結乾燥等によつて乾燥す
れば目的の制癌性物質TF−130が得られるが、
この溶出液又は液を更にセロフアンチユーブ
等による透析又はセフアデツクスG−25(フア
ルマシア社製商品名)による分子節あるいは限
外過等によつて脱塩した後乾燥することもで
きる。 以上のごとくして得られる制癌性物質は次の
ごとき物性を有する。 (イ) 白灰色ないし淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリ
ツヒ結節型癌、ザルコーマー180癌細胞の増
殖を阻止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、ア
セトン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチ
ル、ジエチルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を
始め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトル
は、3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、
1550、1440〜1380、1240、1140〜1000及び
820cm-1の近傍に吸収帯を有する。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収
末端に強い吸収があり、また256〜280nmの
近傍に吸収ピークを示す。 (ト) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、
アンスロン−硫酸反応、インドール塩酸反応
及びロウリイー・フオリン反応は陽性で、ニ
ンヒドリン反応は陰性。 (チ) 元素分析値 C:27.5%〜39.8% H:3.2%〜5.7% N:2.8%〜6.3% (リ) フエノール硫酸法による糖の含有率は19.0
%〜64.0%(グルコース換算)、およびロウ
リイー・フオリン法による蛋白質含有率は
6.0%〜28.0%(牛血清アルブミン換算)で
ある。 本発明の制癌性物質TF−130の薬理作用を、本
発明方法の中間に得られるTF−100、TF−110、
TF−120との比較において示せば次のとおりであ
る。尚本発明物質において、溶出溶媒としてPH8
の0.025モルリン酸緩衝液1に対し、食塩0.2モ
ルを加えた緩衝液(実施例4)、食塩0.3モルを加
えた緩衝液(実施例5)及び食塩0.6モルを加え
た緩衝液(実施例6)を使用して得られたもの
を、それぞれTF−132、TF−133、TF−136とし
て示した。また、実施例7、同8、同9及び同10
で得られたものを、それぞれTF−1316、TF−
132b、TF−133b及びTF−1323として示した。 (1) 癌細胞の集落形成阻止作用 キム・ジエー・エツチらの方法〔Cancer
Res.、25 698(1965)〕にもとずき、He La
S−3細胞をウシ血清10%添加のイーグルス
MEM培地で3〜5日間培養後、培養液を除去
しエチレンジアミンテトラ酢酸0.01%及びトリ
プシン0.1%を含むPBS(−)溶液(1中に
塩化ナトリウム8.0g、塩化カリウム0.2g、リ
ン酸第一水素ナトリウム1.15g及びリン酸第二
水素カリウム0.2gを含有する水溶液)を加
え、培養ぴんのガラス表面より細胞を剥がし、
ウシ血清20%添加のイーグルスMEM培地にて
希釈し、希釈液1ml当り200個の細胞を含むよ
うに調製する。この細胞懸濁液1mlをCO2イン
キユベーターで37℃、24時間培養した後、後述
する実施例1−(1)で得た上清液を1/16〜1/128
倍希釈になるように加える。また、前記の37
℃、24時間培養したのちに被検物質を各量加
え、7日間それぞれHeLa細胞を培養する。培
養後培地を除去し、ハンクス氏溶液にて培養皿
を洗い、70%エタノールにて細胞を固定し、次
に100%エタノールで細胞を洗い、エタノール
除去後ギムザ染色液で細胞を染色し、コロニー
数を数え細胞の生存率を求めた。 その結果は表1及び2のとおりである。尚表
中の細胞の生存率は次式によつて算出し、5板
のシヤーレの平均値で示した。 細胞の生存率=処理群のコロニー数/無処理群のコロニ
ー数×100
【表】
【表】
【表】
この実験から明らかな如く、本発明の物質は
上清液と比較すると、直接的な細胞傷害作用で
ある癌細胞の集落形成阻止作用はきわめて弱
い。 (2) 免疫賦活作用 一群4匹のICR系マウスを用いて、被検物質
を生理食塩水0.2mlに溶解し、腹腔内投与し
た。投与24時間後にPerikan Drawing Ink 17
Black(ギユンター・ワグナー社製)1mlとゼ
ラチン3%含有生理食塩水2mlを混合して調製
したカーボン浮遊液0.2mlをマウス尾静脈より
注入し、注入後1、5、10および15分後に眼窩
よりヘパリン被覆ヘマトクツト毛細管を用いて
血液0.02mlを採取し、直ちに0.1%炭酸ナトリ
ウム水溶液1.6mlに希釈溶血させ、これを波長
675nmで比色し貧食係数(phagocytotic
index):K値をHalpernらの数式により求め
た。 また対照群には生理食塩水0.2mlを投与し
た。 K=log Co−log C/t−to (Co=to時の血中炭末量、C=t時の血中炭末
量) その結果は表3−1及び表3−2のとおりで
ある。
上清液と比較すると、直接的な細胞傷害作用で
ある癌細胞の集落形成阻止作用はきわめて弱
い。 (2) 免疫賦活作用 一群4匹のICR系マウスを用いて、被検物質
を生理食塩水0.2mlに溶解し、腹腔内投与し
た。投与24時間後にPerikan Drawing Ink 17
Black(ギユンター・ワグナー社製)1mlとゼ
ラチン3%含有生理食塩水2mlを混合して調製
したカーボン浮遊液0.2mlをマウス尾静脈より
注入し、注入後1、5、10および15分後に眼窩
よりヘパリン被覆ヘマトクツト毛細管を用いて
血液0.02mlを採取し、直ちに0.1%炭酸ナトリ
ウム水溶液1.6mlに希釈溶血させ、これを波長
675nmで比色し貧食係数(phagocytotic
index):K値をHalpernらの数式により求め
た。 また対照群には生理食塩水0.2mlを投与し
た。 K=log Co−log C/t−to (Co=to時の血中炭末量、C=t時の血中炭末
量) その結果は表3−1及び表3−2のとおりで
ある。
【表】
【表】
【表】
【表】
表3−1及び表3−2で明らかなように、対
照群に比し、本発明物質投与群は網内系マクロ
フアージが活性化され正常マウスの細胞性免疫
が増大した。 (3) 制癌作用 (a) エールリツヒ腹水型腫瘍における抗腫瘍効
果 ICR系マウス(雌、6週令)にエールリツ
ヒ腹水型癌細胞をマウス1匹当り1×105個
腹腔内接種した。ついで被検物質を生理食塩
水に溶解させ、癌細胞接種後1日目より、7
日間、又は1日目および3日目より7日目ま
で6日間又は1日目および3日目より6日目
まで5日間、1日1回各量腹腔内投与した。
また対照群には生理食塩水0.2ml/1回を同
様に投与した。 その結果は表4のとおりである。 T/C=投与群の生存日数/対照群の生存日数×10
0(%)
照群に比し、本発明物質投与群は網内系マクロ
フアージが活性化され正常マウスの細胞性免疫
が増大した。 (3) 制癌作用 (a) エールリツヒ腹水型腫瘍における抗腫瘍効
果 ICR系マウス(雌、6週令)にエールリツ
ヒ腹水型癌細胞をマウス1匹当り1×105個
腹腔内接種した。ついで被検物質を生理食塩
水に溶解させ、癌細胞接種後1日目より、7
日間、又は1日目および3日目より7日目ま
で6日間又は1日目および3日目より6日目
まで5日間、1日1回各量腹腔内投与した。
また対照群には生理食塩水0.2ml/1回を同
様に投与した。 その結果は表4のとおりである。 T/C=投与群の生存日数/対照群の生存日数×10
0(%)
【表】
【表】
※生存マウスは全例腹水の貯留は認められ
ず完全治癒マウスであり、TF−132b、
TF−133b、TF−1323は40日目のデータ
ーで、その他は35日目のデータである。表
4で明らかなように、対照群に比し本発明
物質投与群には延命効果が認められる。 (b) エールリツヒ結節型腫瘍における抗腫瘍効
果 ICR系マウス(雌、6週令)にエールリ
ツヒ癌細胞をマウス1匹当り4×106個腋
下部皮下に移殖した。ついでTF−100をマ
ウス1匹当り静脈内投与群には50mg/Kg
を、皮下投与群および腹腔内投与群には
100mg/Kgをそれぞれ癌細胞移殖後1日目
および3日目より7日目まで1日1回6日
間連続投与した。また対照群には生理食塩
水0.2ml/1回を同様に投与した。癌細胞
