JPS64486B2 - - Google Patents
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- JPS64486B2 JPS64486B2 JP60121589A JP12158985A JPS64486B2 JP S64486 B2 JPS64486 B2 JP S64486B2 JP 60121589 A JP60121589 A JP 60121589A JP 12158985 A JP12158985 A JP 12158985A JP S64486 B2 JPS64486 B2 JP S64486B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- activation
- acf
- specific surface
- gas
- surface area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、比表面積1200m2/g以上、細孔容積
0.6c.c./g以上、平均細孔直径25Å以上で、なお
かつ高強度を有する活性炭素繊維(繊維状活性炭
とも呼ばれる。以下ACFと略記する。)の製造法
に関するものである。 ここに得られたACFは吸着材等の用途に供さ
れる。 (従来技術及び問題点) 活性炭は古くから広く使用されてきたが、最近
開発されたACFは、取扱性、吸着特性の点で従
来の粒状、粉状の活性炭に比較し多くの優れた面
を有し、その利用範囲も拡大しつつある。この
ACFは、レーヨン、フエノール系繊維、アクリ
ル系繊維などの有機繊維から製造されており、特
にアクリル系繊維を原料とした、いわゆるアクリ
ル系ACFは繊維強度が高く、加工性が優れてい
るためフエルト状、紙状のみならず、紡績糸、織
物に加工でき、その需要は拡大しつつある。 このようなACFの吸着能力は、ガス成分の吸
着の場合、ACFの比表面積の大きさで吸着量が
決まることがある。 ベンゼンやアセトンなどの蒸気の吸着がその例
である。 一方、液相成分の吸着では、比表面積の大小だ
けでなく、ACFの細孔容積や平均細孔直径の大
きさが吸着量に少なからず影響を与える。例え
ば、モデル物質として用いられるメチレンブルー
やビタミンB12のような分子量の高い物質のACF
への吸着は、その比表面積よりも細孔容積や平均
細孔直径の大小に強く影響される。このように多
方面にわたる用途に充分に対応するためには、比
表面積が大きく、なおかつ、細孔容積や平均細孔
直径も大きいようなACFが要求される。しかし
ながら、通常市場に出ているアクリル系ACFは、
比表面積700〜1100m2/g、細孔容積0.25〜0.6
c.c./g、平均細孔直径18〜24Åであり、このもの
は優れた機械的特性に基ずく加工性を有するにも
かかわらず、高い分子量の物質を含む液相系での
処理などには不向きであつた。従来、アクリル系
ACFにおいても、比表面積1200〜200m2/gのも
のも造られているが、本発明者らの検討によれ
ば、それらは微粉末の発生等の問題があり、商品
価値の乏しいものであつた。また、ACFの細孔
容積、平均細孔直径を拡大するための方法とし
て、特定の構造特性を有するACFに水溶性塩類
などを添着してのち賦活ガスにて処理する方法
(特開昭58−18418号公報)が提案されている。し
かしながら、この方法で得られたACFは、細孔
容積や平均細孔直径が拡大するものの、添着賦活
後、ACFの繊維強度が著しく低下し、本来のア
クリル系ACFの優れた機械的特性が生かされに
くかつた。 本発明者らは、これらの事情に鑑み、鋭意研究
の結果、比表面積、細孔容積、平均細孔直径いず
れもが大きな値をもち、しかも機械的強度の面で
も優れた活性炭素繊維を得る製造法を見出し、本
発明に到達した。 (発明の構成及び効果) すなわち、本発明は、アクリル系繊維を酸化性
雰囲気中、200〜400℃で酸化処理した後、
H2O/CO2=1.5以上(モル比)の賦活ガスを用
いて1次賦活をし、更にH2O/CO2=1.4以下
(モル比)の賦活ガスを用いて2次賦活をするこ
とを特徴とする比表面積1200m2/g以上、細孔容
積0.6c.c./g以上、平均細孔直径25Å以上のアク
リル系活性炭素繊維の製造法である。 このような方法によつてアクリル系ACFを製
