JPH01258476A - 高耐圧半導体装置の製造方法 - Google Patents

高耐圧半導体装置の製造方法

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JPH01258476A
JPH01258476A JP63086607A JP8660788A JPH01258476A JP H01258476 A JPH01258476 A JP H01258476A JP 63086607 A JP63086607 A JP 63086607A JP 8660788 A JP8660788 A JP 8660788A JP H01258476 A JPH01258476 A JP H01258476A
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Tsuneo Ogura
常雄 小倉
Etsuo Yokota
横田 悦男
Kazuo Watanuki
綿貫 一雄
Kazunobu Nishitani
和展 西谷
Yoshinari Uetake
植竹 義成
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はPIN構造を有する高耐圧半導体装置及びそ
の製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に、高耐圧、大面積の電力用半導体装置では、高比
抵抗のn型半導体ウェハにp中ベースを深く拡散させる
必要がある。例えばこのp型ベースの深さは60〜12
0(μm)程度である。このような深い拡散を行なう必
要があるため、拡散時間や面内の均−性等を考慮し、電
力用半導体装置のp型ベースは不純物としてAノやGa
の拡散で形成することが一般的である。しかし、lj?
やGaは酸化膜を用いた選択拡散が行なえないために、
ある種の電力用半導体装置、例えば低抵抗のnバッファ
層を持つPINダイオードやサイリスク、GTO(ゲー
トターンオフサイリスタ)等を製造する上では不都合で
ある。
第19図は従来のPIN構造の電力用ダイオードの断面
図であり、第20図はその不純物プロファイルを示す図
である。第19図において、100はp型層、101は
n型層、102は電界のストッパー層として作用する高
濃度のn型層である。なお、上記p型層100には熱緩
衝板としてのMoもしくはWからなる金属板103が接
着されて両者が合金化され、この金属板 +03はCu
からなるボスト104と接触するようになっている。他
方、n型層102にはAI!からなる金属膜105が形
成され、この金属膜105は図示しない熱緩衝板を介し
てCuからなるポスト 10Bと接触するようになって
いる。
第21図はnバッファ層が設けられた従来のアノードシ
ョート構造のGTOの断面図であり、第22図はその不
純物プロファイルを示す図である。
第21図において、111はnベース層、112はpベ
ース層、118はnエミッタ層、114はnバッファ層
、115はpエミッタ層、118はカソード、電極、1
17はアノード電極、118はゲート電極である。
上記第19図のようなダイオードにnバッファ層を設け
たもの、あるいは第21図に示すようなnバッファ層1
14が設けられたGTOは、nバッファ層の存在により
nベース層の厚さを薄くすることができ、これによりオ
ン電圧とスイッチング特性を向上させることができるこ
とが知られている。しかし、従来ではバックパワー耐量
の著しい低下等の弊害が伴い、現実の使用に耐える高耐
圧の電力用半導体装置を歩留り良く量産することは困難
である。濃度が低く、かつ深いnバッファ層を形成する
ことで、ある程度、これを改善できるが、従来技術では
製造二[程が非常に長くなってしまい、また、十分な信
頼性を得ることは困難である。以下、この点について説
明する。
通常の高耐圧GTOのpベース層はA)やGa等のよう
に拡散係数が大きな不純物の拡散によって形成されてお
り、第22図中のxjpbで示される拡散深さは通常、
60〜120(μm)程度である。このため、nエミッ
タ層113の拡散形成後における層抵抗ρspbは50
〜75(Ω/口)程度になる。このようにxjpbが深
いためと、例えば7〜80(cm2)程度の大面積で例
