JP2000212836A - 制電性ポリエステル繊維 - Google Patents
制電性ポリエステル繊維Info
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- JP2000212836A JP2000212836A JP11013040A JP1304099A JP2000212836A JP 2000212836 A JP2000212836 A JP 2000212836A JP 11013040 A JP11013040 A JP 11013040A JP 1304099 A JP1304099 A JP 1304099A JP 2000212836 A JP2000212836 A JP 2000212836A
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- fiber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】十分な制電性能を付与すると同時にファッショ
ン性に対応できる色彩も自由に選択できるポリエステル
短繊維を提供すること。 【解決手段】一方成分と他方成分からなる複合繊維であ
って、一方成分は制電剤を1.0重量%以上、艶消し剤
を1.0重量%以上含有してなるポリエステルであり、
他方成分は実質的に制電剤を含まず、艶消し剤の含有率
が0.5重量%未満のポリエステルであり、他方成分は
繊維表面の80%以上を占めてなる制電性ポリエステル
繊維。
ン性に対応できる色彩も自由に選択できるポリエステル
短繊維を提供すること。 【解決手段】一方成分と他方成分からなる複合繊維であ
って、一方成分は制電剤を1.0重量%以上、艶消し剤
を1.0重量%以上含有してなるポリエステルであり、
他方成分は実質的に制電剤を含まず、艶消し剤の含有率
が0.5重量%未満のポリエステルであり、他方成分は
繊維表面の80%以上を占めてなる制電性ポリエステル
繊維。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は良好な制電性を有し
ているとともに白色をはじめ、あらゆる色に染色可能な
ポリエステル繊維に関する。
ているとともに白色をはじめ、あらゆる色に染色可能な
ポリエステル繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は、物理的、化学的特
性に優れ、広く使用されているが、静電気が発生しやす
く、特に低湿度の環境下では静電気による障害が顕在化
している。
性に優れ、広く使用されているが、静電気が発生しやす
く、特に低湿度の環境下では静電気による障害が顕在化
している。
【0003】このため、従来からポリエステルの制電技
術が提案されている。
術が提案されている。
【0004】例えば、制電性物質を練り込む方法は、後
加工に比較して耐久性は向上するが、フロスティングが
問題となる。そこで、制電性付与に伴う欠点を改善する
手段として、複合製糸技術を利用する方法が数多く提案
されている。
加工に比較して耐久性は向上するが、フロスティングが
問題となる。そこで、制電性付与に伴う欠点を改善する
手段として、複合製糸技術を利用する方法が数多く提案
されている。
【0005】例えば、特公昭44−905号公報、特公
昭44−911号公報には複合繊維の芯部に未変性のポ
リエステルを配し、鞘部に制電性を有するブロックポリ
エーテルアミド、またはブロックポリエーテルアミドと
ポリアミドの混合物を配する技術が開示されている。
昭44−911号公報には複合繊維の芯部に未変性のポ
リエステルを配し、鞘部に制電性を有するブロックポリ
エーテルアミド、またはブロックポリエーテルアミドと
ポリアミドの混合物を配する技術が開示されている。
【0006】しかし、この技術によっても解決できない
問題があった。これらの問題点を整理すると繊維間融
着、芯成分と鞘成分の剥離の発生、耐光堅牢度の不良等
である。
問題があった。これらの問題点を整理すると繊維間融
着、芯成分と鞘成分の剥離の発生、耐光堅牢度の不良等
である。
【0007】また、特公昭52−31450号公報には
芯成分に導電性カーボンブラックを含む熱可塑性重合体
を配することにより、制電性を改善しようとする提案が
なされている。この技術により制電性は著しく改善され
るが、黒色のカーボンブラックを使用するため着色は避
けられず一般的用途には使用できない欠点がある。
芯成分に導電性カーボンブラックを含む熱可塑性重合体
を配することにより、制電性を改善しようとする提案が
なされている。この技術により制電性は著しく改善され
るが、黒色のカーボンブラックを使用するため着色は避
けられず一般的用途には使用できない欠点がある。
【0008】更に、この欠点を改善すべく、特開昭55
