JPH0135026B2 - - Google Patents

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JPH0135026B2
JPH0135026B2 JP55091463A JP9146380A JPH0135026B2 JP H0135026 B2 JPH0135026 B2 JP H0135026B2 JP 55091463 A JP55091463 A JP 55091463A JP 9146380 A JP9146380 A JP 9146380A JP H0135026 B2 JPH0135026 B2 JP H0135026B2
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blue
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JP55091463A
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Yasuhiro Yano
Yoji Matsufuji
Masahiro Haruta
Takeshi Sakaeda
Norya Oota
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、記録液、特には、所謂、インクジエ
ツト記録方式に適用する為の記録液に関する。 現在知られる各種記録方式の中でも、記録時に
騒音の発生がほとんどないノンインパクト記録方
式であつて、且つ、高速記録が可能であり、しか
も、普通紙に特別の定着処理を必要とせずに記録
の行なえる所謂インクジエツト記録法は、極めて
有用な記録方式であると認められている。インク
ジエツト記録法に就いては、これ迄にも様々な方
式が提案され、改良が加えられて商品化されたも
のもあれば、現在もなお、実用化への努力が続け
られているものもある。 このインクジエツト記録法は、インクと称され
る記録用液体の小液滴(droplet)を種々の作用
原理で飛翔させ、それを紙等の被記録材に付着さ
せて記録を行なうものである。そして、このイン
クジエツト記録法に於いては、いくつかのインク
滴形成方式が採用されている。その一例を第1図
に示す。 即ち第1図の装置はピエゾ振動子を有する記録
ヘツド部に記録信号を与え、該信号に応じて記録
液の液滴を発生させて記録を行なうものである。
第1図において、1は記録ヘツドで、ピエゾ振動
子2a、振動板2b、記録液の流入口3、ヘツド
内の液室4及び吐出口(吐出オリフイス)5を有
している。液室4内には貯蔵タンク6に貯えられ
た記録液7が、供給管8によつて導入されてい
る。尚、供給管8の途中には場合によつて、ポン
プ或いはフイルター等の中間処理手段9が設けら
れることもある。そしてピエゾ振動子2aには、
信号処理手段(例えばパルス変換器)10によつ
て記録信号Sからパルスに変換された信号が印加
され、該信号に応じて液室4内の記録液に圧力変
化が生ずる。その結果、記録液7は吐出オリフイ
ス5から液滴11となつて吐出し、被記録材12
の表面に記録が行なわれる。 又、上記の装置以外にも種々のタイプの装置が
知られており、例えば、第2図に示す様に、第1
図の変形例として液室4をノズル状にし、その外
周部に円筒状のピエゾ振動子を設置した装置があ
る(この装置に於ける液滴の発生の機構は、本質
的に第1図に示した装置と同じである)。又、帯
電した液滴を連続的に発生させ該液滴の一部を記
録に使用する装置。或いは又、記録ヘツドの室内
の記録液に記録信号に対応した熱エネルギーを与
え、該エネルギーにより液滴を発生させる装置等
も知られている。 その1例を第3−a図、第3−b図、第4図に
示す。 ヘツド13はインクを通す溝14を有するガラ
ス、セラミツクス、又はプラスチツク板等と、感
熱記録方式に用いられる発熱ヘツド15(図では
薄膜ヘツドが示されているが、これに限定される
ものではない)とを接着して得られる。発熱ヘツ
ド15は酸化シリコン等で形成される保護膜1
6、アルミニウム電極17−1,17−2、ニク
ロム等で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層1