えば数千Vの高耐圧性能を得るために、pベース層11
2の形成には拡散係数が大きく、比較的短時間で拡散が
終了するAi7やGa等を使用することが有利である。
しかし、これらAノやGaは、全体を酸化膜でマスクし
て外拡散(アウトφデイフュージョン)を防止すること
ができないという欠点も持ち占わせている。従って、従
来ではpベース層112とpエミッタ層115とを同時
に拡散するか、もしくは同時拡散した後にpエミッタ層
を除去し、nバッファ層114もしくはアノード側拡散
層を形成した後に薄いpエミッタ層を形成するという方
法をとるようにしている。
後者の場合、アノード側拡散層を形成する際にpベース
層112の表面濃度が低下するのを防止するためにボロ
ンの追加拡散を行ないながら拡散する場合もある。
また、pベース層112を形成する際にはパノやGaの
イオン注入により行なう場合もある。この場合には外拡
散を防止するために酸化膜以外の膜、例えば窒化膜を表
面に形成し、開管拡散によりpベース層を形成する。
ところで、nバッファ層を有するアノードショート構造
のGTOの特性を決める重要なファクタは、第22図中
に示したpベース層112の層抵抗ρspbとnバッフ
ァ層 114の層抵抗ρsnである。
ρ’spbはpベース層112のプロファイルに対して
nエミッタ層 113の拡散深さxjncをどの程度に
するかによって決まる。この拡散時の精度は±0.5(
μm)程度であり、この拡散深さxjneは素子の歩留
りを大きく左右する。現在、このxjneは、拡散のロ
ット毎にpベース層112のプロファイルを計算機で計
算し、xjneの拡散条件を今までに蓄積されたデータ
を元にして予ill L、決定している。
一方、A、il’やGaを用いた封管拡散により形成さ
れるpベース層プロファイルの制御性は、要求される設
計値に対して不十分である。このため、特別な工夫によ
りpベース層の不純物濃度の制御性を確保している。例
えばAIでは、予めSiチューブの内壁にAIを導入し
ておき、その中にウェハを挿入し、加熱することにより
AIの拡散を行なうようにしている。他方のGaではG
a−Ge法と呼ばれる方法によって拡散を行なうように
している。しかし、このような方法でもプロファイルの
再現性は十分ではなく、計算機の計算結果と蓄積された
データに基づいて歩留りの安定を図るようにしている。
また、酸化膜はAIやGaのソースに対して十分なマス
ク効果を持っていないため、pベース層とpエミッタ層
を同時に形成することが一般的である。ところが、第2
1図のようなGTOの場合には、pベース層112とp
エミッタ層115とはこの後のnエミッタ層113の拡
散を考慮してそれぞれ60(μm)以上の幅にする必要
がある。従って、nバッファ層114は100(μm)
以上の幅にする必要がある。このため、拡散でこのnバ
ッファ層114を形成することは事実上不可能である。
従って、従来で(よエピタキャル成長法でn)5ツファ
層を形成することがあるが、エビタキャル層は耐圧歩留
りが悪く信頼性に欠け、かつ製造工程も増加するという
問題がある。
また、nバッファ層114はPの拡散で、pベース層1
12はAI!やGaのイオン注入及びその後の拡散で形
成する方法もあるが、この方法では、酸化膜以外のマス
ク部材が必要になる、濃度の低いnバッファ層をpベー
ス層と同時に拡散することができず、深いnバッファ層
を少なくとも2回の拡散で形成する必要があり工程が増
加する、等の問題がある。
一方、nバッファ層が設けられていないGTOでは、ベ
ース拡散後の特性を決める最も重要な拡散パラメータが
ρspbのみである。これに対し、nバッファ層が設け
られたアノードショート構造のGTOでは、ベース拡散
後にρspbとρsnを合わせ込むことが必要であり、
この点についても従来の方法では限界がある。
一方、前記第19図に示すような従来のダイオードにお
いて、n型層101の不純物濃度と厚さはこのダイオー
ドの定格電圧により設計されている。
そして、定格電圧印加の空乏層層はn型層101と10
2の界面付近までしか伸びないように設計されている。
第20図中の破線EOは定格電圧印加時における電界分
布を示したものである。なお、n型層102の表面不純
