JPH0113861B2 - - Google Patents
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- JPH0113861B2 JPH0113861B2 JP57014276A JP1427682A JPH0113861B2 JP H0113861 B2 JPH0113861 B2 JP H0113861B2 JP 57014276 A JP57014276 A JP 57014276A JP 1427682 A JP1427682 A JP 1427682A JP H0113861 B2 JPH0113861 B2 JP H0113861B2
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- JP
- Japan
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- adsorbent
- plasma
- adsorption
- carrier
- antibodies
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- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、血液、血漿、その他の体液成分(以
下体液と総称)より自己抗体を除去する吸着材に
関する。さらに詳しくは、自己免疫患患者の体液
中に高頻度に出現し、疾患の原因および疾患の進
行と密接にかゝわつていると考えられている自己
抗体を特異的に吸着除去することにより、体液を
浄化再生し、疾患の進行を防止すると共に、症状
を軽減せしめ、さらに治癒を早める簡便な吸着材
を提供することを目的とする。
下体液と総称)より自己抗体を除去する吸着材に
関する。さらに詳しくは、自己免疫患患者の体液
中に高頻度に出現し、疾患の原因および疾患の進
行と密接にかゝわつていると考えられている自己
抗体を特異的に吸着除去することにより、体液を
浄化再生し、疾患の進行を防止すると共に、症状
を軽減せしめ、さらに治癒を早める簡便な吸着材
を提供することを目的とする。
従来、全身性エリテマトーデス(SLE)、重症
筋無力症(MG)等の自己免疫疾患は、難治性疾
患とされ、著効のある治療法がなかつた。最近こ
れらの自己免疫疾患は、抗原、抗体、免疫複合体
等を含む患者血漿を他の新鮮凍結血漿と入れ換え
る血漿交換療法が施療され、かなりの進行防止症
状軽減あるいは治癒効果が確認されるようになつ
てきた。
筋無力症(MG)等の自己免疫疾患は、難治性疾
患とされ、著効のある治療法がなかつた。最近こ
れらの自己免疫疾患は、抗原、抗体、免疫複合体
等を含む患者血漿を他の新鮮凍結血漿と入れ換え
る血漿交換療法が施療され、かなりの進行防止症
状軽減あるいは治癒効果が確認されるようになつ
てきた。
しかしながら、血漿交換療法は、多量の新鮮
凍結血漿を必要とし、供給面の制約より一般的に
普及できるものではない。他人の血漿を利用す
るため、Hb抗原等の感染の危険が高い等の致命
的欠点がある。
凍結血漿を必要とし、供給面の制約より一般的に
普及できるものではない。他人の血漿を利用す
るため、Hb抗原等の感染の危険が高い等の致命
的欠点がある。
また同様に、悪性物質を非特異的に除去する方
法として限外過膜による除去が提案されている
が、分子量によりシヤープに分離することも困
難であり、アルブミン等比較的有用な物質も除
去してしまう、また膜の目づまりによる過速
度の低下、カツトオフ分子量の変動等の問題もあ
り、必ずしも十分なものではなかつた。
法として限外過膜による除去が提案されている
が、分子量によりシヤープに分離することも困
難であり、アルブミン等比較的有用な物質も除
去してしまう、また膜の目づまりによる過速
度の低下、カツトオフ分子量の変動等の問題もあ
り、必ずしも十分なものではなかつた。
本発明者らは、上記の如き体液中より自己抗体
を除去する従来技術の問題点に鑑み、簡便でより
一般的に普及可能であり、安全性を有し、高活性
かつ特異的に血漿などの体液から自己孔体を吸着
し、体液を再生浄化する吸着材を提供すべく鋭意
研究した結果、各種物質を親水性担体に結合して
自己抗体に対する結合活性を評価したところ、実
に驚くべきことには、親水性担体に糖および/ま
たはオリゴ糖を結合させたものが極めて高活性か
つ特異的に自己抗体を吸着することを見出し、先
に特許出願した(特開昭57−134164)。
を除去する従来技術の問題点に鑑み、簡便でより
一般的に普及可能であり、安全性を有し、高活性
かつ特異的に血漿などの体液から自己孔体を吸着
し、体液を再生浄化する吸着材を提供すべく鋭意
研究した結果、各種物質を親水性担体に結合して
自己抗体に対する結合活性を評価したところ、実
に驚くべきことには、親水性担体に糖および/ま
たはオリゴ糖を結合させたものが極めて高活性か
つ特異的に自己抗体を吸着することを見出し、先
に特許出願した(特開昭57−134164)。
本発明は、先の発明に関して担体についてより
詳細に検討した結果なされたものであり、担体の
改良に関する。
詳細に検討した結果なされたものであり、担体の
改良に関する。
従来、本目的を対象として特別に設計された担
体は知られていない。したがつて、通常アフイニ
テイクロマトグラフイ用として公知の担体を転用
する他はなかつた。公知の担体としては、アガロ
ース系担体、デキストラン系担体、セルロース系
担体等の天性高分子系担体、ポリアクリルアミド
系担体、ガラス系担体等が知られている。
体は知られていない。したがつて、通常アフイニ
テイクロマトグラフイ用として公知の担体を転用
する他はなかつた。公知の担体としては、アガロ
ース系担体、デキストラン系担体、セルロース系
担体等の天性高分子系担体、ポリアクリルアミド
系担体、ガラス系担体等が知られている。
しかしながら、天然高分子系担体は治療用に用
いる時、以下の欠点を有する。
いる時、以下の欠点を有する。
(1) 機械的強度が不十分なために操作上の制約が
多い。たとえば活性化、固定化等の吸着体の調
製時に破壊されたり、輸送、使用時に担体のカ
ケ、クダケが生じる。
多い。たとえば活性化、固定化等の吸着体の調
製時に破壊されたり、輸送、使用時に担体のカ
ケ、クダケが生じる。
(2) 軟質ゲルであるため、カラムに充填し体外循
環に用いる場合に、除去すべき物質を含む体液
を高流速で流すことができない。体液のような
高粘度、高溶質濃度液を高流速で流すと、軟質
ゲルであるため、充填体積が減少し、目づまり
と流量低下をおこし、ついには流れなくなる場
合もある。
環に用いる場合に、除去すべき物質を含む体液
を高流速で流すことができない。体液のような
高粘度、高溶質濃度液を高流速で流すと、軟質
ゲルであるため、充填体積が減少し、目づまり
と流量低下をおこし、ついには流れなくなる場
合もある。
(3) 軟質ゲルでありパーマネントポアーではない
ため、体外循環治療用吸着材の必須要件である
滅菌操作も容易に行えない。例えばエチレンオ
キサイドガス滅菌のように薬剤滅菌の場合、凍
結乾燥して滅菌されるが、凍結乾燥によつて細
孔が破壊され、再び水系媒体に分散しても元に
もどらない。凍結乾燥時その体積は約半量まで
減少し、再び水系媒体に分散しても元の体積の
たかだか80%程度にしかもどらず、吸着能力も
減少するのが常である。凍結乾燥時細孔を保護
するため、添加剤を混入して行う方法もある
が、添加剤が体液に入るのを防ぐため、使用前
