JPH01127060A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JPH01127060A
JPH01127060A JP62286377A JP28637787A JPH01127060A JP H01127060 A JPH01127060 A JP H01127060A JP 62286377 A JP62286377 A JP 62286377A JP 28637787 A JP28637787 A JP 28637787A JP H01127060 A JPH01127060 A JP H01127060A
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JP
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coating
coating liquid
layer
base drum
tank
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JP62286377A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Eto
嘉彦 江藤
Kiyoshi Tamaki
玉城 喜代志
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は塗布装置に関し、例えば電子写真感光体の感光
層を塗布形成するデイツプ塗布装置に関するものである
。
口、従来技術 従来、電子写真感光体としては、セレン、酸化亜鉛、硫
化カドミラ存等の無機光導電性物質を主成分とする感光
層を有する無機感光体が広く用いられている。
一方、種々の有機光導電性物質を電子写真感光体の感光
層の材料として利用することが近年活発に開発、研究さ
れている。例えば特公昭50−10496号公報には、
ポリ−N−ビニルカルバゾールと2.4.7−)ジニト
ロ−9−フルオレノンを含有した感光層を有する有機感
光体について記載されている。しかしこの感光体は、感
度及び耐久性において必ずしも満足できるものではない
。このような欠点を改善するために、感光層において、
キャリア発生機能とキャリア輸送機能とを異なる物質に
個別に分担させることにより、感度が高くて耐久性の大
きい有機感光体を開発する試みがなされている。このよ
うないわば機能分離型の電子写真感光体においては、各
機能を発揮する物質を広い範囲のものから選択すること
ができるので、任意の特性を有する電子写真感光体を比
較的容易に作製することが可能である。
かかる電子写真感光体の感光層を塗布形成するに際して
は、良好な感度特性を保ち、濃度ムラ等の画像欠陥を防
止して感光体としての良好な性能を発揮するため、高精
度で均一な薄層を塗布形成する必要がある。
従来、電子写真感光体の感光層の塗布方法として、デイ
ツプ塗布、スプレー塗布、スピンナー塗布、ワイヤーバ
ー塗布、ブレード塗布、ローラ塗布等の種々の塗布方法
が知られているが、主としてデイツプ塗布とスプレー塗
布が用いられている。
なかでも、円筒状の被塗布体(導電性基体等)に均一な
塗膜を塗布形成するには、デイツプ塗布が多用される。
第13図はデイツプ塗布に用いられる塗布装置を示すも
のである。
塗布槽2内には所定の塗布液1が収容されている。デイ
ツプ塗布時には、 、l’1lfdttyd$yj’円
筒状導電性基体C以下、基体ドラムと呼ぶことがある。
)4を開口部4bを下向きにして塗布液1へと浸漬し、
次いで蓋5の把手5aを把持して基体ドラムに存在する
が、基体ドラム4を浸漬するときには基体ドラム4内の
中空部4cを満たしている空気に伴い、基体ドラム4の
外周面4eと塗布槽2の48の高さまで基体ドラム外周
面4eに塗布液が塗布され、均一な塗膜が形成されるこ
とになる。
このとき、基体ドラム4の浸漬部分の容積及びその部分
内の空気の体積に見合う分だけ、即ち高さl、たけ液面
は上昇する。
従って、かかる塗布装置には、以下の問題点がある。
即ち、上述した基体ドラム4の浸漬、引き上げ点鎖線で
示す位置1メとの間を上下動するため、塗布槽側壁内周
面2bに塗布液1が付着し、付着した塗布液が乾燥して
乾固物9を生成する。そして乾固物9が塗布液1中へと
混入して塗布液lの成分変化、劣化を生じたり、更にい
わゆる異物欠陥(塗布欠陥)の原因となっているものと
思われる。また、塗布液1が劣化すれば、廃棄、塗布液
の入れ替えの必要が生ずるので、原材料費等のコストア
ップにつながり、廃棄、入れ替えを行うたびに容器の洗
浄等の煩しい手作業が必要となる。
かかる問題点に対する対策として、実開昭62−591
75号公報において、塗布槽中に昇降可能な台座を備え
、この台座の上端に被塗布物体を載置し1台座の昇降に
より被塗布物体の浸漬、引き上げを行う塗布装置が開示
されている。これは、塗布槽の底面に孔を設け、この孔
に上記台座を嵌入せしめ、塗布槽の外部に存在する駆動
装置により台座の上下動を行っているものである。しか
し、こうした塗布装置では、塗布槽と台座との間隙から
塗布液が洩れ易(、別にシール部材が必要で装置が複雑
となり、また特に台座の昇降時に塗布液が洩れ易い。台
座外周面への塗布液の付着、乾燥を防止する必要もある
と考えられる。
このような欠点を防止する方法として、いわゆるオーバ
ーフロ一方式のものが知られており、第14図はこの方
式によるデイツプ塗布装置の概略断面図を示すものであ
る。
塗布槽2内には所定の塗布液1が収容され、塗布槽2の
側壁2dの周囲には受は皿6が設けられ供給口11より
矢印Eで示すように塗布槽2内へと供給され、更に側壁
2dの上縁部2eを越えて塗布槽2の円周方向へと溢流
し、受は皿6で集められ、排出口8よりタンク12へと
排出される。円筒状導電性基体4は塗布液1内に一点鎖
線で示すように浸漬され、次いで導電性基体4が矢印り
で示すよ5に所定の速度で引き上げられ、デイツプ塗布
が施される。このデイツプ塗布時に、上述のように塗布
液1が側壁2dの上縁部2eを越えて溢流し続けている
ので、塗布液1の液面の高さは−定に保たれる。
かかるオーバーフロ一方式の塗布方法によれば、塗布装
