JPS6366824B2 - - Google Patents
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- JPS6366824B2 JPS6366824B2 JP4549484A JP4549484A JPS6366824B2 JP S6366824 B2 JPS6366824 B2 JP S6366824B2 JP 4549484 A JP4549484 A JP 4549484A JP 4549484 A JP4549484 A JP 4549484A JP S6366824 B2 JPS6366824 B2 JP S6366824B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、α−アセトアミド桂皮酸類の製造法
に関する。さらに詳しくは、β−フエニルセリン
類を原料とするα−アセトアミド桂皮酸類の製造
方法に関するものである。 α−アセトアミド桂皮酸類は、α−アミノ酸の
製造中間体として重要な化合物であるだけでな
く、各種合成反応の中間体としても有用な物質で
ある。例えば、α−アセトアミド桂皮酸を酢酸
中、酸化白金触媒で接触還元すれば、必須アミノ
酸の一つであるフエニルアラニンの前駆体である
N−アセチルフエニルアラニンが得られる。 従来、α−アセトアミド桂皮酸類の製造法とし
ては、N−アセチルグリシンとベンズアルデヒド
類との反応によつて得られる2−メチル−4−ベ
ンザル−5−オキサゾロン類を加水分解する方法
が知られている。例えば、Erlenmeyer、Ann、
275、8(1893)は1%水酸化ナトリウム水溶液中
で加熱還流下に加水分解する方法(収率記載な
し)を報告している。また、Organic
Synthesis、Coll.Vol.2、1(1943)によれば2−
メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロンをアセ
トンと水の混合溶媒中、加熱還流下で加水分解し
てα−アセトアミド桂皮酸を製造している。しか
しながら、前者の方法は希薄溶液中での反応であ
り、容積効率が著しく悪いこと、また、後者の方
法は引火性の高いアセトンを使用するので、工業
的には装置上の制約があるばかりでなく、単離に
際しても溶解度の点からアセトンを留去しなけれ
ばならず、操作が繁雑化するなどの欠点を有す
る。また、これらの公知製法はいずれも単離した
2−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロン類
を使用しなければならず、工程が多くなる欠点が
ある。また、従来の製法では、原料の2−メチル
−4−ベンザル−5−オキサゾロン類の製造でも
種々の問題がある。すなわち、従来、2−メチル
−4−ベンザル−5−オキサゾロン類はN−アセ
チルグリシンとベンズアルデヒド類との反応
(Erlenmeyer反応)によつて製造するのが一般的
であり、例えば、2−メチル−4−ベンザル−5
−オキサゾロンの製法としてはOrganic
Synthesis、Coll.Vol.2.1(1943)によれば1モル
のN−アセチルグリシンと1.48モルのベンズアル
デヒドおよび0.74モルの無水酢酸ナトリウムと
を、2.5モルの無水酢酸中スチーム浴上で加熱し、
さらに還流下に1時間反応させた後、冷蔵庫中で
一晩放置し水で希釈して沈澱を過、水洗、乾燥
することによつて74〜77%の収率で得ている。 しかしながら、このErlenmeyerの方法は、(1)
原料のベンズアルデヒド類および無水酢酸ナトリ
ウムの品質が反応収率に影響し、特に無水酢酸ナ
トリウムは一度溶融して完全に水分を除いておく
必要があること、(2)反応温度が無水酢酸の沸点に
近いという条件下で反応させるので着色性の不純
物の副生が増加し、そのため反応生成物の2−メ
チル−4−ベンザル−5−オキサゾロン類も著し
く着色したものとなり品質も悪く、通常は精製操
作が必要であること、(3)収率上も必ずしも高収率
とは言えないことなどの欠点を有する方法であ
る。また、α−アセトアミド桂皮酸のもう一つの
製造法として、フエニルピルビン酸を原料として
アセトアミドと反応させて製造する方法
(Organic Reactions、3205)があるが、収率的
に50%以下と低い方法である。 このように、従来公知のα−アセトアミド桂皮
酸類の製造法はそれぞれに欠点を有し、工業的製
法とするには必ずしも満足できる方法ではない。 本発明者らは、上記のような従来法の欠点がな
く、しかも、高品質のα−アセトアミド桂皮酸類
を高収率で製造する方法を鋭意検討した結果、β
−フエニルセリン類を原料とし、これを無水酢酸
中で塩基性物質存在下に反応させて2−メチル−
4−ベンザル−5−オキサゾロン類を製造し、生
成した2−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾ
ロン類を反応系より単離することなく、反応混合
物を酸で処理することにより、高品質のα−アセ
トアミド桂皮酸類を高収率で製造しうることを見
出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、一般式() (式中、R1およびR2は水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、アラルオキ
シ基、アリールオキシ基、水酸基またはニトロ基
を示し、互いに同一でも異つていてもよい)で表
わされるβ−フエニルセリン類を無水酢酸中、塩
基性物質の存在下に反応させて、生成した2−メ
