JPH0110405Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0110405Y2 JPH0110405Y2 JP1981096529U JP9652981U JPH0110405Y2 JP H0110405 Y2 JPH0110405 Y2 JP H0110405Y2 JP 1981096529 U JP1981096529 U JP 1981096529U JP 9652981 U JP9652981 U JP 9652981U JP H0110405 Y2 JPH0110405 Y2 JP H0110405Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- ventilation plate
- oil separation
- gas
- separation means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はシリンダヘツドカバーの構造に関する
ものであり、とくにオーバヘツドカムシヤフト式
(OHC)エンジンのシリンダヘツドカバーのオイ
ルセパレータに関するものである。
ものであり、とくにオーバヘツドカムシヤフト式
(OHC)エンジンのシリンダヘツドカバーのオイ
ルセパレータに関するものである。
OHCエンジンにあつては、カムシヤフトへの
給油があるため、シリンダヘツドカバー内のシリ
ンダヘツド上部におけるオイルミストの量は
OHVエンジンに比べはるかに多い。したがつて、
シリンダヘツドカバーよりブローバイガスの吸入
を行なう場合は、ブローバイガスのオイル切りを
十分に行なわないとオイル消費が極端に悪化す
る。
給油があるため、シリンダヘツドカバー内のシリ
ンダヘツド上部におけるオイルミストの量は
OHVエンジンに比べはるかに多い。したがつて、
シリンダヘツドカバーよりブローバイガスの吸入
を行なう場合は、ブローバイガスのオイル切りを
十分に行なわないとオイル消費が極端に悪化す
る。
従来のシリンダヘツドカバーの構造は、通常第
1図に示すように、シリンダヘツドカバー1にガ
スケツト2と二重構造のベンチレーシヨンプレー
ト3,4を設け、ブローバイガスを下側ベンチレ
ーシヨンバツフルプレート3の吸い込み口5より
吸い込み、上側ベンチレーシヨンバツフルプレー
ト4に設けた大穴6でブローバイガス中のオイル
分を切つてベンチレーシヨンバルブへ送るように
なつていた。すなわち、第1図の従来オイルセパ
レータは、ベンチレーシヨンプレート3,4は2
重であるが、主なオイル分離手段は大穴6から成
る単一のオイル分離手段であつたのであり、した
がつてオイル分離に用いられたオイル分離原理も
単一であつた。
1図に示すように、シリンダヘツドカバー1にガ
スケツト2と二重構造のベンチレーシヨンプレー
ト3,4を設け、ブローバイガスを下側ベンチレ
ーシヨンバツフルプレート3の吸い込み口5より
吸い込み、上側ベンチレーシヨンバツフルプレー
ト4に設けた大穴6でブローバイガス中のオイル
分を切つてベンチレーシヨンバルブへ送るように
なつていた。すなわち、第1図の従来オイルセパ
レータは、ベンチレーシヨンプレート3,4は2
重であるが、主なオイル分離手段は大穴6から成
る単一のオイル分離手段であつたのであり、した
がつてオイル分離に用いられたオイル分離原理も
単一であつた。
他の従来技術として、実開昭54−111536号公報
があるが、該公報は見掛け上は3重のベンチレー
シヨンプレートを備えてはいるものの、そこに用
いられている主なオイル分離原理は、本質的に、
下層と中層との両室に形成された迷路であり、単
一のオイル分離手段(迷路)から成つているので
あり、ベンチレーシヨンプレートを3層に設ける
理由はこの単一の迷路手段の長さを長くするため
であつた。また、吸い込み口や室を互いに連絡す
る穴をオイル分離手段としてカウントしても、こ
れらの吸込口や穴は通路断面を拡縮してオイル分
離するという単一のオイル分離原理を有するオイ
