JPH0130940B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0130940B2 JPH0130940B2 JP55125848A JP12584880A JPH0130940B2 JP H0130940 B2 JPH0130940 B2 JP H0130940B2 JP 55125848 A JP55125848 A JP 55125848A JP 12584880 A JP12584880 A JP 12584880A JP H0130940 B2 JPH0130940 B2 JP H0130940B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- layer
- ultrafine
- short
- fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は柔軟で表面平滑性に富み、例えば天然
皮革に酷似の人工皮革を得るに適した不織布及び
その製造方法に関する。
皮革に酷似の人工皮革を得るに適した不織布及び
その製造方法に関する。
不織布は例えば人工皮革用基材として用いられ
ているが、従来のこの種不織布としてメルトブロ
ー法により紡糸した極細繊維を用いたものが知ら
れている。このものを用いてヌバツク調、スエー
ド調及び銀面付人工皮革を製造すると表面平滑
性、柔軟性、ライテイング効果等に優れたものが
得られるが、メルトブロー法の繊維形成工程上延
伸が殆どかけられないため実質的に未延伸状態に
あり、そのため強度が弱く、このものの単独使用
では衣料、靴等の素材として実用に耐えられない
という欠点がある。
ているが、従来のこの種不織布としてメルトブロ
ー法により紡糸した極細繊維を用いたものが知ら
れている。このものを用いてヌバツク調、スエー
ド調及び銀面付人工皮革を製造すると表面平滑
性、柔軟性、ライテイング効果等に優れたものが
得られるが、メルトブロー法の繊維形成工程上延
伸が殆どかけられないため実質的に未延伸状態に
あり、そのため強度が弱く、このものの単独使用
では衣料、靴等の素材として実用に耐えられない
という欠点がある。
前記極細繊維の強度不良を改善するため種々の
方策が研究され、例えば特開昭54−122701に示す
如き極細繊維交絡体層と短繊維交絡体層の間に編
織物を介在せしめ交絡一体化させる方法が提案さ
れた。しかしながらこのものは平面方向の強度は
全体的には優れているものの、編織物と極細繊維
の交絡が充分行なわれないため厚み方向の強度は
弱く、表面の摩耗、擦過等により極細繊維が簡単
に剥離してしまう欠点がある。更に極細繊維の起
毛処理によつて外観上は天然皮革に酷似した風
合、感触を有するが、断面は編織組織が露出し、
全体の品位を低下せしめるという不具合がある。
尚、特開昭54−122701には編織物を介在させな
い、極細繊維交絡体層と短繊維交絡体層とからな
る構造のものも開示されているが、このものは繊
維交絡体の密度が小さいため一体感に乏しく、そ
のため天然皮革の風合を現出させるには未だ不充
分である。
方策が研究され、例えば特開昭54−122701に示す
如き極細繊維交絡体層と短繊維交絡体層の間に編
織物を介在せしめ交絡一体化させる方法が提案さ
れた。しかしながらこのものは平面方向の強度は
全体的には優れているものの、編織物と極細繊維
の交絡が充分行なわれないため厚み方向の強度は
弱く、表面の摩耗、擦過等により極細繊維が簡単
に剥離してしまう欠点がある。更に極細繊維の起
毛処理によつて外観上は天然皮革に酷似した風
合、感触を有するが、断面は編織組織が露出し、
全体の品位を低下せしめるという不具合がある。
尚、特開昭54−122701には編織物を介在させな
い、極細繊維交絡体層と短繊維交絡体層とからな
る構造のものも開示されているが、このものは繊
維交絡体の密度が小さいため一体感に乏しく、そ
のため天然皮革の風合を現出させるには未だ不充
分である。
また通常の銀面付人工皮革は1〜3デニールの
ナイロンおよび/またはポリエステルを主素材と
する不織布よりなるが、ポリウレタンを主成分と
する弾性重合体を充填しても天然皮革の風合とは
ほど遠いものしか得られない。これは繊維径が大
きすぎるためニードルパンチングを行なつても繊
維交絡体の密度が充分上がらず、一体感に乏しい
ためであり、密度向上のため熱プレスを行なつて