置において液面位が一定に保たれるため、塗布槽内壁の
乾固物生成がなく、また生成してもフィルター14によ
り濾過できるため、異物付着による塗布欠陥防止に効果
的である。
しかし、オーバーフロ一方式の塗布装置では、塗布槽と
循環系とに多量の塗布液を必要とするという欠点がある
(例えば、第13図の塗布装置にくらべて数倍の塗布液
量が必要となる。)。このため、原材料のコストが高く
、また塗布液が使用限度に達すれば、多量の塗布液の廃
棄、入れ替えの必要が生ずるので、コスト等の面で不利
である。
ハ0発明の目的 本発明の目的は、異物付着による塗布欠陥(異物欠陥)
を効果的に防止でき、かつ塗布に必要な塗布液の液量の
少ない塗布装置を提供することである。
二8発明の構成 本発明は、塗布槽内に収容されている塗布液に凹部を有
する被塗布体を浸漬し、この被塗布体を引き上げること
によって前記塗布液を前記被塗布体に塗布する塗布装置
において、前記塗布槽内壁に凸状部が設けられ、前記被
塗布体を浸漬するに際して前記凹部へ前記凸状部が挿入
されるように構成し、前記凹部内の圧力を制御する圧力
制御手段が設けられ、かつ前記圧力制御手段が少な(と
もピストンとシリンダとからなっていることを特徴とす
る塗布装置に係るものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は塗布装置を示し、同図(a)は概略部分断面図
、同図Cb’)は塗布槽を示す断面図、同図(c)は基
体ドラムが浸漬された状態を示す断面図である。
塗布槽2の底面内壁2aには凸状部3が設けられ、凸状
部3の内側には中空部3aが形成されている。この凸状
部3が従来にない顕著な特徴をなすものである。
即ち、基体ドラム4の上端部には0リング16を介して
蓋体15が接合され、この蓋体15は把持具18を介し
て腕35に固定されている(ただし、第1図(c)では
、把持具17は図示省略している)。台Uには図示しな
い駆動手段(サーボモータ)が設けられ、腕35が矢印
C,Dのように上下に駆動され、これに従って基体ドラ
ム4も矢印C,Dのように上下動する。把持具18には
貫通孔17が設けられており、基体ドラム中空部4cは
開ロア、貫通孔17.及びチューブガを介して後述する
圧力制御機構40へと通じている。圧力制御機構40は
シリンダ39とピストン38とからなっており、基体ド
ラム4の浸漬、引き上げ時に、中空部4c内の圧力を一
定範囲内に保つ働きを有するものである。
この塗布装置の動作を次に述べる。
まず、第1図(a)に示す状態から1図示しないサーボ
モータを駆動させて矢印Cで示すように基体ドラム4を
塗布液1へと浸漬し、−点鎖線で示す状態(同図(c)
に示す状態)とする。中空部4cの内径は凸状部3の外
径よりも若干大きくされており、基体ドラム4の浸漬時
に基体ドラム4の内周面4dと凸状部3の外周面3bと
が接触しないようになっている。このとき、基体ドラム
4の浸漬が進行するに従い、中空部4c内の空気は凸状
部3により排除され、かつ塗布液1の圧力もかかるよう
になるため、中空部4c内の圧力が増加する。この際、
基体ドラム4を駆動するサーボモータは、図示省略した
同期機構を介することにより、ピストン38を駆動する
別のサーボモータ(図示省略)と連絡せしめられている
。そして、基体ドラム4の浸漬が進行するに伴ない、こ
れに同期してピストン38は実線で示す位置から一点鎖
線で示す位置へと駆動される。かかる動作に伴なって、
中空部4c内の空気は矢印Aで示すように流れて空間3
7内へと流入し、中空部4c内の圧力、ひいては系全体
の圧力は一定の範囲内に保持され、中空部4c内の空気
が塗布液中に漏れでることも避けられる。
基体ドラム4の浸漬が終了した時点では、ピストン38
は一点鎖線で示す位置へと移動する。このとき、中空部
4cの圧力が一定に保たれた結果、塗布液液面は位置1
cの高さにまで下がると共に、塗布槽側壁内周面2bと
基体ドラム外周面4eとで挾まれた領域においては、空
間140体積分だけ僅かに上昇する。これにより、基体
ドラム外周面4eの所定位置4aまで塗布液中に浸漬さ
れる。
次に、矢印りで示すように基体ドラム4を引き上げ、第
1図(a)に実線で示す状態とする。この場合は、基体
ドラム4の引き上げが進行するに従い、上記したのとは
逆に中空部4c内の圧力が減少する。この場合も、基体
ドラム4を駆動するモータとピストン蕊を駆動するモー
タEを同期させ、基体ドラム4の引き上げが進行するに
伴ない。
ピストン38を一点鎖線で示す位置から実線で示す位置
へと駆動せしめる。この過程が進行するKつれ、空間3
7内の空気は矢印Bで示すように流れて基体ドラム中空
部4c内へと流入し、中空部4c内の圧力、ひいては系
全体の圧力は一定の範囲内に保持され、かつ中空部4c
内の空気が塗布液中に漏れ出ることも避けられる。
基体ドラム4の引き上げが終了した時点では、ピストン
38は実線で示す位置へと移動する。このとき、塗布液
液面ばもとの位置1aに戻り、基体ドラム外周面4e上
には、所定位置4aの高さまで塗布が行われる。
ここで、基体ドラム4の浸漬に伴なう空間37の容積変
化(膨張)の度合等について簡単に述べる。
基体ドラム4が塗布液液面に触れた状態における中空部
4c内の圧力Pは大気圧P・に等しい。
即ち、 P=P自 ・・・・・・・・・・・・(1)次K、基体
ドラム4の浸漬が終了した時点で、塗布液液面の位置1
aと1cとの高さの差をり、とすると(上記浸漬による
液面の上昇はごく僅かなので無視する。)、 重力加速度である。
基体ドラム4が液面に接触する瞬間に中空部4c内に閉
じ込められた空気の体積V1..その時の空間37内に
閉じ込められた空気の体積なりt6とすると、圧力P、
のもとにおける系全体の体積は(V、、 + V、、 
)である。ただし、チューブn等は無視しである。
少する。従って、矢印Aで示す空気の流れにより、ピス
トン38が一点鎖線で示すように移動し、空間37の容
積はv!lにまで増大する。系全体の容積は(V、l 
+Vll ) 、!Jjル。
上記の数値関係を下に示す。
圧力      P6〈PI 基体側の容積  V、・>  V、。