チル−4−ベンザル−5−オキサゾロン類を単離
することなく、反応混合物を酸で処理することを
特徴とする一般式() (式中、R3およびR4は水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、アラルキル
オキシ基、アリールオキシ基、アセトキシ基また
はニトロ基を示し、互いに同一でも異つていても
よい)で表わされるα−アセトアミド桂皮酸類の
製造方法である。 本発明の方法によれば、(1)2−メチル−4−ベ
ンザル−5−オキサゾロン類製造の際に一部副生
するα−アセトアミド桂皮酸類を損失することな
く、反応生成物を効率良くα−アセトアミド桂皮
酸に導くことができるので、2−メチル−4−ベ
ンザル−5−オキサゾロン類を単離し、これを用
いてα−アセトアミド桂皮酸を製造する方法に比
較して収率が向上する、(2)β−フエニルセリン類
を原料とすることにより、無水酢酸中での脱水閉
環反応が塩基性物質の存在下に温和な条件下に進
行し、そのため着色性不純物等の副生もほとんど
なく品質良好な2−メチル−4−ベンザル−5−
オキサゾロン類が高収率で得られる、(3)2−メチ
ル−4−ベンザル−5−オキサゾロン類の加水分
解を酸存在下に行うことにより、温和な条件下に
加水分解反応が進行するので高収率で且つ品質良
好なα−アセトアミド桂皮酸類が得られる、(4)α
−アセトアミド桂皮酸類が反応系に析出してくる
ので、反応後過するだけで簡単に単離できるな
ど、種々の利点を有する方法であり、工業的にも
価値の高い製法である。 本発明の方法は、(1)β−フエニルセリン類を無
水酢酸中、塩基性物質の存在下に脱水閉環反応を
行なつて2−メチル−4−ベンザル−5−オキサ
ゾロン類とし、これを反応系から単離することな
く、(2)反応混合物を酸で処理して2−メチル−4
−ベンザル−5−オキサゾロンを加水分解しα−
アセトアミド桂皮酸類とすることからなる方法で
ある。 本発明の方法で、使用される原料のβ−フエニ
ルセリン類は前記一般式()で表わされるもの
であり、例えば、β−フエニルセリン、β−(o,
mまたはp−クロルフエニル)セリンまたはβ−
(o,mまたはp−ブロムフエニル)セリン等の
β−(ハロフエニル)セリン類、β−(p−メチル
フエニル)セリン、β−(p−エチルフエニル)
セリンまたはβ−(p−t−ブチルフエニル)セ
リン等のβ−(アルキルフエニル)セリン類、β
−(p−メトキシフエニル)セリン、β−(p−プ
ロポキシフエニル)セリンまたはβ−(3.4−メチ
レンジオキシフエニル)セリン等のβ−(アルコ
キシフエニル)セリン類、β−(p−ベンジルオ
キシフエニル)セリンまたはβ−(3,4−ジベ
ンジルオキシキシフエニル)セリン等のβ−(ア
ラルキルオキシフエニル)セリン類、β−(m−
フエノキシフエニル)セリンのようなβ−(アリ
ールオキシフエニル)セリン類、β−(p−ニト
ロフエニル)セリンおよびβ−(p−ヒドロキシ
フエニル)セリン等が挙げられる。 これらの原料を用いると、それぞれ対応するα
−アセトアミド桂皮酸類が得られる。ただし、β
−(p−ヒドロキシフエニル)セリンを原料とし
て使用した場合はヒドロキシル基がアセチル化さ
れ、p−アセトキシ−α−アセトアミド桂皮酸類
となる。これらのβ−フエニルセリン類は、一般
には、グリシンとベンズアルデヒド類をアルカリ
存在下に反応させて製造することができる。とく
に、本発明者らが先に開発したグリシンとベンズ
アルデヒド類を水および水と非混和性の有機溶媒
との混合溶媒中、アルカリ存在下に反応させて引
きつづき酸処理する方法(特開昭60−32753号公
報)で効率良く製造することができる。 本発明の方法において、無水酢酸はその使用量
がとくに限定されるものではないが、通常は、β
−フエニルセリン類1モルに対して2〜10モル、
好ましくは2〜6モルの範囲である。2モル未満
では、反応混合物が粘稠になり、反応が十分進行
せず収率が低下する。一方、6モルを越えても反
応上は特に問題はないが、容積効率の低下ならび
に経済上の見地から好ましくない。 本発明の方法で、使用される塩基性物質は、ア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の酢酸塩、炭
酸塩もしくは重炭酸塩、またはそれらのアンモニ
ウム塩、あるいはアルカリ土類金属の酸化物など
の無機塩基、あるいは炭素数1〜4個のアルキル
基を有するトリアルキルアミン、置換または無置
換のピリジンもしくはキノリン等の有機塩基であ
る。 具体的には無機塩基としては酢酸リチウム、酢
酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸リチウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、重炭酸リチウム、重炭酸ナト
リウム、重炭酸カリウム、重炭酸カルシウム、重
炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム、酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、
リン酸アンモニウム、ギ酸アンモニウムなどを、
また有機塩基としてはトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、ピコ
リン、ルチジン、キノリンなどを挙げることがで
きる。 これらの塩基性物質の使用量はとくに限定され
るものではなく、通常は、β−フエニルセリン類
に対して0.1〜10当量、好ましくは0.1〜4当量の