−122020号公報、特開昭55−128017号公
報には高度の制電性を有するブロックポリエーテルアミ
ドを特定量配合する提案がなされている。これらの技術
により、制電性能、着色ともに改善されたものの、ファ
ッション性の高い用途、例えば婦人用途等では自由な色
を出すことはできなかった。
−122020号公報、特開昭55−128017号公
報には高度の制電性を有するブロックポリエーテルアミ
ドを特定量配合する提案がなされている。これらの技術
により、制電性能、着色ともに改善されたものの、ファ
ッション性の高い用途、例えば婦人用途等では自由な色
を出すことはできなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上述べた
従来の諸問題に鑑み、十分な制電性能を付与すると同時
にファッション性に対応できる色彩も自由に選択可能な
ポリエステル繊維を提供することにある。
従来の諸問題に鑑み、十分な制電性能を付与すると同時
にファッション性に対応できる色彩も自由に選択可能な
ポリエステル繊維を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、一方成
分と他方成分からなる複合繊維であって、一方成分は制
電剤を1.0重量%以上、艶消し剤を1.0重量%以上
含有してなるポリエステルであり、他方成分は実質的に
制電剤を含まず、艶消し剤の含有率が0.5重量%未満
のポリエステルであり、該他方成分が繊維表面の80%
以上を占めてなる制電性ポリエステル繊維によって達成
できる。
分と他方成分からなる複合繊維であって、一方成分は制
電剤を1.0重量%以上、艶消し剤を1.0重量%以上
含有してなるポリエステルであり、他方成分は実質的に
制電剤を含まず、艶消し剤の含有率が0.5重量%未満
のポリエステルであり、該他方成分が繊維表面の80%
以上を占めてなる制電性ポリエステル繊維によって達成
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明においてポリエステル繊維
とは、テレフタール酸を主たる酸成分とする繊維形成性
を有するポリエステルのことである。具体的には、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート
・イソフタレート共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト・5−ソジウムスルホイソフタレート共重合体、ポリ
シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリテトラ
メチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタ
レート・イソフタレート共重合体などである。なお、よ
り好ましいポリエステルはポリエチレンテレフタレート
を主体としたものである。
とは、テレフタール酸を主たる酸成分とする繊維形成性
を有するポリエステルのことである。具体的には、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート
・イソフタレート共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト・5−ソジウムスルホイソフタレート共重合体、ポリ
シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリテトラ
メチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタ
レート・イソフタレート共重合体などである。なお、よ
り好ましいポリエステルはポリエチレンテレフタレート
を主体としたものである。
【0012】本発明の制電性繊維の一方成分は1.0重
量%以上の制電剤を含有していることが必要である。織
物および編物の制電性は、目付、布帛の組織などによっ
て制電性が異なってくるが、織物の摩擦帯電圧が2.0
KV以下とするためには制電剤を1.0重量%以上含有
していることが必要である。
量%以上の制電剤を含有していることが必要である。織
物および編物の制電性は、目付、布帛の組織などによっ
て制電性が異なってくるが、織物の摩擦帯電圧が2.0
KV以下とするためには制電剤を1.0重量%以上含有
していることが必要である。
【0013】含有率が1.0重量%未満のときには織物
の目付、組織によっては十分な制電性を得ることはでき
ない。制電剤は多量に含有しているほど制電性能は向上
するので、含有率は2重量%以上が好ましく、特に好ま
しくは3.0重量%以上である。しかし、制電剤含有率
が、10%を超えると制電性能が飽和になってしまうこ
と、製品品位が悪化することや製糸性が悪化するので、
10重量%以下が好ましい。