に徹底的な洗浄を施さなければならない。また
高圧蒸気滅菌のような熱滅菌も細孔を破壊する
ので用いることができない。同様に放射線滅菌
もその骨格および細孔を破壊するので用いるこ
とができない。
ため、体外循環治療用吸着材の必須要件である
滅菌操作も容易に行えない。例えばエチレンオ
キサイドガス滅菌のように薬剤滅菌の場合、凍
結乾燥して滅菌されるが、凍結乾燥によつて細
孔が破壊され、再び水系媒体に分散しても元に
もどらない。凍結乾燥時その体積は約半量まで
減少し、再び水系媒体に分散しても元の体積の
たかだか80%程度にしかもどらず、吸着能力も
減少するのが常である。凍結乾燥時細孔を保護
するため、添加剤を混入して行う方法もある
が、添加剤が体液に入るのを防ぐため、使用前
に徹底的な洗浄を施さなければならない。また
高圧蒸気滅菌のような熱滅菌も細孔を破壊する
ので用いることができない。同様に放射線滅菌
もその骨格および細孔を破壊するので用いるこ
とができない。
(4) さらには天然高分子系担体は体外循環治療用
に用いる時、補体系の活性化、凝固系の活性化
がおこり、ロイコペニア、スロンボサイトペニ
ア等を生来するといわれ、あまり好ましくな
い。
に用いる時、補体系の活性化、凝固系の活性化
がおこり、ロイコペニア、スロンボサイトペニ
ア等を生来するといわれ、あまり好ましくな
い。
ポリアクリルアミド系担体は、物理的、化学的
に比較的安定であるという長所を有するものの、
血漿タンパクの非特異的吸着が生じ、またアクリ
ルアミドの残留毒性も無視し得ない。ガラス系担
体は物理的、化学的に安定であるが、血漿タンパ
クの非特異的吸着が著しく、また全血に用いる場
合には、血栓形成を起こし、用いられない。
に比較的安定であるという長所を有するものの、
血漿タンパクの非特異的吸着が生じ、またアクリ
ルアミドの残留毒性も無視し得ない。ガラス系担
体は物理的、化学的に安定であるが、血漿タンパ
クの非特異的吸着が著しく、また全血に用いる場
合には、血栓形成を起こし、用いられない。
本発明の目的は、上記の如き従来技術に基づく
担体の問題点に鑑み、一般的に普及可能であり、
自己抗体を高活性かつ特異的に吸着し、安定な活
性を保持し、安全性があり、滅菌操作も簡易に行
なうことができ、体液浄化あるいは再生用に適し
た吸着材を提供せんとするものである。
担体の問題点に鑑み、一般的に普及可能であり、
自己抗体を高活性かつ特異的に吸着し、安定な活
性を保持し、安全性があり、滅菌操作も簡易に行
なうことができ、体液浄化あるいは再生用に適し
た吸着材を提供せんとするものである。
本発明者らは、上記目的に沿つて研究を進め、
各種の担体に糖および/またはオリゴ糖を結合
し、自己抗体に対する結合活性および血漿タンパ
クの非特異吸着と全血に対する使用可否等を評価
したところ、実に驚くべきことには、ビニルアル
コール単位を主構成成分とする重合体が担体とし
て極めて好結果を与えることを見い出し、本発明
を完成するに至つた。
各種の担体に糖および/またはオリゴ糖を結合
し、自己抗体に対する結合活性および血漿タンパ
クの非特異吸着と全血に対する使用可否等を評価
したところ、実に驚くべきことには、ビニルアル
コール単位を主構成成分とする重合体が担体とし
て極めて好結果を与えることを見い出し、本発明
を完成するに至つた。
すなわち、本発明は、ビニルアルコール単位を
主構成成分とする架橋重合体からなる担体に、糖
および/またはオリゴ糖が結合されていることを
特徴とする自己抗体の吸着材に係る。
主構成成分とする架橋重合体からなる担体に、糖
および/またはオリゴ糖が結合されていることを
特徴とする自己抗体の吸着材に係る。
本発明に用いる担体としては、血漿タンパク
の非特異吸着が少ない、補体系、凝固系を活性
化しない等の血漿タンパクとの相互作用特性およ
び吸着特性が要求される。また安全性の面では、
滅菌可能であること、物理的強度があり、担
体のカケやクダケが発生しないこと、担体より
溶出物がないことが要求される。さらに全血用吸
着材として用いる場合には、血球成分との相互作
用、すなわち、血栓形成や血球成分の非特異粘着
残血等が問題になる。デキストラン、アガロー
ス、セルロース等の天然高分子系担体は、血球、
血漿成分と相互作用し、補体系の活性化、凝固系
の活性化を起こす。一方、合成高分子系担体は、
比較的これらの問題を起こさないとされている。
の非特異吸着が少ない、補体系、凝固系を活性
化しない等の血漿タンパクとの相互作用特性およ
び吸着特性が要求される。また安全性の面では、
滅菌可能であること、物理的強度があり、担
体のカケやクダケが発生しないこと、担体より
溶出物がないことが要求される。さらに全血用吸
着材として用いる場合には、血球成分との相互作
用、すなわち、血栓形成や血球成分の非特異粘着
残血等が問題になる。デキストラン、アガロー
ス、セルロース等の天然高分子系担体は、血球、
血漿成分と相互作用し、補体系の活性化、凝固系
の活性化を起こす。一方、合成高分子系担体は、
比較的これらの問題を起こさないとされている。
本発明者らは、合成高分子担体について検討し
た結果、ビニルアルコール単位を主構成成分とす
る重合体からなる担体は、以上の未解決の問題を
みごとに解決することを見い出した。
た結果、ビニルアルコール単位を主構成成分とす
る重合体からなる担体は、以上の未解決の問題を
みごとに解決することを見い出した。
ビニルアルコール単位を主構成成分とする架橋
重合体からなる担体は、その親水性のため、血漿
中のタンパク質等溶質との相互作用が小さく、非
特異吸着を最小限に低下させる。また血漿中の補
体系、凝固系と相互作用しない等の極めて優れた
特性を有する。物理的特性の面でも、耐熱性を有
し、熱滅菌を可能ならしめ、さらには合成高分子
の特性である物理的機械的強度に優れている。全
血用吸着材の担体として用いる場合にも、血球成
分との相互作用が少なく、血栓形成や血球成分の
非特異粘着、残血等を最少限におさえる等の極め
て優れた特性を併せ持つている。
重合体からなる担体は、その親水性のため、血漿
中のタンパク質等溶質との相互作用が小さく、非
特異吸着を最小限に低下させる。また血漿中の補
体系、凝固系と相互作用しない等の極めて優れた
特性を有する。物理的特性の面でも、耐熱性を有
し、熱滅菌を可能ならしめ、さらには合成高分子
の特性である物理的機械的強度に優れている。全
血用吸着材の担体として用いる場合にも、血球成
分との相互作用が少なく、血栓形成や血球成分の
非特異粘着、残血等を最少限におさえる等の極め
て優れた特性を併せ持つている。
本発明の架橋重合体の水酸基の密度は、高くな
ればなるほどその親水性が増加し、血液成分との
相互作用を最小にする上では好都合であり、また
活性化試薬で活性化した場合の活性基密度も高水
準に保持でき好ましいが、一方、架橋密度(架橋
剤含量)との関係で、物理的、機械的強度が低下
する。したがつて、水酸基密度としては5〜
17meq/gが好ましく、より好ましくは6〜
15meq/gである。
ればなるほどその親水性が増加し、血液成分との
相互作用を最小にする上では好都合であり、また
活性化試薬で活性化した場合の活性基密度も高水
準に保持でき好ましいが、一方、架橋密度(架橋
剤含量)との関係で、物理的、機械的強度が低下
する。したがつて、水酸基密度としては5〜
17meq/gが好ましく、より好ましくは6〜
15meq/gである。
水酸基密度は、担体をピリジン溶媒中で無水酢
酸と反応させて、水酸基と反応して消費した無水
酢酸の量または担体の重量変化を測定し、これか
