JPH0217190Y2 - - Google Patents

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JPH0217190Y2
JPH0217190Y2 JP1983150138U JP15013883U JPH0217190Y2 JP H0217190 Y2 JPH0217190 Y2 JP H0217190Y2 JP 1983150138 U JP1983150138 U JP 1983150138U JP 15013883 U JP15013883 U JP 15013883U JP H0217190 Y2 JPH0217190 Y2 JP H0217190Y2
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suction pipe
oil
gas suction
gas
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、互に並列に接続された冷媒圧縮機
の並列運転時或は任意の圧縮機の単独運転時のい
ずれの場合においても油面を適正に保つようにし
た並列圧縮式冷凍装置に関するものである。
〔従来技術〕
第1図は、特開昭58−77184号に示された従来
の並列圧縮式冷凍装置の配管図であり、図におい
て1,2は例えば半密閉形の第1及び第2の冷媒
圧縮機、101は上記第1の冷媒圧縮機1のクラ
ンクケース、201は上記第2の冷媒圧縮機2の
クランクケース、102は上記第1の冷媒圧縮機
1を駆動する駆動モータ、202は上記第2の冷
媒圧縮機2を駆動する駆動モータ、103は上記
第1の冷媒圧縮機1の駆動モータ102を収納す
る吸入室、203は上記第2の冷媒圧縮機2の駆
動モータ202を収納する吸入室、104は第1
の冷媒圧縮機1のピストン等の圧縮要素、204
は第2の冷媒圧縮機2のピストン等の圧縮要素、
105は第1の冷媒圧縮機1の圧縮要素104を
収納する油溜室、205は第2の冷媒圧縮機2の
圧縮要素204を収納する油溜室、106は第1
の冷媒圧縮機1の吸入室103と油溜室105と
を区画する隔壁、206は第2の冷媒圧縮機2の
吸入室203と油溜室205とを区画する隔壁、
107は第1の冷媒圧縮機1の隔壁106の所定
の位置に設けられた均圧差圧弁、207は第2の
冷媒圧縮機2の隔壁206の所定の位置に設けら
れた均圧差圧弁であり、両差圧弁とも起動時のよ
うに吸入室の圧力が油溜室の圧力より著しく低下
するときのみ閉となる。108は第1の冷媒圧縮
機1の隔壁106の所定の位置に設けられ、第1
の冷媒圧縮機1の吸入室103から油溜室105
へのみ油の流通を許容する均油逆止弁、208は
第2の冷媒圧縮機2の隔壁206の所定の位置に
設けられ、第2の冷媒圧縮機2の吸入室203か
ら隣接する油溜室205へのみ油の流通を許容す
る均油逆止弁、109は第1の冷媒圧縮機1の潤
滑油の油面、209は冷媒圧縮機2の潤滑油の油
面3は冷凍サイクルの吸入管、4は上記冷凍サイ
クルの吸入管3の管端部から垂直下方に分岐し第
1の冷媒圧縮機1の吸入室103に連通する第1
のガス吸入管、5は上記冷凍サイクルの吸入管3
の管端部から垂直上方に分岐し第2の冷媒圧縮機
2の吸入室203に連通する第2のガス吸入管で
あり、 〔第2のガス吸入管5の圧力損失〕≧〔第1のガス
吸入管4の圧力損失〕ならしめるよう配管寸法等
設定してある。
6は上記冷凍サイクルの吸入管3の管端部が第
1のガス吸入管4と第2のガス吸入管5とに、そ
れぞれ直角に分岐する分岐部、7は第1の冷媒圧
縮機1のガス吐出管、8は第2の冷媒圧縮機2の
ガス吐出管、9は上記第1の冷媒圧縮機1のガス
吐出管7を通過する吐出ガスと第2の冷媒圧縮機
2のガス吐出管8を通過する吐出ガスとが合流す
べく接続された冷凍サイクルの高圧管、10は第
1の冷媒圧縮機1の油溜室105と第2の冷媒圧
