JPS6366258B2 - - Google Patents
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- JPS6366258B2 JPS6366258B2 JP59045652A JP4565284A JPS6366258B2 JP S6366258 B2 JPS6366258 B2 JP S6366258B2 JP 59045652 A JP59045652 A JP 59045652A JP 4565284 A JP4565284 A JP 4565284A JP S6366258 B2 JPS6366258 B2 JP S6366258B2
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Description
本発明は高温耐熱性の改良された一体構造型触
媒体の製法に関する。詳しく述べると本発明は、
高温度下での連続使用に対し、耐久性にすぐれた
性能を示す、内燃機関からの排気ガス中の有害成
分である炭化水素(以下HCとする)、一酸化炭
素(以下COとする)および窒素酸化物(以下
NOxとする)浄化用触媒体、固定発生源である
一般産業廃ガス中のHCおよびCOを浄化するため
の触媒体ならびにメタン、プロパン、軽油等の燃
料を用いる一次エネルギー発生用接触燃焼などに
用いられる触媒体の製法を提供するものである。 内燃機関の排ガス中のHC、COおよびNOxを
浄化するための触媒は、マニホールド出口位置か
ら床下位置までの間に装着されているが、とくに
その取付位置がマニホールド近辺にある場合、高
温耐久性と低温活性とがともに要求されこの2つ
の性能の向上が重要であるとされる。 そして、CO、HCおよびNOxを同時に除去す
る三元触媒の場合、内燃機関が空気対燃料比の化
学量論的当量点近辺で燃焼せしめられて運転され
る際、安定してその排ガス中のHC、COおよび
NOxを同時に、実質的に無害化でき、かつ800℃
以上の高温に曝されても劣化が少ない排気ガス浄
化用の高温耐久性を有する一体構造型触媒が求め
られる。 この三元触媒コンバーターを装備したエンジン
は化学量論的な空燃比(A/F)近辺で運転され
た時、上記3成分を最も効果的に浄化した排ガス
を排出するが、さらに三元触媒をより効果的に作
用させるため、燃料を噴射ポンプで一定A/Fを
保つように供給する電子制御燃料噴射装置の他
に、ベンチユリー気化器を用いて空燃比を制御す
る方式を採用する。しかし制御方式によつては
A/Fが化学量論的な当量点からかなり広いA/
F範囲に触媒が曝される場合があり、また加減速
等の急激な運転の変化の場合には一体構造型触媒
の温度急上昇による熔融を防止するため、燃料供
給が一部または全部カツトされ、大巾にリーン雰
囲気にさらされる場合もある。 すなわち、三元触媒は常に理想的なA/F運転
時の排ガスに曝されるわけでなく、この様な条件
下で触媒が高温に曝される場合には触媒中に含ま
れる白金族元素は熱的劣化を受け易い。従つて広
いA/F運転条件下でも安定した浄化性能を示
し、劣化の少ない三元触媒が望まれることにな
る。また床下付近に搭載される三元触媒に関して
は温度がエンジン位置搭載と比べて相対的に低い
ため触媒容量を大きくしたり、貴金属担持量を増
やすなどして性能を上げる必要がありコスト高に
なる欠点がある。 そこでエンジン直下の高い温度域で三元触媒が
使用出来れば反応速度が高いため触媒容量がコン
パクトに出来る利点がありコスト的に有利であ
る。従つて800〜1000℃の高温で劣化せず安定し
て使用出来る三元触媒が望まれていた。 かくして本発明は800℃以上の高温下A/Fの
広い範囲で安定して高いCO、HCおよびNOx3成
分の浄化性能を示す触媒体を提供することを目的
とする。 また固定発生源の一般産業廃ガス中のHCおよ
びCO除去用触媒の場合、発生源の廃ガス濃度が
高い場合、発熱量が大きいため従来は高温に耐え
る触媒が無いため、ガス濃度を空気等で希釈し
て、ガス量を増加して触媒層を通過せざるをえな
かつた。この場合、高温耐熱性の触媒があれば、
濃いガス濃度で、希釈せずに触媒でHCおよびCO
を除去できるため、触媒の使用量が減少し、かつ
排風機と熱交換器が小型になり有利な方法とな
る。 気体状、液状の燃料を用いて一次エネルギー回
収を目的とする接触燃焼触媒においても900℃以
上の高温で安定して使用できることがエネルギー
回収のために好ましいと考えられ、本発明は高温
域で安定して高性能を示す、固定発生源用の触媒
を提供することも、また本願発明の目的の1つで
ある。 従来この目的のために、触媒成分として用いる
白金族元素を有効に働かすため、白金族元素を担
持させる耐熱性金属酸化物、たとえば、アルミナ
の熱安定性を向上させる試みが多数なされてい
る。しかしながら従来、白金、パラジウム等の白
金族元素を活性成分として担持する方法として
は、これら金属の水溶性の化合物を出発物質とし
て用いているため、触媒が比較的低温で使われる
場合は、とくに性能上の問題点は少ないが、高温
域で使われる場合には、担持された白金族元素
が、熱のために凝集し易く、長時間の間には大巾
な活性低下を来たす欠点があつた。 本発明はこれら従来法の欠点を解消する方法を
提供するものである。すなわち本発明にもとずく
触媒は白金および/またはパラジウムの微粉末を
耐熱性金属酸化物の粉末と混合して耐熱性金属酸
化物上に分散させたのち、水性媒体を添加してス
ラリー化し、一体構造型担体上に被覆してなるも
のである。 本発明によれば、白金および/またはパラジウ
ムは最初から微粉末として存在し、かつそれぞれ
の微粉末は、そのまわりに存在する耐熱性金属酸
化物によつて隔離された状態で存在すると共にス