9、アルミナ等の放熱性の良い基板20より成つ
ている。 インク21は吐出オリフイス22まで来てお
り、圧力Pによりメニスカス23を形成してい
る。 今、電極17−1,17−2に電気信号が加わ
ると、発熱ヘツド15のnで示される領域が急激
に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が
発生し、その圧力でメニスカス23が突出し、イ
ンク21が吐出しオリフイス22より記録小滴2
4となり、被記録材25に向つて飛翔する。第4
図には第3−a図に示すヘツドを多数並べたマル
チヘツドの外観図を示す。該マルチヘツドはマル
チ溝26を有するガラス板27と、第3−a図に
説明したものと同様な発熱ヘツド28を接着して
つくられている。 なお、第3−a図は、インク流路に沿つたヘツ
ド13の断面図であり、第3−b図は第3−a図
のA−B線での切断面である。 叙上のインクジエツト記録法に適用するインク
は基本的に染料とその溶媒とから組成されるもの
であり、そのインク物性は前記染料固有の性質に
左右されるところが大である。従つて、従来、主
として水溶性の染料を含むインクを用いたインク
ジエツト記録を行なつた場合、得られたインク画
像が水溶性染料の物性に左右されて、その耐水性
に於て劣つたものとなると言う欠点があつた。
又、この様な水溶性染料を含んだインク自体の保
存安定性も然程高くはない。そこで最近ではこの
様な染料系のインクに代えて、顔料系インクをイ
ンクジエツト記録方式に適用する試みが為されて
いる。この顔料系のインクには、得られたインク
画像の耐光性や耐水性が、上記染料系のインクに
よる画像に較べて極めて良好であると言う利点が
認められる。しかしながら、顔料はインク媒体に
不溶性であるが故に、それをインク中に微分散す
る上で高度な技術を要すると共に、その分散安定
性を高めることは非常に困難なものである。 にも拘らず、インクジエツト記録方式に就いて
は、用いるインクに対して、 吐出条件(圧電素子の駆動電圧、駆動周波数、
吐出オリフイスの形状と材質、吐出オリフイス径
等)にマツチングした液物性(粘度、表面張力、
電導度等)を有していること。 長期保存に対して安定でインクジエツト装置の
目詰まりを起さないこと。 被記録材(紙、フイルム等)に対して定着が速
く且つ確実であつて、しかもドツトの周知が滑ら
かでにじみの小さいこと。 形成されたインク画像の色調が鮮明で濃度が高
いこと。 形成されたインク画像の耐水性・耐光性が優れ
ていること。 インク周辺材料(収容器、連結チユーブ、シー
ル材等)を侵さないこと。 臭気、毒性が少なく、引火性等の安全性に優れ
たものであること、等の諸特性を備えることが要
望される。しかし、上記の様な諸特性を同時に満
足させることは相当に困難である。前記した従来
技術は、この点で、末だ、不満足なものであつ
た。 本発明は、前述した従来技術の欠点を除き、吐
出安定性、長期保存安定性、定着性、画像の濃
度、鮮明度、耐水性を同時に満足し、更には臭
気、毒性がなく、引火性等の安全性に優れた実用
性の高い記録液(インク)を提供することを目的
とするものである。 而して、欺かる目的を達成した本発明の記録液
は、色素として水溶性染料を含む水性液媒体中
に、親水性構造部分と疎水性構造部分とを共に有
する重合体を含有して成る記録液に於て、該重合
体を構成するモノマー単位として少なくともN−
メチロールアクリルアミド又はN−メチロールメ
タクリルアミドを含有することを特徴としてい
る。 以下、具体例を挙げて、本発明を詳説する。 先ず、本発明に用いる分散剤は分子量1000〜
100000の重合体で、主に付加重合性ビニル基を有
するモノマー(単量体)の重合体であり、カルボ
ン酸基、スルホン酸基、硫酸エステル基等の親水
性構造部分が、所定量のアクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸モノエ
ステル、マイレン酸、マイレン酸モノエステル、
フマール酸、フマール酸モノエステル、ビニルス
ルホン酸、スルホエチルメタクリレート、スルホ
プロピルメタクリレート、スルホプロピルメタク
リレート、スルホン化ビニルナフタレン等のα,