造すると、分子量の高い物質に対する吸着能に優
れ、液相系吸着に適した、しかも機械的強度の高
いACFを得ることができる。 本発明において、活性炭素繊維の比表面積は、
相対圧0.3におけるN2ガスの吸脱着からBET1点
法により測定した値であり、細孔容積も相対圧
0.96におけるN2ガスの気体吸着法により測定し
た値である。また、平均細孔直径は細孔の形が円
筒形であると仮定し、比表面積と細孔容積の値か
ら次式によつて算出したものである。 d=40000V/S ここで、d:平均細孔直径(Å) V:細孔容積(c.c./g) S:比表面積(m2/g) 本発明においてアクリル系繊維とは、アクリロ
ニトリルを少なくとも60重量%以上、好ましくは
85〜98重量%を含む重合体又は共重合体より得た
繊維である。この場合、コモノマーとしてはアク
リル酸、メタクリル酸、アリルスルホン酸又はこ
れらの塩類、エステル類、酸クロライド、酸アミ
ド類、ビニルアミドのn−置換誘導体、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、α−クロロアクリロニトリ
ル、ビニルピリジン類、ビニルベンゼンスルホン
酸、ビニルスルホン酸及びそのアルカリ土類金属
塩(Mg、Ca塩など)がある。また、アクリロニ
トリル重合体の変性重合体、アクリロニトリル重
合体及び共重合体の混合物から得られる繊維も使
用される。 アクリロニトリル系繊維の繊度は特に制限され
ないが、0.5d〜15d、特に1d〜7dのものが好まし
い。0.5dより細い場合、繊維強力が低く繊維の切
断が起り易い。逆に、15dより太くなると酸化速
度が遅く、また活性炭素繊維としたときに、強
度、弾性率が低くなり賦活収率が低下する傾向が
ある。 アクリル系繊維には、酸化速度を速め、なおか
つ酸化処理後の繊維の加工性を高めることを目的
として、ポリ塩化アルミニウムに代表される水溶
性塩基性アルミニウム複合塩を添着することもで
きる(特開昭58−106924号公報)。 アクリロニトリル系繊維の酸化処理は、該繊維
を酸化性雰囲気中で200〜400℃にて熱処理するこ
とによつて行われる。酸化性雰囲気の媒体として
は、空気、酸素、塩化水素、亜硫酸ガス若しくは
これらの混合ガス又はこれらと不活性ガスとの混
合ガスが用いられるが、主として空気及び空気と
窒素の混合ガスが経済性、工程の安定性の点から
最適である。耐炎化処理すなわち酸化処理におけ
る酸化性雰囲気の酸素濃度は、0.2〜35.0容量%
の範囲が最も効果的である。酸化処理は2段に分
け、前段の酸化は酸素濃度20〜30容量%の媒体中
で、後段の酸化は酸素濃度0.5〜9.0%の媒体中で
行うのが好ましい。酸化処理に要する時間は0.5
〜30時間、好ましくは1.0〜10時間であり、酸素
結合量が8%以上になるまで行う。酸素結合量が
この値より低い場合、耐炎化度も低く、高温賦活
においてトウの切断が生じ、また、賦活収率も低
下する。酸素結合量は好ましくは10.0%以上であ
り、ほぼ23〜25%程度まで高めることができる。
酸化温度は200〜400℃で行われ、最適温度は酸化
媒体の種類及びリンの添着状況により多少異なる
が、225〜350℃の範囲である。酸化処理時におけ
る張力は、繊維の自由収縮率に対し40〜85%、特
に50〜60%の収縮条件下にて行うのが、ACFの
強度、弾性率を高く維持する上において好まし
い。 以上の如くして得られた酸化繊維は次の2段階
の賦活工程に供される。賦活工程に供される繊維
形態は、トウ状、粗紡糸、精紡糸、フエルト、編
織物のいずれであつてもよい。 1次賦活では、賦活雰囲気にスチーム(H2O)
100%又はスチーム(H2O)とCO2を主成分とし
た混合ガスを用いる。この場合スチーム(H2O)
とCO2の組成比率はH2O/CO2=1.5以上(モル
比)であることが必須条件である。この比が1.5
未満の場合、賦活速度が著しく低下するとともに
賦活時の熱履歴が大きくなり賦活収率の低下を招
き好ましくない。スチーム(CO2)とCO2以外に
混入可能なガスとしては、N2、He、Ar、NH3、
CO等の1種又は2種以上の混合ガスがあるが、
全成分に対するスチーム(H2O)の容積%は30
%を下回わつてはならない。スチームの容量%が
これ以下の場合、賦活速度が遅れるとともに、炭
素化が進み易く、後述する2次賦活時に高比表面