の目付、組織によっては十分な制電性を得ることはでき
ない。制電剤は多量に含有しているほど制電性能は向上
するので、含有率は2重量%以上が好ましく、特に好ま
しくは3.0重量%以上である。しかし、制電剤含有率
が、10%を超えると制電性能が飽和になってしまうこ
と、製品品位が悪化することや製糸性が悪化するので、
10重量%以下が好ましい。
【0014】制電剤の含有率は、単に一方成分の含有率
だけではなく、繊維全体に対する含有率も重要である。
繊維全体に対する制電剤の含有率は0.3〜2.0重量
%の範囲が好ましい。
だけではなく、繊維全体に対する含有率も重要である。
繊維全体に対する制電剤の含有率は0.3〜2.0重量
%の範囲が好ましい。
【0015】配合する制電剤は、特に限定されないが、
制電性効果の大きいブロックポリエーテルアミドである
ことが好ましい。ブロックポリエーテルアミドを構成す
るポリエーテルはポリアルキレンエーテルのことであ
り、ポリエチレンエーテル、ポリプロピレンエーテル、
およびポリエチレンプロピレンエーテルなどのエチレン
オキサイドおよび/またはプロピレンオキサイドの重合
生成物である。
制電性効果の大きいブロックポリエーテルアミドである
ことが好ましい。ブロックポリエーテルアミドを構成す
るポリエーテルはポリアルキレンエーテルのことであ
り、ポリエチレンエーテル、ポリプロピレンエーテル、
およびポリエチレンプロピレンエーテルなどのエチレン
オキサイドおよび/またはプロピレンオキサイドの重合
生成物である。
【0016】もう一方を構成するポリアミドは、ポリア
ミドを形成能を有するモノマーおよびこれらの組合わせ
によって合成されるホモポリマーおよび、コポリマーで
あって、例えばナイロン6、ナイロン8、ナイロン1
2、ナイロン66、ナイロン610のようなポリアミド
でもよいし、ナイロン6とナイロン66のような共重合
体でもよく、特にこれらに限定されるものではない。
ミドを形成能を有するモノマーおよびこれらの組合わせ
によって合成されるホモポリマーおよび、コポリマーで
あって、例えばナイロン6、ナイロン8、ナイロン1
2、ナイロン66、ナイロン610のようなポリアミド
でもよいし、ナイロン6とナイロン66のような共重合
体でもよく、特にこれらに限定されるものではない。
【0017】ポリエーテルの分子量は、帯電防止性能の
点から好ましくは1000以上、より好ましくは200
0以上であり、ポリエーテルは好ましくはポリエチレン
グリコールである。また、帯電防止の点からブロックポ
リエーテル中のポリエーテルがポリマ全重量中に占める
割合は好ましくは20重量%以上、75重量%以下であ
り、より好ましくは30〜70重量%であり、ブロック
ポリエーテルアミドの相対粘度は1.9〜3.1である
ことが好ましい(重合物1gをオルソクロールフェノー
ル100gに溶解して25℃で測定した。)。
点から好ましくは1000以上、より好ましくは200
0以上であり、ポリエーテルは好ましくはポリエチレン
グリコールである。また、帯電防止の点からブロックポ
リエーテル中のポリエーテルがポリマ全重量中に占める
割合は好ましくは20重量%以上、75重量%以下であ
り、より好ましくは30〜70重量%であり、ブロック
ポリエーテルアミドの相対粘度は1.9〜3.1である
ことが好ましい(重合物1gをオルソクロールフェノー
ル100gに溶解して25℃で測定した。)。
【0018】また、制電剤としてR−SO3 Mを前記制
電剤と併用することによって、制電性は更に向上する。
R−SO3 の配合率はブロックポリエーテルアミドに対
して1〜10wt%が好ましい。ここで、Rは炭素数が
8〜15のアルキル基、Mはアルカリ金属あるいはアル
カリ土類金属であり、その中でもNaが好ましい。
電剤と併用することによって、制電性は更に向上する。
R−SO3 の配合率はブロックポリエーテルアミドに対
して1〜10wt%が好ましい。ここで、Rは炭素数が
8〜15のアルキル基、Mはアルカリ金属あるいはアル
カリ土類金属であり、その中でもNaが好ましい。
【0019】制電剤は、耐熱性が良くないために、繊維
が着色しやすい。着色を軽減するためには一方成分の艶
消し剤含有率は高い方が好ましい。一方成分の艶消し剤
の含有率は1.0重量%以上が必要である。着色の軽減
効果は艶消し剤が多い方がその効果は大きいが、多すぎ
ると製品のダル感が強すぎ、好ましくない。好ましくは
1.5〜7.0重量%の範囲である。他方成分には実質
的に制電剤は含有していないことが好ましい。他方成分
に制電剤が含有していると繊維が着色しやすく、製品品
位が良くない。特に、減量加工したときに繊維表面がフ
ィブリル化しやすく、表面品位が特に悪化してしまう。
さらに繊維の鮮明発色を発現するためには他方成分の中
に配合する艶消し剤は0.5重量%未満であることが必