ル分離手段としてまとめられるので、これと迷路
とを考慮してもせいぜい2つのオイル分離原理を
有するオイル分離しか具備していなかつた。
があるが、該公報は見掛け上は3重のベンチレー
シヨンプレートを備えてはいるものの、そこに用
いられている主なオイル分離原理は、本質的に、
下層と中層との両室に形成された迷路であり、単
一のオイル分離手段(迷路)から成つているので
あり、ベンチレーシヨンプレートを3層に設ける
理由はこの単一の迷路手段の長さを長くするため
であつた。また、吸い込み口や室を互いに連絡す
る穴をオイル分離手段としてカウントしても、こ
れらの吸込口や穴は通路断面を拡縮してオイル分
離するという単一のオイル分離原理を有するオイ
ル分離手段としてまとめられるので、これと迷路
とを考慮してもせいぜい2つのオイル分離原理を
有するオイル分離しか具備していなかつた。
さらに、他の従来技術としては、実開昭54−
58538号公報に吸込口の吸い込み方向をカムシヤ
フト回転方向と逆方向としたもの、実公昭47−
15535号公報に多数の小孔を有するもの、実開昭
51−79243号公報に穴を切り起した邪魔板で覆う
もの、等が、それぞれ開示されているが、これら
の従来技術も、そのオイル分離手段に用いられた
オイル分離原理はせいぜい2つであつた。
58538号公報に吸込口の吸い込み方向をカムシヤ
フト回転方向と逆方向としたもの、実公昭47−
15535号公報に多数の小孔を有するもの、実開昭
51−79243号公報に穴を切り起した邪魔板で覆う
もの、等が、それぞれ開示されているが、これら
の従来技術も、そのオイル分離手段に用いられた
オイル分離原理はせいぜい2つであつた。
オイルセパレータにおいて、重要なことは、オ
イル分離手段を複数個設けた場合、それらのオイ
ル分離原理が異なることである。何となれば同一
のオイル分離原理を有するオイル分離手段を複数
個設けても、最初のオイル分離手段を通り抜けた
オイルはそのオイル分離原理ではオイル分離でき
なかつたオイルミストであるから、後続の、同一
のオイル分離原理を有するオイル分離手段をも容
易に通過してしまうからである。そして、従来技
術では、前記のように、複数個オイル分離手段を
設けても、互いに異なる最大2つのオイル分離原
理しか具備していなかつた。
イル分離手段を複数個設けた場合、それらのオイ
ル分離原理が異なることである。何となれば同一
のオイル分離原理を有するオイル分離手段を複数
個設けても、最初のオイル分離手段を通り抜けた
オイルはそのオイル分離原理ではオイル分離でき
なかつたオイルミストであるから、後続の、同一
のオイル分離原理を有するオイル分離手段をも容
易に通過してしまうからである。そして、従来技
術では、前記のように、複数個オイル分離手段を
設けても、互いに異なる最大2つのオイル分離原
理しか具備していなかつた。
しかしながら、せいぜい2つのオイル分離原理
しか持たないオイルセパレータでは、なお、オイ
ル切りが不十分であり、オイル消費が増加すると
いう問題があつた。
しか持たないオイルセパレータでは、なお、オイ
ル切りが不十分であり、オイル消費が増加すると
いう問題があつた。
本考案は、シリンダヘツドカバー部におけるブ
ローバイガス中におけるオイル切りを互いに異な
るオイル分離原理をもつ3つのオイル分離手段を
備えこれら3つのオイル分離手段の配列順序をオ
イル切り性能上最適なものとしたオイルセパレー
タによつて大幅に完全なものに近づけ、オイル消
費を低減できる装置を提供することを目的とす
る。
ローバイガス中におけるオイル切りを互いに異な
るオイル分離原理をもつ3つのオイル分離手段を
備えこれら3つのオイル分離手段の配列順序をオ
イル切り性能上最適なものとしたオイルセパレー
タによつて大幅に完全なものに近づけ、オイル消
費を低減できる装置を提供することを目的とす
る。
この目的に沿う本考案のOHCエンジンのシリ
ンダヘツドカバー装置は、ガス出口に連通し、ブ
ローバイガスの流れ方向に順に設けられた下側ベ
ンチレーシヨンプレート、中央ベンチレーシヨン
