JPS63156502A - 写真処理廃液の蒸発濃縮処理方法及びその装置 - Google Patents

写真処理廃液の蒸発濃縮処理方法及びその装置

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JPS63156502A
JPS63156502A JP30254386A JP30254386A JPS63156502A JP S63156502 A JPS63156502 A JP S63156502A JP 30254386 A JP30254386 A JP 30254386A JP 30254386 A JP30254386 A JP 30254386A JP S63156502 A JPS63156502 A JP S63156502A
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Japan
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waste liquid
photographic processing
processing waste
heating
evaporating
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JP30254386A
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English (en)
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Kazuhiro Kobayashi
一博 小林
Shigeharu Koboshi
重治 小星
Nobutaka Goshima
伸隆 五嶋
Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
Naoki Takabayashi
高林 直樹
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は写真処理廃液の蒸発濃縮処理方法及びその装置
に関するものであり、特に自動現像機による写真感光材
料の現像処理に伴い発生する廃液を業者の回収によらず
自動現像機内もしくはその近傍にて処理するのに適した
写真処理廃液の蒸発濃縮処理方法及びその装置に関する
ものである。
(発明の背景) 一般に、ハロゲン化銀写真感光材料の写真処理は、黒白
感光材料の場合には、現像、定着、水洗等、カラー感光
材料の場合には発色現像、漂白定着(又は漂白、定着)
、水洗、安定化等の行程にて行なわれている。
そして、多量の感光材料を処理する写真処理においては
、処理によって消費された成分を補充し一方、処理によ
って処理液中に溶出あるいは蒸発によって濃厚化する成
分く例えば現像液における臭化物イオン、定着液におけ
る銀錯塩等)を除去して処理液成分を一定に保つことに
よって処理液の性能を一定に維持する手段が採られてお
り、上記補充のために補充液が処理液に補充され、上記
写真処理における濃厚化成分の除去のために処理液の一
部が廃棄されている。
近年、現像処理液は水洗水を含めて公害上や経済的理由
から補充の量を大幅に減少させたシステムに変わりつつ
あるが、写真処理廃液は自動現像機の処理槽から廃液管
によって導かれ、水洗水の廃液や自動現像機の冷却水等
で稀釈されて下水道等に廃棄されている。
しかしながら、近年、公害規制の強化により、水洗水や
冷却水の下水道や河川への廃棄は可能であるが、これら
以外の写真処理液[例えば、現像液、定着液、発色現像
液、漂白定着液(又は漂白液、定着液)、安定液等]の
廃棄は、実質的に不可能となっている。写真処理廃液の
公害負荷を低減させる公害処理方法としては、例えば、
活性汚泥法(特公昭51−7952号、同51−129
43号等)、蒸発法(特開昭49−89437号、特公
昭56−33996号等)、電解酸化法(特開昭48−
84462号、同49−119457号、同49−11
9458号、特公昭53−43478号等)@、イオン
交換法(特公昭51−37704号、同53−4327
1号、特開昭53−383号等)、逆浸透法(特開昭5
0−22463号等)、化学的処理法(特開昭49−6
4257号、同53−12152号、同49−5883
3号、同53−63763号、特公昭57−37395
号、同57−37396号等)等が知られているが未だ
十分ではない。従って、一般には廃液回収業者によって
回収され、二次および三次処理され無害化されているが
、回収費の高騰により廃液引き取り価格は年々高くなる
ばかりでなく、ミニラボ等では回収効率は悪いため、な
かなか回収に来てもらうことができず、廃液が店に充満
する等の問題を生じている。
一方、これらの問題を解決するために写真処理廃液の処
理をミニラボ等でも容易に行えることを目的として、写
真処理廃液を加熱して水分を蒸発乾固ないし固化するこ
とが研究されており、例えば、実開昭60−70841
号等に示されている。発明者等の研究では写真処理廃液
を蒸発処理した場合、亜硫酸ガス、硫化水素、アンモニ
アガス等の有害ないし極めて悪臭性のガスか発生する。
これは写真処理液の定着液や漂白定着液としてよく用い
られるチオ硫酸アンモニウムや亜硫酸塩(アンモニウム
塩、ナトリウム塩又はカリウム塩)が高温のため分解す
ることによって発生することがわかった。更に蒸発処理
時には写真処理廃液中の水分等が蒸気となって気体化す
ることにより体積が膨張し、蒸発釜中の圧力が増大する
。このためこの圧力によって蒸発処理装置から前記有害
ないし悪臭性のガスが装置外部へもれ出してしまい、作
業環境上極めて好ましくないことが起る。