要である。他方成分の艶消し剤を増量することは芯成分
の着色の影響を軽減するのに寄与するが、染色した繊維
の鮮明性を低下することになり、好ましくない。その意
味から艶消し剤が0.5重量%以上では高い鮮明性を得
ることができない。好ましくは0.3重量%未満であ
り、更に好ましくは0.1重量%未満である。
が着色しやすい。着色を軽減するためには一方成分の艶
消し剤含有率は高い方が好ましい。一方成分の艶消し剤
の含有率は1.0重量%以上が必要である。着色の軽減
効果は艶消し剤が多い方がその効果は大きいが、多すぎ
ると製品のダル感が強すぎ、好ましくない。好ましくは
1.5〜7.0重量%の範囲である。他方成分には実質
的に制電剤は含有していないことが好ましい。他方成分
に制電剤が含有していると繊維が着色しやすく、製品品
位が良くない。特に、減量加工したときに繊維表面がフ
ィブリル化しやすく、表面品位が特に悪化してしまう。
さらに繊維の鮮明発色を発現するためには他方成分の中
に配合する艶消し剤は0.5重量%未満であることが必
要である。他方成分の艶消し剤を増量することは芯成分
の着色の影響を軽減するのに寄与するが、染色した繊維
の鮮明性を低下することになり、好ましくない。その意
味から艶消し剤が0.5重量%以上では高い鮮明性を得
ることができない。好ましくは0.3重量%未満であ
り、更に好ましくは0.1重量%未満である。
【0020】また、制電剤を増加することによって制電
性能が向上し、艶消し剤を増加することによって一方成
分の着色を軽減することができるが、鮮明性が低下する
関係にある。この両者を満足するためには一方成分の制
電剤に対する艶消し剤の比率を0.3〜2.0にするこ
とが好ましい。特に好ましい前記比率は0.4〜0.8
である。
性能が向上し、艶消し剤を増加することによって一方成
分の着色を軽減することができるが、鮮明性が低下する
関係にある。この両者を満足するためには一方成分の制
電剤に対する艶消し剤の比率を0.3〜2.0にするこ
とが好ましい。特に好ましい前記比率は0.4〜0.8
である。
【0021】前記のように繊維はできるだけ着色してい
ない方が白色を始め各色に自由に染色が可能となるため
好ましく、白色性を表すYI値は15以下であることが
好ましい。
ない方が白色を始め各色に自由に染色が可能となるため
好ましく、白色性を表すYI値は15以下であることが
好ましい。
【0022】更に、本発明の繊維からなる紡績糸の電気
比抵抗は5×1010Ω・cm以下であることが好まし
く、この範囲であれば各種織物の摩擦帯電圧は2.0K
V以下を維持することができるのである。
比抵抗は5×1010Ω・cm以下であることが好まし
く、この範囲であれば各種織物の摩擦帯電圧は2.0K
V以下を維持することができるのである。
【0023】本発明の制電性ポリエステル繊維の複合形
態は、特に限定されないが、他方成分が繊維表面の80
%以上を占めていることが必要である。80%未満の場
合は制電剤の影響、特に、一方成分に含有している制電
剤の着色の影響が大きいこと、減量加工した後の繊維表
面がフィブリル化しやすい欠点が顕在化して好ましくな
い。好ましくは90%以上であり、特に好ましくは10
0%である。
態は、特に限定されないが、他方成分が繊維表面の80
%以上を占めていることが必要である。80%未満の場
合は制電剤の影響、特に、一方成分に含有している制電
剤の着色の影響が大きいこと、減量加工した後の繊維表
面がフィブリル化しやすい欠点が顕在化して好ましくな
い。好ましくは90%以上であり、特に好ましくは10
0%である。
【0024】この条件を満足すれば、複合形態は特に限
定されるものではないが、実質的に同心円芯鞘複合繊維
が最も好ましい。その他の複合形態として、偏心芯鞘複
合、海島複合、分割タイプ複合などを選択することもで
きる。ここで言う繊維表面の80%以上を占めるとは、
繊維断面を100箇所切断し、繊維全周長に対する一方
成分が占めている周長の比で表される。
定されるものではないが、実質的に同心円芯鞘複合繊維
が最も好ましい。その他の複合形態として、偏心芯鞘複
合、海島複合、分割タイプ複合などを選択することもで
きる。ここで言う繊維表面の80%以上を占めるとは、
繊維断面を100箇所切断し、繊維全周長に対する一方
成分が占めている周長の比で表される。
【0025】更に、本発明の繊維は、繊維の形態は特に
限定されることなく、中空形状、あるいは異型断面形状
でもよいが、芯成分のアルカリに対する溶出を防止する
意味から円断面が特に好ましい。また、本発明の繊維は
繊維長によらず、高度の制電性能を付与することが可能
である。他の繊維との混合が容易である短繊維が好まし
く、150mm以下の短繊維ポリエステル繊維であるこ
とが好ましい。
限定されることなく、中空形状、あるいは異型断面形状