縮機2の油溜室205とを連通する均油管、11
はこの均油管に設けられ第1の冷媒圧縮機1から
第2の冷媒圧縮機2の方向にのみ油の流通を許容
する逆止弁である。
第2図は、従来装置における冷凍サイクルの吸
入管3が第1のガス吸入管4と第2のガス吸入管
5とにそれぞれ直角に分岐する分岐部6を拡大し
て示す詳細断面図である。通常この部分にはT接
手等を使用するが、601は冷凍サイクルの吸入
管3が上記第1のガス吸入管4及び第2のガス吸
入管5に分岐する様に連続した弧状の分岐内壁面
である。
401は第1のガス吸入管4の内壁面である。
なお、第1図、第2図において、実線矢印
(←)は冷媒ガスの流れの向きを示し、破線矢印
(←−−)は潤滑油の流れの向きを示す。
従来の並列圧縮式冷凍装置は上記のように構成
され、〔第2のガス吸入管5の圧力損失〕≧〔第1
のガス吸入管4の圧力損失〕なる様配管寸法等を
定めているので、第1、第2の冷媒圧縮機1,2
が並列運転をする場合は第2の冷媒圧縮機2の吸
入室203の圧力、したがつて、均圧差圧弁20
7を通じ油溜室205の圧力は、第1の冷媒圧縮
機1の吸入室103の圧力より低下するため、第
1のガス吸入管4を通過し、上記吸入室103に
返油された潤滑油は均油逆止弁108を通じ、第
1の冷媒圧縮機1の油溜室105に返油され、さ
らに均油管10、逆止弁11を経由して、第2の
冷媒圧縮機2の油溜室205に返油される。この
とき、第2の冷媒圧縮機2の油溜室205の圧力
は隣接する吸入室203の圧力より高いため、潤
滑油が第2のガス吸入管5を通り、第2の冷媒圧
縮機2の吸入室203に流入した場合、隣接する
油溜室205には流入せず、第2の冷媒圧縮機2
の吸入室203に蓄積され、冷媒ガスと一諸に第
2の冷媒圧縮機2に液状態で吸入され易い状態と
なる。
このため、油圧縮による弁部分の破損、これに
伴うボア、弁板等の二次的な損傷或は、油上り量
が増加するため、冷媒圧縮機のガス吐出側に油分
離器を設けない場合、潤滑油が適量に蒸発器(図
示せず)に流入し冷凍能力の低下を来す恐れがあ
つた。
また、冷凍サイクル内の総潤滑油量は一定であ
るから、第2の冷媒圧縮機2の吸入室203に蓄
積される油量及び過量の油上り量等の合計油量に
相当する油量分だけ第1の冷媒圧縮機1の油溜室
105及び第2の冷媒圧縮機2の油溜室205の
油量の減少となり、潤滑油供給不足による冷媒圧
縮機内の摺動部の異常摩耗や焼損事故に至る恐れ
があつた。
次に、第1の冷媒圧縮機1が単独運転をする場
合は第2の冷媒圧縮機2の油溜室205の圧力
は、第1の冷媒圧縮機1の吸入室103の圧力、
従つて均圧差圧弁107を通じ、第1の冷媒圧縮
機1の油溜室105の圧力より高い。
この結果、逆止弁11が閉塞するため、第1の
冷媒圧縮機1の油溜室105の圧力は、隣接する
吸入室103の圧力に等しくなるに至り、第1の
冷媒圧縮機1の吸入室103に返油された潤滑油
は隣接する油溜室105に返油され、適正な油面
が保持される。
また、第2の冷媒圧縮機2が単独運転をする場
合は第1及び第2の冷媒圧縮機1,2の並列運転
時以上に、第2の冷媒圧縮機2の吸入室203の
圧力、したがつて均圧差圧弁207を通じ第2の
冷媒圧縮機2の油溜室205の圧力は、第1の冷
媒圧縮機1の油溜室105の圧力より低下するた
め、第1のガス吸入管4を通じ、第1の冷媒圧縮
機1の吸入室103及び油溜室105、更に均油
管10、逆止弁11を経由して、第2の冷媒圧縮
機2の油溜室205に返油される。
しかし、第2の冷媒圧縮機2の油溜室205の
圧力は隣接する吸入室203の圧力より高くなる
ため、潤滑油が第2のガス吸入管5を経由して、
第2の冷媒圧縮機2の吸入室203に流入した場
合、第2の冷媒圧縮機2の油溜室205に返油さ
れず、上記吸入室203の油量が増加し、冷媒ガ
スと一諸に潤滑油が液状態で吸入され易くなる。
このため、過量の油上りとなり、油圧縮縮による
