JPS635065B2 - - Google Patents

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JPS635065B2
JPS635065B2 JP59222208A JP22220884A JPS635065B2 JP S635065 B2 JPS635065 B2 JP S635065B2 JP 59222208 A JP59222208 A JP 59222208A JP 22220884 A JP22220884 A JP 22220884A JP S635065 B2 JPS635065 B2 JP S635065B2
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JP
Japan
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substance
mixed
food
sodium hydroxide
calcium
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JP59222208A
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JPS61100176A (ja
Inventor
Atsushi Yoshimura
Katsuhiko Hayashi
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CHIBA SEIFUN KK
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CHIBA SEIFUN KK
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Publication date
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Priority to AU45915/85A priority patent/AU558926B2/en
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Priority to NZ213934A priority patent/NZ213934A/en
Publication of JPS61100176A publication Critical patent/JPS61100176A/ja
Publication of JPS635065B2 publication Critical patent/JPS635065B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PREPARATION OR TREATMENT THEREOF
    • A23L13/00Meat products; Meat meal; Preparation or treatment thereof
    • A23L13/60Comminuted or emulsified meat products, e.g. sausages; Reformed meat from comminuted meat product

Landscapes

  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Edible Seaweed (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願発明は、さまざまな形状・形態にある同種
または異種の各種食品原材料や加工食品片を任意
に選択し、相互に接着することにより新規な集合
食品を得るための食品用接着剤組成物に関するも
のである。
〔従来の技術〕
近年、食糧資源の相対的減少から、その有効利
用に関しさまざまな角度からの検討が行われてい
る。しかし、食糧採取時や食品加工過程で発生し
本来の加工には使用されないまま残される厖大な