ら求めることができる。乾燥担体1gが1mmol
の無水酢酸と反応したときの水酸基密度が
1meq/gである。
酸と反応させて、水酸基と反応して消費した無水
酢酸の量または担体の重量変化を測定し、これか
ら求めることができる。乾燥担体1gが1mmol
の無水酢酸と反応したときの水酸基密度が
1meq/gである。
ビニルアルコール単位を主構成々分とする架橋
重合体は、水酸基を有するモノマーの重合または
ポリマーの化学反応による水酸基の導入により合
成できる。両者を併用して合成することもでき
る。重合方法としては、ラジカル重合法を用いる
ことができる。架橋剤は重合時共重合により導入
してもよいし、またポリマーの化学反応(ポリマ
ー間、ポリマーと架橋剤)で導入してもよく、両
者を併用してもよい。
重合体は、水酸基を有するモノマーの重合または
ポリマーの化学反応による水酸基の導入により合
成できる。両者を併用して合成することもでき
る。重合方法としては、ラジカル重合法を用いる
ことができる。架橋剤は重合時共重合により導入
してもよいし、またポリマーの化学反応(ポリマ
ー間、ポリマーと架橋剤)で導入してもよく、両
者を併用してもよい。
一例をあげると、ビニル系モノマーとビニル系
またはアリル系架橋剤との共重合により作ること
ができる。この場合のビニル系モノマーとして
は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のカルボ
ン酸のビニルエステル類、メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル等のビニルエーテル類
を例示することができる。
またはアリル系架橋剤との共重合により作ること
ができる。この場合のビニル系モノマーとして
は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のカルボ
ン酸のビニルエステル類、メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル等のビニルエーテル類
を例示することができる。
架橋剤としては、トリアリルイソシアヌレー
ト、トリアリルシアヌレート等のアリル化合物
類、エチレングリコールジメタアクリレート、ジ
エチレングリコールジメタアクリレート、ペンタ
エリスリトールのジ、トリ、テトラアクリレート
等の多価(メタ)アクリレート類、ブタンジオー
ルジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビ
ニルエーテル、テトラビニルグリオキザール等の
ポリビニルエーテル類、ジアリリデンペンタエリ
スリツト、テトラアリロキシエタンのようなポリ
アリルエーテル類、グリシジルメタクリレート等
のグリシジルアクリレート類を用いることができ
る。また必要に応じて、他のコモノマーを共重合
したものも用いることができる。
ト、トリアリルシアヌレート等のアリル化合物
類、エチレングリコールジメタアクリレート、ジ
エチレングリコールジメタアクリレート、ペンタ
エリスリトールのジ、トリ、テトラアクリレート
等の多価(メタ)アクリレート類、ブタンジオー
ルジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビ
ニルエーテル、テトラビニルグリオキザール等の
ポリビニルエーテル類、ジアリリデンペンタエリ
スリツト、テトラアリロキシエタンのようなポリ
アリルエーテル類、グリシジルメタクリレート等
のグリシジルアクリレート類を用いることができ
る。また必要に応じて、他のコモノマーを共重合
したものも用いることができる。
ビニル系共重合体の場合には、カルボン酸のビ
ニルエステルとイソシアヌレート環を有するビニ
ル化合物(アリル化合物)を共重合し、共重合体
を加水分解して得られるポリビニルアルコールの
トリアリルイソシアヌレート架橋体が、強度、化
学的安定性の面で特に良好な担体を与える。
ニルエステルとイソシアヌレート環を有するビニ
ル化合物(アリル化合物)を共重合し、共重合体
を加水分解して得られるポリビニルアルコールの
トリアリルイソシアヌレート架橋体が、強度、化
学的安定性の面で特に良好な担体を与える。
以上ビニル系共重合体の場合を例示したが、本
発明は、これに限定されるものではない。
発明は、これに限定されるものではない。
本担体の形状としては、球状、粒状、糸状、中
空糸状、平膜状等いずれも有効に用いられるが、
その担体表面積(吸着材としての吸着能力)およ
び体外循環時の体液の流通面より、球状または粒
状が特に好ましく用いられる。したがつて、担体
の合成法としては、公知の懸濁重合法が特に有効
に用いられる。
空糸状、平膜状等いずれも有効に用いられるが、
その担体表面積(吸着材としての吸着能力)およ
び体外循環時の体液の流通面より、球状または粒
状が特に好ましく用いられる。したがつて、担体
の合成法としては、公知の懸濁重合法が特に有効
に用いられる。
球状または粒子状担体の平均粒径は25〜2500μ
mのものを利用できるが、その比較面積(吸着材
としての吸着能力)と体液の流通面より、150〜
1500μmのものが特に好ましい。
mのものを利用できるが、その比較面積(吸着材
としての吸着能力)と体液の流通面より、150〜
1500μmのものが特に好ましい。
本発明においては、架橋共重合体の比表面積が
少なくとも5m2/gを保持するものを用いる。
少なくとも5m2/gを保持するものを用いる。
比表面積とは、乾燥架橋共重合体単位重量当り
に吸着した窒素ガスが占有する表面でもつて表示
したものである。つまり比表面積は単位重量の架
橋共重合体を構成する物質が乾燥状態でいかに有
効に表面を形成しているかを表示している。
に吸着した窒素ガスが占有する表面でもつて表示
したものである。つまり比表面積は単位重量の架
橋共重合体を構成する物質が乾燥状態でいかに有
効に表面を形成しているかを表示している。
一般に架橋共重合体は、その架橋共重合体と親
和性のある媒体中で膨潤し、乾燥すると収縮す
る。膨潤時に媒体が満たされているポアーが架橋
の網目のみで維持されている軟質ゲルの場合は、
乾燥すると網目がつぶされてしまい、ポアーはほ
とんど消失する。
和性のある媒体中で膨潤し、乾燥すると収縮す
る。膨潤時に媒体が満たされているポアーが架橋
の網目のみで維持されている軟質ゲルの場合は、
乾燥すると網目がつぶされてしまい、ポアーはほ
とんど消失する。
この場合の比表面積は、ほとんど粒子の外側だ
けの値になるため、一般に1m2/g以下の低い値
を示す従来アフイニテイクロマトグラフイ用とし
て知られているアガロースは軟質ゲルであるた
め、乾燥によつてポアーが消失してしまう。した
がつて、滅菌操作も容易に行えず、さらにはつぶ
れやすい軟質の網目を持つているため、カラムに
充填し体外循環に用いる場合にも、体液を長時
間、高流速で流すことができない。
けの値になるため、一般に1m2/g以下の低い値
を示す従来アフイニテイクロマトグラフイ用とし
て知られているアガロースは軟質ゲルであるた
め、乾燥によつてポアーが消失してしまう。した
がつて、滅菌操作も容易に行えず、さらにはつぶ
れやすい軟質の網目を持つているため、カラムに
充填し体外循環に用いる場合にも、体液を長時
間、高流速で流すことができない。
一方、ポアーがしつかりした構造をもち、凍結
乾燥や熱滅菌に耐える硬質ゲル(架橋共重合体)
の場合には、乾燥した際にポアーは多少収縮する
ものの、膨潤時の状態をほとんど維持する。つま