そこで、これらを解決するために実開昭60−7084
1号には蒸発処理装置の排気管部に活性炭等の排ガス処
理部を設ける方法が開示されている。しかし、この方法
は写真処理廃液中の多量の水分による水蒸気で排ガス処
理部で結露又は凝結し、ガス吸収処理剤を水分が覆い、
ガス吸収能力を瞬時に失わせてしまう重大な欠点を有し
ており、未だ実用には供し得ないものであった。
これらの問題点を解決するために、本出願人等は写真処
理廃液を蒸発処理するに際し、蒸発によって生じる蒸気
を凝結させる熱交換手段を設け、さらに凝結によって生
じる凝結水を処理するとともに非凝結成分についても処
理して外部へ放出する写真処理廃液の処理方法及び装置
について先に提案した。
しかしながら、上記提案によれば、次にような問題点が
あることを見い出した。すなわち、蒸発処理によって生
じる蒸気は熱交換手段で凝結されるが、蒸発処理時には
蒸発釜中の圧力が増大するため、蒸気が熱交換手段へ効
率良く導かれないまま装置外部へ漏れ出してしまい、こ
の中には硫化水素等の特に悪臭で有害なガスも含まれて
いるので社会環境上、労働環境上好ましくない。さらに
熱交換手段を通過した非凝結成分については活性炭等に
より処理した後外部へ放出するわけであるが、中でも悪
臭性のガスなど充分除去することが困難であり、又活性
炭も直ちに能力を失ってしまうためそのまま外部へ放出
されてしまう危険性が高い。さらに廃液を蒸発処理する
際には蒸発釜の中の廃液が濃厚化されてくると突沸現象
を生じ、廃液が装置内壁に飛散し、これが内壁に固着し
て装置の機能を損う故障(例えば腐食、駆動不良高い。
さらに、写真処理廃液を加熱して蒸発濃縮して処理する
場合には、チオ硫酸塩やチオ硫酸アンモニウムが含有さ
iる写真処理廃液の蒸発によって、アンモニアガス、亜
硫酸ガス等が発生すると、例えば自動現像機を事務所等
の室内に配置される場合には写真処理廃液を処理し発生
する臭気ガスが問題となる。このため、写真処理廃液を
業者の回収によらず自動現像機内もしくはその近傍にて
臭気ガスを発生することなく処理するものが要望されて
いる。
(発明の目的) 本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、
本発明の第1の目的は写真処理廃液の蒸発処理によって
発生する有害ないし悪臭成分を減少させ、かつ連続的に
濃縮処理しても蒸発部では濃厚化することがなく、突沸
等の事故が起り難いf全処理による写真処理廃液の蒸発
濃縮処理方法及びその装置を提供することである。本発
明の第2の目的は熱効率が良好で、蒸発効率が良く、エ
ネルギーコストが軽減され、装置がコンパクトにできる
写真処理廃液の蒸発濃縮処理方法及びその装置を提供す
ることである。本発明の第3の目的は蒸発処理時に突沸
の少ない写真処理廃液の蒸発濃縮処理方法及びその装置
を提供することである。また本発明の第4の目的は蒸発
によって濃縮乾固する残渣の濃縮度が著しく大きく、廃
棄物(スラッジ)の水分が少く取扱い容易な写真処理廃
液の蒸発濃縮処理方法及びその装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決するために、第1発明の写真処理廃
液の蒸発濃縮処理方法は減圧下にて、写真処理廃液の上
方部を加熱することによって、加熱近傍における写真処
理廃液の温度と写真処理廃液の底部における温度に差が
生じるように写真処理廃液を蒸発濃縮させ、写真処理廃
液中の溶質物を沈殿させることを特徴とし、第2発明の
写真処理廃液の蒸発濃縮処理装置は蒸発釜と、この蒸発
釜内を減圧する減圧手段及び写真処理廃液の上方部を加
熱することによって加熱近傍における写真処理廃液の温
度と写真処理廃液の底部における温度に差が生じるよう
にする加熱手段とを備えたことを特徴としている。
なお、写真処理廃液の底部における温度とは溶質物の沈
殿初期の段階においては蒸発釜の底部と接している近傍
、沈殿が開始して沈殿物が存在する場合は溶質物の沈殿
物と写真処理廃液の界面の近傍における写真処理廃液の
温度をいう。
本発明の効果は写真処理廃液中に存在するチオ硫酸アン
モニウム及び亜硫酸アンモニウムあるいはそれぞれのナ
トリウム塩、カリウム塩を加熱、蒸発することに起因し
て生じるアンモニアガス、亜硫酸ガス、硫化水素等を防
止しながら自動eJに液中で脱水反応を生じさせ、これ
ら化合物を沈殿して系外に除去することを可能ならしめ
る蒸発処理によって得られるものである。
本発明者等は先に写真処理廃液の上部を加熱することに
よって加熱近傍における写真処理廃液の温度と写真処理
廃液の底部における温度差が対流によって5℃以上にな
るように写真処理廃液を蒸発濃縮させることによって、
写真処理廃液の蒸発が進むにつれ、濃縮された比重の重
い液は下部に下がり、上部は稀薄な廃液となって熱分解
による臭気やガス発生が著しく抑えられることを提案し
た。
本発明者等は、その後上記方式をさらに検討した結果、
熱分解による臭気やガス発生は、当然のことながら、加
熱近傍における写真処理廃液の温度を低くすることによ
って低減されることが予想されるが、上記方式の場合減
圧しながら加熱近傍における写真処理廃液の温度を低く
抑えることによって、予想以上に臭気やガス発生が著し
く抑制されることを見出した。即ち、本発明の優れた臭
気やガス発生の抑制効果は、本発明者等が先に提案した
上記方式と、減圧及び減圧によって加熱部近傍における
写真処理廃液の温度を低く抑えたことによる相乗効果と
して得られたものである。これは、写真処理廃液の蒸発
部分である蒸発釜の上部の温度を下げることにより、溶
質の溶解度が低下し、このことが蒸発釜上部の溶質の濃
度を低くさせること、及び減圧することにより蒸発釜上