もいわゆるペーパーライフになるだけで本質的な
解決にはならないものである。
ナイロンおよび/またはポリエステルを主素材と
する不織布よりなるが、ポリウレタンを主成分と
する弾性重合体を充填しても天然皮革の風合とは
ほど遠いものしか得られない。これは繊維径が大
きすぎるためニードルパンチングを行なつても繊
維交絡体の密度が充分上がらず、一体感に乏しい
ためであり、密度向上のため熱プレスを行なつて
もいわゆるペーパーライフになるだけで本質的な
解決にはならないものである。
本発明者等はかゝる従来の不織布及びその製造
方法の欠点を克服し、外観、風合、物性等の点に
おいて優れた不織布を得ることを目的として鋭意
研究を重ねた結果、0.5〜3.0デニールの短繊維層
とメルトブロー法により紡糸した0.5デニール以
下の極細繊維層とを積層し、該積層体に表裏両方
向から打込数300〜2000回/cm2のニードルパンチ
ングを施して各層の繊維を隣接する層の繊維と層
全体にわたつて相互に交絡させると共にニードル
パンチング時に極細繊維を切断し、該極細繊維切
断体を短繊維の空隙内に充填させることにより繊
維交絡体の密度を高めることができ、それにより
極めて一体感に富み、しかも柔軟で表面平滑性大
なる不織布が得られることを見出し、この知見に
基づいて本発明をなすに至つた。
方法の欠点を克服し、外観、風合、物性等の点に
おいて優れた不織布を得ることを目的として鋭意
研究を重ねた結果、0.5〜3.0デニールの短繊維層
とメルトブロー法により紡糸した0.5デニール以
下の極細繊維層とを積層し、該積層体に表裏両方
向から打込数300〜2000回/cm2のニードルパンチ
ングを施して各層の繊維を隣接する層の繊維と層
全体にわたつて相互に交絡させると共にニードル
パンチング時に極細繊維を切断し、該極細繊維切
断体を短繊維の空隙内に充填させることにより繊
維交絡体の密度を高めることができ、それにより
極めて一体感に富み、しかも柔軟で表面平滑性大
なる不織布が得られることを見出し、この知見に
基づいて本発明をなすに至つた。
即ち本発明は、0.5〜3.0デニールの短繊維層及
びメルトブロー法により紡糸した0.5デニール以
下の極細繊維層の2層以上の積層体からなり、該
積層体の少くとも1つの最外層は極細繊維層から
なり、積層体の表裏両方向から行う、打込数300
〜2000/cm2のニードルパンチングにより各層の繊
維は隣接する層の繊維と層全体にわたつて相互に
交絡していると共にニードルパンチングによつて
切断された極細繊維切断体が短繊維の空隙内に充
填され以て各層が一体化され且つ最外層を形成す
る極細繊維層では隣接する短繊維層の繊維が外部
方向にいくに従つて順次密度が減少するように交
絡していることを特徴とする不織布を提供しよう
とするものである。
びメルトブロー法により紡糸した0.5デニール以
下の極細繊維層の2層以上の積層体からなり、該
積層体の少くとも1つの最外層は極細繊維層から
なり、積層体の表裏両方向から行う、打込数300
〜2000/cm2のニードルパンチングにより各層の繊
維は隣接する層の繊維と層全体にわたつて相互に
交絡していると共にニードルパンチングによつて
切断された極細繊維切断体が短繊維の空隙内に充
填され以て各層が一体化され且つ最外層を形成す
る極細繊維層では隣接する短繊維層の繊維が外部
方向にいくに従つて順次密度が減少するように交
絡していることを特徴とする不織布を提供しよう
とするものである。
本発明において0.5〜3.0デニールの短繊維ウエ
ツブはエアーレイ方式、カード方式等の乾式法、
或いは抄造法によつて製造することができる。こ
の短繊維ウエツブの目付量は20〜500g/m2が好
ましい。短繊維の太さを0.5〜3.0デニールとした
のは、0.5デニール未満では所望の強度が得られ
ず、また3.0デニールを越えると密度不足を招来
するからである。
ツブはエアーレイ方式、カード方式等の乾式法、
或いは抄造法によつて製造することができる。こ
の短繊維ウエツブの目付量は20〜500g/m2が好
ましい。短繊維の太さを0.5〜3.0デニールとした
のは、0.5デニール未満では所望の強度が得られ
ず、また3.0デニールを越えると密度不足を招来
するからである。
本発明において0.5デニール以下の極細繊維は
メルトブロー法により製造される。メルトブロー
法とは、溶融状態の可紡性重合体を高速気体流に