空間37の容積  V、、<V□ 系全体の容積  vl。+  V、。>  V、、 +
  V、。
上記のうち、■10、■、。、■い、P、は予め解って
いるので、h、の大きさを設定しく即ち、塗布液液面の
位置1cを設定し)、これに従ってP。
を算出し、或いはPIを測定し、空間37の容積を上記
の各数値に合わせて設定し、空間37の容積の設定値に
合わせてピストン38を駆動すれば、第1図の塗布装置
を用いて前述したような浸漬動作を行い、基体ドラム中
空部4cK圧力制御を行って、液面を位置1cに留めて
置くことが容易にできる。
なお、上記の各数値については、ボイルーシャルルの法
則が成立するので、下記(3)式を利用できると考えら
れる。
P@+1(v1o+vI)=P、11(vll+v□)
・・・・・・・・・(3) なお、上記したことを更に一般化すれば、次のように考
えられる。
即ち、浸漬時のある時点における系内の圧力をP、基体
側の容積をvl、空間37の容積を看とすると、下記(
4)式が成りたつものと考えられる。
P・(V、 +V、 )=C・・・・・・・・・・・・
(4)但し、Cは定数である。
上記(4)式に従って容積V、が変化するように、ピス
トン38を駆動させればよいのである。
以上”、基体ドラム4の浸漬時における諸関係について
概説したが、基体ドラム4の引き上げに伴なう空間37
0体積変化(収縮)の度合、圧力との関係等についても
、前述した浸漬時の場合と同様である。
系内の圧力P、は通常300〜500mmAqの範囲内
とするのが好ましい。むろん、これは塗布液1の比重、
溶媒、基体ドラム4の上下方向の長さ等により調整すべ
き値であり、上記範囲は必ずしも一律には決定され得な
いものである。
通常、塗布液1の比重は0.8〜1.5の範囲内とする
のが好ましいと考えられる。
こうした塗布装置によれば、基体ドラム4を浸漬し【も
塗布液液面は位置1aの高さからと(僅かしか上昇せず
、基体ドラム4の浸漬、引き上げに伴なう塗布液液面の
上下動はごく僅かである。
従って、塗布槽側壁内周面2bに乾固物が生成すること
もな(、異物欠陥の発生頻度を著るしく減少せしめるこ
とができ、塗布液1の成分変化、劣化も抑制できる。ゆ
えに塗布の生産性も向上し、原材料の無駄等も防止でき
、コストダウンも達成できる。
しかも、特筆すべきことは、凸状部3の存在により、塗
布に必要な塗布液1の量が少なくて済むことである。即
ち、従来は、第13図に示すように、基体ドラム4の浸
漬に伴なう塗布液液面の上昇の大きさは!、と太き(、
この塗布液液面の位置1bから位置1aへの上昇により
初めて所定位置4aまで基体ドラム外周面4eを塗布で
きたのである。
言い換れば、仮に基体ドラム4の浸漬時に塗布液液面が
上記のよ5に上昇しないものと仮定すると。
所定位置4aの高さまで所望の塗布を行なうことはなし
得ないのである。
これに対し、本発明においては、凸状部3を設けたこと
により、かかる二律背反を解決できるのである。即ち、
第1図(b)に示すように、仮に塗布槽底面内壁2aに
凸状部3を設けないものと仮定すると、塗布液液面は一
点鎖線で示す位置4bに存在するはずであり、これでは
第1図(c)に示すように基体ドラム4を浸漬しても、
所定位置4aの高さまで所望の塗布を行うことはできな
い。
しかし、凸状部3を設けたことにより、凸状部3の体積
分だけ塗布液1は排除され、液面は実線で示す位置1a
まで11  だけ大きく上昇する。従って、この状態で
第1図(C)に示すように塗布液1内へと基体ドラム4
を浸漬すると、前述のように塗布液液面1aの上下動を
抑えながら、同時に所定位置4aの高さまで所望の塗布
を行えるのである。
しかも、基体ドラム4の浸漬、引き上げ時に、前述した
圧力制御手段和の働きにより、基体ドラム中空部4c内
の圧力は予め設定された値に保持される。これにより基
体ドラム中空部4c内への塗布液1の侵入を防止すると
共に、中空部4c内の空気が塗布液1中へと漏れるのも
防止でき、結果として塗布液液面を第1図(c)に示す
位置1cに保持できる。従って、基体ドラム内周面4d
に塗布液が塗布され、或いは付着するのを防止できる。
即ち、仮に内周面4dに塗布液1が塗布されるものとす
ると、内周面4dから塗布液(11)を除く煩雑な操作
が必要となり、かつ塗布液1も無駄になって材料等のコ
ストも上昇するため不都合である。一方、仮に中空部4
c内の空気が塗布液1中へと漏れた場合には、塗布欠陥
が生じて不都合である。本発明によれば、これらの問題
は共に技術的に解決されるのであり、圧力制御手段40
によって基体ドラム中空部4c内への塗布液1の侵入等
を防止し、上述のような煩雑な手作業を不要とし、塗布
液1の無駄を防止し、かつ材料等のコストも低くでき、
また空気漏れによる塗布欠陥も防止できる、 これらのことに加えて1本例の圧力制御手段は実質的に
ピストンとシリンダとからなっていて構造が簡略であり
、装置の小型化、コストダウンが可能である。また、基
体ドラムが円筒ドラム状であるため、同期が容易である
と考えられる。例えば基体が”ひょうたん型”の場合、
ピストンで同期させて圧力コントロールするのは、太い
所と細い所で速度が異なるため難しい。本発明はピスト
ンと基体ドラムの断面積が各々長さ方向で一定の時に同
期が簡単となる。更に、ピストンがモータ駆動であって
、圧力制御が機械的に正確に行われる。
以上述べたように、本例の塗布装置によれば、基体ドラ
ムの浸漬、引き上げに伴なう塗布液液面の上下動を抑え
ると同時に、塗布液の必要量も少なくでき、かつ基体ド
ラム内周面への塗布液の塗布、付着を防止でき、圧力制
御が機械的に容易。
確実に行われ、しかも機構が簡素でコストダウンが可能
である。
第2図は他の塗布装置(いわゆるオーバーフロ一方式の
もの)を示し、同図(a)は概略部分断面図、同図(b
)は塗布槽を示す断面図、同図(c)は基体ドラムが浸
漬された状態を示す断面図である。
第2図の塗布装置においても、塗布槽2の底面内壁2a
に凸状部3が設けられていること、及び基体ドラム中空
部4c内の圧力を制御する圧力制御機構40が設けられ
ていることが、著るしい特徴をなしている。
なお、第2図の塗布装置は、上述の点を除けば、第14
図の塗布装置と同様のものであり、同一機能部材には同