移殖後11日目に腫瘍重量を測定した。腫瘍
重量は腫瘍部位の長径ammと短径bmmをノ
ギスにて測定し次式によつて求めた。 腫瘍重量=a×b2/2 (mg) その結果は表5−1のとおりである。
ず完全治癒マウスであり、TF−132b、
TF−133b、TF−1323は40日目のデータ
ーで、その他は35日目のデータである。表
4で明らかなように、対照群に比し本発明
物質投与群には延命効果が認められる。 (b) エールリツヒ結節型腫瘍における抗腫瘍効
果 ICR系マウス(雌、6週令)にエールリ
ツヒ癌細胞をマウス1匹当り4×106個腋
下部皮下に移殖した。ついでTF−100をマ
ウス1匹当り静脈内投与群には50mg/Kg
を、皮下投与群および腹腔内投与群には
100mg/Kgをそれぞれ癌細胞移殖後1日目
および3日目より7日目まで1日1回6日
間連続投与した。また対照群には生理食塩
水0.2ml/1回を同様に投与した。癌細胞
移殖後11日目に腫瘍重量を測定した。腫瘍
重量は腫瘍部位の長径ammと短径bmmをノ
ギスにて測定し次式によつて求めた。 腫瘍重量=a×b2/2 (mg) その結果は表5−1のとおりである。
【表】
また、上記と同様に操作して表5−2の
結果を得た。
結果を得た。
【表】
【表】
表5−1及び表5−2で明らかなように
対照群に比し、本発明物質投与部には腫瘍
発育抑制効果が認められる。 ICR系マウス(雌、6週令)にエールリ
ツヒ癌細胞マウス1匹当り4×106個腋下
部皮下に移植した。ついでTF−133を10
mg/Kg又は20mg/Kgを癌細胞移植後1日目
および3日目から7日目まで1日1回、計
6日間静脈内、腹腔内、皮下および筋肉内
投与群に分けて投与した。また対照群には
生理食塩水0.2ml/1回を同様に投与し
た。癌細胞移植後13日目に腫瘍重量を測定
した。 その結果は表6のとおりである。
対照群に比し、本発明物質投与部には腫瘍
発育抑制効果が認められる。 ICR系マウス(雌、6週令)にエールリ
ツヒ癌細胞マウス1匹当り4×106個腋下
部皮下に移植した。ついでTF−133を10
mg/Kg又は20mg/Kgを癌細胞移植後1日目
および3日目から7日目まで1日1回、計
6日間静脈内、腹腔内、皮下および筋肉内
投与群に分けて投与した。また対照群には
生理食塩水0.2ml/1回を同様に投与し
た。癌細胞移植後13日目に腫瘍重量を測定
した。 その結果は表6のとおりである。
【表】
【表】
表6から明らかなように、TF−133投与
群には著しい腫瘍発育抑制効果が認められ
る。 ザルコマー180の癌細胞に対する抗腫瘍
効果 ICR系マウス(雌、5週令)にザルコマ
ー180癌細胞をマウス1匹当り1×105個腹
腔内移植した。ついでTF−132、TF−133
およびTF−136をそれぞれ1mg、5mgおよ
び10mg/Kgを、癌細胞移植後1日目および
3日目より7日目まで1日1回6日間腹腔
内投与した。また対照群には生理食塩水
0.2ml/1回を同様に投与した。 その結果を表7に示す。
群には著しい腫瘍発育抑制効果が認められ
る。 ザルコマー180の癌細胞に対する抗腫瘍
効果 ICR系マウス(雌、5週令)にザルコマ
ー180癌細胞をマウス1匹当り1×105個腹
腔内移植した。ついでTF−132、TF−133
およびTF−136をそれぞれ1mg、5mgおよ
び10mg/Kgを、癌細胞移植後1日目および
3日目より7日目まで1日1回6日間腹腔
内投与した。また対照群には生理食塩水
0.2ml/1回を同様に投与した。 その結果を表7に示す。
【表】
また、被検物質を癌細胞移植後1日目か
ら7日目まで1日1回連続腹腔内投与する
以外は、上記と同様に操作して表7−2の
結果を得た。
ら7日目まで1日1回連続腹腔内投与する
以外は、上記と同様に操作して表7−2の
結果を得た。
【表】
【表】
表7−1及び表7−2から明らかなよう
に、対照群に比し本発明物質投与群には抗
腫瘍効果が認められる。 B−16メラノーマ癌細胞に対する抗腫瘍
効果 (1) BDF1系マウス(雄、7週令)にメラ
ノーマ癌細胞をマウス1匹当り1×106
個腋下部皮下に移植した。ついでTF−
133を5mg/Kg又は10mg/Kgを、癌細胞
移植後1日目および3日目から7日目ま
で1日1回、6日間腹腔内投与した。ま
た対照群には生理食塩水0.2ml/1回5
−FU投与群には5−FU20mg/Kg/1回
を同様に投与した。 その結果は表8のとおりである。
に、対照群に比し本発明物質投与群には抗
腫瘍効果が認められる。 B−16メラノーマ癌細胞に対する抗腫瘍
効果 (1) BDF1系マウス(雄、7週令)にメラ
ノーマ癌細胞をマウス1匹当り1×106
個腋下部皮下に移植した。ついでTF−
133を5mg/Kg又は10mg/Kgを、癌細胞
移植後1日目および3日目から7日目ま
で1日1回、6日間腹腔内投与した。ま
た対照群には生理食塩水0.2ml/1回5
−FU投与群には5−FU20mg/Kg/1回
を同様に投与した。 その結果は表8のとおりである。
【表】
表8より明らかなように、対照群に比
しTF−133投与群には明確な腫瘍発育抑
制効果が認められ、また5−FU投与群
に比し、TF−133 5mg/Kg投与群では
同等の、10mg/Kg投与群ではそれ以上に
著しい腫瘍発育抑制効果が認められる。 (2) (1)と同様にして、B−16メラノーマ癌
細胞の移植およびTF−132、TF−133
5−FU、生理食塩水の投与を行い、癌
細胞移植後21日目に解剖を行い、肺への
メラノーマ癌細胞の転移状態を観察し
た。 その結果を表9に示す。
しTF−133投与群には明確な腫瘍発育抑
制効果が認められ、また5−FU投与群
に比し、TF−133 5mg/Kg投与群では
同等の、10mg/Kg投与群ではそれ以上に
著しい腫瘍発育抑制効果が認められる。 (2) (1)と同様にして、B−16メラノーマ癌
細胞の移植およびTF−132、TF−133
5−FU、生理食塩水の投与を行い、癌
細胞移植後21日目に解剖を行い、肺への
メラノーマ癌細胞の転移状態を観察し
た。 その結果を表9に示す。
【表】
表9より明らかなように5−FU投与
群に比し、TF−132およびTF−133投与
群には著しい癌細胞転位抑制効果が認め
られる。 急性毒性 マウスにおけるLD50は表10のとおりである。
群に比し、TF−132およびTF−133投与
群には著しい癌細胞転位抑制効果が認め
られる。 急性毒性 マウスにおけるLD50は表10のとおりである。
【表】
以上の薬理実験の結果から明らかなように、本
発明方法によつて得られたTF−130はTF−100、
110、120と同様制癌剤として有用なものであり、
各種の癌疾患に使用され効果が期待されるもので
あるが、とりわけ固型癌に対して著しい効果が期
待できる。 本発明のTF−130はTF−100、110、120と同様
常法により経口、注射、坐薬等の剤形にして使用
することができる。経口剤としては種々の賦形剤
を含んでもよく、カプセル剤、錠剤、散剤、顆粒
剤とすることができる。また、注射剤としては皮
下、筋肉内、静脈内注射剤のいずれでもよく、懸
濁液、溶液もしくは使用時溶解される粉末等の剤
形が用いられる。また注射剤には局所麻酔剤を含
んでいてもよい。 本発明のTF−130の投与量はTF−100、110、
120と同様患者の症状に応じて適宜選択される
が、一般に成人において0.01〜50mg/Kgを1日1
〜数回に分け投与するのが好ましく、投与方法と
しては経口又は皮下、筋肉内、静脈内もしくは患
部への注射によつてなされるのが好ましい。 次に本発明の実施例を挙げて説明する。 実施例 1 (1) 2容のスクリユーキヤツプ付培養瓶15本
に、それぞれ1本につきトリプトケース・ペプ
トン34g、フアイトン・ペプトン6g、プロテ
アーゼ・ペプトン20g、ブレイン・ハート・イ
ンヒユージヨン70g、イースト・エクストラク
ト6g、食塩15g、グルコース12g、ラクトー
ス10g、L−シスチン0.5g、亜硫酸ソーダ0.2
g、チオグリコレート・ナトリウム1.0g、寒
天1.4gを加えPH7に調整した培地2を入
れ、120℃で15分間加圧滅菌したのち、ただち
に水冷冷却し、予め同組成の培地で前培養して
おいたフソバクテリウム・ヌクレアタムTF−
031(微工研受託番号微工研菌寄第5077号)の
前培養液を培養瓶1本につき100mlの割合で滅
菌条件下に接種し、37℃のふ卵器中で48時間静
置培養を行う。培養終了後、5℃で4000r.p.
m、20分間この培養液を遠心分離し菌体を除去
して上清液約27を得た。 (2) (1)で得た上清液に5℃で撹拌下にエタノール
40を加え、無定形の沈澱物が完全に沈澱する
まで低温室で放置する。ついで5℃で、6000r.