範囲である。0.1未満では反応が十分進行せず2
−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロン類の
収率が低下するため好ましくない。また、4当量
を越えても、反応時に反応混合物の撹拌が困難に
なるだけであるが、経済的には不利である。 本発明の方法において、β−フエニルセリン類
を脱水閉環して2−メチル−4−ベンザル−5−
オキサゾロンを得る反応での反応温度および反応
時間は0〜80℃で2〜10時間である。好ましくは
20〜60℃であり、反応温度が80℃より高いと、着
色性不純物の副性が増加し品質が低下する。ま
た、反応温度が0℃より低いと、反応混合物が粘
稠になり、長時間反応させても反応が十分進行せ
ず2−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロン
類の生成収率が低下して好ましくない。 また、このβ−フエニルセリン類の脱水閉環に
よる2−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロ
ンを得る反応は原料の添加順序等に特に制限はな
い。β−フエニルセリン類を無水酢酸に懸濁させ
塩基性物質を添加してもよく、無水酢酸に塩基性
物質を添加した後、β−フエニルセリン類を加え
て反応させてもよい。 上記のようにして、β−フエニルセリン類から
まず2−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロ
ン類を得る。次にこの生成した2−メチル−4−
ベンザル−5−オキサゾロン類を含む反応混合物
を酸で処理して加水分解し目的のα−アセトアミ
ド桂皮酸を得る。通常は、反応混合物に水および
酸を加えて処理する。 この加水分解反応に使用する酸は、具体的に
は、塩酸、硫酸、リン酸、過塩素酸などの鉱酸、
p−トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、メ
タンスルホン酸などの有機酸を挙げることができ
る。 これらの酸の使用量は、とくに限定されるもの
ではないが、通常は、β−フエニルセリン類1モ
ルに対して0.1〜5モル、好ましくは0.3〜3モル
の範囲である。0.1モル未満では、反応が十分進
行しない。一方、5モルを越えても反応上は問題
ないものの容積効率が低下し経済上不利となる。 この加水分解反応の温度ならびに時間は0〜70
℃で0.5〜20時間である。好ましくは、20〜50℃
で1〜10時間であり、反応温度が70℃より高い
と、反応によつて生成したα−アセトアミド桂皮
酸類がさらに加水分解されて、フエニルピルビン
酸類の副生を誘起して好ましくない。 また、反応時間が0℃より低いと反応上は問題
ないものの、反応時間が長くなり好ましくない。 反応によつて生成したα−アセトアミド桂皮酸
類は反応系に析出しているので、反応後、過水
洗するだけで、品質の良好なα−アセトアミド桂
皮酸類を高収率で得ることができる。 以上、実施例によつて本発明の方法を説明す
る。 実施例 1 無水酢酸40.8g(0.4モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加えた後、15〜20℃撹拌下に
β−フエニルセリン・1水和物19.9g(0.1モル)
を加え、同温度で1時間撹拌した。その後、40〜
45℃に昇温し同温度で4時間反応させた。反応
後、同温度で水40.8gを加え希釈した後、同温度
で35%塩酸15.6g(0.15モル)を加え40〜45℃で
1時間反応させた。反応後0〜5℃まで冷却し析
出している結晶を過、水洗、乾燥することによ
り淡黄色のα−アセトアミド桂皮酸を得た。 収量18.5g(収率90.0%/対β−フエニルセリ
ン) 融点 188〜189℃ この結晶を水に懸濁させた後、アルカリを加え
て溶解させ、活性炭処理をし、別した液を酸
で中和することにより白色α−アセトアミド桂皮
酸が得られた。 融点 190〜191℃ 元素分析値 C H N 実測値(%) 64.30 5.47 6.80 計算値(%) 64.38 5.40 6.83 実施例 2 無水酢酸61.2g(0.6モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加えた後、20〜25℃撹拌下に
β−フエニルセリン18.1g(0.1モル)を加え、
同温度で10時間反応させた。反応後、同温度で水
40.8gを加え希釈した後40〜45℃に昇温し同温度
で35%塩酸15.6g(0.15モル)を加え同温度で1
時間反応させた。反応後0〜5℃に冷却し析出し
ている結晶を過、水洗、乾燥することによつて
α−アセトアミド桂皮酸の淡黄色結晶を得た。 収量17.0g(収率82.9%/対β−フエニルセリ
ン) 実施例 3 無水酢酸40.8g(0.4モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加えた後、15〜20℃撹拌下に
β−フエニルセリン18.1g(0.1モル)を加え、
同温度で1時間撹拌した後、80℃に昇温し同温度
で3時間反応させた。その後、40〜45℃まで冷却
し同温度で水40.8gを加え希釈した。以下、実施
例1の条件下で加水分解を行ないα−アセトアミ
ド桂皮酸の黄色結晶を得た。 収量16.0g(収率78.0%/対β−フエニルセリ
ン) 実施例 4〜11 実施例1において塩基性物質の種類および量を
かえる以外は実施例1と同様に反応を行つた。結
果を第1表に示す。 【表】 実施例 12 実施例1において無水酢酸の使用量を61.3g
