JPS627917B2 - - Google Patents

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JPS627917B2
JPS627917B2 JP54107817A JP10781779A JPS627917B2 JP S627917 B2 JPS627917 B2 JP S627917B2 JP 54107817 A JP54107817 A JP 54107817A JP 10781779 A JP10781779 A JP 10781779A JP S627917 B2 JPS627917 B2 JP S627917B2
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sulfuric acid
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JP54107817A
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Kenzo Tamai
Isamu Saikawa
Takashi Yasuda
Shohachi Murakami
Toyoo Maeda
Hisatsugu Tsuda
Hiroshi Sakai
Masatoshi Sugita
Yoshiko Yamamoto
Takashi Minami
Takako Hori
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Toyama Chemical Co Ltd
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Toyama Chemical Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な制癌性物質、更に詳細にはフソ
バクテリウム属に属する菌を培養し、この培養液
から得られる制癌性物質TF−110に関する。更に
また、本発明はこの制癌性物質TF−110を製造す
る方法並びにこれを含有する制癌制に関する。 近年、各種の癌患者の治療法において、宿主の
免疫機能を亢進させ、免疫機能の助けを借りなが
ら制癌効果を発現させる治療法が盛んとなつて来
た。斯る療法に使用される薬剤としては、各種細
菌の菌体、菌体培養物から得られる成分、あるい
は担子菌の子実体又はその培養菌体から得られる
多糖体が知られている。しかし、これらの薬剤は
効果、副作用及びその製造法等の点で未だ満足し
得るものではない。 一方また、フソバクテリウム属に属する菌、例
えばフソバクテリウム・K031−3B、フソバクテ
リウム・フシフオミスW−12、フソバクテリウ
ム・ギランス1012及びフソバクテリウム・ヌクレ
アタム1010を培養して得た菌体及び上清液に関す
る報告がみられる。〔口科誌21、534〜539頁
(1972)、口科誌23、322〜333頁(1974)〕しかし
ながら、フソバクテリウム属に属する上記菌を培
養して得られる培養液から得られる成分並びにそ
の薬理作用については未だ研究されていない。 そこで、本発明者は、本発明者によつてヒト口
腔内より分離したフソバクテリウム属に属する菌
を培養し、その培養液から菌体を除去した上清液
について、その薬理作用を調べていたところ、こ
の上清液から採取される特定の成分が強い制癌作
用を有すること、しかもこれは、コロニー形成抑
制法においては癌細胞の集落形成阻止作用は極め
て小さく、殺細胞による制癌作用ではなく、宿主
介在性あるいは宿主の免疫力を亢進させ、免疫力
の助けを借りながら間接的に制癌作用を発現させ
る作用を有するものであること、更にこの成分は
毒性が極めて低いことを見出し、本発明を完成し
た。 本発明で使用される菌は、国立金沢大学医学部
附属病院歯科口腔外科において、ヒト口腔より分
離されたもので、次のような菌学的性状を有す
る。 (1) 形 態 細胞の形:紡鍾形(第1図) 細胞の多形性の有無:なし 運動性の有無:なし 胞子の有無:なし グラム染色:グラム陰性 抗酸性:陰性 (2) 培地における生育状態 TH−a寒天平板及び斜面培地 外 形:円 形 大きさ:約1mm 隆 起:半球状 構 造:露滴状 表 面:平 滑 辺 縁:平 滑 色:乳黄白色 透明度:不透明 TF−a液体培地 発育の程度:旺 盛 濁 り:凝 塊 沈 澱:な し 表面の発育:なし、約5mmまでは発育なし ガ ス:な し (3) 生理学的性質 硫化水素の生成:+ 硝酸塩の還元:− 酪酸の生成:+ インドールの生成:+ ウレアーゼ:− カタラーゼ:− デンプンの加水分解:− 酸素に対する態度:嫌気性 アンモニアの生成:+ 炭酸ガスの生成:+ 生育の範囲:PH5〜7.5 温度30〜45℃ 糖からのガスの生成 L−アラビノース(−)、D−キシロース
(−)、D−グルコース(−)、D−マンノー
ス(−)、D−フラクトース(−)、D−ガラ
クトース(−)、麦芽糖(−)、シヨ糖
(−)、トレハロース(−)、ソルビツト
(−)、マンニトール(−)、イノシツト
(−)、グリセリン(−)、デンプン(−) 以上の諸性状をバージーズ・マニユアル・オ
ブ・デイタミネイテイブ・バクテリオロジー第8
版に照して検討すると、本菌株はフソバクテリウ
ム・ヌクレアタム(Fusobacteriumnucleatum)
に酷似するので、これに属する菌であると固定
し、本菌株をフソバクテリウム・ヌクレアタム
TF−031(Fusobacteriumnucleatum TF−031)
と命名して、工業技術院微生物工業技術研究所に
寄託番号微工研菌寄第5077号(FERM−P No.