量のいわば未利用ともいえる食糧資源の有効利用
に関しては必ずしも充分な方法が確立されている
とは言い難い。例えば、魚介類採取時における規
格外で商品価値の低い小型魚介類・軟体動物・甲
殻類等、水・畜産加工過程で発生する不定形・小
型の加工残肉、産卵を終わつたサケや廃鶏肉の有
効利用に関しては飼料・エキス抽出原料としての
利用や、スリ身・練製品等限られた利用がある程
度にすぎない。これら未利用食糧資源の中には、
従来利用されてきた同種食糧資源にくらべ食品と
しての質(味・栄養価など)において何ら劣る点
がないにもかかわらず、加工適性や商品としての
見ばえ(大きさ・形など)が悪いため商品価値が
低く扱われ充分利用されるに至つていないものが
少なくない。さらには、食生活志向の多様化に伴
い、従来にない新しいスタイルの組立て食品が注
目されつつあるが、これら未利用資源は、かかる
新しいニーズに対応するに格好の原料であるにも
かかわらず有効な加工技術がないため、この面か
らもまた充分利用されずにいる。もし、これら厖
大な量の未利用食糧資源を任意に組合わせ再構成
し、食品として好ましい形状やスタイル、食感や
味のバランスをもつた新規な食品に再加工できる
ならば、これが産業上にもたらす利益は極めて大
きい。すでにこのような観点から不定形の食品片
を相互に接着・成型し、集合・定形化する技術や
そのための接着剤組成物が種々提案され一部実用
化の段階に入つている。
本願発明者らは早くからこの問題に着目し、こ
の目的達成の方法として分子中に分子105g当た
りカルボキシル基30モル以上を有する蛋白質及び
その分解物(以下蛋白質系物質と略称)或いは重
合単位当たりカルボキシル基0.3モル以上を有す
る多糖類及びその分解物(以下多糖類系物質と略
称)のうち、中性ないしアルカリ性において水に
溶解または分散し且つこの水溶液または水分散液
が固形分濃度30%以下でゼリー化するような条件
を満たす物質1種以上と、アルカリ土類金属水酸
化物または同酸化物、卵殻・貝殻または骨粉の焼
成粉末より選ばれる物質(以下カルシウム剤と略
称)1種以上の混合物が種々の食品片の接着・集
合化に極めて有効であることを見出し、該接着剤
組成物を用いて新規な集合食品を製造する方法を
開発した(特公昭46−38540、同47−8980、同47
−14905、同47−22255、同47−22256、同52−
12789、同58−32858)。この方法は既に食品加工
の広い分野で実用化されるに至つている。
以上の他、同様の目的をもつた従来技術として
は、肉塊にナトリウム塩を加え冷凍・圧着して肉
塊同士を結着させる方法(特開昭52−122657)、
鶏肉に食塩・縮合燐酸塩を加え型に入れて加熱凝
固させ鶏肉ブロツクを得る方法(同53−145946)、
食肉に凍結乾燥すり身・食塩・リン酸塩および/
または多糖類・植物蛋白または澱粉を添加混合し
て結着を行う方法(同54−62350)、食肉をコラー
ゲンを用いて結着させる方法(同54−154558)、
食肉にコンニヤクマンナンを加えたのち水酸化カ
ルシウム溶液に浸漬し結着・圧添してブロツク状
肉塊とする方法(同55−13031)、乾燥卵白・活性
グルテン・大豆蛋白粉末の1種以上を用いて熱変
性肉類加工品をはり合わせ加熱処理することによ
り接合を行う方法(特公昭57−42303)、D−ソル
ビツトと水酸化カルシウム錯体を用いて生肉片を
結着する方法(特開昭57−54578)、鶏肉を大豆蛋
白エマルジヨンと混練成型し、加熱固化させる方
法(同57−138361)等が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの従来技術にはなお解決
すべき種々の問題点がある。即ち、従来技術では
適用される食品原材料が主に食肉やその加工品に
限られていること、接着・接合作業を終了後加熱
処理を行わないと最終的に強固な接着が達成でき
ない場合があること、みかけ上接着が行われても
強度が不充分でその後の加工・調理工程に耐えら
れない場合があること等の欠点がある。
本件出願人が既に開発した前記接着剤組成物に