物濃度は約lXl0”(個/cm’)であり、比較的高
くされている。ちなみに、n型層101の比抵抗ρnと
この層の幅Wnとの比p (1/ W nは3X103
  (Ω)程度である。
また、第20図中の一点鎖線E1はn型層101の層抵
抗を高く設定した場合の電界分布を示したものである。
このElのような電界分布を持たせることができれば、
理想的にはn型層1月の厚さを1/2にすることができ
、順方向電圧及び逆回復時間の大幅な改善が可能である
。しかし、第20図のようなプロファイルで上記のよう
な設計をした場合には、実使用条件においてバックパワ
ーにより破壊が発生する。この理由は、n型層lotが
薄くなったことによるバックパワー耐量の減少と、高濃
度でかつ薄いn型層102では電圧サージの耐量が十分
にとれないためと考えられる。
(発明が解決しようとする課題) このように従来の方法で製造される高耐圧半導体装置は
耐圧歩留りが悪く信頼性に欠け、かつ製造工程も増加す
るという欠点がある。
また、従来の高耐圧半導体装置では、バックパワー耐量
の著しい低下等、特性上で問題がある。
この発明は上記のような事情を考慮してなされたもので
あり、その目的は、信頼性が高い高耐圧半導体装置を提
供すること及び信頼性が高い高耐圧半導体装置を製造工
程の増加を伴わずに製造することができる高耐圧半導体
装置の製造方法を提供することにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) この発明の高耐圧半導体装置は、n型の高比抵抗の第1
半導体層と、上記第1半導体層の一方面に不純物として
ボロンを拡散することにより形成されたp型の第2半導
体層と、上記第1半導体層の他方面に不純物としてリン
を拡散することにより形成されたn型の第3半導体層と
、上記第3半導体層の表面に形成された高濃度のn型の
第4半導体層とを具備し、上記第1半導体層の比抵抗を
ρn  (’Ω・Cm)、幅をWn(cm)としたとき
に、pn/Wn≧I X 10 ”の関係を満たすよう
に第1半導体層の比抵抗及び幅が設定されてなることを
特徴とする。
この発明の高耐圧半導体装置の製造方法は、n型の高比
抵抗の第1半導体層の一方面に不純物としてボロンを、
他方面に不純物としてリンをそれぞれ導入する工程と、
上記両不純物を同時に拡散させて上記第1半導体層の一
方面にp型の第2半導体層を、他方面にn型の第3半導
体層を形成する工程とを具備したことを特徴する。
さらに、この発明の高耐圧半導体装置の製造方法は、n
型ベース層の一方面に不純物としてボロンを、他方面に
不純物としてリンをそれぞれ導入する工程と、上記両不
純物を同時に拡散させて上記n型ベース層の一方面にn
型ベース層を、他方面にn型バッファ層を形成する工程
と、上記n型ベース層及びn型バッファ層に不純物を選
択的に導入する工程と、上記工程で導入された不純物を
同時に拡散させて上記n型ベース層にはn型エミッタ層
を、上記n型バッファ層にはp型エミッタ層とn型のア
ノードショート層をそれぞれ形成する工程とを具備した
ことを特徴とする。
(作用) p型の不純物であるボロンとn型の不純物であるリンの
設計濃度における拡散係数が近いことから、この2つの
拡散ソースを同時に拡散させることによってn型ベース
層の一方面にn型ベース層を、他方面にn型バッファ層
を同時に形成する。
ボロンと比較的低濃度のリンはAノやGaに比べて拡散
係数が小さく、通常、深い拡散には使用されないが、こ
の発明の場合にはそれが逆の効果を生む。すなわち、ボ
ロンやリンはAノやGaに比べて、同じ深さまで拡散す
るのにおよそ2倍の拡散時間もしくはより高い拡散濃度
が必要である。
このことは、逆に、いったんn型ベース層とn型バッフ
ァ層が形成されてしまうと、その後の拡散でもほとんど
不純物プロファイルが動くことがない。すなわち、n型
ベース層とn型バッファ層の再現性がよく、nエミッタ
層、nエミッタ層及びアノードショートのスランプ条件
を固定することができ、nエミッタ層、nエミッタ層及
びアノードショートの同時形成が可能となる。
また、p型ベース層とn型バッファ層をボロンとリンの
拡散によって行なうため、全体を酸化膜でマスクするこ
とができ、追加拡散も容易であり、拡散時間が長いこと