プレート、上側ベンチレーシヨンプレートの三重
構造のオイルセパレータを備え、前記下側、中
央、上側の各ベンチレーシヨンプレートは、互い
にオイル分離原理の異なるオイル分離手段を有し
ているシリンダヘツドカバー装置からなる。そし
て、下側ベンチレーシヨンプレートは、カムシヤ
フトの回転方向と反対方向に開口するブローバイ
ガスの吸入口から成る第1のオイル分離手段を有
しており、中央ベンチレーシヨンプレートはその
全域に多数の小孔から成る第2のオイル分離手段
を有しており、上側ベンチレーシヨンプレート
は、前記ガス出口と反対側に向かつて開口するよ
うに上側ベンチレーシヨンプレートから切り起さ
れた壁で前記ガス出口に向かう方向に覆われた、
前記壁の切り起しによつて上側ベンチレーシヨン
プレートに形成された大孔から成る第3のオイル
分離手段を備えている。
ンダヘツドカバー装置は、ガス出口に連通し、ブ
ローバイガスの流れ方向に順に設けられた下側ベ
ンチレーシヨンプレート、中央ベンチレーシヨン
プレート、上側ベンチレーシヨンプレートの三重
構造のオイルセパレータを備え、前記下側、中
央、上側の各ベンチレーシヨンプレートは、互い
にオイル分離原理の異なるオイル分離手段を有し
ているシリンダヘツドカバー装置からなる。そし
て、下側ベンチレーシヨンプレートは、カムシヤ
フトの回転方向と反対方向に開口するブローバイ
ガスの吸入口から成る第1のオイル分離手段を有
しており、中央ベンチレーシヨンプレートはその
全域に多数の小孔から成る第2のオイル分離手段
を有しており、上側ベンチレーシヨンプレート
は、前記ガス出口と反対側に向かつて開口するよ
うに上側ベンチレーシヨンプレートから切り起さ
れた壁で前記ガス出口に向かう方向に覆われた、
前記壁の切り起しによつて上側ベンチレーシヨン
プレートに形成された大孔から成る第3のオイル
分離手段を備えている。
上記本考案装置における3つのオイル分離手段
は、次のように、オイル分離原理が互いに異なる
とともに配設順序を最適にされている。すなわ
ち、吸入口は、カムシヤフト回転方向に付勢され
て飛散するオイル滴のオイルセパレータへの侵入
を困難なものとしてオイルをガスから分離する。
多数の小孔はそれを通るときのガスとオイルミス
トとの速度の違いを利用してオイル分離し、かつ
小孔があけられた中央ベンチレーシヨンプレート
の全面でブローバイガスに接しオイルを付着させ
てオイル切りを向上させる。壁で覆われた大孔
は、小孔でガスから分離されかつ方向性をなくさ
れたオイルミストを壁に衝突させることによつて
オイル分離するとともに、ガス出口と反対方向に
ガスの流れを指向させてガス出口方向にガス流れ
が反転するときにオイル分離が促進されるように
する。さらに、中央ベンチレーシヨンプレート
は、上側ベンチレーシヨンプレート部位で分離さ
れて中央ベンチレーシヨンプレートに落下してく
るオイルを中央ベンチレーシヨンプレートの全面
から流下させることができ、オイル戻りを良好に
する。
は、次のように、オイル分離原理が互いに異なる
とともに配設順序を最適にされている。すなわ
ち、吸入口は、カムシヤフト回転方向に付勢され
て飛散するオイル滴のオイルセパレータへの侵入
を困難なものとしてオイルをガスから分離する。
多数の小孔はそれを通るときのガスとオイルミス
トとの速度の違いを利用してオイル分離し、かつ
小孔があけられた中央ベンチレーシヨンプレート
の全面でブローバイガスに接しオイルを付着させ
てオイル切りを向上させる。壁で覆われた大孔
は、小孔でガスから分離されかつ方向性をなくさ
れたオイルミストを壁に衝突させることによつて
オイル分離するとともに、ガス出口と反対方向に
ガスの流れを指向させてガス出口方向にガス流れ
が反転するときにオイル分離が促進されるように
する。さらに、中央ベンチレーシヨンプレート
は、上側ベンチレーシヨンプレート部位で分離さ
れて中央ベンチレーシヨンプレートに落下してく
るオイルを中央ベンチレーシヨンプレートの全面
から流下させることができ、オイル戻りを良好に
する。
上記装置は、3つのオイル分離原理を有するオ
