JPH01294539A - 板状バリウムフエライト微粉末の製造方法 - Google Patents

板状バリウムフエライト微粉末の製造方法

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JPH01294539A
JPH01294539A JP12475788A JP12475788A JPH01294539A JP H01294539 A JPH01294539 A JP H01294539A JP 12475788 A JP12475788 A JP 12475788A JP 12475788 A JP12475788 A JP 12475788A JP H01294539 A JPH01294539 A JP H01294539A
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barium ferrite
barium
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Susumu Iwasaki
進 岩崎
Narifumi Kamisaka
神坂 成文
Iwao Yamazaki
山崎 巖
Tsutomu Hatanaka
畑中 勉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮呈上立机里公団 本発明は、六方晶板状置換型バリウムフェライト微粉末
の製造方法に関し、詳しくは、平均粒径0.03〜0.
15μmであって、その保磁力の温度係数が+1工ルス
テツド/℃以下、負領域を含む小さい範囲にあるスピネ
ル型ニッケルフェライト変成六方晶板状置換型バリウム
フエライ+−a粉末の製造方法に関する。
従来■及火 一般式Ba0−n(Fe+z−zxcoxTixO+s
)で表わされる所謂六方晶板状1換型バリウムフエライ
l粉末は、基材上に磁性粉の塗布層を設けてなる高密度
磁気記録媒体のための磁性粉としての利用が鋭意進めら
れている。
かかる置換型バリウムフェライト微粉末の製造方法は、
既に種々のものが知られているが、湿式法による製造方
法は、例えば、特開昭56−160328号公仰や特開
昭61−168532号公報に詳細に記載されている。
後者の公報によれば、所定の置換型バリウムフェライト
における成分元素モル比を満足するようにバリウムイオ
ン、鉄(III)イオン、及び置換元素イオンを含有す
るpl+12以上のアルカリ性水溶液を150〜300
℃に加熱して、バリウムフェライト前駆体を沈殿させ、
次いで、この前駆体を塩化バリウムのような水溶性ハロ
ゲン化バリウムと共に700〜1000℃の温度で焼成
した後、上記ハロゲン化バリウムを溶出除去することに
よって、六角板状性にすぐれると共に、粒径が実質的に
0.05〜0.5μmの範囲にあるバリウムフェライト
i結晶粉末を製造し得ることが記載されている。
典型的なバリウムフェライトであるBa0・5Fe20
3は、通常、3000〜6000エルステツドの保磁力
を有するが、前記したような置換型バリウムフェライト
は、一般に、Go及びTjによる置換度を選択すること
によつ°ζ、磁気記録用に適した200〜2000エル
ステツドの保磁力を有する微粉末とすることができる。
しかし、かかる従来の置換型バリウムフェライト微粉末
は、温度上昇によって、保磁力が大きくなる傾向を有す
る。即ち、磁気記録媒体に最適の記録が常温にて形成さ
れるように、磁気ヘッドから発生する磁界を調整しても
、例えば、環境温度が上昇すれば、保磁力が上昇して、
磁気ヘッドから発生する磁界では、磁気記録媒体に最適
の記録が形成されないこととなる。また、従来の置換型
バリウムフェライトにおいては、環境条件によっては、
磁気記録の消去性が低下する場合も多い。
一般に、保磁力の温度変化は、温度t+(’c)におけ
る保磁力をHcい温度j z(’C)における保磁力を
Hc、とするとき、温度係数式c71、−1゜ にて示される。但し、温度t1及び【2は共に100℃
以下の温度であり、且つ、1.<1.である。上記従来
の置換型バリウムフェライト微粉末の温度係数Cアは、
+2〜+5工ルステツド/℃の範囲にある。しかしなが
ら、磁気記録材料として好ましい温度係数の範囲は、一