部と底部の間に起こる対流に影響を与えるため、蒸発釜
上部と底部との溶質の濃度差がより拡大されるものと考
えられ、単に減圧或いは減圧によって温度を下げて処理
する効果を遇かに越えるものである。
また、蒸発部分であるF全容の上部の温度が高いと、溶
質の沈殿を効率的に起すためには蒸発釜上部の温度を低
くしなければならず、その公然全容上部と底部との温度
差が大きくなる。従って、対流によって降下した高濃度
部分が急速な温度変化を受け、生成する沈殿が細くなっ
て浮遊し、下部へ沈積するまで時間がかかるが、減圧す
ることによって蒸発釜上部の温度を低くできれば、蒸発
釜上部と下部の濃度差が小さくても効率的に溶質を沈殿
させることが可能となり、この結果生成する沈殿が比較
的大きくなって沈積がより速く密になるという効果をも
得ることができる。
本発明の効果を得るための減圧は好ましくは610mm
Hg以下にすることであり、さらに好ましくは520m
mHg以下にすることであり、特に好ましくは230m
mHg以下にすることである。また、減圧の下限は特に
ないが、減圧状態を作るときの装置のコストよりtmm
Hg以上が好ましく、10mmHg以上であることが簡
易な装置で済み好ましい。
写真処理廃液の温度は廃液の種類、減圧状態等によって
異なり、いちがいには決められないが、一般的には30
℃〜100℃がよく、エネルギーコスト、廃液の処理ス
ピード等を考慮すると40℃〜802℃が好ましく、よ
り好ましくは50℃〜70℃である。
また、本発明は減圧手段を有することで、蒸発釜中の写
真処理廃液の温度は100℃以下に低下する。このため
、加熱エネルギーが低くて済むばかりでなく、従来の蒸
発方式に比較して蒸発濃縮物中に発生するタールが少な
く、蒸発釜の壁への付着物も低減する。
さらに、対流によって生じる本発明に必要な温度差は少
なくとも5℃であり、さらに好ましくは10℃以上、特
に好ましくは30℃以上である。
装置上可能であれば40℃以上あるいは50℃以上差が
ある場合はもっと望ましい実施態様である。温度差が大
きい程、本発明の効果は有効に発揮される。即ち、蒸発
釜上部と下部の溶質濃度差が大きくなり、蒸発部での蒸
発効率が向上し、かつ異臭や有毒ガスの発生がすくなく
なり、かつ温度の低い蒸発釜下部では沈殿の析出が起き
易くなる。
更に本発明方法による蒸発方法では、スラッジは蒸発釜
の下部に自然に沈殿するため、好ましい例としては蒸発
釜の下部から連続的に沈殿物を取り出すことにより、上
部から写真処理廃液を自動的に供給することができ、半
永久的に連続蒸発処理を行うことができる。
連続的に沈殿物を取り出す方法はエンドレスベルトによ
っても良く、回転するスパイラル筒で取り出しても良く
、いかなる方法を用いることも出来る。
一般には一定量の写真処理廃液を処理した後にバッチ方
式により蒸発釜底部の沈殿物を取り出すことが望ましい
。また、本発明の大きな特徴の一つであるが蒸発釜の下
部は温度が低いため、沈殿物を運転中に取り出しても危
険がなく、かつ異臭や有害ガスの発生のなく、極めて安
全に運転することができる。
本発明に用いられる蒸発釜は上方部に設けられた加熱手
段により加熱された写真処理廃液が濃縮し、濃縮された
濃厚液が下部に落ちるため、これによって生じる加熱手
段と写真処理廃液の底部までの距離が必要となる。また
、加熱手段が液中に存在するときは沸騰により液中空気
が膨張し、泡となって激しく上昇し、液を攪拌するため
、対流が乱れない程の距離を必要とする。
前記距離は長い程、温度差が生じ加熱部と沈殿部の溶質
の濃度差が生じるために好ましいが、蒸発釜の形状や加
熱手段の容量などに依存するため一部には決められない
が、あらかじめ実験により求めておけばよい。写真処理
廃液の供給は蒸発釜の上部からが好ましい。
さらに、本発明において用いられる減圧手段は、真空ポ
ンプ、エジェクター等が使用される。
エジェクターを使用する場合にはエジェクター中に送り
込まわる水は、水道の蛇口から直接導いても良いが、溜
水をポンプによって循環させることが配管が省略でき好
ましい。さらに、好ましい実施態様としては蒸結水をポ
ンプによって循環させ、ニジエフタル中に送り込む方式
がある。
また、減圧手段と蒸発釜とを直結させることにより、直
接蒸発釜中を減圧させてもよいが、蒸発によって生じる
蒸気を導くための蒸気排出管に設けられることが好まし
い。さらに、蒸発によって生じる蒸気を蒸気排出管によ
って凝結させる熱交換手段に導き、凝結によって生じる
凝結水を凝結水排出管によって凝結水貯槽に導くような
構成とし、減圧手段を凝結水排出管ないしは凝結水貯槽
に設けることによって減圧させても良い。さらに1つの
好ましい実施態様として、凝結水をポンプによって循環
させ、エジェクター中に送り込む方式の場合、蒸気排出
管とエジェクターを直結し、凝結水中に蒸気を導くこと
により蒸気を冷却する方式が挙げられる。この場合、凝
結水の貯溜や、凝結水を循環させる循環パイプに放熱板
を設けることにより凝結水を冷却したり、冷却水を使用
したり、冷凍機を使用して、直接ないしは冷却水を介し
て凝結水を冷却したり、シャワー状に凝結水を落下させ
ることにより放熱させる等、凝結水を冷却させるための
種々の手段を取り得ることができる。
凝結水をポンプによって循環させエジェクターに送り込
む別の好ましい実施態様としては、蒸気を熱交換手段に
よって凝結した後、凝結水排出管を介して凝結水及び蒸
気の一部をエジェクターに導く方式がある。
また、減圧手段として、上記以外の真空ポンプ等として
は86/87科学機器総覧(編集兼発行所、東京科学機
器協会)第537頁〜第610頁記載のものを使用する
こともできる。
本発明においては、蒸発量に応して写真処理廃液が供給
されることが望ましく5具体的には蒸発凝結水の量を検