よる食品片の接着方法の場合には、使用する食品
原料は食肉に限らず魚介・野菜・果実・チーズ・
練製品等広範にわたる選択が可能であること、接
着作業後加熱しても非加熱であつても充分な接着
強度を保持できる為、接着以降の加工・調理の選
択の幅が非常に大きいこと、接着強度が非常に強
く接着後の加工・調理等の取扱いに充分耐えられ
ること等多くの優れた点を有している。
しかし、産業上の利用に際してなおこの方法で
も解決すべき問題がある。
本件出願人が開発した従来技術では、特定の蛋
白質系物質或いは多糖類系物質とカルシウム剤よ
り成る接着剤組成物を接着すべき食品片相互の間
に介在せしめ、食品中の遊離水分或いは必要によ
り加えた水分の存在下で接着凝固反応を起こさし
めるものであるが、この過程において該接着剤組
成物は水分を吸収すると急速に接着凝固をする。
したがつて、ほぼ同時に初期接着がはじまり以後
30分から1時間程度で外力を加えても、接着面が
剥離しない接着完了段階に到達する。この際、い
つたん接合したものを外力を加えて剥離させても
なお再接着が可能な猶予時間(以下ポツトライフ
という)は初期接着開始までの間であり、接着の
一連の作業を合理的に且つ安定的に行うために
は、この作業に必要な時間に対応するポツトライ
フの延長が緊急の要件として強く望まれていた。
即ち、産業上大量の集合食品を生産しようとする
場合にポツトライフが極めて短いという制約条件
は大きな障害となる。
例えば、ミキサーを用いて大量の食品原料と接
着剤組成物粉末を混合し、所定の容器に充填して
定型の集合食品を得ようとする場合、混合から充
填・成型に至る一連の作業を少なくともポツトラ
イフの時間内に終了させなければならず、このよ
うなことは実質上困難である。また、接着剤組成
物粉末をあらかじめ適量の水に溶かして液状で使
用することは作業上好ましい方式であるが、前記
理由よりこのような方法はとり得ない。このた
め、実際の接着作業は、食品原料を小ロツトに分
割して、手作業による接着・充填、成型を繰り返
して処理をしているのが実情である。
以上の如く、本件出願人が開発した接着剤組成
物は、それ自身の接着性能が充分であるにもかか
わらずそのポツトライフが短いため、加工適性が
狭い範囲に限定され合理的な大量生産ができない
という欠点があつた。
本願発明は、以上の如き欠点を解消し、従来の
接着剤組成物の接着性能を損なうことなく、接着
剤組成物のポツトライフを大幅にひきのばすこと
により、大量のミキシング接着や機械的充填成型
作業等を自由に行い、これにより目的に応じた接
着成型作業が大量に実施できるようにすべく開発
されたものである。
〔問題を解決するための手段〕
本願発明者らは、接着剤組成物中のカルシウム
剤が、食品中の水分または必要により外部より加
えた水分を吸収すると急速に活性化し、組成物中
の蛋白質系あるいは多糖類系物質と反応して接着
凝固を起こす点に着目し、カルシウム剤の反応速
度を遅延させるべく種々検討を行つた。多くの場
合、カルシウム剤の反応速度を遅延させようとし
て他の物質を加えたりカルシウム剤を処理したり
するとカルシウム剤自体の活性度が低下し、その
結果接着強度が低下してしまうという困難な問題
に直面したが、多岐にわたる試験の結果、カルシ
ウム剤をある種の物質で混合被覆処理することに
よりカルシウム剤の活性度を低下させずに反応速
度のみを遅延させることに成功し、本願発明に到
達したものである。
本願発明は、分子中に分子105g当たりカルボ
キシル基30モル以上を有する蛋白質及びその分解
物或いは重合単位当たりカルボキシル基0.3モル
以上を有する多糖類およびその分解物のうち、中
性ないしアルカリ性で水に溶解または分散し且つ
この水溶液または水分散液が固形分濃度30%以下
でゼリー化するような条件を満たす物質1種以上
より選ばれる第一物質と、卵殻或いは貝殻または
骨粉の焼成粉末・アルカリ土類金属水酸化物・ア
ルカリ土類金属酸化物の1種以上(カルシウム
剤)を油脂・脂肪酸・界面活性剤・糖質・天然ガ
ム類・蛋白質の1種以上(以下混合被覆処理剤と