りパーマネントポアーを有し、比表面積は軟質ゲ
ルより高い値を示し、少なくとも5m2/g以上の
値を示した。
乾燥や熱滅菌に耐える硬質ゲル(架橋共重合体)
の場合には、乾燥した際にポアーは多少収縮する
ものの、膨潤時の状態をほとんど維持する。つま
りパーマネントポアーを有し、比表面積は軟質ゲ
ルより高い値を示し、少なくとも5m2/g以上の
値を示した。
本発明の比表面積の側定は、最も一般的な窒素
ガスによるベツド法(BET法)で求めた。また
比表面積測定に用いるサンプルは、十分乾燥して
おかなければならないが、本発明の架橋共重合体
は乾燥しにくいこともあり、水にぬれた担体をア
セトンで平衡にした後、60℃以下で減圧乾燥して
測定に供した。
ガスによるベツド法(BET法)で求めた。また
比表面積測定に用いるサンプルは、十分乾燥して
おかなければならないが、本発明の架橋共重合体
は乾燥しにくいこともあり、水にぬれた担体をア
セトンで平衡にした後、60℃以下で減圧乾燥して
測定に供した。
本発明に用いる架橋共重合体の保水量(以下
WRという)は0.5〜16g/gの範囲にあるのが適
当であり、好ましくは1.0〜15.0g/gの範囲で
ある。
WRという)は0.5〜16g/gの範囲にあるのが適
当であり、好ましくは1.0〜15.0g/gの範囲で
ある。
WRとは、架橋共重合体を生理食塩水と平衡に
した時、粒子内に含みうる生理食塩水の量を架橋
共重合体乾燥重量あたりの値として表示したもの
である。つまりWRは架橋共重合体内の孔量の目
安になる。WRが大きくなると、水中において架
橋共重合体単位体積あたりの骨格を形成する部
分、つまり架橋共重合体そのものの重量が相対的
に低下し、そのため生理食塩水中さらには体液中
において、架橋共重合体の機械的強度が低下す
る。またWRが小さくなると、吸着に有効な単位
重量(または単位体積)あたりの孔量が少なくな
るので吸着能力が低下する。したがつて、WRが
適当な範囲にあることが本目的の担体にとつて好
ましい。
した時、粒子内に含みうる生理食塩水の量を架橋
共重合体乾燥重量あたりの値として表示したもの
である。つまりWRは架橋共重合体内の孔量の目
安になる。WRが大きくなると、水中において架
橋共重合体単位体積あたりの骨格を形成する部
分、つまり架橋共重合体そのものの重量が相対的
に低下し、そのため生理食塩水中さらには体液中
において、架橋共重合体の機械的強度が低下す
る。またWRが小さくなると、吸着に有効な単位
重量(または単位体積)あたりの孔量が少なくな
るので吸着能力が低下する。したがつて、WRが
適当な範囲にあることが本目的の担体にとつて好
ましい。
WRは予め十分に乾燥した架橋共重合体の重量
(W2)を測定した後に、生理食塩水と十分平衡に
した架橋共重合体を遠心分離器にかけて架橋共重
合体表面に付着している生理食塩水を除去した
後、その重合(W1)を測定し、次式によつて求
めることができる。
(W2)を測定した後に、生理食塩水と十分平衡に
した架橋共重合体を遠心分離器にかけて架橋共重
合体表面に付着している生理食塩水を除去した
後、その重合(W1)を測定し、次式によつて求
めることができる。
WR=W1−W2/W2 (g/g)
担体の排除限界分子量(タンパク質)として
は、本発明の目的吸着物質である自己担体の分子
量が約15万より90万であり、さらに自己抗体より
生成する免疫複合体の分子量は時に1000万に達成
するので、15万〜1000万が好ましい。本発明の目
的に最も汎用的な排除限界分子量は15万〜200万
である。
は、本発明の目的吸着物質である自己担体の分子
量が約15万より90万であり、さらに自己抗体より
生成する免疫複合体の分子量は時に1000万に達成
するので、15万〜1000万が好ましい。本発明の目
的に最も汎用的な排除限界分子量は15万〜200万
である。
本発明で特に除去対象とする自己抗体は、体組
織、体細胞等の体内で固相にある抗原に対する自
己抗体である。これらの固相抗原においては、糖
タンパク質、糖脂質、プロテオグリカン等に含ま
れる糖が重要な免疫学的機能と抗原性を有するこ
とが多い。また、肺炎球菌等細菌性の外来抗原の
場合にも、その糖鎖が主たる抗原であり、その抗
体が体内で産生されるものである。
織、体細胞等の体内で固相にある抗原に対する自
己抗体である。これらの固相抗原においては、糖
タンパク質、糖脂質、プロテオグリカン等に含ま
れる糖が重要な免疫学的機能と抗原性を有するこ
とが多い。また、肺炎球菌等細菌性の外来抗原の
場合にも、その糖鎖が主たる抗原であり、その抗
体が体内で産生されるものである。
糖鎖はタンパク質等の他の生成高分子と異なり
分子鎖の自由度が小さく、比較的複雑な高次構造
をとりにくい。また、各種の単糖の立体構造もア
ミノ酸に比し、基本骨格において大きな相違がな
く、事実溶連菌感染後のリウマチ熱、リウマチ性
心疾患において、心内膜とA型溶連菌多糖体は交
叉反応性抗原として作用することから、抗糖鎖抗
体は交叉反応をおこしやすく、逆に糖またはその
誘導体は糖鎖を抗原とする各種自己抗体と反応す
ることが予想される。
分子鎖の自由度が小さく、比較的複雑な高次構造
をとりにくい。また、各種の単糖の立体構造もア
ミノ酸に比し、基本骨格において大きな相違がな
く、事実溶連菌感染後のリウマチ熱、リウマチ性
心疾患において、心内膜とA型溶連菌多糖体は交
叉反応性抗原として作用することから、抗糖鎖抗
体は交叉反応をおこしやすく、逆に糖またはその
誘導体は糖鎖を抗原とする各種自己抗体と反応す
ることが予想される。
本発明で対象とする自己体成分に対する自己抗
体について、より詳細に説明すると、抗リンパ球
抗体、抗血小板抗体、抗赤血球抗体、抗アセチル
コリンレセプター抗体、抗平滑筋抗体、抗表皮細
胞間抗体、抗間底膜抗体、抗プロテオグリカン抗
体、抗コラーゲン抗体、抗胃内因子抗体、抗甲状
腺ミクロゾーム抗体、抗マイクロゾーム抗体、抗
大腸抗体動脈抗体等の自己抗体であり、そのイム
ノグロブリンクラスにかかわりなく使用すること
ができる。
体について、より詳細に説明すると、抗リンパ球
抗体、抗血小板抗体、抗赤血球抗体、抗アセチル
コリンレセプター抗体、抗平滑筋抗体、抗表皮細
胞間抗体、抗間底膜抗体、抗プロテオグリカン抗
体、抗コラーゲン抗体、抗胃内因子抗体、抗甲状
腺ミクロゾーム抗体、抗マイクロゾーム抗体、抗
大腸抗体動脈抗体等の自己抗体であり、そのイム
ノグロブリンクラスにかかわりなく使用すること
ができる。
本発明で用いられる糖は、体組織および体細胞
表層の糖脂質、糖タンパク質、プロテオグリカン
等を構成している単糖おびその誘導体である。単
糖としては、ピラノースまたはフラスノース構造
を持つたN−アセチル−D−グルコサミン、N−
アセチル−D−ガラクトサミン等のヘキソサミ
ン、D−ガラクトース、D−マンノース、D−グ
ルコース等のヘキソース、L−フコース、L−ラ
ムノース等の6−デオキシヘキソース、D−キシ
ロース、D−アラビノース等のペントース、N−
アセチルノイラミン酸、N−グリコリルノイラミ
ン酸等のシアル酸が用いられる。これらはα型、
β型いずれの異性体も特に限定なく用いることが
できる。
表層の糖脂質、糖タンパク質、プロテオグリカン
等を構成している単糖おびその誘導体である。単
糖としては、ピラノースまたはフラスノース構造
を持つたN−アセチル−D−グルコサミン、N−
アセチル−D−ガラクトサミン等のヘキソサミ
ン、D−ガラクトース、D−マンノース、D−グ
ルコース等のヘキソース、L−フコース、L−ラ