出したり、蒸発釜中のM量の変動を検知すればよい。該
液量を検知するための手段としては、液の重量、液面レ
ベル等を検知する手段があるが、液面レベルを検知する
手段中でも蒸発釜中の液面レベルを検知する手段が特に
好ましい。
また別なる実施態様として蒸発釜内の液面を連通した外
部孔より島の水飲み方式により、蒸発により減少した分
の廃液を自動供給する方式が特に望ましい。これは、特
に検知する手段等の機器が不要のため、装置として安価
でシンプルな装置が構成されるために簡易な連続処理方
式として好ましい。
本発明の加熱手段は写真処理廃液を溜める蒸発釜の外部
に配置される加熱手段又は、蒸発釜中の溜められた写真
処理廃液中に浸漬される加熱手段である。外部に配置さ
れる加熱手段としては、例えば遠赤外線ヒーター、熱風
型ヒーター、石英管ヒーター、バイブヒーター、セラミ
ックヒータ−、プレートヒーター等が挙げられるが、特
に蒸発効率の点からは蒸発釜内部で、かつ廃液中を直接
加熱する直接加熱方式が好ましく、この場合のヒーター
も写真処理廃液によって表面が侵されない材質(例えば
、5US316、ステンスレ鋼、チタン鋼、ハステロイ
C1石英管、ガラス等)によってカバーされたヒーター
であることが好ましい。これらの加熱手段は過熱防止温
度コントローラーによってからたき防止の手段が施され
ていることが好ましい。
蒸発釜は上部と下部及び沈殿沈降室にわかれ、沈殿が運
転中にも取り出せるようになっていることが好ましい。
特に蒸発操作中にも下部から沈殿が取り出せるために蒸
発釜の上部と下部はポールバルブやソレノイドバルブ等
により、隔離できるようなしたものが好ましいが、例え
ばU字管状をなし、ヒーターを有しない蒸発釜の管部か
ら沈殿を連続的に取り出せるようになしたものが特に好
ましい。
これにより写真処理廃液の蒸発処理を連続的に行うこと
ができ、ユーザーにとっては極めて効率的に、かつ簡便
に写真処理廃液の処理を可能とならしめる。
本発明においては、好ましいバッチ処理の実施態様とし
て沈殿を取り出す手段には、蒸発室下部に沈殿排出用の
バッグやネジ込み式やワンタッチ装着のポジエチレン瓶
に取り出され、廃棄することができる。これらのバッグ
や瓶は20℃〜90℃程度の温度にも耐える有機性樹脂
が好ましく、6−5ナイロン系、6.6−ナイロン系、
ポリアミド系、塩化ビニール系、ポリエチレン系が用い
られる。
本発明の好ましい実施態様としては、例えば凝結水をガ
ス処理カラムに通し、外気と連通させることができる。
これにより、例え微量の有毒ガスが凝結水より発生して
も外部へもれることが防止できる。これはガス処理カラ
ムにより、外部から外気を導入されることによって可能
ならしめられ、このガス処理カラム内には例えば活性炭
、ゼオライト等の吸着剤又は脱臭剤を用いてもよい。
また、本発明は加熱エネルギーコストを低下させるため
、第4図に示すように蒸発釜を多数使用し、凝結水を別
の釜の熱源として使用することが好ましい。この手段は
加熱エネルギーの大部分を占める蒸発潜熱を利用するも
ので、加熱エネルギーコストを大幅に低減でき非常に好
ましい。さらに、本発明は加熱エネルギーコストを低下
させるため、第3図に示すように、熱媒体としてフレオ
ンガス等を使用してクーラー、冷蔵庫と同様の原理で凝
結水の熱を奪い冷却し、その熱を蒸発釜に与える方式を
行なうことが好ましい。この場合、本発明の処理装置か
らの発熱が非常に少なくなり、従来では発熱のため設置
できなかった設置場所が密閉されているような部屋でも
設置可能となる。
ところで、写真処理廃液を蒸発処理する際に発生するわ
ずかの有害ガスが凝結水中に溶解することもあり、場合
によっては公害負荷の大きい成分が混入する場合もある
。例えば餌記したように亜硫酸ガス、アンモニアや硫化
水素ガスや、さらには水との共沸でガス化したエチレン
グリコール、酢酸、ジエチレングリコール、ベンジルア
ルコール等の有機溶媒や有機酸等が凝結水中に流出して
くる場合がある。
このため、凝結水はBOD及びCOD等の公害負荷値が
大きくこのまま外部の下水道や河川に放流することが不
可能のケースが起こることも考えられる。このため本発
明においては凝結水中に酸化剤やpH調整剤の役人、あ
るいは必要に応じて、蒸発した蒸気の凝縮部の後段に配
置したろ過手段(とりわけ活性炭入りのろ過手段)が用
いられる。
本発明においては、例えば有害ガスを分解する目的でオ
ゾンを凝結水に接触させることができる。また別の手段
として白金やパラジウム合金によって触媒焼却する方法
も用いられ、特にアンモニアガスに有効である。また、
例えば第3図に示すように、空気送りポンプとガスパー
シャーを用いることにより、凝結水をエアレーションし
て蒸留水の還元成分を酸化することができる。
本発明の処理装置において、写真処理廃液が写真処理廃
液であり、チオ硫酸塩、亜硫酸塩、アンモニウム塩を多
量に含有する場合に有効であり、特には有機酸第2鉄錯
塩及びチオ硫酸塩を含有する場合極めて有効である。
本発明の好ましい通用例としては自動現像機による写真
感光材料の現像処理に伴い発生する写真処理廃液を自動
現像機内もしくはその近傍にて処理を行うのに通してい
る。ここで自動現像機、蒸発濃縮処理装置及び写真処理
廃液について説明する。
びノ ′   埋−置 第1図において自動現像機は符号100で示され、蒸発
濃縮処理装置は符号lで示される。図示の自動現像機1
00はロール状の写真感光材料Fを、発色現像WICD
、’eA白定RMBF、安定化%理MSDに連続的に案
内して写真処理し、乾燥り後、巻き取る方式のものであ
る。101は補充液タンクであり、センサ102により
写真感光材料Fの写真処理量を検知し、その検出情報に
従い制御装置103により各処理槽に補充液の補充が行