積のACFが得にくくなる。賦活ガスの使用量
(重量)は、通常1次あるいは2次賦活ともに、
おのおの賦活すべき原料(重量)当り、10〜50倍
必要である。賦活ガス量が10倍未満の場合、賦活
速度が遅れ、逆に50倍を越すと、賦活収率の低下
を招き、いずれも好ましくない。賦活温度は500
〜1400℃が適当である。賦活温度が500℃未満で
は賦活速度の低下が著しく、逆に1400℃を越すと
賦活時にACFが灰化し易く、いずれも適当でな
い。好ましくは850〜1000℃である。賦活時間は
賦活温度により異なるが、5〜100分が好ましい。
また、比表面積は少くとも700m2/gまで賦活し
ておくことが、2次賦活を短時間にて効果的に行
うために有効である。 2次賦活においても賦活雰囲気には主としてス
チームとCO2を用いる。しかしながら、その組成
比は1次賦活の場合とは異なり、H2O/CO2=
1.4以下(モル比)の賦活ガスを用いる。この場
合、組成比が1.4を越すと、2次賦活時にACFの
繊維強度の低下や灰化を招き好ましくない。混合
可能な他のガス成分は1次賦活の場合と同様であ
るが、CO2の容積%は全成分の25%を下廻つては
ならない。CO2容量%が25%を下廻わつた場合、
2次賦活時の賦活速度が著しく低下し好ましくな
い。賦活温度は800〜1500℃が適当である。賦活
温度がこの範囲外にある場合は、1次賦活時の場
合と同様な理由により適当でない。好ましくは
900〜1100℃である。賦活時間は賦活温度により
異なるが、1〜120分程度が好ましい。 以上の条件において、1次賦活及び2次賦活を
行い、本発明の目的とする構造特性を有する
ACFを得る。このようにして得られたACFは、
下表に示す通り、低分子量の物質の気相での吸着
(例としベンゼン吸着を示す)のみならず、ビタ
ミンB12のような比較的高い分子量を有する物質
の液相吸着においても優れた吸着能を示す。
0.6c.c./g以上、平均細孔直径25Å以上で、なお
かつ高強度を有する活性炭素繊維(繊維状活性炭
とも呼ばれる。以下ACFと略記する。)の製造法
に関するものである。 ここに得られたACFは吸着材等の用途に供さ
れる。 (従来技術及び問題点) 活性炭は古くから広く使用されてきたが、最近
開発されたACFは、取扱性、吸着特性の点で従
来の粒状、粉状の活性炭に比較し多くの優れた面
を有し、その利用範囲も拡大しつつある。この
ACFは、レーヨン、フエノール系繊維、アクリ
ル系繊維などの有機繊維から製造されており、特
にアクリル系繊維を原料とした、いわゆるアクリ
ル系ACFは繊維強度が高く、加工性が優れてい
るためフエルト状、紙状のみならず、紡績糸、織
物に加工でき、その需要は拡大しつつある。 このようなACFの吸着能力は、ガス成分の吸
着の場合、ACFの比表面積の大きさで吸着量が
決まることがある。 ベンゼンやアセトンなどの蒸気の吸着がその例
である。 一方、液相成分の吸着では、比表面積の大小だ
けでなく、ACFの細孔容積や平均細孔直径の大
きさが吸着量に少なからず影響を与える。例え
ば、モデル物質として用いられるメチレンブルー
やビタミンB12のような分子量の高い物質のACF
への吸着は、その比表面積よりも細孔容積や平均
細孔直径の大小に強く影響される。このように多
方面にわたる用途に充分に対応するためには、比
表面積が大きく、なおかつ、細孔容積や平均細孔
直径も大きいようなACFが要求される。しかし
ながら、通常市場に出ているアクリル系ACFは、
比表面積700〜1100m2/g、細孔容積0.25〜0.6
c.c./g、平均細孔直径18〜24Åであり、このもの
は優れた機械的特性に基ずく加工性を有するにも
かかわらず、高い分子量の物質を含む液相系での
処理などには不向きであつた。従来、アクリル系
ACFにおいても、比表面積1200〜200m2/gのも
のも造られているが、本発明者らの検討によれ
ば、それらは微粉末の発生等の問題があり、商品
価値の乏しいものであつた。また、ACFの細孔
容積、平均細孔直径を拡大するための方法とし
て、特定の構造特性を有するACFに水溶性塩類
などを添着してのち賦活ガスにて処理する方法
(特開昭58−18418号公報)が提案されている。し
かしながら、この方法で得られたACFは、細孔
容積や平均細孔直径が拡大するものの、添着賦活
