JP2000222020A - 機構の座標系設定装置 - Google Patents

機構の座標系設定装置

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JP2000222020A
JP2000222020A JP11026183A JP2618399A JP2000222020A JP 2000222020 A JP2000222020 A JP 2000222020A JP 11026183 A JP11026183 A JP 11026183A JP 2618399 A JP2618399 A JP 2618399A JP 2000222020 A JP2000222020 A JP 2000222020A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機構の移動位置や経路を修正するために新た
な座標系を設定したときにプログラムの変更を容易にす
る。 【解決手段】 機械の動作を制御する装置の元の座標系
1の中に局所の座標系2を設定する手段と、設定された
局所座標系2が元の座標系1上で有効となる範囲3を設
定する手段と、局所座標系2と元の座標系1との遷移領
域4を設定する手段とを備え、局所座標系2と元の座標
系1が遷移領域4で連続的に接続された新たな座標系5
を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械の動作を制御
するための座標系を設定する機構の座標系設定装置に関
する。更に詳述すると、本発明は、機構の座標系設定装
置での座標系の設定に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボット等の機構に所定の動作を行わせ
るために、機構の設置位置等を基準とする直交座標であ
るいわゆるワールド座標での位置指定が利用される。そ
して、ロボットの工具端等を移動させる点はワールド座
標上で指定されて、該工具端は各点を結んで移動するよ
うに制御される。
【0003】例えば、図9に示すように、ワークの供給
機100と該ワークを載置するパレット101とが設置
されている場合に、供給機100と同じベース上の供給
機側第1点102,供給機側第2点103,供給機側第
3点104と、パレット101と同じベース上のパレッ
ト側第1点105,パレット側第2点106,パレット
側第3点107が設定されていたとする。各点はいずれ
も1つのワールド座標108上で指定されている。そし
て、供給機100のハンド部を、例えば供給機側第1点
102→供給機側第2点103→パレット側第1点10
5→供給機側第3点104→パレット側第2点106→
パレット側第3点107→供給機側第1点102という
経路で移動させるようにしたとする。この経路に沿って
ハンド部を移動させるためのプログラムでは、表1に示
すように各移動点の座標を順に指定している。
【0004】
【表1】MOVE(供給機側第1点102の座標) MOVE(供給機側第2点103の座標) MOVE(パレット側第1点105の座標) MOVE(供給機側第3点104の座標) MOVE(パレット側第2点106の座標) MOVE(パレット側第3点107の座標) MOVE(供給機側第1点102の座標)
【0005】ここで、何らかの理由で供給機100に対
してパレット101の相対位置がずれてしまった場合
は、パレット側第1点105,パレット側第2点10
6,パレット側第3点107の位置をワールド座標10
8に対して修正しなければならない。この修正のために
ワールド座標108中で1点ずつ座標値を座標変換する
のは非常に煩雑であるため、図10に示すように、ずれ
た移動点を指定するのに適した新座標系109を設定す
るようにしている。すなわち、ワールド座標108を元
座標系として例えば座標軸方向にずらしたり回転させた
りして新座標系109を設けるようにする。
【0006】これにより、各移動点の座標値を変更せず
に同じ座標値を使用しながらも、修正すべき移動点を新
座標系109で指定することにより元座標系108で指
定したときとは異なった修正後の適正な位置にハンド部
を位置させることができるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た新座標系109を使用する方法では、移動点を指定す
る座標系が元座標系108と新座標系109との2種類
存在するので、例えばロボットのハンド部を移動させる
プログラムにおいて各移動点がいずれの座標系で指定さ
れるのかを定義しなければならない。例えば、上述した
例では供給機側第1点102,供給機側第2点103,
供給機側第3点104が元座標系108で指定され、パ
レット側第1点105,パレット側第2点106,パレ
