JPS628312B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS628312B2 JPS628312B2 JP58203176A JP20317683A JPS628312B2 JP S628312 B2 JPS628312 B2 JP S628312B2 JP 58203176 A JP58203176 A JP 58203176A JP 20317683 A JP20317683 A JP 20317683A JP S628312 B2 JPS628312 B2 JP S628312B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminate
- prepreg
- resin
- free phenol
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、積層板の製造技術、なかんずくフ
エノール樹脂積層板の製造技術の分野に属する。 〔背景技術〕 民生用、積層板の重要特性に、打抜加工性があ
る。低温打抜加工、高密度打抜加工という、業界
のニーズから積層板樹脂は、ますます可塑化の方
向にある。 従つて、低温打抜加工用のフエノール積層板に
おけるフエノール樹脂は、ガラス転移点を低く、
おさえている。また、フリーフエノールは、可塑
化効果をもつことと、除去が困難であることか
ら、積層板中に1.0%程度ふくまれていた。ま
た、レジンペーパー(プリプレグ)中には、2.0
%程度のフリーフエノールが、ふくまれていた。 この様に、十分可塑化された低温打抜加工用積
層板は、基板としてやわらかすぎる面があつた。
また熱時における強度が、弱いという問題点もあ
つた。 〔発明の目的〕 本発明は、上記問題点である積層板の基板とし
ての強度を、低温打抜加工性を維持しつつ改良す
ることを目的とし、特に熱時の強度向上、すなわ
ち、樹脂の強度向上を目的とする。 〔発明の開示〕 通常フエノール樹脂積層板の製造方法は、フエ
ノール樹脂ワニスを、紙基材(限定する主旨では
ない)に含浸させ、加熱乾燥後、加熱加圧成形す
る。本発明は、積層板におけるフリーフエノール
濃度を減ずるために、フエノール樹脂を含浸させ
たプリプレグを加熱乾燥する工程において、減圧
することである。 従来、樹脂の基材への含浸を良くするために、
含浸工程で、減圧を試みたことはあるが、乾燥工
程ではない。なぜなら、積層中1%程度のフリー
フエノールは、可塑化効果はあつても、害はない
と判断されていたからである。 減圧のレベルは、限定されるものではないが、
−500mmHg〜−750mmHg程度が良く、減圧が大き
い程好都合である。 上記方法により、プリプレグにおけるフリーフ
エノールの含有量を、1.0%以下とするのであ
る。 上記プリプレグを用いることにより、積層板中
のフリーフエノールの含有量を、0.3%以下とす
ると一層良い結果が得られる。なお、プリプレグ
のフリーフエノール含有量を1.0%以下とすると
大低の場合積層板中では0.3以下となる。 〔発明の効果〕 以上の様にして、フリーフエノールを減じた積
層板樹脂と、減じなかつた製層板樹脂との粘弾性
スペクトルは第1図に示すようになる。これから
わかる様に、フリーフエノールを減じた樹脂は、
ヤング率が向上していることがわかる。特に、熱
時にその効果が大きい。しかし、ガラス転移点に
は差がない。さらに積層板の低温打抜加工性も、
差がない。 以下、実施例及び比較例により説明する。 実施例 1 桐油変性したフエノール樹脂を、メタノール溶
媒にて、希釈してワニスとなす。厚さ10ミルスの
クラフト紙を、ワニスに、浸漬含浸する。直ち
に、−700mmHg下、150℃〜160℃に設定下で乾燥
させる。このようにして得た樹脂含浸紙(プリプ
レグ)のフリーフエノール含有量を、ガス・クロ
マトグラフで測定したところ0.7%であつた。 このプリプレグを常法により積層成形すること
により、厚さ1.6mmの積層板を得た。積層板中に
おけるフリーフエノールを、プリプレグ同様に測
定したところ、0.1%であつた。 実施例 2 実施例1と同様であるが、減圧のレベルを−
600mmHgとした。 フリーフエノールはプリプレグ中に0.9%、積
層板中に0.3%であつた。 比較例 1 実施例1と同様であるが、樹脂含浸紙の乾燥
は、常圧下で行つた。フリーフエノールはプリプ
レグ中、2.0%、積層板中、1.0%であつた。 以上の実施例及び比較例で得た積層板の打抜加
工性と、積層板樹脂の粘弾性スペクトルを、計測
したところ、下記表に示すとおりである。 【表】
エノール樹脂積層板の製造技術の分野に属する。 〔背景技術〕 民生用、積層板の重要特性に、打抜加工性があ
る。低温打抜加工、高密度打抜加工という、業界
のニーズから積層板樹脂は、ますます可塑化の方
向にある。 従つて、低温打抜加工用のフエノール積層板に
おけるフエノール樹脂は、ガラス転移点を低く、
おさえている。また、フリーフエノールは、可塑
化効果をもつことと、除去が困難であることか
ら、積層板中に1.0%程度ふくまれていた。ま
た、レジンペーパー(プリプレグ)中には、2.0
%程度のフリーフエノールが、ふくまれていた。 この様に、十分可塑化された低温打抜加工用積
層板は、基板としてやわらかすぎる面があつた。
また熱時における強度が、弱いという問題点もあ
つた。 〔発明の目的〕 本発明は、上記問題点である積層板の基板とし
ての強度を、低温打抜加工性を維持しつつ改良す
ることを目的とし、特に熱時の強度向上、すなわ
ち、樹脂の強度向上を目的とする。 〔発明の開示〕 通常フエノール樹脂積層板の製造方法は、フエ
ノール樹脂ワニスを、紙基材(限定する主旨では
ない)に含浸させ、加熱乾燥後、加熱加圧成形す
る。本発明は、積層板におけるフリーフエノール
濃度を減ずるために、フエノール樹脂を含浸させ
たプリプレグを加熱乾燥する工程において、減圧
することである。 従来、樹脂の基材への含浸を良くするために、
含浸工程で、減圧を試みたことはあるが、乾燥工
程ではない。なぜなら、積層中1%程度のフリー
フエノールは、可塑化効果はあつても、害はない
と判断されていたからである。 減圧のレベルは、限定されるものではないが、
−500mmHg〜−750mmHg程度が良く、減圧が大き
い程好都合である。 上記方法により、プリプレグにおけるフリーフ
エノールの含有量を、1.0%以下とするのであ
る。 上記プリプレグを用いることにより、積層板中
のフリーフエノールの含有量を、0.3%以下とす
ると一層良い結果が得られる。なお、プリプレグ
のフリーフエノール含有量を1.0%以下とすると
大低の場合積層板中では0.3以下となる。 〔発明の効果〕 以上の様にして、フリーフエノールを減じた積
層板樹脂と、減じなかつた製層板樹脂との粘弾性
スペクトルは第1図に示すようになる。これから
わかる様に、フリーフエノールを減じた樹脂は、
ヤング率が向上していることがわかる。特に、熱
時にその効果が大きい。しかし、ガラス転移点に
は差がない。さらに積層板の低温打抜加工性も、
差がない。 以下、実施例及び比較例により説明する。 実施例 1 桐油変性したフエノール樹脂を、メタノール溶
媒にて、希釈してワニスとなす。厚さ10ミルスの
クラフト紙を、ワニスに、浸漬含浸する。直ち
に、−700mmHg下、150℃〜160℃に設定下で乾燥
させる。このようにして得た樹脂含浸紙(プリプ
レグ)のフリーフエノール含有量を、ガス・クロ
マトグラフで測定したところ0.7%であつた。 このプリプレグを常法により積層成形すること
により、厚さ1.6mmの積層板を得た。積層板中に
おけるフリーフエノールを、プリプレグ同様に測
定したところ、0.1%であつた。 実施例 2 実施例1と同様であるが、減圧のレベルを−
600mmHgとした。 フリーフエノールはプリプレグ中に0.9%、積
層板中に0.3%であつた。 比較例 1 実施例1と同様であるが、樹脂含浸紙の乾燥
は、常圧下で行つた。フリーフエノールはプリプ
レグ中、2.0%、積層板中、1.0%であつた。 以上の実施例及び比較例で得た積層板の打抜加
工性と、積層板樹脂の粘弾性スペクトルを、計測
したところ、下記表に示すとおりである。 【表】
第1図は粘弾性スペクトルを表わすグラフであ
る。
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フエノール樹脂ワニスを基材に含浸させて樹
脂含浸基材を調整する含浸工程、樹脂含浸基材を
加熱乾燥してプリプレグを調整する乾燥工程、プ
リプレグを加熱加圧して積層板となす成形工程か
らなる積層板の製造法において、樹脂含浸基材の
乾燥を減圧下に行なうことを特徴とするフエノー
ル樹脂積層板の製法。 2 プリプレグ中に含まれるフリーフエノールの
含有量が1.0%以下となるまで乾燥することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の製法。 3 積層板中のフリーフエノール含有量が0.3%
以下となるまで乾燥することを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58203176A JPS6094351A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | フエノ−ル樹脂積層板の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58203176A JPS6094351A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | フエノ−ル樹脂積層板の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6094351A JPS6094351A (ja) | 1985-05-27 |
| JPS628312B2 true JPS628312B2 (ja) | 1987-02-21 |
Family
ID=16469713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58203176A Granted JPS6094351A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | フエノ−ル樹脂積層板の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6094351A (ja) |
-
1983
- 1983-10-28 JP JP58203176A patent/JPS6094351A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6094351A (ja) | 1985-05-27 |
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