JPH0157699B2 - - Google Patents
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- JPH0157699B2 JPH0157699B2 JP56197462A JP19746281A JPH0157699B2 JP H0157699 B2 JPH0157699 B2 JP H0157699B2 JP 56197462 A JP56197462 A JP 56197462A JP 19746281 A JP19746281 A JP 19746281A JP H0157699 B2 JPH0157699 B2 JP H0157699B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- acid
- plasticizer
- compounds
- copolymer
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、耐衝撃性、耐侯性、加工性に優れる
とともにウエルド強度に優れる新規な熱可塑性樹
脂組成物に関する。 ポリカーボネート樹脂(以下PCと記す。)は優
れた耐衝撃性および耐熱性を有するエンジニアリ
ングプラスチツクとして広く知られている。ま
た、PCの価格低減ならびに成形性と衝撃強度の
厚み依存性を改良したPCとABS樹脂(アクリロ
ニトリル−ジエン系ゴム−スチレン重合体)との
混合物(特公昭38−15225)、耐侯性ならびに耐汚
染性を改良したPCとAES樹脂(アクリロニトリ
ル−エチレン・プロピレン系ゴム−スチレン重量
体)との混合物(特開昭48−48547)等も広く知
られている。 しかしながら、PC−AES樹脂組成物は、成形
品表面にフローマークや層剥離が発生しやすく、
かつ、成形方法として最も一般的な射出成形にお
いては、成形品の形状および大きさによつて、ゲ
ート数および樹脂の流動状態を変える必要がある
ために、必ず異方向に流れる樹脂が交差する箇
所、いわゆる“ウエルド部”が生じるが、従来の
組成物ではウエルド部の強度、“ウエルド強度”
が十分ではなく実用的な成形性といつた面からは
不十分であり、実用的に優れた材料とは言い難い
のが現状である。 本発明者等は、このようなポリカーボネート樹
脂とAES樹脂とからなる樹脂組成物のウエルド
強度の向上について鋭意研究した結果、ポリカー
ボネート樹脂とAES樹脂からなる組成物に特定
の可塑剤を添加することにより、耐衝撃性、耐侯
性、耐熱性および加工性はもちろんのこと、ウエ
ルド強度に優れる組成物が得られることを見出
し、本発明に到達したものである。 すなわち、本発明は、ポリカーボネート樹脂
(A−1)20〜80重量%と、エチレン−プロピレ
ン系ゴム質共重合体と芳香族ビニル化合物、シア
ン化ビニル化合物および他の重合性単量体化合物
のうち少なくとも二群より選ばれるおのおの一種
以上の化合物からなるグラフト重合体(A−2−
1)100〜10重量%と芳香族ビニル化合物、シア
ン化ビニル化合物および他の重合性単量体化合物
のうち少なくとも二群より選ばれるおのおの一種
以上の化合物からなる共重合体(A−2−2)0
〜90重量%との混合物(A−2)80〜20重量%か
らなる樹脂組成物(A)100重量部と、可塑剤(B)0.5〜
20重量部からなり、該可塑剤(B)がジカルボン酸と
一価あるいは二価アルコールのエステル系可塑剤
(B−1)、隣酸エステル系可塑剤(B−2)およ
びエポキシ系可塑剤(B−3)から選択された1
種または2種以上の可塑剤であり、かつ該可塑剤
(B)が、可塑剤0.25gをアクリロニトリルースチレ
ン共重合体(重量比30:70)0.75gとともにアセ
トン10mlに溶解し、作成した20μフイルムの光線
透過率が70%以上の可塑剤であることを特徴とす
るウエルド強度に優れる熱可塑性樹脂組成物を提
供するものである。 以下に本発明の熱可塑性樹脂組成物について詳
細に説明する。 ポリカーボネート樹脂(A−1)としては、芳
香族ポリカーボネート、脂肪族ポリカーボネー
ト、脂肪族−芳香族ポリカーボネート等々を挙げ
ることができる。一般には、2.2−ビス(4−オ
キシフエニル)アルカン系、ビス(4−オキシフ
エニル)エーテル系、ビス(4−オキシフエニ
ル)スルホン、スルフイドまたはスルホキサイド
系などのビスフエノール類からなる重合体、もし
くは共重合体であり、目的に応じてハロゲンで置
