JPS6411005B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6411005B2 JPS6411005B2 JP56153034A JP15303481A JPS6411005B2 JP S6411005 B2 JPS6411005 B2 JP S6411005B2 JP 56153034 A JP56153034 A JP 56153034A JP 15303481 A JP15303481 A JP 15303481A JP S6411005 B2 JPS6411005 B2 JP S6411005B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- general formula
- solvent
- extract
- hexane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Description
本発明は血圧降下剤に関する。
すなわち、本発明は、一般式()
〔式中、Rは水素またはβ−D−グルコピラノシ
ル基を示す〕 で表わされるクロモン誘導体を有効成分とする血
圧降下剤である。 一般式()で表わされる化合物は、例えば漢
方薬である十味敗毒湯、防風通聖散などに配剤さ
れている漢薬のひとつである防風から得られる。
防風はセリ科の植物レデブリエラ・セセロイデス
(Ledebouriella seseloides WOLFF)の根及び
根茎を乾燥したものである。 一般式()で表わされる化合物は例えば次の
ようにして得られる。 防風を石油エーテル、n−ヘキサン、ベンゼ
ン、クロロホルム等の溶剤を用いて抽出するか、
あるいは防風を最初メタノール、エタノール等の
低級アルコール類で抽出し、得られた低級アルコ
ールエキスを水に溶解し、これをエーテル、n−
ヘキサン、ベンゼン、クロロホルム等で抽出する
ことによつて脂溶性画分を得、この脂溶性画分を
クロマトグラフイー処理することにより化合物(2)
〔一般式()でR=Hである化合物〕が得られ
る。 また防風を石油エーテル、n−ヘキサン、ベン
ゼン、クロロホルム等の溶剤を用いて抽出した残
渣を、メタノール、エタノール等の低級アルコー
ルで抽出して得られる低級アルコールエキスを直
接クロマトグラフイー処理するか、一たんこれを
水に溶解した後、n−ブタノールで抽出すること
によつて得られる配糖体画分をクロマトグラフイ
ー処理することによつて化合物(1)〔一般式()
でR=β−D−グルコピラノシル基である化合
物〕が得られる。 一般式()で表わされる化合物の製造の具体
例を挙げると、次のとおりである。 粉末化した防風1Kgをn−ヘキサン3に添加
混合し、温時あるいは好ましくは還流下で抽出を
行なう。数回抽出を行なつて抽出液を合併し、溶
剤を留去してn−ヘキサンエキス62gを得る。こ
のn−ヘキサンエキスをシリカゲルを吸着剤とし
たカラムクロマトグラフイーに付し、n−ヘキサ
ン:酢酸エチルエステル(4:1)から始めて
(3:1)、(2:1)、および(1:1)と比率を
変えて順次溶出する。n−ヘキサン:酢酸エチル
エステル(1:1)で溶出する分画より溶剤を留
去し、残留物をエタノールより再結晶して微黄色
針状晶の化合物(2)0.1gを得た。 次に、n−ヘキサンで抽出した後の残渣をメタ
ノール3に添加混合し、温時あるいは好ましく
は還流下で抽出を行なう。数回抽出を行なつて抽
出液を合併し、溶剤を留去してメタノールエキス
176gを得る。このメタノールエキスを蒸留水400
mlに溶解し、n−ブタノール400mlで数回抽出す
る。抽出液を合併し、溶剤を留去してn−ブタノ
ールエキス30gを得る。このn−ブタノールエキ
スをシリカゲルを吸着剤としたカラムクロマトグ
ラフイーに付し、メタノール−クロロホルムある
いはエタノール−クロロホルムのようなアルコー
ル−クロロホルムの混合溶剤(アルコール含量を
順次増やしてゆく)で溶出する。6〜7%アルコ
ール−クロロホルムで化合物(1)が溶出してくる。
化合物(1)を含む分画より溶剤を留去し、残留物を
エタノールより再結晶して微黄色針状晶の化合物