一符号を付してその説明は省略し、かつタンク、ポンプ
等の循環系は、第2図(a)を除いて図示省略する(第
6図〜第8図の塗布装置においても同様である。)。
この塗布装置の動作は第1図のものと同様である。
まず、第2図(a)に示す状態から、矢印Cで示すよう
に基体ドラム4を塗布液1へと浸漬し、−点鎖線で示す
状態(同図(c)に示す状態)とする。中空部4cの内
径は凸状部3の外径よりも若干太き(されており、基体
ドラム4の浸漬時に基体ドラム4の内周面4dと凸状部
3の外周面3bとが接触しないようになっている。この
とき、基体ドラム4の浸漬が進行するに従い、中空部4
c内の圧力は増加するのであるが、圧力制御機構40が
前述したと同様に動作し、中空部4c内の圧力は一定に
保たれる。
基体ドラム4の浸漬が終了した時点では、中空部4cの
圧力が一定に保たれた結果、塗布液液面は位置1cの高
さにまで下がる。これにより、基体ドラム外周面4eの
所定位置4aまで塗布液中に浸漬される。
次に、基体ドラム4を引き上げ、第2図(a)に実線で
示す状態とする。この場合は、基体ドラム4の引き上げ
が進行するに従い、上記したのとは逆に中空部4c内の
圧力が減少するのであるが、圧力制御機構40が前述し
たと同様に動作し、中空部4c内の圧力は一定に保たれ
る。
基体ドラム4の引き上げが終了した時点では、塗布液液
面ばもとの位置1aK戻り、基体ドラム外周面4e上に
は、所定位置4aの高さまで塗布が行われろ。
こうした塗布装置によれば、従来のオーバーフロ一方式
の塗布装置の利点をあますところなく充分に享受できる
。即ち、基体ドラム4の浸漬時にも塗布液液面の高さは
一定に保たれ、従って、塗布槽側壁内周面2bK乾固物
が生成することもなく、異物欠陥の発生頻度を著るしく
減少せしめることができ、塗布液1の成分変化、劣化も
抑制できる。ゆえに塗布の生産性も向上し、原材料の無
駄等も防止でき、コストダウンも達成できる。
しかも、特倍すべきことは、凸状部3の存在により、塗
布に必要な塗布液1の景h′−少なくて済むことである
。即ち、従来は、第14図に示すように、塗布槽2を満
たすと共にタンク12等の循環系にも充分な量の塗布液
を収容しておく必要があり、種種の理由から多量の塗布
液が必要とされた。
これに対し、本発明においては、凸状部3を設げたこと
により、凸状部30体積分だけ塗布液1は排除され、塗
布槽を満たすのに必要な塗布液量が非常に減少する。し
かも、塗布槽内に収容される塗布液量の減少に伴ない、
循環系内のi−iも少なくて済み、全体として塗布液の
必要量が大幅に減少する。また、塗布液量の減少に伴な
い、塗布液の循環量(速度)を減らしてポンプを小型化
することができ、フィルターの濾過面積を小さくするこ
ともできる。
こうした塗布液の必要量の減少と装置の小型化により、
原材料等のコストダウンを達成でき、また塗布液が最終
的に使用限度に達した際にも、塗布液の廃棄量、入れ替
え量が少なくて済み、この点でも原材量の無駄を防止で
き、有利である。
しかも、第1図の塗布装置と同様に、圧力制御機構40
の働きkより、基体ドラム4の浸漬、引き上げ時におい
ても中空部4c内の圧力はピストン38の駆動モータの
制御により予め設定された値に保持され、従りて中空部
4C内への塗布液1の侵入及び塗布液1中への空気漏れ
を防止できる。これにより、第1図の塗布装置と同様に
、前述のような煩雑な操作を不要とし、塗布液1の無駄
を防止し、かつ材料等のコストも低(保持できると共忙
、空気漏れKよる塗布欠陥の発生も防止できる。
また、ピストン鵠の駆動がモータにより行われ、中空部
4c内の圧力制御が容易、確実である点、機構が簡素で
コストダウンが図れる点も、第1図の塗布装置と同様で
ある。
以上述べてきたようk、本例の塗布装置により、・従来
のオーバーフロ一方式による利点を充分に享受しつつ、
塗布液の必要量を少なくすることができ、かつ基体ドラ
ム内周面への塗布液の塗布、付着も防止でき、圧力制御
が容易、確実でコストダウンも達成しうる。
第3図は他の塗布装置を示す断面図である。
本例においては、凸状部13の高さが液面の位置1aよ
りも高くされている。図中、13aは中空部、13bは
凸状部外周面である。他は第1図の塗布装置と同様であ
り、基体ドラム中空部4cは開ロアを介して図示省略し
た圧力制御機構40(第1図参照)に通じている。これ
らの点は、第4図、第5図の塗布装置においても同様で
ある。
第4図は更に他の塗布装置を示す断面図である。
本例においては、上方に開口23cを有する円筒状の凸
状部23が設けられている。凸状部23の上端は液面の
位置1aよりも高くされており、空間23a内に塗布液
1が流入しないようにされている。なお、23bは凸状
部外周面である。
第5図は更に他の塗布装置を示す断面図である。
本例においては、開ロアが塗布槽底面2cに設けられて
いる。
第6図、第7図、第8図はそれぞれ更に他の塗布装置を
示す断面図であり、いずれもオーバーフロ一方式による
ものである。
第6図の例においては、凸状部13の高さが液面の位置
1aよりも高くされている。他は第2図の塗布装置と同
様であり、基体ドラム中空部4cは開ロアを介して図示
省略した圧力制御機構40(第2図参照)K通じている
。これらの点は、第7図、第8図の塗布装置においても
同様である。
第7図の例においては、凸状部53の底部に開口53c
が設けられ、空間53aが外部と通じている。
なお、図中、53bは凸状部外周面を表わす。
第8図の例においては、上方に開口23cを有する円筒
状の凸状部nが設けられている。凸状部23の上端は液
面の位置1aよりも高くされている。
第9図は更に他の塗布装置を示すものである。
駆動機構等は図示省略しである。
本例においては、ピストン棒18を蓋体15に接合を有
する。基体ドラム4の浸漬、引き上げは、ピストン棒1
Bの矢印C%D方向への駆動により行う。
この例においても、圧力制御手段60はピストン48と
シリンダ39とからなっており、シリンダ39は固定さ
れている。圧力制御手段600作用は前述した圧力制御
手段40 (第1図、第2図参照)と同様であるが、要
は、基体ドラム4の浸漬時にはシリンダ48が矢印C方