β−不飽和モノマーを用いて重合体構造中に導入
される。 他方、疎水性構造部分を導入するモノマー単位
としては、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナ
フタレン、ビニルナフタレン誘導体、及びα,β
−エチレン性不飽和カルボン酸のC8〜C18の脂肪
族アルコールエステルが最も望ましい。 又、上記モノマー単位に加えて、例えば、アク
リロニトリル、塩低ビニリデン、叙上以外のα,
β−エチレン性不飽和カルボン酸エステル、酢酸
ビニル、塩化ビニル、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、グリシジルメ
タクリレート、N−メチロールアクリルアミド、
N−メチロールメタクリルアミド、N−ブトキシ
メチルアクリルアミド等を使用ることができる。
特に耐洗たく性の点でN−メチロールアクリルア
ミドまたはN−メチロールメタクリルアミドが共
重合されていることが望ましい。 ところで、本発明に於ては、この重合体を第2
成分である水性液体に可溶化するかコロイド状に
分散させる目的で、重合体の塩を形成することが
必要である。上記重合体と塩を形成する相手とし
ては、アルカリ金属であるNa、Kの他、モノー、
ジー或はトリー(メチルアミン)、モノー、ジー、
或はトリー(エチルアミン)等の脂肪族アミン、
モノー、ジー、或はトリー(エタノールアミン)、
モノー、ジー、或はトリー(プロパノールアミ
ン)、メチルエタノールアミン、ジメチルエタノ
ールアミン等のアルコールアミンや、モルホリ
ン、N−メチルモルホリン等がある。 そして、上記重合体に於ては、親水性構造部分
となるモノマー単位の比率が特に重要である。つ
まり、カルボキシル基、スルホン酸基、或は硫酸
エステル基等の親水性構造部分となるモノマー単
位の重量比が略々、40重量%を超えると、その重
合体の染料分子に対する吸着性が低下して染料分
子の分散安定性を悪化させる。逆に2重量%以下
になると重合体自身の水性液体への溶解性が低下
してこの重合体が染料分子と共に水性液体中で凝
集したり沈降するようになる。そこで、上記重合
体に於ける親水性構造部分の比率として更に好ま
しい処は、重量比で約25〜40%と見られる。 又、この重合体は、その分子量が低過ぎると染
料分子の分散安定性に寄与しないし、逆に、高過
ぎるときには、インク自体の粘度を上げ過ぎる
(例えば、20cps以上になる)傾向にある。従つ
て、本発明に於ては、この重合体の分子量の範囲
として、約1000〜100000が望ましい。 欺かる重合体は、以下の如き方法に従つて製造
することができる。例えば、必須モノマー成分を
所定の割合で混合し、溶液重合法、乳化重合法、
懸濁重合法等の方法(必要に応じ、重合調節剤を
用いて)により所望の分子量の重合体を合成す
る。 その他、酸無水物、エステル、ニトリル基、水
酸基等を含む重合体を最初に作り、引続きこれ等
の基を加水分解、けん化、硫酸エステル化又は、
スルホン化することにより事後的に重合体中にカ
ルボキシル基等を導入させる方法もある。 又、アミン塩等にする時期はいかなる時でも良
く、例えば、前記カルボン酸モノマーのアミン塩
を用いて重合する方法、重合後、或は、加水分解
等の後にアミン等を加える方法、或は顔料粒子と
混合した後にアミン等を加える等、何れの方法も
採用できる。 本発明の記録液に於て、上記重合体の使用量
は、染料100重量部当り、略々5〜200重量部、更
に好ましくは、略々、10〜100重量部の範囲とさ
れる。欺かる範囲の上限を超えるとインクの色濃
度が低下したり、インクの粘度が適正値に保たれ
なくなると言つた不都合がある。 又、上記下限を下まわるときには、染料分子の
溶解安定性が不良になる。 本発明では、色素として水溶性染料を使用す
る。そして、水溶性染料の中でも、直接染料、酸
性染料或いは塩基性染料等は好ましいものであ
る。 又、吐出応答性、吐出安定性等の記録性、紙等
の被記録材への定着性、液媒体への溶解安定性等
の点では、次に示すような染料が本発明に於て、
より好ましく使用できる。即ち、C.I.ベイシツク
イエロー12、C.I.ベイシツクオレンジ22、C.I.ベ
イシツクレツド13、C.I.アシツドイエロー4、C.