ムノース等の6−デオキシヘキソース、D−キシ
ロース、D−アラビノース等のペントース、N−
アセチルノイラミン酸、N−グリコリルノイラミ
ン酸等のシアル酸が用いられる。これらはα型、
β型いずれの異性体も特に限定なく用いることが
できる。
オリゴ糖としては、上記単糖の単独または2種
以上のオリゴマーを直鎖状、分枝状に係りなく用
いることができる。特に2量体から12量体までが
良好な結果を与える。
以上のオリゴマーを直鎖状、分枝状に係りなく用
いることができる。特に2量体から12量体までが
良好な結果を与える。
また、本発明は上記の糖または/およびオリゴ
糖を自己抗体に対する作用因子とするものであ
り、糖または/およびオリゴ糖を脂質、タンパク
質、ポリペプチド、アミノ酸、核酸、核酸塩基等
の他の物質に結合した状態で担体に結合させて作
用させても何らさしつかえない。必要に応じて、
同一担体に2種以上の糖または/およびオリゴ糖
を結合して用いることもできる。
糖を自己抗体に対する作用因子とするものであ
り、糖または/およびオリゴ糖を脂質、タンパク
質、ポリペプチド、アミノ酸、核酸、核酸塩基等
の他の物質に結合した状態で担体に結合させて作
用させても何らさしつかえない。必要に応じて、
同一担体に2種以上の糖または/およびオリゴ糖
を結合して用いることもできる。
糖またはオリゴ糖を担体の表面に固定する方法
は、共有結合、イオン結合、物理吸着、包埋ある
いは担体表面への沈澱不溶化等あらゆる公知の方
法を用いることができるが、糖またはオリゴ糖が
溶出してはならないため、共有結合により、固
定、不溶化して用いることが好ましい。そのため
通常、固定化酵素、アフイニテイクロマトグラフ
イで用いられる公知の担体の活性化方法および糖
またはオリゴ糖との結合方法を用いることができ
る。また必要に応じて、担体と糖またはオリゴ糖
の間に任意の長さの分子(スペーサー)を導入し
て使用することもできる。例えばアガロースのヒ
ドロキシル基とヘキサメチレンジイソシアナート
の片側のイソシアナート基を反応、結合させ、残
つたイソシアナート基と糖またはオリゴ糖のアミ
ノ基、ヒドロキシル基等を反応、結合させるごと
く実施することができる。
は、共有結合、イオン結合、物理吸着、包埋ある
いは担体表面への沈澱不溶化等あらゆる公知の方
法を用いることができるが、糖またはオリゴ糖が
溶出してはならないため、共有結合により、固
定、不溶化して用いることが好ましい。そのため
通常、固定化酵素、アフイニテイクロマトグラフ
イで用いられる公知の担体の活性化方法および糖
またはオリゴ糖との結合方法を用いることができ
る。また必要に応じて、担体と糖またはオリゴ糖
の間に任意の長さの分子(スペーサー)を導入し
て使用することもできる。例えばアガロースのヒ
ドロキシル基とヘキサメチレンジイソシアナート
の片側のイソシアナート基を反応、結合させ、残
つたイソシアナート基と糖またはオリゴ糖のアミ
ノ基、ヒドロキシル基等を反応、結合させるごと
く実施することができる。
本発明で担体に結合させる糖またはオリゴ糖の
量は、担体1ml当り0.1mgないし30mgの範囲であ
る。より好ましくは0.5mgないし15mgの範囲であ
る。保持量が0.1mg/mlを下まわると自己抗体の
吸着量が極度に低下するし、30mg/mlを上まわる
と吸着特異性が低下し好ましくない。
量は、担体1ml当り0.1mgないし30mgの範囲であ
る。より好ましくは0.5mgないし15mgの範囲であ
る。保持量が0.1mg/mlを下まわると自己抗体の
吸着量が極度に低下するし、30mg/mlを上まわる
と吸着特異性が低下し好ましくない。
本発明の自己抗体吸着材は、体液の導出入口を
備えた容器内に充填保持させ、第1図に示すよう
な吸着装置として使用することができる。
備えた容器内に充填保持させ、第1図に示すよう
な吸着装置として使用することができる。
第1図において、1は本発明の自己抗体吸着材
を用いた自己抗体の吸着装置の1例を示すもので
あり、円筒2の一端開口部に、内側にフイルター
3を張つたパツキング4を介して体液導入口5を
有するキヤツプ6をネジ嵌合し、円筒2の他端開
口部に内側にフイルター3′を張つたパツキング
4′を介して体液導出口7を有するキヤツプ8を
ネジ嵌合して容器を形成し、フイルター3および
3′の間隙に吸着材を充填保持させて吸着材層9
を形成してなるものである。
を用いた自己抗体の吸着装置の1例を示すもので
あり、円筒2の一端開口部に、内側にフイルター
3を張つたパツキング4を介して体液導入口5を
有するキヤツプ6をネジ嵌合し、円筒2の他端開
口部に内側にフイルター3′を張つたパツキング
4′を介して体液導出口7を有するキヤツプ8を
ネジ嵌合して容器を形成し、フイルター3および
3′の間隙に吸着材を充填保持させて吸着材層9
を形成してなるものである。
吸着材層9には、本発明の該吸着材を単独で充
填してもよく、他の吸着材と混合もしくは積層し
てもよい。他の吸着材としては、例えばDNA等
の他の悪性物質(抗原)の吸着材や、幅広い吸着
能を有する活性炭等を用いることができる。これ
により吸着材の相乗効果によるより広範な臨床効
果が期待できる。吸着材層9の容積は、体外循環
に用いる場合、50〜400ml程度が適当である。
填してもよく、他の吸着材と混合もしくは積層し
てもよい。他の吸着材としては、例えばDNA等
の他の悪性物質(抗原)の吸着材や、幅広い吸着
能を有する活性炭等を用いることができる。これ
により吸着材の相乗効果によるより広範な臨床効
果が期待できる。吸着材層9の容積は、体外循環
に用いる場合、50〜400ml程度が適当である。
自己抗体の吸着装置を体外循環で用いる場合に
は、大略次の二通りの方法がある。一つには、体
内から取り出した血液を遠心分離器もしくは膜型
血漿分離器を使用して、血漿成分と血球成分とに
分離した後、血漿成分を該装置に通過させ、浄化
した後、血球成分と合わせて体内にもどす方法で
あり、他の一つは体内から取り出した血液を直接
該装置に通過させ、浄化する方法である。
は、大略次の二通りの方法がある。一つには、体
内から取り出した血液を遠心分離器もしくは膜型
血漿分離器を使用して、血漿成分と血球成分とに
分離した後、血漿成分を該装置に通過させ、浄化
した後、血球成分と合わせて体内にもどす方法で
あり、他の一つは体内から取り出した血液を直接
該装置に通過させ、浄化する方法である。
また、血液もしくは血漿の通過速度について
は、該吸着材の吸着能率が非常に高いため、吸着
材の粒度を粗くすることができ、また充填度を低
くできるので、吸着材層の形状の如何にかゝわり
なく、高い通過速度を与えることができる。その
ため多量の体液処理をすることができる。
は、該吸着材の吸着能率が非常に高いため、吸着
材の粒度を粗くすることができ、また充填度を低
くできるので、吸着材層の形状の如何にかゝわり
なく、高い通過速度を与えることができる。その
ため多量の体液処理をすることができる。
体液の通液方法としては、臨床上の必要に応
じ、あるいは設備の装置状況に応じて、連続的に
通液してもよいし、また断続的に通液使用しても
よい。
じ、あるいは設備の装置状況に応じて、連続的に
通液してもよいし、また断続的に通液使用しても
よい。
本発明の吸着材は、以上述べてきたように、体
液中の自己抗体を高率かつ特異的に吸着除去し、
非常にコンパクトであると共に簡便かつ安全であ
る。
液中の自己抗体を高率かつ特異的に吸着除去し、
非常にコンパクトであると共に簡便かつ安全であ
る。
ビニルアルコール単位を主構成成分とする架橋