ラリー化された耐熱性金属酸化物によつてそれぞ
れ微粉末が被覆された状態にある。従つて、たと
えば800℃以上の高温度にさらされたとしても、
それ以上の凝集は非常におこり難く活性低下防止
対策として非常に効果的であることを見出したの
である。 かくして、本発明は以下の如く特定される。 (1) 平均粒径が0.01〜5μの範囲にある白金およ
び/またはパラジウムの粉末を耐熱性金属酸化
物の粉末と混合して、該耐熱性金属酸化物上に
分散させたのち、水性媒体を添加てスラリー
化、一体構造型モノリス担体に被覆担持するこ
とを特徴とする高温耐熱性を有する触媒体の製
法。 (2) 耐熱性金属酸化物が、アルカリ土類金属、ジ
ルコニウム、イツトリウムおよび希土類元素よ
りなる群から選ばれた少なくとも1種の元素の
酸化物によつて安定化されたアルミナであるこ
とを特徴とする上記(1)記載の方法。 本発明が特定する白金および/またはパラジウ
ムの微粉末は、平均粒径0.01〜5μの範囲の範囲の
ものが選択される。もちろん、白金、パラジウム
は各々単独あるいは混合して用いられるし、さら
に白金、パラジウムと合金または複合酸化物(た
とえば、バリウム、コバルト、ニツケル、クロム
と白金、パラジウムとの各種の合金または複合酸
化物)を作りうる他の金属との共沈によつて調製
された微粉末を用いるこもできる。 内燃機関の排ガス浄化用三元触媒として、上記
白金および/またはパラジウムを用いる際、ロジ
ウムの併用も必然的となるが、このロジウムは触
媒中に添加される量が上記貴金属にくらべて少な
いため、熱的な凝集も起りにくく強いて白金やパ
ラジウムのように微粉末化して使用する必要はな
い。したがつてロジウムについては塩化ロジウ
ム、硝酸ロジウム、硫酸ロジウムなどを水溶液の
形で用い分散性高く担持せしめればよい。 耐熱性金属酸化物としては、アルミナ、シリカ
−アルミナ、マグネシア、テタニア、シリカ−マ
グネシア、ジルコニア、チタニア−シリカなどを
用いることができるが、特に活性アルミナが好ま
しい結果を与える。 本発明において用いる活性アルミナとしては比
表面積50〜180m2/gの活性アルミナが好ましく、
完成触媒中のアルミナの結晶形としてγ、δ、
θ、χ、κ、ηとなりうるものが使用可能であ
る。これらのうち特に好ましいアルミナは比表面
積70〜160m2/gのγおよびδ形の活性アルミナ
である。 更にこのアルミナにバリウムやストロンチウム
のようなアルカリ土類金属、ジルコニウム、イツ
トリウムおよびセリウム、ランタン、ネオジム、
プラセオジウムのような希土類金属を1種類また
は2種類以上酸化物の形で導入して、アルミナを
熱的に安定化して用いるとより好ましい。さらに
これらに銅、ニツケル、コバルト、鉄などの酸化
物を組合わせ三元触媒として有利に使用される。 本発明に使用される一体構造型担体は、ハニカ
ム担体とても称され、通常当該分野で使用される
ものであればいずれも使用可能であり、とくにコ
ージエライト、ムライト、α−アルミナ、ジルコ
ニア、チタニア、リン酸チタン、アルミニウムチ
タネート、ペタライト、スポジユメン、アルミノ
シリケート、ケイ酸マグネシウム、ジルコニア−
スピネル、ジルコン−ムライト、炭化ケイ素、窒
化ケイ素などの耐熱性セラミツク質のものやカン
タル、フエクラロイ等の金属製のものが使用され
る。 本発明に用いる白金、パラジウムの微粉末の担
体量は、その使用目的により最適の量を用いるが
完成触媒1あたり0.1g〜50gの間で使用され
る。特に耐熱性金属酸化物に対し1重量%以上の
高濃度で担持するのが好ましい結果を与える。 一体構造型担体に対する白金および/またはパ
ラジウムの微粉末および耐熱性金属酸化物を含む
触媒成分の担持量は完成触媒1当り10〜500g、
好しくは50〜300gが好適である。 白金および/またはパラジウムの微粉末と耐熱
性金属酸化物との混合は、乾式で混合するか、あ
るいは適量の水を加えてボールミルまたは湿式ミ
ル等で混合するか、あるいは超音波により更に均
一に混合することもできる。 そして必要により、他の必要な上記の触媒成分
は耐熱性金属酸化物にあらかじめ水溶性化合物等
の状態で混合し、乾燥焼成して添加するか、また
は白金および/またはパラジウムと耐熱性金属酸
化物を混合した後、添加し、必要により乾燥焼成
してもよい。 次いで必要により、少量の希硝酸まではアルミ
ナゾル等の無機バインダーを添加した水性触体と
ともに常法によりスラリーを作り、上記の一体構
造型担体上に被覆し、必要により乾燥焼成して完
成触媒とする。 以下に本発明を実施例等によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定
されるものではない。 実施例 1 市販コージエライト質モノリス担体(エヌコア
社製)を用いて、触媒を調製した。モノリス担体
は、断面1インチ平方当り約300個のガス流通セ
ルを有する担体を外径33mm、長さ110mmの円筒状
に切つたもので、約94mlの体積を有していた。
101gの硝酸セリウムCe(NO3)3・6H2Oを、純水
に溶解させ200mlの水溶液とした。この水溶液に
表面積120m2/g、平均粒径50μの活性アルミナ
粉末260gを撹拌しながら加え、充分に混合した
後、150℃で5時間乾燥し、さらに電気炉で600℃
2時間焼成した。この焼成物の全量を粉砕し、こ
れに0.545gのロジウムを含む塩化ロジウム水溶
液250mlを加えて充分混合し、150℃で5時間乾燥
し、600℃で2時間焼成した。えられた混合焼成
物に平均0.1μの粒度の白金微粉末5.45gを加え、
充分混合した後、希硝酸水と共にボールミルで14
時間湿式混合し、コーデイング用スラリーを調製
した。このコーテイング用スラリーに前記モノリ