(1)1gを得た。 また化合物(2)は、化合物(1)を塩酸、硫酸などの
強酸、あるいはβ−グルコシダーゼなどの酵素を
用いて加水分解することによつても得られる。そ
の1例を示せば、化合物(1)0.4gを水:ジメチル
スルホキシド(3:1)の混合溶剤50mlに溶か
し、β−グルコシダーゼ50mgを加えて37℃で1夜
反応させる。反応液を酢酸エチルエステル30mlで
3回抽出する。抽出液を合併し、Na2SO4など通
常用いられる乾燥剤を用いて乾燥し、乾燥剤を除
去した後、溶剤を留去し残留物をエタノールより
再結晶して微黄色針状晶の化合物(2)0.2gを得た。 このようにした得た化合物(1)および(2)の性質は
第1表に示すとおりである。第1表中、Gluはβ
−D−グルコピラノシル基を示す。
ル基を示す〕 で表わされるクロモン誘導体を有効成分とする血
圧降下剤である。 一般式()で表わされる化合物は、例えば漢
方薬である十味敗毒湯、防風通聖散などに配剤さ
れている漢薬のひとつである防風から得られる。
防風はセリ科の植物レデブリエラ・セセロイデス
(Ledebouriella seseloides WOLFF)の根及び
根茎を乾燥したものである。 一般式()で表わされる化合物は例えば次の
ようにして得られる。 防風を石油エーテル、n−ヘキサン、ベンゼ
ン、クロロホルム等の溶剤を用いて抽出するか、
あるいは防風を最初メタノール、エタノール等の
低級アルコール類で抽出し、得られた低級アルコ
ールエキスを水に溶解し、これをエーテル、n−
ヘキサン、ベンゼン、クロロホルム等で抽出する
ことによつて脂溶性画分を得、この脂溶性画分を
クロマトグラフイー処理することにより化合物(2)
〔一般式()でR=Hである化合物〕が得られ
る。 また防風を石油エーテル、n−ヘキサン、ベン
ゼン、クロロホルム等の溶剤を用いて抽出した残
渣を、メタノール、エタノール等の低級アルコー
ルで抽出して得られる低級アルコールエキスを直
接クロマトグラフイー処理するか、一たんこれを
水に溶解した後、n−ブタノールで抽出すること
によつて得られる配糖体画分をクロマトグラフイ
ー処理することによつて化合物(1)〔一般式()
でR=β−D−グルコピラノシル基である化合
物〕が得られる。 一般式()で表わされる化合物の製造の具体
例を挙げると、次のとおりである。 粉末化した防風1Kgをn−ヘキサン3に添加
混合し、温時あるいは好ましくは還流下で抽出を
行なう。数回抽出を行なつて抽出液を合併し、溶
剤を留去してn−ヘキサンエキス62gを得る。こ
のn−ヘキサンエキスをシリカゲルを吸着剤とし
たカラムクロマトグラフイーに付し、n−ヘキサ
ン:酢酸エチルエステル(4:1)から始めて
(3:1)、(2:1)、および(1:1)と比率を
変えて順次溶出する。n−ヘキサン:酢酸エチル
エステル(1:1)で溶出する分画より溶剤を留
去し、残留物をエタノールより再結晶して微黄色
針状晶の化合物(2)0.1gを得た。 次に、n−ヘキサンで抽出した後の残渣をメタ
ノール3に添加混合し、温時あるいは好ましく
は還流下で抽出を行なう。数回抽出を行なつて抽
出液を合併し、溶剤を留去してメタノールエキス
176gを得る。このメタノールエキスを蒸留水400
mlに溶解し、n−ブタノール400mlで数回抽出す
る。抽出液を合併し、溶剤を留去してn−ブタノ
ールエキス30gを得る。このn−ブタノールエキ
スをシリカゲルを吸着剤としたカラムクロマトグ
ラフイーに付し、メタノール−クロロホルムある
いはエタノール−クロロホルムのようなアルコー
ル−クロロホルムの混合溶剤(アルコール含量を
順次増やしてゆく)で溶出する。6〜7%アルコ
ール−クロロホルムで化合物(1)が溶出してくる。
化合物(1)を含む分画より溶剤を留去し、残留物を
エタノールより再結晶して微黄色針状晶の化合物
(1)1gを得た。 また化合物(2)は、化合物(1)を塩酸、硫酸などの
強酸、あるいはβ−グルコシダーゼなどの酵素を
用いて加水分解することによつても得られる。そ
の1例を示せば、化合物(1)0.4gを水:ジメチル
スルホキシド(3:1)の混合溶剤50mlに溶か
し、β−グルコシダーゼ50mgを加えて37℃で1夜
反応させる。反応液を酢酸エチルエステル30mlで