p.m、15分間遠心分離し沈澱物を採取し、エタ
ノールで洗浄し、減圧乾燥して約60gの粗粉末
を得た。 (3) (2)で得た粗粉末20gを水120mlに溶解させ、
この際生じる水不溶物を7500r.p.m、10分間遠
心分離で除去して得た上清液と水不溶物を水60
mlで2回洗浄した洗浄液とを合し、減圧乾燥し
て白灰色〜淡褐色TF−100の粉末14gを得た。 実施例 2 実施例1−(3)に記載の不溶物を除去した上清液
と水不溶物を洗浄した洗浄液とを合した溶液をホ
ローフアイバー型限外過システム(使用膜番号
HI−1:旭化成(株)製商品)を用いて限外過
し、内液を凍結乾燥し淡灰〜白灰色のTF−110の
粉末10gを得た。 実施例 3 実施例2で得られた粉末10gを少量の水に溶解
させ、PH8の0.025モルリン酸緩衝液にて平衡化
したジエチルアミノエチル−セフアデツクスA−
50を充填したカラムにかけ、通過液を捕集する。
さらに同上のリン酸緩衝液2.5を通過させ、得
られる通過液と先に捕集した通過液を合し、これ
をホローフアイバー型限外過システム(使用膜
番号HI−1)を用いて脱塩し、ついで減圧下に
濃縮した後、凍結乾燥して白灰色〜淡褐色のTF
−120の粉末470mgを得た。 実施例 4 実施例1−(3)に記載の水不溶物を除去した上清
液を水不溶物を洗浄した洗浄液とを合した溶液
を、セロフアンチユーブを用い5℃の蒸留水にて
一夜透析し、内液を減圧濃縮する。濃縮した液を
ついでPH8の0.025モルリン酸緩衝液にて平衡化
したジエチルアミノエチル−セフアデツクスA−
50(フアルマシア社製・商品名)50gを充填した
カラムにかけ、ついで同上のリン酸緩衝液2、
および同上のリン酸緩衝液の0.1モル食塩溶出液
2.5を順次カラムに通過させた後、カラムに吸
着した活性物質を溶出させる目的で、同上のリン
酸緩衝液の0.2モル食塩溶出液2.5を通過させ、
得られる通過液をホローフアイバー型限外過シ
ステム(使用膜番号HI−1)を用いて脱塩した
後、凍結乾燥し白灰色〜淡褐色のTF−132の分画
粉末600mgを得た。 このものは次の理化学的諸性質を有する。 (イ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチル、ジエチルエーテルに不溶。 (ロ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ハ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の
近傍に吸収帯を有する(第14図)。 (ニ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また273〜280nmの近傍
に吸収ピークを示す(第15図)。 (ホ) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:44mmφ
×500mm、溶出液:PH7の0.1モルリン酸緩衝
液)で分画すると、260nmの紫外線吸光度測
定においては、ボイドボリウム通過付近から
340ml付近、600〜700、および720〜880ml付近
にかけて吸収帯を有し、フエノール硫酸法にお
ける490nmの吸光度測定においては、ボイド
ボリウム通過付近から340、340から580および
720から900ml付近にかけて吸収帯を有し、アン
スロン硫酸法における620nmの吸光度測定に
おいてはボイドボリウム通過付近から340、お
よび340から580ml付近にかけて吸収帯を有する
(第16図)。 (ヘ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1
モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
220nmの紫外線吸光度測定においては、溶媒
先端部分、30分、38〜60分、65分付近にかけて
ピークを有し、260nmでは溶媒先端部分、62
分、65分付近にかけてピークを有する(第17
図)。 (ト) モーリツシユ反応、フエノール−硫酸反応、
アンスロン−硫酸反応、インドール−塩酸反
応、ロウリイー・フオリン反応は陽性、ニンヒ
ドリン反応は陰性。 (チ) 元素分析値 C;34.8〜39.8% H;4.5〜5.7% N;2.8〜3.6% (リ) フエノール硫酸法による糖の含有率は55.0〜
64.0%(グルコース換算)およびロウリイー・
フオリン法による蛋白質の含有率は18.0〜28.0
%(牛血清アルブミン換算)である。 実施例 5 実施例2で得られた粉末10gを少量の水に溶解
させ、PH8の0.025モルリン酸緩衝液にて平衡化
した、ジエチルアミノエチル−セフアデツクスA
−50を充填したカラムにかけ、ついで同上のリン
酸緩衝液の0.2モル食塩溶出液5をカラムに通
過させた後、カラムに吸着した活性物質を溶出さ
せる目的で、同上のリン酸緩衝液の0.3モル食塩
溶出液2.5を通過させ、得られる通過液を減圧
下濃縮し、この濃縮液をセロフアンチユーブを用
いて脱塩し、更にセフアデツクスG25(フアルマ
シア社製、商品名)を用いて完全に脱塩した後、
凍結乾燥し白灰色〜淡褐色のTF−133の粉末600
mgを得た。 このものは次の理化学的性質を有する。 (イ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ロ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ハ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の
近傍に吸収帯を有する(第18図)。 (ニ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収あり、また258〜262nmの近綿に
吸収ピークを示す(第19図)。 (ホ) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:44mmφ
×500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝液)
で分画すると、260nmの紫外線吸光度測定に
おいては、ボイドボリウム通過付近から300ml
付近にかけて、および630から940ml付近にかけ
て吸収帯を有し、フエノール硫酸法における
490nmの吸光度測定においては、ボイドボリ
ウム通過付近から420ml付近にかけて吸収帯を
有し、アンスロン硫酸法における620nmの吸
光度測定においてはボイドボリウム通過付近か
ら420ml付近にかけて吸収帯を有する(第2
図)。 (ヘ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
高速液体クロマトグラム(溶煙液:PH7の0.1
モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
220nmの紫外線吸光度測定により、溶媒先端
部分、38分、50分付近にかけてピークを有し、
260nmは溶媒先端部分、50分〜60分、62分付
近にかけてピークを有する(第21図)。 (ト) モーリツシユ反応、フエノール−硫酸反応、
アンスロン−硫酸反応、インドール−塩酸反
応、ロウリイー・フオリン反応は陽性、ニンヒ
ドリン反応は陰性。 (チ) 元素分析値 C:28.0%〜36.6% H:3.5%〜5.1% N:4.5%〜6.3% (リ) フエノール硫酸法による糖の含有率は26.0%
〜35.0%(グルコース換算)およびロウリイ
ー・フオリン法による蛋白質の含有率は22.0%
〜28.0%(牛血清アルブミン換算)である。 実施例 6 実施例2で得られた粉末10gを少量の水に溶解
させ、PH8の0.025モルリン酸緩衝液にて平衡化
したジエチルアミノエチル−セフアデツクスA−
50を充填したカラムにかけ、ついで同上のリン酸
緩衝液の0.5モル食塩溶出液6を通過させた
後、カラムに吸着した活性物質を溶出させる目的
で、同上のリン酸緩衝液の0.6モル食塩溶出液2.5
を通過させ、得られる通過液をホローフアイバ
ー型限外過システム(使用膜番号HI−1)を
用いて脱塩し、ついで減圧下に濃縮した後、凍結
乾燥して白灰色〜淡褐色のTF−136の粉末130mg
を得た。 このものは次の理化学的諸性質を有する。 (イ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ロ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ハ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトル3600
〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、1440
〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の近傍
に吸収帯を有する(第22図)。 (ニ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、256〜260nmの近傍に吸
収ピークを示す(第23図)。 (ホ) セフアデツクスG−20(フアルマシア社の登
録商標)を用いてゲル過(カラム:44mmφ×
500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝液)で
分画すると、260nmの紫外線吸光度測定にお
いては540から930ml付近にかけて吸収帯を有
し、フエノール硫酸法における490nmの吸光
度測定およびアンスロン硫酸法における620n
mの吸光度測定においては各分画ともわずかな
吸収帯を有する(第24図)。 (ヘ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mmmm×2)によ
る高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の
0.1モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)
は、220nmの紫外線吸光度測定においては、
溶媒先端部分、28分〜40分、42分〜60分付近に
かけてピークを有し、260nmでは溶媒先端部
分、42分〜60分付近にかけてピークを有する
(第25図)。 (ト) モーリツシユ反応、フエノール−硫酸反応、
アンスロン−硫酸反応、インドール−塩酸反
応、ロウリイー・フオリン反応は陽性、ニンヒ
ドリン反応は陰性。 (チ) 元素分析値 C;27.5%〜32.6% H;3.2%〜4.0% N;5.0%〜6.1% (リ) フエノール硫酸法による糖の含有率は19.0%
〜30.0%(グルコース換算)、およびロウリイ
ー・フオリン法による蛋白質の含有率は6.0%
〜12.0%(牛血清アルブミン換算)である。 実施例 7 実施例1−(2)で得られた粉末2gを水24mlに溶
解させ、水不溶物を7500rpm10分間遠心分離して
除去する。上清液をセロフアンチユーブを用い5
℃の蒸留水に対して、一夜透析し、内液を減圧濃
縮する。次いで、濃縮液をPH8の0.025モルリン
酸緩衝液で平衡化したジエチルアミノエチルセフ
アデツクスA−50(フアルマシア社の登録商標)
150mlのカラムにかけ、PH8の0.025モルリン酸緩
衝液600mlを流して洗浄したのち、食塩濃度0.6モ
ルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液を流し、溶出
液を得る。この溶出液を減圧下に約100mlに濃縮
し、5℃の蒸留水に対して透析したのち、再び減
圧濃縮して、セフアデツクスG−25のカラムを用
いて脱塩したのち、凍結乾燥して白灰色〜淡褐色
のTF−1316 470mgを得る。 斯くして得られたTF−1316は次の如き物性を
有する。 (イ) 白灰色ないし淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリツ
ヒ結節型癌、ザルコーマ180癌細胞の増殖を阻
止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチレンエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示せず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは、
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000、820cm-1の近
傍に吸収帯を有する。(第26図) (ヘ) その水溶液の紫外線吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また256〜260nmの近傍
に吸収ピークを示す。(第27図) (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:21mmφ
×400nm、溶出液:PH7.0の0.1モルリン酸緩衝
液)で分画すると260nmの紫外線吸光度測定
に於いてボイド・ボリウム通過付近から160ml
付近にかけて吸収帯を有し、フエノール硫酸法
に於ける490nmの吸光度測定に於いてはボイ
ド・ボリウム通過付近から160ml付近にかけ吸
収帯を有する。(第28図) (チ) TSK−GEL G−300 SW(東洋曹達株式会
社製商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)に