ス担体を浸漬し、その後スラリーより取出し、セ
ル内の過剰スラリーを圧縮空気で吹き飛ばして全
てのセル内の目詰りを除去し、120℃で6時間乾
燥し完成触媒とした。この触媒の担持量は14.1g
であり、その担持量に対する重量比率はほぼA
2O3/CeO2=13/2であつた。 白金、ロジウムについてはPt=0.251g、Rh=
0.025gそれれぞれ担持していた。 比較例 1 実施例1で使用したと同様の方法により、活性
アルミナにセリウム分を担持し、乾燥、焼成、粉
砕した。これに5.45gの白金を含む塩化白金酸と
0.545gのロジウムを含む塩化ロジウム混合溶液
250mlを加えて充分混合し、150℃で5時間乾燥
し、600℃で2時間焼成した。えられた混合焼成
物を実施例1と同様の方法でコーテイング用スラ
リーに調製し、実施例1で用いたのと同様の担体
を用いて同様の方法で完成触媒とした。この触媒
の担持量は14.2gであり、A2O3とCeO2の担持
量比は実施例1と同じでかつPt=0.253g、Rh=
0.025gそれぞれ担持していた。この完成触媒中
の白金粒子径を電子顕微鏡により測定したとこ
ろ、平均0.003μであつた。 実施例 2 実施例1と同様の方法で硝酸ランタンを用いて
活性アルミナにランタン酸化物を担持し、安定化
アルミナ粉末260gを作り、これに平均0.05μの粉
度のパラジウム微粉末5.0gを加えて充分混合し
たのち、1.0gのロジウムを含む硝酸ロジウムと、
酸化セリウムとして40gのセリウムを含む硝酸セ
リウム混合溶液220mlを加えて充分混合し、150℃
で6時間乾燥し、600℃で2時間焼成した。えら
れた混合焼成物を実施例1と同様の方法でコーテ
イング用スラリーに調製し、実施例1と同じ担体
を用いて同様の方法で完成触媒とした。この触媒
の担持量は14.0gであり、その担持量に対する重
量比率はほぼAl2O3/La2O3/CeO2=12/1/2
であつた。パラジウム、ロジウムについてはPd
=0.228g、Rh=0.046gそれぞれ担持していた。 比較例 2 実施例2と同様の方法で活性アルミナにランタ
ン酸化物を担持し、これに5.0gのパラジウムを
含む硝酸パラジウム、1.0gのロジウムを含む硝
酸ロジウム、酸化セリウムとして40gのセリウム
を含む硝酸セリウム混合溶液260mlを加えて充分
混合し、以下実施例2と同様の方法で完成触媒を
調製した。この触媒の担持量は14.1gであり、
Al2O3、La2O3、CeO2の担持量比は実施例2にお
けるのと同じでかつ、Pd=0.230g、Rh=0.046
gそれぞれ担持していた。 実施例 3 実施例1と同様の方法で硝酸ジルコニルを用い
て活性アルミナにジルコニウム酸化物を担持し、
安定化アルミナ粉末256gを作り、これに平均
0.3μの粒径の白金微粉末3.75gと平均0.1μの粒径
のパラジウム微粉末1.5gを充分よく混合した後
0.75gのロジウムを含む塩化ロジウム、酸化鉄と
して4.0gの鉄を含む硝酸鉄および酸化セリウム
として40gのセリウムを含む硝酸セリウムの混合
溶液250mlを加えて充分混合し、以下実施例1と
同様の方法で完成触媒をえた。この触媒の担持量
は14.2gであり、その担持量に対する重量比率は
ほぼAl2O3/ZrO2/Fe2O3/CeO2=122/6/
2/20であつた。白金、パラジウム、ロジウムに
ついてはPt=0.174g、Pd=0.070g、Rh=0.035
gそれぞれ担持していた。 実施例 4 実施例1〜3および比較例1、2でえられた
各々の触媒を次の台上エンジンによる加速耐久試
験を行い、引続いて台上エンジンによる三元特性
の評価試験を行つた。 台上耐久試験に使用されたエンジンは市販の電
子制御式4気筒2000c.c.で、耐久操作はエンジンの
空燃比(A/F)をタイマーを接続することによ
り14.2〜16.5の間を周期的にくり返し、またエン
ジンの負荷を回転数3600rpmでブースト圧力−
150mmHgにセツトし、各触媒をマルチコンバータ
に60mm長さに切断して充填し触媒出口温度を平均
1000℃に保持してSV360000Hr-1(STP)で100時
間実施した。 耐久前後の活性の評価は上記エンジンを用い、
エンジンの負荷を3000rpmで−150mmHgにセツト
し、触媒の入口温度600℃で、エンジンのA/F
を1Hzで±0.5A/F単位で振動させて、A/F
を14.1〜15.1まで変化させて、その時のCO、HC
およびびNOx成分の浄化率を測定し、たて軸に
3成分の浄化率を横軸にA/Fの値をプロツトし
た三元触媒特性図より性能を比較した。良好な触
媒の基準としてCO、NOxの浄化曲線の交点〔ク
ロスオーバーポイント(COPと呼ぶ)〕の高さ
と、70%以上同時に浄化しうるA/Fの幅の数値
を大きいものを選ぶことにした。 えられた結果を第1表に示す。
媒体の製法に関する。詳しく述べると本発明は、
高温度下での連続使用に対し、耐久性にすぐれた
性能を示す、内燃機関からの排気ガス中の有害成
分である炭化水素(以下HCとする)、一酸化炭
素(以下COとする)および窒素酸化物(以下
NOxとする)浄化用触媒体、固定発生源である
一般産業廃ガス中のHCおよびCOを浄化するため
の触媒体ならびにメタン、プロパン、軽油等の燃
料を用いる一次エネルギー発生用接触燃焼などに
用いられる触媒体の製法を提供するものである。 内燃機関の排ガス中のHC、COおよびNOxを
浄化するための触媒は、マニホールド出口位置か
ら床下位置までの間に装着されているが、とくに
その取付位置がマニホールド近辺にある場合、高
温耐久性と低温活性とがともに要求されこの2つ
の性能の向上が重要であるとされる。 そして、CO、HCおよびNOxを同時に除去す