イルセパレータを具備し最適の順序で配設されて
いるので、従来のせいぜい2つのオイル分離原理
しか有さないオイルセパレータに比べて、または
従来のオイル分離手段を本考案以外の順に組み合
せた仮想のオイルセパレータに比べて、そのオイ
ル切り性能が格段に向上される。
イルセパレータを具備し最適の順序で配設されて
いるので、従来のせいぜい2つのオイル分離原理
しか有さないオイルセパレータに比べて、または
従来のオイル分離手段を本考案以外の順に組み合
せた仮想のオイルセパレータに比べて、そのオイ
ル切り性能が格段に向上される。
以下に、本考案のシリンダヘツドカバー装置に
係る望ましい実施例を図面を参照して説明する。
係る望ましい実施例を図面を参照して説明する。
第2図は本実施例装置を破断状態にして示した
ものであるが、OHCエンジンにおいて、シリン
ダヘツドカバー本体11の下側で、かつカムシヤ
フト12の上側には、三重構造のオイルセパレー
タ13が設けられており、該オイルセパレータ1
3はカムシヤフト12と同方向に延びる一対のガ
スケツト14,14によりシリンダヘツドカバー
11の下面にシールして取付けられている。
ものであるが、OHCエンジンにおいて、シリン
ダヘツドカバー本体11の下側で、かつカムシヤ
フト12の上側には、三重構造のオイルセパレー
タ13が設けられており、該オイルセパレータ1
3はカムシヤフト12と同方向に延びる一対のガ
スケツト14,14によりシリンダヘツドカバー
11の下面にシールして取付けられている。
オイルセパレータ13の最下層を形成する下側
ベンチレーシヨンプレート15は、カムシヤフト
12と直交する方向に延びる樋状物からなり、そ
の上方は中央ベンチレーシヨンプレート16で覆
われており、かつその一端に、カムシヤフト12
の回転方向(第2図の矢印Aの方向)と反対方向
に開口するブローバイガスの吸入口17(第1の
オイル分離手段)を有している。吸入口17はブ
ローバイガスの吸込みを容易ならしめるために上
流側に向つて拡がつている。
ベンチレーシヨンプレート15は、カムシヤフト
12と直交する方向に延びる樋状物からなり、そ
の上方は中央ベンチレーシヨンプレート16で覆
われており、かつその一端に、カムシヤフト12
の回転方向(第2図の矢印Aの方向)と反対方向
に開口するブローバイガスの吸入口17(第1の
オイル分離手段)を有している。吸入口17はブ
ローバイガスの吸込みを容易ならしめるために上
流側に向つて拡がつている。
オイルセパレータ13の中間層を形成する中央
ベンチレーシヨンプレート16は、カムシヤフト
12と平行な方向に延びる樋状物からなり、その
上方は上側ベンチレーシヨンプレート18で覆わ
れている。中央ベンチレーシヨンプレート18の
底部にはその全域に多数の小孔19(第2のオイ
ル分離手段)が穿設されており、この小孔19に
よつて下側ベンチレーシヨンプレート15で囲ま
れた空間と中央ベンチレーシヨンプレート16で
囲まれた空間とが互に連通されている。この小孔
19は該小孔19を通るときのブローバイガスの
流速を早めて、ガスとオイルとの加速の差を利用
してオイルミストをガスから分離する機能を有し
ており、この機能の面から小孔19は直径4mmな
いし6mmの円孔に形成されている。ただし、小孔
19を、それ以外の径の円孔または円以外の形状
に形成することを妨げるものではない。これらの
小孔19は、プレス成形における打抜き加工によ
り容易に形成され得る。小孔19を多数穿設され
た中央ベンチレーシヨンプレート16は、流れに
指向性を与える大孔20(後述)より上流側にあ
るので、全面でブローバイガスの流れにあたり、
ブローバイガス中のオイルミストを全面に付着さ
せて効果的にオイルをとる。もしも後述する大孔
20を有する上側ベンチレーシヨンプレート18
を小孔プレートよりも上流側に設けたならば、大
孔20による流れの指向性によつてブローバスガ
スが小孔プレートにかたよつてあたり、オイルの
壁付着面積が低減して本考案のような良好なオイ
ル切りが得られない。さらに多数の小孔19が穿