3回抽出する。抽出液を合併し、Na2SO4など通
常用いられる乾燥剤を用いて乾燥し、乾燥剤を除
去した後、溶剤を留去し残留物をエタノールより
再結晶して微黄色針状晶の化合物(2)0.2gを得た。 このようにした得た化合物(1)および(2)の性質は
第1表に示すとおりである。第1表中、Gluはβ
−D−グルコピラノシル基を示す。
【表】
なお、化合物(2)は新田ら〔薬学雑誌、第80巻、
742頁(1960);85巻、55頁(1965)〕、また化合物
(1)は秦ら〔日本薬学会第98年会講演要旨集、302
頁(1978)〕によりセリ科の植物ハマウド
(Angelica japonicaA.GRAY)から単離されて
いる。 つぎに一般式()で表わされる化合物が血圧
降下作用を有することを実験例を挙げて説明す
る。 実験例 体重300g前後、血圧80〜100mmHgのハートレ
イ系モルモツト雄を1群6匹で用いた。化合物(1)
および(2)をそれぞれ4%ツイーン80−生理食塩水
溶液に溶解し、静脈内投与した。血圧測定は、ペ
ントバルビタール麻酔下で、頚動脈内に挿入した
カニユーレより圧トランスジユーサーを介しポリ
グラフ上に記録した。その結果は第2表に示すと
おりである。なお第2表の血圧降下作用は、上記
血圧よりの下げ幅(mmHg)を示す。
742頁(1960);85巻、55頁(1965)〕、また化合物
(1)は秦ら〔日本薬学会第98年会講演要旨集、302
頁(1978)〕によりセリ科の植物ハマウド
(Angelica japonicaA.GRAY)から単離されて
いる。 つぎに一般式()で表わされる化合物が血圧
降下作用を有することを実験例を挙げて説明す
る。 実験例 体重300g前後、血圧80〜100mmHgのハートレ
イ系モルモツト雄を1群6匹で用いた。化合物(1)
および(2)をそれぞれ4%ツイーン80−生理食塩水
溶液に溶解し、静脈内投与した。血圧測定は、ペ
ントバルビタール麻酔下で、頚動脈内に挿入した
カニユーレより圧トランスジユーサーを介しポリ
グラフ上に記録した。その結果は第2表に示すと
おりである。なお第2表の血圧降下作用は、上記
血圧よりの下げ幅(mmHg)を示す。
【表】
第2表の結果から、化合物(1)および(2)のいずれ
も血圧降下作用を有することが明確に認められ
る。 つぎに一般式()で表わされる化合物の急性
毒性について試験例を示す。 急性毒性試験例 体重20gdd系雄マウスを1群10匹とし、化合
物(1)および(2)を各々4%ツイーン80−生理食塩水
溶液に溶解して経口あるいは静脈内投与し、72時
間後の死亡数からLD50値を算出した。その結果
を第3表に示す。
も血圧降下作用を有することが明確に認められ
る。 つぎに一般式()で表わされる化合物の急性
毒性について試験例を示す。 急性毒性試験例 体重20gdd系雄マウスを1群10匹とし、化合
物(1)および(2)を各々4%ツイーン80−生理食塩水
溶液に溶解して経口あるいは静脈内投与し、72時
間後の死亡数からLD50値を算出した。その結果
を第3表に示す。
【表】
第3表から明らかなように化合物(1)および(2)の
LD50値は、いずれも経口投与で1000mg/Kg以上、
静脈内投与で500mg/Kg以上であり、薬理作用を
示す量に比べて大きな値であるから充分安全性の
高いものである。 上記した試験例および急性毒性試験例から明ら
かなように、一般式()で表わされる化合物
は、血圧降下作用を有し、またいずれも安全性が
高く、薬理作用を発現する用量では充分安全であ
る。即ち、静脈内投与でLD50値よりもはるかに
低い投与量で血圧降下作用を発現し、これらの化
合物の血圧降下作用の有効量とLD50値との間に
かなりの差があることから上記のことが認められ
る。 一般式()で表わされる化合物の有効投与量
は静脈注射では1回量25〜280mg、経口投与では
1回量100〜900mgで、それぞれ症状に合わせて1
日3回までの服用が適当と認められる。 一般式()で表わされる化合物は、任意、慣
用の製薬用担体、溶剤あるいは賦形剤を用い製剤
製造の常法にしたがつて医薬用製剤に調整するこ
とができる。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 化合物(1)の10gを細末とし、これを乳糖89gお