(0.6モル)にする以外は実施例1と同様に行なつ
て、18.9g(収率92.2%/β−フエニルセリン)
の淡黄色のα−アセトアミド桂皮酸を得た。 実施例 13〜16 実施例1において35%塩酸の使用量をかえる以
外は実施例1と同様に反応を行なつた。結果を第
2表に示す。 【表】 実施例 17〜20 実施例1において、酸の種類をかえる以外は実
施例1と同様に反応を行なつた。結果を第3表に
示す。 【表】 実施例 21 無水酢酸40.8g(0.4モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加えた後、15〜20℃撹拌下に
β−フエニルセリン18.1g(0.1モル)を加え同
温度で1時間撹拌後、40〜45℃に昇温し同温度で
4時間反応させた。反応後、同温度で水40.8gを
加えて希釈した後0〜5℃に冷却し、同温度で35
%塩酸15.6g(0.15モル)を加え同温度で4時間
反応させた。析出している結晶を別、水洗、乾
燥することによつてα−アセトアミド桂皮酸の淡
黄色結晶を得た。 収量18.0g(収率87.8%/対β−フエニルセリ
ン) 実施例 22 実施例21の条件下で閉環(アズラクトン化)を
行なつた後、40〜45℃で水40.8gを加えて希釈し
た。同温度で35%塩酸15.6g(0.15モル)を加え
た後、65〜70℃に昇温し同温度で2時間反応させ
た。その後、0〜5℃に冷却し析出している結晶
を別し水洗、乾燥することによつてα−アセト
アミド桂皮酸の黄色結晶を得た。 収量16.4g(収率80.0%/対β−フエニルセリ
ン) 実施例 23 無水酢酸40.8g(0.4モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加え、15〜20℃撹拌下にβ−
(m−フエノキシフエニル)セリン27.3g(0.1モ
ル)を加え、同温度で1時間撹拌した後、40〜45
℃に昇温し同温度で4時間反応させた。反応後同
温度で水40.8gを加えて希釈し、同温度で35%塩
酸15.6g(0.15モル)を加え同温度で1時間反応
させた後、0〜5℃に冷却し析出している結晶を
過、水洗、乾燥した。 収量18.5g(収率90.5%/対β−フエノキシフ
エニルセリン) 融点 189〜190℃ 粗生成物はメチルアルコールから再結晶し、融
点191〜192℃のm−フエノキシ−α−アセトアミ
ド桂皮酸15.1gを得た。 元素分析値 C H N 実測値(%) 68.56 5.24 4.78 計算値(%) 68.68 5.09 4.71 実施例 24〜27 無水酢酸40.8g(0.4モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加えた後、15〜20℃撹拌下に
β−フエニルセリン類を加えた。 以下、実施例23の反応条件下で第4表に示すα
−アセトアミド桂皮酸類が得られた。 【表】 実施例 28 無水酢酸51.0g(0.5モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加え、15〜20℃撹拌下にp−
ヒドロキシ−β−フエニルセリン19.7g(0.1モ
ル)を加えた後、同温度で1時間撹拌後40〜45℃
に昇温し同温度で4時間反応させた。反応後、同
温度で水51.0gを加え希釈した後、同温度で35%
塩酸15.6g(0.15モル)を加え同温度で1時間反
応させた。反応後0〜5℃に冷却して析出してい
る結晶を別、水洗、乾燥することによつてp−
アセトキシ−α−アセトアミド桂皮酸の淡黄色結
晶を得た。 収量22.4g(収率85%/対p−ヒドロキシ−β
−フエニルセリン) 融点 210〜211℃ 元素分析値 C H N 実測値(%) 59.28 4.90 5.30 計算値(%) 59.31 4.98 5.32
に関する。さらに詳しくは、β−フエニルセリン
類を原料とするα−アセトアミド桂皮酸類の製造
方法に関するものである。 α−アセトアミド桂皮酸類は、α−アミノ酸の
製造中間体として重要な化合物であるだけでな
く、各種合成反応の中間体としても有用な物質で
ある。例えば、α−アセトアミド桂皮酸を酢酸
中、酸化白金触媒で接触還元すれば、必須アミノ
酸の一つであるフエニルアラニンの前駆体である
N−アセチルフエニルアラニンが得られる。 従来、α−アセトアミド桂皮酸類の製造法とし
ては、N−アセチルグリシンとベンズアルデヒド
類との反応によつて得られる2−メチル−4−ベ
ンザル−5−オキサゾロン類を加水分解する方法
が知られている。例えば、Erlenmeyer、Ann、
275、8(1893)は1%水酸化ナトリウム水溶液中
で加熱還流下に加水分解する方法(収率記載な
し)を報告している。また、Organic
Synthesis、Coll.Vol.2、1(1943)によれば2−
メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロンをアセ
トンと水の混合溶媒中、加熱還流下で加水分解し
てα−アセトアミド桂皮酸を製造している。しか
しながら、前者の方法は希薄溶液中での反応であ
り、容積効率が著しく悪いこと、また、後者の方
法は引火性の高いアセトンを使用するので、工業
的には装置上の制約があるばかりでなく、単離に
際しても溶解度の点からアセトンを留去しなけれ
ばならず、操作が繁雑化するなどの欠点を有す
る。また、これらの公知製法はいずれも単離した
2−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロン類
を使用しなければならず、工程が多くなる欠点が