I.アシツドイエロー11、C.I.アシツドイエロー12、
C.I.アシツドイエロー13、C.I.アシツドイエロー
14、C.I.アシツドイエロー17、C.I.アシツドイエ
ロー18、C.I.アシツドイエロー25、C.I.アシツド
イエロー29、C.I.アシツドイエロー34、C.I.アシ
ツドイエロー40、C.I.アシツドイエロー41、C.I.
アシツドイエロー53、C.I.アシツドイエロー55、
C.I.アシツドイエロー76、C.I.アシツドイエロー
122、C.I.アシシツイエロー172、C.I.アシツドレ
ツド15、C.I.アシツドレツド4、C.I.アシツドレ
ツド8、C.I.アシツドレツド15、C.I.アシツドレ
ツド19、C.I.アシツドレツド21、C.I.アシツドレ
ツド30、C.I.アシツドレツド32、C.I.アシツドレ
ツド34、C.I.アシツドレツド37、C.I.アシツドレ
ツド40、C.I.アシツドレツド42、C.I.アシツドレ
ツド54C.I.アシツドレツド106、C.I.アシツドレツ
ド108、C.I.アシツドレツド110、C.I.アシツドレ
ツド133、C.I.アシツドレツド172、C.I.アシツド
レツド176、C.I.アシツドレツド187、C.I.アシツ
ドブルー23、C.I.アシツドブルー25、C.I.アシツ
ドブルー41、C.I.アシツドブルー43、C.I.アシツ
ドブルー45、C.I.アシツドブルー49、C.I.アシツ
ドブルー51、C.I.アシツドブルー53、C.I.アシツ
ドブルー55、C.I.アシツドブルー56、C.I.アシツ
ドブルー78、C.I.アシツドブルー80、C.I.アシツ
ドブルー81、C.I.アシツドブルー111、C.I.アシツ
ドブルー124、C.I.アシツドブルー145、C.I.アシ
ツドブラツク16、C.I.アシツドブラツク17、C.I.
アシツドブラツク28、C.I.アシツドブラツク41、
C.I.アシツドブラツク94、C.I.ダイレクトイエロ
ー1、C.I.ダイレクトイエロー2、C.I.ダイレク
トイエロー4、C.I.ダイレクトイエロー12、C.I.
ダイレクトイエロー26、C.I.ダイレクトイエロー
33、C.I.ダイレクトイエロー34、C.I.ダイレクト
イエロー41、C.I.ダイレクトイエロー42、C.I.ダ
イレクトイエロー48、C.I.ダイレクトイエロー
49、C.I.ダイレクトイエロー50、C.I.ダイレクト
イエロー51、C.I.ダイレクトイエロー72、C.I.ダ
イレクトレツド4、C.I.ダイレクトレツド8、C.
I.ダイレクトレツド23、C.I.ダイレクトレツド59、
C.I.ダイレクトレツド62、C.I.ダイレクトレツド
73、C.I.ダイレクトレツド75、C.I.ダイレクトレ
ツド77、C.I.ダイレクトレツド79、C.I.ダイレク
トレツド81、C.I.ダイレクトレツド84、C.I.ダイ
レクトレツド85、C.I.ダイレクトレツド90、C.I.
ダイレクトレツド101、C.I.ダイレクトレツド
108、C.I.ダイレクトレツド110、C.I.ダイレクト
レツド145、C.I.ダイレクトレツト189、C.I.ダイ
レクトブルー34、C.I.ダイレクトブルー69、C.I.
ダイレクトブルー70、C.I.ダイレクトブルー71、
C.I.ダイレクトブルー72、C.I.ダイレクトブルー
75、C.I.ダイレクトブルー76、C.I.ダイレクトブ
ルー78、C.I.ダイレクトブルー81、C.I.ダイレク
トブルー82、C.I.ダイレクトブルー83、C.I.ダイ
レクトブルー98、C.I.ダイレクトブルー110、C.I.