般に、+1〜−2工ルステツド/℃であるとされている
。
そこで、既に、かかる置換型バリウムフェライトにおけ
る保磁力の温度依存性を低減するために、例えば、特開
昭62−132732号公報には板状面の最大寸法/粒
子の厚みによって規定される軸比を5以上とする方法が
記載されており、また、特開昭61−152003号公
報には、Fe (II)イオンを含有させる方法が記載
されている。他方、置換型バリウムフェライトの分散性
を改善するために、スピネル型酸化物を形成する金属イ
オン、Fe (II)イオン及び硝酸イオンを含有する
バリウムフェライトのスラリーを高アルカリ性下に加熱
して、スピネル型フェライトを表面にコーティングする
方法が特開昭62−265122号公tu及び特開昭6
2−265123号公報に記載されている。
■が ゛ しようとすぐ還■ 本発明者らは、前記した磁気記録材料としての従来の置
換型バリウムフェライト微粉末における問題を解決する
ために、上述した従来の置換型バリウムフェライト微粉
末の製造及びスピネル型ニッケルフェライト変成バリウ
ムフェライトの製造を含む方法について広範な研究を行
なった結果、実質的に非晶質である置換型バリウムフェ
ライトの前駆体を調製した後、そのスラリーに水溶性ニ
ッケル塩を加え、水熱反応させて、前記前駆体の表面に
スピネル型ニッケルフェライトを生成させ、これを塩化
バリウムと共に焼成することによって、保磁力の温度係
数が+1工ルステツド/℃以下、負領域を含む小さい範
囲、好ましくは+1〜−2工ルステツド/℃の範囲にあ
るスピネル型ニッケルフェライト変成置換型バリウムフ
ェライト微粉末を製造し得ることを見出して、本発明に
至ったものであるゆ 課 を”ンするための゛ 本発明による板状バリウムフェライト微粉末の製造方法
は、 (Ml  一般式 %式%) (但し、nは0.8〜1.0の数であり、Xは0.5〜
1.0の数である。) で表わされるバリウムフェライトにおける成分元素モル
比を満足するようにBaイオン、Fe(n[)イオン、
COイオン及びTiイオンを含有する水溶液にアルカリ
を加えて共沈物を沈殿させ、常圧下、pH12以上のア
ルカリ性下で60℃以上に加熱して、実質的に非晶質で
あるCo及びTi置換型バリウムフェライト前駆体を生
成させる第1工程、 (b)  次いで、前記Baイオン量に対して1〜4倍
モル量のNi塩水溶液を上記バリウムフェライト前駆体
のスラリーに加え、150〜300”Cの温度で水熱反
応させて、マグネトブランバイト型バリウムフェライト
とスピネル型ニッケルフェライトとの二相混合相を示す
スピネル型ニッケルフェライト変成バリウムフェライト
前駆体を生成させる第2工程、 (C)  次いで、このスピネル型ニッケルフェライト
変成バリウムフェライト前駆体を塩化バリウムと共に8
00〜950℃の温度にて焼成した後、水洗によって上
記塩化バリウムを溶出させる第3工程とからなり、かか
る方法によって、平均粒径0゜03〜0.15μmであ
って、その温度係数が+1工ルステツド/℃以下、負領
域を含む小さい範囲にあるスピネル型ニッケルフェライ
ト変成バリウムフェライト微粉末を得ることができる。
本発明の方法においては、先ず、第1工程として、前記
一般式で表わされる所定の化学組成を有する置換型バリ
ウムフェライトにおける成分元素モル比を満足するよう
に、Baイオン、Fe(III)イオン、Coイオン及
びTiイオンを含有する水溶液にアルカリを加えて共沈
物を沈殿させ、常圧下、この共沈物をpH12以上のア
ルカリ性下にて60℃以上で加熱、熟成して、置換型バ
リウムフェライト前駆体を生成させる。
本発明の方法によれば、前記所定のイオンを含有するア
ルカリ性水溶液を調製するに際して、成分元素イオンの
モル比を前記一般式を満たす所定の範囲とすることが必
要であり、n及びXが前記所定の範囲をはずれるときは
、後述する第2及び第3の工程を経ても、温度係数の小
さい置換型バリウムフェライト微結晶粉末を得ることが
困難である。上記アルカリ性水溶液の調製方法は何ら限
定されるものではないが、通常、前記それぞれのイオン
を含む水溶液をそれぞれ調製し、これらをそれぞれ所定
濃度で各イオンを含むように混合した後、この混合水溶
液を所定濃度のアルカリ水溶液に混合することによって
調製される。
前記それぞれのイオンを含む水溶液は、それぞれのイオ