ある。また、従来の製法では、原料の2−メチル
−4−ベンザル−5−オキサゾロン類の製造でも
種々の問題がある。すなわち、従来、2−メチル
−4−ベンザル−5−オキサゾロン類はN−アセ
チルグリシンとベンズアルデヒド類との反応
(Erlenmeyer反応)によつて製造するのが一般的
であり、例えば、2−メチル−4−ベンザル−5
−オキサゾロンの製法としてはOrganic
Synthesis、Coll.Vol.2.1(1943)によれば1モル
のN−アセチルグリシンと1.48モルのベンズアル
デヒドおよび0.74モルの無水酢酸ナトリウムと
を、2.5モルの無水酢酸中スチーム浴上で加熱し、
さらに還流下に1時間反応させた後、冷蔵庫中で
一晩放置し水で希釈して沈澱を過、水洗、乾燥
することによつて74〜77%の収率で得ている。 しかしながら、このErlenmeyerの方法は、(1)
原料のベンズアルデヒド類および無水酢酸ナトリ
ウムの品質が反応収率に影響し、特に無水酢酸ナ
トリウムは一度溶融して完全に水分を除いておく
必要があること、(2)反応温度が無水酢酸の沸点に
近いという条件下で反応させるので着色性の不純
物の副生が増加し、そのため反応生成物の2−メ
チル−4−ベンザル−5−オキサゾロン類も著し
く着色したものとなり品質も悪く、通常は精製操
作が必要であること、(3)収率上も必ずしも高収率
とは言えないことなどの欠点を有する方法であ
る。また、α−アセトアミド桂皮酸のもう一つの
製造法として、フエニルピルビン酸を原料として
アセトアミドと反応させて製造する方法
(Organic Reactions、3205)があるが、収率的
に50%以下と低い方法である。 このように、従来公知のα−アセトアミド桂皮
酸類の製造法はそれぞれに欠点を有し、工業的製
法とするには必ずしも満足できる方法ではない。 本発明者らは、上記のような従来法の欠点がな
く、しかも、高品質のα−アセトアミド桂皮酸類
を高収率で製造する方法を鋭意検討した結果、β
−フエニルセリン類を原料とし、これを無水酢酸
中で塩基性物質存在下に反応させて2−メチル−
4−ベンザル−5−オキサゾロン類を製造し、生
成した2−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾ
ロン類を反応系より単離することなく、反応混合
物を酸で処理することにより、高品質のα−アセ
トアミド桂皮酸類を高収率で製造しうることを見
出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、一般式() (式中、R1およびR2は水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、アラルオキ
シ基、アリールオキシ基、水酸基またはニトロ基
を示し、互いに同一でも異つていてもよい)で表
わされるβ−フエニルセリン類を無水酢酸中、塩
基性物質の存在下に反応させて、生成した2−メ
チル−4−ベンザル−5−オキサゾロン類を単離
することなく、反応混合物を酸で処理することを
特徴とする一般式() (式中、R3およびR4は水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、アラルキル
オキシ基、アリールオキシ基、アセトキシ基また
はニトロ基を示し、互いに同一でも異つていても
よい)で表わされるα−アセトアミド桂皮酸類の
製造方法である。 本発明の方法によれば、(1)2−メチル−4−ベ
ンザル−5−オキサゾロン類製造の際に一部副生
するα−アセトアミド桂皮酸類を損失することな
く、反応生成物を効率良くα−アセトアミド桂皮
酸に導くことができるので、2−メチル−4−ベ
ンザル−5−オキサゾロン類を単離し、これを用
いてα−アセトアミド桂皮酸を製造する方法に比
較して収率が向上する、(2)β−フエニルセリン類
を原料とすることにより、無水酢酸中での脱水閉
環反応が塩基性物質の存在下に温和な条件下に進
行し、そのため着色性不純物等の副生もほとんど
なく品質良好な2−メチル−4−ベンザル−5−
オキサゾロン類が高収率で得られる、(3)2−メチ
ル−4−ベンザル−5−オキサゾロン類の加水分
解を酸存在下に行うことにより、温和な条件下に
加水分解反応が進行するので高収率で且つ品質良
好なα−アセトアミド桂皮酸類が得られる、(4)α
−アセトアミド桂皮酸類が反応系に析出してくる
ので、反応後過するだけで簡単に単離できるな
ど、種々の利点を有する方法であり、工業的にも
価値の高い製法である。 本発明の方法は、(1)β−フエニルセリン類を無
水酢酸中、塩基性物質の存在下に脱水閉環反応を
行なつて2−メチル−4−ベンザル−5−オキサ
ゾロン類とし、これを反応系から単離することな
く、(2)反応混合物を酸で処理して2−メチル−4
−ベンザル−5−オキサゾロンを加水分解しα−
アセトアミド桂皮酸類とすることからなる方法で
ある。 本発明の方法で、使用される原料のβ−フエニ
ルセリン類は前記一般式()で表わされるもの
であり、例えば、β−フエニルセリン、β−(o,
mまたはp−クロルフエニル)セリンまたはβ−
(o,mまたはp−ブロムフエニル)セリン等の
β−(ハロフエニル)セリン類、β−(p−メチル
フエニル)セリン、β−(p−エチルフエニル)
セリンまたはβ−(p−t−ブチルフエニル)セ
リン等のβ−(アルキルフエニル)セリン類、β
−(p−メトキシフエニル)セリン、β−(p−プ
ロポキシフエニル)セリンまたはβ−(3.4−メチ
レンジオキシフエニル)セリン等のβ−(アルコ
キシフエニル)セリン類、β−(p−ベンジルオ