設された中央ベンチレーシヨンプレート16は、
上側ベンチレーシヨンプレート18部位で分離さ
れて中央ベンチレーシヨンプレート16に落下し
てくるオイルを、中央ベンチレーシヨンプレート
16の全域から小孔19を通して分離したオイル
を流下させることができ、オイル戻りを良好にす
る。後述の大孔20を有する上側ベンチレーシヨ
ンプレート18をもしも小孔プレートよりも上流
側に設けたならば、大孔を有するプレート上に滞
留するオイル量が多くなるので、本考案のような
良好なオイル戻りは得られない。
ベンチレーシヨンプレート16は、カムシヤフト
12と平行な方向に延びる樋状物からなり、その
上方は上側ベンチレーシヨンプレート18で覆わ
れている。中央ベンチレーシヨンプレート18の
底部にはその全域に多数の小孔19(第2のオイ
ル分離手段)が穿設されており、この小孔19に
よつて下側ベンチレーシヨンプレート15で囲ま
れた空間と中央ベンチレーシヨンプレート16で
囲まれた空間とが互に連通されている。この小孔
19は該小孔19を通るときのブローバイガスの
流速を早めて、ガスとオイルとの加速の差を利用
してオイルミストをガスから分離する機能を有し
ており、この機能の面から小孔19は直径4mmな
いし6mmの円孔に形成されている。ただし、小孔
19を、それ以外の径の円孔または円以外の形状
に形成することを妨げるものではない。これらの
小孔19は、プレス成形における打抜き加工によ
り容易に形成され得る。小孔19を多数穿設され
た中央ベンチレーシヨンプレート16は、流れに
指向性を与える大孔20(後述)より上流側にあ
るので、全面でブローバイガスの流れにあたり、
ブローバイガス中のオイルミストを全面に付着さ
せて効果的にオイルをとる。もしも後述する大孔
20を有する上側ベンチレーシヨンプレート18
を小孔プレートよりも上流側に設けたならば、大
孔20による流れの指向性によつてブローバスガ
スが小孔プレートにかたよつてあたり、オイルの
壁付着面積が低減して本考案のような良好なオイ
ル切りが得られない。さらに多数の小孔19が穿
設された中央ベンチレーシヨンプレート16は、
上側ベンチレーシヨンプレート18部位で分離さ
れて中央ベンチレーシヨンプレート16に落下し
てくるオイルを、中央ベンチレーシヨンプレート
16の全域から小孔19を通して分離したオイル
を流下させることができ、オイル戻りを良好にす
る。後述の大孔20を有する上側ベンチレーシヨ
ンプレート18をもしも小孔プレートよりも上流
側に設けたならば、大孔を有するプレート上に滞
留するオイル量が多くなるので、本考案のような
良好なオイル戻りは得られない。
オイルセパレータ13の最上層を形成する上側
ベンチレーシヨンプレート18はカムシヤフト1
2と平行な方向に延びる板からなり、その中央部
には少なくとも1個の大孔20(第3のオイル分
離手段)が穿設されている。大孔20は壁21で
孔20のほぼ全投影面積を覆われて壁21にオイ
ルを付着させてオイル切りできるようになつてお
り、壁21は上側ベンチレーシヨンプレート18
から適当部分浮上らせた状態で固定されていて、
壁21と上側ベンチレーシヨンプレート18との
間にはガス通路が形成されている。この構成は上
側ベンチレーシヨンプレート18の一部を切起し
て壁21を形成することによつて得られる。大孔
20を形成するための壁21は、大孔20がガス
出口22と反対側に向つて開口するように切り起
され、大孔20がガス出口22側には壁21によ
つて覆われるように、切り起される。これによつ
て大孔20を通るときにブローバイガスはガス出
口22と反対側に指向され、ガス出口に向かうに
は必ず流れの方向を反転しなければならないよう
にする。この流れの反転によつてもオイル切りが
促進できるようにされている。もしも大孔20を
有する上側ベンチレーシヨンプレート18が最終
段に設けられていないならば、このような流れの
反転によるオイル切りの促進は得られない。この
大孔20によつて中央ベンチレーシヨンプレート