向へと移動し、基体ドラム4の引き上げ時にはシリンダ
48が矢印り方向へと移動し、これらの動作に伴なって
空間37が膨張、収縮し、基体ドラム中空部4c内の圧
力制御が行われるのである。この例においては、シリン
ダ39の径を適当に選択することにより、機械的に圧力
制御を行いうろものと考えられる。例えば、シリンダー
の内径と凸状部の外径をほぼ等しくすれば良い。
本発明を電子写真感光体の構成層、特に感光層の塗布形
成に適用した場合は、異物欠陥に起因する画像欠陥(例
えば黒ポチ)の発生を抑制でき、感光体の生産性、原材
料費等のコストダウン(例えばキャリア発生物質等)の
点で特に有利である。
また、特に本発明をオーバーフロ一方式の塗布装置に適
用し、かつキャリア発生層形成用塗布液に適用した場合
には、特に効果力を大であると考えられる。粒状のキャ
リア発生物質とキャリア輸送物質とを共に含有せしめた
単層構成の感光層もこれに該当する。なぜなら、これら
の塗布液は1通常粒状の顔料を液中に分散せしめた顔料
分散系であり、顔料には結晶形の変化し易いものが多く
、循環することによる粘度変化、顔料の結晶形変化など
の影響が大きいからである。従って、本発明の塗布装置
Kより塗布液量、塗布液の循環量を減少せしめれば、そ
れだけコスト的に有利と考えられるのである。
第10図〜第12図はそれぞれ本発明の塗布により層形
成される電子写真感光体の一例を示すものである。
第10図の感光体においては、導電性基体30の上に第
1層としてキャリア発生層31が設けられ、キャリア発
生層31の上に、第2層としてキャリア輸送層32が設
けられている。第11図の感光体は、導電性基体(資)
側から見℃、第1層としてキャリア輸送層32、第2層
としてキャリア発生層31を順次積層したものである。
第12図の感光体は、第1層として、キャリア発生物質
とキャリア輸送物質との双方を含有する単層構造の感光
層33を有するものである。
むろん、本発明の塗布装置により塗布形成される塗布層
の数、種類は第10図〜第12図の例に限定されるもの
ではなく、その組成1機能等も特に限定されず、感光体
の設計意図に応じて自由に設定することができる。
例えば、導電性基体側から見て、第1層、第2層が下引
き層、単層構造の感光層であるもの、単層構造の感光層
、保護層であるもの、第1層、第2層、第3層がそれぞ
れ下引層、キャリア輸送層、キャリア発生層であるもの
、キャリア発生層、キャリア輸送層、保護層であるもの
、第1層、第2層、第3層、第411がそれぞれ下引層
、キャリア発生層、キャリア輸送層、保護層であるもの
、或いは下引層、キャリア輸送層、キャリア発生層。
保護層であるもの等が挙げられる。
下引層はアクリル系、メタアクリル系、塩化ビニル系、
酢酸ビニル系、エポキシ系、ポリウレタン系、フェノー
ル系、ポリエステル系、アルキッド系、ポリカーボネー
ト系、シリコン系、メラミン系、塩化ビニル・酢酸ビニ
ル共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル拳無水マレイン酸
共重合体等の各種樹脂類で形成することができる。
キャリア発生層は例えばモノアゾ色素、ジスアゾ色素、
トリスアゾ色素などのアゾ系色素、ペリレン酸無水物、
ペリレン酸イミドなどのペリレン系色素、インジゴ、チ
オインジゴ、などのインジゴ系色素、アンスラキノン、
ピレンキノンおよびフラパンスロン類などの多環キノン
類、キナクリドン系色素、ビスベンゾイミダゾール系色
素、インダスロン系色素、スクエアリリクム系色素、金
属フタロクアエン、無金属7タロシアニン等の7タロシ
アニン系顔料、ビリリウム塩色素、チアピリリウム塩色
素とポリカーボネートから形成される共晶錯体等、公知
各種のキャリア発生物質を適当なバインダー樹脂及び必
要によりキャリア輸送物質と共に溶媒中に溶解或いは分
散し、塗布することによって形成することができる。
またキャリア輸送層は例えばトリニトロフルオレノンあ
るいはテトラニトロフルオレノンなどの電子を輸送しや
すい電子受容性物質のほかポリ−N−ビニルカルバゾー
ルに代表されるような複素環化合物を側鎖に有する重合
体、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イ
ミダゾール誘導体、ピラゾリン誘導体、ボリアリールア
ルカ/誘導体、フェニレンジアミン誘導体、ヒドラゾン
誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、トリアリールアミ
ン誘導体、カルバゾール誘導体、スチルベン誘導体、フ
ェノチアジン誘導体等各種公知の正孔を輸送しやすいギ
ヤリア輸送物質を適当なバインダー樹脂と共に溶媒に溶
解し、塗布、乾燥して形成することができる。
また単層構成の感光層は、上記のようなキャリア発生物
質を適当なキャリア輸送物質及びバインダー樹脂と共に
溶媒中に溶解或いは分散し、塗布することによっ【形成
することができる。
上記のバインダー樹脂とし【は、例えばポリカ−ボネー
ト、ポリエステル、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポ
リビニルアセテ、−ト、スチレン系共重合樹脂(例えば
スチレン−ブタジェン共重合体、ス゛チレンーメタクリ
ル酸メチル共重合体)、アクリロニトリル系共重合樹脂
(例えば塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等
)、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコン樹脂、シ
リコン−アルキッド樹脂、フェノール樹脂(例えばフェ
ノール−ホルムアルデヒド樹脂。
m−クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂等)、スチレン
−アルキッド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバソール、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルフォルマール、等のフ
ィルム形成性高分子重合体が好ましい。
