JPH0146546B2 - - Google Patents
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- JPH0146546B2 JPH0146546B2 JP61071621A JP7162186A JPH0146546B2 JP H0146546 B2 JPH0146546 B2 JP H0146546B2 JP 61071621 A JP61071621 A JP 61071621A JP 7162186 A JP7162186 A JP 7162186A JP H0146546 B2 JPH0146546 B2 JP H0146546B2
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- block copolymer
- adhesive
- base sheet
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Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は粘着シートに関し、詳しくは、基材シ
ート上にジエン系共重合体からなる粘着剤が直接
に強固に接着されてなり、例えば、貼付薬として
好適に使用し得る粘着シートに関する。 粘着シートは種々の用途に使用されているが、
例えば、皮膚刺激剤や消炎鎮痛剤等の薬剤を含有
する粘着剤を基材シート上に積層してなる貼付薬
が医療用途に使用されている。このような貼付薬
においては、例えば、特開昭54−138124号公報に
記載されているように、貼付薬を皮膚に貼付した
際に良好な粘着性及び弾性を有するのみならず、
剥離時に皮膚に刺激を与えず、容易に剥離し得る
ところから、粘着剤としてはジエン系共重合体、
特に、ジエン系ブロツク共重合体が好適であるこ
とが知られている。 一方、上記のような貼付薬においては、その基
材シートとしては、柔軟で皮膚になじみよい塩化
ビニル系樹脂が好適であるが、反面、塩化ビニル
系樹脂シートは粘着剤としての上記したジエン系
ブロツク共重合体との親和性に乏しく、特に、貼
付薬においては、粘着剤としてのジエン系ブロツ
ク共重合体が薬剤と共に可塑剤としての高級脂肪
酸や流動パラフイン等を含有するために、塩化ビ
ニル系樹脂基材シートとの親和性が一層乏しい。
その結果、ジエン系ブロツク共重合体からなる粘
着剤を塩化ビニル系樹脂基材シート上に単に直接
に塗布して貼付薬とした場合、粘着剤の基材シー
トに対する接着性に劣る問題がある。 そこで、塩化ビニル系樹脂シートに適宜のプラ
イマー処理を施して、ジエン系ブロツク共重合体
に対する親和性を高めることも可能ではあるが、
しかし、塩化ビニル系樹脂シートに含まれる可塑
剤が粘着剤層に移行し、粘着剤の性能を損なう。 (発明の目的) 本発明は、上記した問題を解決するためになさ
れたものであつて、風合及び柔軟性にすぐれた基
材樹脂シート上にジエン系ブロツク共重合体から
なる粘着剤が直接に強固に付着積層されてなる粘
着シートを提供することを目的とする。 (発明の構成) 本発明による粘着シートは、ポリ塩化ビニルと
エチレン―酢酸ビニル共重合体と熱可塑性ポリウ
レタンとの混合樹脂100重量部にスチレン―エチ
レン―ブチレン―スチレンブロツク共重合体5〜
100重量部を含有させた樹脂組成物からなる基材
シート上にスチレン―ジエン―スチレンブロツク
共重合体からなる粘着剤が積層接着されているこ
とを特徴とする。 本発明において、基材シートは、ポリ塩化ビニ
ルとエチレン―酢酸ビニル共重合体と熱可塑性ポ
リウレタンとの混合樹脂、所謂ブレンド樹脂にス
チレン―エチレン―ブチレン―スチレンブロツク
共重合体を含有させた樹脂組成物からなる。 上記ブレンド樹脂において、ポリ塩化ビニルは
ブレンド樹脂に成形加工性、特に、カレンダー加
工や押出加工に必要な加熱下での流動性を与え、
エチレン―酢酸ビニル共重合体はブレンド樹脂に
熱成形時の金属滑性や基材シートとしての柔軟性
を与えると共に、スチレン―エチレン―ブチレン
―スチレンブロツク共重合体に対する親和性を高
め、更に、熱可塑性ポリウレタンは得られる基材
シートに柔軟性を与えると共に、すぐれた耐寒性
をも与え、かくして、かかるブレンド樹脂は、可
塑剤を含有しないにもかかわらず、塩化ビニル系