と共に拡散の精度を高くすることができる。
さらに、高濃度の第4半導体層を設けることによってバ
ックパワー耐量等の素子の破壊耐量が向上し、特にアロ
イレス構造を有する高耐圧半導体装置においては効果的
である。
(実施例) 以下図面を参照してこの発明を実施例により説明する。
第1図はこの発明をnバッファ付アノード、ショート構
造のGTOに実施した場合の製造工程を順次示す断面図
である。
まず第1図(a)に示すように、n型のシリコン半導体
基板IOの一方面にn型のリン(P)を、他方面にp型
のボロン(B)をそれぞれイオン注入する。このとき、
イオン注入の順番はどちらが先になってもかまわない。
次に第1図(b)に示すように、高温の長時間拡散を行
なって基板IOの一方面にnバッファ層11を、他方面
にpベース層12をそれぞれ形成する。
このような高温で長時間の拡散はSiCで構成された拡
散チューブ等を使用することで可能であり、基板の前処
理や拡散中のバッファガスを最適化することによって結
晶欠陥の増加を防止することができる。
次に第1図(C)に示すように、pベース層121;n
型不純物を拡散させてnエミッタ層13を形成し、nバ
ッファ層11にはn型不純物を拡散させてnエミッタ層
14を、n型不純物を拡散させてn型のアノードショー
ト層15を形成することにより完成する。この拡散の際
に、pベース層12のボロン及びnバッファ層11のリ
ンはそのプロファイルがほとんど動かないため、pベー
ス層12及びnバッファ層11の再現性が良くなる。こ
の結果、nエミッタ層13、nエミッタ層14及びアノ
ードショート層15を拡散形成する前に例えば不純物を
イオン注入でスランプする際の条件を固定することがで
き、またこれらの同時拡散が可能になる。
また、pベース層12とnバッファ層11の同時拡散を
行なうときは、拡散時間が長いため高精度で両層の拡散
深さを設定することができる。このため、製造される装
置の信頼性が大幅に増加し、かつ製造工程が増加するこ
ともない。また、選択拡散が酸化膜のマスクのみで行な
うことが、できるから、逆導通GTOのようにダイオー
ド等が接続される高耐圧半導体装置で、このダイオード
等の素子を同一チップ内に形成して1チツプ化させるこ
とができる。
第2図はこの発明の他の実施例の方法によるGTOの製
造工程を順次示す断面図である。この実施例の方法では
、まず第2図(a)に示すように、n型のシリコン半導
体基板10の一方面にn型のリン(P)を、他方面にp
型のボロン(B)をそれぞれイオン注入する。このとき
も、イオン注入の順番はどちらが先になってもかまわな
い。
次に第2図(b)に示すように、高温の長時間拡散を行
なって基板10の一方面にnバッファ層11を、他方面
にpベース層12をそれぞれ形成する。
次に第2図(C)に示すように、nバラフッ層llにn
型不純物を拡散させてnエミッタ層14を形成する。
次に第2図(d)に示すように、pベース層12にn型
不純物を拡散させてnエミッタ層13を形成し、同時に
nバッファ層11にn型不純物を拡散させてn型のアノ
ードショート層15を形成することにより完成する。
この方法によれば、pベース層12の層抵抗ρspbと
nバッファ層11の層抵抗ρsnとを独立に制御するこ
とができ、この結果、ベース拡散が行われた後の基板を
全ての品種で統一して用意し、その後の拡散条件を変え
ることによって異なる特性の多品種のGTOを製造する
ことが可能である。
第3図は上記第1図の方法による製造工程をさらに詳細
に示した断面図である。
まず、比抵抗が600〜800(Ω・cm)のn型シリ
コン半導体基板10の一方面にn型のリン(P)をイオ
ン注入する(第3図(a))。
次に基板10の他方面にp型のポロン(B)をイオン注
入する(第3図(b))。このとき、両イオンの加速電
圧は共に50 (K e V)に設定した。
次に基板全体を1200(”C)に加熱して前拡散(p
re drive In)を行ない、基板10の一方面
に0層21を、他方面に9層22をそれぞれ形成する(
第3図(C))。この前拡散はこの後に行われる主拡散
(層aln drive In )に比べて十分に短い
時間、又は低い温度で行われる。なお、0層21と9層
22の前拡散は別々に行われることもある。
次に全体を酸化して例えば2.5(μm)の膜厚の酸化
膜23を形成する(第3図(d))。
続いてSiCチューブ等を用いた主拡散、(malnd
rive ln)を1250(’C)の温度で行ない、
上記9層21及び9層22を拡散してnバッファ層11
とpベース層12とを形成する(第3図(e))。
次に上記酸化膜23を除去した後、新たに酸化を行なっ
て例えば2.5(μm)の膜厚の酸化膜24を形成し、
アノードショート層に対応した開孔部を形成する共にp
ベース側はこの酸化膜24を全て除去する。この後、上
記酸化膜24をマスクにn型不純物をnバッファ層11
及びpベース層12の表面に導入する(第3図(f))
続いて上記酸化膜24を全面除去した後、n型不純物を
nバッファ層11の表面に導入す・る。この場合、先に
選択的に導入したn型不純物層の濃度が十分に高ければ
、n型不純物導入用のマスクは特に必要としない(第3
図(g))。
この後、例えば1200(”C)の温度で拡散を行なう
ことにより、nエミッタ層13、pエミッタ層14及び
アノードショート層15を形成する(第3図(h))。
第4図は上記第2図の方法による製造工程をさらに詳細
に示した断面図である。
この方法では、第3図(e)までの工程は同じであり、
その後、新たに酸化して例えば2.5(μm)の膜厚の
酸化膜26を形成し、アノードショート層に対応した開
孔部をこの酸化膜26に形成した後、この開孔部からB
を加速エネルギーEavが50(KeV)、ドーズmQ
dpがIXl 0 ” (個/cm2)でイオン注入す
る(第4図(a))。
続いて拡散を行なってpエミッタ層14を形成する(第
4図(b))。
次に上記酸化II!128を除去して新たな酸化膜27
を形成する(第4図(C))。
次に、上記酸化膜27に対してアノードショート層に対
応した部分に開孔部を形成する共にpベース層側ではこ
の酸化膜27を除去してpベース層12を露出させ、こ
の後、例えば気相によりn型不純物をnバッファ層11
及びpベース層12の表面に導入する(第4図(d))
この後、例えば1200(”C)の温度で拡散を行なう
ことにより、nエミッタ層13及びアノードショート層
15を形成する(第4図(e))。
このようにして製造されたGTOでは、pベース層12
の拡散後の層抵抗ρspのバラツキが±0.8(Ω/口
)、pベース層12の拡散深さxjpのバラツキが±1
(μm)、nベース層lOのライフタイムτが100(
μS)以上になった。これはそれぞれ従来の±4(Ω/
口)、±3(μm)、70(μS)と比べて大きく改善
されていることがわかる。同様にnバッファ層11の層
抵抗と拡散深さのバラツキも小さくなった。
また、nバッファ層をPの拡散で形成し、pベース層を
AIもしくはGaの拡散で別々に形成する従来方法では
、Pの最初の拡散が1250(”C)で80時間、AI
もしくはGaの拡散とPの拡散が1200℃で80時間
必要となり、合計で160時間の拡散時間が必要になる
。これに対し、上記実施例の方法では1250℃で80
時間の拡散を行なえばよく、拡散時°間が約半分に短縮
された。
第5図は、高耐圧半導体装置で必要される濃度、例えば
ドーズ量がlXl0”(個/cm2)程度におけるAI
!、Ga、B及びPそれぞれの温度1250(”C)に
おける拡散時間と拡散深さ(μm)との関係を示す特性
図である。この図かられかるように、Pと同時に拡散を
行なって同じ程度の拡散深さを得ることができるのはB
しかない。また、A、l?とGaは、Pと別々に拡散し
ないと目的の拡散深さは得られない。
第6図はこの発明の方法を適用して製造されたnバッフ
ァ付アノードショート構造のGTOの構成を示すもので
あり、第6図(a)はカソード側から見た平面図、第6
図(b)、(c)はそれぞれA−A’ 、B−B’断面
図である。図において、31はnベース層、32はnベ
ース層、33は複数に分割された細長いnエミッタ層、
34はnバッファ層、35は16度の高いpエミッタ層
、36は濃度が低く上記高濃度のpエミッタ層35を囲
むpエミッタ層、37はアノードショート層、38はカ
ソード電極、39はゲート電極、4oはアノード電極で
ある。
第7図は上記第6図のGTOをアセンブリした状態を示
す断面図である。図において、5oはGTOベレットで
あり、このGTOベレット5oのカソード電極は、Ag
ホイル51及びMoからなる熱緩衝板52を介してCu
からなるポスト53と接続されている。また、GTOペ
レット5oのゲート電極も、Agホイル54及びMoか
らなる熱緩衝板55を介してCuからなるポスト5Bと
接続されている。他方、GTOベレット50のアノード
電極は、Agホイル57及びMoからなる熱緩衝板58
を介してCuからなるポスト59と接続されている。
このような構造はいわゆるアロイレス構造と呼ばれ、ペ
レットとの間で合金化されるW 9 M o等からなる
熱緩衝板は設けられていない。このアロイレス構造を採
用することにより、他の半導体装置、例えばIC等のベ
レット工程と共通の製造ラインを用いてGTOベレット
を製造することができるようになる。この結果、生産性
と半導体装置の信頼性の大幅な向上を図ることが可能で
ある。
第8図はこの発明の方法を適用して製造されたダブルゲ
ート型nバッファ付アノードショート構造のGTOの断
面図である。図において、61はnベース層、62はn
ベース層、63は複数に分割されたnエミッタ層、64
はnバッファ層、65は複数に分割されたpエミッタ層
、66はカソード電極、67は第1ゲート電極、68は
アノード電極、69は第2ゲート電極、70及び71は
それぞれCuからなるポストである。
この発明の方法はダイオードの製造にも実施することが
できる。
第9図はこの発明の方法により製造されたPINダイオ
ードの不純物プロファイルを示す図である。このダイオ
ードはnベース層81の一方面にはPを、他方面にはB
をイオン注入法等により予め導入しておき、この後、1
250 (”C) の高温で拡散を行なうことによって
nベース層81の両側にnバッファ層82とnベース層
83とを同時に形成する。このとき、nバッファ層82
の表面不純物濃度がlX1018  (個/cm3)以
下となるように、Pのイオン注入の際のドーズ量が決、
定される。この後、nバッファ層82の表面にn型の不
純物を導入した後に拡散を行なうことによってnバッフ
ァ層82の表面に電界のストッパとして作用する高濃度
の低抵抗n型層84を形成する。この、低抵抗n型層8
4は表面不純物濃度がI X I Q2+ (個/cm
3)以上となるようにイオン注入の際のドーズ量が決定
される。そして、上記nバッファ層82の拡散深さAは
nベース層83の拡散深さBとほぼ同じ70(μm)程
度にされ、低抵抗n型層84の拡散深さCは例えば5〜
30(μm)の範囲で設定される。
上記のような不純物プロファイルを持つPINダイオー
ドでは、08177層82の濃度が低く、この層の抵抗
が比較的高くされている。このようにnバッファ層82
の抵抗が高くされているダイオードは、バックパワー耐
量を十分に大きくできることが実験的に確認されている
また、nベース層81はその比抵抗を高くする程、その
厚さを薄くすることができ、薄くなることにより逆回復
時間や順方向のオン電圧のトレードオフは良くなる。し
かし、その改善の割合いは一定ではなく、ある値で飽和
する。実験によれば、nベース層81の比抵抗ρnとn
ベース層81の幅Wnとの比ρn/Wnを、pn/Wn
≧I X 104が満足するような値に設定することに
よって上記両特性のトレードオフの十分な改善が可能で
あることが確認された。
しかもその際に、nベース層81のライフタイムτの値
を1〜100(μS)の範囲内で設計することにより、
上記のトレードオフの改善が容易になることが確認され
た。
第10図は上記第9図のような不純物プロファイルを持
つPINダイオードにおける、nベース層81の比抵抗
ρnと幅Wnとの関係を示す特性図である。ここでは、
耐圧が6 (KV)及び4.5(KV)で設計されたダ
イオードの例を示しており、図中、斜線を施した領域が
上記の関係式を満足する領域であり、この範囲でρnと
Wnの値を設計すれば逆回復時間と順方向電圧のトレー
ドオフの改善を図ることができる。
ところで、上記のようなPINダイオードにおいて、バ
ックパワー耐量を減少させる要因の1つとしてペレット
からCuポストへの放熱が効果的に行われないことがあ
る。すなわち、前記第19図のようにアセンブリされた
