JP2000264845A - コレステロール降下剤及びその用途 - Google Patents

コレステロール降下剤及びその用途

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JP2000264845A
JP2000264845A JP11027274A JP2727499A JP2000264845A JP 2000264845 A JP2000264845 A JP 2000264845A JP 11027274 A JP11027274 A JP 11027274A JP 2727499 A JP2727499 A JP 2727499A JP 2000264845 A JP2000264845 A JP 2000264845A
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hydrolyzing
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Norito Sakai
紀人 酒井
Hiroyuki Fujita
裕之 藤田
Ko Mogi
鋼 茂木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効なコレステロール降下剤、更にはそれを
含有する食品を提供すること。 【解決手段】魚節を酵素で加水分解して得られる分解物
を含有するコレステロール降下剤およびそれを含有する
食品、特に卵スープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚節を酵素で加水
分解して得られる分解物を含有するコレステロール降下
剤に関し、更に詳しくは、中性脂肪の低下効果も有する
コレステロール降下剤及びその用途に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、日本においても食生活が、高蛋
白、高脂肪の食物を過剰に摂取する欧米型の食生活に移
行しており、若年層を中心に血中コレステロール、中性
脂肪値の上昇傾向が顕著となり、喫煙開始年齢の低下な
どとも相俟って、虚心性心疾患が増加している。
【0003】虚心性心疾患は遺伝等の先天的な要因もあ
る一方で、高血圧、高コレステロール血症、糖尿病、肥
満、喫煙等の生活習慣、食生活に関する要因に負う面が
大きく、その予防及び治療に種々の対策が提案されてい
る。
【0004】虚心性心疾患の診断に対しては、これまで
血中コレステロールが注目されてきたが、単に血中コレ
ステロール値だけではなく、VLDL(超低密度リポ蛋
白)コレステロール、LDL(低密度リポ蛋白)コレス
テロールの低下を含めて問題にする考え方もあり、(L
DLコレステロール/HDL(高密度リポ蛋白)コレス
テロール)値により虚心性心疾患の発生危険度を評価す
る方法やヘパリン沈殿コレステロール(=LDLコレス
テロール+VLDLコレステロール)濃度を評価する方
法も知られており、その中でも特にVLDL濃度が注目
されている。また、中性脂肪についてもVLDLと同様
その濃度が注目されており、虚心性心疾患の治療にあた
っては、これらの濃度を低下させる方策がとられてい
る。
【0005】近年、大豆、カゼイン、卵白、食肉等の蛋
白質をペプシン等の酵素で分解して得られるペプチドが
コレステロール降下作用を持つことが明らかになり、食
品由来のペプチドについても報告されている。例えば特
開昭60−11425号公報では、上記蛋白質を酵素で
加水分解して得た分子量200乃至1500のペプチド
がコレステロール低下作用を持つことが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該ペプ
チドでは血中のコレステロール降下作用が不十分で、ま
た、VLDLの低下の降下は期待できず、更に中性脂肪
等の降下は見られなかった。そこで本出願人は、種々の
食品由来の蛋白質について、様々な酵素を作用させて、
コレステロール降下作用を検討したが、単に天然食品そ
のままの蛋白質を酵素で分解しただけでは、有効なペプ
チドは得られなかった。そこで魚肉の蛋白質が様々な工
程(熱処理、乾燥、黴付け等)で加工処理された魚節に
注目し、更に分解酵素についても様々な種類の酵素につ
いて検討した。
【0007】
【課題を解決するための手段】その結果、魚節をサーモ
リシンで加水分解して得られる分解物(以下分解物とい
う)中のオリゴペプチドが、従来品以上のコレステロー
