JPH01230681A - 感熱記録体用オーバーコート剤 - Google Patents

感熱記録体用オーバーコート剤

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JPH01230681A
JPH01230681A JP63059067A JP5906788A JPH01230681A JP H01230681 A JPH01230681 A JP H01230681A JP 63059067 A JP63059067 A JP 63059067A JP 5906788 A JP5906788 A JP 5906788A JP H01230681 A JPH01230681 A JP H01230681A
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伸之 高橋
Tetsuya Inoue
哲也 井上
Mika Kanda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は感熱記録体、特に感熱記録紙に対して優れた耐
水性、耐可塑剤性、耐薬品性、耐ステイツキング性、発
色性等を付与し得るオーバーコート剤に関する。
従来の技術及びその課題 無色又は淡色のロイコ染料と該染料を熱時発色させ得る
顕色剤を使用した感熱記録体は広く実用化されている。
通常の感熱記録体はロイコ染料とフェノール性物質等の
顕色剤をそれぞれ別々に湿式磨砕機にかけて数μm以下
の微粒子となるまで分散粉砕した後、両者を混合し、更
に結合剤、増感剤、充填剤、滑剤、安定剤、分散剤、消
泡剤等の助剤を添加して塗液とし、紙、フィルム、合成
紙等の支持体に塗布することによって得られる。
前記感熱記録体とは加熱されるとロイコ染料及び顕色剤
の一方又は両方が溶融、接触して起こる化学反応により
発色記録を得るものである。この種の感熱記録体は印字
が容易であり、且つ得られた記録が鮮明であること等の
利点によりファクシミリ、プリンター用の記録体として
汎用されている。
ところが昨今の情報媒体の多様化に伴ない、定期券の如
き自動発券機用の券紙、POSシステムにおけるバーコ
ード紙、商品等の表示ラベル等への利用等その曲の用途
も拡大してきており、これ等新規用途では従来の使用環
境に比べ過酷な条件にさらされることが多くなってきた
。例えばジブチルフタレート等の可塑剤を含有する塩化
ビニル製の定期入れ等に接触した場合には、記録部が消
色したり未記録部が発色したりして記録体としての価値
を低下させることとなるため耐可塑剤性が要求される。
また、食品用ラベルに使用される場合には耐可塑剤性に
加えて耐水性、耐アルコール性、耐油性、耐食酢性等が
必要とされる。
かかる要求性能を満たすために、支持体上の感熱発色層
の上に水溶性樹脂または非水溶性樹脂エマルジョン等の
オーバーコート剤(例えばスチレン−マレイン酸エステ
ル共重合体(特開昭62−280073号)、ポリビニ
ルアルコール−酢酸ビニルエマルジョン(特開昭61−
229590号)、ポリビニルアルコール−アクリルア
ミ°ド共重合物水溶液(特開昭62−278086号)
等)を塗布して水、薬品等の侵入を防止せんとする方法
が種々試みられている。しかしながら、これらの方法に
よりある程度は前記要求性能を満たし得るが、耐ステイ
ツキング性や発色性はもとより耐水性、耐可塑剤性及び
耐薬品性を到底同時に満足し得るものではない。
また、従来よりオーバーコート剤は単独では十分な耐ス
テイツキング性がないため種々の填料、例えば炭酸カル
シウム、タルク等の無機顔料や高級脂肪酸、高級脂肪酸
の金属塩又は高級脂肪酸アミド等の滑剤を塗工時に添加
して用いられている。
しかしながら、これらの添加剤を加えることにより塗工
液の調製が煩雑になり、更には塗工液の安定性が悪くな
るという問題が生じている。
課題を解決するための手段 本発明は、従来のオーバーコート剤では十分には解決で
きなかった諸性能、即ち耐水性、耐可塑剤性、耐薬品性
、耐ステイツキング性、発色性等の全ての欠点を改良す
ることを目的とするものであり、後述する特定のグラフ
ト共重合体を有効成分とするオーバーコート剤を用いる
ことにより優れた感熱記録体を提供せんとするものであ
る。
即ち本発明は、(i)ショ糖脂肪酸エステル及び水の存
