JPS6311701Y2 - - Google Patents
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- JPS6311701Y2 JPS6311701Y2 JP13248580U JP13248580U JPS6311701Y2 JP S6311701 Y2 JPS6311701 Y2 JP S6311701Y2 JP 13248580 U JP13248580 U JP 13248580U JP 13248580 U JP13248580 U JP 13248580U JP S6311701 Y2 JPS6311701 Y2 JP S6311701Y2
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- circuit
- capacitors
- capacitor
- multilayer ceramic
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Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Description
本考案は積層セラミツクコンデンサーに関する
ものである。 積層セラミツクコンデンサーは、電子機器およ
び回路の高速化、小型化を高信頼度で促進する上
で、不可欠な部品として近年ますますその需要は
高まつている。この理由としては、 1 大容量値を有する高周波用積層セラミツクコ
ンデンサーが、従来のタンタルコンデンサー、
アルミニウム電解コンデンサー、フイルムコン
デンサー等の他のコンデンサーよりも小型に形
成できる。 2 電極面の構成上、内部インダクタンスが他の
コンデンサーより小さい。このため他のコンデ
ンサーよりも高い直列共振周波数(コンデンサ
ーの等価回路は第1図に示すように、容量分C
と抵抗分Rとインダクタンス分Lの直列結合で
表わされ直列共振周波数は
ものである。 積層セラミツクコンデンサーは、電子機器およ
び回路の高速化、小型化を高信頼度で促進する上
で、不可欠な部品として近年ますますその需要は
高まつている。この理由としては、 1 大容量値を有する高周波用積層セラミツクコ
ンデンサーが、従来のタンタルコンデンサー、
アルミニウム電解コンデンサー、フイルムコン
デンサー等の他のコンデンサーよりも小型に形
成できる。 2 電極面の構成上、内部インダクタンスが他の
コンデンサーより小さい。このため他のコンデ
ンサーよりも高い直列共振周波数(コンデンサ
ーの等価回路は第1図に示すように、容量分C
と抵抗分Rとインダクタンス分Lの直列結合で
表わされ直列共振周波数は
【式】
の値で与えられる。)をもつことになり、高周波
領域での使用に適する。 3 積層セラミツクコンデンサーが有する高周波
での等価直列抵抗は、他のコンデンサーが有す
る等価直列抵抗よりも小さい。このため、他の
コンデンサーを使用した場合よりも電圧降下が
少なく、発熱量も小さい。従つて積層セラミツ
クコンデンサーを電子機器および回路に組み入
れることは、電力的効率がよくなるばかりでな
く発熱にもとづく問題点が少ないためコンパク
トに実装したとしても高い信頼性が得られる。 等々の利点が挙げられる。 しかしその反面、積層セラミツクコンデンサー
の等価直列抵抗値が小さすぎる場合もあり、この
ときはそれが欠点として作用することにもなる。
例えば、積層セラミツクコンデンサーと抵抗素子
とを直列に接続する等の方法で積層セラミツクコ
ンデンサーのみでは不足する等価直列抵抗値を補
い、他のコンデンサーが有する等価直列抵抗値と
同程度の大きさにしなければ使用できない場合が
あるわけである。 以下等価直列抵抗値が小さすぎるために不満足
な結果を招いている場合について説明し、その解
決手段を考えることにする。 近来の電子回路には帰還の技術は不可欠であ
り、いかなる電子回路にも帰還の考え方が生かさ
れ回路の安定化が行なわれていると云つても過言
ではない。帰還回路は通常第2図に示すように構
成される。すなわち、入力信号V1を利得μ()
を持つた増幅器でできるだけひずみを生じないよ
うに増幅しようとするときに、その出力V2の信
号の1部をβ回路(通常は減衰器)を介して前記