換されたビスフエノール類を用いた重合体であ
る。 グラフト重合体(A−2−1)を構成するエチ
レン−プロピレン系ゴム質共重合体とは、エチレ
ンとプロピレンからなる二元共重合体(EPR)、
エチレン、プロピレンおよび非共役ジエンからな
る三元共重合体(EPDM)などであり、一種ま
たは二種以上用いられる。 三元共重合体(EPDM)における非共役ジエ
ンとしては、ジシクロペンタジエン、エチリデン
ノルボルネン、1.4−ヘキサジエン、1.4−シクロ
ヘプタジエン、1.5−シクロオクタジエン等が挙
げられる。 二元共重合体(EPR)および三元共重合体
(EPDM)におけるエチレンとプロピレンのモル
比は5:1から1:3の範囲であることが好まし
い。 また、三元共重合体(EPDM)においては非
共役ジエンの割合がヨウ素価に換算して2〜50の
範囲のものが好ましい。 グラフト重合体(A−2−1)および共重合体
(A−2−2)を構成する芳香族ビニル化合物と
しては、スチレン、α−メチルスチレン、α−ク
ロルスチレン、ビニルトルエンなどが挙げられ、
特にスチレンが好ましく用いられる。シアン化ビ
ニル化合物としては、アクリロニトリル、メタア
クリロニトリルなどが挙げられ、特にアクリロニ
トリルが好ましく用いられる。さらに、他の重合
性単量体化合物としては、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ベンジル、ヘキシルなどのアクリ
ル酸エステル化合物およびメタアクリル酸エステ
ル化合物が挙げられ、特にメタアクリル酸メチル
が好ましく用いられる。 上述の芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化
合物ならびに他の重合性単量体化合物のうち少な
くとも二群より選ばれるおのおの一種以上の化合
物が用いられる。 これら化合物とゴム質共重合体との重量比はそ
の目的に応じて適当な範囲を選ぶことができる。
通常化合物95〜40重量%に対しゴム質共重合体5
〜60重量%、好ましくは化合物95〜75重量%に対
しゴム質共重合体5〜25重量%が用いられる。 ゴム質共重合体の存在下、化合物を重合してグ
ラフト重合体(A−2−1)を造る方法として
は、公知の方法がすべて利用できる。たとえば、
懸濁重合法、塊状重合法、乳化重合法、溶液重合
法などである。 混合物(A−2)はグラフト重合体(A−2−
1)100〜10重量%および共重合体(A−2−2)
0〜90重量%よりなる。共重合体(A−2−2)
が90重量%を超える、すなわち、グラフト重合体
(A−2−1)が10重量%未満では十分な耐衝撃
性が得られない。 樹脂組成物(A)は、上述のポリカーボネート(A
−1)20〜80重量%および混合物(A−2)80〜
20重量%よりなる。ポリカーボネート(A−1)
が20重量%未満では耐熱性の低下が著しく好まし
くない。また、80重量%を超えると加工性が低下
し、ウエルド強度も改善されない。好ましくはポ
リカーボネート(A−1)30〜70重量%である。 本発明で用いられる可塑剤(B)は、シカルボン酸
と一価あるいは二価アルコールのエステル系可塑
剤(B−1)、隣接エステル系可塑剤(B−2)
およびエポキシ系可塑剤(B−3)から選択され
た1種または2種以上の可塑剤であり、かつ該可
塑剤(B)が、可塑剤0.25gをアクリロニトリル−ス
チレン共重合体(重量比30:70)0.75gとともに
アセトン10mlに溶解し、作成した20μフイルムの
光線透過率が70%以上の可塑剤である。 光線透過率が70%未満の可塑剤では本発明の目
的が達せられない。さらに最終組成物の表面に可
塑剤がブリードして好ましくない。 なお、上述のアクリロニトリル−スチレン共重
合体とは、アクリロニトリル30重量部とスチレン
70重量部よりなる共重合体を意味する。 可塑剤(B)の種類についてさらに説明すると、フ
タル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン
酸、マレイン酸、フマル酸、トリメリツト酸、ク
エン酸、イタコン酸、リシノール酸のようなジカ
ルボン酸と一価のアルコールあるいはエチレング
リコール、プロピレングリコール等の二価のアル
コールとのエステル系可塑剤、分子中にエポキシ
基を有するエポキシ系可塑剤、燐酸ジフエニルオ
クチル、燐酸トリオクチルなどの燐酸エステル系
可塑剤などである。 なお、エステル系可塑剤においては揮発性の面