また保護層は前記キャリア輸送性物質とバインダー樹脂
としてポリフレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
アクリル樹脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸
ビニル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコン樹脂、メラ
ミン樹脂等、並びにこれらの樹脂の繰り返し単位のうち
2つ以上を含む共重合体樹脂等によって形成することが
できる。
キャリア輸送層、キャリア発生層等を塗布形成する際に
用いられる溶媒としては、アセトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、キシレン
、クロロホルム、ジクロルメタン、1.2−ジクロルエ
タン、1,1.2−)IJ /ロルエタン、1,1,2
.2−テトラクロルエタン、1,1.2−)ジクロルプ
ロパン、1゜1.2.2−テトラクロルプロパン、1,
2.3−トリクロルプロパン、1,1.2−トリクロル
ブタ7.1.2,3.4−テトラクロルブタン、テトラ
ヒドロフラン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼン
、ジオキサン、メタノール、エタノ1−ル、イングロバ
ノール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジメチルスルホキシ
ド、メチルセルソルブアセテート、n−ブチルアミン、
ジエチルアミン、エチレンジアミン、イソプロパツール
アミン、トリエタノールアミン、トリエチレンジアミン
、N、N−ジメチルホルムアミド等が挙げられる。
又、前記キャリア輸送物質及びバインダー樹脂を溶解し
て塗布液を形成するための溶媒としては、これらを均一
に溶解するものが選択されるが、沸点(bp)が80℃
〜150℃のものが好ましく、90℃〜120℃のもの
がより好ましい。沸点が80℃未満では乾燥が早すぎて
結露し、ブラクングを生じ易く、又、乾燥が早すぎてレ
ベリングができず、平滑な感光層が得られなくなり易い
。また、150℃を超えると液垂れ、塗布むらが生じ易
い。
具体的には、ジクロルメタン、1.2−ジクロルエタン
(bp=83.5℃)、1,1.2−)ジクロルエタン
(bp=113.5°C)、1.4−ジオキサン(bp
=101.3℃)%ベンゼン(bp=80.1℃)、ト
ルエン(b p= 110.6°C)、OI In *
 p。
−キシレン(bp=138〜144℃)、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、モノクロルベンゼン等が挙げられ
る。また、沸点が80℃〜150℃の範囲にない溶媒で
も高沸点溶媒と低沸点溶媒の混合により、沸点調整を行
うことができる。
また、キャリア発生層、単層構成の感光層形成用の溶媒
としては、バインダー樹脂及び必要により含有されるキ
ャリア輸送物質を溶解し、かつキャリア発生物質を好ま
しくは2μm以下、より好ましくは1μm以下の微粒子
状に分散し、安定した分散液を提供できるもので、しか
も下層のキャリア輸送層、下引層等が存在する場合には
、これらを不当に溶解又は膨潤しないものが選択される
。
特に、上記のうち、トルエン、クロロホルム、ジクロル
メタン、1,2−ジクロルエタン、1,1゜2−トリク
ロルエタン、1,1,2.2−テトラクロルエタン、テ
トラヒドロフラン、モノクロルベンゼン、ジオキサンは
、キャリア発生層、キャリア輸送層のいずれにも好まし
い溶媒である。
本発明に用いられる塗布液には、上記以外に他の物質を
含有せしめることができる。例えばシロキサン系化合物
を含有せしめれば、塗布表面が平滑化するという効果が
ある。シロキサン系化合物としてはジメチルポリクロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン等が挙げられる。
添加量は塗布液全量に対し1〜10000111mが好
ましく、より好ましくは10〜100011’1mlで
ある。
また、感光層中には、残留電位及びメモリー低減を目的
として、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸
等の電子受容性物質を、好ましくはキャリア発生物質1
00重量部当り0.1〜100重量部の割合で添加する
ことができる。さらに又、感光層中には、必要により感
度向上、メモリー低減を目的としてブチルアミン、ジイ
ソブチルアミン等の有機アミンをキャリア発生物質のモ
ル数以下のモル数で含有せしめてもよい。
又、特にキャリア輸送層用塗布液とキャリア発生層用塗
布液とに、 figじバインダー樹脂、同じ溶媒を使用
して感光体を形成することも可能であり、その場合、感
光体の生産性及び性能が一段と向上される利点がある。
即ち、同じバインダー樹脂が使えれば、キャリア発生層
とキャリア輸送層間の障壁が少なくなり、光照射時発生
したキャリアがスムーズにキャリア輸送層に注入輸送さ
れ、それだけ感光体の感度特性その他残留電位、メモリ
ー特性等も改善される。
さらに又、同じバインダー樹脂、溶媒等が共通に使用で
きれば、塗布加工が容易、正確かつ高速となる利点があ
る。
導電性基体の形状、材質等は特に限定されないが、形状
としては同筒状のものが好ましく用いられる。また、材
料としては、アルミニウム合金等の金属板、金属ドラム
、又は導電性ポリマー、酸化インジウム等の導電性化合
物若しくはアルミニウム、パラジウム、金等の金属より
なる導電性薄層を塗布、蒸着、ラミネート等の手段によ
り、紋プラスチックフィルム等の基体に設けて成るもの
が用いられる。
キャリア発生層、単層構成の感光層を形成するにあたっ
ては、より具体的には1次のような方法が選択される。
(イ)キャリア発生物質を適当な溶剤に溶解した溶液あ
るいはこれにバインダーを加えて混合溶解した溶液を塗
布する方法。
(ロ)キャリア発生物質をボールミル、ホモミキサー等
によって分散媒中で微細粒子とし、必要に応じてバイン
ダーを加えて混合分散して得られる分散液を塗布する方