増幅器への入力に戻すように回路構成するのであ
る。このβ回路を通常フイードバツク回路と呼ん
でいる。回路は利得μβの位相角arg(μβ)が|arg
(μβ)|≧180゜でかつ|μβ|≧1という2条件が
同時に成立するときに不安定になる。従つて、回
路設計した結果が第3図の破線aで示すように|
μβ|=1(すなわち0dB)となる周波数1で位相が
−180゜をこえている場合は、|μβ|=1となる周
波数で|arg(μβ)|<180゜になるように振幅特性
あるいは位相特性を補償することが必要になる。
この補償のためによく用いられる方法の1つは、
例えば第4図に示すように、位相遅延回路を不安
定な特性をもつμ回路あるいはβ回路に縦続に入
れる方法である。 第4図の位相遅延回路の電圧比は Vout/Vin=R2+j(ωL−1/ωc)/R1+R2+j
(ωL−1/ωc) となり、振幅特性は となる。
領域での使用に適する。 3 積層セラミツクコンデンサーが有する高周波
での等価直列抵抗は、他のコンデンサーが有す
る等価直列抵抗よりも小さい。このため、他の
コンデンサーを使用した場合よりも電圧降下が
少なく、発熱量も小さい。従つて積層セラミツ
クコンデンサーを電子機器および回路に組み入
れることは、電力的効率がよくなるばかりでな
く発熱にもとづく問題点が少ないためコンパク
トに実装したとしても高い信頼性が得られる。 等々の利点が挙げられる。 しかしその反面、積層セラミツクコンデンサー
の等価直列抵抗値が小さすぎる場合もあり、この
ときはそれが欠点として作用することにもなる。
例えば、積層セラミツクコンデンサーと抵抗素子
とを直列に接続する等の方法で積層セラミツクコ
ンデンサーのみでは不足する等価直列抵抗値を補
い、他のコンデンサーが有する等価直列抵抗値と
同程度の大きさにしなければ使用できない場合が
あるわけである。 以下等価直列抵抗値が小さすぎるために不満足
な結果を招いている場合について説明し、その解
決手段を考えることにする。 近来の電子回路には帰還の技術は不可欠であ
り、いかなる電子回路にも帰還の考え方が生かさ
れ回路の安定化が行なわれていると云つても過言
ではない。帰還回路は通常第2図に示すように構
成される。すなわち、入力信号V1を利得μ()
を持つた増幅器でできるだけひずみを生じないよ
うに増幅しようとするときに、その出力V2の信
号の1部をβ回路(通常は減衰器)を介して前記
増幅器への入力に戻すように回路構成するのであ
る。このβ回路を通常フイードバツク回路と呼ん
でいる。回路は利得μβの位相角arg(μβ)が|arg
(μβ)|≧180゜でかつ|μβ|≧1という2条件が
同時に成立するときに不安定になる。従つて、回
路設計した結果が第3図の破線aで示すように|
μβ|=1(すなわち0dB)となる周波数1で位相が
−180゜をこえている場合は、|μβ|=1となる周
波数で|arg(μβ)|<180゜になるように振幅特性
あるいは位相特性を補償することが必要になる。
この補償のためによく用いられる方法の1つは、
例えば第4図に示すように、位相遅延回路を不安
定な特性をもつμ回路あるいはβ回路に縦続に入
れる方法である。 第4図の位相遅延回路の電圧比は Vout/Vin=R2+j(ωL−1/ωc)/R1+R2+j
(ωL−1/ωc) となり、振幅特性は となる。
【式】でありかつω≪1/C(R1+R2)
のときは
|Vout/Vin|≒1
となる。
また
【式】でありかつ1/C(R1+R2)≪
ω≪1/CR2のときは
|Vout/Vin|≒1/ωC(R1+R2)
となりこれは−6dB/オクターブの傾斜となる。
また
【式】のとき、およびω≫1/CR2
のときは
|Vout/Vin|≒R2/R1+R2
となり周波数に無関係に一定となる。
以上を総合すると位相遅延回路の振幅特性と位
相特性は第5図に示したようになる。 従つて位相遅延回路を第3図aに示したような
不安定な特性をもつμ回路あるいはβ回路に縦続
に入れることにより、第3図の実線bに示すよう
に|μβ|=1となる周波数1で位相回転は180゜未
満となる安定な回路に変換することができる。こ
の場合、位相遅延回路のR1,R2,Cの定数は従
来技術の教えるところに従い適当に選定すること