ンの水溶性化合物を水に溶解して調製され、このような
水溶性化合物は、各元素イオンに応じて適宜に選ばれ、
通常、硝酸塩、過塩素酸塩、塩素酸塩、ハロゲン化物、
硫酸塩等のような無機塩や有機酸塩が用いられる。従っ
て、このような水溶性化合物として、例えば硝酸バリウ
ム、硝酸第二鉄、硝酸コバルト、硝酸チタンのような硝
酸塩、過塩素酸バリウム、過塩素酸第二鉄、過塩素酸第
二コバルト、過塩素酸チタンのような過塩素酸塩、塩素
酸バリウム、塩素酸第二鉄、塩素酸第二コバルトのよう
な塩素酸塩、塩化バリウム、塩化第二鉄、塩化コバルト
、四塩化チタンのような塩化物、フッ化第二鉄、フッ化
コバルト、フッ化チタンのようなフッ化物、酢酸バリウ
ム、酢酸第二鉄、酢酸コバルトのような酢酸塩、硫酸コ
バルト、硫酸チタンのような硫酸塩を例示することがで
きる。
上記共沈物の加熱、熟成に際しては、アルカリ性水溶液
はそのpHが12以上であることが必要である、アルカ
リ性水溶液のpHが12よりも小さいときは、後述する
第2及び第3工程を経ても、粒径が0.15μm以下の
微細な置換型板状バリウムフェライト粉末を得ることが
困難である。特に、アルカリ性水溶6は、pHが13以
上であることが好ましい。アルカリとしては強アルカリ
が好ましく用いられる。例えば、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等が用いられる。これらは単独で、又は2種以
上の混合物はして用いられる。
上記加熱温度は、好ましくは80℃から大気圧下沸点ま
での温度である。加熱時間は、通常、数十分乃至数時間
である。
このようにして得られるバリウムフェライト前駆体は、
化学的には、上記一般式による組成を有するが、結晶は
殆ど発達しておらず、X、v!回折の結果、非晶質の物
質である。
次いで、第2工程として、上記置換型バリウムフェライ
ト前駆体のスラリーに前記Baイオン量に対して1〜4
倍モル量のNi塩水溶液を加えて、引続き、pHが12
以上、好ましくは13以上のアルカリ性下に150〜3
00℃の温度で加熱、即ち、水熱反応させて、上記バリ
ウムフェライト前駆体表面にスピネル型ニッケルフェラ
イトを生成させて、スピネル型ニッケルフェライト変成
バリウムフェライト前駆体を得る。
本発明の方法において、この第2工程は最も重要である
。即ち、バリウムフェライト前駆体を製造した後、水溶
性ニッケル塩の存在下にこの前駆体を水熱反応させるこ
とによって、実質的に飽和磁化の低下なしに、保磁力の
温度係数を+1工ルステツド/℃から負領域を含む小さ
い範囲に抑えることができる。第1工程において、Ni
イオンを共存させ、共沈物を得て、これを水熱反応に付
すときは、飽和磁化の低下が著しく、高密度磁気記録材
料としての使用に適するバリウムフェライト微粉末を得
ることができない。
第2工程において用いる前記ニッケル塩としては、特に
限定されるものではなく、例えば、硝酸ニッケル、過塩
素酸ニッケル、塩素酸ニッケル、塩化ニッケル、硫酸ニ
ッケル等の無機塩が好ましく用いられるが、必要に応じ
て、酢酸ニッケルのような有機酸塩も用いられる。Ni
塩の使用量が前記Baイオンに対して1倍モル量よりも
少ないときは、得られるバリウムフェライトの保磁力の
温度係数が尚、大きく、他方、前記Baイオンに対して
4倍モル量よりも多くするときは、保磁力の温度係数が
負の方向に絶対値が大きくなると共に、飽和磁化が小さ
くなるので、好ましくない。
水熱反応は、通常、密閉容器、例えばオートクレーブを
用い、前記Ni塩を含むバリウムフェライト前駆体のス
ラリーを150〜300℃の範囲の温度に加熱すること
によって行なわれる。加熱時間は特に制限されないが、
通常、数十分乃至数時間である。
第2工程において得られるスピネル型ニッケルフェライ
ト変成バリウムフェライト前駆体は、少量の非晶質物質
を含むが、X線回折によれば、マグネトブランバイト型
バリウムフェライトとスピネル型ニッケルフェライトと
の二相混合相を示す。
しかし、この前駆体は、飽和磁化が低く、実用的な高密
度磁気記録材料として用いることはできない。
そこで、本発明の方法によれば、第3工程として、以上
のようにして得られたスピネル型ニッケルフェライト変
成バリウムフェライト前駆体を塩化バリウムと共に80