われる。
各写真処理槽に対し補充液の補充が行われるとオーバー
フロー廃液として処理槽から排出され、ストックタンク
104に集められる。オーバーフローした写真処理廃液
をストックタンク104に移す手段としては、案内管を
通して自然落下させるのが簡易の方法である。ポンプ等
より強制移送する場合もあり得る。
蒸発濃縮処理装置lは写真処理廃液を溜める蒸発釜2、
加熱手段3、写真処理廃液の蒸発濃縮が進むにつれて発
生する沈殿4を排出する排出手段5、蒸気の冷却手段6
及び減圧手段7等から構成されている。この排出手段5
から排出される沈殿4は沈殿貯溜容器8に溜められ、ま
た減圧手段7で減圧された凝結水は凝結水貯M9に溜め
られる。このIJJ結水貯糟9には例えばフィルター、
吸着剤等によるガス吸着手段10を付加することができ
る。
加熱手段3としては電気、ガス、太陽熱等の実効性のあ
る。s源を1つ或いは2以上を組み合わせて利用して写
真処理廃液を加熱し、写真処理廃液を蒸発させて濃縮さ
せるものを包含し、加熱方法は蒸発釜2に写真処理廃液
を溜めて全体を加熱するものから、この出願人が昭和6
1年11月18日に出願した特許願に添付された明細書
に記載されるものが用いられる。また加熱手段3の位置
は溜められた写真処理廃液の上方、内部或いは蒸発釜2
の外部等任意である。
排出手段5としては回転スクリューポンプを利用した公
知の排出装置や蒸発釜2の底部からバルブを介して写真
処理廃液の濃縮液を吸液性樹脂、固化剤の1又は2以上
を有する容器中に自然落下させ、固形化させるもの等様
々に設計することができる。
ストックタンク104内の写真処理廃液の量並びに温度
はセンサ105により検出され、その情報は制御装置1
03に記憶され、ストックタンク104内の写真処理廃
液が満杯状態にあることが検出されると、新たに写真処
理廃液が排出されないように補充液の補充が禁止される
か、或いはポンプ106を駆動してストックタンク10
4から写真処理廃液を蒸発釜2に供給する。誤動作を防
止するにはストックタンク104の容量に余裕を持たせ
たり、或いは複数のストックタンクないし予備タンクを
配備しておくのが好ましい。また、写真処理液を一括処
理せず、写真処理廃液の種別に従って別々に処理する方
式のものにおいてはストックタンク104毎にlfd温
度等の検出が行なわれる。
なお、ストックタン°り104内の写真処理廃液の温度
検出は、後記する蒸発濃縮処理装置1の作動制御、特に
加熱温度の制御のための写真処理廃液の情報として重要
である。
ストックタンク104から蒸発濃縮処理装置1への写真
処理廃液の供給は、定量ずつ1度に供給する方式と、定
量ずつないし可変量を連続的に供給する方式とがある。
前者の場合、センサ105によりストックタンク104
内の写真処理廃液の減少11及び又はセンサ11による
蒸発5ttz内の写真処理廃液の検出情報に従ってスト
ックタンク104から蒸発濃縮処理装置1への供給を制
御する。なお、この場合ストックタンク104から蒸発
濃縮処理装置1への廃液供給管に設けられた流量計によ
る検出情報に従って制御するようにしてもよい。
定量ずつないし可変量を連続的に供給する方式の場合、
供給する写真処理廃液の温度、蒸発濃縮処理装置1の加
熱手段3ないし蒸発釜2の温度に従い供給する写真処理
廃液の量を調整する。また供給する写真処理廃液量を常
に一定とし、蒸発濃縮処理装置1内の写真処理廃液量を
センサ11によって検出し、その量により加熱手段31
例えばヒーターによる加熱温度を上昇ないし下降すべく
制御するか、又は加熱時間を増減制御するようにしても
よい。
蒸発濃縮処理装置lの制御は供給する写真処理廃液の量
と処理された写真処理廃液の量の差、或いは残留してい
る写真処理廃液の量ないし処理され濃縮された写真処理
廃液の旧に従って行なわれる。
なお、写真処理廃液を一定量ずつ1度に蒸発濃縮処理装
置1に供給する方式のものにおいては、供給される写真
処理廃液の温度と加熱手段3ないし蒸発釜2の温度とが
検出されていれば処理時間を一重部することにより蒸発
濃縮処理装置1の作動を制御することができる。
また、以上のごとく多様な事項によって写真処理廃液の
供給、処理(蒸発、濃縮)、排出が制御されるが、これ
に対応して時間、粘度、圧力、液面レベル、濃度、電気
抵抗、重量等を検出する様々なセンサ11等が用いられ
、かつセンサ11等の取付は位置も多様である。
1λ亙亙鷹羞 本発明により処理を行うことができる写真処理廃液は、
その代表例として、ハロゲン化銀カラー写真材料を処理
する際に出る廃液があげられるが、本発明により処理を
行うことができる写真処理廃液はこれに限定されるもの
ではなく、他のハロゲン化銀カラー写真材料を処理する
際に出る廃液も包含される。
(実施例) 第2図は本発明をさらに具体的に示す実施例の概略図で
ある。蒸発濃縮処理装置の蒸発釜2の内部には加熱手段
3が設けられ、この加熱手段3の上方には上限液面レベ
ルセンサ12と下限液面レベルセンサ13が設けられ、
蒸発釜2のからたきを防止している。また蒸発釜2の上
部には電磁弁14を有する廃液供給管15が設けられ、
電磁弁14の作動によって廃液量W116から写真処理
廃液が蒸発釜2に供給される。この廃液量M16には写
真処理廃液の残量を検出する液面レベルセンサ17が設
けられ、液■情報を制御装置103に入力する。
また、蒸発釜2の上部には減圧解除のための電磁弁18
が設けられ、さらに蒸発釜2の上部には蒸気排出管19
が接続され、この蒸気排出管19に凝縮器20が設けら
れ、冷凍機21によって冷却された水が循環するように
なっている。凝縮器20からは凝結水導入管22によっ
て、凝結水か蒸気の一部と共にエジェクター23に導入
され、その後凝結水補助貯槽24に貯溜される。この凝