でもよいが、芯成分のアルカリに対する溶出を防止する
意味から円断面が特に好ましい。また、本発明の繊維は
繊維長によらず、高度の制電性能を付与することが可能
である。他の繊維との混合が容易である短繊維が好まし
く、150mm以下の短繊維ポリエステル繊維であるこ
とが好ましい。
【0026】本発明のポリエステル繊維は、例えば、次
のようにして製造することができる。
のようにして製造することができる。
【0027】二酸化チタンを2.5重量%配合したポリ
エチレンテレフタレート100重量部に対してブロック
ポリエーテルアミド3.5部、を中心とした制電剤を
3.7重量部、抗酸化剤を0.2重量部をブレンドした
ポリエステルを一方成分とし、他方成分には二酸化チタ
ンを0.1重量%配合した実質的に共重合していないポ
リエチレンテレフタレートとした芯/鞘複合繊維とし
た。このときの芯/鞘成分の重量比率は20/80とし
た。
エチレンテレフタレート100重量部に対してブロック
ポリエーテルアミド3.5部、を中心とした制電剤を
3.7重量部、抗酸化剤を0.2重量部をブレンドした
ポリエステルを一方成分とし、他方成分には二酸化チタ
ンを0.1重量%配合した実質的に共重合していないポ
リエチレンテレフタレートとした芯/鞘複合繊維とし
た。このときの芯/鞘成分の重量比率は20/80とし
た。
【0028】1500m/minで巻取り、この未延伸
糸を3.2倍で延伸し、延伸に引き続き180度で定長
熱処理後、押し込み式捲縮機で捲縮付与後、38mmに
切断することによって製造することができる。
糸を3.2倍で延伸し、延伸に引き続き180度で定長
熱処理後、押し込み式捲縮機で捲縮付与後、38mmに
切断することによって製造することができる。
【0029】
【実施例】以下に実施例を記載するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。
の実施例に限定されるものではない。
【0030】実施例で採用した方法は、次の通りであ
る。
る。
【0031】A.比抵抗:本発明のポリエステル原綿1
00%使用し、リング紡績によって撚係数3.5、綿番
手の40番手の紡績糸とした後、0.2%のアニオン界
面活性剤の弱アルカリ水溶液中で電気洗濯機を用いて2
時間洗濯後、水洗、乾燥する。次いで、前記紡績糸を長
さ(L)5cm、本発明の紡績糸を8本を引き揃えて、
20℃、40%RH下で2日間調温・調湿した後、振動
容量型微小電位測定装置により、印加電圧500Vで試
料の抵抗を測定し、次式により算出する。
00%使用し、リング紡績によって撚係数3.5、綿番
手の40番手の紡績糸とした後、0.2%のアニオン界
面活性剤の弱アルカリ水溶液中で電気洗濯機を用いて2
時間洗濯後、水洗、乾燥する。次いで、前記紡績糸を長
さ(L)5cm、本発明の紡績糸を8本を引き揃えて、
20℃、40%RH下で2日間調温・調湿した後、振動
容量型微小電位測定装置により、印加電圧500Vで試
料の抵抗を測定し、次式により算出する。
【0032】ρ=R×D/9×105 ×L×d ρ:体積固有抵抗(Ω・cm) R:抵抗 (Ω) d:試料密度(g/cm3 ) D:繊度(デニール) L:試料長(cm) B.制電剤量:試料をエタノールアミン、エチレングリ
コールで還流煮沸し、加水分解する。更に無水酢酸で煮
沸し、PH調整後、カリボール滴定して求める。
コールで還流煮沸し、加水分解する。更に無水酢酸で煮
沸し、PH調整後、カリボール滴定して求める。
【0033】C.編物白度:24ゲージ天竺筒編み機で
綿番40番手とした本発明の制電紡績糸を使用して、筒
編地を作製した。この筒編地を精練後、スガ試験機
(株)社製 SM−3−SCH(積分球方式)を使用
し、φ30mmの反射用試験台を使用して白度を測定し
た。
綿番40番手とした本発明の制電紡績糸を使用して、筒
編地を作製した。この筒編地を精練後、スガ試験機
(株)社製 SM−3−SCH(積分球方式)を使用
し、φ30mmの反射用試験台を使用して白度を測定し
た。
【0034】D.黒発色性(L値):24ゲージ天竺筒
編み機で綿番40番手とした本発明の制電紡績糸を使用
して筒編地を作製した。引き続き180℃乾熱処理後、
NaOH 3%水溶液で25%の減量加工を行い、次い
で、染料Dianix Biack BG−FS200
7%OWFとした。このときの助剤として、サンソル
ト1200を0.05g/リットルを使用した。浴比
1:100として染色温度130℃、60分間染色を行
う。更にハイドロサルファイト2g/リットル、サンデ
ッド0.5g/リットル、NaOH0.5g/リットル
で80℃、20分間還元洗浄を行った。
編み機で綿番40番手とした本発明の制電紡績糸を使用
して筒編地を作製した。引き続き180℃乾熱処理後、
NaOH 3%水溶液で25%の減量加工を行い、次い