ダイレクトブルー120、C.I.ダイレクトブルー
218、C.I.ダイレクトブルー239、C.I.ダイレクト
ブルー258、C.I.ダイレクトブラツク2、C.I.ダイ
レクトブラツク9、C.I.ダイレクトブラツク11、
C.I.ダイレクトブラツク14、C.I.ダイレクトブラ
ツク19、C.I.ダイレクトブラツク22、C.I.ダイレ
クトブラツク27、C.I.ダイレクトブラツク36、C.
I.ダイレクトブラツク38、C.I.ダイレクトブラツ
ク41、C.I.ダイレクトブラツク48、C.I.ダイレク
トブラツク49、C.I.ダイレクトブラツク75、C.I.
ダイレクトブラツク77、C.I.ダイレクトブラツク
78、C.I.ダイレクトブラツク80、C.I.ダイレクト
ブラツク154、等である。 上述の水溶性染料の含有量は、溶媒体成分の種
類、記録液に要求される特性等に依存して決定さ
れるが、一般には記録液全重量に対して、重量パ
ーセントで0.5〜20%好ましくは0.5〜15%、より
好ましくは1〜10%の範囲とされる。 本発明の記録液は水を主な液媒体成分とするも
のであり、例えば水と水溶液の各種有機溶剤との
混合物が使用されることが望ましい。水溶性の有
機溶剤としては、例えばメチルアルコール、エチ
ルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec
−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、
イソブチルアルコール等の炭素数1〜4のアルキ
ルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセ
トンアルコール等のケトンまたはケトアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール等のポリアルキレングリコール類;エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、トリエチレングリコール、1,
2,6ヘキサントリオール、チオジグリコール、
ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等
のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアル
キレングリコール類;グリセリン;エチレングリ
コール、メチルエーテル、ジエチレングリコール
メチル(又はエチル)エーテル、トリエチレング
リコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の
多価アルコールの低級アルキルエーテル類等が挙
げられる。 これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエ
チレングリコール等の多価アルコール、トリエチ
レングリコールモノメチル(又はエチル)エーテ
ル等の多価アルコールの低級アルキルエーテルは
好ましいものである。 記録液中の上記水溶性有機溶剤の含有量は、一
般には記録液全重量に対して重量パーセントで5
〜95%、好ましくは10〜80%、より好ましくは20
〜50%の範囲とされる。 この時の水の含有量は、上記溶剤成分の種類、
その組成或いは所望される記録液の特性に依存し
て広い範囲で決定されるが、記録液全重量に対し
て一般に10〜90%、好ましくは10〜70%、より好
ましくは20〜70%の範囲内とされる。 この様な成分から調合される本発明の記録液
は、それ自体で記録特性(信号応答性、液滴形成
の安定性、吐出安定性、長時間の連続記録性、長
期間の記録休止後の吐出安定性)保存安定性、被
記録材への定着性、或いは記録画像の耐光性、耐
候性、耐水性等いずれもバランスのとれた優れた
ものである。そしてこの様な特性を更に改良する
為に、従来から知られている各種添加剤を更に添
加含有せしめても良い。 例えば、ポリビニルアルコール、セルロース
類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;カチオン、アニ