後、ACFの繊維強度が著しく低下し、本来のア
クリル系ACFの優れた機械的特性が生かされに
くかつた。 本発明者らは、これらの事情に鑑み、鋭意研究
の結果、比表面積、細孔容積、平均細孔直径いず
れもが大きな値をもち、しかも機械的強度の面で
も優れた活性炭素繊維を得る製造法を見出し、本
発明に到達した。 (発明の構成及び効果) すなわち、本発明は、アクリル系繊維を酸化性
雰囲気中、200〜400℃で酸化処理した後、
H2O/CO2=1.5以上(モル比)の賦活ガスを用
いて1次賦活をし、更にH2O/CO2=1.4以下
(モル比)の賦活ガスを用いて2次賦活をするこ
とを特徴とする比表面積1200m2/g以上、細孔容
積0.6c.c./g以上、平均細孔直径25Å以上のアク
リル系活性炭素繊維の製造法である。 このような方法によつてアクリル系ACFを製
造すると、分子量の高い物質に対する吸着能に優
れ、液相系吸着に適した、しかも機械的強度の高
いACFを得ることができる。 本発明において、活性炭素繊維の比表面積は、
相対圧0.3におけるN2ガスの吸脱着からBET1点
法により測定した値であり、細孔容積も相対圧
0.96におけるN2ガスの気体吸着法により測定し
た値である。また、平均細孔直径は細孔の形が円
筒形であると仮定し、比表面積と細孔容積の値か
ら次式によつて算出したものである。 d=40000V/S ここで、d:平均細孔直径(Å) V:細孔容積(c.c./g) S:比表面積(m2/g) 本発明においてアクリル系繊維とは、アクリロ
ニトリルを少なくとも60重量%以上、好ましくは
85〜98重量%を含む重合体又は共重合体より得た
繊維である。この場合、コモノマーとしてはアク
リル酸、メタクリル酸、アリルスルホン酸又はこ
れらの塩類、エステル類、酸クロライド、酸アミ
ド類、ビニルアミドのn−置換誘導体、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、α−クロロアクリロニトリ
ル、ビニルピリジン類、ビニルベンゼンスルホン
酸、ビニルスルホン酸及びそのアルカリ土類金属
塩(Mg、Ca塩など)がある。また、アクリロニ
トリル重合体の変性重合体、アクリロニトリル重
合体及び共重合体の混合物から得られる繊維も使
用される。 アクリロニトリル系繊維の繊度は特に制限され
ないが、0.5d〜15d、特に1d〜7dのものが好まし
い。0.5dより細い場合、繊維強力が低く繊維の切
断が起り易い。逆に、15dより太くなると酸化速
度が遅く、また活性炭素繊維としたときに、強
度、弾性率が低くなり賦活収率が低下する傾向が
ある。 アクリル系繊維には、酸化速度を速め、なおか
つ酸化処理後の繊維の加工性を高めることを目的
として、ポリ塩化アルミニウムに代表される水溶
性塩基性アルミニウム複合塩を添着することもで
きる(特開昭58−106924号公報)。 アクリロニトリル系繊維の酸化処理は、該繊維
を酸化性雰囲気中で200〜400℃にて熱処理するこ
とによつて行われる。酸化性雰囲気の媒体として
は、空気、酸素、塩化水素、亜硫酸ガス若しくは
これらの混合ガス又はこれらと不活性ガスとの混
合ガスが用いられるが、主として空気及び空気と
窒素の混合ガスが経済性、工程の安定性の点から
最適である。耐炎化処理すなわち酸化処理におけ
る酸化性雰囲気の酸素濃度は、0.2〜35.0容量%
の範囲が最も効果的である。酸化処理は2段に分
け、前段の酸化は酸素濃度20〜30容量%の媒体中
で、後段の酸化は酸素濃度0.5〜9.0%の媒体中で
行うのが好ましい。酸化処理に要する時間は0.5
〜30時間、好ましくは1.0〜10時間であり、酸素
結合量が8%以上になるまで行う。酸素結合量が
この値より低い場合、耐炎化度も低く、高温賦活
においてトウの切断が生じ、また、賦活収率も低
下する。酸素結合量は好ましくは10.0%以上であ
り、ほぼ23〜25%程度まで高めることができる。
酸化温度は200〜400℃で行われ、最適温度は酸化
媒体の種類及びリンの添着状況により多少異なる
が、225〜350℃の範囲である。酸化処理時におけ
る張力は、繊維の自由収縮率に対し40〜85%、特
に50〜60%の収縮条件下にて行うのが、ACFの
強度、弾性率を高く維持する上において好まし
い。 以上の如くして得られた酸化繊維は次の2段階
の賦活工程に供される。賦活工程に供される繊維