弁部分の破損、これに伴うシリンダ壁、弁板等の
損傷、或は、冷媒圧縮機のガスス吐出管部に油分
離器を設けない場合は過量な潤滑油が蒸発器(図
示せず)に流入することによる冷凍能力の低下を
来す、一方、第2の冷媒圧縮機2の油溜室205
のみならず第1の冷媒圧縮機1の油溜室105の
油量をも減少せしめ、運転中の第2の冷媒圧縮機
2の摺動部への給油不足を来たし、摺動部の異常
摩耗、或は焼付き事故を諾起する。第1の冷媒圧
縮機1についても次の起動において摺動部への給
油不足のため、上記と同様な事故を起すことにな
る。
以上、第1及び第2の冷媒圧縮機1,2が並列
運転をしている場合、任意の圧縮機が単独運転を
している場合のいずれの場合も、潤滑油は第1の
ガス吸入管4を経由して第1の冷媒圧縮機1の油
溜室105或は第2の冷媒圧縮機2の油溜室20
5に返油される必要があるが、その返油量は、吐
出冷媒ガスに混つて、第1の冷媒圧縮機1のガス
吐出管7及び第2の冷媒圧縮機2のガス吐出管8
より送出される油量に等しい場合にのみ、第1及
び第2の冷媒圧縮機1,2の油溜室105及び2
05の油量が確保される訳である。
しかし、上記のように、第1及び第2の冷媒圧
縮機1,2が並列運転をしている場合及び第2の
冷媒圧縮機2が単独運転をしている場合、潤滑油
の一部は第2のガス吸入管5に流入するガス流に
誘引され、第2の冷媒圧縮機2の吸入室203に
流入する。即ち、従来の並列圧縮式冷凍装置にお
いては、第2図に示すように冷凍サイクルの吸入
管3が第1のガス吸入管4と第2のガス吸入管5
とに分岐する分岐部6の分岐内壁面601が一様
で連続した滑らかな弧状を形成しており、かつ吸
入ガスが、アキユレータ或は蒸発器(図示せず)
から潤滑油を冷媒圧縮機に帰還せしめるに要する
ガス速度をもたせてあるため、潤滑油の一部はガ
ス流に誘引されて、上記分岐部6の分岐内壁面6
01を伝い、第2のガス吸入管5を経由して第2
の冷媒圧縮機2の吸入室203に流入する。第2
の冷媒圧縮機2の吸入室203に流入した潤滑油
は、前述のように、隣接する油溜室205には流
入しないため第2の冷媒圧縮機2の吸入室203
の油量が増え、この結果、過量の油上りによる弁
部破損、これに伴うシリンダ壁、弁板の損傷、或
は冷媒圧縮機の吐出側に油分離器を設けない場合
は過量な潤滑油が蒸発器(図示せず)に流入する
ため冷凍能力の低下を来す。一方第1及び第2の
冷媒圧縮機1,2の油溜室105及び205内の
絶対油量が不足し、潤滑油の供給不足をきたし、
冷媒圧縮機内の摺動部の異常摩耗、或は焼付き等
の事故に至る。
〔考案の概要〕
この考案はかかる問題点を改善する目的でなさ
れたもので、互に並列に接続された冷媒圧縮機の
並列圧縮式冷凍装置において上下方向に延在し第
1の冷媒圧縮機へのガスが通る第1のガス吸入管
から第2の冷媒圧縮機に連通する第2のガス吸入
管が分岐する分岐部において、第2のガス吸入管
の開口端を第1のガス吸入管における外向きベル
マウス挿入口のベルマウス状内壁面より内側に突
出することにより、冷凍サイクルの吸入管を帰還
する潤滑油を第2のガス吸入管には殆んど流入さ
せず、潤滑油の殆んどを第1のガス吸入管を通過
させるようにし、第1のガス吸入管を通過した潤
滑油は、第1の冷媒圧縮機さらに、第2の冷媒圧
縮機に返油させ、常時、第1及び第2の冷媒圧縮
機の油量が確保されるようにしたものであり、冷
媒圧縮機の潤滑機能が維持でき、従来装置のよう
な給油不足による冷媒圧縮機内の摺動部の異常摩
耗、焼付き等の故障は発生しないと共に、従来装
置のように、冷凍サイクルの吸入管を帰還する潤
滑油が、殆んど第2のガス吸入管には流入しない
ようにしたので、第2の冷媒圧縮機には、潤滑油
が蓄積されないため、油圧縮による弁部の破損、
これに伴うシリンダ壁、弁板の損傷等の故障は生
せず、また過量の油上りもないので、蒸発器への
過量な潤滑油の流入による冷凍能力の低下を防ぐ
こともできる。