より牽引し極細繊維を得る方法であるが従来公知
の方法なのでその具体的な説明は省略する。メル
トブロー法を採用したのは生産性、経済性の点で
優れているからである。即ち、上記極細繊維の製
造法としてメルトブロー法以外に例えば海島繊維
製造法、分割繊維製造法があるが前者にあつては
溶剤による溶解処理、後者にあつては薬剤による
分割処理を行なう必要があつていずれも生産性に
劣り且つ経済性の面でも不利となるものである。
この極細繊維ウエツブの目付量は500〜20g/m2
が好ましい。極細繊維の太さを0.5デニール以下
としたのは、0.5デニールを越えると柔軟性、表
面平滑性に優れたものを得られないからである。
メルトブロー法により製造される。メルトブロー
法とは、溶融状態の可紡性重合体を高速気体流に
より牽引し極細繊維を得る方法であるが従来公知
の方法なのでその具体的な説明は省略する。メル
トブロー法を採用したのは生産性、経済性の点で
優れているからである。即ち、上記極細繊維の製
造法としてメルトブロー法以外に例えば海島繊維
製造法、分割繊維製造法があるが前者にあつては
溶剤による溶解処理、後者にあつては薬剤による
分割処理を行なう必要があつていずれも生産性に
劣り且つ経済性の面でも不利となるものである。
この極細繊維ウエツブの目付量は500〜20g/m2
が好ましい。極細繊維の太さを0.5デニール以下
としたのは、0.5デニールを越えると柔軟性、表
面平滑性に優れたものを得られないからである。
上記短繊維及び極細繊維の素材として、例えば
6ナイロン等のポリアミド繊維、ポリエチレンテ
レフタレート等のポリエステル繊維等を用いるこ
とができる。上記短繊維ウエツブ及び極細繊維ウ
エツブは同一素材の組合せでも別素材の組合せで
もよい。
6ナイロン等のポリアミド繊維、ポリエチレンテ
レフタレート等のポリエステル繊維等を用いるこ
とができる。上記短繊維ウエツブ及び極細繊維ウ
エツブは同一素材の組合せでも別素材の組合せで
もよい。
本発明において短繊維ウエツブ及び極細繊維ウ
エツブは予めニードルパンチング等により交絡体
構造としたものでもよく或いはかかる構造を有し
ないものでもよい。また顔料、染料等により予め
着色されたものでもよく、且つ繊維の断面形状も
円形に限らず、三角形、四角形等種々の形状のも
のが可能である。更に短繊維と極細繊維の重量比
率が90:10〜10:90の範囲にあることが好まし
い。
エツブは予めニードルパンチング等により交絡体
構造としたものでもよく或いはかかる構造を有し
ないものでもよい。また顔料、染料等により予め
着色されたものでもよく、且つ繊維の断面形状も
円形に限らず、三角形、四角形等種々の形状のも
のが可能である。更に短繊維と極細繊維の重量比
率が90:10〜10:90の範囲にあることが好まし
い。
短繊維層と極細繊維層は相互に隣接して積層さ
れるが、この積層体は2層でも或いは3層以上で
もよい。この場合、少くとも1つの最外層が極細
繊維層となるようにするが、それは極細繊維に起
因する柔軟性、表面平滑性、風合等を得るためで
ある。
れるが、この積層体は2層でも或いは3層以上で
もよい。この場合、少くとも1つの最外層が極細
繊維層となるようにするが、それは極細繊維に起
因する柔軟性、表面平滑性、風合等を得るためで
ある。
次いで上記積層体にニードルパンチングを施
し、各層の繊維同志を相互に交絡させる。この
際、各層の繊維が隣接する層の繊維と層全体にわ
たつて相互に交絡するようにニードルパンチング
を施すが、このように層全体にわたつて交絡させ
るために積層体の表裏両方向からニードルパンチ
ングを行なう必要がある。またこのニードルパン
チング時に極細繊維が適当長さに切断され、該極
細繊維切断体が短繊維の空隙内に充填される。極
細繊維はその製造時に延伸がかけられていないた
め比較的強度が弱く、従つてニードルパンチング
時に、短繊維空隙に入り込むに適当な長さに切断
されるのである。上記の如き繊維同志が交絡する
ことと極細繊維切断体が短繊維空隙へ充填される
こととの相乗作用によつて繊維交絡体の密度が非
常に高まり、各層の一体化の程度が極めて大きく
なり、極めて一体感に富むものとなる。上記した
繊維同志の交絡及び極細繊維の切断を良好に行な
うためにニードルパンチングの打込数は300〜
2000回/cm2とする必要がある。300回未満では交
絡不充分となり、2000回を越えると極細繊維が過