る三元触媒の場合、内燃機関が空気対燃料比の化
学量論的当量点近辺で燃焼せしめられて運転され
る際、安定してその排ガス中のHC、COおよび
NOxを同時に、実質的に無害化でき、かつ800℃
以上の高温に曝されても劣化が少ない排気ガス浄
化用の高温耐久性を有する一体構造型触媒が求め
られる。 この三元触媒コンバーターを装備したエンジン
は化学量論的な空燃比(A/F)近辺で運転され
た時、上記3成分を最も効果的に浄化した排ガス
を排出するが、さらに三元触媒をより効果的に作
用させるため、燃料を噴射ポンプで一定A/Fを
保つように供給する電子制御燃料噴射装置の他
に、ベンチユリー気化器を用いて空燃比を制御す
る方式を採用する。しかし制御方式によつては
A/Fが化学量論的な当量点からかなり広いA/
F範囲に触媒が曝される場合があり、また加減速
等の急激な運転の変化の場合には一体構造型触媒
の温度急上昇による熔融を防止するため、燃料供
給が一部または全部カツトされ、大巾にリーン雰
囲気にさらされる場合もある。 すなわち、三元触媒は常に理想的なA/F運転
時の排ガスに曝されるわけでなく、この様な条件
下で触媒が高温に曝される場合には触媒中に含ま
れる白金族元素は熱的劣化を受け易い。従つて広
いA/F運転条件下でも安定した浄化性能を示
し、劣化の少ない三元触媒が望まれることにな
る。また床下付近に搭載される三元触媒に関して
は温度がエンジン位置搭載と比べて相対的に低い
ため触媒容量を大きくしたり、貴金属担持量を増
やすなどして性能を上げる必要がありコスト高に
なる欠点がある。 そこでエンジン直下の高い温度域で三元触媒が
使用出来れば反応速度が高いため触媒容量がコン
パクトに出来る利点がありコスト的に有利であ
る。従つて800〜1000℃の高温で劣化せず安定し
て使用出来る三元触媒が望まれていた。 かくして本発明は800℃以上の高温下A/Fの
広い範囲で安定して高いCO、HCおよびNOx3成
分の浄化性能を示す触媒体を提供することを目的
とする。 また固定発生源の一般産業廃ガス中のHCおよ
びCO除去用触媒の場合、発生源の廃ガス濃度が
高い場合、発熱量が大きいため従来は高温に耐え
る触媒が無いため、ガス濃度を空気等で希釈し
て、ガス量を増加して触媒層を通過せざるをえな
かつた。この場合、高温耐熱性の触媒があれば、
濃いガス濃度で、希釈せずに触媒でHCおよびCO
を除去できるため、触媒の使用量が減少し、かつ
排風機と熱交換器が小型になり有利な方法とな
る。 気体状、液状の燃料を用いて一次エネルギー回
収を目的とする接触燃焼触媒においても900℃以
上の高温で安定して使用できることがエネルギー
回収のために好ましいと考えられ、本発明は高温
域で安定して高性能を示す、固定発生源用の触媒
を提供することも、また本願発明の目的の1つで
ある。 従来この目的のために、触媒成分として用いる
白金族元素を有効に働かすため、白金族元素を担
持させる耐熱性金属酸化物、たとえば、アルミナ
の熱安定性を向上させる試みが多数なされてい
る。しかしながら従来、白金、パラジウム等の白
金族元素を活性成分として担持する方法として
は、これら金属の水溶性の化合物を出発物質とし
て用いているため、触媒が比較的低温で使われる
場合は、とくに性能上の問題点は少ないが、高温
域で使われる場合には、担持された白金族元素
が、熱のために凝集し易く、長時間の間には大巾
な活性低下を来たす欠点があつた。 本発明はこれら従来法の欠点を解消する方法を
提供するものである。すなわち本発明にもとずく
触媒は白金および/またはパラジウムの微粉末を
耐熱性金属酸化物の粉末と混合して耐熱性金属酸
化物上に分散させたのち、水性媒体を添加してス
ラリー化し、一体構造型担体上に被覆してなるも
のである。 本発明によれば、白金および/またはパラジウ
ムは最初から微粉末として存在し、かつそれぞれ
の微粉末は、そのまわりに存在する耐熱性金属酸
化物によつて隔離された状態で存在すると共にス
ラリー化された耐熱性金属酸化物によつてそれぞ
れ微粉末が被覆された状態にある。従つて、たと
えば800℃以上の高温度にさらされたとしても、
それ以上の凝集は非常におこり難く活性低下防止
対策として非常に効果的であることを見出したの
である。 かくして、本発明は以下の如く特定される。 (1) 平均粒径が0.01〜5μの範囲にある白金およ
び/またはパラジウムの粉末を耐熱性金属酸化
物の粉末と混合して、該耐熱性金属酸化物上に
分散させたのち、水性媒体を添加てスラリー
化、一体構造型モノリス担体に被覆担持するこ
とを特徴とする高温耐熱性を有する触媒体の製
法。 (2) 耐熱性金属酸化物が、アルカリ土類金属、ジ
ルコニウム、イツトリウムおよび希土類元素よ
りなる群から選ばれた少なくとも1種の元素の
酸化物によつて安定化されたアルミナであるこ
とを特徴とする上記(1)記載の方法。 本発明が特定する白金および/またはパラジウ
ムの微粉末は、平均粒径0.01〜5μの範囲の範囲の
ものが選択される。もちろん、白金、パラジウム
は各々単独あるいは混合して用いられるし、さら
に白金、パラジウムと合金または複合酸化物(た
とえば、バリウム、コバルト、ニツケル、クロム
と白金、パラジウムとの各種の合金または複合酸
化物)を作りうる他の金属との共沈によつて調製
された微粉末を用いるこもできる。 内燃機関の排ガス浄化用三元触媒として、上記
白金および/またはパラジウムを用いる際、ロジ
ウムの併用も必然的となるが、このロジウムは触
媒中に添加される量が上記貴金属にくらべて少な
いため、熱的な凝集も起りにくく強いて白金やパ
ラジウムのように微粉末化して使用する必要はな
い。したがつてロジウムについては塩化ロジウ
ム、硝酸ロジウム、硫酸ロジウムなどを水溶液の