オン或いはノニオン系の各種界面活性剤、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等の表面張
力調整剤;緩衝液によるPH調整剤等を挙げること
ができる。 記録液を帯電するタイプのインクジエツト記録
方法に使用される記録液を調合する為には塩化リ
チウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の
無機塩類等の比抵抗調整剤が使用される。 尚、熱エネルギーの作用によつて記録液を吐出
させるタイプのインクジエツト記録方法に於て使
用する場合には、熱的な物性値(例えば、比熱、
熱膨張係数、熱伝導率等)が調整されることもあ
る。 ここで、重合体(分散剤)の合成例、及び実施
例を示して本発明を更に詳説する。 分散合成例(部数は重量部) 例 1 撹拌器付きの四つ口セパラブルフラスコに水50
部、イソプロピルアルコール30部、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム0.5部、過硫酸アンモ
ニウム0.5部を混合し60℃に加熱する。別にスチ
レン5部、アクリル酸6部、ブチルアクリレート
5部、N−メチロールアクリルアミド3部の混合
液を分液ロートに入れ60分かけて徐々に滴下す
る。滴下終了後温度を80℃に上げ更に2時間撹拌
して重合を行なつた、得られた重合体の分子量は
約5万であた。 例 2 例1と同様のフラスコにメチルメタアクリレー
ト8部、スチレン5部、N−メチロールメタクリ
ルアミド2部、イタコン酸13部、ベンゾイルバー
オキサイド1部、ラウリルメルカプタン1部、ジ
アセトンアルコール50部、エチレングリコール20
部を仕込み窒素ガスを通じながら6時間重合し
た。得られた重合体の分子量は約3万であつた。 以下例2と同様の方法で、下記の原料から重合
体を得た。 例 3 スチレン 7部 アクリロニトリル 5〃 メタクリル酸 10〃 N−メチロールアクリルアミド 3〃 ヒドロキシエチルメタアクリレート 5〃 アゾビスイソブチロトリル 1〃 エチレングリコールモノメチルエーテル 19〃 ブタノール 50〃 分子量;約1万5千) 例 4 ビニルナフタレン 8部 ジメチルアミノメタアクリレート 5〃 N−メチロールメタクリルアミド 2〃 無水マレイン酸 10〃 メチルエチルケトンパーオキサイド 1〃 イソプロピルアルコール 60〃 トリエタノールアミン 14〃 (分子量;約2千) 例 5 スチレン 5部 N−メチロールアクリルアミド 5〃 イタコン酸モノエチルエステル 5〃 メタアクリル酸 5〃 2−エチルヘキシルメタクリレート 10〃 ベンゾイルパーオキサイド 1〃 n−プロピルアルコール 48〃 エチレングリコール 20〃 (分子量;約8千) 実施例 1 染料;C.Iダイレクトブラツク154 5重量部 イオン交換水 65 〃 ジエチレングリコール 25 〃 合成例1の分散剤 5 〃 上記の各成分を容器の中で充分混合溶解し、孔径
1μのテフロンフイルターで加圧ロ過したのち、
真空ポンプを用いて脱気処理し記録液とした。該
記録液を用いて、ピエゾ振動子によつて記録液を
吐出させるオンデマンド型記録ヘツド(吐出オリ
フイス径50μ・ピエゾ振動子駆動電圧60V、周波
数4KHz)を有する記録装置により、T1〜T5の検
討を行なつたところいずれも良好な結果を得た。 (T1) 記録液の長期保存性;記録液をガラス容器
に密閉し、−30℃と60℃で12カ月間保存したの
ちでも不溶分の析出は認められず、液の物性や
色調にも変化がなかつた。 (T2) 吐出安定性;室温、5℃、40℃の雰囲気中
でそれぞれ48時間の連続吐出を行なつたが、い
ずれの条件でも終始安定した高品質の記録が行
なえた。 (T3) 吐出応答性;2秒毎の間欠吐出と2カ月間
放置後の吐出について調べたが、いずれの場合
もオリフイス先端での目詰りがなく安定で均一
に記録された。 (T4) 記録画像の品質;下表に記載の被記録材に
記録された画像は濃度が高く鮮明であつた。室
内光に3カ月さらしたのちの濃度の低下率は1
%以下であり、また、水中に1分間浸した場
合、画像のにじみはきわめてわずかであた。 (T5) 各種被記録材に対する定着性;下表に記載
の被記録材に印字15秒後、印字部を指でこすり
画像ずれ・ニジミの有無を判定した。いずれも
画像ずれ・ニジミ等がなく優れた定着性を示し
【表】 実施例 2 染料;C.Iダイレクトブラツク19 5重量部 イオン交換水 48 〃 ジエチレングリコール 24 〃 N−メチル−2−ピロリドン 15重量部 合成例2の分散剤 8〃 実施例1と同様にして上記の組成の記録液を調
合し、記録ヘツド内の記録液に熱エネルギーを与
えて液滴を発生させ記録を行なうオンデマンドタ
イプのマルチインクジエツトヘツド(吐出オリフ
イス径35μ、発熱抵抗体抵抗値150Ω、駆動電圧
30V、周波数2KHz)を有する記録装置を用いて
実施例1と同様にT1〜T5の検討を行なつたが優
れた結果を得た。 実施例 3.1〜3.8 以下に示す組成の記録液を調合し、実施例2と
同様にして検討を行なつたが、何れもすぐれた結
果を得た。 3.1 染料;C.I.ダイレクトレツド4 5重量部 イオン交換水 60 〃 エチレングリコール 30 〃 合成例3の分散剤 5 〃 3.2 染料;C.I,アシツドイエロー55 8 〃 イオン交換水 42 〃 ジエチレングリコール 25重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル
15 〃 合成例の分散剤 10 〃 3.3 染料;C.I.ダイレクトブルー218 7 〃 イオン交換水 56 〃 エチレングリコール 25 〃 合成例6の分散剤 12 〃 3.4 染料;C.I.ダイレクトブラツク48 4 〃 イオン交換水 68 〃 プロピレングリコール 20 〃 合成例2の分散剤 8 〃 3.5 染料;C.I.アシツドレツド1 6 〃 イオン交換水 54 〃 ジエチレングリコール 25 〃 合成例1の分散剤 15 〃 3.6 染料;C.I.ダイレクトブラツク9 5重量部 イオン交換水 76 〃 グリセリン 15 〃 合成例3の分散剤 4 〃 3.7 染料;C.I.ダイレクトレツド81 5 〃 イオン交換水 58 〃 トリエチレングリコールモノエチルエーテル
25 〃 合成例4の分散剤 12 〃 3.8 染料;C.I.ダイレクトブラツク75 4 〃 イオン交換水 66 〃 トリエチレングリコール 25 〃 合成例6の分散剤 5 〃 比較例 実施例1から実施例3.8の記録液において、
各々分散剤を加えないこと以外は全く同様の記録
液を調合し実施例1と同様の検討を行つた結果は
いずれも次の通りであつた。 T1:−30℃と60℃で保存中、6カ月目までに不
溶分の析出が起つた。 T2:吐出の安定さに欠けていた。 T3:オリフイス先端で目づまりを起した。 T4:記録画像の鮮明さが劣り、水に浸すと画像
がにじんだ。 T5:印字後指でこすると画像ずれ・にじみを起
した。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々インクジエツト記録装
置の模式図である。第3−a図、第3−b図は別
の記録装置の要部縦断面図および同横断面図であ
る。第4図は第3−a図、第3−b図に図示した
ヘツドをマルチ化したヘツドの外観斜視図であ
る。 但し、図において、1……記録ヘツド、2a…
…ピエゾ振動子、2b……振動板、3……流入
口、4……液室、5……吐出オリフイス、6……
貯蔵タンク、7……記録液、8……供給管、9…
…中間処理手段、10……信号処理手段、11…
…液滴、12,25……被記録材、S……記録信
号、14……液室、15……発熱ヘツド、16…
…保護層、17……電極、18……発熱抵抗体
層、19……蓄熱層、20……基板、26……溝
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 色素として水溶性染料を含む水性液媒体中
    に、親水性構造部分と疎水性構造部分とを共に有
    する重合体を含有して成る記録液に於て、該重合
    体を構成するモノマー単位として少なくともN−
    メチロールアクリルアミド又はN−メチロールメ
    タクリルアミドを含有することを特徴とする記録
    液。
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