よりエステル構造単位が1個のモノマー型よりも
数個以上連なつたポリマー型が好ましい。 これら可塑剤は一種または二種以上用いること
ができる。 可塑剤(B)はポリカーボネート(A−1)、グラ
フト重合体(A−2−1)および共重合体(A−
2−2)からなる組成物(A)100重量部に対し0.5〜
20重量部用いられる。0.5重量部未満ではウエル
ド強度が改善されず、また、成形性も向上しな
い。一方、20重量部を超える量では耐熱性が著し
く低下し好ましくない。 可塑剤の添加は、公知の装置で行うことがで
き、添加混合に際して公知の安定剤、帯電防止
剤、滑剤、染顔料などの添加剤を適宜配合しても
よい。 以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこ
れらによつて何ら制限されるものでない。 実施例および比較例 ポリカーボネート樹脂、グラフト重合体および
共重合体を表−1および2に示す割合にて各種可
塑剤とバンバリーミキサーで混練し、組成物(組
成物No.1〜23)を得た。 得られた組成物より各種試験片を作成した。試
験結果を表−1および2に示す。 用いられたポリカーボネート樹脂、グラフト重
合体および共重合体の組成および製造法は以下の
とおり。 (A‐1) ポリカーボネート樹脂 帝人化成社製“パンライト L−1250W” (A‐2‐1) グラフト重合体 EPDM(ヨウ素価8.5、ムーニー粘度61、プ
ロピレン含有率43重量%、非共役ジエン成分
としてエチリデンノルボルネンを含む。)300
重量部をn−ヘキサン2000重量部および二塩
化エチレン1500重量部に溶解し、スチレン
700重量部、アクリロニトリル300重量部およ
び過酸化ベンゾイル10重量部を仕込んだ後、
67℃で10時間窒素雰囲気600r.p.m.の撹拌下
で重合した。重合液を大過剰のメタノールと
接触させ、折出した沈殿物を分離・乾燥後、
重合体(ゴム含量28.2%)を得た。 (A‐2‐2) 共重合体 共重合体 スチレン70重量%およびアクリロニリル30
重量%を混合した溶液100重量部にt−ドデ
シルメルカプタン0.1重量部を加え、90℃で
3時間塊状で予備重合し、その後、水210重
量部、メチルセルロース1.0重量部、過酸化
ベンゾイル0.3重量部を加え水分散系で30℃
から90℃へ温度を上昇させ、10時間重合させ
た。脱水後共重合体(固有粘度0.50)を得
た。 共重合体 市販のスチレン−アクリロニトリル共重合
体(固有粘度0.63)、ダイセル化学社製“セ
ビアンNJD”
とともにウエルド強度に優れる新規な熱可塑性樹
脂組成物に関する。 ポリカーボネート樹脂(以下PCと記す。)は優
れた耐衝撃性および耐熱性を有するエンジニアリ
ングプラスチツクとして広く知られている。ま
た、PCの価格低減ならびに成形性と衝撃強度の
厚み依存性を改良したPCとABS樹脂(アクリロ
ニトリル−ジエン系ゴム−スチレン重合体)との
混合物(特公昭38−15225)、耐侯性ならびに耐汚
染性を改良したPCとAES樹脂(アクリロニトリ
ル−エチレン・プロピレン系ゴム−スチレン重量
体)との混合物(特開昭48−48547)等も広く知
られている。 しかしながら、PC−AES樹脂組成物は、成形
品表面にフローマークや層剥離が発生しやすく、
かつ、成形方法として最も一般的な射出成形にお
いては、成形品の形状および大きさによつて、ゲ
ート数および樹脂の流動状態を変える必要がある
ために、必ず異方向に流れる樹脂が交差する箇
所、いわゆる“ウエルド部”が生じるが、従来の
組成物ではウエルド部の強度、“ウエルド強度”
が十分ではなく実用的な成形性といつた面からは
不十分であり、実用的に優れた材料とは言い難い
のが現状である。 本発明者等は、このようなポリカーボネート樹
脂とAES樹脂とからなる樹脂組成物のウエルド
強度の向上について鋭意研究した結果、ポリカー
ボネート樹脂とAES樹脂からなる組成物に特定
の可塑剤を添加することにより、耐衝撃性、耐侯
性、耐熱性および加工性はもちろんのこと、ウエ
ルド強度に優れる組成物が得られることを見出
し、本発明に到達したものである。 すなわち、本発明は、ポリカーボネート樹脂
(A−1)20〜80重量%と、エチレン−プロピレ
ン系ゴム質共重合体と芳香族ビニル化合物、シア
ン化ビニル化合物および他の重合性単量体化合物
のうち少なくとも二群より選ばれるおのおの一種
以上の化合物からなるグラフト重合体(A−2−
1)100〜10重量%と芳香族ビニル化合物、シア