樹脂シートと類似する風合及び柔軟性を有する基
材シートに容易に熱成形することができる。 上記ブレンド樹脂におけるそれぞれの樹脂の配
合割合は、通常、ポリ塩化ビニル20〜85重量%、
エチレン―酢酸ビニル共重合体5〜60重量%及び
熱可塑性ポリウレタン5〜75重量%の範囲であ
り、ここに、ポリ塩化ビニルは重合度が400〜
2000、特に、700〜1400の範囲であることが好ま
しく、エチレン―酢酸ビニル共重合体は酢酸ビニ
ル含有量が40〜85重量%であることが好ましく、
熱可塑性ポリウレタンはそのポリオールがポリエ
ステルポリオール又はポリエーテルポリオールで
あることが好ましい。尚、上記ポリ塩化ビニルに
は、塩化ビニルの単独重合体のみならず、その共
重合体、例えば、塩化ビニル―酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル―エチレン共重合体、塩化ビニル
―プロピレン共重合体等を用いられるが、好まし
くは、塩化ビニルの単独重合体が用いられる。 本発明者らは、スチレン―エチレン―ブチレン
―スチレンブロツク共重合体が上記ブレンド樹脂
に対する親和性にすぐれて、樹脂中に比較的多量
に混合することが容易であり、且つ、このように
スチレン―エチレン―ブチレン―スチレン共重合
体をブレンド樹脂に含有させることによつて、こ
れより成形した基材シートが粘着剤としてのスチ
レン―ジエン―スチレン共重合体との親和性にも
すぐれ、その結果として、このようなブレンド樹
脂基材シート上にスチレン―ジエン―スチレン共
重合体からなる粘着剤を塗布するとき、その間に
高い接着性を得ることができることを見出したも
のである。 即ち、本発明による粘着シートにおいては、基
材シートは、スチレン―エチレン―ブチレン―ス
チレンブロツク共重合体を含有する。このような
ブロツク共重合体は、例えば、「プラスチツクス」
第34巻第8号第29〜35頁(1983年)に記載されて
いるように、Aをスチレンからなるガラス状或い
は硬質の非弾性熱可塑性重合体ブロツクとし、
EBエチレン及びブチレンからなる弾性重合体ブ
ロツクとするとき、A―EB―A構造を有するブ
ロツク共重合体である。このようなブロツク共重
合体はクレイトンG1650、1652、1657(いずれも
シエル化学(株)製)として市販されており、入手す
ることができる。 本発明による粘着シートにおいて、このスチレ
ン―エチレン―ブチレン―スチレンブロツク共重
合体の前記ブレンド樹脂シートにおける配合量
は、ブレンド樹脂100重量部について5〜100重量
部、好ましくは20〜70重量部の範囲である。ブロ
ツク共重合体のブレンド樹脂シートにおける配合
量が、ブレンド樹脂100重量部について5重量部
よりも少ないときは、スチレン―ジエン―スチレ
ンブロツク共重合体からなる粘着剤との親和性が
向上せず、従つて、粘着剤の基材シートに対する
接着性が劣る。他方、100重量部よりも多量に配
合することは困難であるうえ、得られ
ート上にジエン系共重合体からなる粘着剤が直接
に強固に接着されてなり、例えば、貼付薬として
好適に使用し得る粘着シートに関する。 粘着シートは種々の用途に使用されているが、
例えば、皮膚刺激剤や消炎鎮痛剤等の薬剤を含有
する粘着剤を基材シート上に積層してなる貼付薬
が医療用途に使用されている。このような貼付薬
においては、例えば、特開昭54−138124号公報に
記載されているように、貼付薬を皮膚に貼付した
際に良好な粘着性及び弾性を有するのみならず、
剥離時に皮膚に刺激を与えず、容易に剥離し得る
ところから、粘着剤としてはジエン系共重合体、
特に、ジエン系ブロツク共重合体が好適であるこ
とが知られている。 一方、上記のような貼付薬においては、その基
材シートとしては、柔軟で皮膚になじみよい塩化
ビニル系樹脂が好適であるが、反面、塩化ビニル
系樹脂シートは粘着剤としての上記したジエン系
ブロツク共重合体との親和性に乏しく、特に、貼
付薬においては、粘着剤としてのジエン系ブロツ
ク共重合体が薬剤と共に可塑剤としての高級脂肪
酸や流動パラフイン等を含有するために、塩化ビ
ニル系樹脂基材シートとの親和性が一層乏しい。
その結果、ジエン系ブロツク共重合体からなる粘
着剤を塩化ビニル系樹脂基材シート上に単に直接
に塗布して貼付薬とした場合、粘着剤の基材シー
トに対する接着性に劣る問題がある。 そこで、塩化ビニル系樹脂シートに適宜のプラ