略称)で混合または被覆処理して得られる第二物
質とを有効成分とする食品用接着剤組成物に関す
るものである。更に、本願発明者らは本研究の過
程で、第一物質として卵白・血漿蛋白・ラクトア
ルブミンを選択する場合には、上記カルシウム剤
に替えて水酸化ナトリウムを上記と同様の混合被
覆処理剤で処理して得られる第二物質を用いるこ
とにより、同様の目的を達しうるものであること
を見出した。
以下、本願発明の詳細を具体的に説明する。
まず、第一物質として用いられる蛋白質系物質
および多糖類系物質としては、魚介類濃縮蛋白・
卵白・ラクトアルブミン・血漿蛋白・カゼイン等
の動物性蛋白質、大豆蛋白・小麦蛋白質等の植物
性蛋白質、アルギン酸・カラゲーナン・コンニヤ
クマンナン等の多糖類が挙げられる。
次に、第二物質の基剤となるカルシウム剤とし
ては、鶏卵等の鳥類卵の卵殻、カキ・ホタテ貝・
ハマグリ等貝類の貝殻或いは牛骨・豚骨・鯨骨等
の動物骨類を800℃以上で焼成し粉末化して得ら
れたものや、アルカリ土類金属水酸化物または同
酸化物(最も一般的には水酸化カルシウム粉末・
酸化カルシウム粉末)が用いられる。さらに、第
一物質として卵白・血漿蛋白・ラクトアルブミン
を用いる場合には上記カルシウム剤に替えて水酸
化ナトリウムを使用することができる。上記カル
シウム剤または水酸化ナトリウムに混合或いは被
覆処理剤として用いることのできる物質は、常温
で液状または固形の食用動植物油脂類(大豆油・
サラダ油・ヤシ油・ラードなど)、飽和脂肪酸類
(ラウリン酸・ミリスチン酸・パルミチン酸・ス
テアリン酸・アラキン酸など)、不飽和脂肪酸類
(オレイン酸・リノール酸・リノレン酸など)、界
面活性剤(モノグリセリン脂肪酸エステル・ポリ
グリセリン脂肪酸エステル・アセチル化モノグリ
セリン脂肪酸エステル・ソルビタン脂肪酸エステ
ル・プロピレングリコール脂肪酸エステル・シヨ
糖脂肪酸エステルなど)、リン脂質類(卵黄レシ
チン・大豆レシチンなど)、糖質(粉末水アメ・
マルチトール・フラクトースなど)、天然ガム類
(カラギーナン・ローカストビーンガムなど)、
動・植物蛋白質(小麦蛋白質・カゼインナトリウ
ムなど)である。
次に、これらの混合被覆処理剤を用いてカルシ
ウム剤または水酸化ナトリウムを混合・被覆処理
する条件・方法について具体的に説明する。
カルシウム剤または水酸化ナトリウムを混合・
被覆処理する方法は大きくわけて、(1)カルシウム
剤または水酸化ナトリウム粉末表面に混合被覆処
理剤を液状でスプレー噴霧する方法、(2)カルシウ
ム剤または水酸化ナトリウムと混合被覆処理剤を
含む懸濁液を噴霧乾燥する方法、(3)カルシウム剤
または水酸化ナトリウムと混合被覆処理剤をミキ
サーで混合する方法、(4)カルシウム剤または水酸
化ナトリウムと混合被覆処理剤の混合物を加圧造
粒する方法等を用いることができる。
スプレー噴霧法の場合は例えば流動槽を用いて
カルシウム剤または水酸化ナトリウムを浮遊・流
動させ、これに混合被覆処理剤を噴霧し、カルシ
ウム剤または水酸化ナトリウムに吸着させる。こ
の際、混合被覆処理剤として、常温で液状を呈す
る油脂類・不飽和脂肪酸類・界面活性剤・リン脂
質類はそのままスプレー噴霧してカルシウム剤ま
たは水酸化ナトリウムに吸着させることができる
が、常温で固形状を呈する油脂類・飽和脂肪酸
類・界面活性剤を用いるときはこれらをそれぞれ
のもつ融点以上に加熱して噴霧する。例えばラウ
リン酸を用いる場合は50℃前後、ステアリン酸を
用いる場合は75〜80℃に加熱・溶融して噴霧しカ
ルシウム剤に吸着させる。さらに、加熱しても溶
融しない混合被覆処理剤を用いようとするとき
は、それぞれの物質を溶解ないし均一に分散させ
る食用可能な溶剤に溶解ないし分散させて使用す
ることが必要である。例えば、シヨ糖脂肪酸エス
テルは少量のエチルアルコールに溶解させて用い
る。この際、混合被覆処理剤を溶解ないし分散さ
せるために使用した溶剤は、混合被覆処理剤をス
プレー噴霧によりカルシウム剤または水酸化ナト
リウムに吸着させた後は除去されることが望まし
いので、スプレー噴霧の行われる流動槽中の温度