度に切断して繊維交絡体の強度が低下するからで
ある。
し、各層の繊維同志を相互に交絡させる。この
際、各層の繊維が隣接する層の繊維と層全体にわ
たつて相互に交絡するようにニードルパンチング
を施すが、このように層全体にわたつて交絡させ
るために積層体の表裏両方向からニードルパンチ
ングを行なう必要がある。またこのニードルパン
チング時に極細繊維が適当長さに切断され、該極
細繊維切断体が短繊維の空隙内に充填される。極
細繊維はその製造時に延伸がかけられていないた
め比較的強度が弱く、従つてニードルパンチング
時に、短繊維空隙に入り込むに適当な長さに切断
されるのである。上記の如き繊維同志が交絡する
ことと極細繊維切断体が短繊維空隙へ充填される
こととの相乗作用によつて繊維交絡体の密度が非
常に高まり、各層の一体化の程度が極めて大きく
なり、極めて一体感に富むものとなる。上記した
繊維同志の交絡及び極細繊維の切断を良好に行な
うためにニードルパンチングの打込数は300〜
2000回/cm2とする必要がある。300回未満では交
絡不充分となり、2000回を越えると極細繊維が過
度に切断して繊維交絡体の強度が低下するからで
ある。
本発明は更に必要に応じて前記繊維交絡体積層
物に弾性重合体含浸処理、起毛処理、染色処理を
施す。弾性重合体含浸処理は強度向上のため積層
構造の交絡体の空隙部に弾性重合体を充填するも
のである。弾性重合体としては一般にポリウレタ
ンエラストマーが用いられる。起毛処理は例えば
サンドペーパーを用いて表面研削を行なうもの
で、これによりヌバツク調、ベロア調、スエード
調等の立毛が得られる。染色処理は例えば天然皮
革様の色相を顕出させるために行なう。
物に弾性重合体含浸処理、起毛処理、染色処理を
施す。弾性重合体含浸処理は強度向上のため積層
構造の交絡体の空隙部に弾性重合体を充填するも
のである。弾性重合体としては一般にポリウレタ
ンエラストマーが用いられる。起毛処理は例えば
サンドペーパーを用いて表面研削を行なうもの
で、これによりヌバツク調、ベロア調、スエード
調等の立毛が得られる。染色処理は例えば天然皮
革様の色相を顕出させるために行なう。
本発明の不織布を用いて人工皮革を製造するに
当り、ヌバツク調、ベロア調、スエード調等の各
タイプのものを製造するには、(1)0.5〜3.0デニー
ルの範囲の短繊維の繊維長、繊維径、(2)短繊維と
極細繊維との比率、(3)弾性重合体の硬度及びその
付着量、(4)起毛処理時の表面研削の程度、等を適
宜選択すればよく、かくすることにより所望のタ
イプのものを容易に製造することができる。
当り、ヌバツク調、ベロア調、スエード調等の各
タイプのものを製造するには、(1)0.5〜3.0デニー
ルの範囲の短繊維の繊維長、繊維径、(2)短繊維と
極細繊維との比率、(3)弾性重合体の硬度及びその
付着量、(4)起毛処理時の表面研削の程度、等を適
宜選択すればよく、かくすることにより所望のタ
イプのものを容易に製造することができる。
本発明は短繊維として0.5〜3.0デニールのもの
をまた極細繊維として0.5デニール以下のものを
用いるから、両繊維が極めて良好且つ理想的に交
絡を起こし(例えば極細繊維が短繊維内に入り込
むだけでなく短繊維の毛足も極細繊維層内に伸
び、ここでも交絡が行なわれる)、交絡不足の虞
れはなく、従つて短繊維層からの極細繊維層の剥
離の虞れはない。またニードルパンチング時に極
細繊維が適当長さに切断され、この極細繊維切断
体が短繊維の空隙内に充填されるから、このこと
と前記した充分且つ完全な交絡が行なわれること
との相乗作用により、繊維交絡体の密度を顕著に
増大でき、その結果、極めて一体感に富む不織布
を得ることができる。また、本発明に於いて、最
外層を形成する極細繊維層では隣接する短繊維層
の繊維が外部方向にいくに従つて順次密度が減少
するように交絡している。例えば2層構造の場
合、ニードルパンチング後において、短繊維層か
ら極細繊維層にかけて短繊維の密度が順次小さく
なり、一方、極細繊維層から短繊維層にかけて極
細繊維の密度が順次小さくなる結果、短繊維に起
因する補強と極細繊維に起因する密度増大とが同
時進行し、天然皮革に酷似した構造、風合が得ら
れる。即ち、短繊維を極細繊維層中に於いて外部
方向にいくに従つて順次密度が減少するように交
絡させることにより、短繊維による最大限の補強
効果を得るとともに極細繊維の持つ柔軟性、表面