0〜950℃の温度にて焼成した後、水洗によって上記
塩化バリウムを溶出除去し、次いで、乾燥し、焼成する
ことにより、前駆体の六方晶系への結晶化を完成すると
共に、板状へ整粒成長させ、かくして、スピネル型ニッ
ケルフェライト変成置換型バリウムフェライト微粉末を
得る。
即ち、本発明の方法においては、スピネル型ニッケルフ
ェライト変成バリウムフェライト前駆体の焼成に際して
、塩化バリウムを共存させることにより、粒子間相互の
融着焼結を防止しつつ、六角板状への結晶成長を完全に
行わせ、整粒することができ、かくして、焼成後に焼成
物を水洗し、上記水溶性の塩化バリウムを溶出させ、除
去することにより、粒径が0.03〜0.15μmであ
る板状性にすぐれるスピネル型ニッケルフェライト変成
バリウムフェライト微粉末を得ることができる。
ここに粒径とは六角板状粒子の最大長軸、即ち、対向す
る頂点間の距離のうち、最大の距離を意味する。
このように、本発明の方法によれば、焼成に際して塩化
バリウムが前駆体粒子間に介在され、この塩化バリウム
が焼結防止剤としてと共に、細かいスピネル型ニッケル
フェライト変成バリウムフェライト粒子を六角板状に成
長させる整粒剤として作用するので、粒子が相互に分離
され、いわば稀釈されるので、粒子間の焼結が生じるこ
となく六角板状への結晶成長が進行し、その結果、粒子
形状が六角板状に揃った、即ち、六角板状性の高いスピ
ネル型ニッケルフェライト変成バリウムフェライト微粉
末を得ることができるのである。
本発明の方法において、上記塩化バリウムは、スピネル
型ニッケルフェライト変成バリウムフェライト前駆体1
00重量部について50重量部以上が用いられる。塩化
バリウムの使用量が少なすぎるときは、前駆体に対する
稀釈効果が十分でないので、前駆体の焼成時に粒子が融
着焼結する。
他方、この塩化バリウムは、前駆体の焼成後に焼成物を
水洗することにより、焼成物から溶出され、除去される
ので、前駆体に対して大過剰に用いてもよいが、しかし
、特に大過剰に用いても、その溶出除去の操作に長時間
を要することとなるほか、特に利点もないので、本発明
の方法においては、好ましくは100〜200重量部の
範囲で用いられる。
本発明の方法において、スピネル型ニッケルフェライト
変成バリウムフェライト前駆体を上記塩化バリウムの共
存下に焼成するには、具体的には、例えば、前駆体を塩
化バリウムと共に湿式混練し、乾燥した後、必要に応じ
て造粒し、或いは粉砕した後、これを電気炉中にて所定
温度で焼成すればよい。しかし、この方法に限定される
ものではない。
焼成温度は、800〜950℃の範囲が好適である。8
00℃よりも低い温度では前駆体の結晶化が不十分であ
って、得られるスピネル型ニッケルフェライト変成バリ
ウムフェライト粉末は、例えば、その磁気特性が尚劣り
、特に、飽和磁化が低い。他方、950℃を越える高温
で焼成するときは、塩化バリウムの共存下にあっても、
尚粒子間の焼結が部分的に生じる傾向があり、得られる
バリウムフェライト粉末の粒径が0.15μmを越える
場合があるので、特に、磁気記録材料として用いるに適
さない。特に、本発明の方法によれば、焼成温度は80
0〜900℃の範囲が好適である。
λ皿久四釆 以上のように、本発明の方法によれば、所定の元素イオ
ン構成を有する共沈物を加熱熟成して、Co及びTi置
換型バリウムフェライト前駆体を得、これをニッケル塩
の存在下に水熱反応させて、その表面にスピネル型ニッ
ケルフェライトを生成させ、マグネトブランバイト型バ
リウムフェライトとスピネル型ニッケルフェライトとの
二相混合相を示すスピネル型ニッケルフェライト変成バ
リウムフェライト前駆体を得、これを更に塩化バリウム
の焼結防止剤と整粒剤との効果の下に焼成する。従って
、本発明の方法によれば、平均粒径が実質的に0.03
〜0.15μmの範囲にあると共に、保磁力の温度係数
が+1工ルステツド/℃以下、負領域の小さい範囲、通
常、+1〜−2工ルステツド/℃の範囲にあり、更に、
高度に六角板状に結晶化された置換型バリウムフェライ
ト! +3)末を得ることができる。
大範廻 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1〜5 濃度3モル/1の塩化第二鉄水溶液3467m1.1.