ット側第3点107が新座標系109で指定されるの
で、表1に示すプログラムを修正して、表2に示すよう
に移動点に合わせて元座標系108と新座標系109と
を選択するステートメント(ここではCHANGE_frm)を追
加しなければならない。
【0008】
【表2】MOVE(供給機側第1点102の座標) MOVE(供給機側第2点103の座標) CHANGE_frm(新座標系) MOVE(パレット側第1点105の座標) CHANGE_frm(元座標系) MOVE(供給機側第3点104の座標) CHANGE_frm(新座標系) MOVE(パレット側第2点106の座標) MOVE(パレット側第3点107の座標) CHANGE_frm(元座標系) MOVE(供給機側第1点102の座標)
【0009】ここで、動作用のプログラムでは後から新
座標系109での処理を追加することは考慮されていな
いので、新座標系109で指定すべき移動点を見つけ出
すのは煩雑である。特に新座標系109を使用する移動
点が何百点もある場合は、プログラムの修正作業は極め
て困難に成ってしまう。
【0010】そこで、本発明は、機構の移動位置や経路
を修正するために新たな座標系を設定してもプログラム
の変更を容易にできる機構の座標系設定装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の機構の座標系設定装置は、機械の動
作を制御する装置の元の座標系の中に局所の座標系を設
定する手段と、設定された局所座標系が元の座標系上で
有効となる範囲を設定する手段と、局所座標系と元の座
標系との遷移領域を設定する手段とを備え、局所座標系
と元の座標系が遷移領域で連続的に接続された新たな座
標系を生成するようにしている。
【0012】したがって、新たな座標系は、局所座標系
と、該局所座標系の周囲の遷移領域と、該遷移領域の周
囲の元の座標系とを備えているので、1つの座標系を使
用しながらも局所座標系と元の座標系との異なる2種類
の座標での指定を行うことができる。このため、機構の
動作プログラムにおいて動作点ごとに座標を切り替えな
くても局所座標系と元の座標系とで指定できるので、機
構の移動位置や経路を容易に修正することができる。
【0013】また、請求項2記載の機構の座標系設定装
置は、元の座標系上の1点に対し、誤差量を入力する手
段と遷移領域を設定する手段を有し、誤差が修正された
点と元の座標系が遷移領域で連続的に接続された新たな
座標系を生成するようにしている。したがって、局所座
標系の範囲は、1点が実際の機構上で移動する誤差量に
基づいて決定される。
【0014】一方、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の機構の座標系設定装置において、遷移領域における
局所座標系と元の座標系の接続方式を複数の方式から1
つの方法を選択して用いるようにしている。したがっ
て、選択した接続方法を用いて、局所座標系と元の座標
系とを接続することができる。
【0015】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の機構の座標系設定装置において、座標系の接続方式
として3次曲線による接続を行うようにしている。した
がって、局所座標系と元の座標系とは遷移領域中で座標
軸を3次曲線的に歪ませて接続されるので、機構の速度
や加速度を移動に適するものにでき、機構が遷移領域内
を円滑に移動できるようになる。
【0016】さらに、請求項5記載の発明は、請求項3
記載の機構の座標系設定装置において、座標系の接続方
式として直線接続を行うようにしている。したがって、
局所座標系と元の座標系とは、遷移領域中で座標軸を直
線的にして接続されるので、遷移領域での座標の設定を
容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図
5に本発明の機構の座標系設定装置の一実施形態を示
す。この機構の座標系設定装置は、機械の動作を制御す
る装置の元の座標系1の中に局所の座標系2(図1中、
ハッチングで示す)を設定する手段と、設定された局所
座標系2が元の座標系1上で有効となる範囲、即ち定義
域3を設定する手段と、局所座標系2と元の座標系1と
の遷移領域4を設定する手段とを備えている。そして、
これらの手段の作用により、局所座標系2と元の座標系
1が遷移領域4で連続的に接続された新たな座標系5を
生成する。このため、新たな座標系5は、局所座標系2
と、該局所座標系2の周囲の遷移領域4と、該遷移領域
4の周囲の元の座標系1とを備えているので、1つの座
標系を使用しながらも局所座標系2と元の座標系1との
異なる2種類の座標での指定を行うことができる。よっ
て、機構の動作プログラムにおいて動作点ごとに座標を