在下でポリビニルアルコールに、単量体(A)(メタ)
アクリルアミド、単量体(B)(メタ)アクリル酸メチ
ル及び単量体(C)(メタ)アクリル酸並びに必要に応
じて単量体(D)前記各単量体と共重合しうるその他の
単量体をグラフト共重合せしめてなるグラフト共重合体
エマルジョンを有効成分とする感熱記録体用オーバーコ
ート剤、並びに (11)ショ糖脂肪酸エステル及び水の存在下でポリビ
ニルアルコールに、単量体(E)(メタ)アクリル酸メ
チル、単口体(F)(メタ)アクリル酸低級ヒドロキシ
アルキル及び単量体(G)(メタ)アクリル酸並びに必
要に応じて単量体(H)前記各単量体と共重合しうるそ
の他の単量体をグラフト共重合せしめてなるグラフト共
重合体エマルジョンを有効成分とする感熱記録体用オー
バーコート剤に係る。
本発明の感熱記録体用オーバーコート剤(以下、オーバ
ーコート剤という)はポリビニルアルコール水溶液中に
ショ糖脂肪酸エステルを乳化剤として用い、該ポリビニ
ルアルコールに(i)単口体(A)、(B)及び(C)
並びに必要に応じ(D)、または(ii )単n体(E
)、(F) 及び(G)並びに必要に応じ(H)をグラ
フト共重合させることにより収得でき、得られたオーバ
ーコート剤を使用して初めて本発明の目的を達成し得る
のである。
本発明で使用されるポリビニルアルコールは、特に制限
はされず、水溶性である限り従来公知のいずれをも採用
することができる。即ち、ポリビニルアルコールは部分
ケン化物でもよく、完全ケン化物でもよい。また、シリ
コン変性、カルボキシル変性、アセトアセチル変性等の
変性ポリビニルアルコールでもよい。これらの中でも重
合度が200〜2500程度であり、ケン化度が75〜
100%である部分ケン化物又は完全ケン化物が好まし
い。ポリビニルアルコールは、得られるオーバーコート
剤の造膜性、耐水性、耐薬品性及び耐可塑剤性に影響を
及ぼすため、その使用■はこれら性能を考慮して適宜決
定され、通常は後述する単口体の全全100重量部(以
下、部という)に対して5〜50部、好ましくは10〜
30部とされる。ここで該使用量が5部に満たない場合
はオーバーコート剤の造膜性、耐薬品性、発色性が低下
する傾向があり、また50部を越える場合はオーバーコ
ート剤の耐水性が低下すると共に得られる塗液の粘度が
上昇する傾向がある。
本発明においてグラフト共重合に供するグラフト鎖単量
体は、(i)必須成分たる前記単口体(A)、(B)及
び(C)並びに該必須成分と共重合しうる任意成分たる
単口体(D)からなる単量体、または(ii )必須成
分たる前記単口体(E)、(F)及び(G)並びに該必
須成分と共重合しうる任意成分たる単n体(H)からな
る単量体を用いる。
まず、単量体(A)、(B)、(C)及び(D)からな
る単量体について説明する。
単量体(A)は、得られるオーバーコート剤の造膜性、
耐薬品性、発色濃度を高める効果があるため必須成分と
される。単量体(A)の使用量は本発明に用いられる単
量体の全量100重量%のうち5〜40重全%程度、好
ましくは10〜35重量%とするのがよい。使用量が5
重量%未満の場合は前記性能を発揮し得ず、40重量%
を越える場合は塗液の粘度が高くなる傾向があり、安定
したエマルジョンが得られにくくなる。
単量体(B)は、得られるオーバーコート剤の耐水性を
高める効果があるため必須成分とされる。
単量体(B)の使用量は得られるオーバーコート剤の耐
水性を考慮して適宜決定され、本発明に用いられる単量
体の全量100重量%のうち40〜90重量%程度、好
ましくは50〜80重量%とされる。使用量が40重量
%未満の場合は耐水性が不十分となる傾向があり、90
重量%を越える場合は耐溶剤性が劣る傾向がある。
単量体(C)は、得られるオーバーコート剤の耐薬品性
、発色濃度、特に動的発色時のスティッキング性に影響
を及ぼすため必須成分とされる。
単量体(C)の使用量は前記性能を考慮して適宜決定す
ることができ、通常は本発明に用いられる単量体の全m
100重量%のうち1〜20重量%、好ましくは1〜1
5重量%とするのがよい。使用量が1重量%未満の場合
は安定なエマルジョンを得難くなる傾向があり、また2
0重曾%を越える場合は耐薬品性が低下する傾向がある
。
単量体(D)は、本発明においては任意の単量体成分と