キシフエニル)セリンまたはβ−(3,4−ジベ
ンジルオキシキシフエニル)セリン等のβ−(ア
ラルキルオキシフエニル)セリン類、β−(m−
フエノキシフエニル)セリンのようなβ−(アリ
ールオキシフエニル)セリン類、β−(p−ニト
ロフエニル)セリンおよびβ−(p−ヒドロキシ
フエニル)セリン等が挙げられる。 これらの原料を用いると、それぞれ対応するα
−アセトアミド桂皮酸類が得られる。ただし、β
−(p−ヒドロキシフエニル)セリンを原料とし
て使用した場合はヒドロキシル基がアセチル化さ
れ、p−アセトキシ−α−アセトアミド桂皮酸類
となる。これらのβ−フエニルセリン類は、一般
には、グリシンとベンズアルデヒド類をアルカリ
存在下に反応させて製造することができる。とく
に、本発明者らが先に開発したグリシンとベンズ
アルデヒド類を水および水と非混和性の有機溶媒
との混合溶媒中、アルカリ存在下に反応させて引
きつづき酸処理する方法(特開昭60−32753号公
報)で効率良く製造することができる。 本発明の方法において、無水酢酸はその使用量
がとくに限定されるものではないが、通常は、β
−フエニルセリン類1モルに対して2〜10モル、
好ましくは2〜6モルの範囲である。2モル未満
では、反応混合物が粘稠になり、反応が十分進行
せず収率が低下する。一方、6モルを越えても反
応上は特に問題はないが、容積効率の低下ならび
に経済上の見地から好ましくない。 本発明の方法で、使用される塩基性物質は、ア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の酢酸塩、炭
酸塩もしくは重炭酸塩、またはそれらのアンモニ
ウム塩、あるいはアルカリ土類金属の酸化物など
の無機塩基、あるいは炭素数1〜4個のアルキル
基を有するトリアルキルアミン、置換または無置
換のピリジンもしくはキノリン等の有機塩基であ
る。 具体的には無機塩基としては酢酸リチウム、酢
酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸リチウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、重炭酸リチウム、重炭酸ナト
リウム、重炭酸カリウム、重炭酸カルシウム、重
炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム、酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、
リン酸アンモニウム、ギ酸アンモニウムなどを、
また有機塩基としてはトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、ピコ
リン、ルチジン、キノリンなどを挙げることがで
きる。 これらの塩基性物質の使用量はとくに限定され
るものではなく、通常は、β−フエニルセリン類
に対して0.1〜10当量、好ましくは0.1〜4当量の
範囲である。0.1未満では反応が十分進行せず2
−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロン類の
収率が低下するため好ましくない。また、4当量
を越えても、反応時に反応混合物の撹拌が困難に
なるだけであるが、経済的には不利である。 本発明の方法において、β−フエニルセリン類
を脱水閉環して2−メチル−4−ベンザル−5−
オキサゾロンを得る反応での反応温度および反応
時間は0〜80℃で2〜10時間である。好ましくは
20〜60℃であり、反応温度が80℃より高いと、着
色性不純物の副性が増加し品質が低下する。ま
た、反応温度が0℃より低いと、反応混合物が粘
稠になり、長時間反応させても反応が十分進行せ
ず2−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロン
類の生成収率が低下して好ましくない。 また、このβ−フエニルセリン類の脱水閉環に
よる2−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロ
ンを得る反応は原料の添加順序等に特に制限はな
い。β−フエニルセリン類を無水酢酸に懸濁させ
塩基性物質を添加してもよく、無水酢酸に塩基性
物質を添加した後、β−フエニルセリン類を加え
て反応させてもよい。 上記のようにして、β−フエニルセリン類から
まず2−メチル−4−ベンザル−5−オキサゾロ
ン類を得る。次にこの生成した2−メチル−4−
ベンザル−5−オキサゾロン類を含む反応混合物
を酸で処理して加水分解し目的のα−アセトアミ
ド桂皮酸を得る。通常は、反応混合物に水および
酸を加えて処理する。 この加水分解反応に使用する酸は、具体的に
は、塩酸、硫酸、リン酸、過塩素酸などの鉱酸、
p−トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、メ
タンスルホン酸などの有機酸を挙げることができ
る。 これらの酸の使用量は、とくに限定されるもの
ではないが、通常は、β−フエニルセリン類1モ
ルに対して0.1〜5モル、好ましくは0.3〜3モル
の範囲である。0.1モル未満では、反応が十分進
行しない。一方、5モルを越えても反応上は問題
ないものの容積効率が低下し経済上不利となる。 この加水分解反応の温度ならびに時間は0〜70
℃で0.5〜20時間である。好ましくは、20〜50℃
で1〜10時間であり、反応温度が70℃より高い
と、反応によつて生成したα−アセトアミド桂皮
酸類がさらに加水分解されて、フエニルピルビン
酸類の副生を誘起して好ましくない。 また、反応時間が0℃より低いと反応上は問題