イマー処理を施して、ジエン系ブロツク共重合体
に対する親和性を高めることも可能ではあるが、
しかし、塩化ビニル系樹脂シートに含まれる可塑
剤が粘着剤層に移行し、粘着剤の性能を損なう。 (発明の目的) 本発明は、上記した問題を解決するためになさ
れたものであつて、風合及び柔軟性にすぐれた基
材樹脂シート上にジエン系ブロツク共重合体から
なる粘着剤が直接に強固に付着積層されてなる粘
着シートを提供することを目的とする。 (発明の構成) 本発明による粘着シートは、ポリ塩化ビニルと
エチレン―酢酸ビニル共重合体と熱可塑性ポリウ
レタンとの混合樹脂100重量部にスチレン―エチ
レン―ブチレン―スチレンブロツク共重合体5〜
100重量部を含有させた樹脂組成物からなる基材
シート上にスチレン―ジエン―スチレンブロツク
共重合体からなる粘着剤が積層接着されているこ
とを特徴とする。 本発明において、基材シートは、ポリ塩化ビニ
ルとエチレン―酢酸ビニル共重合体と熱可塑性ポ
リウレタンとの混合樹脂、所謂ブレンド樹脂にス
チレン―エチレン―ブチレン―スチレンブロツク
共重合体を含有させた樹脂組成物からなる。 上記ブレンド樹脂において、ポリ塩化ビニルは
ブレンド樹脂に成形加工性、特に、カレンダー加
工や押出加工に必要な加熱下での流動性を与え、
エチレン―酢酸ビニル共重合体はブレンド樹脂に
熱成形時の金属滑性や基材シートとしての柔軟性
を与えると共に、スチレン―エチレン―ブチレン
―スチレンブロツク共重合体に対する親和性を高
め、更に、熱可塑性ポリウレタンは得られる基材
シートに柔軟性を与えると共に、すぐれた耐寒性
をも与え、かくして、かかるブレンド樹脂は、可
塑剤を含有しないにもかかわらず、塩化ビニル系
樹脂シートと類似する風合及び柔軟性を有する基
材シートに容易に熱成形することができる。 上記ブレンド樹脂におけるそれぞれの樹脂の配
合割合は、通常、ポリ塩化ビニル20〜85重量%、
エチレン―酢酸ビニル共重合体5〜60重量%及び
熱可塑性ポリウレタン5〜75重量%の範囲であ
り、ここに、ポリ塩化ビニルは重合度が400〜
2000、特に、700〜1400の範囲であることが好ま
しく、エチレン―酢酸ビニル共重合体は酢酸ビニ
ル含有量が40〜85重量%であることが好ましく、
熱可塑性ポリウレタンはそのポリオールがポリエ
ステルポリオール又はポリエーテルポリオールで
あることが好ましい。尚、上記ポリ塩化ビニルに
は、塩化ビニルの単独重合体のみならず、その共
重合体、例えば、塩化ビニル―酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル―エチレン共重合体、塩化ビニル
―プロピレン共重合体等を用いられるが、好まし
くは、塩化ビニルの単独重合体が用いられる。 本発明者らは、スチレン―エチレン―ブチレン
―スチレンブロツク共重合体が上記ブレンド樹脂
に対する親和性にすぐれて、樹脂中に比較的多量
に混合することが容易であり、且つ、このように
スチレン―エチレン―ブチレン―スチレン共重合
体をブレンド樹脂に含有させることによつて、こ
れより成形した基材シートが粘着剤としてのスチ
レン―ジエン―スチレン共重合体との親和性にも
すぐれ、その結果として、このようなブレンド樹
脂基材シート上にスチレン―ジエン―スチレン共
重合体からなる粘着剤を塗布するとき、その間に
高い接着性を得ることができることを見出したも
のである。 即ち、本発明による粘着シートにおいては、基
材シートは、スチレン―エチレン―ブチレン―ス
チレンブロツク共重合体を含有する。このような
ブロツク共重合体は、例えば、「プラスチツクス」
第34巻第8号第29〜35頁(1983年)に記載されて
いるように、Aをスチレンからなるガラス状或い
は硬質の非弾性熱可塑性重合体ブロツクとし、
EBエチレン及びブチレンからなる弾性重合体ブ
ロツクとするとき、A―EB―A構造を有するブ
ロツク共重合体である。このようなブロツク共重
合体はクレイトンG1650、1652、1657(いずれも
シエル化学(株)製)として市販されており、入手す
ることができる。 本発明による粘着シートにおいて、このスチレ
ン―エチレン―ブチレン―スチレンブロツク共重
合体の前記ブレンド樹脂シートにおける配合量
は、ブレンド樹脂100重量部について5〜100重量
部、好ましくは20〜70重量部の範囲である。ブロ