結水補助貯槽24の凝結水はポンプ25の作動で循環バ
イブ26を介して循環する。この凝結水補助貯M24か
らオーバフローする凝結水は凝結水貯槽27に貯溜され
る。また、誼記蒸発釜2の下部には電磁弁28を有する
排出管29が接続され、この電磁弁28の作動で写真処
理廃液の濃縮による沈殿4を沈殿受は槽30に排出する
ようになっている。
この装置を用いて加熱・蒸発処理するプロセスの概略を
説明すると、廃液貯槽16に溜められた写真処理廃液は
廃液供給管15を介して蒸発釜2に上限液面レベルセン
サ12で検出されるまで供給される。蒸発釜2中の写真
処理廃液は加熱手段3によって加熱され蒸発するが、下
限液面レベルセンサ13で検出されるまで液面が低下し
たところで、再び上限液面レベルセンサ12の位置まで
廃液が供給される。蒸発した蒸気は蒸気排出管19を介
して凝縮i20に送られて冷却され、その後凝結水と蒸
気とが凝結水導入管22からエジェクター23に導入さ
れ、凝結水補助貯槽24に一旦貯溜される。この貯溜さ
れた凝結水はさらにポンプ25の駆動によって循環バイ
ブ26を介してエジェクター23に送られ、これにより
蒸発釜2中を減圧状態にする。
一方、濃縮が進むにつれて、発生した沈殿4は蒸発釜2
に沈積し、蒸発釜2中の写真処理廃液と交換するが、廃
液貯M16中の液面レベルセンサ17によって、廃液が
なくなったことが検知され、警告ブザーや警告ランプ等
の手段によって報知されると同時に加熱手段3が切れる
。また同時に電磁弁28が開き、これにより沈殿4が沈
殿受は槽30に落下する。
本発明の処理装置の蒸発釜2の種々の形状は本出願人が
昭和61年12月3日に提出した特許願に添付した明細
書及び図面の第2図乃至第8図に、種々の沈殿を取り出
す方法は同じく第9図乃至第12図に、連続して写真処
理廃液を供給する方法は同じく第13図に示されている
また、減圧手段を用いた本発明の他の実施例を第3図乃
至第6図に示す。第3図は蒸発釜2をエジェクター23
で減圧した後、凝結水補助貯Nl24に導入するもので
あり、さらに空気送りポンプ31とガスバーシャー32
とを備え、凝結水をエアレーションして凝結水の還元成
分を酸化する。
また、凝結水補助貯M24には安全性の観点から臭気ガ
スの排出を防止するガス吸着IfIJ 33が備えられ
、さらにコンプレッサー34の駆動で、フレオンガス等
を熱媒体として循環させ、凝結水の熱を奪い冷却し、そ
の熱を蒸発釜2側に与えるようにしている。また、蒸発
釜2内の写真処理廃液には薬液供給管35から薬液が供
給される。第4図は蒸発釜2を多数用意し、この図にお
いて左側の蒸発釜2の上部をヒータ等の加熱手段3で加
熱し、この蒸発釜2の凝結水は次段に配置された蒸発釜
2の上部の部屋にエジェクター23を介して導かれて熱
源となっている。このように、蒸発潜熱を利用すること
で、加熱エネルギーコストを大幅に低減することができ
る。
第5図は蒸発釜2内に取り付けたバック36に写真処理
廃液がダイヤフラムポンプ37の作動で供給され、この
蒸発釜2内は凝結水量WI27に設けた真空ポンプ38
の作動で減圧される。蒸発釜2から凝結水貯槽27に導
かれる凝結水は蒸気排出管19の冷却部に配置された冷
却ファン39で冷却される。第6図は凝結水補助貯槽2
5と凝結水量M27とをポンプ40を介して連結したも
ので、ポンプ40の駆動で凝結水補助貯槽25の凝結水
を微小量高圧で凝結水量WI27に送る。
[実験例1] 市販のカラー写真用ペーパーを絵焼き後、次の処理行程
と処理液を使用して連続処理を行った。
基準処理工程 (1)発色現像  38℃     3分(2)漂白定
着  38℃     1分30秒(3)安定化処理 
25℃〜35℃  3分(4)乾燥   75℃〜l’
oO℃ 約2分処理液組成 [発色現像タンク液] ヘンシルアルコール         15m2エチレ
ングリコール        15mJ2亜硫酸カリウ
ム           2.0g臭化カリウム   
         1.3g塩化ナトリウム     
      0.2g炭酸カリウム         
  24.0g3−メチル−4−アミノ−N−エチル −N−(β−メタンスルホンアミドエチル)アニリン硫
酸塩          4.5g蛍光増白剤(4,4
’ −ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体)   
    1.0gヒドロキシルアミン硫酸塩     
3.0g1−ヒドロキシエチリンデンー1.1−二ホス
ホン酸           0・4gヒドロキシエチ
ルイミノジ酢g    5.0g塩化マグネシウム・6
水塩     0.7g!、2−ジヒドロキシベンゼン
−3,5−ジスルホン酸−二ナトリウム塩  0.2g
水を加えてIILとし、水酸化カリウムと硫酸でpH1
0,20とする。
[発色現像補充液] ベンジルアルコール        20m2エチレン
グリコール        20mIL亜硫酸カリウム
           3.0g炭酸カリウム    
       24.0gとドロキシアミン硫酸塩  
    4.0g3−メチル−4−アミノ−N−エチル −N−(β−メタンスルホナミドエチル)アニリン硫酸
塩           6.0g蛍光増白剤(4,4
°−ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体)    
   2.5g1−ヒドロキシエチリンデンー1.1−
ニホスホン酸           0.5gヒドロキ
シエチルイミノジ酢酸   5.0g塩化マグニシウム
・6水塩     0.8g1.2−ジヒドロキシベン
ゼン−3,5−ジスルホン酸−ニナトリウム塩  0.