ないものの、反応時間が長くなり好ましくない。 反応によつて生成したα−アセトアミド桂皮酸
類は反応系に析出しているので、反応後、過水
洗するだけで、品質の良好なα−アセトアミド桂
皮酸類を高収率で得ることができる。 以上、実施例によつて本発明の方法を説明す
る。 実施例 1 無水酢酸40.8g(0.4モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加えた後、15〜20℃撹拌下に
β−フエニルセリン・1水和物19.9g(0.1モル)
を加え、同温度で1時間撹拌した。その後、40〜
45℃に昇温し同温度で4時間反応させた。反応
後、同温度で水40.8gを加え希釈した後、同温度
で35%塩酸15.6g(0.15モル)を加え40〜45℃で
1時間反応させた。反応後0〜5℃まで冷却し析
出している結晶を過、水洗、乾燥することによ
り淡黄色のα−アセトアミド桂皮酸を得た。 収量18.5g(収率90.0%/対β−フエニルセリ
ン) 融点 188〜189℃ この結晶を水に懸濁させた後、アルカリを加え
て溶解させ、活性炭処理をし、別した液を酸
で中和することにより白色α−アセトアミド桂皮
酸が得られた。 融点 190〜191℃ 元素分析値 C H N 実測値(%) 64.30 5.47 6.80 計算値(%) 64.38 5.40 6.83 実施例 2 無水酢酸61.2g(0.6モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加えた後、20〜25℃撹拌下に
β−フエニルセリン18.1g(0.1モル)を加え、
同温度で10時間反応させた。反応後、同温度で水
40.8gを加え希釈した後40〜45℃に昇温し同温度
で35%塩酸15.6g(0.15モル)を加え同温度で1
時間反応させた。反応後0〜5℃に冷却し析出し
ている結晶を過、水洗、乾燥することによつて
α−アセトアミド桂皮酸の淡黄色結晶を得た。 収量17.0g(収率82.9%/対β−フエニルセリ
ン) 実施例 3 無水酢酸40.8g(0.4モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加えた後、15〜20℃撹拌下に
β−フエニルセリン18.1g(0.1モル)を加え、
同温度で1時間撹拌した後、80℃に昇温し同温度
で3時間反応させた。その後、40〜45℃まで冷却
し同温度で水40.8gを加え希釈した。以下、実施
例1の条件下で加水分解を行ないα−アセトアミ
ド桂皮酸の黄色結晶を得た。 収量16.0g(収率78.0%/対β−フエニルセリ
ン) 実施例 4〜11 実施例1において塩基性物質の種類および量を
かえる以外は実施例1と同様に反応を行つた。結
果を第1表に示す。 【表】 実施例 12 実施例1において無水酢酸の使用量を61.3g
(0.6モル)にする以外は実施例1と同様に行なつ
て、18.9g(収率92.2%/β−フエニルセリン)
の淡黄色のα−アセトアミド桂皮酸を得た。 実施例 13〜16 実施例1において35%塩酸の使用量をかえる以
外は実施例1と同様に反応を行なつた。結果を第
2表に示す。 【表】 実施例 17〜20 実施例1において、酸の種類をかえる以外は実
施例1と同様に反応を行なつた。結果を第3表に
示す。 【表】 実施例 21 無水酢酸40.8g(0.4モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加えた後、15〜20℃撹拌下に
β−フエニルセリン18.1g(0.1モル)を加え同
温度で1時間撹拌後、40〜45℃に昇温し同温度で
4時間反応させた。反応後、同温度で水40.8gを
加えて希釈した後0〜5℃に冷却し、同温度で35
%塩酸15.6g(0.15モル)を加え同温度で4時間
反応させた。析出している結晶を別、水洗、乾
燥することによつてα−アセトアミド桂皮酸の淡
黄色結晶を得た。 収量18.0g(収率87.8%/対β−フエニルセリ
ン) 実施例 22 実施例21の条件下で閉環(アズラクトン化)を
行なつた後、40〜45℃で水40.8gを加えて希釈し
た。同温度で35%塩酸15.6g(0.15モル)を加え
た後、65〜70℃に昇温し同温度で2時間反応させ
た。その後、0〜5℃に冷却し析出している結晶
を別し水洗、乾燥することによつてα−アセト
アミド桂皮酸の黄色結晶を得た。 収量16.4g(収率80.0%/対β−フエニルセリ
ン) 実施例 23 無水酢酸40.8g(0.4モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加え、15〜20℃撹拌下にβ−
(m−フエノキシフエニル)セリン27.3g(0.1モ
ル)を加え、同温度で1時間撹拌した後、40〜45
℃に昇温し同温度で4時間反応させた。反応後同
温度で水40.8gを加えて希釈し、同温度で35%塩
酸15.6g(0.15モル)を加え同温度で1時間反応
させた後、0〜5℃に冷却し析出している結晶を
過、水洗、乾燥した。 収量18.5g(収率90.5%/対β−フエノキシフ
エニルセリン) 融点 189〜190℃ 粗生成物はメチルアルコールから再結晶し、融
点191〜192℃のm−フエノキシ−α−アセトアミ
ド桂皮酸15.1gを得た。 元素分析値 C H N 実測値(%) 68.56 5.24 4.78 計算値(%) 68.68 5.09 4.71 実施例 24〜27 無水酢酸40.8g(0.4モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加えた後、15〜20℃撹拌下に