法。
これらの方法において超音波の作用下に粒子を分散させ
ると、均一分散が可能になる。
感光層、下引層、保護層等の感光体構成層の形成用塗布
液は、粘度を5〜500 c p (センチボイズ)の
範囲内とするのが好ましく、Hro〜300cpの範囲
内とするとより好ましい。粘度が上記範囲より小さいと
塗膜にタレを生じ易(、ドラム上部よりも下部の方が厚
膜となる傾向があり、上記範囲より大きいと塗布槽中の
塗布液の粘度が不均一になり易(、塗膜に膜厚ムラを生
じる傾向がある。
塗布乾燥後のキャリア輸送層の厚みは5〜50μmの範
囲とするのが好ましい。5μm未満では所望の帯電能(
±500〜800 V )が得られず、又、十分なキャ
リア輸送機能を発揮できないことがあり、9μmを超え
ると帯電能が高すぎ(100OV以上)。
画質が荒れ易く、解像力も落ち、残留電位大となり易い
。バインダー樹脂100重量部当りのキャリア輸送物質
の量は、20〜200重量部、好ましくは30〜150
重量部の範囲に納まるようにするのがよい。四重置部未
満ではキャリア輸送機能が低く、感度低下、残留電位が
増加し、200重量部を超えると粘度、表面張力が大き
く塗布加工性が悪くなり易い。
また、塗布乾燥後のキャリア発生層は1通常、その厚み
が0.05〜10μmとされる。0.05μm未溝では
キャリア発生能が不足し、又、均一塗布がしに((,1
0μmを超えると発生したキャリアがトラップされ、逆
に感度が低下し易い。バインダー樹脂100重量部当た
りキャリア発生物質の量は5〜500重量部、好ましく
は20〜100重量部とするのが良い。キャリア発生物
質が5重量部未満ではキャリア発生能が不足し、500
重量部を超えるとキャリアがトラップされ、感度低下、
メモリー発生が生じ易い。また、必要により含有せしめ
るキャリア輸送物質の量は、バインダー樹脂100重量
部当り、20〜200重量部、好ましくは30〜150
重量部の範囲に納まるようにするのがよい。
単層構成の感光層の場合、塗布乾燥後の層厚は10〜5
0μmであることが好ましい。層厚が上記範囲より小さ
いと帯電能が小さく、耐刷性にも劣る。また層厚が上記
範囲より大きいと、かえりて残留電位が上昇すると共に
、十分な輸送能が得がた(なる傾向がある。
感光体表面に設けられる保護層の層厚は0.01〜1μ
mの範囲内とするのが好ましい。また、感光層と導電性
基体との間に設けられる下引層(あるいは中間層、バリ
ア層、接着層等)の層厚は0.01〜2μmの範囲内と
するのが好ましい。
基体ドラムの直径と円筒状凸状部の外径(直径)との比
は100 : 98〜100 : 50の範囲内である
のが好ましい。これKより、凸状部の体積も塗布液液面
を押し上げるのに充分大きくなり、また場合によって、
基体ドラムと凸状部が接触するおそれもないと考えられ
る。
なお、感光体構成層の形成に際しては、ブレード塗布、
スプレー塗布、スパイラル塗布等の塗布方法を併用して
もよい。
以下、本発明の実施例をより具体的に説明するが、本発
明はこれにより限定されるものではない。
〈塗布液の調製〉 まず、以下のようにして、塗布液を調製した。
キャリア発生層形成用塗布液の調製 1.2−ジクロルエタン(関東化学社製)(沸点83.
5℃)100d中に、バインダー樹脂としてポリカーボ
ネート(パンライト−L−1250,今人化成社製)5
.0gを溶解した。また、キャリア発生物質として4.
10−ジブロムアンスアンスロン10gをボールミル中
で24時間粉砕し、これに上記溶液を加えてボールミル
で更に24時間分散し、粘度160 c pのキャリア
発生層形成用塗布液(分散液)を得た。
キャリア輸送層形成用塗布液 1.2−ジクロルエタン(関東化学社製) 1000d
中に、バインダー樹脂としてポリカーボネート(パンラ
イト−L−1250、今人化成社製)100gを溶解し
、かつキャリア輸送物質として1.1−ビス(4−N、
N−ジベンジルアミノ−2−メチルフェニル)ノルマル
ブタン100gを溶解して、キャリア輸送層形成用塗布
液を調製した。
〈塗布実験1〉 実施例1 第1図の塗布装置を用いて塗布実験を行った。
塗布槽2の直径を120mm、高さを350mmとし、
凸状部3の直径を75 (am 、高さを300 Mと
した。
上記のキャリア発生層形成用塗布液、キャリア輸送層形
成用塗布液をそれぞれ塗布槽内へと収容し、基体ドラム
上にキャリア発生層、キャリア輸送層を顆次塗布形成し
、負帯電使用の電子写真感光体を連続して100本製造
した。ただし、基体ドラムとしては80mmφx350
mmのアルミニウム製円筒状導電性基体を用いた。
比較例1 第13図に示す塗布槽を用い、実施例1と同様の条件下
に、負帯電使用の感光体を100本連続して製造した。
ただし、塗布槽の直径を80mm、高さを350 mm
とした。
〈塗布実験1の結果〉 実施例1 キャリア発生層については、塗布液量が最初21、追加
分0.51で、計2,51必要でありだ。
キャリア輸送層については、塗布液量が最初21、追加
11で、計31であった。
感光体100本のうち、良品は90本であり、残りの1
0本には塗布欠陥(異物欠陥)が見られた。
比較例1 キャリア発生層、キャリア輸送層の塗布液量は。
共に実施例と同様であった。
また、感光体100本のうち、良品は80本であり、残
りの 20本には塗布欠陥(異物欠陥)が顕著であった
。
以上のように、実施例1の塗布装置によれば、必要な塗
布液量は同程度であるにもかかわらず、塗布液の劣化が
抑えられ、塗布欠陥の発生頻度が著るしく減少し、生産
性が向上していることが明らかである。
〈塗布実験2〉 実施例2 第2図の塗布装置を用いて塗布実験を行った。
塗布槽2の直径を240mm、高さを350Mとし、凸
状部3の直径を190M、高さを300帥とした。
上記のキャリア発生層形成用塗布液、キャリア輸送層形
成用塗布液をそれぞれ塗布槽内へと収容し、基体ドラム
上にキャリア発生層、キャリア輸送層を順次塗布形成し
、負帯電使用の電子写真感光体を連続して100本製造
した。ただし、基体ドラムとしては200mmφx35
0mmのアルミニウム製円筒状導電性基体を用いた。
比較例2 第14図に示す塗布槽を用い、実施例と同様の条件下に