0モル/lの塩化バリウム水溶液1000m11.0モ
ル/lの塩化コバルト水溶液800m1及び1.0モル
/I!の四塩化チタン水溶液800m1を混合した後、
この混合水溶液を濃度15モル/lの水酸化ナトリウム
水溶液7600m1に15〜20℃の温度にて添加し、
上記各イオンを含む共沈物を沈殿させて、pH14の水
溶液を得た。次いで、上記共沈物を含む水溶液を撹拌下
に100℃で4時間加熱して、BaO・(Fe+o、 
4COO,5Tio、 aO+s)なる組成を有するC
o及びTi置換型バリウムフェライト前駆体のスラリー
を得た。
この前駆体は、化学的には、上記式による組成を有する
が、結晶は十分に発達しておらず、X線回折像から非晶
質であることが確認された。
次いで、上記置換型バリウムフェライト前駆体のスラリ
ーに100℃の温度にて種々の量の塩化ニッケル(Ni
CI□)水溶液を加え、この置換型バリウムフェライト
前駆体の表面に水酸化ニッケルを沈着させた後、オート
クレーブ中にて250℃の温度にて4時間加熱して、ス
ピネル型フェライト変成バリウムフェライト前駆体を得
た。この前駆体を洗浄水のpHが8以下になるまで、水
洗した後、乾燥させた。
ここに得られたスピネル型ニッケルフェライト変成バリ
ウムフェライト前駆体は、少量の非晶質物質を含むが、
X線回折によれば、マグネトブランバイト型バリウムフ
ェライトとスピネル型ニッケルフェライトとの二相混合
相を示すことが確認された。しかし、この前駆体は、磁
気特性が十分でなく、例えば、保磁力や飽和磁化が著し
く小さ(、実用的な高密度磁気記録材料として用いるこ
とができない。
次いで、上記スピネル型ニッケルフェライト変成バリウ
ムフェライト前駆体100重量部と塩化バリウム100
重量部を水と共に湿式混合し、粒径約3鰭の球状物に造
粒した後、乾燥させた。
この後、この乾燥前駆体を電気炉中にて900℃で3時
間焼成した後、この焼成物を粗粉砕し、次に、サンド・
グラインダーを用いて、湿式粉砕した0次いで、これを
水洗して、塩化バリウムを溶出除去し、濾過、乾燥して
、本発明によるスピネル型ニッケルフェライト変成バリ
ウムフェライト微粉末を得た。
このバリウムフェライト粉末を振動試料型磁力計を用い
て、飽和磁化(σS)及び保持力(iHc)を測定し、
また、保磁力の温度変化に基づいて、その温度係数を求
めた。平均粒径は、電子顕微鏡写真より測定した。結果
を第1表に示す。本発明によるバリウムフェライトi粉
末は、その保磁力の温度係数が+1工ルステツド/℃以
下、小さい負領域の範囲にある。
比較例1及び2 上記実施例と同様にして、置換型バリウムフェライト前
駆体のスラリーを調製した後、100℃の温度にて、B
aイオン1モルに対して、0.5モル又は5.0モルと
なるように、塩化ニッケル水溶液を加え、以後、実施例
と同じ操作を行なって、スピネル型ニッケルフェライト
変成バリウムフェライト微粉末を得た。
これらについて、磁気特性及び平均粒径を第1表に示す
。比較例1によるバリウムフェライト微粉末は、保磁力
の温度係数が+2工ルステツド/℃と大きく、他方、比
較例2によるバリウムフェライト微粉末は、保磁力の温
度係数が負値で絶対値が大きく、また、飽和磁化も30
emu/gと低く、実用に耐えない。
比較例3 実施例において、塩化ニッケルを添加しなかった以外は
、実施例1と全く同様にして、バリウムフェライトを調
製した。その特性を第1表に示すように、保磁力の温度
係数は+3.8工ルステツド/℃であった。
比較例4 濃度3モル/lの塩化第二鉄水溶液2467IIll、
1.0モル/1の塩化バリウム水溶液1000ml、1
.0モル/Itの塩化コバルト水溶液800m1.1゜
0モル/lの四塩化チタン水t8?Fi 800 ml
及びl。
Oモル/lの塩化ニッケル水溶液15001111を混
合した後、この混合水溶液を濃度15モル/lの水酸化