5077)として寄託した。 本発明の制癌性物質TF−110は、例えば次の如
くして製造される。 (a) 培養 フソバクテリウム・ヌクレアタムの培養は、
通常の嫌気性菌の培養法によつて行われる。す
なわち、各種ペプトン、牛の脳、心臓抽出物等
の窒素源;グルコース、ラクトース等の炭素
源;イースト・エクストラクト等のビタミン
源;L−シスチン、亜硫酸ソーダ、チオグリコ
レート等の還元剤;塩化ナトリウム等の無機塩
を含む培地を水酸化ナトリウムでPH7に調整し
たものを用いて、嫌気的条件下30〜40℃の温度
で1〜5日間静置培養を行う。特に次の成分を
含む培地(以下TF培地と称する)を使用する
のが好ましい。なお、寒天を使用しないときは
撹拌培養を行なうのが好ましい。
【表】
【表】 (b) 培養液から上清液の採取(菌体の除去)上で
得た培養液から菌体を除去して上清液を得る。
菌体の除去は常法、例えば遠心分離、ハイフロ
スーパーゲル等の過助剤を用いる過法を採
用できるが、特に遠心分離法は操作、菌の除去
度合、上清液の収得量の点で好ましい。又、菌
体の除去はこの段階で行なうのが好ましいが次
の(c)の操作において除去してもよい。 (c) 制癌性物質TF−110の採取 上で得られた上清液又は培養液に親水性有機
溶媒を加えて、生ずる沈澱物を採取する。この
際の上清液又は培養液はPH3〜7に調整するの
が好ましい。親水性有機溶媒としては、例えば
エタノール、メタノール等のアルコール類、ア
セトン等のケトン類が挙げられるが、アルコー
ル類特にエタノールが最もよい結果を与える。
この親水性有機溶媒はその濃度が30〜70%、好
ましくは60%前後になるように添加するのが好
適である。親水性有機溶媒を加えた後、低温、
好ましくは約5℃の温度で数時間〜数日間放置
し、沈澱物の生成を完結させる。 このようにして生じた沈澱物をデカンテーシ
ヨン、遠心分離、過等の通常の操作で分離す
る。 次いで、上で得られた沈澱物に10〜15倍量の水
を加え、生ずる水不溶物を遠心分離、過等の通
常の方法で除去する。培養液を使用したときはこ
の処理により菌体が除去される。斯くして得られ
る溶液を凍結乾燥等によつて乾燥すれば制癌性物
質TF−110が得られる。更に上で得た分離液を透
析又は限外過する。又はTF−100を10〜15倍量
の水に溶解して透析又は限外過を行う。当該処
理によりアミノ酸等の低分子成分が除去される。
内液を採取し、これを乾燥すれば制癌性物質TF
−110が得られる。 斯くして得られるTF−110は次のごとき物性を
有する。 (イ) 白灰色〜淡褐色 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌の増殖を阻止
し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、その水溶液はほぼ中性を示し、
メタノール、エタノール、アセトン、ベンゼ
ン、クロロホルム、酢酸エチル、ジエチルエー
テルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸引スペクトルは
3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1
近傍に吸収帯を有する(第2図)。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
端に強い吸収があり、また256〜260nmの近傍
に吸収ピークを示し、0.02%水溶液でO.D260
0.440〜0.590の吸収を示す(第3図)。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
登録商標)を用いてゲル過(カラム:44mmφ
×500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝液)
で分画すると、260nmの紫外線吸光度測定に
おいてはボイドボリウム通過付近から380、600
から920ml付近にかけて吸収帯を有し、フエノ
ール硫酸法による490nmの吸光度測定におい
てはボイドボリウム通過付近から380、410から
520、630から760ml付近にかけて吸収帯を有
し、アンスロン硫酸法による620nmの吸光度
測定においては、ボイドボリウム通過付近から
380、420から520、620から760ml付近に吸収帯
を有する(第4図)。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1
モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
220nmおよび260nmの紫外線吸光度測定におい
てはそれぞれ溶媒先端部分、38〜60分、65分付
近にかけてピークを有する。(第5図)。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
ンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロウ
リイー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反
応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:35.9%〜41.0%、H:4.5%〜5.2%、