され、その具体例としては(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリロニトリル、酢酸
ビニル、スチレン等が挙げられる。単量体(D)の使用
量は得られるオーバーコート剤が本発明の目的を逸脱せ
ず、本発明の効果を維持し得る範囲内で適宜決定するこ
とができるが、通常は本発明に用いられる単量体の全量
100重量%のうち30重量%程度以下であるのが好ま
しい。
次いで、単量体(E)、(F)、(G)及び(H)から
なる単量体の群について説明する。
単量体(E)は、得られるオーバーコート剤の耐水性を
高める効果があるため必須成分とされる。
単量体(E)の使用量は本発明に用いられる単量体の全
量100重量%のうち15〜85重量%程度、好ましく
は25〜60重量%とするのがよい。
使用量が15重量%未満の場合は耐水性、耐ステイツキ
ング性が低下する傾向があり、85重量%を越える場合
は造膜性の低下に起因して耐薬品性も低下する傾向があ
る。
単量体(F)は、得られるオーバーコート剤の耐薬品性
及び耐可塑剤性を高める効果があるため必須成分とされ
る。単量体(F)の具体例としては(メタ)アクリル酸
2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロ
キシプロピル等が挙げられる。単量体(F)の使用量は
得られるオーバーコート剤の耐薬品性及び耐可塑剤性を
考慮して決定され、本発明に用いられる単量体の全量1
00重量%のうち15〜75重量%程度、好ましくは2
0〜45重曾%とされる。使用量が15重量%未満の場
合は耐薬品性及び耐可塑剤性が不十分となる傾向がある
。75重足%を越える場合は重合反応時にゲル化を生じ
たり、生成物が高粘度化する傾向がある。
単量体(G)は、得られるオーバーコート剤の耐薬品性
、発色濃度及びグラフト重合時のエマルジョンの安定性
に影響を及ぼすため必須成分とされる。単量体(G)の
使用量は前記性能を考慮して適宜決定することができ、
通常は本発明に用いられる単量体の全量100重量%の
うち5〜50重量%程度、好ましくは10〜30重量%
とするのがよい。使用量が5重量%未満の場合は安定な
エマルジョンを得難くなる傾向があり、また50in%
を越える場合は耐水性、エマルジョンの安定性が低下す
る傾向がある。
単量体(H)は、本発明においては任意の単量体成分で
ある。その具体例としては(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリロニトリル、酢酸
ビニル、スチレン、(メタ)アクリルアミド等が挙げら
れる。単量体(H)の使用nは得られるオーバーコート
剤が本発明の目的を逸脱せず、本発明の効果を維持しう
る範囲内で適宜決定することができるが、通常は本発明
に用いられる単量体の口伝100重量%のうち30重量
%程度以下であるのが好ましい。
本発明では、乳化剤としてショ糖脂肪酸エステルを用い
ることが必須とされる。これは本発明では、(i)前記
単量体(A)、(B)及び(C)・lトびに必要に応じ
(D)、または(ii )単量体(E)、(F)及び(
G)並びに必要に応じ(H)をグラフト共重合せしめる
ために公知のアニオン系、ノニオン系の低分子量の界面
活性剤を用いた場合には、得られるオーバーコート剤の
耐水性、耐ステイツキング性が著しく低下し到底本発明
の目的を達成し得ず、ショ糖脂肪酸エステルを用いるこ
とによってのみ(i)前記単量体(A)、CB)及び(
C)並びに必要に応じ(D)、または(ii )単量体
(E)、(F)及び(G)並びに必要に応じ(H)を微
小な油滴状に乳化させつつ重合反応を行ない、安定なグ
ラフト共重合体エマルジョンを得ることができる。更に
は得られたグラフト共重合体エマルジョンは填料、添加
剤等を加えることなく耐ステイツキング性に優れたオー
バーコート剤として使用できる。
ショ糖脂肪酸エステルはショ糖と脂肪酸とのエステルで
あり、本発明ではショ糖脂肪酸モノエステルからショ糖
の脂肪酸による完全エステル化物まで各種公知のものを
いずれも使用しうる。ここに脂肪酸とは炭素数が通常6
〜22個程度、好ましくは10〜200〜20個程脂肪
酸であるのがよい。具体的にはカプリン酸、ラウリン酸
、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイ
ン酸、リノール酸、ベヘニン酸等が挙げられる。
また、ショ糖脂肪酸エステルのHLB価は特に制限はさ
れないが1〜16程度、好ましくは5〜16であるのが
よい。これはHLB価が高くなるほど平滑な塗面が得ら
れるためである。
ショ糖脂肪酸エステルの使用量は本発明に用いられる単
量体の全奇100部に対して通常1〜30部程度、好ま
しくは5〜15部とされる。使用量が1部未満の場合は
安定なエマルジョンを得難く、また耐ステイツキング性
が低下する傾向がある。30部を越える場合は重合時に
発泡が多くなり、また耐薬品性が不十分となる傾向があ
る。
本発明の有効成分であるグラフト共重合体の製造方法は
、特に制限はされず種々の方法を採用することができ、
例えば下記の方法により容易に製造しうる。反応容器に
ポリビニルアルコール、前記の乳化剤であるショ糖脂肪
酸エステル及び水をそれぞれ所定量ずつ仕込み攪拌して
水溶液とした後、(i)前記単量体(A)、(B)及び
(C)並びに必要に応じ(D)、または(ii )単量
体(E)、(F)及び(G)並びに必要に応じ(H)と
ラジカル重合開始剤を加えた同時反応による方法の他、
連続滴下、分割仕込み等の方法により反応系に供給し、
通常、60〜90℃程度、1〜4時間程度の条件下で反
応を行ない重合を完結させる。重合時の単量体の濃度は
前記したいずれかの重合方法においてはもちろん、他の
いかなる方法においても特に制限されないが、通常は反
応混合溶液中10〜50重量%程度、好ましくは15〜
40重量%である。また、ラジカル重合開始剤は特に制
限はされず、過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸
カリウム等の公知の水溶性のものを適宜選択して使用で
き、その使用量は本発明に用いられる単量体の全量10
0部に対して通常0.1〜5部程度である。尚、ラジカ
ル重合開始剤のほかに還元剤を併用してレドックス系と
してもよく、また重合度を調節して所望の粘度とするた
めにメルカプタン類の如き連鎖移動剤を使用することも
できる。
本発明のオーバーコート剤の有効成分である、前述のよ
うにして得られたグラフト共重合体エマルジョンは、前
記の如く自動発券機用の券紙、POSシステムのバーコ
ード紙等の各種感熱記録体に対するオーバーコート剤と
してそのまま適用することができ、優れた耐水性、耐薬
品性、耐可塑剤性、耐ステイツキング性及び感熱発色層
の発色性を低下させない特性等を発揮しうるが、必要に
よりポリアミドポリアミン樹脂のエピクロルヒドリン変
性物、アミノ−ホルムアルデヒド樹脂等の公知の耐水化
剤をグラフト共重合体エマルジョンと併用して耐水性を
更に改良することができる。
また、本発明では前記グラフト共重合体エマルジョンの
みで耐ステイツキング性に優れたオーバーコート剤が得
られるが、耐ステイツキング性をより向上させるために
高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸金属塩等を
添加して耐ステイツキング性をより向上させることがで
きる。耐水化剤の使用量はグラフト共重合体エマルジョ
ン100部に対して通常は5〜30部程度(固形分比)
であるのが好ましく、前記の高級脂肪酸金属塩等の使用
量はグラフト共重合体エマルジョン100部に対して通
常5〜20部程度(固形分比)であるのが好ましい。
本発明のオーバーコート剤を感熱記録体に塗工する際の
濃度及び粘度は特に制限はされないが、通常はそれぞれ
10〜30重量%程度、50〜5QQcps程度、pH
4,5〜9.5程度であるのが好ましい。塗布方法は特
に制限はされないが、通常はワイヤーバー、プレード−
コーター、エアナイフコーター、ロールコータ−等を用
いることができる。また、塗布量も制限されず、感熱記
録体の種類等を勘案して適宜決定しうるが、通常は該オ
ーバーコート剤の固形分付着量が0.5〜15g/m2
程度の範囲となるよう調節するのが好ましい。
乾燥は、オーブン、ドラムドライヤー等の公知の乾燥装
置を用いて行なえばよい。
本発明のオーバーコート剤が適用される感熱記録体とし
ては従来公知のものをそのまま採用できる。即ち、該記
録体とは、支持体上にロイコ染料及び顕色剤を各種結合
剤を使用して結合せしめて得られる感熱層を有する記録