〔考案の実施例〕
第3図はこの考案の一実施例を示す配管図であ
り、1〜3,7〜11,101〜109,201
〜209は上記従来装置と全く同一のものであ
る。
なお、第3図及び以下第4図〜第6図の実線矢
印(←)は冷媒ガスの流れの向きを示し、破線矢
印(←−−)は潤滑油の流れの向きを示す。
4は冷凍サイクルの吸入管3の冷媒圧縮機側の
管端部と第1の冷媒圧縮機1の吸入室103とを
連通する垂直配置の第1のガス吸入管で、垂直以
外に例えば斜めに配置する等、所謂上下に配置さ
れればよい。5は上記第1のガス吸入管4の真直
部から水平に分岐し第2の冷媒圧縮機2の吸入室
203に連通する第2のガス吸入管であり、従来
の並列圧縮式冷凍装置と同様、〔第2のガス吸入
管5の圧力損失〕≧〔第1のガス吸入管4の圧力損
失〕ならしめるよう、配管寸法等を決定してあ
る。
12は第1のガス吸入管4の垂直または斜めな
る真直部から第2のガス吸入管5が水平に分岐す
る分岐部である。
第4図は上記分岐部12を拡大して示す詳細断
面図であり、401は第1のガス吸入管の内壁
面、501は上記第2のガス吸入管5の開口端、
502は第2のガス吸入管5の開口端501がベ
ルマウス状内壁面1202より突出した突出部、
1201は上記第1のガス吸入管4の垂直部に設
けた外向きベルマウス挿入口、1202は上記外
向きベルマウス挿入口のベルマウス状内壁面、1
203は上記ベルマウス状内壁面1202と第2
のガス吸入管5の円筒表面とが交わる円形状に連
なる細隙部である。
上記のように構成された並列圧縮式冷凍装置に
おいては、第1及び第2の冷媒圧縮機1,2が並
列運転をする場合、及び第2の冷媒圧縮機2が単
独運転をする場合に冷凍サイクルの吸入管3の内
壁部を冷媒圧縮機側に帰還する潤滑油が、第1の
ガス吸入管4の内壁面401に達すると垂直下方
に働く重力と、冷媒ガス流と上記内壁面上の潤滑
油との間に生じる摩擦による誘引力が潤滑油の挙
動を支配することになり、該考案の実施例では第
4図のように、第1のガス吸入管の垂直部に設け
た外向きベルマウス状挿入口1201部におい
て、第2のガス吸入管5の開口端501を、第1
のガス吸入管4の内壁面401より内側に突出さ
せて、第2のガス吸入管5を水平に分岐接続して
いるため、第2のガス吸入管5に流入するガス速
度は従来装置の場合と同様であるが、第1のガス
吸入管4の内壁面401を流下する潤滑油のう
ち、外向きベルマウス挿入口1201のベルマウ
ス状内壁面1202に流れ込んだ潤滑油を第2の
ガス吸入管の開口端501まで引き戻し第2のガ
ス吸入管5に流入させるようなガス流による誘引
力は生じない。
したがつて、ベルマウス状内壁面1202に流
れ込んだ潤滑油に働く力は重力が勝つて、第2の
ガス吸入管5の円筒表面或はベルマウス状内壁面
1202を伝つて流下し、第1の冷媒圧縮機1の
吸入室103の向きにのみ流下することになる。
したがつて、冷凍サイクルの吸入管3を帰還する
潤滑油の殆んど全てが第1のガス吸入管4を通過
し、第1の冷媒圧縮機1の吸入室103に流入す
る。つまり、第2のガス吸入管5したがつて第2
の冷媒圧縮2の吸入室203には潤滑油は殆んど
流入しない。
冷媒圧縮機の吐出ガスと共に送出された潤滑油
は、必らず運転している冷媒圧縮機の油溜室に返
油されない限り、摺動部への給油不足を来すに至
るが、該考案の実施例の潤滑油の帰還経路は、潤
滑油の一部が第2のガス吸入管に流入する経路以
外は、上記従来装置の潤滑油の帰還経路と全く同
様に、第1及び第2の冷媒圧縮機1,2が並列運
転を行う場合、及び第2の冷媒圧縮機2が、単独
運転を行う場合は、帰還する潤滑油の殆んどが、
第1のガス吸入管4を流下して第1の冷媒圧縮機
1の吸入室103に流入し、第1の冷媒圧縮機1
の均油逆止弁108を通じ隣接する油溜室105
に返油され、さらに均油管10及び逆止弁11を
経由して第2の冷媒圧縮機2の油溜室205に返
油される。この返油量は冷凍サイクルの吸入管3
を帰還する潤滑油量に略々等しいため、第1の冷
媒圧縮機1の油溜室105及び第2の冷媒圧縮機
2の油溜室205の油量は確保され、従来装置の
ように給油不足による冷媒圧縮機内の摺動部の異
常摩耗或は焼付き等の故障は発生しない。
一方、従来装置においては、上述のように、冷
凍サイクルの吸入管3を帰還する潤滑油の一部
が、第2のガス吸入管5に流入し、第2の冷媒圧
縮機2の吸入室203に流入するが、第2の冷媒
圧縮機2の吸入室203の圧力が隣接する油溜室
205の圧力より低いため、上記油溜室205に
は返油されず、第2の冷媒圧縮機2の吸入室20
3に潤滑油が蓄積され、冷媒ガスと一諸に液状態
で吸入され易くなり、油圧縮による弁部の破損、
これに伴うボア、弁板の損傷等の故障、或は、冷
媒圧縮機のガス吐出管部において冷媒ガスと一諸
に送出された過量の潤滑油を油分離器等で分離
し、蒸発器(図示せず)への潤滑油の過量な流入
を防止しない限り、冷凍能力の低下を来す、とい
う問題があつた。
しかし、この考案の実施例では、上述のよう
に、冷凍サイクルの吸入管3を帰還する潤滑油の
殆んどを、第1のガス吸入管4に流入させ、第2
のガス吸入管5、したがつて第2の冷媒圧縮機2
の吸入室203には殆んど流入させないため、上
記吸入室203には潤滑油は蓄積されず、過量な
油上りは生じないため、上記のような問題は発生
せず、また冷媒圧縮機のガス吐出部に油分離器等
のガス油分離機器を取付ける必要がない。
なお上記実施例では、第1のガス吸入管4の真
直部から第2のガス吸入管5が分岐する分岐部1
2において第2のガス吸入管5の開口端501を
第1のガス吸入管4の内壁面401より内側に突
出させた突出部502の管表面は一様な円筒状で
あるが、配管接続時の加工誤差等により第2のガ
ス吸入管5の開口端501が下り勾配となつた場
合等、ベルマウス状内壁面1202を伝う潤滑油
が、上記第2のガス吸入管5の突出部502の表
面を伝い、開口端501から第2のガス吸入管5
内に回り込む危惧がある。
これをしや断するため、第5図に示すように上
記分岐部12における第2のガス吸入管5の突出
部502の円筒表面を円周に沿つてリング状に鋸
歯溝を加工することにより、潤滑油が上記突出部
502の表面を伝い第2のガス吸入管5内に回り
込むのを防止することができる。
第6図は、冷凍サイクルの吸入管3を帰還する
潤滑油を第2のガス吸入管5には殆んど流入させ
ず、殆んど第1のガス吸入管4のみを通過せしめ
るための、さらに他の実施態様を示すもので、冷
凍サイクルの吸入管3の管端部が、垂直或は斜め
に延在し第1の冷媒圧縮機1に連通する第1のガ
ス吸入管4の途中の真直部に直角にT接手等で分
岐接続する分岐部6を設け、第1のガス吸入管4
の真直部の延長上部で上記分岐部6より高い位置
に外向きベルマウス挿入口1201を設け、上記
第3図〜第5図の実施例に示す分岐部12と同様
に第2の冷媒圧縮機2に連通する第2のガス吸入
管5の開口端501を、第1のガス吸入管4の内
壁面401より突出させた分岐部12を構成した
ものである。この構成により、冷媒圧縮機2に吸
入されるガス流に誘引されて、潤滑油の一部が分
岐部6の一様に連続な弧状の分岐内壁面601部
分を伝つて上昇しようとするが、ベルマウス状内
壁面1202、及び細隙部1203まで誘引する
定常的なガス流は弱く、しかも細隙部1203か
ら第2のガス吸入管5の開口端501まで誘引す
るだけのガス流等による力は働かないため、結局
重力の作用で潤滑油は第1のガス吸入管4の内壁
面401を伝つて第1の冷媒圧縮機1の吸入室1
03を経由して、隣接する油溜室105、更に第
2の冷媒圧縮機2が運転されている場合は、均油
管10及び逆止弁11を経由して第2の冷媒圧縮
機2の油溜室205に返油され、油溜室の油量が
適量と確保される。
一方、第1のガス吸入管4において、分岐部1