N:4.2%〜5.2% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
30.0%〜69.0%(グルコース換算)、およびロ
ウリイー・フオリン法による蛋白質の含有率は
約18.0%〜22.0%(牛血清アルブミン換算)で
ある。 本発明の制癌性物質TF−110の薬理作用は次の
とおりである。 (1) 癌細胞の集落形成阻止作用 キム・ジエー・エツチらの方法〔Cancer
Res.、25、698(1965)〕に従つて、Hela S−
3細胞を、ウシ血清10%添加イーグルスMEM
培地で3〜5日間培養後培養液を除去し、エチ
レンジアミンテトラ酢酸0.01%及びトリプシン
0.1%を含むPBS(−)溶液(1中に塩化ナ
トリウム8.0g、塩化カリウム0.2g、リン酸第
一水素ナトリウム1.15g及びリン酸第二水素カ
リウム0.2gを含有する水溶液)を加え、培養
びんのガラス表面より細胞をはがし、ウシ血清
20%添加イーグルスMEM培地にて希釈し、希
釈液1ml当り200個の細胞を含むように調整す
る。この細胞懸濁液1mlをCO2インキユベータ
ーで37℃、24時間培養した後、実施例1(1)で得
た上清液を1/16〜1/128倍希釈になるように加
える。また、前記の37℃、24時間培養したのち
本発明の制癌性物質TF−110を加え、7日間
Hela細胞を培養する。培養後培地を除去し、
ハンクス氏溶液にて培養皿を洗い、70%エタノ
ールにて細胞を固定し、次いで100%エタノー
ルで細胞を洗い、エタノールを除去した後ギム
ザ染色液で細胞を染色し、コロニー数を数えて
細胞の生存率を求めた。 その結果は表1及び表2のとおりである。尚
表中の細胞の生存率は次式によつて算出し、5
枚のシヤーレの平均値で示した。 細胞の生存率=処理群のコロニー数/無処理群のコロ
ニー数×100
【表】
【表】 この実験から明らかな如く、制癌性物質TF
−110は上清液と比較すると、直接的な細胞傷
害作用である癌細胞の集落形成阻止作用はきわ
めて弱い。 (2) 免疫賦活作用 一群4匹のICR系マウスを用い、制癌性物質
TF−110を生理食塩水0.2mlに溶解し、5mg及
び20mg/Kgを腹腔内投与した。 投与24時間後にPerikan Drawing InK17
Black(ギユンター・ワグナー社製)1mlとゼ
ラチン3%含有生理食塩水2mlを混合して調製
したカーボン浮遊液0.2mlをマウス尾静脈より
注入し、注入後1、5、10および15分後に眼窩
よりヘパリン被覆へマトクリツト毛細管を用い
て血液0.02mlを採取し、直ちに0.1%炭酸ナト
リウム水溶液1.6mlに希釈溶血させ、これを波
長675nmで比色し貧食係数(phagocytotic
index):K値をHalpernからの数式により求
めた。 また対照群には生理食塩水0.2mlを投与し
た。 K=log Co−log C/t−to (Co=to時の血中炭末量、C=t時の血中炭末
量) その結果は表3のとおりである。
【表】 この実験から明らかなごとく、対照群に比較
し、本発明のTF−110投与群は網内系マクロフ
アージが活性化され、正常マウスの細胞性免疫
が増大した。 (3) 制癌作用 エールリツヒ腹水型腫瘍に対する抗腫瘍作
用: ICR系マウス(雌、6週令)にエールリツヒ
腹水型癌細胞をマウス1匹当り1×105個腹腔
内接種した。ついでTF−110を生理食塩水に溶
解させ、癌細胞接触後1日目より、1日1回6
日間各量を連続投与した。また対照群には生理
食塩水0.1ml/1回を同様に投与した。 その結果は表4のとおりである。 T/C=投与群の生存日数/対照群の生存日数×10
0(%)
【表】 ず完全治癒マウスであつた。 この実験から
【表】 本発明の制癌性物質TF−110は次に示すごと
く極めて毒性が少ない。 マウスにおける急性毒性(LD50) 静脈>250mg/Kg 腹腔>1000mg/Kg 以上の薬理実験の結果から明らかなように本発
明の制癌性物質TF−110は制癌剤として有用なも
のであり、各種の癌疾患に使用され効果が期待さ
れるものであるが、とりわけ固型癌に対して著し
い効果が期待できる。 本発明のTF−110は常法により経口、注射、坐
薬等の剤形にして使用することができる。経口剤
としては種々の賦形剤を含んでもよく、カプセル
剤、錠剤、散剤、顆粒剤とすることができる。ま
た、注射剤としては皮下、筋肉内、静脈内注射剤
のいずれでもよく、懸濁液、溶液もしくは使用時
溶解させる粉末等の剤形が用いられる。また注射
剤には局所麻酔剤を含んでいてもよい。 本発明のTF−110の投与量は患者の症状に応じ
て適宜選択されるが、一般に成人において0.01〜
50mg/Kgを1日1〜数回に分け投与するのが好ま
しく、投与方法としては経口又は皮下、筋肉内、
静脈内もしくは患部への注射によつてなされるの
が好ましい。 次に本発明の実施例を挙げて説明する。 実施例 1 (1) 2容のスクリユーキヤツプ付培養瓶15本
に、それぞれ1本につきトリプトケース・ペプ
トン34g、フアイトン・ペプトン6g、プロテ
アーゼ・ペプトン20g、ブレイン・ハート・イ
ンヒユージヨン70g、イースト・エクストラク
ト6g、食塩15g、グルコース12g、ラクトー
ス10g、L−シスチン0.5g、亜硫酸ソーダ0.2
g、チオグリコレート・ナトリウム1.0g、寒