形で用い分散性高く担持せしめればよい。 耐熱性金属酸化物としては、アルミナ、シリカ
−アルミナ、マグネシア、テタニア、シリカ−マ
グネシア、ジルコニア、チタニア−シリカなどを
用いることができるが、特に活性アルミナが好ま
しい結果を与える。 本発明において用いる活性アルミナとしては比
表面積50〜180m2/gの活性アルミナが好ましく、
完成触媒中のアルミナの結晶形としてγ、δ、
θ、χ、κ、ηとなりうるものが使用可能であ
る。これらのうち特に好ましいアルミナは比表面
積70〜160m2/gのγおよびδ形の活性アルミナ
である。 更にこのアルミナにバリウムやストロンチウム
のようなアルカリ土類金属、ジルコニウム、イツ
トリウムおよびセリウム、ランタン、ネオジム、
プラセオジウムのような希土類金属を1種類また
は2種類以上酸化物の形で導入して、アルミナを
熱的に安定化して用いるとより好ましい。さらに
これらに銅、ニツケル、コバルト、鉄などの酸化
物を組合わせ三元触媒として有利に使用される。 本発明に使用される一体構造型担体は、ハニカ
ム担体とても称され、通常当該分野で使用される
ものであればいずれも使用可能であり、とくにコ
ージエライト、ムライト、α−アルミナ、ジルコ
ニア、チタニア、リン酸チタン、アルミニウムチ
タネート、ペタライト、スポジユメン、アルミノ
シリケート、ケイ酸マグネシウム、ジルコニア−
スピネル、ジルコン−ムライト、炭化ケイ素、窒
化ケイ素などの耐熱性セラミツク質のものやカン
タル、フエクラロイ等の金属製のものが使用され
る。 本発明に用いる白金、パラジウムの微粉末の担
体量は、その使用目的により最適の量を用いるが
完成触媒1あたり0.1g〜50gの間で使用され
る。特に耐熱性金属酸化物に対し1重量%以上の
高濃度で担持するのが好ましい結果を与える。 一体構造型担体に対する白金および/またはパ
ラジウムの微粉末および耐熱性金属酸化物を含む
触媒成分の担持量は完成触媒1当り10〜500g、
好しくは50〜300gが好適である。 白金および/またはパラジウムの微粉末と耐熱
性金属酸化物との混合は、乾式で混合するか、あ
るいは適量の水を加えてボールミルまたは湿式ミ
ル等で混合するか、あるいは超音波により更に均
一に混合することもできる。 そして必要により、他の必要な上記の触媒成分
は耐熱性金属酸化物にあらかじめ水溶性化合物等
の状態で混合し、乾燥焼成して添加するか、また
は白金および/またはパラジウムと耐熱性金属酸
化物を混合した後、添加し、必要により乾燥焼成
してもよい。 次いで必要により、少量の希硝酸まではアルミ
ナゾル等の無機バインダーを添加した水性触体と
ともに常法によりスラリーを作り、上記の一体構
造型担体上に被覆し、必要により乾燥焼成して完
成触媒とする。 以下に本発明を実施例等によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定
されるものではない。 実施例 1 市販コージエライト質モノリス担体(エヌコア
社製)を用いて、触媒を調製した。モノリス担体
は、断面1インチ平方当り約300個のガス流通セ
ルを有する担体を外径33mm、長さ110mmの円筒状
に切つたもので、約94mlの体積を有していた。
101gの硝酸セリウムCe(NO3)3・6H2Oを、純水
に溶解させ200mlの水溶液とした。この水溶液に
表面積120m2/g、平均粒径50μの活性アルミナ
粉末260gを撹拌しながら加え、充分に混合した
後、150℃で5時間乾燥し、さらに電気炉で600℃
2時間焼成した。この焼成物の全量を粉砕し、こ
れに0.545gのロジウムを含む塩化ロジウム水溶
液250mlを加えて充分混合し、150℃で5時間乾燥
し、600℃で2時間焼成した。えられた混合焼成
物に平均0.1μの粒度の白金微粉末5.45gを加え、
充分混合した後、希硝酸水と共にボールミルで14
時間湿式混合し、コーデイング用スラリーを調製
した。このコーテイング用スラリーに前記モノリ
ス担体を浸漬し、その後スラリーより取出し、セ
ル内の過剰スラリーを圧縮空気で吹き飛ばして全
てのセル内の目詰りを除去し、120℃で6時間乾
燥し完成触媒とした。この触媒の担持量は14.1g
であり、その担持量に対する重量比率はほぼA
2O3/CeO2=13/2であつた。 白金、ロジウムについてはPt=0.251g、Rh=
0.025gそれれぞれ担持していた。 比較例 1 実施例1で使用したと同様の方法により、活性
アルミナにセリウム分を担持し、乾燥、焼成、粉
砕した。これに5.45gの白金を含む塩化白金酸と
0.545gのロジウムを含む塩化ロジウム混合溶液
250mlを加えて充分混合し、150℃で5時間乾燥
し、600℃で2時間焼成した。えられた混合焼成
物を実施例1と同様の方法でコーテイング用スラ
リーに調製し、実施例1で用いたのと同様の担体
を用いて同様の方法で完成触媒とした。この触媒
の担持量は14.2gであり、A2O3とCeO2の担持
量比は実施例1と同じでかつPt=0.253g、Rh=
0.025gそれぞれ担持していた。この完成触媒中
の白金粒子径を電子顕微鏡により測定したとこ
ろ、平均0.003μであつた。 実施例 2 実施例1と同様の方法で硝酸ランタンを用いて
活性アルミナにランタン酸化物を担持し、安定化
アルミナ粉末260gを作り、これに平均0.05μの粉
度のパラジウム微粉末5.0gを加えて充分混合し
たのち、1.0gのロジウムを含む硝酸ロジウムと、
酸化セリウムとして40gのセリウムを含む硝酸セ
リウム混合溶液220mlを加えて充分混合し、150℃
で6時間乾燥し、600℃で2時間焼成した。えら
れた混合焼成物を実施例1と同様の方法でコーテ
イング用スラリーに調製し、実施例1と同じ担体
を用いて同様の方法で完成触媒とした。この触媒