ができる。 この方法は高周波数域における利得を多少犠性
にして補償を行なう方法であるため、帯域幅が補
償前に比較して狭くなる欠点はあるが、設計が容
易で安定に動作するためよく用いられる。 以上、帰還回路を安定化する上において第4図
の位相遅延回路が有効な回路であることを説明し
た。 以上の説明からも伴るように、位相遅延回路を
併用した帰還技術を用いて電子回路を安定化する
ためには、電子回路の周波数が高くなるほど、位
相遅延回路を構成するコンデンサーの容量値Cと
抵抗値R2との積がより小さくなるように容量と
抵抗を選定する必要がある。また電子回路の周波
数領域によつてはコンデンサーの有する等価直列
抵抗をR2として利用することによつて、R2なる
抵抗素子を別個に用意しなくても位相遅延回路を
形成することが可能なことも判る。 R2なる抵抗素子を別個に用意しなくても所要
の位相遅延回路がコンデンサーの等価直列抵抗が
代替して形成できることは、昨今急速に要求され
ている電子回路の高密度実装化及び低価格化を促
進する上できわめて大きなメリツトとなる。すな
わち、抵抗素子R2の実装用スペースが不用にな
るばかりか実装に要する工数も省けるわけであ
る。しかし前述したように、積層セラミツクコン
デンサーの等価直列抵抗値は従来の他のコンデン
サーの等価直列抵抗値の数分の1程度と小さいた
め、他のコンデンサーを用いて形成された位相遅
延回路のコンデンサー部を積層セラミツクコンデ
ンサーで代替するには、前述した容量値Cと抵抗
値R2との積を等価にするために容量値Cを一定
のままとするときは積層セラミツクコンデンサー
と抵抗素子とを直列にする等の方法で不足の等価
直列抵抗値を補うかあるいは別個のコンデンサー
等を用いて等価な回路構成を行なわねばならな
い。しかしこれでは、積層セラミツクコンデンサ
ーであれば他のコンデンサーによるよりも小型に
できるという利点を殺してしまうことになるので
好ましくない。また例え補正用抵抗あるいはコン
デンサー等を付加することがスペース的には殆ん
ど問題にらならいとしても、それを実施するに要
する工数が増加するという点で望ましいことでは
ない。以上のような事情を総合的に勘案すると、
等価直列抵抗値が大きい積層セラミツクコンデン
サーの開発が是非とも必要になつてくるわけであ
る。 本考案は、かかる要請を可能な限り簡便に、し
かも積層セラミツクコンデンサー本体には何らの
変更をも加えないで実現するために工夫されたも
のであり、その特徴はリード線にある。すなわ
ち、導電材料で被覆した抵抗材料をリード線とし
て用いるに、前記被覆を全表面には施さず、この
否被覆部によつて所定の抵抗を付与していること
を特徴とした積層セラミツクコンデンサーであ
る。 以下、実施の一例を用いて本考案を詳細に説明
する。 第6図は本考案の一実施例を説明するための模
式図で1は14mm×12mm×5mmの直方体状に構成し
た積層セラミツクコンデンサーの本体である。内
部電極はこの中に埋め込まれており図には現われ
ていない。ここに図示したのは等価直列抵抗が
1.1mΩで、容量値が200μFであつた。2は外部電
極、3はハンダ等の導電性接着剤である。4及び
5で構成されているのが本考案を特徴付けるリー
ド線であり、この実施例では4は0.8mmφ×12mm
φの形状を有するカルマ線〔76%Ni−20%Cr−
残部(Fe+Al)〕、5は表面がスズメツキされた
内径1.0mm、外径2.0mmの筒状の銅被覆である。
4′はこの銅被覆を施していないリード線部分で
あり、積層セラミツクコンデンサーの等価直列抵
抗の主な調整はこの部分で行つている。6はモー
ルド部であり、この実施例では大略20mm×20mm×
10mmの形状を有している。本実施例の積層セラミ
ツクコンデンサーは200KHz帯のスイツチング電
源の位相遅延回路部に使用するコンデンサーとし
て開発したもので、等価直列抵抗値が12mΩ、容
量値が200μFの電気的特性を有し、この形状は従
来使用されていたアルミニウム電解コンデンサー
の約1/8と小型である。 本考案の利点の1つに、得られる等価直列抵抗
値のばらつきが小さいものを効率よく製造できる
ことがある。この点について上記実施例に基いて
説明すると次のようである。すなわち、銅管5の
抵抗はカルマ線4の抵抗に比較してはるかに小さ