よびステアリン酸マグネシウム1gと均一に混合
し、この混合粉体を圧縮打錠して直径20mm、重量
約2.3gのスラツグ錠とした後、オシレータにて
破砕し、整粒し、篩別して20〜50メツシユの粒子
の顆粒剤を得た。 実施例 2 化合物(2)の10gを細末とし、これを微結晶セル
ロース85gおよびステアリン酸マグネシウム5g
と混合し、この混合物を単発式打錠機にて打錠し
て径7mm、重量125mgの錠剤を得た。
LD50値は、いずれも経口投与で1000mg/Kg以上、
静脈内投与で500mg/Kg以上であり、薬理作用を
示す量に比べて大きな値であるから充分安全性の
高いものである。 上記した試験例および急性毒性試験例から明ら
かなように、一般式()で表わされる化合物
は、血圧降下作用を有し、またいずれも安全性が
高く、薬理作用を発現する用量では充分安全であ
る。即ち、静脈内投与でLD50値よりもはるかに
低い投与量で血圧降下作用を発現し、これらの化
合物の血圧降下作用の有効量とLD50値との間に
かなりの差があることから上記のことが認められ
る。 一般式()で表わされる化合物の有効投与量
は静脈注射では1回量25〜280mg、経口投与では
1回量100〜900mgで、それぞれ症状に合わせて1
日3回までの服用が適当と認められる。 一般式()で表わされる化合物は、任意、慣
用の製薬用担体、溶剤あるいは賦形剤を用い製剤
製造の常法にしたがつて医薬用製剤に調整するこ
とができる。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 化合物(1)の10gを細末とし、これを乳糖89gお
よびステアリン酸マグネシウム1gと均一に混合
し、この混合粉体を圧縮打錠して直径20mm、重量
約2.3gのスラツグ錠とした後、オシレータにて
破砕し、整粒し、篩別して20〜50メツシユの粒子
の顆粒剤を得た。 実施例 2 化合物(2)の10gを細末とし、これを微結晶セル
ロース85gおよびステアリン酸マグネシウム5g
と混合し、この混合物を単発式打錠機にて打錠し
て径7mm、重量125mgの錠剤を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式() 〔式中、Rは水素またはβ−D−グルコピラノシ
ル基を示す〕 で表わされるクロモン誘導体を有効成分とする血
圧降下剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56153034A JPS5855420A (ja) | 1981-09-29 | 1981-09-29 | 血圧降下剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56153034A JPS5855420A (ja) | 1981-09-29 | 1981-09-29 | 血圧降下剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5855420A JPS5855420A (ja) | 1983-04-01 |
| JPS6411005B2 true JPS6411005B2 (ja) | 1989-02-23 |
Family
ID=15553518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56153034A Granted JPS5855420A (ja) | 1981-09-29 | 1981-09-29 | 血圧降下剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5855420A (ja) |
-
1981
- 1981-09-29 JP JP56153034A patent/JPS5855420A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5855420A (ja) | 1983-04-01 |
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