16で囲まれた空間と上側ベンチレーシヨンプレ
ート18の上部の空間とが互に連通される。
ベンチレーシヨンプレート18はカムシヤフト1
2と平行な方向に延びる板からなり、その中央部
には少なくとも1個の大孔20(第3のオイル分
離手段)が穿設されている。大孔20は壁21で
孔20のほぼ全投影面積を覆われて壁21にオイ
ルを付着させてオイル切りできるようになつてお
り、壁21は上側ベンチレーシヨンプレート18
から適当部分浮上らせた状態で固定されていて、
壁21と上側ベンチレーシヨンプレート18との
間にはガス通路が形成されている。この構成は上
側ベンチレーシヨンプレート18の一部を切起し
て壁21を形成することによつて得られる。大孔
20を形成するための壁21は、大孔20がガス
出口22と反対側に向つて開口するように切り起
され、大孔20がガス出口22側には壁21によ
つて覆われるように、切り起される。これによつ
て大孔20を通るときにブローバイガスはガス出
口22と反対側に指向され、ガス出口に向かうに
は必ず流れの方向を反転しなければならないよう
にする。この流れの反転によつてもオイル切りが
促進できるようにされている。もしも大孔20を
有する上側ベンチレーシヨンプレート18が最終
段に設けられていないならば、このような流れの
反転によるオイル切りの促進は得られない。この
大孔20によつて中央ベンチレーシヨンプレート
16で囲まれた空間と上側ベンチレーシヨンプレ
ート18の上部の空間とが互に連通される。
シリンダヘツドカバー11の天井壁にはベンチ
レーシヨンバルブを経てエンジン吸気側へブロー
バイガスを送るためのガス出口22が形成されて
いる。このガス出口22はシリンダヘツドカバー
11と上側ベンチレーシヨンプレート18とで囲
まれた空間に臨んでいる。
レーシヨンバルブを経てエンジン吸気側へブロー
バイガスを送るためのガス出口22が形成されて
いる。このガス出口22はシリンダヘツドカバー
11と上側ベンチレーシヨンプレート18とで囲
まれた空間に臨んでいる。
上記構成を有するシリンダヘツドカバー装置に
あつては、ブローバイガス中の油切りは次のよう
に行なわれる。
あつては、ブローバイガス中の油切りは次のよう
に行なわれる。
まず、カムシヤフト12の回転により、オイル
のミストはカムシヤフト12の回転方向と同方向
に流れるが、下側ベンチレーシヨンプレート15
の吸入口17がその流れと反対方向に向つて開口
しているので、吸入口17から下側ベンチレーシ
ヨンプレート15内に入り難く、ここで第1段の
油分分離が行なわれる。すなわち、エア分は容易
に流れ方向を逆転して吸入口17から下側ベンチ
レーシヨンプレート15内に入るが、慣性力がエ
アに比べて大きいオイルミストは流れの方向を逆
転し難くいという現象を利用して油切りが行なわ
れている。
のミストはカムシヤフト12の回転方向と同方向
に流れるが、下側ベンチレーシヨンプレート15
の吸入口17がその流れと反対方向に向つて開口
しているので、吸入口17から下側ベンチレーシ
ヨンプレート15内に入り難く、ここで第1段の
油分分離が行なわれる。すなわち、エア分は容易
に流れ方向を逆転して吸入口17から下側ベンチ
レーシヨンプレート15内に入るが、慣性力がエ
アに比べて大きいオイルミストは流れの方向を逆
転し難くいという現象を利用して油切りが行なわ
れている。
下側ベンチレーシヨンプレート15内のブロー
バイガスは小孔19を通つて中央ベンチレーシヨ
ンプレート16内に入るが、この小孔19を通る
際にブローバイガスの流速は高められ、エアとオ
イルミストの加速割合の相違や高速化されたオイ
ルミストの慣性等の現象を利用して油切りが行な
われ、ここで第2段の油分分離が達成される。全
域にわたつて小孔19が穿設された中央ベンチレ
ーシヨンプレート16はその全面でブローバイガ
スに接しブローバイガスとの接触面積が大である
ので、面に付着させて効果的にオイルミストをと
る。
バイガスは小孔19を通つて中央ベンチレーシヨ
ンプレート16内に入るが、この小孔19を通る
際にブローバイガスの流速は高められ、エアとオ