く、単位長あたり約30分の1程度にできる。した
がつて4及び5で構成される本考案のリード線部
の抵抗の大部分は銅管5で被覆されていない4′
部分のカルマ線の抵抗によつて殆んどきまる。従
つて、コンデンサーの等価直列抵抗値のばらつき
を小さくおさえるためには、銅管5で被覆されて
いない部分4′の長さのばらつきが小さくなるよ
うにあらかじめ銅管5とカルマ線4とを1体化し
ておき、その後に、銅管5で被覆されないカルマ
線部4′と外部電極2が接触しないように、ハン
ダ等の導電性接着剤3を用いて一体化すればよ
い。銅管5で被覆されない部分4′の長さのばら
つきは、銅管5及びカルマ線4の寸法精度とそれ
らの組立て精度によるものであるが、銅管5とカ
ルマ線4をあらかじめ1体化するのであれば±
0.1mm程度の精度におさえることは容易である。 本実施例では、4′部分の長さに相当するスペ
ーサを利用して所定の間隔で銅管をカルマ線に挿
入しながらハンダで固定して4及び5の一体化を
実施した。そしてこのようにして製作したリード
線を用いて前記仕様の積層セラミツクコンデンサ
ーを1000個製作したところその全てを12.0±0.5
mΩの範囲におさめることができた。 本実施例では、コンデンサーの使用電流が比較
的大きな用途にも用いられるように銅管5の肉厚
を大きくとつたが、使用電流が比較的小さく発熱
等による熱的問題が心配されない場合には、銅管
5の肉厚を更に薄くでき、場合によつては、カル
マ線4に銅管5をかぶせる代わりに、必要な部分
に銅、スズ等を蒸着したり鍍金したりして被覆す
ることによつても、本実施例と同じ効果が得られ
ることはいうまでもない。あるいはまた、挿入し
た銅管5を一体化するのに、ハンダ固定ではなく
機械的にかしめる手段が有効な場合もある。しか
し、個別に切断したカルマ線と銅線とを用意し、
溶接によつて両者を1体化する方法は、製造効率
が悪い上±0.5mm程度の精度を維持することにも
かなり困難があつた。 以上の実施例からも明らかなように、本考案に
よれば、適当な電気抵抗率を有する材料を選び形
状を適当に選定してリード線を構成し、このリー
ド線を外部電極の一方又は両方にとりつけること
によつて、所要の等価直列抵抗値を有ししかも従
来の他のコンデンサーよりも小型な積層セラミツ
クコンデンサーが容易に製造できる。また本考案
において導電材料及び抵抗材料を何ら特定する必
要がないのは当然である。
相特性は第5図に示したようになる。 従つて位相遅延回路を第3図aに示したような
不安定な特性をもつμ回路あるいはβ回路に縦続
に入れることにより、第3図の実線bに示すよう
に|μβ|=1となる周波数1で位相回転は180゜未
満となる安定な回路に変換することができる。こ
の場合、位相遅延回路のR1,R2,Cの定数は従
来技術の教えるところに従い適当に選定すること
ができる。 この方法は高周波数域における利得を多少犠性
にして補償を行なう方法であるため、帯域幅が補
償前に比較して狭くなる欠点はあるが、設計が容
易で安定に動作するためよく用いられる。 以上、帰還回路を安定化する上において第4図
の位相遅延回路が有効な回路であることを説明し
た。 以上の説明からも伴るように、位相遅延回路を
併用した帰還技術を用いて電子回路を安定化する
ためには、電子回路の周波数が高くなるほど、位
相遅延回路を構成するコンデンサーの容量値Cと
抵抗値R2との積がより小さくなるように容量と
抵抗を選定する必要がある。また電子回路の周波
数領域によつてはコンデンサーの有する等価直列
抵抗をR2として利用することによつて、R2なる
抵抗素子を別個に用意しなくても位相遅延回路を
形成することが可能なことも判る。 R2なる抵抗素子を別個に用意しなくても所要
の位相遅延回路がコンデンサーの等価直列抵抗が
代替して形成できることは、昨今急速に要求され
ている電子回路の高密度実装化及び低価格化を促
進する上できわめて大きなメリツトとなる。すな
わち、抵抗素子R2の実装用スペースが不用にな
るばかりか実装に要する工数も省けるわけであ
る。しかし前述したように、積層セラミツクコン
デンサーの等価直列抵抗値は従来の他のコンデン
サーの等価直列抵抗値の数分の1程度と小さいた
め、他のコンデンサーを用いて形成された位相遅