共重合体を担体に用いたため、血漿タンパクの非
特異吸着が少なく、補体系、凝固系との相互作用
も小さいという極めて優れた特性を有する上に、
物理的、機械的強度に優れ、吸着材の調製、取扱
いによるカケ、クダケが極めて少ない。また硬質
であるため高流速で体液を流すことができる。そ
の上、耐熱性を有するため、通液の滅菌法(エチ
レンオキサイドガス滅菌、高圧蒸気等熱滅菌、γ
線滅菌等)も容易に、かつ確実に実施できるとい
う効果を併せもつている。
共重合体を担体に用いたため、血漿タンパクの非
特異吸着が少なく、補体系、凝固系との相互作用
も小さいという極めて優れた特性を有する上に、
物理的、機械的強度に優れ、吸着材の調製、取扱
いによるカケ、クダケが極めて少ない。また硬質
であるため高流速で体液を流すことができる。そ
の上、耐熱性を有するため、通液の滅菌法(エチ
レンオキサイドガス滅菌、高圧蒸気等熱滅菌、γ
線滅菌等)も容易に、かつ確実に実施できるとい
う効果を併せもつている。
さらには全血用吸着材として用いる場合にも、
血球成分との相互作用が小さいため、血栓形成や
血球成分の非特異粘着、残血等を最小限におさえ
られるメリツトを有する。また、抗糖鎖抗体が交
叉反応をおこしやすいため、本発明の吸着材は各
種固相抗原に対する抗糖鎖自己抗体を幅広く吸着
する効果を持つている。
血球成分との相互作用が小さいため、血栓形成や
血球成分の非特異粘着、残血等を最小限におさえ
られるメリツトを有する。また、抗糖鎖抗体が交
叉反応をおこしやすいため、本発明の吸着材は各
種固相抗原に対する抗糖鎖自己抗体を幅広く吸着
する効果を持つている。
本発明は、自己血漿等の体液を浄化、再生する
一般的な用法に適用可能であり、生体免疫機能に
関係した疾患の安全で確実な治療、特に特発性血
小板減少性紫斑病、溶血性貧血、悪性貧血、重症
筋無力症、天疱瘡、橋本病、グレーブス病、グツ
ドパスチヤー症候群、胃炎、全身性エリテマトー
デス血管炎等の自己容疫疾患および感染後の交叉
反応による自己免疫疾患、臓器移植後の拒絶反応
の治療に有効である。
一般的な用法に適用可能であり、生体免疫機能に
関係した疾患の安全で確実な治療、特に特発性血
小板減少性紫斑病、溶血性貧血、悪性貧血、重症
筋無力症、天疱瘡、橋本病、グレーブス病、グツ
ドパスチヤー症候群、胃炎、全身性エリテマトー
デス血管炎等の自己容疫疾患および感染後の交叉
反応による自己免疫疾患、臓器移植後の拒絶反応
の治療に有効である。
また、本発明の吸着材は、装置に充填して治療
器として用いられるにとどまらず、自己抗体の分
離、精製用吸着材およびこれらの測定用基材とし
ても極めて有効に利用できる。
器として用いられるにとどまらず、自己抗体の分
離、精製用吸着材およびこれらの測定用基材とし
ても極めて有効に利用できる。
以下実施例により、本発明の実施の態様をより
詳細に説明する。
詳細に説明する。
実施例 1
酢酸ビニル100g、トリアリルイソシアヌレー
ト24.1g(X=0.20)、酢酸エチル124g、ヘプタ
ン124g、ポリ酢酸ビニル(重合度500)3.1gお
よび2,2′−アゾビスイソブチロニトリル3.1g
よりなる均一混合液と、ポリビニルアルコール−
重量%、リン酸二水素ナトリウム二水和物0.005
重量%およびリン酸水素二ナトリウム十二水和物
1.5重量%を溶解した水400mlとをフラスコに入
れ、十分撹拌した後、6.5℃で18時間、さらに75
℃で5時間加熱撹拌して懸濁重合を行い、粒状共
重合体を得た。過、水洗、ついでアセトン抽出
後、カセイソーダ46.5gおよびメタノール2よ
りなる溶液中で、40℃で18時間、共重合体のエス
テル交換反応を行つた。得られた粒子の平均粒径
は150μmであつた。前記方法で水酸基密度
(qOH)を求めたところ、13meq/gであつた。
ト24.1g(X=0.20)、酢酸エチル124g、ヘプタ
ン124g、ポリ酢酸ビニル(重合度500)3.1gお
よび2,2′−アゾビスイソブチロニトリル3.1g
よりなる均一混合液と、ポリビニルアルコール−
重量%、リン酸二水素ナトリウム二水和物0.005
重量%およびリン酸水素二ナトリウム十二水和物
1.5重量%を溶解した水400mlとをフラスコに入
れ、十分撹拌した後、6.5℃で18時間、さらに75
℃で5時間加熱撹拌して懸濁重合を行い、粒状共
重合体を得た。過、水洗、ついでアセトン抽出
後、カセイソーダ46.5gおよびメタノール2よ
りなる溶液中で、40℃で18時間、共重合体のエス
テル交換反応を行つた。得られた粒子の平均粒径
は150μmであつた。前記方法で水酸基密度
(qOH)を求めたところ、13meq/gであつた。
このゲルを内径7.5mm、長さ25cmのステンス製
カラムに充填して、種々の分子量を持つデキスト
ランやポリエチレングリコールの水溶液およびア
ルブミン、イムノグロブリンG、イムノグロブリ
ンM、β−リボプロテインのリン酸緩衝塩溶液を
測定したところ、それぞれ分子量の大きい順に溶
出された。デキストランの排除限界分子量は約3
×105、タンパク質の排除限界分子量は約18×106
であつた。また0.3M塩化ナトリウムおよび0.1M
リン酸ナトリウムを含む水溶液を溶媒として、ヒ
ト−γ−グロブリン、ヒト−アルブミンの溶液を
流したところ、ほとんど100%の回収率で回収さ
れ、ゲルの非特異的吸着は非常に少なかつた。サ
ンプルの測定はすべて流速1ml/minで実施し
た。
カラムに充填して、種々の分子量を持つデキスト
ランやポリエチレングリコールの水溶液およびア
ルブミン、イムノグロブリンG、イムノグロブリ
ンM、β−リボプロテインのリン酸緩衝塩溶液を
測定したところ、それぞれ分子量の大きい順に溶
出された。デキストランの排除限界分子量は約3
×105、タンパク質の排除限界分子量は約18×106
であつた。また0.3M塩化ナトリウムおよび0.1M
リン酸ナトリウムを含む水溶液を溶媒として、ヒ
ト−γ−グロブリン、ヒト−アルブミンの溶液を
流したところ、ほとんど100%の回収率で回収さ
れ、ゲルの非特異的吸着は非常に少なかつた。サ
ンプルの測定はすべて流速1ml/minで実施し
た。
つぎにエステル交換され、水で十分に洗浄され
たゲル50c.c.を200mlの水に懸濁し、3gの臭化シ
アンを加え、撹拌する。2N水酸化ナトリウム水
溶液を用いてPHを10〜11に保ち8分間反応させ
た。反応終了後はすみやかにガラスフイルターで
過し、ついで水2で洗浄し活性化ゲルを得
た。
たゲル50c.c.を200mlの水に懸濁し、3gの臭化シ
アンを加え、撹拌する。2N水酸化ナトリウム水
溶液を用いてPHを10〜11に保ち8分間反応させ
た。反応終了後はすみやかにガラスフイルターで
過し、ついで水2で洗浄し活性化ゲルを得
た。
別にD−(+)−ラクトース(4−O−β−D−
ガラクトピラノシル−D−グルコース)にβ−
(p−アミノフエニル)−エチルアミンを反応させ
てβ−(p−アミノフエニル)−エチル化D−(+)
−ラクトースを合成した。これを前記活性化ゲル
と常法により反応、結合させた(“実験と応用ア
フイニテイクロマトグラフイー”p46、1976講談
社サイエンテイツク刊)。保持量はD−(+)−ラ
クトース換算で3.7mg/mlゲルであつた。過剰の
残余活性基はエタノールアミンでブロツキングし
た。エタノールアミンでブロツキングした後の吸
着材をPH4、0.1M酢酸バツフアー、PH8.5、0.1M
ホウ酸バツフアーで繰り返し洗浄後、生理食塩水
で洗浄、水切りして吸着実験に供した。