ものでは、ペレットにおいてポストに接触していない箇
所で熱が蓄積され、放出されない可能性がある。
第11図ないし第13図の実施例によるPINダイオー
ドは、上記第9図に示すような不純物プロファイルを採
用することによってペレット自体の逆回復時間と順方向
電圧のトレードオフの改善を図ると共に、アセンブリ構
造を放熱が効果的に行われるような構成にすることによ
って、バックパワー耐量等の特性を改善したものである
すなわち、第11図の実施例のダイオードは、ペレット
91の表面における熱分布及び電流密度分布が不均一と
ならないように、ペレット91と直接懐 接触するAノからなる金属1i92.93及びこれらと
接触するCuからなるポスト94.95の形状を上下で
対称となるように構成したものである。
第12図の実施例のダイオードは、ペレット91の両表
面の周囲に酸化膜9Bをそれぞれ設け、上下の酸化膜相
互間に電流が流れないようにしたものである。
第13図の実施例のダイオードは、Cuからなるポスト
94.95の形状を大型化して充分な放熱が行われるよ
うにしたものである。
第14図は上記第9図のような不純物プロファイルを持
つPINダイオードと従来のダイオードにおけるnベー
ス層の厚さを耐圧グレード毎に比較して示す図である。
図示するように上記実施例のダイオードの方がnベース
層の厚さを薄くすることができる。
第15図は上記第9図のような不純物プロファイルを持
つこの発明の各実施例のPINダイオードと従来のダイ
オードにおけるバックパワー耐圧■□M  (KV)の
特性を比較して示す図である。
図中aは従来のものであり、b−dはこの発明の各実施
例のものである。図から明らかなようにこの発明のもの
では従来に比べてバックパワー、耐圧が大幅に改善され
ている。
第16図は上記nバッファ層の不純物のピーク濃度とバ
ックパワー耐圧VRM  (KV)との関係を示す図で
ある。図示のようにこの不純物ピーク濃度がI X 1
01” (個/ c m 2 )以上になるとバックパ
ワー耐圧は急激に低下する。従って、充分なバックパワ
ー耐量を得るためには08977層の不純物ピーク濃度
をlXl018(個/cm2)以下にすることが必要で
ある。
第17図は上記第9図のような不純物プロファイルを持
つこの発明の各実施例のPINダイオードと従来のダイ
オードにおける高温逆回復時間2t rr (μS)と
順方向電圧Vp  (V)との関係を示す図である。図
中aは従来のものであり、bはこの発明のものである。
図から明らかなようにこの発明のものでは従来に比べて
高温逆回復時間2t rr及び順方向電圧■、共に改善
されている。
また、第18図はこの発明のさらに他の実施例によるP
INダイオードの構成を示す断面図である。この実施例
のダイオードは、上記第9図に示93及びこれらと接触
するCuからなるポスト94゜95の形状を上下で対称
となるように構成し、かつペレット91の両表面の周囲
に酸化膜96をそれぞれ設け、上下の酸化膜相互間に電
流が流れないようにしたものである。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、信頼性が高く、
特に他の素子と共に1チツプ化することが可能な高耐圧
半導体装置を提供することができ、かつ信頼性が高い高
耐圧半導体装置を製造工程の増加を伴わずに製造するこ
とができる高耐圧半導体装置の製造方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の製造方法を工程順に示す
断面図、第2図はこの発明の他の実施例の製造方法を工
程順に示す断面図、第3図は第1図の実施例方法を詳細
に説明するための断面図、第4図は第2図の実施例方法
を詳細に説明するための断面図、第5図は上記各実施例
の方法を説明するための特性図、第6図、第7図及び第
8図は上記実施例の方法で製造されたGTOの構成を示
すものであり、第6図は平面図及び断面図、第7図は断
面図、第8図は断面図、第9図は上記実施例の方法によ
り製造されたPINダイオードの不純物プロファイルを
示す図、第10図は上記第9図の不純物プロファイルを
持つPINダイオードの特性図、第11図ないし第13
図はそれぞれ第9図の不純物プロファイルを持つPIN