延回路のコンデンサー部を積層セラミツクコンデ
ンサーで代替するには、前述した容量値Cと抵抗
値R2との積を等価にするために容量値Cを一定
のままとするときは積層セラミツクコンデンサー
と抵抗素子とを直列にする等の方法で不足の等価
直列抵抗値を補うかあるいは別個のコンデンサー
等を用いて等価な回路構成を行なわねばならな
い。しかしこれでは、積層セラミツクコンデンサ
ーであれば他のコンデンサーによるよりも小型に
できるという利点を殺してしまうことになるので
好ましくない。また例え補正用抵抗あるいはコン
デンサー等を付加することがスペース的には殆ん
ど問題にらならいとしても、それを実施するに要
する工数が増加するという点で望ましいことでは
ない。以上のような事情を総合的に勘案すると、
等価直列抵抗値が大きい積層セラミツクコンデン
サーの開発が是非とも必要になつてくるわけであ
る。 本考案は、かかる要請を可能な限り簡便に、し
かも積層セラミツクコンデンサー本体には何らの
変更をも加えないで実現するために工夫されたも
のであり、その特徴はリード線にある。すなわ
ち、導電材料で被覆した抵抗材料をリード線とし
て用いるに、前記被覆を全表面には施さず、この
否被覆部によつて所定の抵抗を付与していること
を特徴とした積層セラミツクコンデンサーであ
る。 以下、実施の一例を用いて本考案を詳細に説明
する。 第6図は本考案の一実施例を説明するための模
式図で1は14mm×12mm×5mmの直方体状に構成し
た積層セラミツクコンデンサーの本体である。内
部電極はこの中に埋め込まれており図には現われ
ていない。ここに図示したのは等価直列抵抗が
1.1mΩで、容量値が200μFであつた。2は外部電
極、3はハンダ等の導電性接着剤である。4及び
5で構成されているのが本考案を特徴付けるリー
ド線であり、この実施例では4は0.8mmφ×12mm
φの形状を有するカルマ線〔76%Ni−20%Cr−
残部(Fe+Al)〕、5は表面がスズメツキされた
内径1.0mm、外径2.0mmの筒状の銅被覆である。
4′はこの銅被覆を施していないリード線部分で
あり、積層セラミツクコンデンサーの等価直列抵
抗の主な調整はこの部分で行つている。6はモー
ルド部であり、この実施例では大略20mm×20mm×
10mmの形状を有している。本実施例の積層セラミ
ツクコンデンサーは200KHz帯のスイツチング電
源の位相遅延回路部に使用するコンデンサーとし
て開発したもので、等価直列抵抗値が12mΩ、容
量値が200μFの電気的特性を有し、この形状は従
来使用されていたアルミニウム電解コンデンサー
の約1/8と小型である。 本考案の利点の1つに、得られる等価直列抵抗
値のばらつきが小さいものを効率よく製造できる
ことがある。この点について上記実施例に基いて
説明すると次のようである。すなわち、銅管5の
抵抗はカルマ線4の抵抗に比較してはるかに小さ
く、単位長あたり約30分の1程度にできる。した
がつて4及び5で構成される本考案のリード線部
の抵抗の大部分は銅管5で被覆されていない4′
部分のカルマ線の抵抗によつて殆んどきまる。従
つて、コンデンサーの等価直列抵抗値のばらつき
を小さくおさえるためには、銅管5で被覆されて
いない部分4′の長さのばらつきが小さくなるよ
うにあらかじめ銅管5とカルマ線4とを1体化し
ておき、その後に、銅管5で被覆されないカルマ
線部4′と外部電極2が接触しないように、ハン
ダ等の導電性接着剤3を用いて一体化すればよ
い。銅管5で被覆されない部分4′の長さのばら
つきは、銅管5及びカルマ線4の寸法精度とそれ
らの組立て精度によるものであるが、銅管5とカ
ルマ線4をあらかじめ1体化するのであれば±
0.1mm程度の精度におさえることは容易である。 本実施例では、4′部分の長さに相当するスペ
ーサを利用して所定の間隔で銅管をカルマ線に挿
入しながらハンダで固定して4及び5の一体化を
実施した。そしてこのようにして製作したリード
線を用いて前記仕様の積層セラミツクコンデンサ
ーを1000個製作したところその全てを12.0±0.5
mΩの範囲におさめることができた。 本実施例では、コンデンサーの使用電流が比較
的大きな用途にも用いられるように銅管5の肉厚
を大きくとつたが、使用電流が比較的小さく発熱