の担持量は14.0gであり、その担持量に対する重
量比率はほぼAl2O3/La2O3/CeO2=12/1/2
であつた。パラジウム、ロジウムについてはPd
=0.228g、Rh=0.046gそれぞれ担持していた。 比較例 2 実施例2と同様の方法で活性アルミナにランタ
ン酸化物を担持し、これに5.0gのパラジウムを
含む硝酸パラジウム、1.0gのロジウムを含む硝
酸ロジウム、酸化セリウムとして40gのセリウム
を含む硝酸セリウム混合溶液260mlを加えて充分
混合し、以下実施例2と同様の方法で完成触媒を
調製した。この触媒の担持量は14.1gであり、
Al2O3、La2O3、CeO2の担持量比は実施例2にお
けるのと同じでかつ、Pd=0.230g、Rh=0.046
gそれぞれ担持していた。 実施例 3 実施例1と同様の方法で硝酸ジルコニルを用い
て活性アルミナにジルコニウム酸化物を担持し、
安定化アルミナ粉末256gを作り、これに平均
0.3μの粒径の白金微粉末3.75gと平均0.1μの粒径
のパラジウム微粉末1.5gを充分よく混合した後
0.75gのロジウムを含む塩化ロジウム、酸化鉄と
して4.0gの鉄を含む硝酸鉄および酸化セリウム
として40gのセリウムを含む硝酸セリウムの混合
溶液250mlを加えて充分混合し、以下実施例1と
同様の方法で完成触媒をえた。この触媒の担持量
は14.2gであり、その担持量に対する重量比率は
ほぼAl2O3/ZrO2/Fe2O3/CeO2=122/6/
2/20であつた。白金、パラジウム、ロジウムに
ついてはPt=0.174g、Pd=0.070g、Rh=0.035
gそれぞれ担持していた。 実施例 4 実施例1〜3および比較例1、2でえられた
各々の触媒を次の台上エンジンによる加速耐久試
験を行い、引続いて台上エンジンによる三元特性
の評価試験を行つた。 台上耐久試験に使用されたエンジンは市販の電
子制御式4気筒2000c.c.で、耐久操作はエンジンの
空燃比(A/F)をタイマーを接続することによ
り14.2〜16.5の間を周期的にくり返し、またエン
ジンの負荷を回転数3600rpmでブースト圧力−
150mmHgにセツトし、各触媒をマルチコンバータ
に60mm長さに切断して充填し触媒出口温度を平均
1000℃に保持してSV360000Hr-1(STP)で100時
間実施した。 耐久前後の活性の評価は上記エンジンを用い、
エンジンの負荷を3000rpmで−150mmHgにセツト
し、触媒の入口温度600℃で、エンジンのA/F
を1Hzで±0.5A/F単位で振動させて、A/F
を14.1〜15.1まで変化させて、その時のCO、HC
およびびNOx成分の浄化率を測定し、たて軸に
3成分の浄化率を横軸にA/Fの値をプロツトし
た三元触媒特性図より性能を比較した。良好な触
媒の基準としてCO、NOxの浄化曲線の交点〔ク
ロスオーバーポイント(COPと呼ぶ)〕の高さ
と、70%以上同時に浄化しうるA/Fの幅の数値
を大きいものを選ぶことにした。 えられた結果を第1表に示す。
【表】
第1表によれば本発明による触媒は全て、比較
例の触媒に比べてCOPが高く、また70%以上浄
化除去できるA/Fの幅も広いことがわかる。 実施例 5 市販のコージエライト質モノスリ担体(エヌコ
ア社製)を用いて触媒を調製した。モノリス担体
は断面1インチ平方当り約100個のガス流通セル
を有する担体を外径70mm、長さ100mmの円筒状に
切つたもので、約384mlの体積を有していた。 実施例1と同様の方法で硝酸ネオジムを用い表
面積90m2/gの活性アルミナ粉末にネオジム酸化
物を担持し、安定化アルミナ粉末600gを作り、
これに平均0.5μの粒径のPt微粉末18.0gを充分よ
く混合した後、希硝酸水と共にボールミルで5時
間湿式混合し、コーテイング用スラリーを調製
し、以下実施例1と同様の方法で完成触媒をえ
た。 この触媒の担持量は46gであり、その担持量に
対する重量比率はほぼAl2O3/Nd2O3=11/1で
あつた。白金についてはPt=1.34g担持してい
た。 比較例 3 実施例5と同様の方法で活性アルミナにネオジ
ム酸化物を担持し、これに18gのPtを含む塩化
白金水溶液420mlを加えて充分混合し、150℃で5
時間乾燥し、600℃で2時間焼成し、以下実施例
5と同様の方法で完成触媒をえた。この触媒の担
持量は46.2gであり、Al2O3とNd2O3担持量比率
は実施例5とほぼ同じで、かつPt=1.35g担持し
ていた。 実施例 6 実施例5と同様の方法で活性アルミナにネオジ
ム酸化物を担持し、これに平均0.1μの粒径のPt微
粉末12.0gと平均0.05μの粒のPd微粉末6.0gを充
分よく混合した後、実施例5と同様の方法でPt、
Pdの微粉末を含むネオジム安定化アルミナを担
持した。 次いでこの担持物を、酸化バリウムとして2g
のバリウムを含む硝酸三バリウム水溶液500ml中、
1分間浸漬したのち、実施例1の方法で圧縮空気
でセル内の液を除去し、120℃で6時間乾燥し、
500℃で2時間焼成して完成触媒をえた。この触
媒の担持量は49.4gであり、その担持量に対する
重量比率はほぼAl2O3/Nd2O3/BaO=22/2/
1であつた。白金とパラジウムについてはPt=
0.92g、Pd=0.46gそれぞれ担持していた。 実施例 7 実施例5、6および比較例3でえられた触媒を
用いて以下の廃ガス燃焼実験を行つた。プロピレ
ンの接触酸化法によるアクロレイン製造実験の廃
ガスを一部分分岐し、廃ガスがプロパン
4500ppm、プロピレン9000ppm、一酸化炭素
1000ppm、酸素5.5容量%、水20容量%、その他
可燃物として数ppm、残りは窒素、炭酸ガスから
なる組成物を入口温度300℃でSV40000Hr-1