切り替えなくても局所座標系2と元の座標系1とで指定
できるので、機構の移動位置や経路を容易に修正でき
る。
【0018】元の座標系1は、例えば機構のワールド座
標、即ち機構に唯一存在する一般的には装置の取付基準
位置を原点とする直交座標とする。但し、元の座標系1
としては、ワールド座標に限られず機構の局所座標系を
使用しても良い。
【0019】新たな座標系5の局所座標系2は、例えば
直交座標とする。但し、この局所座標系2としては直交
座標に限られず、歪みを有した座標でも良い。
【0020】そして、遷移領域4は局所座標系2の定義
域3を内包しており、局所座標系2と元の座標系1とが
3次曲線関数により接続されるようにしている。すなわ
ち、局所座標系2と元の座標系1とは、遷移領域4にお
いて座標軸を曲線的に歪ませて接続されている。このた
め、遷移領域4での機構の速度や加速度を移動に適する
大きさに設定できるので、機構が遷移領域内を円滑に移
動できるようになる。
【0021】ところで、機構の座標系設定装置はコンピ
ュータシステムにて構成される。すなわち、機構の座標
系設定装置を形成する各手段は、コンピュータシステム
上で作動される。このコンピュータシステムは、特に図
示していないが、例えば各種の演算処理を実行する中央
演算処理装置と、演算処理を実行する上で必要なプログ
ラムやデータ等を記憶する主記憶装置と、入出力ポート
等の各種インタフェースと、この機構制御装置1を実現
するプログラムやその処理を実行する上で必要な各種デ
ータや定数等を記憶する例えばハードディスクドライブ
装置と、データや必要な指令を入力する入力装置と、中
央演算処理装置で処理した結果を出力する出力装置とか
ら構成されるのが一般的である。
【0022】以下、図1及び図2に示すように元の座標
系1の一部に局所座標系2及び遷移領域4を定義して、
新たな座標系5を生成する手順を説明する。
【0023】まず、元の座標系1の一部に局所座標系2
を設定する。この例では、局所座標系2は元の座標系1
の一部を矩形状に切り出して移動及び回転させたものと
している。そして、当該局所座標系2が元の座標系1の
どの部分に対応するかの定義域3を指定する。
【0024】さらに、局所座標系2の周囲に遷移領域4
を設定する。遷移領域4の大きさや形状は、例えば当該
遷移領域4の内部に機構の移動点が存在しないものにす
る。これにより、機構の全ての移動点が元の座標系1か
局所座標系2のいずれかに存在するので、遷移領域4の
設定を機構の動作と無関係に設定できる。よって、遷移
領域4の設定を簡素化できる。
【0025】ここで、図1及び図2に示す2次元の座標
において、機構の移動点の座標(x,y)を2元で入力
して新たな座標系5上で指定したときに、当該移動点が
ワールド座標(元の座標系1)上で位置する座標(Xo
ut,Yout)を2元で算出するようにする。すなわ
ち、ロボットは最終的にはワールド座標の座標で制御さ
れるので、新たな座標系5上に指定された移動点であっ
てもワールド座標に一種の座標変換を行う必要がある。
特に、新たな座標系5での局所座標系2及び遷移領域4
内ではワールド座標系に対する位置が変更されているの
で、座標変換が必要になる。そこで、数式1に示すよう
に、この座標変換を行うための変換アルゴリズムTpc
hを設定しておく。
【数1】 (Xout,Yout)=Tpch(x,y)
【0026】例えば遷移領域4及び局所座標系2が矩形
であるときに、機構の移動点の座標(x,y)が元の座
標上で位置する座標(Xout,Yout)に変換され
るときの変換アルゴリズムTpchでの処理手順を、図
3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0027】機構の移動点の座標(x,y)が入力され
ると、変換アルゴリズムTpchが作動される(ステッ
プ1)。そして、その座標(x,y)が遷移領域4の外
側であるか否かが判断される(ステップ2)。その座標
(x,y)が遷移領域4の外側であれば(ステップ2;
Yes)、新たな座標系5は元の座標系1でありワール
ド座標系と同じであるので座標(Xout,Yout)
は数式2のように算出される(ステップ3)。
【数2】(Xout,Yout)=(x,y)
【0028】また、座標(x,y)が遷移領域4の内側
であれば(ステップ2;No)、この座標(x,y)が
局所座標系2の内側であるか否かが判断される(ステッ
プ4)。この座標(x,y)が局所座標系2の内側であ
れば(ステップ4;Yes)、新たな座標系5は元の座
標系1に対して回転及び移動したものであるので座標
(Xout,Yout)は数式3のように算出される
(ステップ5)。
【数3】
【0029】また、座標(x,y)が局所座標系2の外
側であれば(ステップ4;No)、この座標(x,y)