ツク共重合体のブレンド樹脂シートにおける配合
量が、ブレンド樹脂100重量部について5重量部
よりも少ないときは、スチレン―ジエン―スチレ
ンブロツク共重合体からなる粘着剤との親和性が
向上せず、従つて、粘着剤の基材シートに対する
接着性が劣る。他方、100重量部よりも多量に配
合することは困難であるうえ、得られ
【表】
る基材シートの表面性状が悪くなるので好ましく
ない。 前述したように、前記ブレンド樹脂はスチレン
―エチレン―ブチレン―スチレンブロツク共重合
体との親和性にすぐれるので、このブロツク共重
合体を混合してなる樹脂組成物を、容易にカレン
ダー加工や押出加工によつて基材シートに成形す
ることができる。基材シートの厚みは、用途によ
つて適宜に選ばれるが、通常、0.05〜0.20mmであ
る。本発明による粘着シートは、かかる基材シー
ト上に粘着剤としてのスチレン―ジエン―スチレ
ンブロツク共重合体の層が直接に積層接着されて
いる。 本発明において、粘着剤を構成するスチレン―
ジエン―スチレンブロツク共重合体としては、具
体例として、スチレン―ブタジエン―スチレンブ
ロツク共重合体及びスチレン―イソプレン―スチ
レンブロツク共重合体を挙げることができる。こ
れらスチレン―ジエン―スチレンブロツク共重合
体は、粘着剤として単独又は混合物として用いら
れてもよく、又はこれらブロツク共重合体と共に
可塑剤、粘着付与樹脂、充填剤、老化防止剤等を
含有する組成物として用いられてもよい。更に、
前記した添付薬の場合のように、必要な薬剤を含
有していてもよい。 かかるスチレン―ジエン―スチレンブロツク共
重合体は、例えば、前記した特開昭54−138124号
公報に詳細に記載されているように既に知られて
おり、Aをスチレンからなるガラス状或いは硬質
の非弾性熱可塑性重合体のブロツクとし、Bをブ
タジエン又はイソプレンのような共役ジエンの弾
性重合体のブロツクとするとき、A―B―Aの構
成を有するブロツク共重合体であつて、ブロツク
Aが全重合体重量の10〜50重量%を占める。この
ようなスチレン―ブタジエン―スチレンブロツク
共重合体はカリフレツクスTR―1101、TR―
1102等として、また、スチレン―イソプレン―ス
チレンブロツク共重合体はカリフレツクスTR―
1107(いずれもシエル化学(株)製)として市販され
ており、入手することができる。 本発明による粘着シートは、例えば、前記した
ように、スチレン―エチレン―ブチレン―スチレ
ン共重合体を含有する前記ブレンド樹脂組成物を
シートに成形し、必要に応じて薬剤及びその他の
添加剤を含有するスチレン―ジエン―スチレンブ
ロツク共重合体を溶融塗布することによつて得る
ことができる。 (発明の効果) 以上のように、本発明による粘着シートによれ
ば、風合及び柔軟性にすぐれる基材シート上に粘
着剤としてのスチレン―ジエン―スチレンブロツ
ク共重合体とが直接に強固に接着されており、例
えば、貼付薬として好適に使用することができ
る。 特に、本発明の粘着シートによれば、基材シー
トが可塑剤を含有しないので、粘着剤の粘着性が
長期間にわたつて保持され、また、基材シートに
プライマー処理を施す必要もないので、低廉に製
造することができる。 (実施例) 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。尚、
以下において部は重量部を意味する。 実施例 ポリ塩化ビニル(重合度1100)45部、エチレン
―酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量60重量
%、ムーニー粘度50)30部及びポリオールとして
ポリエステルポリオールを用いた熱可塑性ポリウ
レタン25部からなるブレンド樹脂100部、Ca―Zn
系安定剤2部、エポキシ化大豆油3部及び表に示
すブロツク共重合体の所定量とからなる樹脂組成
物について、ロール加工性を評価すると共に、こ
の樹脂組成物をシートに加工した後、シート上に
粘着剤としてスチレン―イソプレン―スチレンブ
ロツク共重合体(カリフレツクスTR―1107)、
スチレン―ブタジエン―スチレンブロツク共重合
体(カリフレツクスTR―1101)又はスチレン―
エチレン―ブチレン―スチレン共重合体(クレイ
トンG1650)を溶融塗布し、樹脂基材シートと上