ダイオードの断面図、第14図は第9図の不純物プロフ
ァイルを持つPINダイオードと従来のダイオードにお
ける特性を比較して示す図、第15図は第9図の不純物
プロファイルを持つこの発明のPINダイオードと従来
のダイオードのバックパワー耐圧特性を比較して示す図
、第16図は第9図の不純物プロファイルを持つPIN
ダイオードにおけるnバッファ層の不純物のピーク濃度
とバックパワー耐圧との関係を示す図、第17図は第9
図の不純物プロファイルを持っPINダイオードと従来
のダイオードにおける高温逆回復時間と順方向電圧との
関係を示す図、第18図は第9図の不純物プロファイル
を持つPINダイオードの他の構成を示す断面図、第1
9図は従来のPIN構造のダイオードの断面図、第20
図はその不純物プロファイルを示す図、第21図は従来
のアノードショート構造のGTOの断面図、第22図は
その不純物プロファイルを示す図である。 10・・・n型のシリコン半導体基板、11・・・nバ
ッファ層、12・・・pベース層、13・・・nエミッ
タ層、14・・・nエミッタ層、15・・・n型のアノ
ードショート層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (a) (b) 駕 1 図 (a)                 (C)(a
)                (d)(b)  
             (e)戊歎時間(時間) 第5図 第 7 図 第 8 図 第11図 第12図 トψLn寸(nへ、− と Σ ■     −寸 〉 シ≦ Σ Lr>寸のへ 〉 ν −一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 n型の高比抵抗の第1半導体層と、 上記第1半導体層の一方面に不純物としてボロンを拡散
    することにより形成されたp型の第2半導体層と、 上記第1半導体層の他方面に不純物としてリンを拡散す
    ることにより形成されたn型の第3半導体層と、 上記第3半導体層の表面に形成された高濃度のn型の第
    4半導体層とを具備し、 上記第1半導体層の比抵抗をρn(Ω・cm)、幅をW
    n(cm)としたときに、ρn/Wn≧1×10^4の
    関係を満たすように第1半導体層の比抵抗及び幅が設定
    されてなることを特徴とする高耐圧半導体装置。 2 n型の高比抵抗の第1半導体層の一方面に不純物と
    してボロンを、他方面に不純物としてリンをそれぞれ導
    入する工程と、 上記両不純物を同時に拡散させて上記第1半導体層の一
    方面にp型の第2半導体層を、他方面にn型の第3半導
    体層を形成する工程と を具備したことを特徴する高耐圧半導体装置の製造方法
    。 3 n型ベース層の一方面に不純物としてボロンを、他
    方面に不純物としてリンをそれぞれ導入する工程と、 上記両不純物を同時に拡散させて上記n型ベース層の一
    方面にp型ベース層を、他方面にn型バッファ層を形成
    する工程と、 上記p型ベース層及びn型バッファ層にそれぞれ不純物
    を導入する工程と、 上記工程で導入された不純物を同時に拡散させて上記p
    型ベース層にはn型エミッタ層を、上記n型バッファ層
    にはp型エミッタ層とn型のアノードショート層をそれ
    ぞれ形成する工程と を具備したことを特徴とする高耐圧半導体装置の製造方
    法。 4 n型ベース層の一方面に不純物としてボロンを、他
    方面に不純物としてリンをそれぞれ導入する工程と、 上記両不純物を同時に拡散させて上記n型ベース層の一
    方面にp型ベース層を、他方面にn型バッファ層を形成
    する工程と、 上記n型バッファ層にp型の不純物を選択的に導入した
    後に拡散を行ないp型エミッタ層を形成する工程と、 上記p型ベース層及び上記n型バッファ層にn型の不純
    物を選択的に導入した後に拡散を行ないp型ベース層に
    n型エミッタ層を、n型バッファ層にn型のアノードシ
    ョート層をそれぞれ形成する工程と を具備したことを特徴とする高耐圧半導体装置の製造方
    法。
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