ナトリウム水溶液7600m1に15〜20℃の温度に
て添加し、上記各イオンを含む共沈物を沈殿させて、p
H14の水溶液を得た。次いで、上記共沈物を含む水溶
液を撹拌下に100℃で4時間加熱して、BaO・(F
e71COo、 eNt+、 sT!z、 、3(1+
 8)なる組成を有するC01Ni及びTI置換型バリ
ラムフェライト前駆体のスラリーを得た。
この前駆体は、化学的には、上記式による組成を有する
が、結晶は十分に発達しておらず、x1回折像から非晶
質であることが確認された。
次いで、上記バリウムフェライト前駆体のスラリーをオ
ートクレーブ中にて250℃の温度にて4時間加熱して
、Co、Ni及びTi置換型バリウムフェライト前駆体
を得た。この前駆体を洗浄水のpHが8以下になるまで
、水洗した後、乾燥させた。
ここに得られたC01N i及びTi置換型バリウムフ
ェライト前駆体も、少量の非晶質物質を含むが、X線回
折によれば、マグネトブランバイト相のみからなり、ニ
ッケルフェライト相は存在しないことが確認された。し
かし、この前駆体は、磁気特性が十分でな(、例えば、
保磁力や飽和磁化が著しく小さく、実用的な高密度磁気
記!J1材料としで用いることができない。
次いで、上記C01Ni及びTi置換型バリウムフェラ
イト前駆体を実施例1〜5と同様にして塩化バリウムと
共に900℃で3時間焼成した後、塩化バリウムを除去
して、CO% N +及びTi置置換型バリウムフェラ
イト粉粉末得た。かかるバリウムフェライト微粉末は、
その磁気特性及び平均粒径を第1表に示すように、保磁
力の温度係数は−1,0工ルステツド/℃と好ましい範
囲にあるが、飽和磁化が著しく低く、実用に耐えない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 BaO・n(Fe_1_2_−_2_xCo_xTi_
    xO_1_8)(但し、nは0.8〜1.0の数であり
    、xは0.5〜1.0の数である。) で表わされるバリウムフェライトにおける成分元素モル
    比を満足するようにBaイオン、Fe(III)イオン
    、Coイオン及びTiイオンを含有する水溶液にアルカ
    リを加えて共沈物を沈殿させ、常圧下、pH12以上の
    アルカリ性下で60℃以上に加熱して、実質的に非晶質
    であるCo及びTi置換型バリウムフェライト前駆体を
    生成させる第1工程、次いで、前記Baイオン量に対し
    て1〜4倍モル量のNi塩水溶液を上記バリウムフェラ
    イト前駆体のスラリーに加え、150〜300℃の温度
    で水熱反応させて、マグネトプランバイト型バリウムフ
    ェライトとスピネル型ニッケルフェライトとの二相混合
    相を示すスピネル型ニッケルフェライト変成バリウムフ
    エライト前駆体を生成させる第2工程、次いで、このス
    ピネル型ニッケルフェライト変成バリウムフェライト前
    駆体を塩化バリウムと共に800〜950℃の温度にて
    焼成した後、水洗によつて上記塩化バリウムを溶出させ
    る第3工程とからなることを特徴とする平均粒径0.0
    3〜0.15μmであつて、その温度係数が+1エルス
    テッド/℃以下であるスピネル型ニッケルフェライト変
    成置換型バリウムフェライト微粉末の製造方法。
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JP2010109056A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Kyocera Corp 磁性体と誘電体との複合焼結体およびそれを用いたlc複合電子部品

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