3g水を加えて1℃とし、水酸化カリウムと硫酸でpH
10,70とする。
[漂白定着タンク液] エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩       so、0gエチレン
ジアミンテトラ酢酸    3.0gチオ硫酸アンモニ
ウム (70%溶液)         150.m1弗硫酸
アンモニウム (40%溶液)         27.5mu水を加
えて全量をIJ2とし、炭酸カリウムまたは氷酢酸でp
H7,1に調整する。
[漂白定着補充液A] エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩      260.0g炭酸カリ
ウム           42.0g水を加えて全f
f1lIlとする。
この溶液のpHは酢酸又はアンモニア水を用いて6.7
±0.1とする。
[漂白定着補充液B] チオ硫酸アンモニウム    600.0mu(70%
溶液) 亜硫酸アンモニウム     250、Om!(40%
溶液) エチレンジアミンテトラ酢酸   17.0g氷酢酸 
           85.0m1t水を加えて全量
12とする。
この溶液はpHは酢酸又はアンモニア水を用いて5.3
±0.1である。
[水洗代替安定タンク液及び補充液] エチレングリコール        1.0g2−メチ
ル−4−イソチアゾリン−3−オン         
      0.20g1−ヒドロキシエチリデン−1
,1 −ニホスホン酸(60%水溶液   1.0gアンモニ
ア水(水酸化アンモニウム 25%水溶液)           2.0g水でI
ILとし、50%硫酸でpH7,0とする。
自動現像機に上記の発色現像タンク液、漂白定着タンク
液及び安定タンク液を満たし、府記市販のカラー写真ベ
ーパー試料を処理しながら3分間隔毎に上記した発色現
像補充液と漂白定着補充液A、Bと安定補充液をベロー
ズポンプを通じて補充しながらランニングテストを行っ
た。補充量はカラーベーパー1は当りそれぞれ発色現像
タンクへの補充量として190ynj1.漂白定着タン
クへの補充量として漂白定着補充液A、B各々50m1
、安定化槽への補充量として水゛洗代替安定補充液を2
50m12補充した。なお、自動現像機の安定化槽は試
料の流れの方向に第1槽〜第3糟となる安定槽とし、最
終槽から補充を行い、最終槽からのオーバーフロー液を
その前段の糟へ流入させ、さらにこのオーバーフロー液
をまたその1部段の糟に流入させる多槽向流方式とした
水洗代替安定液の総補充量が安定タンク容量の3倍とな
るまで連続処理を行った。
上記処理によって得られた3種のオーバーフロー液を混
合した写真処理廃液20ILを第7図に示す装置を用い
て処理を行った。
この実施例では、蒸発濃縮はボールバルブ41を開放し
て行うため、蒸発釜2を構成する沈殿物溜部2bは液貯
溜部2aとともに、蒸発釜2の一部として機能している
また、本発明の第7図に示す処理装置A、以外の比較の
処理装置B−Dを第8乃至第10図に示し、この処理装
置B−Dを用いて同様の比較実験を行なった。なお、第
8図は減圧手段を組み込まない比較の処理装置で蒸発釜
2及び廃液供給部の構成は第7図で示される本発明の処
理装置と同じである。ここでは、蒸発した蒸気は凝縮器
20によりて冷却されて凝縮し、凝結水貯槽27に!1
?溜される。第9図は第7図と同じような減圧手段を組
み込んだ処理装置であるが、ここでは加熱手段3はシリ
コンオイルバス42中に設けられ、加熱されたシリコン
オイルバス42によって蒸発釜2の底部が加熱される。
濃縮終了後、濃縮物は蒸発釜2の上部を開放してバック
36と共に蒸発釜2外に取り出される。第10図は第9
図で示された処理装置から減圧手段を取り除いたもので
、蒸発釜2部の構成は第9図で示された処理装置を同様
である。
処理装置A、Cでは55mmHgに減圧し、また処理装
置A、Bでは加熱手段3の取り付は位置を調整すること
により加熱手段3と写真処理廃液の底部との距離を調整
して、加熱近傍と写真処理廃液の底部の温度差10℃と
なるようにした。
下限液面レベルセンサ13より下の蒸発釜2の容量はす
べて2.OItとしたが、本発明の処理装置A及び比較
の処理装置Bでは、沈殿物溜部2bの容量も含めて2.