ル降下作用を示すことを確認し、また、中性脂肪を低下
させるという機能を見出した。更に、該分解物を含むコ
レステロール降下剤(以下降下剤という)を食品に含有
させることにより、簡便な摂取方式により同様の機能が
期待されることを見出し本発明を完成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に述べる。上
記分解物は、魚節に、水とサーモリシンを加えて、加水
分解して製造する。原料となる魚節としては、かつお
節、さば節、いわし節、あじ節等があげられるが、その
中でもかつお節が好ましい。かつお節としては、かつお
節をスライス状、粒状にしたものが用いられ、各種工程
(熱処理、黴付け)を経たものが好ましく、又、かつお
節を熱水抽出した残渣でもよい。サーモリシンは精製品
でも、多少の他の酵素が混合されている粗酵素液のまま
用いても良い。市販品の『サモアーゼ』(大和化成製)
を用いてもよい。
【0009】加水分解を行うにあたっては、魚節の性状
により前処理をおこなってもよく、その場合魚節に水あ
るいは熱水を加えて混合し強力な撹拌でホモジナイズす
る。加水分解を行う際のサーモリシンの添加量は、魚節
と水の合計量に対して、0.05〜5.0重量%が好ま
しく、更には0.1〜1.0重量%である。添加量が
0.05重量%未満では、加水分解が十分進行せず、
5.0重量%を越えても、サーモリシンを浪費するだけ
で好ましくない。加水分解時の反応温度は10〜80℃
が好ましく、更には40〜60℃である。反応温度が1
0℃未満では、加水分解が十分進行せず、80℃を越え
ると、サーモリシンの失活が激しくなり好ましくない。
加水分解時のpHは4〜8が好ましく、更には5〜7で
ある。pHが4未満あるいは8を越えると、加水分解率
が低くなり好ましくない。加水分解反応開始前の液は通
常pHが4〜6であるので、pH調整せずに反応を開始
してもよいが、アルカリ水溶液(1重量%の水酸化ナト
リウム水溶液)でpHを5〜7程度に調整するのが好ま
しい。反応時間は10分〜30時間が好ましく、更には
3〜20時間である。反応時間が10分未満では、分解
物の収率が悪く、30時間を越えると生産効率が悪くな
り好ましくない。
【0010】加水分解率は特に制限はされないが、最終
の加水分解率が1〜60%となるように調整するのが好
ましく、更には5〜50%である。該分解率が1%未満
のときは、生産効率が悪く、60%を越えるためには、
長時間の加水分解が必要で、更にサーモリシンが多量に
必要になるので好ましくない。なお該分解率は、Journa
l of Agricultural and Food Chemistry、第24巻、第
6号、第1090〜1093頁(1976)に基づいて
測定することができる。加水分解後、濾過処理等により
未分解分が除かれ、分解物が得られる。かくして得られ
た分解物は、各種のオリゴペプチドや核酸、部分分解し
た蛋白質等の混合物であり、該オリゴペプチド中には魚
の筋肉の蛋白質であるアクチン由来のオリゴペプチドが
含まれる。該オリゴペプチドとして、具体的にはIle
−Trp−His−His−Thr、Ala−Leu−
Pro−His−Ala、Phe−Gln−Pro、I
le−Val−Gly−Arg−Pro−Arg−Hi
s−Glyから選ばれる少なくとも1つである。上記で
いうIleはイソロイシン、Trpはトリプトファン、
Hisはヒスチジン、Thrはスレオニン、Alaはア
ラニン、Leuはロイシン、Proはプロリン、Phe
はフェニルアラニン、Glnはグルタミン、Valはバ
リン、Glyはグリシン、Argはアルギニンを意味
し、かかるアミノ酸はいずれもL−体である。
【0011】本発明では、分解物は水溶液そのままある
いは、水を取り除いて、粉末としたもののいずれでも良
い。水を取り除く際の脱水手段としては、濃縮乾固、フ
リーズドライ、スプレードライ、真空乾燥等の方法が用
いられる。また、本発明の降下剤は分解物単独あるいは
製剤用担体と混合して調製した製剤の形で使用される。
製剤用担体としては、製剤分野において常用され、かつ
本発明の分解物と反応しない物質が用いられる。具体的
には、例えば乳糖、ブドウ糖、マンニット、デキストリ
ン、シクロデキストリン、デンプン、庶糖、メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロ
ピルデンプン、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム、イオン交換樹脂、メチルセルロース、ゼラチン、ア