が遷移領域4内にあると判断されて、この移動点の座標
(x,y)の元の座標上で位置する座標(Xout,Y
out)が算出される(ステップ6,7)。
【0030】遷移領域4での算出方法は、遷移領域4の
内外の座標系1,2からの距離の比に応じた混合の概念
を用いる。すなわち、遷移領域4内で元の座標系1側に
近い位置では元の座標系1の比率を上げて算出し、局所
座標系2に近い位置では局所座標系2の比率を上げて算
出するようにする。さらに、遷移領域4内での元の座標
系1との接触部分は混合率100%として、局所座標系
2との接触部分は混合率0%と設定する。
【0031】このために、座標(x,y)における遷移
領域4の内外の座標系1,2からの距離の比に応じた混
合比を算出する。ここでは、図4に示す座標(x,y)
と局所座標系2の最短点(NX,NY)を結んだ最短距
離Sを想定する。そして、線分(x,y)−(NX,N
Y)を元の座標系1側に延長して、元の座標系1との交
点(KX,KY)を求める。これにより、(x,y)に
おける混合比Rは数式4により算出される(ステップ
6)。
【数4】
【数5】Xout=XX・(1−R)+3・XX・R
・(1−R)+3・x・(1−R)・R+x・R Yout=YY・(1−R)+3・YY・R・(1−
R)+3・y・(1−R)・R+y・R 但し、(XX,YY)=Toc(x,y)
【0032】よって、遷移領域4で3次関数を利用して
補間しているので、機構が遷移領域4を移動するときに
速度や加速度を連続して制御することができる。
【0033】一方、新たに座標系5により生成された経
路の速度制御は、速度制御が座標系の歪みにより、変動
しないようにするため、速度の生成計算は座標系5とは
異なった座標系を用いる様にする。これにより、経路を
生成する座標系5での局所座標系2や遷移領域4の存在
に拘わらず速度制御を独立して行うことができるので、
速度制御の自由度を向上させることができ、速度が局所
座標系2や遷移領域4によって不均一に成ることを防止
できる。しかも、経路生成の際に速度生成を考慮しなく
ても良いので、経路生成能力が向上すると共に、新たな
動作を実現可能にできるようになる。
【0034】上述したように、新たな座標系5は、局所
座標系2と、該局所座標系2の周囲の遷移領域4と、該
遷移領域4の周囲の元の座標系1とを備えているので、
1つの座標系を使用しながらも局所座標系2と元の座標
系1との異なる2種類の座標での指定を行うことができ
る。このため、例えば図9及び図10に示す例で表1の
プログラムを変更しようとする場合は、表3に示すよう
にすれば良い。
【0035】
【表3】CHANGE_frm(新座標系) MOVE(供給機側第1点102の座標) MOVE(供給機側第2点103の座標) MOVE(パレット側第1点105の座標) MOVE(供給機側第3点104の座標) MOVE(パレット側第2点106の座標) MOVE(パレット側第3点107の座標) MOVE(供給機側第1点102の座標)
【0036】すなわち、移動動作の前に新座標系を指定
しておけば、後は動作点ごとに座標を切り替えなくても
局所座標系2と元の座標系1とで動作が実行される。よ
って、機構の移動位置や経路を容易に修正することがで
きる。
【0037】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、上述した実施形態では遷移領域4での接
続方法として3次関数による補間を行っているが、これ
には限られず元の座標系1と局所座標系2とを直線的に
接続するようにしても良い。この場合、遷移領域4内で
の座標点の指定を容易かつ迅速にできるので、例えば遷
移領域4内での機構の円滑な移動を特に問題としない場
合に有効である。このように、遷移領域4の補間手法は
特に限られないので、制御対象に適した手法を選択して
実行することができる。
【0038】また、上述した実施形態では、遷移領域4
及び局所座標系2を矩形としているが、これには限られ
ず例えば図6に示すように局所座標系2を点とすると共
に遷移領域4を円としても良い。この場合、元の座標系
1上の1点3の周囲に円形の局所座標系2を設定し、こ
の点3が実際の機構上で移動する誤差量(図中矢印で示
す)を入力して、その局所座標系2が元の座標系1上で
有効となる範囲3を設定する。遷移領域4及び局所座標
系2をこのように設定しても1つの新たな座標系5上で
経路を指定できるので、機構の動作プログラムにおいて
動作点ごとに座標を切り替えなくても機構の移動位置や
経路を容易に修正することができる。
【0039】さらに、上述した点状の局所座標系2を連
続して複数指定することにより、局所座標系2を線分に
することができる。この場合、例えば図7に示すように
局所座標系2が直線状であると共に当該局所座標系2の
元の座標系1上での定義域3も直線状に成るようにした
り、図8に示すように局所座標系2が折れ線状であると
共に当該局所座標系2の元の座標系1上での定義域3は
直線状に成るようにすることができる。
【0040】また、この機構の座標系設定装置は、ロボ
ット等の機構の全般に適用できる。例えば、図9及び図
10に示すワークの搬送機構や、図5に示す2軸直交ロ
ボット6や、2関節アームロボット等に適用することが
できる。いずれの場合も新たな座標系5は、局所座標系
2と、該局所座標系2の周囲の遷移領域4と、該遷移領
域4の周囲の元の座標系1とを備えているので、1つの
座標系を使用しながらも局所座標系2と元の座標系1と
の異なる2種類の座標での指定を行うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の機構の座標系設定装置によれば、新たな座標系
は、局所座標系と、該局所座標系の周囲の遷移領域と、
該遷移領域の周囲の元の座標系とを備えているので、1
つの座標系を使用しながらも局所座標系と元の座標系と
の異なる2種類の座標での指定を行うことができる。こ
のため、機構の動作プログラムにおいて動作点ごとに座
標を切り替えなくても座標系を切り替えるだけで局所座
標系と元の座標系とで指定できるので、動作点を群とし
て移動及び回転できる。よって、目盛りが等間隔な座標
での動作を前提とするプログラムであっても、機構の実
際の移動位置や経路を後から容易に修正することができ
る。
【0042】また、請求項2記載の機構の座標系設定装
置によれば、局所座標系の範囲は、1点が実際の機構上
で移動する誤差量に基づいて決定される。
【0043】一方、請求項3記載の機構の座標系設定装
置によれば、選択した接続方法を用いて局所座標系と元
の座標系とを接続することができるので、機構の移動経
路や速度等の個別の事情に応じて最適な接続方法を選択
することができる。
【0044】また、請求項4記載の機構の座標系設定装
置によれば、座標系の接続方式として3次曲線による接
続を行っているので、機構の速度や加速度を移動に無理
のないものに設定でき、機構が遷移領域内を円滑に移動
できるようになる。
【0045】さらに、請求項5記載の機構の座標系設定
装置によれば、座標系の接続方式として直線接続を行っ
ているので、遷移領域での座標の設定を容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機構の座標系設定装置により設定され
た新たな座標系の実施形態を示す図である。
【図2】新たな座標系の範囲を示す図である。
【図3】新たな座標系からワールド座標系に座標変換す
る手順を示すフローチャート図である。
【図4】座標(x,y)における混合比を算出する様子
を示す図である。
【図5】機構の座標系設定装置を2軸直交ロボットに適
用した実施形態を示す平面図である。
【図6】新たな座標系の他の実施形態を示す図である。
【図7】新たな座標系の別の実施形態を示す図である。
【図8】新たな座標系の更に他の実施形態を示す図であ
る。
【図9】従来のワーク搬送機構でのハンド部の移動経路
を示す図である。
【図10】従来のワーク搬送機構でのパレットがずれた
状態を示す図である。
【符号の説明】
1 元の座標系 2 局所座標系 3 定義域(局所座標系が元の座標系上で有効となる範
囲) 4 遷移領域 5 新たな座標系

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械の動作を制御する装置の元の座標系
    の中に局所の座標系を設定する手段と、設定された局所
    座標系が元の座標系上で有効となる範囲を設定する手段
    と、局所座標系と元の座標系との遷移領域を設定する手
    段とを備え、局所座標系と元の座標系が上記遷移領域で
    連続的に接続された新たな座標系を生成することを特徴
    とする機構の座標系設定装置。
  2. 【請求項2】 元の座標系上の1点に対し、誤差量を入
    力する手段と遷移領域を設定する手段を有し、誤差が修
    正された点と元の座標系が上記遷移領域で連続的に接続
    された新たな座標系を生成することを特徴とする機構の
    座標系設定装置。
  3. 【請求項3】 遷移領域における局所座標系と元の座標
    系の接続方式を複数の方式から1つの方法を選択して用
    いる請求項1記載の機構の座標系設定装置。
  4. 【請求項4】 上記座標系の接続方式として3次曲線に
    よる接続を行う請求項3記載の機構の座標系設定装置。
  5. 【請求項5】 上記座標系の接続方式として直線接続を
    行う請求項3記載の機構の座標系設定装置。
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