β−フエニルセリン類を加えた。 以下、実施例23の反応条件下で第4表に示すα
−アセトアミド桂皮酸類が得られた。 【表】 実施例 28 無水酢酸51.0g(0.5モル)に酢酸ナトリウム
8.2g(0.1モル)を加え、15〜20℃撹拌下にp−
ヒドロキシ−β−フエニルセリン19.7g(0.1モ
ル)を加えた後、同温度で1時間撹拌後40〜45℃
に昇温し同温度で4時間反応させた。反応後、同
温度で水51.0gを加え希釈した後、同温度で35%
塩酸15.6g(0.15モル)を加え同温度で1時間反
応させた。反応後0〜5℃に冷却して析出してい
る結晶を別、水洗、乾燥することによつてp−
アセトキシ−α−アセトアミド桂皮酸の淡黄色結
晶を得た。 収量22.4g(収率85%/対p−ヒドロキシ−β
−フエニルセリン) 融点 210〜211℃ 元素分析値 C H N 実測値(%) 59.28 4.90 5.30 計算値(%) 59.31 4.98 5.32
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中、R1およびR2は水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、アラルキル
オキシ基、アリールオキシ基、水酸基またはニト
ロ基を示し、互いに同一でも異つていてもよい)
で表わされるβ−フエニルセリン類を無水酢酸
中、塩基性物質の存在下に反応させたのち、次い
で反応混合物を酸で処理することを特徴とする、
一般式() (式中、R3およびR4は水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、アラルキル
オキシ基、アリールオキシ基、アセトキシ基また
はニトロ基を示し、互いに同一でも異つていても
よい)で表わされるα−アセトアミド桂皮酸類の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4549484A JPS60190749A (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | α−アセトアミド桂皮酸類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4549484A JPS60190749A (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | α−アセトアミド桂皮酸類の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60190749A JPS60190749A (ja) | 1985-09-28 |
| JPS6366824B2 true JPS6366824B2 (ja) | 1988-12-22 |
Family
ID=12720951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4549484A Granted JPS60190749A (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | α−アセトアミド桂皮酸類の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60190749A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0751224B1 (en) * | 1994-03-03 | 2003-01-29 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Process for producing (r)-2-amino-1-phenylethanol or halogenated derivative thereof, process for producing optically active phenylserine or halogenated derivative thereof, and novel compound 3-(3-chlorophenyl)serine |
| GB9805655D0 (en) * | 1998-03-16 | 1998-05-13 | Celltech Therapeutics Ltd | Chemical compounds |
| KR100594807B1 (ko) | 2004-09-06 | 2006-07-03 | 삼성전자주식회사 | 용지픽업유닛 및 이를 구비하는 화상형성장치 |
| JP2015151340A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-24 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | コニフェリルアルコールの製造方法 |
| JP2019023164A (ja) * | 2015-12-10 | 2019-02-14 | 住友化学株式会社 | ビフェニル化合物の製造方法 |
-
1984
- 1984-03-12 JP JP4549484A patent/JPS60190749A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60190749A (ja) | 1985-09-28 |
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