ン化ビニル化合物および他の重合性単量体化合物
のうち少なくとも二群より選ばれるおのおの一種
以上の化合物からなる共重合体(A−2−2)0
〜90重量%との混合物(A−2)80〜20重量%か
らなる樹脂組成物(A)100重量部と、可塑剤(B)0.5〜
20重量部からなり、該可塑剤(B)がジカルボン酸と
一価あるいは二価アルコールのエステル系可塑剤
(B−1)、隣酸エステル系可塑剤(B−2)およ
びエポキシ系可塑剤(B−3)から選択された1
種または2種以上の可塑剤であり、かつ該可塑剤
(B)が、可塑剤0.25gをアクリロニトリルースチレ
ン共重合体(重量比30:70)0.75gとともにアセ
トン10mlに溶解し、作成した20μフイルムの光線
透過率が70%以上の可塑剤であることを特徴とす
るウエルド強度に優れる熱可塑性樹脂組成物を提
供するものである。 以下に本発明の熱可塑性樹脂組成物について詳
細に説明する。 ポリカーボネート樹脂(A−1)としては、芳
香族ポリカーボネート、脂肪族ポリカーボネー
ト、脂肪族−芳香族ポリカーボネート等々を挙げ
ることができる。一般には、2.2−ビス(4−オ
キシフエニル)アルカン系、ビス(4−オキシフ
エニル)エーテル系、ビス(4−オキシフエニ
ル)スルホン、スルフイドまたはスルホキサイド
系などのビスフエノール類からなる重合体、もし
くは共重合体であり、目的に応じてハロゲンで置
換されたビスフエノール類を用いた重合体であ
る。 グラフト重合体(A−2−1)を構成するエチ
レン−プロピレン系ゴム質共重合体とは、エチレ
ンとプロピレンからなる二元共重合体(EPR)、
エチレン、プロピレンおよび非共役ジエンからな
る三元共重合体(EPDM)などであり、一種ま
たは二種以上用いられる。 三元共重合体(EPDM)における非共役ジエ
ンとしては、ジシクロペンタジエン、エチリデン
ノルボルネン、1.4−ヘキサジエン、1.4−シクロ
ヘプタジエン、1.5−シクロオクタジエン等が挙
げられる。 二元共重合体(EPR)および三元共重合体
(EPDM)におけるエチレンとプロピレンのモル
比は5:1から1:3の範囲であることが好まし
い。 また、三元共重合体(EPDM)においては非
共役ジエンの割合がヨウ素価に換算して2〜50の
範囲のものが好ましい。 グラフト重合体(A−2−1)および共重合体
(A−2−2)を構成する芳香族ビニル化合物と
しては、スチレン、α−メチルスチレン、α−ク
ロルスチレン、ビニルトルエンなどが挙げられ、
特にスチレンが好ましく用いられる。シアン化ビ
ニル化合物としては、アクリロニトリル、メタア
クリロニトリルなどが挙げられ、特にアクリロニ
トリルが好ましく用いられる。さらに、他の重合
性単量体化合物としては、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ベンジル、ヘキシルなどのアクリ
ル酸エステル化合物およびメタアクリル酸エステ
ル化合物が挙げられ、特にメタアクリル酸メチル
が好ましく用いられる。 上述の芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化
合物ならびに他の重合性単量体化合物のうち少な
くとも二群より選ばれるおのおの一種以上の化合
物が用いられる。 これら化合物とゴム質共重合体との重量比はそ
の目的に応じて適当な範囲を選ぶことができる。
通常化合物95〜40重量%に対しゴム質共重合体5
〜60重量%、好ましくは化合物95〜75重量%に対
しゴム質共重合体5〜25重量%が用いられる。 ゴム質共重合体の存在下、化合物を重合してグ
ラフト重合体(A−2−1)を造る方法として
は、公知の方法がすべて利用できる。たとえば、
懸濁重合法、塊状重合法、乳化重合法、溶液重合
法などである。 混合物(A−2)はグラフト重合体(A−2−
1)100〜10重量%および共重合体(A−2−2)
0〜90重量%よりなる。共重合体(A−2−2)
が90重量%を超える、すなわち、グラフト重合体
(A−2−1)が10重量%未満では十分な耐衝撃
性が得られない。 樹脂組成物(A)は、上述のポリカーボネート(A
−1)20〜80重量%および混合物(A−2)80〜
20重量%よりなる。ポリカーボネート(A−1)
が20重量%未満では耐熱性の低下が著しく好まし
くない。また、80重量%を超えると加工性が低下
し、ウエルド強度も改善されない。好ましくはポ
リカーボネート(A−1)30〜70重量%である。 本発明で用いられる可塑剤(B)は、シカルボン酸
と一価あるいは二価アルコールのエステル系可塑
剤(B−1)、隣接エステル系可塑剤(B−2)
およびエポキシ系可塑剤(B−3)から選択され
た1種または2種以上の可塑剤であり、かつ該可
塑剤(B)が、可塑剤0.25gをアクリロニトリル−ス
チレン共重合体(重量比30:70)0.75gとともに
アセトン10mlに溶解し、作成した20μフイルムの
光線透過率が70%以上の可塑剤である。 光線透過率が70%未満の可塑剤では本発明の目
的が達せられない。さらに最終組成物の表面に可
塑剤がブリードして好ましくない。 なお、上述のアクリロニトリル−スチレン共重
合体とは、アクリロニトリル30重量部とスチレン
70重量部よりなる共重合体を意味する。 可塑剤(B)の種類についてさらに説明すると、フ
タル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン
酸、マレイン酸、フマル酸、トリメリツト酸、ク
エン酸、イタコン酸、リシノール酸のようなジカ
ルボン酸と一価のアルコールあるいはエチレング
リコール、プロピレングリコール等の二価のアル
コールとのエステル系可塑剤、分子中にエポキシ
基を有するエポキシ系可塑剤、燐酸ジフエニルオ
クチル、燐酸トリオクチルなどの燐酸エステル系
可塑剤などである。 なお、エステル系可塑剤においては揮発性の面
よりエステル構造単位が1個のモノマー型よりも
数個以上連なつたポリマー型が好ましい。 これら可塑剤は一種または二種以上用いること
ができる。 可塑剤(B)はポリカーボネート(A−1)、グラ
フト重合体(A−2−1)および共重合体(A−
2−2)からなる組成物(A)100重量部に対し0.5〜
20重量部用いられる。0.5重量部未満ではウエル
ド強度が改善されず、また、成形性も向上しな
い。一方、20重量部を超える量では耐熱性が著し
く低下し好ましくない。 可塑剤の添加は、公知の装置で行うことがで
き、添加混合に際して公知の安定剤、帯電防止
剤、滑剤、染顔料などの添加剤を適宜配合しても
よい。 以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこ
れらによつて何ら制限されるものでない。 実施例および比較例 ポリカーボネート樹脂、グラフト重合体および
共重合体を表−1および2に示す割合にて各種可
塑剤とバンバリーミキサーで混練し、組成物(組
成物No.1〜23)を得た。 得られた組成物より各種試験片を作成した。試
験結果を表−1および2に示す。 用いられたポリカーボネート樹脂、グラフト重
合体および共重合体の組成および製造法は以下の
とおり。 (A‐1) ポリカーボネート樹脂 帝人化成社製“パンライト L−1250W” (A‐2‐1) グラフト重合体 EPDM(ヨウ素価8.5、ムーニー粘度61、プ
ロピレン含有率43重量%、非共役ジエン成分
としてエチリデンノルボルネンを含む。)300
重量部をn−ヘキサン2000重量部および二塩
化エチレン1500重量部に溶解し、スチレン
700重量部、アクリロニトリル300重量部およ
び過酸化ベンゾイル10重量部を仕込んだ後、
67℃で10時間窒素雰囲気600r.p.m.の撹拌下
で重合した。重合液を大過剰のメタノールと
接触させ、折出した沈殿物を分離・乾燥後、
重合体(ゴム含量28.2%)を得た。 (A‐2‐2) 共重合体 共重合体 スチレン70重量%およびアクリロニリル30
重量%を混合した溶液100重量部にt−ドデ
シルメルカプタン0.1重量部を加え、90℃で
3時間塊状で予備重合し、その後、水210重
量部、メチルセルロース1.0重量部、過酸化
ベンゾイル0.3重量部を加え水分散系で30℃
から90℃へ温度を上昇させ、10時間重合させ
た。脱水後共重合体(固有粘度0.50)を得
た。 共重合体 市販のスチレン−アクリロニトリル共重合
体(固有粘度0.63)、ダイセル化学社製“セ
ビアンNJD”
【表】
【表】
※ 光線透過率
【表】
アクリロニトリル30部、スチレン70部にt−ド
デシルメルカプタン0.4部、ラウロイルパーオキ
サイド0.05部を加え、重合系をよく窒素置換した
のち70℃で3.5時間塊状重合した。次いで懸濁安
定剤としてポリビニルアルコール0.14部、メチル
セルロース0.06部を溶解した水200部に前記のプ
レポリマー(全モノマー重合率26.7%)101.1部
を懸濁し、ラジカル重合開始剤として、ラウロイ
ルパーオキサイド0.5部、水相へ溶出するアクリ
ロニトリルの補充分4部、水相重合防止剤として
酸性亜硫酸ソーダ0.1部を加えて70℃で3時間重
合した。懸濁重合によつて得られた粒状重合体
は、未反応モノマーを脱離するため、150℃のス
チームにより3時間ストリツピングを行つた。粒
状重合体を分離し、洗浄後乾燥して共重合体を得
た。 上記の方法で得られたアクリロニトリルースチ
レン共重合体0.75gと各種可塑剤0.25gとを(合
計1g)、10mlのアセトンに溶解させ、自然乾燥
させて厚み20μのフイルムにし、日本精密光学(株)
製へイズメーターSEP−H−2により、光線透過
率をもとめた。 ※※※※※ 〔ウエルド強度の測定法〕 ゲート間隔100mmの2つのゲート(各2.5×2.0
mm)より溶融樹脂(260℃)を射出し、厚さ3mm
縦横各150mmの試験片を作成する。試験片を治具
(高さ80mm、内径120mm、外径126mm)の上に乗せ
る。 −30℃に調整された低温室で1Kgの鋼球を試験
片中心部に落下させ、試験片が破壊しない最大エ
ネルギー値(Kg・cm)を求める。
デシルメルカプタン0.4部、ラウロイルパーオキ
サイド0.05部を加え、重合系をよく窒素置換した
のち70℃で3.5時間塊状重合した。次いで懸濁安
定剤としてポリビニルアルコール0.14部、メチル
セルロース0.06部を溶解した水200部に前記のプ
レポリマー(全モノマー重合率26.7%)101.1部
を懸濁し、ラジカル重合開始剤として、ラウロイ
ルパーオキサイド0.5部、水相へ溶出するアクリ
ロニトリルの補充分4部、水相重合防止剤として
酸性亜硫酸ソーダ0.1部を加えて70℃で3時間重
合した。懸濁重合によつて得られた粒状重合体
は、未反応モノマーを脱離するため、150℃のス
チームにより3時間ストリツピングを行つた。粒
状重合体を分離し、洗浄後乾燥して共重合体を得
た。 上記の方法で得られたアクリロニトリルースチ
レン共重合体0.75gと各種可塑剤0.25gとを(合
計1g)、10mlのアセトンに溶解させ、自然乾燥
させて厚み20μのフイルムにし、日本精密光学(株)
製へイズメーターSEP−H−2により、光線透過
率をもとめた。 ※※※※※ 〔ウエルド強度の測定法〕 ゲート間隔100mmの2つのゲート(各2.5×2.0
mm)より溶融樹脂(260℃)を射出し、厚さ3mm
縦横各150mmの試験片を作成する。試験片を治具
(高さ80mm、内径120mm、外径126mm)の上に乗せ
る。 −30℃に調整された低温室で1Kgの鋼球を試験
片中心部に落下させ、試験片が破壊しない最大エ
ネルギー値(Kg・cm)を求める。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリカーボネート樹脂(A−1)20〜80重量
%と、エチレン−プロピレン系ゴム質共重合体と
芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物およ
び他の重合性単量体化合物のうち少なくとも二群
より選ばれるおのおの一種以上の化合物からなる
グラフト重合体(A−2−1)100〜10重量%と
芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物およ
び他の重合性単量体化合物のうち少なくとも二群
より選ばれるおのおの一種以上の化合物からなる
共重合体(A−2−2)0〜90重量%との混合物
(A−2)80〜20重量%からなる樹脂組成物(A)100
重量部と、可塑剤(B)0.5〜20重量部からなり、該
可塑剤(B)がジカルボン酸と一価あるいは二価アル
コールのエステル系可塑剤(B−1)、隣酸エス
テル系可塑剤(B−2)およびエポキシ系可塑剤
(B−3)から選択された1種または2種以上の
可塑剤であり、かつ該可塑剤(B)が、可塑剤0.25g
をアクリロニトリルースチレン共重合体(重量比
30:70)0.75gとともにアセトン10mlに溶解し、
作成した20μフイルムの光線透過率が70%以上の
可塑剤であることを特徴とするウエルド強度に優
れる熱可塑性樹脂組成物。 2 ジカルボン酸がフタル酸、アジピン酸、セバ
シン酸、アゼライン酸、マレイン酸、フマル酸、
トリメリツト酸、クエン酸、イタコン酸またはリ
シノール酸である特許請求の範囲第1項記載の熱