イルミストの加速割合の相違や高速化されたオイ
ルミストの慣性等の現象を利用して油切りが行な
われ、ここで第2段の油分分離が達成される。全
域にわたつて小孔19が穿設された中央ベンチレ
ーシヨンプレート16はその全面でブローバイガ
スに接しブローバイガスとの接触面積が大である
ので、面に付着させて効果的にオイルミストをと
る。
中央ベンチレーシヨンプレート16を通り抜け
たブローバイガスはさらに壁21を有する大孔2
0を通つてガス出口22へと至るが、大孔20を
ブローバイガスが通ろうとする際に、オイルミス
トは壁21に衝突し、この現象を利用して第3段
の油分分離が行なわれる。また、大孔20はガス
出口22と反対側に向つて開口しているので、大
孔20で流れに指向性を与えられたブローバイガ
スは、ガス出口22方向に向かうときに流れを反
転させ、オイルミストはエアと異なり流れを反転
させにくいので、これによつてもオイル分離が促
進される。
たブローバイガスはさらに壁21を有する大孔2
0を通つてガス出口22へと至るが、大孔20を
ブローバイガスが通ろうとする際に、オイルミス
トは壁21に衝突し、この現象を利用して第3段
の油分分離が行なわれる。また、大孔20はガス
出口22と反対側に向つて開口しているので、大
孔20で流れに指向性を与えられたブローバイガ
スは、ガス出口22方向に向かうときに流れを反
転させ、オイルミストはエアと異なり流れを反転
させにくいので、これによつてもオイル分離が促
進される。
このように、三重構造のオイルセパレータ13
で、各々異なるオイル切り原理を利用して、非常
に高効率の油切りが行なわれる。
で、各々異なるオイル切り原理を利用して、非常
に高効率の油切りが行なわれる。
また、中央ベンチレーシヨンプレート16の多
数の小孔19は、上側ベンチレーシヨンプレート
18部位から落下してくるオイルを、円滑に流下
させ、オイル戻りを良好にする。
数の小孔19は、上側ベンチレーシヨンプレート
18部位から落下してくるオイルを、円滑に流下
させ、オイル戻りを良好にする。
したがつて、本考案によるOHCエンジンのシ
リンダヘツドカバー装置によるときは、互いに異
なる3つのオイル分離原理をもつ、オイルセパレ
ータを有しているので、シリンダヘツドカバー部
においてブローバイガス中のオイル分を従来に比
べてはるかに完全に分離することができ、これに
よつて、オイル消費をさらに低減することができ
る。
リンダヘツドカバー装置によるときは、互いに異
なる3つのオイル分離原理をもつ、オイルセパレ
ータを有しているので、シリンダヘツドカバー部
においてブローバイガス中のオイル分を従来に比
べてはるかに完全に分離することができ、これに
よつて、オイル消費をさらに低減することができ
る。
また、3つのオイル分離手段を、吸入口17、
小孔19、大孔20の順で組み合せたので、それ
以外の組合せ順で配設した場合には得られない、
極めて優れたオイル分離を得ることができる。
小孔19、大孔20の順で組み合せたので、それ
以外の組合せ順で配設した場合には得られない、
極めて優れたオイル分離を得ることができる。
第1図は従来のシリンダヘツドカバーの構造を
示す分解斜視図、第2図は本考案の一実施例に係
るシリンダヘツドカバー装置の分解斜視図、であ
る。 11……シリンダヘツドカバー、12……カム
シヤフト、13……オイルセパレータ、15……
下側ベンチレーシヨンプレート、16……中央ベ
ンチレーシヨンプレート、17……吸入口、18
……上側ベンチレーシヨンプレート、19……小
孔、20……大孔、21……壁、22……ガス出
口。
示す分解斜視図、第2図は本考案の一実施例に係
るシリンダヘツドカバー装置の分解斜視図、であ
る。 11……シリンダヘツドカバー、12……カム
シヤフト、13……オイルセパレータ、15……
下側ベンチレーシヨンプレート、16……中央ベ
ンチレーシヨンプレート、17……吸入口、18
……上側ベンチレーシヨンプレート、19……小
孔、20……大孔、21……壁、22……ガス出
口。