よる高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7.0
の0.1モルリン酸緩衝液、流速0.8ml/分、室
温)で220nmの紫外線吸光度測定に於いて
は、溶媒先端部分、40〜60分付近にかけてピー
クを有し、260nmでは溶媒先端部分、40〜60
分付近にかけてピークを有する(第29図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン硫酸反応、インドール硫酸反応、ロウ
リー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反応
は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:30.0%〜34.0% H:3.8%〜4.4% N:4.9%〜5.7% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
35.0〜50.0%(グルコース換算)およびロウリ
ー・フオリン法による蛋白質の含有率は約10.0
〜23.0%(牛血清アルブミン換算)である。 実施例 8 実施例1−(2)で得られた粉末44.2gを食塩濃度
0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液1.2に溶
解させ、浮遊する不溶物をハイフロスーパーセル
を用いて去し、得られた液を、食塩濃度0.3
モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化し
たジエチルアミノエチルセフアデツクスA−50
(フアルマシア社製商品名)500mlのカラム(直径
33cm)にかけ通過液を採取する。カラムは食塩濃
度0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で洗浄
し、洗浄液と上記通過液を合わせて1.67の溶液
を得る。これを、再び食塩濃度0.3モルのPH8の
0.025モルリン酸緩衝液で平衡化したジエチルア
ミノエチルセフアデツクスA−50(フアルマシア
社製商品名)400mlのカラム(直径8cm)にかけ
通過液1.68を得る。カラムは、食塩濃度0.3モ
ルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で洗浄し、洗
浄液1.64を得る。通過液および洗浄液を合わせ
て、これにPH8の0.025モルリン酸緩衝液を加
え、食塩濃度0.2モルのPH8の0.025モルリン酸緩
衝液4.98とする。この溶液を、食塩濃度0.2モ
ルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化した
ジエチルアミノエチルセフアデツクスA−50(フ
アルマシア社製商品名)500mlのカラム(直径8
cm)にかけ、食塩濃度0.2モルのPH8の0.025モル
リン酸緩衝液2でカラムを洗浄して得られた通
過液と洗浄溶液を合わせた7の溶液に、PH8の
0.025モルリン酸緩衝液を加え食塩濃度0.1モルの
PH8の0.025モルリン酸緩衝液14とする。この
溶液を、食塩濃度0.1モルのPH8の0.025モルリン
酸緩衝液で平衡化したジチルアミノエチルセフア
デツクスA−50(フアルマシア社製商品名)500
mlのカラム(直径8cm)にかけ、通過液を除き、
カラムを、食温濃度0.1モルのPH8の0.025モルリ
ン酸緩衝液2で洗浄した後、食塩濃度0.2モル
のPH8の0.025モルリン酸緩衝液2を流し、溶
出液を採取する。この溶出液を限外過システム
(使用フアルター:東洋ウルトラフイルターUK
−10)を用いて濃縮および脱塩した後、更にセフ
アデツクスG−25カラムを用いて脱塩し、活性炭
にて脱色させた後、凍結乾燥させ、白灰色〜淡褐
色のTF−132bの粉末880mgを得る。 斯くして得られるTF−132bは次の如き物性を
有する。 (イ) 白灰色〜淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリツ
ヒ結節型癌、ザルコーマ−180癌細胞の増殖を
阻止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の
近傍に吸収帯を有する(第30図)。 (ヘ) その水溶液の紫外線吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また265〜280nmの近傍
にシヨルダーを示す(第31図)。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:21mmφ
×400mm、溶出液:PH7.0の0.1モルリン酸緩衝
液)を分画すると、260nmの紫外線吸光度測
定においては、ボイド・ボリウム通過付近から
150ml付近にかけて吸収帯を有し、フエノール
硫酸法による490nmの吸光度測定においては
ボイド・ボリウム通過付近から150ml付近にか
けて吸収帯を有する(第32図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1
モルリン酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)
は、220nmの紫外線吸光度測定においては、
溶媒先端部分、36〜37分、48〜50分付近にかけ
てピークを有し、260nmの吸光度測定におい
ては溶媒先端部分、32〜39分、45〜52分付近に
かけてピークを有する(第33図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロウ
リイー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反
応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:35.3%〜39.5%、H:4.5%〜5.6%、 N:2.8%〜5.4% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
23.6%〜45.5%(グルコース換算)、およびロ
ウリイー・フオリン法による蛋白質の含有率は
約15.5%〜28.0%(牛血清アルブミン換算)で
ある。 実施例 9 実施例1−(2)で得られた粉末42.2gを食塩濃度
0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液1.2に溶
解させ、浮遊する不溶物をハイフロスーパーセル
を用いて去し、得られた液を、食塩濃度0.3
モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化し
たジエチルアミノエチルセフアデツクスA−50
(フアルマシア社製商品名)500mlのカラム(直径
33cm)にかけ通過液を採取する。カラムは食塩濃
度0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で洗浄
し、洗浄液と上記通過液を合わせて1.67の溶液
を得る。これを、再び食塩濃度0.3モルのPH8の
0.025モルリン酸緩衝液で平衡化したジエチルア
ミノエチルセフアデツクスA−50(フアルマシア
社製商品名)400mlのカラム(直径8cm)にかけ
通過液1.68を得る。カラムは食塩濃度0.3モル
のPH8の0.025モルリン酸緩衝液で洗浄して、洗
浄液1.64を得る。通過液および洗浄液を合わせ
て、これにPH8の0.025モルリン酸緩衝液を加
え、食塩濃度0.2モルのPH8の0.025モルリン酸緩
衝液4.98とする。この溶液を、食塩濃度0.2モ
ルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化した
ジエチルアミノエチルセフアデツクスA−50(フ
アルマシア社製商品名)500mlのカラム(直径8
cm)にかけ、食塩濃度0.2モルのPH8の0.025モル
リン酸緩衝液2でカラムを洗浄した後、食塩濃
度0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液2を
流入し、溶出液を採取する。この溶出液を限外
過システム(使用フイルター:東洋ウルトラフイ
ルターUK−10)を用いて濃縮および脱塩した
後、更に、セフアデツクスG−25カラムを用いて
脱塩し、活性炭にて脱色させた後、凍結乾燥させ
白灰色〜淡褐色のTF−133bの粉末590mgを得
る。 斯くして得られるTF−133bは次のごとき物性
を有する。 (イ) 白灰色〜淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリツ
ヒ結節型癌、ザルコーマ−180癌細胞の増殖を
阻止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の
近傍に吸収帯を有する(第34図)。 (ヘ) その水溶液の紫外線吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また270〜280nmの近傍
にシヨルダーを示す(第35図)。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:21mmφ
×400mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝液)
で分画すると、260nmの紫外線吸光度測定に
おいてはボイド・ボリウム通過付近から170ml
付近にかけて吸収帯を有し、フエノール硫酸法
による490nmの吸光度測定においてはボイ
ド・ボリウム通過付近から150ml付近にかけて
吸収帯を有する(第36図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1
モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
220nmの紫外線吸光度測定においては溶媒先
端部分、49〜50分付近にかけてピークを有し、
260nmでは溶媒先端部分、38〜39分、52分付
近にかけてピークを有する(第37図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロウ
リイー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反
応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:31.1%〜38.5%、H:3.9%〜5.2%、 N:3.4%〜4.7% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
19.0%〜24.5%(グルコース換算)、およびロ
ウリイー・フオリン法による蛋白質の含有率は
約12.9%〜22.9%(牛血清アルブミン換算)で
ある。 実施例 10 (1) 実施例1−(2)で得た粗粉末20gを水120mlに
溶解させ、この際生じる水不溶物を7500rpm10
分間遠心分離で除去して得た上清液と、水不溶
物を水60mlで2回洗浄した洗浄液とを合し、ホ
ローフアイバー型限外過システム(使用膜番
号HI−1:旭化成(株)製商品)を用いて限
外過し、内液を凍結乾燥し、白灰色〜淡褐色
の粉末10gを得る。 (2) 上記で得られた粉末25gを食塩濃度0.3モル
のPH8の0.025モルリン酸緩衝液1に溶解さ
せ、予め食塩濃度0.3モルのPH8の0.025モルリ
ン酸緩衝液で平衡化したジエチルアミノエチル
セフアデツクスA−50(フアルマシア社製商品
名)500mlのカラム(直径33cm)にかける。カ
ラムは同じく食塩濃度0.3モルのPH8の0.025モ
ルリン酸緩衝液で洗浄し、カラム通過液と洗浄
液を合して1.6を得る。これを再び、同じく
食塩濃度0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝
液にて平衡化したジエチルアミノエチルセフア
デツクスA−50(フアルマシア社製商品名)
400mlのカラム(直径8cm)にかけ通過液1.65
を得、カラムを、食塩濃度0.3モルのPH8の
0.025モルリン酸緩衝液で洗浄した洗浄液1.7
と合して、これをPH8の0.025モルリン酸緩衝
液で希釈し、食塩濃度0.1モルのPH8の0.025モ
ルリン酸緩衝液10.35に調整する。 次いで、この溶液を食塩濃度0.1モルのPH8
の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化したジエチ
ルアミノエチルセフアデツクスA−50(フアル
マシア社製商品名)500mlのカラム(直径8
cm)にかけ、吸着分画を、食塩濃度0.1モルの
PH8の0.025モルリン酸緩衝液2で洗浄した
後、食塩濃度0.3モルのPH8の0.025モルリン酸
緩衝液2を流し、溶出分画を採取する。得ら
れた溶出液は、限外過システム(使用フイル
ター:東洋ウルトラフイルターUK−10)を用
いて脱塩し、濃縮し、更に、セフアデツクスG
−25にかけて脱塩して、活性炭にて脱色した
後、凍結乾燥し、白灰色〜淡褐色のTF−1323
の粉末1.65gを得る。 斯くして得られる制癌性物質TF−1323は次の
ごとき物性を有する。 (イ) 灰白色〜淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリツ
ヒ結節型癌、ザルコーマ−180癌細泡の増殖を
阻止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点は示さず約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr法による赤外線吸収スペクトルは、3600
〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、1440
〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の近傍
に吸収帯を有する(第38図)。 (ヘ) その水溶液の紫外線吸収スペクトルは、吸収
末端に強い吸収があり、また265〜280nmの近
傍に吸収ピークを示す(第39図)。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:21mmφ
×400mm、溶出液PH7の0.1モルリン酸緩衝液)
で分画すると、260nmの紫外線吸光度測定に
於いてはボイド・ボリウム通過付近から160ml
にかけて吸収帯を有し、フエノール硫酸法に於
ける490nmの吸光度測定に於いてボイド・ボ
リウム通過付近から150mlに吸収帯を有する
(第40図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600×2)による高
速流体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1モ
ル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
220nmの紫外線吸光度測定により、溶媒先端
部分、36分、48〜50分付近にかけてピークを有
し、260nmでは溶媒先端部分、36分、50分付
近にかけてピークを有する(第41図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロウ
リイー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反
応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:29.9%〜39.4%、H:3.9%〜5.6%、 N:2.8%〜5.4% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
19.0%〜25.0%(グルコース換算)およびロウ
リイー・フオリン法による蛋白質の含有率は約
11.0%〜17.0%(牛血清アルブミン換算)であ
る。 実施例 11 実施例4で得られた粉末1mgをバイアル瓶に充
填した。これは使用時滅菌水又はリドカイン0.5
%含有溶液等で溶解し注射液として用いる。 実施例 12 実施例5で得られた粉末1mgをバイアル瓶に充
填した。これは使用時滅菌水又はリドカイン0.5
%含有溶液等で溶解し注射液として用いる。 実施例 13 実施例6で得られた粉末1mgをバイアル瓶に充
填した。これは使用時滅菌水又はリドカイン0.5
%含有溶液等で溶解し注射液として用いる。 なお、TF−100、110および120も同様に製剤化
して使用しうる。
発明方法によつて得られたTF−130はTF−100、
110、120と同様制癌剤として有用なものであり、
各種の癌疾患に使用され効果が期待されるもので
あるが、とりわけ固型癌に対して著しい効果が期
待できる。 本発明のTF−130はTF−100、110、120と同様
常法により経口、注射、坐薬等の剤形にして使用
することができる。経口剤としては種々の賦形剤
を含んでもよく、カプセル剤、錠剤、散剤、顆粒
剤とすることができる。また、注射剤としては皮
下、筋肉内、静脈内注射剤のいずれでもよく、懸
濁液、溶液もしくは使用時溶解される粉末等の剤
形が用いられる。また注射剤には局所麻酔剤を含
んでいてもよい。 本発明のTF−130の投与量はTF−100、110、
120と同様患者の症状に応じて適宜選択される
が、一般に成人において0.01〜50mg/Kgを1日1
〜数回に分け投与するのが好ましく、投与方法と
しては経口又は皮下、筋肉内、静脈内もしくは患
部への注射によつてなされるのが好ましい。 次に本発明の実施例を挙げて説明する。 実施例 1 (1) 2容のスクリユーキヤツプ付培養瓶15本
に、それぞれ1本につきトリプトケース・ペプ
トン34g、フアイトン・ペプトン6g、プロテ
アーゼ・ペプトン20g、ブレイン・ハート・イ
ンヒユージヨン70g、イースト・エクストラク
ト6g、食塩15g、グルコース12g、ラクトー
ス10g、L−シスチン0.5g、亜硫酸ソーダ0.2
g、チオグリコレート・ナトリウム1.0g、寒
天1.4gを加えPH7に調整した培地2を入
れ、120℃で15分間加圧滅菌したのち、ただち
に水冷冷却し、予め同組成の培地で前培養して
おいたフソバクテリウム・ヌクレアタムTF−
031(微工研受託番号微工研菌寄第5077号)の
前培養液を培養瓶1本につき100mlの割合で滅
菌条件下に接種し、37℃のふ卵器中で48時間静
置培養を行う。培養終了後、5℃で4000r.p.
m、20分間この培養液を遠心分離し菌体を除去
して上清液約27を得た。 (2) (1)で得た上清液に5℃で撹拌下にエタノール
40を加え、無定形の沈澱物が完全に沈澱する
まで低温室で放置する。ついで5℃で、6000r.
p.m、15分間遠心分離し沈澱物を採取し、エタ
ノールで洗浄し、減圧乾燥して約60gの粗粉末
を得た。 (3) (2)で得た粗粉末20gを水120mlに溶解させ、
この際生じる水不溶物を7500r.p.m、10分間遠
心分離で除去して得た上清液と水不溶物を水60
mlで2回洗浄した洗浄液とを合し、減圧乾燥し
て白灰色〜淡褐色TF−100の粉末14gを得た。 実施例 2 実施例1−(3)に記載の不溶物を除去した上清液
と水不溶物を洗浄した洗浄液とを合した溶液をホ
ローフアイバー型限外過システム(使用膜番号
HI−1:旭化成(株)製商品)を用いて限外過
し、内液を凍結乾燥し淡灰〜白灰色のTF−110の
粉末10gを得た。 実施例 3 実施例2で得られた粉末10gを少量の水に溶解
させ、PH8の0.025モルリン酸緩衝液にて平衡化
したジエチルアミノエチル−セフアデツクスA−
50を充填したカラムにかけ、通過液を捕集する。
さらに同上のリン酸緩衝液2.5を通過させ、得
られる通過液と先に捕集した通過液を合し、これ
をホローフアイバー型限外過システム(使用膜
番号HI−1)を用いて脱塩し、ついで減圧下に
濃縮した後、凍結乾燥して白灰色〜淡褐色のTF
−120の粉末470mgを得た。 実施例 4 実施例1−(3)に記載の水不溶物を除去した上清
液を水不溶物を洗浄した洗浄液とを合した溶液
を、セロフアンチユーブを用い5℃の蒸留水にて
一夜透析し、内液を減圧濃縮する。濃縮した液を
ついでPH8の0.025モルリン酸緩衝液にて平衡化
したジエチルアミノエチル−セフアデツクスA−
50(フアルマシア社製・商品名)50gを充填した
カラムにかけ、ついで同上のリン酸緩衝液2、
および同上のリン酸緩衝液の0.1モル食塩溶出液
2.5を順次カラムに通過させた後、カラムに吸
着した活性物質を溶出させる目的で、同上のリン
酸緩衝液の0.2モル食塩溶出液2.5を通過させ、
得られる通過液をホローフアイバー型限外過シ
ステム(使用膜番号HI−1)を用いて脱塩した
後、凍結乾燥し白灰色〜淡褐色のTF−132の分画
粉末600mgを得た。 このものは次の理化学的諸性質を有する。 (イ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチル、ジエチルエーテルに不溶。 (ロ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ハ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の
近傍に吸収帯を有する(第14図)。 (ニ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また273〜280nmの近傍
に吸収ピークを示す(第15図)。 (ホ) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:44mmφ
×500mm、溶出液:PH7の0.1モルリン酸緩衝
液)で分画すると、260nmの紫外線吸光度測
定においては、ボイドボリウム通過付近から
340ml付近、600〜700、および720〜880ml付近
にかけて吸収帯を有し、フエノール硫酸法にお
ける490nmの吸光度測定においては、ボイド
ボリウム通過付近から340、340から580および
720から900ml付近にかけて吸収帯を有し、アン
スロン硫酸法における620nmの吸光度測定に
おいてはボイドボリウム通過付近から340、お
よび340から580ml付近にかけて吸収帯を有する
(第16図)。 (ヘ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1
モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
220nmの紫外線吸光度測定においては、溶媒
先端部分、30分、38〜60分、65分付近にかけて
ピークを有し、260nmでは溶媒先端部分、62
分、65分付近にかけてピークを有する(第17
図)。 (ト) モーリツシユ反応、フエノール−硫酸反応、
アンスロン−硫酸反応、インドール−塩酸反
応、ロウリイー・フオリン反応は陽性、ニンヒ
ドリン反応は陰性。 (チ) 元素分析値 C;34.8〜39.8% H;4.5〜5.7% N;2.8〜3.6% (リ) フエノール硫酸法による糖の含有率は55.0〜
64.0%(グルコース換算)およびロウリイー・
フオリン法による蛋白質の含有率は18.0〜28.0
%(牛血清アルブミン換算)である。 実施例 5 実施例2で得られた粉末10gを少量の水に溶解
させ、PH8の0.025モルリン酸緩衝液にて平衡化
した、ジエチルアミノエチル−セフアデツクスA
−50を充填したカラムにかけ、ついで同上のリン
酸緩衝液の0.2モル食塩溶出液5をカラムに通
過させた後、カラムに吸着した活性物質を溶出さ
せる目的で、同上のリン酸緩衝液の0.3モル食塩
溶出液2.5を通過させ、得られる通過液を減圧
下濃縮し、この濃縮液をセロフアンチユーブを用
いて脱塩し、更にセフアデツクスG25(フアルマ
シア社製、商品名)を用いて完全に脱塩した後、
凍結乾燥し白灰色〜淡褐色のTF−133の粉末600
mgを得た。 このものは次の理化学的性質を有する。 (イ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ロ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ハ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の
近傍に吸収帯を有する(第18図)。 (ニ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収あり、また258〜262nmの近綿に
吸収ピークを示す(第19図)。 (ホ) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:44mmφ
×500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝液)
で分画すると、260nmの紫外線吸光度測定に
おいては、ボイドボリウム通過付近から300ml
付近にかけて、および630から940ml付近にかけ
て吸収帯を有し、フエノール硫酸法における
490nmの吸光度測定においては、ボイドボリ
ウム通過付近から420ml付近にかけて吸収帯を
有し、アンスロン硫酸法における620nmの吸
光度測定においてはボイドボリウム通過付近か
ら420ml付近にかけて吸収帯を有する(第2
図)。 (ヘ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
高速液体クロマトグラム(溶煙液:PH7の0.1
モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
220nmの紫外線吸光度測定により、溶媒先端
部分、38分、50分付近にかけてピークを有し、
260nmは溶媒先端部分、50分〜60分、62分付
近にかけてピークを有する(第21図)。 (ト) モーリツシユ反応、フエノール−硫酸反応、
アンスロン−硫酸反応、インドール−塩酸反
応、ロウリイー・フオリン反応は陽性、ニンヒ
ドリン反応は陰性。 (チ) 元素分析値 C:28.0%〜36.6% H:3.5%〜5.1% N:4.5%〜6.3% (リ) フエノール硫酸法による糖の含有率は26.0%
〜35.0%(グルコース換算)およびロウリイ
ー・フオリン法による蛋白質の含有率は22.0%
〜28.0%(牛血清アルブミン換算)である。 実施例 6 実施例2で得られた粉末10gを少量の水に溶解
させ、PH8の0.025モルリン酸緩衝液にて平衡化
したジエチルアミノエチル−セフアデツクスA−
50を充填したカラムにかけ、ついで同上のリン酸
緩衝液の0.5モル食塩溶出液6を通過させた
後、カラムに吸着した活性物質を溶出させる目的
で、同上のリン酸緩衝液の0.6モル食塩溶出液2.5
を通過させ、得られる通過液をホローフアイバ
ー型限外過システム(使用膜番号HI−1)を
用いて脱塩し、ついで減圧下に濃縮した後、凍結
乾燥して白灰色〜淡褐色のTF−136の粉末130mg
を得た。 このものは次の理化学的諸性質を有する。 (イ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ロ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ハ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトル3600
〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、1440
〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の近傍
に吸収帯を有する(第22図)。 (ニ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、256〜260nmの近傍に吸
収ピークを示す(第23図)。 (ホ) セフアデツクスG−20(フアルマシア社の登
録商標)を用いてゲル過(カラム:44mmφ×
500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝液)で
分画すると、260nmの紫外線吸光度測定にお
いては540から930ml付近にかけて吸収帯を有
し、フエノール硫酸法における490nmの吸光
度測定およびアンスロン硫酸法における620n
mの吸光度測定においては各分画ともわずかな
吸収帯を有する(第24図)。 (ヘ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mmmm×2)によ
る高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の
0.1モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)
は、220nmの紫外線吸光度測定においては、
溶媒先端部分、28分〜40分、42分〜60分付近に
かけてピークを有し、260nmでは溶媒先端部
分、42分〜60分付近にかけてピークを有する
(第25図)。 (ト) モーリツシユ反応、フエノール−硫酸反応、
アンスロン−硫酸反応、インドール−塩酸反
応、ロウリイー・フオリン反応は陽性、ニンヒ
ドリン反応は陰性。 (チ) 元素分析値 C;27.5%〜32.6% H;3.2%〜4.0% N;5.0%〜6.1% (リ) フエノール硫酸法による糖の含有率は19.0%
〜30.0%(グルコース換算)、およびロウリイ
ー・フオリン法による蛋白質の含有率は6.0%
〜12.0%(牛血清アルブミン換算)である。 実施例 7 実施例1−(2)で得られた粉末2gを水24mlに溶
解させ、水不溶物を7500rpm10分間遠心分離して
除去する。上清液をセロフアンチユーブを用い5
℃の蒸留水に対して、一夜透析し、内液を減圧濃
縮する。次いで、濃縮液をPH8の0.025モルリン
酸緩衝液で平衡化したジエチルアミノエチルセフ
アデツクスA−50(フアルマシア社の登録商標)
150mlのカラムにかけ、PH8の0.025モルリン酸緩
衝液600mlを流して洗浄したのち、食塩濃度0.6モ
ルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液を流し、溶出
液を得る。この溶出液を減圧下に約100mlに濃縮
し、5℃の蒸留水に対して透析したのち、再び減
圧濃縮して、セフアデツクスG−25のカラムを用
いて脱塩したのち、凍結乾燥して白灰色〜淡褐色
のTF−1316 470mgを得る。 斯くして得られたTF−1316は次の如き物性を
有する。 (イ) 白灰色ないし淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリツ
ヒ結節型癌、ザルコーマ180癌細胞の増殖を阻
止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチレンエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示せず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは、
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000、820cm-1の近
傍に吸収帯を有する。(第26図) (ヘ) その水溶液の紫外線吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また256〜260nmの近傍
に吸収ピークを示す。(第27図) (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:21mmφ
×400nm、溶出液:PH7.0の0.1モルリン酸緩衝
液)で分画すると260nmの紫外線吸光度測定
に於いてボイド・ボリウム通過付近から160ml
付近にかけて吸収帯を有し、フエノール硫酸法
に於ける490nmの吸光度測定に於いてはボイ
ド・ボリウム通過付近から160ml付近にかけ吸
収帯を有する。(第28図) (チ) TSK−GEL G−300 SW(東洋曹達株式会
社製商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)に
よる高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7.0
の0.1モルリン酸緩衝液、流速0.8ml/分、室
温)で220nmの紫外線吸光度測定に於いて
は、溶媒先端部分、40〜60分付近にかけてピー
クを有し、260nmでは溶媒先端部分、40〜60
分付近にかけてピークを有する(第29図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン硫酸反応、インドール硫酸反応、ロウ
リー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反応
は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:30.0%〜34.0% H:3.8%〜4.4% N:4.9%〜5.7% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
35.0〜50.0%(グルコース換算)およびロウリ
ー・フオリン法による蛋白質の含有率は約10.0
〜23.0%(牛血清アルブミン換算)である。 実施例 8 実施例1−(2)で得られた粉末44.2gを食塩濃度
0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液1.2に溶
解させ、浮遊する不溶物をハイフロスーパーセル
を用いて去し、得られた液を、食塩濃度0.3
モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化し
たジエチルアミノエチルセフアデツクスA−50
(フアルマシア社製商品名)500mlのカラム(直径
33cm)にかけ通過液を採取する。カラムは食塩濃
度0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で洗浄
し、洗浄液と上記通過液を合わせて1.67の溶液
を得る。これを、再び食塩濃度0.3モルのPH8の
0.025モルリン酸緩衝液で平衡化したジエチルア
ミノエチルセフアデツクスA−50(フアルマシア
社製商品名)400mlのカラム(直径8cm)にかけ
通過液1.68を得る。カラムは、食塩濃度0.3モ
ルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で洗浄し、洗
浄液1.64を得る。通過液および洗浄液を合わせ
て、これにPH8の0.025モルリン酸緩衝液を加
え、食塩濃度0.2モルのPH8の0.025モルリン酸緩
衝液4.98とする。この溶液を、食塩濃度0.2モ
ルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化した
ジエチルアミノエチルセフアデツクスA−50(フ
アルマシア社製商品名)500mlのカラム(直径8
cm)にかけ、食塩濃度0.2モルのPH8の0.025モル
リン酸緩衝液2でカラムを洗浄して得られた通
過液と洗浄溶液を合わせた7の溶液に、PH8の
0.025モルリン酸緩衝液を加え食塩濃度0.1モルの
PH8の0.025モルリン酸緩衝液14とする。この
溶液を、食塩濃度0.1モルのPH8の0.025モルリン
酸緩衝液で平衡化したジチルアミノエチルセフア
デツクスA−50(フアルマシア社製商品名)500
mlのカラム(直径8cm)にかけ、通過液を除き、
カラムを、食温濃度0.1モルのPH8の0.025モルリ
ン酸緩衝液2で洗浄した後、食塩濃度0.2モル
のPH8の0.025モルリン酸緩衝液2を流し、溶
出液を採取する。この溶出液を限外過システム
(使用フアルター:東洋ウルトラフイルターUK
−10)を用いて濃縮および脱塩した後、更にセフ
アデツクスG−25カラムを用いて脱塩し、活性炭
にて脱色させた後、凍結乾燥させ、白灰色〜淡褐
色のTF−132bの粉末880mgを得る。 斯くして得られるTF−132bは次の如き物性を
有する。 (イ) 白灰色〜淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリツ
ヒ結節型癌、ザルコーマ−180癌細胞の増殖を
阻止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の
近傍に吸収帯を有する(第30図)。 (ヘ) その水溶液の紫外線吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また265〜280nmの近傍
にシヨルダーを示す(第31図)。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:21mmφ
×400mm、溶出液:PH7.0の0.1モルリン酸緩衝
液)を分画すると、260nmの紫外線吸光度測
定においては、ボイド・ボリウム通過付近から
150ml付近にかけて吸収帯を有し、フエノール
硫酸法による490nmの吸光度測定においては
ボイド・ボリウム通過付近から150ml付近にか
けて吸収帯を有する(第32図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1
モルリン酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)
は、220nmの紫外線吸光度測定においては、
溶媒先端部分、36〜37分、48〜50分付近にかけ
てピークを有し、260nmの吸光度測定におい
ては溶媒先端部分、32〜39分、45〜52分付近に
かけてピークを有する(第33図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロウ
リイー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反
応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:35.3%〜39.5%、H:4.5%〜5.6%、 N:2.8%〜5.4% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
23.6%〜45.5%(グルコース換算)、およびロ
ウリイー・フオリン法による蛋白質の含有率は
約15.5%〜28.0%(牛血清アルブミン換算)で
ある。 実施例 9 実施例1−(2)で得られた粉末42.2gを食塩濃度
0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液1.2に溶
解させ、浮遊する不溶物をハイフロスーパーセル
を用いて去し、得られた液を、食塩濃度0.3
モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化し
たジエチルアミノエチルセフアデツクスA−50
(フアルマシア社製商品名)500mlのカラム(直径
33cm)にかけ通過液を採取する。カラムは食塩濃
度0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で洗浄
し、洗浄液と上記通過液を合わせて1.67の溶液
を得る。これを、再び食塩濃度0.3モルのPH8の
0.025モルリン酸緩衝液で平衡化したジエチルア
ミノエチルセフアデツクスA−50(フアルマシア
社製商品名)400mlのカラム(直径8cm)にかけ
通過液1.68を得る。カラムは食塩濃度0.3モル
のPH8の0.025モルリン酸緩衝液で洗浄して、洗
浄液1.64を得る。通過液および洗浄液を合わせ
て、これにPH8の0.025モルリン酸緩衝液を加
え、食塩濃度0.2モルのPH8の0.025モルリン酸緩
衝液4.98とする。この溶液を、食塩濃度0.2モ
ルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化した
ジエチルアミノエチルセフアデツクスA−50(フ
アルマシア社製商品名)500mlのカラム(直径8
cm)にかけ、食塩濃度0.2モルのPH8の0.025モル
リン酸緩衝液2でカラムを洗浄した後、食塩濃
度0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝液2を
流入し、溶出液を採取する。この溶出液を限外
過システム(使用フイルター:東洋ウルトラフイ
ルターUK−10)を用いて濃縮および脱塩した
後、更に、セフアデツクスG−25カラムを用いて
脱塩し、活性炭にて脱色させた後、凍結乾燥させ
白灰色〜淡褐色のTF−133bの粉末590mgを得
る。 斯くして得られるTF−133bは次のごとき物性