可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19746281A JPS5898354A (ja) | 1981-12-07 | 1981-12-07 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19746281A JPS5898354A (ja) | 1981-12-07 | 1981-12-07 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5898354A JPS5898354A (ja) | 1983-06-11 |
| JPH0157699B2 true JPH0157699B2 (ja) | 1989-12-07 |
Family
ID=16374897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19746281A Granted JPS5898354A (ja) | 1981-12-07 | 1981-12-07 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5898354A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60212459A (ja) * | 1984-04-06 | 1985-10-24 | Sumitomo Naugatuck Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
| DE10054274A1 (de) | 2000-11-02 | 2002-05-08 | Bayer Ag | Thermoplastische Blends mit verbesserter Tieftemperaturzähigkeit |
| WO2002062900A1 (fr) * | 2001-02-08 | 2002-08-15 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Composition de resine thermoplastique et article moule |
| DE10217519A1 (de) | 2002-04-19 | 2003-11-06 | Bayer Ag | Thermoplastische Zusammensetzungen mit verbesserter Tieftemperaturzähigkeit |
| DE10256316A1 (de) | 2002-12-03 | 2004-06-24 | Bayer Ag | Polycarbonat-Formmassen |
| DE10259500A1 (de) | 2002-12-19 | 2004-07-01 | Bayer Ag | Pfropfpolymerisate auf Basis von Ethylen-α-Olefin-Kautschuken und Verfahren zu ihrer Herstellung |
| JP4017994B2 (ja) * | 2003-02-04 | 2007-12-05 | テクノポリマー株式会社 | レーザー溶着用成形材料及び成形品 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50109247A (ja) * | 1974-02-04 | 1975-08-28 | Sumitomo Chemical Co | Netsukasoseijushisoseibutsu |
| JPS524552A (en) * | 1975-06-28 | 1977-01-13 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | Thermoplastic resin composition |
| DE2653145A1 (de) * | 1976-11-23 | 1978-05-24 | Bayer Ag | Formmassen |
-
1981
- 1981-12-07 JP JP19746281A patent/JPS5898354A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5898354A (ja) | 1983-06-11 |
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