等による熱的問題が心配されない場合には、銅管
5の肉厚を更に薄くでき、場合によつては、カル
マ線4に銅管5をかぶせる代わりに、必要な部分
に銅、スズ等を蒸着したり鍍金したりして被覆す
ることによつても、本実施例と同じ効果が得られ
ることはいうまでもない。あるいはまた、挿入し
た銅管5を一体化するのに、ハンダ固定ではなく
機械的にかしめる手段が有効な場合もある。しか
し、個別に切断したカルマ線と銅線とを用意し、
溶接によつて両者を1体化する方法は、製造効率
が悪い上±0.5mm程度の精度を維持することにも
かなり困難があつた。 以上の実施例からも明らかなように、本考案に
よれば、適当な電気抵抗率を有する材料を選び形
状を適当に選定してリード線を構成し、このリー
ド線を外部電極の一方又は両方にとりつけること
によつて、所要の等価直列抵抗値を有ししかも従
来の他のコンデンサーよりも小型な積層セラミツ
クコンデンサーが容易に製造できる。また本考案
において導電材料及び抵抗材料を何ら特定する必
要がないのは当然である。
第1図はコンデンサーの等価回路、第2図は帰
還回路のブロツクダイヤグラム、第3図は帰還回
路の利得と位相の説明図、第4図は位相遅延回路
の基本構成図、第5図は位相遅延回路の利得と位
相を示した図、第6図は本考案の一実施例の概略
構成を説明するための模式図である。第6図にお
いて1は積層セラミツクコンデンサー本体、2は
外部電極、3はハンダ等の導電性接着剤、4はカ
ルマ線、5は銅被覆、6はモールド部、4′は銅
被覆のない部分、をそれぞれ示している。
還回路のブロツクダイヤグラム、第3図は帰還回
路の利得と位相の説明図、第4図は位相遅延回路
の基本構成図、第5図は位相遅延回路の利得と位
相を示した図、第6図は本考案の一実施例の概略
構成を説明するための模式図である。第6図にお
いて1は積層セラミツクコンデンサー本体、2は
外部電極、3はハンダ等の導電性接着剤、4はカ
ルマ線、5は銅被覆、6はモールド部、4′は銅
被覆のない部分、をそれぞれ示している。
Claims (1)
- 導電材料で被覆した抵抗材料をリード線として
用いるに、前記被覆を全表面には施さず、この否
被覆部によつて所定の抵抗を付与していることを
特徴とした積層セラミツクコンデンサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13248580U JPS6311701Y2 (ja) | 1980-09-17 | 1980-09-17 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13248580U JPS6311701Y2 (ja) | 1980-09-17 | 1980-09-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5755935U JPS5755935U (ja) | 1982-04-01 |
| JPS6311701Y2 true JPS6311701Y2 (ja) | 1988-04-05 |
Family
ID=29492717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13248580U Expired JPS6311701Y2 (ja) | 1980-09-17 | 1980-09-17 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6311701Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005017108A1 (de) * | 2005-01-26 | 2006-07-27 | Epcos Ag | Piezoelektrisches Bauelement |
-
1980
- 1980-09-17 JP JP13248580U patent/JPS6311701Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5755935U (ja) | 1982-04-01 |
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