体であって、前記の如く自動発券機用の券紙、POSシ
ステムのバーコード紙、商品等の表示ラベル等の各種感
熱記録体である。
前記結合剤としては、ポリビニルアルコール、カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メ
トキシセルロース、カルボキシ変性ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、デンプン及
びその誘導体、カゼイン、ゼラチン、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体のアルカリ塩等の水溶性高分子化合物
及びスチレン−ブタジェンラテックス等の水不溶性樹脂
が挙げられる。
ロイコ染料としては、各種公知のものを採用でき、分子
内にラクトン環を有するラクトン系とラクトン環を有さ
ない非ラクトン系のいずれをも使用でき、殊にトリフェ
ニルメタン系及びフルオラン系のラクトン化合物が好適
である。
フルオラン系化合物としては、2−アニリノ−3−メチ
ル−6−ジニチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3
−メチル−6−(メチルシクロへキシルアミノ)フルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(エチルイソベ
ンジルアミノ)フルオラン、2−(p−クロロアニリノ
)−3−メチル−6−ジニチルアミノフルオラン、2−
 (p −フルオロアニリノ)−3−メチル−6−ジニ
チルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−(p−トルイジノエチルアミノ)フルオラン、2−(
p−)ルイジノ)−3−メチル−6−ジニチルアミノフ
ルオラン、2−(0−クロロアニリノ)−6−シブチル
アミノフルオラン、2−(。
−フルオロアニリノ)−6−ジニチルアミノフルオラン
、2− (o−フルオロアニリノ)−6−シブチルアミ
ノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ピペリ
ジノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ピロ
リジノフルオラン、2−エトキシエチルアミノ−3−ク
ロロ−6−ジニチルアミノフルオラン、2−アニリノ−
3−クロロ−6−ジニチルアミノフルオラン、2−クロ
ロ−6−ジニチルアミノフルオラン、2−メチル−6−
ジニチルアミノフルオラン等が挙げられ、トリアリール
メタン系化合物としては、3,3−ビス−(p−ジメチ
ルアミノフェノール)−6−シメチルアミノフタリド(
別名:クリスタルバイオレットラクトン)、3.3−ビ
ス−(p−ジメチルアミノフェノール)フタリド、3−
 (p−ジメチルアミノフェノール)−3−(1,2−
ジメチルアミノインドール−3−イル)フタリド等が挙
げられ、これらのロイコ染料は単独もしくは混合して用
いられる。
また顕色剤としては、p−オクチルフェノール、p−t
ert−ブチルフェノール、1,1−ビス(p−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2.2−ビス=(p−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、1゜1−ビス(p−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、4,4−チオビスフェノ
ール、4,4−スルホニルジフェノール、ビス(3−ア
リル−4−ヒドロキシフェニル)−スルホン、ノボラッ
ク型フェノール樹脂、p−ヒドロキシ安息香酸エステル
、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、5−ヒドロキシイ
ソフタル酸ジメチル、3,5−ジーtert−ブチルサ
リチル酸、3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸
等が挙げられるが、芳香族カルボン酸に於てはその多価
金属塩を用いてもよい。
充填剤としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、水酸化アルミニウム、
水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理
したカルシウムやシリカの無機系微粉末の他、尿素−ホ
ルマリン樹脂、ポリスチレン樹脂等の有機系微粉末を挙
げることができる。
その他の添加物質としては、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸アミド等の滑剤、各種
の界面活性剤、消泡剤、乳化剤、安定剤、増感剤等の助
剤が必要に応じて加えられる。
感熱発色層を設ける支持体としては、紙、合成紙、フィ
ルム等が用いられる。
実施例 以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳しく
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
実施例1 撹拌機及び還流冷却器を付した反応装置に、重合度11
00の完全ケン化ポリビニルアルコール(以下、PVA
ll0という)40重量部(以下、部という)及び水5
60部を仕込み、加熱下に攪拌して溶解させ水溶液とし
た。この水溶液にアクリルアミド20部、メタクリル酸
メチル75部、メタクリル酸5部を加え、更にショ糖脂
肪酸エステル(「リョートーシュガーエステル5157
0J、HLB価15、三菱化成食品(株)製)10部を
加え室温にて30分間攪拌乳化を行なった。次いで、重
合開始剤として過硫酸アンモニウム1.0部を加え、8
0℃まで昇温し2時間保温して反応を完結させた後、ア
ンモニア中和を行なってグラフト共重合体エマルジョン
750部を得た。
このものの不揮発分は20重量%、pHは6.2.25
℃における粘度は300cpsであった。
つづいて該エマルジョンのみからなるオーバーコート剤
を市販感熱紙(キャノン感熱紙GIII用、坪ft60
g/m2)上に固形分付着量が3.0〜4.0g/rn
2になるように塗布及び乾燥を行ない、感熱発色層をオ
ーバーコート剤でコートした感熱記録紙(以下、感熱記
録紙という)を得た。
以上のようにして得た感熱記録紙に下記のように印字を
行なった。
動的印字・・・・・・感熱紙発色試験装置rTH−PM
DJ(大金電気(株)製)を用いて印字した。
静的印字・・・・・・[アイロンテスターNo、137
J(安田精機製作所(株)製)を用いて印字した。
印字した感熱記録紙の発色性、耐水性、耐可塑剤性、耐
ステイツキング性、耐溶剤性について下記の方法に従っ
て性能試験を行なった。その結果を第2表に示す。
[発色性コ 印字した感熱記録紙の印字部分の発色濃度(動的、静的
)をサクラ濃度計rPDA65Jを用いて測定した。ま
た、地肌部濃度をサクラ濃度計rPDA65Jを用いて
発色濃度と同様にして測定した。
[耐水性] 印字後の感熱記録紙を20°Cの水に24時間浸漬させ
たときの退色と浸漬後の下地の膜強度を観察した。
試験結果の評価 A:良好 B:やや良好 C:不良 [耐可塑剤性コ 印字後の感熱記録紙の印字部にフタル酸ジオクチルを刷
毛で塗り2時間後の退色の程度から判定した。
試験結果の評価 A:良好 B:やや良好 C:不良 [耐スティッキング性コ 感熱紙発色試験装置で印字させた時に生じるスティッキ
ング音で判断した。
試験結果の評価 A:スティッキング音なし B:スティッキング音はとんどなし C:スティッキング音ががなりあり [耐溶剤性] 赤色フェルトベン(べんてる(株)製)を地肌部に塗り
にじみ方から判定した。
試験結果の評価 A:全熱にじまない B:少しにじむ C:裏面までにじむ 実施例2〜13及び比較例1〜3 ポリビニルアルコール、乳化剤、単量体(A)、(B)
及び(C)必要に応じ(D)の種類、使用量を第1表に
示すように代えたほかは実施例1と同様にして感熱記録
紙を製造し、実施例1と同様の性能試験に供した。得ら
れたオーバーコート剤の組成及び性質を第1表に示し、
感熱記録体の性能試験の結果を第2表に示す。
第1表中■〜■は次のものを示す。
■日本合成化学工業(株)製、アセトアセチル化ポリビ
ニルアルコール ■(株)クラレ製、完全ケン化ポリビニルアルコール ■シヨ糖脂肪酸エステル([リョートーシュガーエステ
ル5570J 、HLB価5、三菱化成食品(株)製) ■シヨ糖脂肪酸エステル(「リョートーシュガーエステ
ル51570J 、HLB価15、三菱化成食品(株)
製) ■シヨ糖脂肪酸エステル([リョートーシュガーエステ
ルP1570J 、HLB価15、三菱化成食品(株)
製) ■51570/5570=1/1(重量比)混合物■第
一工業製薬(株)製、ノニオン系乳化剤(ポリプロピレ
ングリコールポリエチレングリコールエーテル) また、第1表中、AMはアクリルアミド、MMAはメタ
アクリル酸メチル、MAAはメタクリル酸、AAはアク
リル酸を示す。
実施例14〜24及び比較例4.5 ポリビニルアルコール、乳化剤、単口体(E)、(F)
及び(G)必要に応じ(H)の種類、使用口を第3表に
示すように代えたほかは、実施例1と同様にして感熱記
録紙を製造し、実施例1と同様の性能試験に供した。得
られたオーバーコート剤の組成及び性質を第3表に示し
、感熱記録体の性能試験の結果を第4表に示す。
第3表中MMAはメタクリル酸メチル、HEAはアクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル、MAAはメタクリル酸を示
す。
また、■〜■は第1表と同じ。■は、第一工業製薬(株
)製のアニオン系乳化剤(ジアルキルスルホコハク酸エ
ステルソーダ塩)である。
発明の効果 特定乳化剤の存在下に、ポリビニルアルコールと特定単
量体をグラフト重合させて得られる本発明のオーバーコ
ート剤は、種々の感熱記録体に適用でき、特に感熱記録
紙に対して優れた耐水性、耐薬品性、耐ステイツキング
性、発色性等を付与しうるため、従来のオーバーコート
剤を塗布して得られる感熱記録体に比して今日の要請に
合致した優れた感熱記録体を提供しうる。
(以 上)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ショ糖脂肪酸エステル及び水の存在下でポリビニ
    ルアルコールに、単量体(A)(メタ)アクリルアミド
    、単量体(B)(メタ)アクリル酸メチル及び単量体(
    C)(メタ)アクリル酸並びに必要に応じて単量体(D
    )前記各単量体と共重合しうるその他の単量体をグラフ
    ト共重合せしめてなるグラフト共重合体エマルジョンを
    有効成分とする感熱記録体用オーバーコート剤。
  2. (2)グラフト共重合体エマルジョンが単量体の全量1
    00重量%のうち単量体(A)を5〜40重量%、単量
    体(B)を40〜90重量%及び単量体(C)を1〜2
    0重量%並びに単量体(D)を0〜30重量%グラフト
    共重合せしめてなるグラフト共重合体エマルジョンであ
    る請求項1記載の感熱記録体用オーバーコート剤。
  3. (3)ショ糖脂肪酸エステル及び水の存在下でポリビニ
    ルアルコールに、単量体(E)(メタ)アクリル酸メチ
    ル、単量体(F)(メタ)アクリル酸低級ヒドロキシア
    ルキル及び単量体(G)(メタ)アクリル酸並びに必要
    に応じて単量体(H)前記各単量体と共重合しうるその
    他の単量体をグラフト共重合せしめてなるグラフト共重
    合体エマルジョンを有効成分とする感熱記録体用オーバ
    ーコート剤。
  4. (4)グラフト共重合体エマルジョンが単量体の全量1
    00重量%のうち単量体(E)を15〜85重量%、単
    量体(F)を15〜75重量%及び単量体(G)を5〜
    50重量%並びに単量体(H)を0〜30重量%グラフ
    ト共重合せしめてなるグラフト共重合体エマルジョンで
    ある請求項3記載の感熱記録体用オーバーコート剤。
  5. (5)ポリビニルアルコールが単量体の全量100重量
    部に対して5〜50重量部用いられてなる請求項1〜4
    のいずれかに記載の感熱記録体用オーバーコート剤。
  6. (6)ショ糖脂肪酸エステルが単量体の全量100重量
    部に対して1〜30重量部用いられてなる請求項1〜4
    のいずれかに記載の感熱記録体用オーバーコート剤。
  7. (7)ショ糖脂肪酸エステルのHLB価が1〜16であ
    る請求項1〜4のいずれかに記載の感熱記録体用オーバ
    ーコート剤。
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