を有する。 (イ) 白灰色〜淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリツ
ヒ結節型癌、ザルコーマ−180癌細胞の増殖を
阻止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の
近傍に吸収帯を有する(第34図)。 (ヘ) その水溶液の紫外線吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また270〜280nmの近傍
にシヨルダーを示す(第35図)。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:21mmφ
×400mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝液)
で分画すると、260nmの紫外線吸光度測定に
おいてはボイド・ボリウム通過付近から170ml
付近にかけて吸収帯を有し、フエノール硫酸法
による490nmの吸光度測定においてはボイ
ド・ボリウム通過付近から150ml付近にかけて
吸収帯を有する(第36図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1
モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
220nmの紫外線吸光度測定においては溶媒先
端部分、49〜50分付近にかけてピークを有し、
260nmでは溶媒先端部分、38〜39分、52分付
近にかけてピークを有する(第37図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロウ
リイー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反
応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:31.1%〜38.5%、H:3.9%〜5.2%、 N:3.4%〜4.7% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
19.0%〜24.5%(グルコース換算)、およびロ
ウリイー・フオリン法による蛋白質の含有率は
約12.9%〜22.9%(牛血清アルブミン換算)で
ある。 実施例 10 (1) 実施例1−(2)で得た粗粉末20gを水120mlに
溶解させ、この際生じる水不溶物を7500rpm10
分間遠心分離で除去して得た上清液と、水不溶
物を水60mlで2回洗浄した洗浄液とを合し、ホ
ローフアイバー型限外過システム(使用膜番
号HI−1:旭化成(株)製商品)を用いて限
外過し、内液を凍結乾燥し、白灰色〜淡褐色
の粉末10gを得る。 (2) 上記で得られた粉末25gを食塩濃度0.3モル
のPH8の0.025モルリン酸緩衝液1に溶解さ
せ、予め食塩濃度0.3モルのPH8の0.025モルリ
ン酸緩衝液で平衡化したジエチルアミノエチル
セフアデツクスA−50(フアルマシア社製商品
名)500mlのカラム(直径33cm)にかける。カ
ラムは同じく食塩濃度0.3モルのPH8の0.025モ
ルリン酸緩衝液で洗浄し、カラム通過液と洗浄
液を合して1.6を得る。これを再び、同じく
食塩濃度0.3モルのPH8の0.025モルリン酸緩衝
液にて平衡化したジエチルアミノエチルセフア
デツクスA−50(フアルマシア社製商品名)
400mlのカラム(直径8cm)にかけ通過液1.65
を得、カラムを、食塩濃度0.3モルのPH8の
0.025モルリン酸緩衝液で洗浄した洗浄液1.7
と合して、これをPH8の0.025モルリン酸緩衝
液で希釈し、食塩濃度0.1モルのPH8の0.025モ
ルリン酸緩衝液10.35に調整する。 次いで、この溶液を食塩濃度0.1モルのPH8
の0.025モルリン酸緩衝液で平衡化したジエチ
ルアミノエチルセフアデツクスA−50(フアル
マシア社製商品名)500mlのカラム(直径8
cm)にかけ、吸着分画を、食塩濃度0.1モルの
PH8の0.025モルリン酸緩衝液2で洗浄した
後、食塩濃度0.3モルのPH8の0.025モルリン酸
緩衝液2を流し、溶出分画を採取する。得ら
れた溶出液は、限外過システム(使用フイル
ター:東洋ウルトラフイルターUK−10)を用
いて脱塩し、濃縮し、更に、セフアデツクスG
−25にかけて脱塩して、活性炭にて脱色した
後、凍結乾燥し、白灰色〜淡褐色のTF−1323
の粉末1.65gを得る。 斯くして得られる制癌性物質TF−1323は次の
ごとき物性を有する。 (イ) 灰白色〜淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリツ
ヒ結節型癌、ザルコーマ−180癌細泡の増殖を
阻止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点は示さず約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr法による赤外線吸収スペクトルは、3600
〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、1440
〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の近傍
に吸収帯を有する(第38図)。 (ヘ) その水溶液の紫外線吸収スペクトルは、吸収
末端に強い吸収があり、また265〜280nmの近
傍に吸収ピークを示す(第39図)。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:21mmφ
×400mm、溶出液PH7の0.1モルリン酸緩衝液)
で分画すると、260nmの紫外線吸光度測定に
於いてはボイド・ボリウム通過付近から160ml
にかけて吸収帯を有し、フエノール硫酸法に於
ける490nmの吸光度測定に於いてボイド・ボ
リウム通過付近から150mlに吸収帯を有する
(第40図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600×2)による高
速流体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1モ
ル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
220nmの紫外線吸光度測定により、溶媒先端
部分、36分、48〜50分付近にかけてピークを有
し、260nmでは溶媒先端部分、36分、50分付
近にかけてピークを有する(第41図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロウ
リイー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反
応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:29.9%〜39.4%、H:3.9%〜5.6%、 N:2.8%〜5.4% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
19.0%〜25.0%(グルコース換算)およびロウ
リイー・フオリン法による蛋白質の含有率は約
11.0%〜17.0%(牛血清アルブミン換算)であ
る。 実施例 11 実施例4で得られた粉末1mgをバイアル瓶に充
填した。これは使用時滅菌水又はリドカイン0.5
%含有溶液等で溶解し注射液として用いる。 実施例 12 実施例5で得られた粉末1mgをバイアル瓶に充
填した。これは使用時滅菌水又はリドカイン0.5
%含有溶液等で溶解し注射液として用いる。 実施例 13 実施例6で得られた粉末1mgをバイアル瓶に充
填した。これは使用時滅菌水又はリドカイン0.5
%含有溶液等で溶解し注射液として用いる。 なお、TF−100、110および120も同様に製剤化
して使用しうる。
第1図は本発明で用いるフソバクテリウム・ヌ
クレアタムTF−031の形態を示す顕微鏡写真、第
2図は制癌性物質TF−100の赤外線吸収スペクト
ル、第3図は同物質の紫外線吸収スペクトル、第
4図は同物質をセフアデツクスG−50を用いてゲ
ル過したときの溶出パターン、第5図は同物質
の高速液体クロマトグラムを示し、第6図は制癌
性物質TF−110の赤外線吸収スペクトル、第7図
は同物質の紫外線吸収スペクトル、第8図は同物
質をセフアデツクスG−200を用いてゲル過し
たときの溶出パターン、第9図は同物質の高速液
体クロマトグラムを示し、第10図は制癌性物質
TF−120の赤外線吸収スペクトル、第11図は同
物質の紫外線吸収スペクトル、第12図は同物質
をセフアデツクスG−200を用いてゲル過した
ときの溶出パターン、第13図は同物質の高速液
体クロマトグラムを示し、第14図は本発明の制
癌性物質TF−132の赤外線吸収スペクトル、第1
5図は同物質の紫外線吸収スペクトル、第16図
は同物質をセフアデツクスG−200を用いてゲル
過したときの溶出パターン、第17図は同物質
の液体クロマトグラムを示し、第18図はTF−
133の赤外線吸収スペクトル、第19図は同物質
の紫外線吸収スペクトル、第20図は同物質をセ
フアデツクスG−200を用いてゲル過したとき
の溶出パターン、第21図は同物質の高性能液体
クロマトグラムを示し、第22図はTF−136の赤
外線吸収スペクトル、第23図は同物質の紫外線
吸収スペクトル、第24図は同物質をセフアデツ
クスG−200を用いてゲル過したときの溶出パ
ターン、第25図は同物質の高速液体クロマトグ
ラムを示し、第26図はTF−1316の赤外線吸収
スペクトル、第27図は同物質の紫外線吸収スペ
クトル、第28図は同物質をセフアデツクスG−
200を用いてゲル過した時の溶出パターン、第
29図は同物質の高速液体クロマトグラムを示
し、第30図はTF−132bの赤外線吸収スペクト
ル、第31図は同物質の紫外線吸収スペクトル、
第32図は同物質をセフアデツクスG−200を用
いてゲル過したときの溶出パターン、第33図
は同物質の高速液体クロマトグラムを示し、第3
4図はTF−133bの赤外線吸収スペクトル、第3
5図は同物質の紫外線吸収スペクトル、第36図
は同物質をセフアデツクスG−200を用いてゲル
過したときの溶出パターン、第37図は同物質
の高速液体クロマトグラムを示し、第38図は
TF−1323の赤外線吸収スペクトル、第39図は
同物質の紫外線吸収スペクトル、第40図は同物
質をセフアデツクスG−200を用いてゲル過し
たときの溶出パターン、第41図は同物質の高速
液体クロマトグラムを示す。
クレアタムTF−031の形態を示す顕微鏡写真、第
2図は制癌性物質TF−100の赤外線吸収スペクト
ル、第3図は同物質の紫外線吸収スペクトル、第
4図は同物質をセフアデツクスG−50を用いてゲ
ル過したときの溶出パターン、第5図は同物質
の高速液体クロマトグラムを示し、第6図は制癌
性物質TF−110の赤外線吸収スペクトル、第7図
は同物質の紫外線吸収スペクトル、第8図は同物
質をセフアデツクスG−200を用いてゲル過し
たときの溶出パターン、第9図は同物質の高速液
体クロマトグラムを示し、第10図は制癌性物質
TF−120の赤外線吸収スペクトル、第11図は同
物質の紫外線吸収スペクトル、第12図は同物質
をセフアデツクスG−200を用いてゲル過した
ときの溶出パターン、第13図は同物質の高速液
体クロマトグラムを示し、第14図は本発明の制
癌性物質TF−132の赤外線吸収スペクトル、第1
5図は同物質の紫外線吸収スペクトル、第16図
は同物質をセフアデツクスG−200を用いてゲル
過したときの溶出パターン、第17図は同物質
の液体クロマトグラムを示し、第18図はTF−
133の赤外線吸収スペクトル、第19図は同物質
の紫外線吸収スペクトル、第20図は同物質をセ
フアデツクスG−200を用いてゲル過したとき
の溶出パターン、第21図は同物質の高性能液体
クロマトグラムを示し、第22図はTF−136の赤
外線吸収スペクトル、第23図は同物質の紫外線
吸収スペクトル、第24図は同物質をセフアデツ
クスG−200を用いてゲル過したときの溶出パ
ターン、第25図は同物質の高速液体クロマトグ
ラムを示し、第26図はTF−1316の赤外線吸収
スペクトル、第27図は同物質の紫外線吸収スペ
クトル、第28図は同物質をセフアデツクスG−
200を用いてゲル過した時の溶出パターン、第
29図は同物質の高速液体クロマトグラムを示
し、第30図はTF−132bの赤外線吸収スペクト
ル、第31図は同物質の紫外線吸収スペクトル、
第32図は同物質をセフアデツクスG−200を用
いてゲル過したときの溶出パターン、第33図
は同物質の高速液体クロマトグラムを示し、第3
4図はTF−133bの赤外線吸収スペクトル、第3
5図は同物質の紫外線吸収スペクトル、第36図
は同物質をセフアデツクスG−200を用いてゲル
過したときの溶出パターン、第37図は同物質
の高速液体クロマトグラムを示し、第38図は
TF−1323の赤外線吸収スペクトル、第39図は
同物質の紫外線吸収スペクトル、第40図は同物
質をセフアデツクスG−200を用いてゲル過し
たときの溶出パターン、第41図は同物質の高速
液体クロマトグラムを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フソバクテリウム属に属する制癌性物質TF
−130生産菌を培養し、その培養液から得られる
次の性状を有する制癌性物質TF−130。 (イ) 白灰色ないし淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリツ
ヒ結節型癌、ザルコーマー180癌細胞の増殖を
阻止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは、
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の
近傍に吸収帯を有する。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また256〜280nmの近傍
に吸収ピークを示す。 (ト) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン−硫酸反応、インドール塩酸反応及び
ロウリー・フオリン反応は陽性で、ニンヒドリ
ン反応は陰性。 (チ) 元素分析値 C:27.5%〜39.8% H:3.2%〜5.7% N:2.8%〜6.3% (リ) フエノール硫酸法による糖の含有率は19.0%
〜64.0%(グルコース換算)、およびロウリ
ー・フオリン法による蛋白質の含有率は6.0%
〜28.0%(牛血清アルブミン換算)である。 2 フソバクテリウム属に属する制癌性物質TF
−130生産菌を培養して得た培養液又は上清液に
親水性有機溶媒を加えて生ずる沈澱物を採取し、
これに水を加えて水不溶物を除去し、次いでこれ
を透析又は限外過し、更にこれをイオン交換体
処理して得られたものである特許請求の範囲第1
項記載の制癌性物質TF−130。 3 フソバクテリウム属に属する制癌性物質TF
−130生産菌がフソバクテリウム・ヌクレアタム
である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の制
癌性物質TF−130。 4 フソバクテリウム属に属する制癌性物質TF
−130生産菌を培養して得た培養液又は上清液に
親水性有機溶媒を加えて生ずる沈澱物を採取し、
これに水を加えて水不溶物を除去し、次いでこれ
を透析又は限外過し、更にこれをイオン交換体
処理することを特徴とする制癌性物質TF−130の
製造法。 5 親水性有機溶媒がアルコールである特許請求
の範囲第4項記載の制癌性物質TF−130の製造
法。 6 親水性有機溶媒をその濃度が30〜70%になる
ように培養液又は上清液に加えることを特徴とす
る特許請求の範囲第4項又は第5項記載の制癌性
物質TF−130の製造法。 7 イオン交換体処理において、食塩加リン酸緩
衝液で溶出することを特徴とする特許請求の範囲
第4項記載の制癌性物質TF−130の製造法。 8 フソバクテリウム属に属する制癌性物質TF
−130生産菌を培養し、この培養液から得られる
次の性状、 (イ) 白灰色ないし淡褐色の粉末。 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌、エールリツ
ヒ結節型癌、ザルコーマー180癌細胞の増殖を
阻止し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、メタノール、エタノール、アセ
トン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸エチル、
ジエチルエーテルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは、
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1の
近傍に吸収帯を有する。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また256〜280nmの近傍
に吸収ピークを示す。 (ト) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン−硫酸反応、インドール塩酸反応及び
ロウリー・フオリン反応は陽性で、ニンヒドリ
ン反応は陰性。 (チ) 元素分析値 C:27.5%〜39.8 H:3.2%〜5.7% N:2.8%〜6.3% (リ) フエノール硫酸法による糖の含有率は19.0%
〜64.0%(グルコース換算)、およびロウリ
ー・フオリン法による蛋白質の含有率は6.0%
〜28.0%(牛血清アルブミン換算)である。 を有する制癌性物質TF−130を含有することを特
徴とする制癌剤。
Priority Applications (19)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10781979A JPS5645496A (en) | 1979-08-24 | 1979-08-24 | Carcinostatic substance, tf-130, its preparation and carcinostatic preparation containing the same |
| DE19803031152 DE3031152A1 (de) | 1979-08-24 | 1980-08-18 | Carcinostatische substanzen, verfahren zur herstellung derselben und mittel mit einem gehalt derselben |
| GB8027026A GB2059969B (en) | 1979-08-24 | 1980-08-19 | Fusobacterium culture extracts |
| CA000358667A CA1174618A (en) | 1979-08-24 | 1980-08-20 | Substances having carcinostatic and immunostimulating activity, process for preparing the same and carcinostatic agent containing the same |
| BE0/201815A BE884864A (fr) | 1979-08-24 | 1980-08-21 | Nouvelles substances produites par des bacteries du genre fusobacterium, leur procede de preparation et leur application en therapeutique |
| CH6297/80A CH648042A5 (de) | 1979-08-24 | 1980-08-21 | Carcinostatische substanzen, verfahren zur herstellung derselben und mittel mit einem gehalt derselben. |
| FI802641A FI68080C (fi) | 1979-08-24 | 1980-08-21 | Foerfarande foer framstaellning av karcinostatiska och immunostimulerande substansen |
| AU61646/80A AU529076B2 (en) | 1979-08-24 | 1980-08-21 | Carcinostatic agents |
| US06/180,040 US4744985A (en) | 1979-08-24 | 1980-08-21 | Novel substances having carcinostatic and immunostimulating activity, process for preparing the same and carcinostatic agent containing the same |
| AT0426480A AT375674B (de) | 1979-08-24 | 1980-08-21 | Verfahren zur herstellung neuer carcinostatischer substanzen |
| SE8005921A SE446406B (sv) | 1979-08-24 | 1980-08-22 | Nya foreningar med karcinostatisk och immunostimulerande verkan framstellda genom odling av fusobacterium nucleatum tf-031(ferm 5077, atcc 31647), forfarande for framstellning av desamma och karcinostatiskt medel inneha |
| NO802499A NO155697C (no) | 1979-08-24 | 1980-08-22 | Fremgangsmaate for fremstilling av fysiologisk aktive forbindelser ved fermentering. |
| PT71730A PT71730A (en) | 1979-08-24 | 1980-08-22 | Process for preparing novel substances having carcinostatic immunostimulating activity and a carcinostatic agent containing the same |
| DK361680A DK151639C (da) | 1979-08-24 | 1980-08-22 | Fremgangsmaade til fremstilling af tf-100 eller fraktioner heraf med carcinostatisk og immunostimulerende aktivitet |
| IT49541/80A IT1181595B (it) | 1979-08-24 | 1980-08-22 | Sostanze carcinostatiche ed immuno stimolanti procedimento per prepararle ed agente carcinostatico che le contiene |
| DD22346380A DD153999A5 (de) | 1979-08-24 | 1980-08-22 | Verfahren zur herstellung von substanzen mit carcinostatischer und immunstimulierender wirkung |
| FR8018396A FR2463619A1 (fr) | 1979-08-24 | 1980-08-22 | Nouvelles substances produites par des bacteries du genre fusobacterium, leur procede de preparation et leur application en therapeutique |
| NL8004759A NL8004759A (nl) | 1979-08-24 | 1980-08-22 | Nieuwe stoffen met carcinostatische en immuno- stimulerende werking, werkwijze voor de bereiding daarvan en carcinostatische preparaten die deze stoffen bevatten. |
| NZ194744A NZ194744A (en) | 1979-08-24 | 1980-08-22 | Preparation of carcinostatic and immunostimulating tf-substances from fusobacterium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10781979A JPS5645496A (en) | 1979-08-24 | 1979-08-24 | Carcinostatic substance, tf-130, its preparation and carcinostatic preparation containing the same |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5645496A JPS5645496A (en) | 1981-04-25 |
| JPS627919B2 true JPS627919B2 (ja) | 1987-02-19 |
Family
ID=14468832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10781979A Granted JPS5645496A (en) | 1979-08-24 | 1979-08-24 | Carcinostatic substance, tf-130, its preparation and carcinostatic preparation containing the same |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5645496A (ja) |
-
1979
- 1979-08-24 JP JP10781979A patent/JPS5645496A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5645496A (en) | 1981-04-25 |
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