設定にあたつてはこの点を考慮した条件設定を行
う。
次にミキサー混合法を用いてカルシウム剤また
は水酸化ナトリウムの混合・被覆処理を行う場合
であるが、この場合にも混合被覆処理剤として選
択する物質の種類により処理方法はやや異なる。
例えば、常温で液状を呈する油脂類や不飽和脂肪
酸類・一部の液状界面活性剤・液状リン脂質類を
用いる場合は、カルシウム剤または水酸化ナトリ
ウムとこれらの混合被覆処理剤をミキサーで均一
に混合すれば処理が完了するが、常温で固形状を
呈する飽和脂肪酸類や一部の界面活性剤・一部の
リン脂質類を用いる場合は、スプレー噴霧法の場
合と同様これらの物質を均一に溶解ないし分散さ
せる食用可能な溶剤にあらかじめ溶解ないし分散
させて用いることが必要である。但し、飽和脂肪
酸類や固形油脂類・固形の界面活性剤等で加熱に
より溶融するものの場合であつて、カルシウム剤
または水酸化ナトリウムに対するこれら混合被覆
処理剤の添加量が10重量%以上である場合は溶剤
を必要とせず、それぞれの物質のもつ融点以上の
温度に加熱してミキサー中でカルシウム剤または
水酸化ナトリウムと混合後常温迄冷却すれば混
合・被覆処理を達成できる。カルシウム剤または
水酸化ナトリウムに対するこれら混合被覆処理剤
の添加量が10重量%未満の場合は溶剤に溶解して
混合被覆処理を行う。一例として、ステアリン酸
(融点70℃)を用いて酸化カルシウム粉末を混合
被覆処理する方法を示せば、ステアリン酸粉末50
gを75℃に熱したエチルアルコール500mlに均一
に溶解させ、これに酸化カルシウム粉末1Kgを加
えてニーダーで約30分間混捏する。この間、ニー
ダーのジヤケツト温度を80℃に保ち、アルコール
分を徐々に蒸発させる。混捏を終了した内容物は
常温付近まで冷却後、粉砕して目的とする混合被
覆処理物を得る。
乾式加圧造粒法は、混合被覆処理剤として蛋白
質・脂質・天然ガム類を用いる場合に有利な方法
である。乾式加圧造粒法では、一般的には、カル
シウム剤または水酸化ナトリウム粉末と上記混合
被覆処理剤を均一に混合した後、該混合物を圧偏
ロールで加圧下に圧偏後粉砕して混合造粒物を得
ることにより目的とする混合・被覆処理を達成す
ることができる。
カルシウム剤または水酸化ナトリウムに対する
混合被覆処理剤の添加量は、種々の実験の結果カ
ルシウム剤または水酸化ナトリウム100重量%に
対し、通常0.1〜100重量%が適当である。
カルシウム剤または水酸化ナトリウムに対する
混合被覆処理剤の添加量の選択は、食品の接着作
業を行う時の製造条件、特に、接着作業を開始し
てから所望の形状に充填成型等を行い接着食品の
形状を最終的に固定するまでに要する時間により
決定される。本願発明者らの研究によれば、カル
シウム剤または水酸化ナトリウムに対する混合被
覆処理剤の添加量が多いほど接着剤組成物の吸
水・凝固速度が低下し、ポツトライフが長くなる
ことが確認されており、且つ、同一添加量であつ
ても混合被覆処理剤の種類によつてはポツトライ
フが異なつてくる。従つて、適用される接着作業
工程の条件にあわせて、混合被覆処理剤の種類及
び該処理剤のカルシウム剤または水酸化ナトリウ
ムに対する添加量を選択することにより効果的に
目的を達成することができる。
本願発明における接着剤組成物は前記第一物質
の1種以上と上記の如き手段によつて得られる第
二物質1種以上をミキサーによる混合等の通常の
方法により均一に混合して得られる。第一物質に
対する第二物質の量は好ましくは前者100重量%
に対し、後者中のカルシウム剤または水酸化ナト
リウム量が5〜40重量%となるよう調整する。
次に本願発明による接着剤組成物を用いて食品
片を相互に接着する方法の態様について説明す
る。
ミキサー等の混合機中に接着成型すべき食品原
料を投入し、これに接着剤組成物を粉末のまま、
あるいはあらかじめ水に分散させた接着剤組成物
分散液を加えて混合し、食品表面に接着剤組成物
を均一に付着せしめ、その後所定の容器に充填・
成型し0℃以上で1〜2時間放置して接着を完了
させる。食品原料に対する接着剤組成物の添加量