平滑性、風合等を有する良好な不織布が得られ
る。更に本発明の不織布は柔軟性、表面平滑性に
優れていると共に、極細繊維層のみからなるもの
と異なり短繊維層を備えているから強度が大き
い。しかして本発明の不織布は密度大にして一体
感に富むため、これを人工皮革用基材として用い
たときは天然皮革酷似の風合、感触を現出できる
ものである。
をまた極細繊維として0.5デニール以下のものを
用いるから、両繊維が極めて良好且つ理想的に交
絡を起こし(例えば極細繊維が短繊維内に入り込
むだけでなく短繊維の毛足も極細繊維層内に伸
び、ここでも交絡が行なわれる)、交絡不足の虞
れはなく、従つて短繊維層からの極細繊維層の剥
離の虞れはない。またニードルパンチング時に極
細繊維が適当長さに切断され、この極細繊維切断
体が短繊維の空隙内に充填されるから、このこと
と前記した充分且つ完全な交絡が行なわれること
との相乗作用により、繊維交絡体の密度を顕著に
増大でき、その結果、極めて一体感に富む不織布
を得ることができる。また、本発明に於いて、最
外層を形成する極細繊維層では隣接する短繊維層
の繊維が外部方向にいくに従つて順次密度が減少
するように交絡している。例えば2層構造の場
合、ニードルパンチング後において、短繊維層か
ら極細繊維層にかけて短繊維の密度が順次小さく
なり、一方、極細繊維層から短繊維層にかけて極
細繊維の密度が順次小さくなる結果、短繊維に起
因する補強と極細繊維に起因する密度増大とが同
時進行し、天然皮革に酷似した構造、風合が得ら
れる。即ち、短繊維を極細繊維層中に於いて外部
方向にいくに従つて順次密度が減少するように交
絡させることにより、短繊維による最大限の補強
効果を得るとともに極細繊維の持つ柔軟性、表面
平滑性、風合等を有する良好な不織布が得られ
る。更に本発明の不織布は柔軟性、表面平滑性に
優れていると共に、極細繊維層のみからなるもの
と異なり短繊維層を備えているから強度が大き
い。しかして本発明の不織布は密度大にして一体
感に富むため、これを人工皮革用基材として用い
たときは天然皮革酷似の風合、感触を現出できる
ものである。
本発明方法によれば前述した如き外観、風合、
物性等において優れた不織布を製造できる効果が
あると共に、生産性に優れており且つ経済性の面
でも有利である等の利点を有するものである。
物性等において優れた不織布を製造できる効果が
あると共に、生産性に優れており且つ経済性の面
でも有利である等の利点を有するものである。
以下に本発明の実施例を示し、本発明を具体的
に説明するが、もとより本発明はこれに制約され
るものではない。
に説明するが、もとより本発明はこれに制約され
るものではない。
実施例
1.5デニールの6ナイロンよりなる短繊維をラ
ンダムウエツバーにより150g/m2の目付量にし、
この上にメルトブロー法により紡糸された0.01〜
0.06デニールの6ナイロンのウエツブを150g/
m2の目付量で積層し、この積層体に上下より750
回/cm2のニードルパンチングを施し、厚さ2.0mm
の繊維交絡体シートを得た。次いで、これをポリ
テトラメチレンエーテルグリコールをポリオール
成分とするポリウレタンエラストマーの固形分
12.5%のジメチルホルムアミド溶液に含浸した
後、水を主成分とする非溶媒中で凝固、脱溶媒
し、更に水洗後、120℃の熱風乾燥機中で乾燥し、
繊維:ポリウレタン=100:60のシート状物を得
た。次いで、両面を150メツシユのサンドペーパ
ーで起毛したところ極細繊維側はヌバツク調、短
繊維側はベロア調の立毛を有するシート状物が得
られた。このものを更に、Lanyl Brown R(商
品名、住友化学工業(株)製染料)0.7%及びLanyl
Black BG e/c(商品名、住友化学工業(株)製染
料)0.15%によりこれを95℃〜97℃で30分間染色
したところ、極めて柔軟で表面平滑性に富み、天
然皮革様の色相、外観を有するものとなり、靴用
等に好適なものが得られた。
ンダムウエツバーにより150g/m2の目付量にし、
この上にメルトブロー法により紡糸された0.01〜
0.06デニールの6ナイロンのウエツブを150g/
m2の目付量で積層し、この積層体に上下より750
回/cm2のニードルパンチングを施し、厚さ2.0mm
の繊維交絡体シートを得た。次いで、これをポリ
テトラメチレンエーテルグリコールをポリオール
成分とするポリウレタンエラストマーの固形分