02とした。また、加熱手段3の容量はすべて1.5部
wとした。
処理装置A−Dによる蒸発過程を観察し、濃縮が進むに
つれて起きる突沸の様子を表1に記載した。また、蒸発
処理が終了するまでの時間を測定し、表1に記載した。
また、表1では廃液貯槽9の写真処理廃液が蒸発釜2中
に302入った時点で凝結水貯M27中の凝結水の液面
上のガス(アンモニア、硫化水素)をガス検知管により
検出した結果も記載した。
表  1 ※1 廃液貯M16から蒸発釜2に供給された廃液用で
表わす。
表1から明らかのように、本発明の処理装置Aでは比較
の処理装置B〜Dに比へて、突沸も起きにくく、蒸発終
了までに要する時間が短く、ガス発生が極めて少ないこ
とがわかる。
なお、処理装置りによって処理した後の残渣は、濃縮度
が約1/13、処理装置Cでは約1/15、処理装置B
では約1/30のスラッジであったが、処理装置Aによ
って得られたスラッジは濃縮度が高く、原反液の約1/
35以上に濃縮された沈殿であった。
また処理装置A、B及びCでは沈殿物溜部の温度が低い
ため1時間以内、特に処理装置A及びBではすぐに取り
外すことが可能であったが、処理装置りではほぼ一晩放
置しなければバック36を取り外すことができなかった
[実験例2] 第7図で示された処理装置A及び第8図で示された処理
装置Bを使用し、実験例1と同様の処理を繰返した。た
だし、ここでは減圧するポンプの電圧を変化させて蒸発
釜2中の圧力を表2のように変化させるとともに、加熱
手段3の容量も変化させることによって加熱近傍におけ
る写真処理廃液の温度も表2のように変化させた。ただ
し、写真処理廃液の温度は加熱手段3の位置を変化させ
ることによって、いずれの場合にも25℃となるように
した。
また、写真処理廃液を30JZ処理するのに要した時間
を測定し、その結果を表2に併せて記載したが、30時
間以F要するものについては30時間までに蒸発釜2中
に供給された写真処理廃液の量を測定した。
表2 表2により明らかなように処理装置Bでは加熱近傍の写
真処理廃液の温度を低下させることにより、アンモニア
や硫化水素ガスの発生が抑制されるが、処理時間が著し
く長くなる。これに対し、減圧手段によって蒸発釜2中
の圧力を低下させた処理装置Aでは加熱近傍の写真処理
廃液の温度低下による処理時間の延長も少なく、かつ減
圧及び加熱近傍の写真処理廃液の温度低下による相乗効
果によってアンモニア及び硫化水素ガスの発生が抑制さ
れることが解る。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動現像機に本発明の蒸発濃縮処理装置を備え
た状態を示す概略図、第2図は本発明のさらに具体的な
実施施例を示す概略図、第3図乃至第6図は他の実施例
を示す概略図、第7図乃至第10図は比較例を示す処理
装置の概略図である。 図面中符号2は蒸発釜、3は加熱手段、5は排出手段、
6は冷却手段、7は減圧手段である。 特 許 出 願 人   小西六写真工業株式会社第2
図 第3図 第8図 第9図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)減圧下にて、写真処理廃液の上方部を加熱するこ
    とによって、加熱近傍における写真処理廃液の温度と写
    真処理廃液の底部における温度に差が生じるように写真
    処理廃液を蒸発濃縮させ、写真処理廃液中の溶質物を沈
    殿させることを特徴とする写真処理廃液の蒸発濃縮処理
    方法。
  2. (2)前記加熱近傍における写真処理廃液の温度と写真
    処理廃液の底部における温度との差が対流によって5℃
    以上になるように写真処理廃液を蒸発濃縮させることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の写真処理廃液の
    蒸発濃縮処理方法。
  3. (3)前記写真処理廃液の減少に応じて、処理されるべ
    く新たな写真処理廃液が連続及び/または断続に供給さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の写真処理廃液の蒸発濃縮処理方法。
  4. (4)前記沈殿した写真処理廃液中の溶質物を除去する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項ま
    たは第3項記載の写真処理廃液の蒸発濃縮処理方法。
  5. (5)前記沈殿した写真処理廃液中の溶質物を除去しな
    がら写真処理廃液を蒸発凝縮させることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項記載の写真処理廃液の蒸発濃縮処理
    方法。
  6. (6)蒸発釜と、この蒸発釜内を減圧する減圧手段及び
    写真処理廃液の上方部を加熱することによって加熱近傍
    における写真処理廃液の温度と写真処理廃液の底部にお
    ける温度に差が生じるようにする加熱手段とを備えたこ
    とを特徴とする写真処理廃液の蒸発濃縮処理装置。
  7. (7)前記写真処理廃液の上方部を加熱することによっ
    て加熱近傍における写真処理廃液の温度と写真処理廃液
    の底部における温度差が対流によって5℃以上になるよ
    うにする加熱手段を備えことを特徴とする特許請求の範
    囲第6項記載の写真処理廃液の蒸発濃縮処理装置。
  8. (8)前記蒸発釜上方部には写真処理廃液を供給 され
    る供給手段を有することを特徴とする特許請 求の範囲
    第6項または第7項記載の写真処理廃液 の蒸発濃縮処
    理装置。
  9. (9)前記写真処理廃液の蒸発濃度処理装置には、さら
    に前記蒸発釜に貯溜されている写真処理 廃液の液面レ
    ベルを検知するための液面レベル検 知手段を備えてい
    ることを特徴とする特許請求の 範囲第8項記載の写真
    処理廃液の蒸発濃縮処理装 置。
  10. (10)前記蒸発釜底部に写真処理廃液中の溶質 物を
    除去するための除去手段を備えることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項または第7項または 第8項または第
    9項記載の写真処理廃液の蒸発濃 縮処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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