形態は、トウ状、粗紡糸、精紡糸、フエルト、編
織物のいずれであつてもよい。 1次賦活では、賦活雰囲気にスチーム(H2O)
100%又はスチーム(H2O)とCO2を主成分とし
た混合ガスを用いる。この場合スチーム(H2O)
とCO2の組成比率はH2O/CO2=1.5以上(モル
比)であることが必須条件である。この比が1.5
未満の場合、賦活速度が著しく低下するとともに
賦活時の熱履歴が大きくなり賦活収率の低下を招
き好ましくない。スチーム(CO2)とCO2以外に
混入可能なガスとしては、N2、He、Ar、NH3、
CO等の1種又は2種以上の混合ガスがあるが、
全成分に対するスチーム(H2O)の容積%は30
%を下回わつてはならない。スチームの容量%が
これ以下の場合、賦活速度が遅れるとともに、炭
素化が進み易く、後述する2次賦活時に高比表面
積のACFが得にくくなる。賦活ガスの使用量
(重量)は、通常1次あるいは2次賦活ともに、
おのおの賦活すべき原料(重量)当り、10〜50倍
必要である。賦活ガス量が10倍未満の場合、賦活
速度が遅れ、逆に50倍を越すと、賦活収率の低下
を招き、いずれも好ましくない。賦活温度は500
〜1400℃が適当である。賦活温度が500℃未満で
は賦活速度の低下が著しく、逆に1400℃を越すと
賦活時にACFが灰化し易く、いずれも適当でな
い。好ましくは850〜1000℃である。賦活時間は
賦活温度により異なるが、5〜100分が好ましい。
また、比表面積は少くとも700m2/gまで賦活し
ておくことが、2次賦活を短時間にて効果的に行
うために有効である。 2次賦活においても賦活雰囲気には主としてス
チームとCO2を用いる。しかしながら、その組成
比は1次賦活の場合とは異なり、H2O/CO2=
1.4以下(モル比)の賦活ガスを用いる。この場
合、組成比が1.4を越すと、2次賦活時にACFの
繊維強度の低下や灰化を招き好ましくない。混合
可能な他のガス成分は1次賦活の場合と同様であ
るが、CO2の容積%は全成分の25%を下廻つては
ならない。CO2容量%が25%を下廻わつた場合、
2次賦活時の賦活速度が著しく低下し好ましくな
い。賦活温度は800〜1500℃が適当である。賦活
温度がこの範囲外にある場合は、1次賦活時の場
合と同様な理由により適当でない。好ましくは
900〜1100℃である。賦活時間は賦活温度により
異なるが、1〜120分程度が好ましい。 以上の条件において、1次賦活及び2次賦活を
行い、本発明の目的とする構造特性を有する
ACFを得る。このようにして得られたACFは、
下表に示す通り、低分子量の物質の気相での吸着
(例としベンゼン吸着を示す)のみならず、ビタ
ミンB12のような比較的高い分子量を有する物質
の液相吸着においても優れた吸着能を示す。
【表】
(実施例)
以下実施例により本発明を更に詳しく説明する
が、本発明は、かかる実施例によつて限定をうけ
るものではない。例中%は重量基準である。 実施例 1 アクリロニトリル91.5%、メチルメタクリレー
ト7.5%、アクリルアミド1.0%よりなる共重合組
成の54万デニールのダル系(TiO2、0.1%)トウ
(単糸繊度1.5d)を塩基性ポリ塩化アルミニウム
の水溶液にて連続的に処理し、Alとして0.13%含
有せしめた後、空気中で240℃、2時間、更に270
℃で0.5時間、自由収縮率の75〜80%になるよう
な張力で酸化処理し、酸素結合量18.0%の酸化繊
維を得た。更に、この処理繊維をリン酸アンモニ
ウム水溶液にて処理し、リン酸として0.45%含有
せしめた。この繊維を第1表に示したテストNo.1
〜9の諸条件で、1次、2次賦活を行い、第2表
に示す如き結果を得た。
が、本発明は、かかる実施例によつて限定をうけ
るものではない。例中%は重量基準である。 実施例 1 アクリロニトリル91.5%、メチルメタクリレー
ト7.5%、アクリルアミド1.0%よりなる共重合組
成の54万デニールのダル系(TiO2、0.1%)トウ
(単糸繊度1.5d)を塩基性ポリ塩化アルミニウム
の水溶液にて連続的に処理し、Alとして0.13%含
有せしめた後、空気中で240℃、2時間、更に270
℃で0.5時間、自由収縮率の75〜80%になるよう
な張力で酸化処理し、酸素結合量18.0%の酸化繊
維を得た。更に、この処理繊維をリン酸アンモニ