で、染料Dianix Biack BG−FS200
7%OWFとした。このときの助剤として、サンソル
ト1200を0.05g/リットルを使用した。浴比
1:100として染色温度130℃、60分間染色を行
う。更にハイドロサルファイト2g/リットル、サンデ
ッド0.5g/リットル、NaOH0.5g/リットル
で80℃、20分間還元洗浄を行った。
【0035】得られた染色筒編みを乾燥後スガ試験機
(株)製カラーコンピュータSM−3を使用して黒発色
性(L値)を測定した。
(株)製カラーコンピュータSM−3を使用して黒発色
性(L値)を測定した。
【0036】実施例1 一方成分/他方成分の重量比率が20/80となる一方
成分を芯成分、他方成分を鞘成分とした実質的に同心円
芯鞘複合ポリエステル繊維とし、その一方成分はブロッ
クポリエーテルアミド3.5重量%、アルキルスルフォ
ン酸ナトリウム0.2重量%、抗酸化剤0.2重量%と
二酸化チタンを2.5重量%含有するポリエチレンテレ
フタレート96.1重量%をブレンドした。一方、他方
成分は酸化チタン0.1重量%含有するポリエチレンテ
レフタレートとした。実質的に同心円芯鞘複合繊維とな
るような複合口金から延伸後2デニールとなるように吐
出し、未延伸糸を得た。次いで、液浴延伸をした後、8
0℃定長熱処理を5秒間行った。座屈捲縮付与後38m
mに切断し、制電性原綿を得た。
成分を芯成分、他方成分を鞘成分とした実質的に同心円
芯鞘複合ポリエステル繊維とし、その一方成分はブロッ
クポリエーテルアミド3.5重量%、アルキルスルフォ
ン酸ナトリウム0.2重量%、抗酸化剤0.2重量%と
二酸化チタンを2.5重量%含有するポリエチレンテレ
フタレート96.1重量%をブレンドした。一方、他方
成分は酸化チタン0.1重量%含有するポリエチレンテ
レフタレートとした。実質的に同心円芯鞘複合繊維とな
るような複合口金から延伸後2デニールとなるように吐
出し、未延伸糸を得た。次いで、液浴延伸をした後、8
0℃定長熱処理を5秒間行った。座屈捲縮付与後38m
mに切断し、制電性原綿を得た。
【0037】この制電性原綿100%からなる撚係数
3.5で40番手の紡績糸とした。この紡績糸を経糸・
緯糸に使用した織密度が経:130、緯:85本/25
mmの織物とした。制電性、色調、黒染色L値は、表1
のとおりであり、良好な制電性能、良好な色調、黒発色
性を示した。
3.5で40番手の紡績糸とした。この紡績糸を経糸・
緯糸に使用した織密度が経:130、緯:85本/25
mmの織物とした。制電性、色調、黒染色L値は、表1
のとおりであり、良好な制電性能、良好な色調、黒発色
性を示した。
【0038】実施例2、3 ブロックポリエーテルアミドおよびアルキルスルホン酸
ナトリウムの配合量を表1のとおり変更した以外は実施
例1と同様に行った。その結果は、表1の通りであり、
良好な結果を得た。
ナトリウムの配合量を表1のとおり変更した以外は実施
例1と同様に行った。その結果は、表1の通りであり、
良好な結果を得た。
【0039】実施例4〜10 一方成分および他方成分の酸化チタン配合量を変更した
こと、制電剤の含有率を表1の通り変更以外、実施例1
と同様に行った。制電性能、色調、黒発色性の結果は表
1に示したとおりであった。いずれの水準も本発明の目
的を満足するレベルであった。
こと、制電剤の含有率を表1の通り変更以外、実施例1
と同様に行った。制電性能、色調、黒発色性の結果は表
1に示したとおりであった。いずれの水準も本発明の目
的を満足するレベルであった。
【0040】比較例1 一方成分の制電剤量を表1の通りに含有しないように変
更した以外は実施例1と同様に行った。
更した以外は実施例1と同様に行った。
【0041】この結果、制電性能が著しく低下し、本願
の目的を満足する水準の制電性を得ることはできなかっ
た。
の目的を満足する水準の制電性を得ることはできなかっ
た。
【0042】比較例2〜3 比較例2は一方成分と他方成分をバイメタル複合とした
以外は実施例1と同様に行った。制電性能は良好であっ
たが、減量加工した結果、一方成分がほとんど溶出して
しまい、減量加工後の制電性は極めて不良であった。比
較例3は他方成分の酸化チタンの配合量を高くした結
果、予想通り編物の黒発色性が悪化した。
以外は実施例1と同様に行った。制電性能は良好であっ
たが、減量加工した結果、一方成分がほとんど溶出して
しまい、減量加工後の制電性は極めて不良であった。比
較例3は他方成分の酸化チタンの配合量を高くした結
果、予想通り編物の黒発色性が悪化した。
【0043】
【比較例4】一方成分のみの繊維とした結果、制電性能
は極めて良好であったが、白度が著しく、不良であっ
た。
は極めて良好であったが、白度が著しく、不良であっ
た。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ポリエステルに十分な