12.5%のジメチルホルムアミド溶液に含浸した
後、水を主成分とする非溶媒中で凝固、脱溶媒
し、更に水洗後、120℃の熱風乾燥機中で乾燥し、
繊維:ポリウレタン=100:60のシート状物を得
た。次いで、両面を150メツシユのサンドペーパ
ーで起毛したところ極細繊維側はヌバツク調、短
繊維側はベロア調の立毛を有するシート状物が得
られた。このものを更に、Lanyl Brown R(商
品名、住友化学工業(株)製染料)0.7%及びLanyl
Black BG e/c(商品名、住友化学工業(株)製染
料)0.15%によりこれを95℃〜97℃で30分間染色
したところ、極めて柔軟で表面平滑性に富み、天
然皮革様の色相、外観を有するものとなり、靴用
等に好適なものが得られた。
比較例
1.5デニールの6ナイロンよりなる短繊維をラ
ンダムウエツバーにより300g/m2の目付量にし、
このシート状物に前記実施例と同一の方法、手順
に従つてニードルパンチング処理、ポリウレタン
エラストマー含浸処理、起毛処理、染色処理を施
して最終シート状物を得たが、このものは一体感
に極めて乏しい上、表面平滑性にも欠けるもので
あつた。
ンダムウエツバーにより300g/m2の目付量にし、
このシート状物に前記実施例と同一の方法、手順
に従つてニードルパンチング処理、ポリウレタン
エラストマー含浸処理、起毛処理、染色処理を施
して最終シート状物を得たが、このものは一体感
に極めて乏しい上、表面平滑性にも欠けるもので
あつた。
Claims (1)
- 1 0.5〜3.0デニールの短繊維層及びメルトブロ
ー法により紡糸した0.5デニール以下の極細繊維
層の2層以上の積層体からなり、該積層体の少な
くとも1つの最外層は極細繊維層からなり、積層
体の表裏両方向から行う、打込数300〜2000回/
cm2のニードルパンチングにより各層の繊維は隣接
する層の繊維と層全体にわたつて相互に交絡して
いると共にニードルパンチングによつて切断され
た極細繊維切断体が短繊維の空〓内に充填され以
て各層が一体化され且つ最外層を形成する極細繊
維層では隣接する短繊維層の繊維が外部方向にい
くに従つて順次密度が減少するように交絡してな
ることを特徴とする不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55125848A JPS5751855A (en) | 1980-09-10 | 1980-09-10 | Nonwoven fabric and method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55125848A JPS5751855A (en) | 1980-09-10 | 1980-09-10 | Nonwoven fabric and method |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5751855A JPS5751855A (en) | 1982-03-26 |
| JPH0130940B2 true JPH0130940B2 (ja) | 1989-06-22 |
Family
ID=14920433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55125848A Granted JPS5751855A (en) | 1980-09-10 | 1980-09-10 | Nonwoven fabric and method |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5751855A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5936757A (ja) * | 1982-08-19 | 1984-02-29 | 株式会社クラレ | 積層不織布およびその製造法 |
-
1980
- 1980-09-10 JP JP55125848A patent/JPS5751855A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5751855A (en) | 1982-03-26 |
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