(STP)の条件で反応させた。その結果本発明に
よる実施例5および6の触媒は出口温度約900℃
を保持し、7000時間のテスト期間の間安定して反
応しつづけたが、比較例3の触媒は約1000時間付
近から出口温度900℃を維持しなくなつたため
1300時間でテストを中止した。 実施例 8 平均3μの粒度の白金微粉末5.45gを使用した以
外は、実施例1と全く同様な方法により触媒を調
製した。この触媒の担持量は14.1gであり、その
担持量に対する重量比率はほぼAl2O3/CeO2=
13/2であつた。 白金、ロジウムについてはそれぞれPt=0.251
g、Rh=0.025g担持していた。 比較例 4 平均13μの粒度の白金微粉末5.45gを使用した
以外は、実施例1と全く同様な方法により触媒を
調製した。この触媒の担持量は14.1gであり、そ
の担持量に対する重量比率はほぼAl2O3/CeO2=
13/2であつた。 白金、ロジウムについてはそれぞれPt=0.251
g、Rh=0.025g担持していた。 実施例 9 実施例8および比較例4でえられた各々の触媒
を実施例4と同じ、三元特性の評価試験を行い、
えられた結果を第2表に示す。
例の触媒に比べてCOPが高く、また70%以上浄
化除去できるA/Fの幅も広いことがわかる。 実施例 5 市販のコージエライト質モノスリ担体(エヌコ
ア社製)を用いて触媒を調製した。モノリス担体
は断面1インチ平方当り約100個のガス流通セル
を有する担体を外径70mm、長さ100mmの円筒状に
切つたもので、約384mlの体積を有していた。 実施例1と同様の方法で硝酸ネオジムを用い表
面積90m2/gの活性アルミナ粉末にネオジム酸化
物を担持し、安定化アルミナ粉末600gを作り、
これに平均0.5μの粒径のPt微粉末18.0gを充分よ
く混合した後、希硝酸水と共にボールミルで5時
間湿式混合し、コーテイング用スラリーを調製
し、以下実施例1と同様の方法で完成触媒をえ
た。 この触媒の担持量は46gであり、その担持量に
対する重量比率はほぼAl2O3/Nd2O3=11/1で
あつた。白金についてはPt=1.34g担持してい
た。 比較例 3 実施例5と同様の方法で活性アルミナにネオジ
ム酸化物を担持し、これに18gのPtを含む塩化
白金水溶液420mlを加えて充分混合し、150℃で5
時間乾燥し、600℃で2時間焼成し、以下実施例
5と同様の方法で完成触媒をえた。この触媒の担
持量は46.2gであり、Al2O3とNd2O3担持量比率
は実施例5とほぼ同じで、かつPt=1.35g担持し
ていた。 実施例 6 実施例5と同様の方法で活性アルミナにネオジ
ム酸化物を担持し、これに平均0.1μの粒径のPt微
粉末12.0gと平均0.05μの粒のPd微粉末6.0gを充
分よく混合した後、実施例5と同様の方法でPt、
Pdの微粉末を含むネオジム安定化アルミナを担
持した。 次いでこの担持物を、酸化バリウムとして2g
のバリウムを含む硝酸三バリウム水溶液500ml中、
1分間浸漬したのち、実施例1の方法で圧縮空気
でセル内の液を除去し、120℃で6時間乾燥し、
500℃で2時間焼成して完成触媒をえた。この触
媒の担持量は49.4gであり、その担持量に対する
重量比率はほぼAl2O3/Nd2O3/BaO=22/2/
1であつた。白金とパラジウムについてはPt=
0.92g、Pd=0.46gそれぞれ担持していた。 実施例 7 実施例5、6および比較例3でえられた触媒を
用いて以下の廃ガス燃焼実験を行つた。プロピレ
ンの接触酸化法によるアクロレイン製造実験の廃
ガスを一部分分岐し、廃ガスがプロパン
4500ppm、プロピレン9000ppm、一酸化炭素
1000ppm、酸素5.5容量%、水20容量%、その他
可燃物として数ppm、残りは窒素、炭酸ガスから
なる組成物を入口温度300℃でSV40000Hr-1
(STP)の条件で反応させた。その結果本発明に
よる実施例5および6の触媒は出口温度約900℃
を保持し、7000時間のテスト期間の間安定して反
応しつづけたが、比較例3の触媒は約1000時間付
近から出口温度900℃を維持しなくなつたため
1300時間でテストを中止した。 実施例 8 平均3μの粒度の白金微粉末5.45gを使用した以
外は、実施例1と全く同様な方法により触媒を調
製した。この触媒の担持量は14.1gであり、その
担持量に対する重量比率はほぼAl2O3/CeO2=
13/2であつた。 白金、ロジウムについてはそれぞれPt=0.251
g、Rh=0.025g担持していた。 比較例 4 平均13μの粒度の白金微粉末5.45gを使用した
以外は、実施例1と全く同様な方法により触媒を
調製した。この触媒の担持量は14.1gであり、そ
の担持量に対する重量比率はほぼAl2O3/CeO2=
13/2であつた。 白金、ロジウムについてはそれぞれPt=0.251
g、Rh=0.025g担持していた。 実施例 9 実施例8および比較例4でえられた各々の触媒
を実施例4と同じ、三元特性の評価試験を行い、
えられた結果を第2表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 平均粒径が0.01〜5μの範囲にある白金およ
び/またはパラジウムの粉末を耐熱性金属酸化物
の粉末と混合して、該耐熱性金属酸化物上に分散
させたのち、水性媒体を添加してスラリー化し、
一体構造型モノリス担体に被覆担持することを特
徴とする高温耐熱性を有する触媒体の製法。 2 耐熱性金属酸化物が、アルカリ土類金属、ジ
ルコニウム、イツトリウムおよび希土類元素より
なる群から選ばれた少なくとも1種の元素の酸化
物によつて安定化されたアルミナであることを特
徴とする特許請求の範囲1記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59045652A JPS60190236A (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 高温耐熱性を有する触媒体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59045652A JPS60190236A (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 高温耐熱性を有する触媒体の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60190236A JPS60190236A (ja) | 1985-09-27 |
| JPS6366258B2 true JPS6366258B2 (ja) | 1988-12-20 |
Family
ID=12725304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59045652A Granted JPS60190236A (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 高温耐熱性を有する触媒体の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60190236A (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60244339A (ja) * | 1984-05-21 | 1985-12-04 | Nippon Kagaku Sangyo Kk | 高温接触燃焼用触媒 |
| JPS62136244A (ja) * | 1985-12-09 | 1987-06-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 排ガス浄化用触媒およびその製造方法 |
| JP2597570B2 (ja) * | 1987-03-20 | 1997-04-09 | 株式会社東芝 | 高温燃焼触媒体及びその製造方法 |
| JPS6434443A (en) * | 1987-07-14 | 1989-02-03 | Lonza Ag | Catalyst for oxidizing carbon compound |
| JP2537239B2 (ja) * | 1987-08-28 | 1996-09-25 | エヌ・イーケムキヤツト 株式会社 | 耐熱性に優れた内燃機関排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 |
| JPH01130733A (ja) * | 1987-11-16 | 1989-05-23 | Hitachi Ltd | 燃焼触媒の製造方法 |
| US5048042A (en) * | 1990-11-19 | 1991-09-10 | Hughes Aircraft Company | Catalytic method for inhibiting deposit formation in methane Raman cells |
| JP2581872B2 (ja) * | 1992-05-15 | 1997-02-12 | エヌ・イーケムキャット株式会社 | 耐熱性に優れた内燃機関排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 |
| JP2698302B2 (ja) * | 1992-11-24 | 1998-01-19 | 株式会社日本触媒 | 排気ガス浄化用触媒 |
| GB2298149B (en) * | 1995-02-14 | 1999-08-18 | Hirayama Setsubi Kk | An air conditioner for a clean room |
| JPH10156181A (ja) * | 1996-10-02 | 1998-06-16 | Hino Motors Ltd | 排気ガス浄化触媒 |
| JP2008057337A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Hino Motors Ltd | 排気浄化装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5643781B2 (ja) * | 1973-09-07 | 1981-10-15 | ||
| US4171288A (en) * | 1977-09-23 | 1979-10-16 | Engelhard Minerals & Chemicals Corporation | Catalyst compositions and the method of manufacturing them |
| JPS57127446A (en) * | 1981-01-29 | 1982-08-07 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | Catalyst for gas purification |
-
1984
- 1984-03-12 JP JP59045652A patent/JPS60190236A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60190236A (ja) | 1985-09-27 |
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