ガラクトピラノシル−D−グルコース)にβ−
(p−アミノフエニル)−エチルアミンを反応させ
てβ−(p−アミノフエニル)−エチル化D−(+)
−ラクトースを合成した。これを前記活性化ゲル
と常法により反応、結合させた(“実験と応用ア
フイニテイクロマトグラフイー”p46、1976講談
社サイエンテイツク刊)。保持量はD−(+)−ラ
クトース換算で3.7mg/mlゲルであつた。過剰の
残余活性基はエタノールアミンでブロツキングし
た。エタノールアミンでブロツキングした後の吸
着材をPH4、0.1M酢酸バツフアー、PH8.5、0.1M
ホウ酸バツフアーで繰り返し洗浄後、生理食塩水
で洗浄、水切りして吸着実験に供した。
吸着実験は全身性エリテマトーデス患者血漿5
容と吸着材1容を混合し、3時間インキユベート
した。別に未活性化ゲルを用いて同様の吸着実験
を行いコントロールとした。これらの取扱い時、
吸着材のカケ、クダケはほとんど見られなかつ
た。吸着後の血漿中の抗T細胞抗体量を、正常T
細胞をデイテクターとする螢光抗体法にて測定し
た。測定操作、条件は以下のようである。
容と吸着材1容を混合し、3時間インキユベート
した。別に未活性化ゲルを用いて同様の吸着実験
を行いコントロールとした。これらの取扱い時、
吸着材のカケ、クダケはほとんど見られなかつ
た。吸着後の血漿中の抗T細胞抗体量を、正常T
細胞をデイテクターとする螢光抗体法にて測定し
た。測定操作、条件は以下のようである。
1 健康人末梢血より比重遠心法にてリンパ球を
分離し、ナイロンウールカラム法にてT細胞を
分取する〔“リンパ球機能検索法”中外医学社、
p15、p51(1980)〕。
分離し、ナイロンウールカラム法にてT細胞を
分取する〔“リンパ球機能検索法”中外医学社、
p15、p51(1980)〕。
2 分離した健康人T細胞1×106個に吸着実験
後の血漿0.1mlを加え、4℃、1時間処理する。
後の血漿0.1mlを加え、4℃、1時間処理する。
3 洗浄後FITC標識抗ヒトイムノグロブリン家
兎抗血清を作用させ、螢光陽性細胞を計数す
る。
兎抗血清を作用させ、螢光陽性細胞を計数す
る。
4 これを螢光陽性細胞の百分率で表示する。
結果は、吸着前の患者血漿が23.6%、コントロ
ールが21.6%、本吸着材で処理した血漿が0.2%
であつた。また、各血漿のグロブリン、アルブミ
ン量をA/Gテスト(A/G Bテスト、和光純
薬)で測定したが、大きな相違はなかつた。さら
に補体C3,C4を単純免疫拡散法で測定したが、
大きな変動はなかつた。これよりD−(+)−ラク
トースを結合した吸着材が全身性エリテマトーデ
スの抗リンパ球抗体を特異的に吸着することは明
らかである。
ールが21.6%、本吸着材で処理した血漿が0.2%
であつた。また、各血漿のグロブリン、アルブミ
ン量をA/Gテスト(A/G Bテスト、和光純
薬)で測定したが、大きな相違はなかつた。さら
に補体C3,C4を単純免疫拡散法で測定したが、
大きな変動はなかつた。これよりD−(+)−ラク
トースを結合した吸着材が全身性エリテマトーデ
スの抗リンパ球抗体を特異的に吸着することは明
らかである。
また本吸着材をオートクレーブ滅菌し、吸着実
験に供したが、滅菌による吸着活性の低下はみら
れなかつた。
験に供したが、滅菌による吸着活性の低下はみら
れなかつた。
実施例 2
D−(+)−ラクトースをD−(+)−ガラクトー
スに変更した他は、実施例1と同じである。保持
量は3.2mg/mlゲルであつた。
スに変更した他は、実施例1と同じである。保持
量は3.2mg/mlゲルであつた。
結果は、吸着前の患者血漿が23.6%、コントロ
ールが21.6%、本吸着材で処理した血漿が1.2%
であつた。これよりD−(+)−ガラクトースを結
合した吸着材が抗リンパ球抗体を高率に吸着する
ことは明らかである。
ールが21.6%、本吸着材で処理した血漿が1.2%
であつた。これよりD−(+)−ガラクトースを結
合した吸着材が抗リンパ球抗体を高率に吸着する
ことは明らかである。
実施例 3
実施例1の吸着材5mlを第1図の如き容器内に
収納し、抗リンパ球抗体を吸着装置を作成した。
第2図に示す実験系を用いて抗リンパ球抗体の吸
着実験を行つた。
収納し、抗リンパ球抗体を吸着装置を作成した。
第2図に示す実験系を用いて抗リンパ球抗体の吸
着実験を行つた。
容器10に全身性エリテマトーデス患者末梢血
(ACD加)11を50ml入れ、ポンプ12により毎
分10mlの流速でくみ出し、抗リンパ球抗体の吸着
装置1に送り、ドリツプチヤンバー15およびサ
ンプリング口13をへて容器10に返送されるよ
うにチユーブ14を配設した。
(ACD加)11を50ml入れ、ポンプ12により毎
分10mlの流速でくみ出し、抗リンパ球抗体の吸着
装置1に送り、ドリツプチヤンバー15およびサ
ンプリング口13をへて容器10に返送されるよ
うにチユーブ14を配設した。
上記装置により、血液を1時間循環させた後、
血液をサンプリングし、遠心分離して血漿を分取
し、血漿中の抗リンパ球抗体を測定した。未処理
の血漿が23.6%であるのに対し、本吸着材を用い
たものは0.4%であつた。また循環の前後で白血
球、血小板の減少はほとんどなかつた。
血液をサンプリングし、遠心分離して血漿を分取
し、血漿中の抗リンパ球抗体を測定した。未処理
の血漿が23.6%であるのに対し、本吸着材を用い
たものは0.4%であつた。また循環の前後で白血
球、血小板の減少はほとんどなかつた。
実施例 4
吸着材の調製は、D−(+)−ラクトースをD−
(+)−マンノースに変更する以外は、実施例1と
同じである。保持量はD−(+)−マンノース換算
で3.3mg/mlゲルであつた。
(+)−マンノースに変更する以外は、実施例1と
同じである。保持量はD−(+)−マンノース換算
で3.3mg/mlゲルであつた。
吸着実験は全身性エリテマトーデス患者血漿を
重症筋無力症患者血漿に変更するほかは、実施例
1と同じである。吸着後の血漿中の抗アセチルコ
リンレセプター抗体量をコンA法により測定し
た。測定方法、条件は以下のとおりである。
重症筋無力症患者血漿に変更するほかは、実施例
1と同じである。吸着後の血漿中の抗アセチルコ
リンレセプター抗体量をコンA法により測定し
た。測定方法、条件は以下のとおりである。
1 ミニカラムの先端に綿をつめ、コンA−セフ
アローズ(スウエーデン、フアルマシア社製)
を0.4ml充填し、バツフアー(トリトンX−
1000を0.2%にしたバツフアー)4mlで洗浄。
アローズ(スウエーデン、フアルマシア社製)
を0.4ml充填し、バツフアー(トリトンX−
1000を0.2%にしたバツフアー)4mlで洗浄。
2 ラツトアセチルコリンレセプター画区をバツ
フアーで50倍に希釈した溶液250μと健康
人血漿吸着前後の血漿各40μを、4℃で一晩
プレインキユベートする。
フアーで50倍に希釈した溶液250μと健康
人血漿吸着前後の血漿各40μを、4℃で一晩
プレインキユベートする。
3 125標識神経毒50μ(0.2ピコモル)を上
記プレインキユベートした液に加え、37℃で4
時間、反応させる。
記プレインキユベートした液に加え、37℃で4
時間、反応させる。
4 該反応液を予め調製したコンAカラムに通
し、カラムをバツフアー2mlで2回洗浄す
る。
し、カラムをバツフアー2mlで2回洗浄す
る。
5 次にカラム当りの放射活性をガンマーカウン
ターで計測する。
ターで計測する。
なお、ラツトアセチルコリンレセプター画区の
調製は、アルモンの方法(サイエンス186巻、