ラビアゴム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
ポリビニルアルコール、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸
マグネシウム、タルク、トラガント、ベントナイト、ビ
ーガム、酸化チタン、ソルビタン脂肪酸エステル、ラウ
リル硫酸ナトリウム、グリセリン、脂肪酸グリセリンエ
ステル、精製ラノリン、グリセロゼラチン、ポリソルベ
ート、マクロゴール、植物油、ロウ、流動パラフィン、
白色ワセリン、フルオロカーボン、非イオン界面活性
剤、プロピレングリコール、水等が挙げられる。剤型と
しては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ
剤、懸濁剤、注射剤等が挙げられる。これらの製剤は常
法に従って調製される。尚、液体製剤にあっては、用
時、水又は他の適当な媒体に溶解又は懸濁する形であっ
てもよい。また錠剤、顆粒剤は周知の方法でコーティン
グしてもよい。注射剤の場合には、降下剤を水に溶解さ
せて調製されるが、必要に応じて生理食塩水あるいはブ
ドウ糖溶液に溶解させてもよく、また緩衝剤や保存剤を
添加してもよい。
【0012】上記の降下剤の摂取方法としては、経口投
与、非経口投与、直腸内投与のいずれでもよいが、経口
投与が好ましい。本発明の分解物の投与量は、化合物の
種類、投与方法、患者の症状・年令等により異なるが、
通常1回0.1〜10g、好ましくは0.5〜3gを1
日当たり1〜3回である。これらの製剤は、本発明の分
解物(固形分)を0.01重量%以上、好ましくは0.5
〜70重量%の割合で含有することができる。これらの
製剤はまた、治療上価値ある他の成分を含有していても
よい。
【0013】本発明の降下剤は苦みがないので、農水産
加工品、乳製品、菓子、調味料、飲料、健康食品(栄養
補助食品)、特定保健用食品、フリーズドライ食品、レ
トルト食品等の食品、医薬用途に使用されるが、その中
でも特に食品として用いると、食品本来の風味を損なう
ような違和感がなく、摂取がより容易となり好ましい。
食品としては、特に制限はされないが、卵スープ(本発
明ではスープの素になる固形状のものや通常の液状のも
のを意味する。)に用いたときに、苦みがなく、魚節本
来のほのかな風味も添加されるので好ましく、以下に概
略を説明する。
【0014】本発明の卵スープは、降下剤、卵、添加
剤、水からなり、該添加物としては、通常の食品や各種
合成添加剤のいずれでもよく、具体的には鶏肉、牛肉、
豚肉、魚肉等の肉、ねぎ、みつば、人参、大根、白菜等
の野菜、シイタケ、マツタケ、しめじ、ひらたけ、えの
きたけ等のきのこ、醤油、食塩、かつお節エキス、醸造
用調味料、チキンエキス、昆布エキス、松茸エキス、シ
イタケエキス等の調味料、ビタミンE、カテキン等の酸
化防止剤、かつおフレーバー、椎茸フレーバ、松茸フレ
ーバ等のフレーバー、椎茸エキス、難消化デキストリ
ン、リン酸カルシウム、セルロース、食物繊維等の造粒
剤、プルラン等の増粘剤が挙げられる。尚、卵スープの
場合、降下剤は魚節をサーモリシンで加水分解して得ら
れる分解物単独のものが用いられる。
【0015】降下剤(固形分)と卵の配合比は、降下剤
/卵=10〜40/90〜60(重量比)が好ましく、
更には15〜30/85〜70(重量比)である。該配
合比が10/90未満では、降下作用を示すために卵ス
ープを多量に摂取が必要で、40/60を越えると、該
スープが吸湿しやすくなり、また、降下剤固有の風味
(かつお風味)が顕在化し好ましくない。
【0016】添加物の配合量は特に限定されないが、通
常降下剤と卵の合計量100重量部に対して10〜10
0重量部程度添加される。水の配合量は卵スープが固形
状の場合は1%以下が好ましい。液状の場合は特に制限
されないが、通常降下剤と卵の合計量に対して、1〜1
00倍重量である。
【0017】卵スープを得る方法としては、卵、降下
剤、水、添加物を混合して、均一にして、水を取り除い
て固形状にする方法、卵に降下剤、水、添加剤を添加
して、均一にして、レトルトに入れて殺菌し、液状のレ
トルトスープにする方法等が挙げられるが、保存安定
性、運搬性の面からの方法が好ましく、以下の方法
との方法で得られた卵スープについて説明する。
【0018】卵、降下剤、水、添加物を混合方法として
は特に制限されないが、通常水に降下剤、添加物を添加
して、混合したものを卵に添加して攪拌する。該混合物
から水を取り除く方法としては特に制限はなく、例え
ば、(減圧)濃縮乾固、フリーズドライ、スプレードラ
イ、真空乾燥等の方法、好ましくはフリーズドライであ
る。
【0019】上記で得られた卵スープを冷水あるいは温
水に溶かす(分散する)場合は、卵スープの重量に対し
て、1〜300倍重量の冷水又は温水が使用される。卵
スープはコレステロール降下剤作用はもとより色、風味
が長期に亘り安定なため高コレステロール患者や、健常
ではあるが、コレステロールの高めの人が長期間に亘っ
て手軽に摂取できる。
【0020】本発明の卵スープの摂取量は、コレステロ
ール値の程度、年令、体重等により異なるが、前記した
降下剤の摂取量が摂取されるようにすればよい。通常毎
日1回熱水に溶かしてスープとして摂取される。
【0021】以上、卵スープについて述べたが、上記で
得られたコレステロール降下剤は他の食品にも配合しう
る。具体的に対象となる食品としては、以下のものが挙
げられるが、これらに限定されるものではない。 (1)農水産加工品 はるさめ、こしあん、こんにゃく、パン、麺類(即席め
ん、パスタ、生めん、乾めん)、餅、シリアル食品、大
豆加工品(豆腐、豆乳、納豆、凍豆腐)、水産加工品
〔練り製品、(かに風味)蒲鉾、(魚肉)ハム、(魚
肉)ソーセージ、(魚肉)ウィンナー、ふりかけ、お茶
づけのり〕、缶詰(シーチキン、オイルサーディン、焼
鳥)、レトルト食品(カレー、シチュー、スパゲティ
ー)
【0022】(2)乳製品 牛乳、加工乳、乳酸菌飲料、バター、チーズ、練乳、粉
乳 (3)菓子 ケーキ、ムース、(粉末)デザート、アイスクリーム、
飴、チョコレート、グミ、キャンディー、クッキー、ウ
エハース、ゼリー (4)調味料 味噌、醤油、うま味(風味)調味料、(粉末)天然調味
料、ソース、ドレッシング、焼き肉のたれ、みりん、カ
レー、シチュー、香辛料、スパイス、ヨーグルト (5)飲料 清涼飲料(炭酸飲料、果実飲料、スポーツドリンク、栄
養飲料)、嗜好飲料(コーヒー、ココア、麦汁)
【0023】(6)健康食品(栄養補助食品) サポニン含有食品(オタネニンジン根含有食品、エゾ
ウコギ含有食品) 糖含有食品〔オリゴ糖(フラクトオリゴ糖含有食品、
イソマルトオリゴ糖含有食品、ガラクトオリゴ糖含有食
品)、多糖類(シイタケ含有食品、ムコ多糖、蛋白含有
食品、コンドロイチン硫酸含有食品、マンネンタケ(霊
芝)含有食品、キチン、キトサン含有食品 ミネラル含有食品(カルシウム含有食品、アルファル
ファ含有食品、プルーンエキス食品、β−カロチン含有
食品 油脂含有食品 ビタミンE含有油脂〔麦(小麦、鳩麦)胚芽油、大豆胚
芽油、米胚芽油〕エイコサペンタエン酸含有食品、大豆
レシチン含有食品、γ−リノレン酸含有食品(月見草
油、ボラージ油)、ドコサヘキサエン酸含有食品 蛋白質含有食品 大豆蛋白含有食品、カゼイン、ホエー蛋白、鯉加工食品 タウリン 牡加工食品、シジミ加工食品、緑イ貝加工食品 (7)その他 スッポン加工食品、アミノ酸代謝異常用食品、流動食
(病食)
【0024】
【実施例】次に実例を挙げて本発明を更に具体的に説明
する。特に断りのない限り「%」、「部」はそれぞれ
「重量%」、「重量部」を示す。 実施例1 かつお節を70℃の熱水中で3時間攪拌した後、ざるで
濾過して得られた不溶分(含水率80%)500部に、
サーモリシン5部、水500部を加えて、加水分解反応
開始前の液(pH=6)とし、60℃で15時間、分解
率40%まで加水分解し、濾過後、スプレードライして
分解物(粉末)40部を製造した。分解物中にIle−
Trp−His−His−Thr、Ala−Leu−P
ro−His−Ala、Phe−Gln−Pro、Il
e−Val−Gly−Arg−Pro−Arg−His
−Gln−Glyなるオリゴペプチドがいずれも確認さ
れた。確認法としては、まず上記ペプチドを少量ペプチ
ド合成し、標品とした。次にHPLCで、逆相カラムに
より、その標品と同じ保持時間の画分を分取した。この
操作を3回繰り返して最後に同じ保持時間のピークをプ
ロティンシークエンサーによりペプチド配列を決定し
た。
【0025】次にVLDL、コレステロールの変動を明
確に確かめるため、高血圧ラットを用いて以下の試験を
した。MF飼料(オリエンタル酵母製)に上記分解物を
0.1%添加した試験食(粉末)を、容器に入れて、高
血圧ラット(雄4週齢、1群8匹)に7週間自由摂取さ
せた。7週間後、心臓採血法により血液を、ヘパリン処
理できる採取管に採取した。ペパリン処理した血液を3
7℃で30分間インキュベーションした後、3000g
で10分間遠心し上澄みに血清を得た。得られた血清を
電気泳動法によりVLDLを、HPLC法により中性脂
肪をそれぞれ測定し、8匹の平均値を求めた。
【0026】参考例1 高血圧ラット(雄4週齢、1群8匹)を試験せずに、直
ちに心臓採血を実施例1と同様にして、VLDL、中性
脂肪値を求めた。この値が実施例1の降下剤投与前の値
である。
【0027】比較例1 実施例1において、分解物0.1%の添加を省略し、M
F飼料のみを与えて、実施例1と同様に摂取させ、同様
に評価した。MF飼料のみを与えた高血圧ラットのVL
DL、中性脂肪は4週齢のデータ(参考例1)とほぼ同
じであった。
【0028】実施例2 かつお節50部に、『サーモアーゼ』(大和化成製、組
成:サーモリシン20%、賦型剤80%)15部、水5
00部を加えて、加水分解反応開始前の液(pH=6)
とし、60℃で15時間、分解率10%まで加水分解を
行い、濾過し分解物520部を得た(固形分4%)。該
分解物をそのまま降下剤として、これに鶏卵42部、鶏
肉10部、ねぎ6部、シイタケ2部、醤油6部、食塩5
部、かつお節エキス4部、醸造用調味料5部、澱粉2
部、チキンエキス2部、昆布エキス1部、シイタケエキ
ス1部、酸化防止剤1部を加えて、フリーズドライによ
り、該溶液を固形状にして、卵スープ100部を製造し
た。高血圧ラット(雄4週齢、1群8匹)にMF飼料
(オリエンタル酵母製)に上記卵スープを粉砕してを
0.5%添加した試験食(粉末)を、容器に入れ、7週
間自由摂取させ、実施例1と同様に評価した。
【0029】実施例1、2、比較例1、参考例1の結果
を表1に示した。
【表1】
【発明の効果】本発明のコレステロール降下剤およびそ
れを含有する食品は、安全で、摂取が容易で、しかも有
意な血中のVLDL降下作用、中性脂肪降下作用を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/39 A23L 1/39 A61P 3/06 A61K 31/00 603L A61K 35/60 35/60 Fターム(参考) 4B018 LB01 LB05 LB06 LB07 LB08 LB09 LB10 LE01 LE02 LE03 LE05 MD74 MD90 ME04 MF07 MF12 4B036 LC06 LE03 LF01 LH15 LH41 LP01 LP07 LP24 4B042 AC04 AD40 AE03 AG07 AH09 AK10 AP02 AP15 AP17 AP27 4C084 AA02 AA03 BA01 BA08 BA15 BA16 BA17 BA43 CA45 MA05 MA43 MA52 NA14 ZC331 ZC332 4C087 AA01 AA02 BB29 CA06 CA16 CA24 CA25 CA26 CA38 CA46 MA05 MA43 MA52 NA14 ZC33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚節をサーモリシンで加水分解して得ら
    れる分解物を含有することを特徴とするコレステロール
    降下剤。
  2. 【請求項2】 魚節がかつお節であることを特徴とする
    請求項1記載のコレステロール降下剤。
  3. 【請求項3】 分解物がオリゴペプチドであることを特
    徴とする請求項1あるいは2記載のコレステロール降下
    剤。
  4. 【請求項4】 オリゴペプチドがアクチン由来オリゴペ
    プチドであることを特徴とする請求項3記載のコレステ
    ロール降下剤。
  5. 【請求項5】 アクチン由来オリゴペプチドがIle−
    Trp−His−His−Thr、Ala−Leu−P
    ro−His−Ala、Phe−Gln−Pro、Il
    e−Val−Gly−Arg−Pro−Arg−His
    −Gln−Glyから選ばれる少なくとも1つであるこ
    とを特徴とする請求項4記載のコレステロール降下剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載のコレステロ
    ール降下剤を含有する食品。
  7. 【請求項7】 食品が卵スープであることを特徴とする
    請求項6記載の食品。
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