Claims (1)
- オーバヘツドカムシヤフト式エンジンのシリン
ダヘツドカバー装置において、ガス出口に連通
し、ブローバイガスの流れ方向に順に設けられた
下側ベンチレーシヨンプレート、中央ベンチレー
シヨンプレート、上側ベンチレーシヨンプレート
の三重構造からなるオイルセパレータを備え、前
記下側、中央、上側の各ベンチレーシヨンプレー
トは、互いにオイル分離原理の異なるオイル分離
手段を有し、前記下側ベンチレーシヨンプレート
のオイル分離手段がカムシヤフトの回転方向と反
対方向に開口する吸入口から成つており、前記中
央ベンチレーシヨンプレートのオイル分離手段が
中央ベンチレーシヨンプレートの全域に穿設され
た多数の小孔から成つており、前記上側ベンチレ
ーシヨンプレートのオイル分離手段が、前記ガス
出口と反対側に向つて開口するように上側ベンチ
レーシヨンプレートから切り起された壁で前記ガ
ス出口に向かう方向に覆われた、前記壁の切り起
しによつて上側ベンチレーシヨンプレートに形成
された大孔から成つている、ことを特徴とするシ
リンダヘツドカバー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9652981U JPS582344U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | シリンダヘツドカバ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9652981U JPS582344U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | シリンダヘツドカバ−装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS582344U JPS582344U (ja) | 1983-01-08 |
| JPH0110405Y2 true JPH0110405Y2 (ja) | 1989-03-24 |
Family
ID=29891379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9652981U Granted JPS582344U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | シリンダヘツドカバ−装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS582344U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6450295B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2019-01-09 | 株式会社クボタ | エンジンのブリーザ装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4715535U (ja) * | 1971-03-30 | 1972-10-23 | ||
| JPS5717043Y2 (ja) * | 1974-12-18 | 1982-04-09 | ||
| JPS5836806Y2 (ja) * | 1977-09-30 | 1983-08-19 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関におけるブロ−バイガス抽出装置 |
| JPS576728Y2 (ja) * | 1978-01-25 | 1982-02-08 |
-
1981
- 1981-06-29 JP JP9652981U patent/JPS582344U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS582344U (ja) | 1983-01-08 |
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