2が分岐部6より上部に設けてあるため、上記の
ような理由で分岐部12のベルマウス状内壁面1
202に到達する油量は少い。このため、第2の
ガス吸入管5への潤滑油の流入防止機能は第3図
及び第4図に比べ、第6図の実施例は、より一層
確実なものとなる。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したとうり、第1及び第2
の冷媒圧縮機からなる並列圧縮式冷凍装置におい
て、上記第1の冷媒圧縮機へのガスの通路となる
と共に上下方向に延在する第1のガス吸入管から
第2のガス吸入管を分岐して、この分岐部におけ
る上記第2のガス吸入管の開口端を、上記第1の
ガス吸入管における外向きベルマウス挿入口のベ
ルマウス状内壁面より内側に突出させた構造と
し、このような構造の第2のガス吸入管により、
上記第1のガス吸入管と上記第2の冷媒圧縮機と
を連通するようにすることにより、冷凍サイクル
の吸入管に帰還する潤滑油を、上記第2のガス吸
入管したがつて上記第2の冷媒圧縮機2には殆ん
ど流入させない構造としているため、第2の冷媒
圧縮機における過量の油上りによる弁部の破損、
これに伴うボア、弁板等の損傷も生じない。また
過量の油上りがなく、したがつて蒸発器への過量
な潤滑油の流入がないため、冷凍能力の低下を防
ぐこともできる。また、上記潤滑油の殆んどを上
記第1のガス吸入管を介して第1の冷媒圧縮機に
返油し、さらに並列運転の場合及び第2の冷媒圧
縮機が単独運転をする場合には均油管及び逆止弁
を経由して、第2の冷媒圧縮機の油溜室に返油す
るようにしてあるので、運転している第1の冷媒
圧縮機及び第2の冷媒圧縮機の油量は適量に確保
され、冷媒圧縮機内の摺動部の潤滑機能は維持さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の並列圧縮式冷凍装置の配管図、
第2図は第1図における冷凍サイクルの吸入管3
が、第1のガス吸入管4と第2のガス吸入管5と
に分岐する分岐部6を拡大して示す詳細断面図、
第3図はこの考案の一実施例を示す並列圧縮式冷
凍装置の配管図、第4図は、第3図における第1
のガス吸入管4の垂直部から、第2のガス吸入管
5が分岐する分岐部6を拡大して示す詳細断面
図、第5図は上記分岐部6の他の実施例を示す拡
大詳細断面図である。第6図は、冷凍サイクルの
吸入管3が第1のガス吸入管4と第2のガス吸入
管5とに分岐する分岐部の更に他の実施例を示す
断面詳細図である。 図において1は第1の冷媒圧縮機、2は第2の
冷媒圧縮機、4は第1のガス吸入管、5は第2の
ガス吸入管、11は逆止弁、12は分岐部、40
1は第1のガス吸入管4の内壁面、501は第2
のガス吸入管5の開口端、である。尚各図中、同
一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1及び第2の冷媒圧縮機、上記第1の冷媒圧
    縮機と上記第2の冷媒圧縮機とを連通し、上記第
    1の冷媒圧縮機から第2の冷媒圧縮機へのみ油の
    流通を許容する逆止弁を有した均油管、上下方向
    に延在し上記第1の冷媒圧縮機へのガスが通る第
    1のガス吸入管、及び第1のガス吸入管から分岐
    すると共にこの分岐部における開口端が上記第1
    のガス吸入管における外向きベルマウス挿入口の
    ベルマウス状内壁面より内側に突出し上記第1の
    ガス吸入管と上記第2の冷媒圧縮機とを連通し上
    記第1のガス吸入管の圧力損失より大きな圧力損
    失を有するように成された第2のガス吸入管を備
    えた並列圧縮式冷凍装置。
JP15013883U 1983-09-26 1983-09-26 並列圧縮式冷凍装置 Granted JPS6055787U (ja)

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