記粘着剤との接着性を評価した。 尚、ロール加工性は、12インチ、2本ロール、
表面温度175℃による混練時のバンクの状態、ロ
ールとの滑性、プレートアウト性、及び得られた
シートの表面平滑性を目視にて観察し、総合的に
評価した。この評価において、〇は良好、△は普
通であつて、何ら支障が認められない、×は不良
をそれぞれ示す。 また、基材シートと粘着剤との接着性は、基材
シートに粘着剤を70g/m2の割合で塗布し、次い
で、50℃、95%RHの恒温恒湿の条件下に7日間
放置した後、粘着剤が基材シートから剥離する容
易性を指触にて評価した。この評価において、〇
は粘着剤が基材シートから剥離しない。△は粘着
剤が一部、基材シートから剥離するが、実用上、
特に、支障は認められない、×は粘着剤が基材シ
ートから容易に剥離する、をそれぞれ示す。 結果を表に示すように、本発明に従つて、基材
シートにスチレン―エチレン―ブチレン―スチレ
ン共重合体を含有させることによつて、ロール加
工性及び接着性もすぐれていることが明らかであ
る。
ない。 前述したように、前記ブレンド樹脂はスチレン
―エチレン―ブチレン―スチレンブロツク共重合
体との親和性にすぐれるので、このブロツク共重
合体を混合してなる樹脂組成物を、容易にカレン
ダー加工や押出加工によつて基材シートに成形す
ることができる。基材シートの厚みは、用途によ
つて適宜に選ばれるが、通常、0.05〜0.20mmであ
る。本発明による粘着シートは、かかる基材シー
ト上に粘着剤としてのスチレン―ジエン―スチレ
ンブロツク共重合体の層が直接に積層接着されて
いる。 本発明において、粘着剤を構成するスチレン―
ジエン―スチレンブロツク共重合体としては、具
体例として、スチレン―ブタジエン―スチレンブ
ロツク共重合体及びスチレン―イソプレン―スチ
レンブロツク共重合体を挙げることができる。こ
れらスチレン―ジエン―スチレンブロツク共重合
体は、粘着剤として単独又は混合物として用いら
れてもよく、又はこれらブロツク共重合体と共に
可塑剤、粘着付与樹脂、充填剤、老化防止剤等を
含有する組成物として用いられてもよい。更に、
前記した添付薬の場合のように、必要な薬剤を含
有していてもよい。 かかるスチレン―ジエン―スチレンブロツク共
重合体は、例えば、前記した特開昭54−138124号
公報に詳細に記載されているように既に知られて
おり、Aをスチレンからなるガラス状或いは硬質
の非弾性熱可塑性重合体のブロツクとし、Bをブ
タジエン又はイソプレンのような共役ジエンの弾
性重合体のブロツクとするとき、A―B―Aの構
成を有するブロツク共重合体であつて、ブロツク
Aが全重合体重量の10〜50重量%を占める。この
ようなスチレン―ブタジエン―スチレンブロツク
共重合体はカリフレツクスTR―1101、TR―
1102等として、また、スチレン―イソプレン―ス
チレンブロツク共重合体はカリフレツクスTR―
1107(いずれもシエル化学(株)製)として市販され
ており、入手することができる。 本発明による粘着シートは、例えば、前記した
ように、スチレン―エチレン―ブチレン―スチレ
ン共重合体を含有する前記ブレンド樹脂組成物を
シートに成形し、必要に応じて薬剤及びその他の
添加剤を含有するスチレン―ジエン―スチレンブ
ロツク共重合体を溶融塗布することによつて得る
ことができる。 (発明の効果) 以上のように、本発明による粘着シートによれ
ば、風合及び柔軟性にすぐれる基材シート上に粘
着剤としてのスチレン―ジエン―スチレンブロツ
ク共重合体とが直接に強固に接着されており、例
えば、貼付薬として好適に使用することができ
る。 特に、本発明の粘着シートによれば、基材シー
トが可塑剤を含有しないので、粘着剤の粘着性が
長期間にわたつて保持され、また、基材シートに
プライマー処理を施す必要もないので、低廉に製
造することができる。 (実施例) 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。尚、
以下において部は重量部を意味する。 実施例 ポリ塩化ビニル(重合度1100)45部、エチレン
―酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量60重量
%、ムーニー粘度50)30部及びポリオールとして
ポリエステルポリオールを用いた熱可塑性ポリウ
レタン25部からなるブレンド樹脂100部、Ca―Zn