天1.4gを加え、PH7に調整した培地2を入
れ、120℃で15分間加圧減菌したのち、ただち
に水冷冷却し、予め同組成の培地で前培養して
おいたフソバクテリウム・ヌクレアタムTF−
031(微工研受託番号 微工研菌寄番号第5077
号(FERM−P No.5077))の前培養液を培養
瓶1本につき100mlの割合で滅菌条件下に接種
し、37℃のふ卵器中で48時間静置培養を行う。
培養終了後、5℃で4000r.p.m.、20分間この培
養液を遠心分離し、菌体を除去して上清液約27
を得た。 (2) (1)で得た上清液に5℃で撹拌下にエタノール
40を加え、無定形の沈澱物が完全に沈澱する
まで低温室で放置する。ついで5℃、6000r.p.
m.、15分間遠心分離し沈澱物を採取し、エタ
ノールで洗浄し、減圧乾燥して約60gの粗粉末
を得た。 (3) (2)で得た粗粉末20gを水120mlに溶解させ、
この際生じる水不溶物を7500r.p.m.、10分間遠
心分離で除去して得た上清液と、水不溶物を水
60mlで2回洗浄した洗浄液とを合した水可溶部
230mlをホローフアイバー型限外過システム
(使用膜番号HI−1:旭化成(株)製商品)を用い
て限外過し、内液を凍結乾燥し白灰色のTF
−110の粉末10gを得た。 製剤例 実施例1で得られた粉末5mgをバイアル瓶に充
填した。これは使用時滅菌水又はリドカイン0.5
%含有溶液等で溶解し注射液として用いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いるフソバクテリウム・ヌ
クレアタムTF−031の形態を示す顕微鏡写真、第
2図は本発明の制癌性物質TF−110の赤外線吸収
スペクトル、第3図は同物質の紫外線吸収スペク
トル、第4図は同物質をセフアデツクスG−200
を用いてゲル過したときの溶出パターン、第5
図は同物質の高速液体クロマトグラムを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フソバクテリウム属に属する制癌性物質TF
    −110生産菌を培養し、その培養液から得られる
    次の性状を有する制癌性物質TF−110。 (イ) 白灰色〜淡褐色 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌の増殖を阻止
    し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、その水溶液はほぼ中性を示し、
    メタノール、エタノール、アセトン、ベンゼ
    ン、クロロホルム、酢酸エチル、ジエチルエー
    テルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
    め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
    3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
    1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1
    近傍に吸収帯を有する。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
    端に強い吸収があり、また256〜260nmの近傍
    に吸収ピークを示し、0.02%水溶液でのO.D260
    は0.440〜0.590の吸収を示す。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
    登録商標)を用いてゲル過(カラム:44mmφ
    ×500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝液)
    で分画すると260nmの紫外線吸光度測定にお
    いては、ボイドボリウム通過付近から380、600
    から920ml付近にかけて吸収帯を有し、フエノ
    ール硫酸法による490nmの吸光度測定におい
    てはボイドボリウム通過付近から380、410から
    520、630から760ml付近にかけて吸収帯を有
    し、アンスロン硫酸法による620nmの吸光度
    測定においては、ボイドボリウム通過付近から
    380、420から520、620から760ml付近に吸収帯
    を有する。 (チ) TSK−GEL G300SW(東洋曹達株式会社の
    商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
    高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1
    モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
    220nmおよび260nmの紫外線吸光度測定にお
    いては、それぞれ溶媒先端部分、38〜60分、65
    分付近にかけてピークを有する。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
    ンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロウ
    リイー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反
    応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:35.9%〜41.0%、H:4.5%〜5.2%、
    N:4.2%〜5.2% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
    30.0%〜69.0%(グルコース換算)、およびロ
    ウリイ−・フオリン法による蛋白質の含有率は
    約18.0%〜22.0%(牛血清アルブミン換算)で
    ある。 2 フソバクテリウム属に属する制癌性物質TF
    −110生産菌を培養して得た培養液又は上清液に
    親水性有機溶媒を加えて生ずる沈澱物を採取し、
    これに水を加えて水不溶物を除去し、次いでこれ
    を透析又は限外過して得られたものである特許
    請求の範囲第1項記載の制癌性物質TF−110。 3 フソバクテリウム属に属する制癌性物質TF
    −110生産菌がフソバクテリウム・ヌクレアタム
    である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の制
    癌性物質TF−110。 4 フソバクテリウム属に属する制癌性物質TF
    −110生産菌を培養して得た培養液又は上清液に
    親水性有機溶媒を加えて生ずる沈澱物を採取し、
    これに水を加えて水不溶物を除去し、次いでこれ
    を透析又は限外過することを特徴とする制癌性
    物質TF−110の製造法。 5 親水性有機溶媒がアルコールである特許請求
    の範囲第4項記載の制癌性物質TF−110の製造
    法。 6 親水性有機溶媒をその濃度が30〜70%になる
    ように培養液又は上清液に加えることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項又は第5項記載の制癌性
    物質TF−110の製造法。 7 フソバクテリウム属に属する制癌性物質TF
    −110生産菌を培養し、その培養液から得られる
    次の性状、 (イ) 白灰色〜淡褐色 (ロ) マウスのエールリツヒ腹水型癌の増殖を阻止
    し、免疫賦活作用を有する。 (ハ) 水に溶解し、その水溶液はほぼ中性を示し、
    メタノール、エタノール、アセトン、ベンゼ
    ン、クロロホルム、酢酸エチル、ジエチルエー
    テルに不溶。 (ニ) 明確な融点を示さず、約110℃より分解を始
    め、200℃以上で著しく分解する。 (ホ) KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルは
    3600〜3200、2960〜2930、1670〜1640、1550、
    1440〜1380、1240、1140〜1000及び820cm-1
    近傍に吸収帯を有する。 (ヘ) その水溶液の紫外部吸収スペクトルは吸収末
    端に強い吸収があり、また256〜260nmの近傍
    に吸収ピークを示し、0.02%水溶液でのO.D260
    は0.440〜0.590の吸収を示す。 (ト) セフアデツクスG−200(フアルマシア社の
    登録商標)を用いてゲル過(カラム:44mmφ
    ×500mm、溶出液:PH7の0.1モル燐酸緩衝液)
    で分画すると260nmの紫外線吸光度測定にお
    いてはボイドボリウム通過付近から380、600か
    ら920ml付近にかけて吸収帯を有し、フエノー
    ル硫酸法による490nmの吸光度測定において
    はボイドボリウム通過付近から380、410から
    520、630から760ml付近にかけて吸収帯を有
    し、アンスロン硫酸法による620nmの吸光度
    測定においては、ボイドボリウム通過付近から
    380、420から520、620から760ml付近に吸収帯
    を有する。 (チ) TSK−GEL G300 SW(東洋曹達株式会社の
    商品名、カラム:7.9mmφ×600mm×2)による
    高速液体クロマトグラム(溶出液:PH7の0.1
    モル燐酸緩衝液、流速0.8ml/分、室温)は、
    220nmおよび260nmの紫外線吸光度測定にお
    いてはそれぞれ溶媒先端部分、38〜60分、65分
    付近にかけてピークを有する。 (リ) モーリツシユ反応、フエノール硫酸反応、ア
    ンスロン硫酸反応、インドール塩酸反応、ロウ
    リイー・フオリン反応は陽性、ニンヒドリン反
    応は陰性。 (ヌ) 元素分析値 C:35.9%〜41.0%、H:4.5%〜5.2%、
    N:4.2〜5.2% (ル) フエノール硫酸法による糖の含有率は約
    30.0%〜69.0%(グルコース換算)、およびロ
    ウリイー・フオリン法による蛋白質の含有率は
    約18.0%〜22.0%(牛血清アルブミン換算)で
    ある。 を有する制癌性物質TF−110を含有することを特
    徴とする制癌制。
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