ウム水溶液にて処理し、リン酸として0.45%含有
せしめた。この繊維を第1表に示したテストNo.1
〜9の諸条件で、1次、2次賦活を行い、第2表
に示す如き結果を得た。
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 アクリル系繊維を酸化性雰囲気中200〜400℃
で酸化処理した後、H2O/CO2=1.5以上(モル
比)の賦活ガスを用いて1次賦活をし、更に
H2O/CO2=1.4以下(モル比)の賦活ガスを用
いて2次賦活をすることを特徴とする比表面積
1200m2/g以上、細孔容積0.6c.c./g以上、平均
細孔直径25Å以上のアクリル系活性炭素繊維の製
造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60121589A JPS61282430A (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | 活性炭素繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60121589A JPS61282430A (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | 活性炭素繊維の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61282430A JPS61282430A (ja) | 1986-12-12 |
| JPS64486B2 true JPS64486B2 (ja) | 1989-01-06 |
Family
ID=14814984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60121589A Granted JPS61282430A (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | 活性炭素繊維の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61282430A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61295217A (ja) * | 1985-06-22 | 1986-12-26 | Unitika Ltd | 繊維状活性炭 |
| JPH06104562B2 (ja) * | 1985-07-24 | 1994-12-21 | 大阪瓦斯株式会社 | 活性炭繊維の製造方法 |
| US4921686A (en) * | 1986-05-29 | 1990-05-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of carbonizing and activating fiber materials |
| JP3042297B2 (ja) * | 1994-04-12 | 2000-05-15 | 王子製紙株式会社 | 炭化珪素材料の製造方法 |
| JP2004138097A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-05-13 | Ishizuka Kenkyusho:Kk | 水素吸蔵媒体及びその製造方法 |
| US20100270520A1 (en) * | 2007-05-14 | 2010-10-28 | Hi-Van Corporation | Carbon/aluminum complex compound and carbon/aluminum complex compound-coated inorganic compound |
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-
1985
- 1985-06-06 JP JP60121589A patent/JPS61282430A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61282430A (ja) | 1986-12-12 |
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