系安定剤2部、エポキシ化大豆油3部及び表に示
すブロツク共重合体の所定量とからなる樹脂組成
物について、ロール加工性を評価すると共に、こ
の樹脂組成物をシートに加工した後、シート上に
粘着剤としてスチレン―イソプレン―スチレンブ
ロツク共重合体(カリフレツクスTR―1107)、
スチレン―ブタジエン―スチレンブロツク共重合
体(カリフレツクスTR―1101)又はスチレン―
エチレン―ブチレン―スチレン共重合体(クレイ
トンG1650)を溶融塗布し、樹脂基材シートと上
記粘着剤との接着性を評価した。 尚、ロール加工性は、12インチ、2本ロール、
表面温度175℃による混練時のバンクの状態、ロ
ールとの滑性、プレートアウト性、及び得られた
シートの表面平滑性を目視にて観察し、総合的に
評価した。この評価において、〇は良好、△は普
通であつて、何ら支障が認められない、×は不良
をそれぞれ示す。 また、基材シートと粘着剤との接着性は、基材
シートに粘着剤を70g/m2の割合で塗布し、次い
で、50℃、95%RHの恒温恒湿の条件下に7日間
放置した後、粘着剤が基材シートから剥離する容
易性を指触にて評価した。この評価において、〇
は粘着剤が基材シートから剥離しない。△は粘着
剤が一部、基材シートから剥離するが、実用上、
特に、支障は認められない、×は粘着剤が基材シ
ートから容易に剥離する、をそれぞれ示す。 結果を表に示すように、本発明に従つて、基材
シートにスチレン―エチレン―ブチレン―スチレ
ン共重合体を含有させることによつて、ロール加
工性及び接着性もすぐれていることが明らかであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリ塩化ビニルとエチレン―酢酸ビニル共重
合体と熱可塑性ポリウレタンとの混合樹脂100重
量部にスチレン―エチレン―ブチレン―スチレン
ブロツク共重合体5〜100重量部を含有させた樹
脂組成物からなる基材シート上にスチレン―ジエ
ン―スチレンブロツク共重合体からなる粘着剤が
積層接着されていることを特徴とする粘着シー
ト。 2 スチレン―ジエン―スチレンブロツク共重合
体がスチレン―ブタジエン―スチレンブロツク共
重合体又はスチレン―イソプレン―スチレンブロ
ツク共重合体であることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の粘着シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61071621A JPS62227983A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 粘着シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61071621A JPS62227983A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 粘着シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62227983A JPS62227983A (ja) | 1987-10-06 |
| JPH0146546B2 true JPH0146546B2 (ja) | 1989-10-09 |
Family
ID=13465901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61071621A Granted JPS62227983A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 粘着シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62227983A (ja) |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP61071621A patent/JPS62227983A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62227983A (ja) | 1987-10-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |