JP2009108917A - ドラムブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シリンダ固定ボルトを兼ねるアンカピン43,44は、シリンダボディ41に貫通形成されたピン嵌合孔71に嵌合するシリンダ嵌合軸部81と、シリンダボディ41の上面を押えるフランジ部82と、バッキングプレート39に形成された取付穴74を挿通してバッキングプレート39の裏面側からナット75により締結されるねじ部84と、フランジ部82の中心に突設されると共にブレーキシュー33,34の端部に当接してアンカ反力を受けるアンカ用ピン部85とを備える。
【選択図】図4
Description
このドラムブレーキ装置1は、下記特許文献1に開示されたもので、車両の前進制動時にセカンダリ・シュー3からのアンカ反力を受ける第1のアンカピン5と、車両の後進制動時にプライマリ・シュー7からのアンカ反力を受ける第2のアンカピン9とを備えると共に、これら一対のアンカピン5,9が各ブレーキシュー3,7を拡開操作するホイールシリンダ11のシリンダボディ12を貫通してバッキングプレート14に固定され、シリンダボディ12をバッキングプレート14に固定するシリンダ固定ボルトを兼ねている。
(1)本発明に係るドラムブレーキ装置は、車両の前進及び後進の制動時にアンカ反力を受ける一対のアンカピンを備えると共に、これらのアンカピンが各ブレーキシューを拡開操作するホイールシリンダのシリンダボディを貫通してバッキングプレートに固定され、前記シリンダボディを前記バッキングプレートに固定するシリンダ固定ボルトを兼ねているドラムブレーキ装置であって、
前記各アンカピンは、前記シリンダボディに嵌合するシリンダ嵌合軸部と、前記シリンダボディの上面を押えるフランジ部と、前記シリンダ嵌合軸部に連設され前記バッキングプレートの裏面側からナットにより締結されるねじ部と、前記ブレーキシューの端部が当接してアンカ反力を受けるアンカ用ピン部とを備えていることを特徴とする。
また、アンカピンは、シリンダボディ側からバッキングプレートを貫通する先端部のねじ部にナットを螺合させることでバッキングプレートに固定されるもので、アンカピンの取り付けのためシリンダボディに加工コストの嵩む高精度な雌ねじを形成する必要がなく、加工コストの低減を図ることができる。
また、制動トルクを受けるアンカ用ピン部は、ねじ部の反対側に位置しているため、ねじ部の外径よりも太い外径に設定することが可能で、作用する制動トルクの大きさや要求される制動性能に応じたアンカピンの太径化が図り易い。
図1は本発明に係るドラムブレーキ装置の一実施の形態の正面図、図2は図1に示したドラムブレーキ装置の斜視図、図3は図2に示したホイールシリンダの分解斜視図、図4は図1のA−A断面図である。
また、各ブレーキシュー33,34のホイールシリンダ36側の端部は、シュースプリング48,49を介して、第1及び第2のアンカピン43,44の上端に一体形成されたスプリング支持ピン51に連結され、それぞれのブレーキシュー33,34の端部が互いに接近する方向(即ち、ドラムから離間する方向)に付勢されている。
また、バッキングプレート39上には、駐車ブレーキ機構を構成するストラット52やストラット付勢用のスプリング54やパーキングレバー55も組み込まれている。
このケーブル組立体59は、セカンダリ・シュー34の拡開時の移動量に応じて、アジャスタレバー57に回動力を作用させて、アジャスタレバー57に回動動作をさせる。
第1のアンカピン43は、車両の前進制動時にセカンダリ・シュー34からのアンカ反力を受ける。また、第2のアンカピン44は、車両の後進制動時にプライマリ・シュー33からのアンカ反力を受ける。
但し、本実施形態のホイールシリンダ36は、詳述はしないが、第1のシュー駆動用レバー部材61から制御ロッド63に分配されたアンカ反力が、マスタシリンダからシリンダボディ41内の液室に供給される液圧に対して所定の倍率に達すると、マスタシリンダからの液圧供給を停止させて、アンカ反力を所定倍率に抑える構成とされている。
ピン係合孔78は、図3に示すように、一対の座ぐり部71aの対向方向の内側の縁にそれぞれ形成されている。
そして、アンカピン43,44は、ピン嵌合孔71に嵌合装着する際には、切り欠き穴82aの位置がピン係合孔78の上に重なるように装着される。そして、回り止めピン77が、切り欠き穴82aを挿通して、シリンダボディ41上のピン係合孔78に圧入嵌合することで、各アンカピン43,44が回り止めされる。
なお、本実施の形態では、フランジ部82に貫通形成された切り欠き穴82aと該切り欠き穴82aに挿通されてシリンダボディ41に嵌合する回り止めピン77とを含んで、各アンカピン43,44の回転防止手段と呼ぶ。しかし、アンカピンの回転防止手段としては、このような構成に限定されるものでないことは勿論である。例えば、図示はしないが、回り止めピン77の代わりに、シリンダ嵌合軸部81に一体に突出形成させた微小突起を用いることもできる。この構成によれば、回り止めピン77が省略されて部品数を減らすことができる。
更に、本実施の形態の場合、図4に示すように、連結プレート91の両端部は、それぞれ、第1のシュー駆動用レバー部材61及び第2のシュー駆動用レバー部材67とアンカ用ピン部85との係合部の上を覆っていて、連結プレート91が第1及び第2のシュー駆動用レバー部材61,67の抜け止めを兼ねている。
従って、長期に渡って安定した取り付け強度を維持することができる。
33 プライマリ・シュー(ブレーキシュー)
34 セカンダリ・シュー(ブレーキシュー)
36 ホイールシリンダ
39 バッキングプレート
41 シリンダボディ
43 第1のアンカピン
44 第2のアンカピン
48,49 シュースプリング
51 スプリング支持ピン
61 第1のシュー駆動用レバー部材
67 第2のシュー駆動用レバー部材
71 ピン嵌合孔
71a 座ぐり部
77 回り止めピン
78 ピン係合孔
81 シリンダ嵌合軸部
82 フランジ部
82a 切り欠き穴
84 ねじ部
85 アンカ用ピン部
87 プレート係合用軸部
88 頭部
91 連結プレート
91a 取付穴
Claims (6)
- 車両の前進及び後進の制動時にアンカ反力を受ける一対のアンカピンを備えると共に、これらのアンカピンが各ブレーキシューを拡開操作するホイールシリンダのシリンダボディを貫通してバッキングプレートに固定され、前記シリンダボディを前記バッキングプレートに固定するシリンダ固定ボルトを兼ねているドラムブレーキ装置であって、
前記各アンカピンは、前記シリンダボディに嵌合するシリンダ嵌合軸部と、前記シリンダボディの上面を押えるフランジ部と、前記シリンダ嵌合軸部に連設され前記バッキングプレートの裏面側からナットにより締結されるねじ部と、前記ブレーキシューの端部が当接してアンカ反力を受けるアンカ用ピン部とを備えていることを特徴とするドラムブレーキ装置。 - 前記各アンカピンは、前記シリンダボディとの間に介在する回転防止手段によって回り止めされていることを特徴とする請求項1に記載のドラムブレーキ装置。
- 前記回転防止手段は、前記アンカピンのフランジ部に貫通形成された切り欠き穴と、前記シリンダボディに嵌合すると共に前記切り欠き穴を挿通する回り止めピンとにより、前記アンカピンの回り止めを行うことを特徴とする請求項2に記載のドラムブレーキ装置。
- 前記回り止めピンが、前記各アンカピンのフランジ部に形成した切り欠き穴を挿通して、前記シリンダボディに形成されたピン係合孔に嵌合することを特徴とする請求項3に記載のドラムブレーキ装置。
- 前記各アンカピンは前記アンカ用ピン部にプレート係合用軸部が連設され、前記各アンカピンのプレート係合用軸部間に橋渡しされた連結プレートが前記回り止めピンの上を覆って、前記回り止めピンの抜け止めをしていることを特徴とする請求項4に記載のドラムブレーキ装置。
- 前記各アンカピンのアンカ用ピン部と対応するブレーキシューの端部との間には、ホイールシリンダが各ブレーキシューの端部を押圧する力を制御するシュー駆動用レバー部材が介在し、前記連結プレートが前記シュー駆動用レバー部材の抜け止めを兼ねていることを特徴とする請求項5に記載のドラムブレーキ装置。
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