、負帯電使用の感光体を100本連続して製造した。た
だし、塗布槽の直径を240mm、高さを350 mm
とした。
〈塗布実験2の結果〉 実施例2 キャリア発生層については、塗布液量が最初101(塗
布槽に61、配管に41)、追加分1!で、計111必
要であった。
キャリア輸送層については、塗布液量が最初10 Il
(塗布槽に61、配管に47)追加21で計121であ
った。
感光体100本のうち、良品は96本であった。
比較例2 キャリア発生層については、塗布液量が最初221(塗
布槽に161%配管に6J)、追加分11で、計23j
必要であった。
キャリア輸送層については、塗布液量が最初221(塗
布槽に161、配管に61)、追加21で計241であ
った。
感光体100本のうち、良品は96本であった。
く塗布装置〉 なお、ポンプの容量を流量201/m1n(比較例2)
から2J/m1n(実施例2)へと小型化できた。また
、フィルターの濾過面積を130000−(比較例2)
から1300 crA (実施例2)へと小型化できた
。
以上のようK、実施例の塗布装置によれば、必要な塗布
液量が半分以下に抑えられ、ポンプの容量、フィルター
の濾過面積も小さくできることが明らかである。
以上、本発明を例示したが、本発明の実施例は上記の態
様のものに限られるわけではなく、種々変形が可能であ
る。
例えば塗布槽、被塗布体、凸状部の寸法、形状、位置等
は種々であってよい。
また、種々の圧力制御手段を併用することも可能であり
、例えば、基体ドラム中空部の圧力の増大、減少に対応
して体積変化するもの(1!L船、蛇腹等)を、チェー
ブ等を介して基体ドラム中空部につなげたものが考えら
れる。
へ0発明の効果 本発明の塗布装置によれば、塗布槽内壁に凸状部が設け
られ、前記被塗布体を浸漬するに際して前記凹部へ前記
凸状部が挿入されるよ5に構成しであるので、塗布槽内
において凸状部により塗布液が排除されるため、排除さ
れた分だけ少ない液量の塗布液をもって被塗布体を所定
位置まで塗布できると共に、被塗布体の浸漬、引き上げ
時において凸状部の体積分だけ塗布液の上下動を小さく
できる。これにより、塗布槽側壁における乾固物生成を
抑制して異物欠陥の発生頻度を着るしく減少せしめると
共に、塗布液の必要量を減らしてコストダウンを達成で
きる。
また、被塗布体の凹部内の圧力を制御する圧力制御手段
が設けられているので、被塗布体の浸漬、引き上げ時K
、凹部内の圧力を制御して、凹部内への塗布液の侵入や
凹部内の空気が塗布液中へと漏れるのを防止できる。従
って、凹部内への塗布液の塗布、付着を避けて、塗布液
の無駄や塗布され、付着した塗布液を除く煩雑な作業を
不要とすると共に、空気漏れによる塗布欠陥も生じない
ようにできる。
更に、圧力制御手段が少なくともピストンとシリングと
からなっているので、ピストンの動作によって圧力制御
を容易、正確に行うことができ、また機構b%比較的簡
素である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明の実施例を示すものであって。 第1図は塗布装置を示し、同図(a)は塗布装量な示す
概略部分断面図、同図(b)は塗布槽を示す断面図、同
図(c)は塗布液に基体ドラムを浸漬した状態を示す断
面図、 第2図は他の塗布装置を示し、同図(a)は塗布装置を
示す概略部分断面図、同図(b)は塗布槽を示す断面図
、同図(c)は塗布液に基体ドラムを浸漬した状態を示
す断面図、 第3図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8図、第
9図はそれぞれ更に他の塗布装置を示す断面図 である。 第10図、第11図、第12図はそれぞれ電子写真感光
体の一例を示す断面図である。 第13図、第14図はそれぞれ従来の塗布装置を示す断
面図である。 なお、図面に示す符号において、 1・・・・・・・・・塗布液 la、lb、lc・・・・・・・・・塗布液液面の位置
2・・・・・・・・・塗布槽 2d・・・・・・・・・塗布槽側壁 2e・・・・・・・・・塗布槽側壁上級部3.13、n
、53・・・・・・・・・凸状部3a、13a・・・・
・・・・・中空部3b、13b、23b、53b・・・
・・・・・・凸状部外周面4・・・・・・・・・基体ド
ラム 4a・・・・・・・・・所定位置 4c・・・・・・・・・中空部 4d・・・・・・・・・基体ドラム内周面7・・・・・
・・・・開口 9・・・・・・・・・乾固物 23a、 53a、 37・・・・・・・・・空間n・
・・・・・・・・チェーブ 羽、4B・・・・・・・−・ピストン 39・・・・・・・・・シリンダ 菊、60・・・・・・・・・圧力制御手段A1.・・・
・・・・・・凸状部による液面の上昇分の大きさ1、・
・・・・・・・・浸漬に伴なう液面の上下動の大きさで
ある。 代理人 弁理士  逢 坂   ヅ 第7図   第9図 −IQ$;l − 第10図 第13図 9口 第14図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、塗布槽内に収容されている塗布液に凹部を有する被
    塗布体を浸漬し、この被塗布体を引き上げることによっ
    て前記塗布液を前記被塗布体に塗布する塗布装置におい
    て、前記塗布槽内壁に凸状部が設けられ、前記被塗布体
    を浸漬するに際して前記凹部へ前記凸状部が挿入される
    ように構成し、前記凹部内の圧力を制御する圧力制御手
    段が設けられ、かつ前記圧力制御手段が少なくともピス
    トンとシリンダとからなっていることを特徴とする塗布
    装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57120671A (en) * 1981-01-19 1982-07-27 Resupuburikansukii Gosudarusut Apparatus for applying enamel modifying agent to pipe

Patent Citations (1)

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