p55、1974)、神経毒の調製は林らの方法(代謝
15巻、p209、1976)、また 125I標識はハンターら
のクロラミン−T法(ハンドブツク・オブ・エク
スメンタル・イムノロジイp17、1973、ブラツク
ウエル・サイエンテイフイツク刊)によつた。
調製は、アルモンの方法(サイエンス186巻、
p55、1974)、神経毒の調製は林らの方法(代謝
15巻、p209、1976)、また 125I標識はハンターら
のクロラミン−T法(ハンドブツク・オブ・エク
スメンタル・イムノロジイp17、1973、ブラツク
ウエル・サイエンテイフイツク刊)によつた。
本法は、血漿中に抗アセチルコリンレセプター
抗体があれば、 125標識神経毒の結合量が少な
くなり、コンAカラムの放射活性が小さくなる。
すなわち、抗アセチルコリンレセプター抗体量と
放射活性は逆比例する。
抗体があれば、 125標識神経毒の結合量が少な
くなり、コンAカラムの放射活性が小さくなる。
すなわち、抗アセチルコリンレセプター抗体量と
放射活性は逆比例する。
結果を健康人血漿の放射活性を100%とした時、
吸着前血漿は21%、コントロールの未活性化ゲル
処理血漿は32%、本発明の吸着材は91%であつ
た。
吸着前血漿は21%、コントロールの未活性化ゲル
処理血漿は32%、本発明の吸着材は91%であつ
た。
これよりD−(+)−マンノースを結合した吸着
材が抗アセチルコリンレセプター抗体を高率に吸
着することは明らかである。
材が抗アセチルコリンレセプター抗体を高率に吸
着することは明らかである。
実施例 5
吸着材の調製は、D−(+)−ラクトースをD−
(+)−グルコースに変更する以外は、実施例1と
同じである。保持量はD−(+)−グルコース換算
で3.4mg/mlゲルであつた。
(+)−グルコースに変更する以外は、実施例1と
同じである。保持量はD−(+)−グルコース換算
で3.4mg/mlゲルであつた。
吸着実験は、全身性エリテマトーデス患者血漿
をグツドパスチヤー症候群患者血漿に変更する他
は、実施例1と同じである。吸着後の血漿中の抗
腎基底膜抗体の測定は、バイオプシーにて採取し
た患者腎基底膜に結合する抗腎基底膜抗体を、該
抗体に結合した螢光標識抗イムノグロブリン抗体
の螢光量で評価した(螢光抗体法)。方法、条件
は以下のとおりである。
をグツドパスチヤー症候群患者血漿に変更する他
は、実施例1と同じである。吸着後の血漿中の抗
腎基底膜抗体の測定は、バイオプシーにて採取し
た患者腎基底膜に結合する抗腎基底膜抗体を、該
抗体に結合した螢光標識抗イムノグロブリン抗体
の螢光量で評価した(螢光抗体法)。方法、条件
は以下のとおりである。
1 患者より採取した腎基底膜300μgを酸洗浄
(PH2.5グリシン塩酸緩衝液)後、リン酸緩衝塩
溶液(PBS)20μに懸濁する。
(PH2.5グリシン塩酸緩衝液)後、リン酸緩衝塩
溶液(PBS)20μに懸濁する。
2 該懸濁液に被検血漿20μを添加し、37℃に
て2時間インキユベートする。
て2時間インキユベートする。
3 過後PBSにて3回リンスし、再度20μに
懸濁する。
懸濁する。
4 上記懸濁液に螢光標識抗ヒトイムノグロブリ
ン抗体(マイルス社製、凍結乾燥品100mg、ラ
ビツトに免疫)をPBS2mlに溶解した溶液を
20μ添加し、37℃で2時間インキユベートす
る。
ン抗体(マイルス社製、凍結乾燥品100mg、ラ
ビツトに免疫)をPBS2mlに溶解した溶液を
20μ添加し、37℃で2時間インキユベートす
る。
5 過後PBSにて3回リンスし、螢光顕微鏡
にて螢光強度を評価する。
にて螢光強度を評価する。
以上の結果、吸着材前患者血漿、コントロール
である未活性化ゲル処理血漿に比して、本発明吸
着材で処理した血漿は、明らかな螢光強度の減少
がみられた。
である未活性化ゲル処理血漿に比して、本発明吸
着材で処理した血漿は、明らかな螢光強度の減少
がみられた。
第1図は本発明の自己抗体吸着材を用いた自己
抗体の吸着装置の1例を示す断面図、第2図は実
施例におけるモデル実験説明図である。 1……自己抗体の吸着装置、2……円筒、3,
3′……フイルター、4,4′……パツキング、5
……体液導入口、6……キヤツプ、7……体液導
出口、8……キヤツプ、9……吸着材。
抗体の吸着装置の1例を示す断面図、第2図は実
施例におけるモデル実験説明図である。 1……自己抗体の吸着装置、2……円筒、3,
3′……フイルター、4,4′……パツキング、5
……体液導入口、6……キヤツプ、7……体液導
出口、8……キヤツプ、9……吸着材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ビニルアルコール単位を主構成々分とする架
橋重合体からなる担体に、糖および/またはオリ
ゴ糖が結合されていることを特徴とする自己抗体
の吸着材。 2 ビニルアルコール単位を主構成々分とする架
橋重合体が、カルボン酸のビニルエステルとイソ
シアヌレート環を有するビニル化合物の共重合体
を加水分解して得られる架橋ポリビニルアルコー
ルである特許請求の範囲第1項記載の吸着材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57014276A JPS58133257A (ja) | 1982-02-02 | 1982-02-02 | 自己抗体吸着材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57014276A JPS58133257A (ja) | 1982-02-02 | 1982-02-02 | 自己抗体吸着材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58133257A JPS58133257A (ja) | 1983-08-08 |
| JPH0113861B2 true JPH0113861B2 (ja) | 1989-03-08 |
Family
ID=11856560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57014276A Granted JPS58133257A (ja) | 1982-02-02 | 1982-02-02 | 自己抗体吸着材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58133257A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0197521B1 (en) * | 1985-04-09 | 1989-08-02 | TERUMO KABUSHIKI KAISHA trading as TERUMO CORPORATION | Immunoglobulin adsorbent and adsorption apparatus |
| JP4942034B2 (ja) * | 2007-02-14 | 2012-05-30 | 旭化成クラレメディカル株式会社 | 自己抗体吸着材及び体外循環モジュール |
-
1982
- 1982-02-02 JP JP57014276A patent/JPS58133257A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58133257A (ja) | 1983-08-08 |
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