制電性能を付与しつつ、織物・編物の白度が極めて良好
であり、白物を含むあらゆる用途への展開が可能な原綿
を得ることが可能となる。
制電性能を付与しつつ、織物・編物の白度が極めて良好
であり、白物を含むあらゆる用途への展開が可能な原綿
を得ることが可能となる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4L035 BB72 CC09 DD19 EE13 JJ05 JJ23 4L041 AA25 BA02 BA05 BA21 BA49 BA59 BC08 BC20 CA06 CB05 CB15 CB17 CB28 DD01 DD23 DD24
Claims (6)
- 【請求項1】一方成分と他方成分からなる複合繊維であ
って、一方成分は制電剤を1.0重量%以上、艶消し剤
を1.0重量%以上含有してなるポリエステルであり、
他方成分は実質的に制電剤を含まず、艶消し剤の含有率
が0.5重量%未満のポリエステルであり、かつ該他方
成分が繊維表面の80%以上を占めてなる制電性ポリエ
ステル繊維。 - 【請求項2】繊維全体に対して制電剤が1.0重量%以
下であることを特徴とする請求項1記載の制電性ポリエ
ステル繊維。 - 【請求項3】制電剤がブロックポリエーテルアミドを含
んでいることを特徴とする請求項2記載の制電性ポリエ
ステル繊維。 - 【請求項4】制電剤がブロックポリエーテルアミドに対
して、R−SO3 Mを1〜10重量%含有していること
を特徴とする請求項3記載の制電性ポリエステル繊維。 - 【請求項5】一方成分の制電剤に対する艶消し剤の重量
比率が、0.3〜2.0であることを特徴とする請求4
記載の制電性ポリエステル繊維。 - 【請求項6】制電性ポリエステル繊維が150mm以下
の短繊維であることを特徴とする請求項5記載の制電性
ポリエステル繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11013040A JP2000212836A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 制電性ポリエステル繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11013040A JP2000212836A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 制電性ポリエステル繊維 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000212836A true JP2000212836A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11822010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11013040A Pending JP2000212836A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 制電性ポリエステル繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000212836A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7361291B2 (en) | 2003-01-24 | 2008-04-22 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Antistatic composition |
| JP2008190053A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Toray Ind Inc | 制電性複合繊維 |
-
1999
- 1999-01-21 JP JP11013040A patent/JP2000212836A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7361291B2 (en) | 2003-01-24 | 2008-04-22 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Antistatic composition |
| JP2008190053A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Toray Ind Inc | 制電性複合繊維 |
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