は、食品片の大きさ(表面積)により異なるが、
ほとんどの場合食品原料100重量%に対し0.5〜5
重量%の範囲で良好な接着を達成できる。接着混
合物は、混合後スタツフアー等を用いたケーシン
グ充填・リテーナー成型等通常行われる種々の方
式を用いて充填成型することが可能である。充
填・成型されたものはその後凍結・加熱などを行
つても充分な接着強度を保持しているため任意に
二次加工処理することができる。
以下に第二物質の調整例を挙げて説明する。
第二物質の調整例 1 ホタテ貝殻を洗浄して夾雑物を除去したのち、
1300℃の電気炉中で1時間焙焼し、得られた焙焼
物をハンマーミルで80メツシユ以下に粉砕してホ
タテ貝殻の焙焼粉末を得た。この焙焼粉末1Kgを
70℃に保持した流動乾燥機中に浮遊せしめ、スプ
レーガンにより卵黄レシチン溶液(卵黄レシチン
100gをエチルアルコール200mlに溶解したもの)
を流動乾燥機中に噴霧してホタテ貝殻焙焼粉末に
吸着させた。これを室温(22℃)まで冷却後粉砕
して目的とする混合被覆処理物約1Kgを得た。
第二物質の調整例 2 水酸化カルシウム粉末1Kg、パルミチン酸100
gを80℃に保持したニーダーに投入し、約30分間
混合し、室温まで冷却後粉砕して目的とする混合
被覆処理物約1Kgを得た。
第二物質の調整例 3 鶏卵の卵殻を950℃の電気炉で4時間焙焼し、
得られた焙焼物をハンマーミルで100メツシユ以
下に粉砕して卵殻焙焼粉末を得た。別に、アセチ
ル化モノグリセリン脂肪酸エステル(パルミチン
酸30%、ステアリン酸70%)50gを70℃に熱した
エチルアルコール500mlに均一に溶解させ、上記
卵殻焙焼粉末1Kgと共に70℃に保持したニーダー
中に投入し、約30分間混合した後アルコール分を
徐々に蒸発させる。これを室温まで冷却後粉砕し
て目的とする混合被覆処理物約1Kgを得た。
第二物質の調整例 4 骨粉を1300℃の電気炉で5時間焙焼し、得られ
た焙焼物をハンマーミルで100メツシユ以下に粉
砕して骨粉焙焼物を得た。
この焙焼粉末1Kgをミリスチン酸200gと共に
80℃に保持したニーダー中に投入し、40分間混合
後室温まで冷却して粉砕し目的とする混合被覆処
理物約1Kgを得た。
第二物質の調整例 5 酸化カルシウム粉末1Kg、マルチトール60gを
小型ミキサーで5分間混合し、得られた混合物を
乾式加圧造粒機に入れロール圧100Kg/cm2で圧偏
した。圧偏混合物をハンマーミルで粉砕して目的
とする混合被覆処理物約1.5Kgを得た。
第二物質の調整例 6 水酸化カルシウム粉末1Kg、カゼインナトリウ
ム粉末200g、水5を均一に混合した懸濁液を
110℃に保つたスプレードライヤー中で噴霧乾燥
し、目的とする混合被覆処理物約1Kgを得た。
第二物質の調整例 7 水酸化ナトリウム粉砕物1Kgを80℃に保持した
流動乾燥機中に浮遊させ、別に調整した活性小麦
蛋白分散液(活性小麦蛋白粉末300gを70%エタ
ノール水溶液800mlに分散させたもの)をスプレ
ーガンで乾燥機中に噴霧し水酸化ナトリウムに吸
着させた。これを室温まで冷却後粉砕して目的と
する混合被覆処理物約1.2Kgを得た。
第二物質の調整例 8 水酸化ナトリウム粉砕物1Kg、ソルビタン脂肪
酸エステル(パルミチン酸85%、ステアリン酸15
%)200gを90℃に保持したニーダー中に投入し、
30分間混合し室温まで冷却後粉砕して目的とする
混合被覆処理物約1.1Kgを得た。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げ説明する。
実施例 1 第二物質の調整例1により得られた第二物質20
gと、乾燥蛋白粉末80gをミキサーで約8分間混
合して接着剤組成物粉末100gを得た。この接着
剤組成物100gに水200mlを加え分散させて得た接
着剤分散液を約5cm角の豚モモ肉3Kgとともにミ
キサー中で約30秒間混合した。その後8cm×8cm
×45cmの角型リテーナーに上記混合物を充填し、
常温で2時間放置して接着を完了させた。得られ
た成型肉を厚さ1cmにスライスし、接着状態を観
察したが極めて良好であつた。
実施例 2 第二物質の調整例3により得られた第二物質25
gと、分離大豆蛋白粉末75gをミキサーで約8分
間混合して接着剤組成物粉末100gを得た。この
接着剤組成物100gに水200mlを加えて分散させて
得た接着剤分散液を約3〜8cm角の鶏胸肉3Kgと
共にミキサー中で約30秒間混合した。得られた混
合物はスタツフアーに収容し、直径8cmのケーシ
ングに充填して、円筒状の鶏肉成型品とした。こ
れを5℃の冷蔵庫に約2時間放置して接着を完了
させた後−30℃の冷凍庫に一夜放置して凍結させ
た。その後半解凍の状態で1cmの厚さの切身にス
ライスし、フライパンで油焼きした。得られた鶏
肉ステーキは充分な接着状態を保つており、外
観・味ともに良好であつた。
実施例 3 第二物質の調整例4で得られた第二物質10gと
アルギン酸ソーダ90gをミキサーで約8分間混合
し接着剤組成物粉末100gを得た。この接着剤組
成物50gに水200mlを加え分散させて得た接着剤
分散液を約2Kgのムキエビ(長さ約4cm)と共に
ミキサー中で約30秒間混合し、得られた混合物を
8cm×8cm×45cmの角型リテーナーに充填し5℃
の冷蔵庫で約2時間放置して接着を完了させた。
得られたエビ成型ブロツクを厚さ約1cmにスライ
スし、フライパンで油焼きした。接着は良好で互
いに接着されたエビがバラバラになることはなか
つた。
実施例 4 第二物質の調整例5で得られた第二物質30gと
乾燥卵白70gをミキサーで約10分間混合し、接着
剤組成物粉末100gを得た。この接着剤組成物90
gに水150mlを加え分散させて得た接着剤分散液
を約3Kgの牛横隔膜肉(約8cm×10cm×1cm)と
共に別のミキサー中で約15秒間混合し、得られた
混合物を18cm×7cm×60cmの角型リテーナーに充
填し5℃の冷蔵庫で約1時間放置して接着を完了
させた。得られた牛横隔膜肉の成型ブロツクを厚
さ約1.5cmにスライスし、手で肉片の一端をつま
み上げて振つてもはがれ落ちることはなかつた。
さらにホツトプレートで油焼きしたが、接着は良
好でナイフ・フオークを用いて肉を切断しても、
接着部位からはがれることはなかつた。
〔発明の効果〕
本願発明によれば、従来利用度の低かつた不定
型あるいは小型の食品原材料を集合成型して定型
の食品に加工することが可能となり、これら食品
原材料の利用価値を著しく高めることができるば
かりでなく、加工工程中において、いかなる不定
型あるいは小型の食品片もすべて有効に活用でき
るので、残渣を生じない高効率の加工が可能とな
り加工歩留が著しく向上する。本願発明における
集合・接着・成型作業では接着剤組成物のポツト
ライフが従来の接着剤組成物より大幅に遅延され
ているため、時間的ゆとりをもつて実施でき、ミ
キサーによる混合及びスタツフアーによる充填・
成型などの大量の機械化生産を可能としたもので
あり産業上の効果は極めて大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 分子中に分子105g当たりカルボキシル基30
    モル以上を有する蛋白質及びその分解物或いは重
    合単位当たりカルボキシル基0.3モル以上を有す
    る多糖類及びその分解物のうち、中性ないしアル
    カリ性で水に溶解または分散し、且つこの水溶液
    または水分散液が固形分濃度30%以下でゼリー化
    するような条件を満たす物質1種以上より選ばれ
    る第一物質と、卵殻或いは貝殻または骨粉の焼成
    粉末・アルカリ土類金属水酸化物・アルカリ土類
    金属酸化物・水酸化ナトリウムの1種以上を、油
    脂・脂肪酸・界面活性剤・糖質・天然ガムの1種
    以上で混合または被覆処理して得られる第二物質
    とを有効成分とする食品用接着剤組成物。
JP59222208A 1984-10-24 1984-10-24 食品片の接着組成物 Granted JPS61100176A (ja)

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