JPH0228568B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0228568B2 JPH0228568B2 JP56138881A JP13888181A JPH0228568B2 JP H0228568 B2 JPH0228568 B2 JP H0228568B2 JP 56138881 A JP56138881 A JP 56138881A JP 13888181 A JP13888181 A JP 13888181A JP H0228568 B2 JPH0228568 B2 JP H0228568B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- manufactured
- ketoprofen
- ointment
- inflammatory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Medicinal Preparation (AREA)
Description
本発明は有効成分としてケトプロフエンを含有
する消炎鎮痛軟膏剤に関するものである。更に詳
細には、内服薬として既に公知のケトプロフエン
を有効成分することにより内用の場合と同様な消
炎鎮痛効果を有し、且つ内用に於ける副作用を全
く解消したところの消炎鎮痛軟膏剤を提供せんと
するものである。 ケトプロフエンは式() で表わされるフエニルプロピオン酸誘導体であ
り、優れた抗炎症作用及び鎮痛作用を有する非ス
テロイド性消炎鎮痛剤であつて、特に慢性関節リ
ウマチ、変形性関節症、外傷ならびに手術後の鎮
痛消炎及びその他各科領域の炎症性疾患等の治療
に汎用されている薬物である。 処で、従来非ステロイド系消炎鎮痛剤はカプセ
ル剤、錠剤等の剤型で経口投与することによつて
用いることが一般的となつており、臨床的にも卓
越した結果を発揮している。処が、その反面これ
らの経口投与の連用による胃腸、肝、腎障害等の
副作用が問題となつており、係る副作用を軽減す
ることを目的として坐剤及びその他の製剤上の工
夫が試みられているが今だに満足すべき結果は得
られていない。 特に、非ステロイド性消炎鎮痛剤は他の消炎鎮
痛剤に比して経皮吸収が極めて悪いことが一般的
に知られており、外用剤として用いられた例が幾
つかは見られるもののこれらの吸収効果は何れも
満足できるものではない。又、局所有効性と安全
性からみた有用性において充分な外用剤は極めて
少ない。 以上詳述した理由から、経皮吸収が優れ且つ薬
効的にも優れ、更に安全性のより高い外用消炎鎮
痛剤の開発が要望されているのが現状である。 そこで、本発明者等は前記要望を満たすことの
できる外用消炎鎮痛剤を求めて鋭意研究を重ねた
結果、ケトプロフエンを含有することを特徴とす
る本発明の軟膏剤が内用の場合と同様消炎効果が
奏されることは勿論、内用における副作用が全く
解消され安全性がより高いことを又、既に公知の
ブフエキサマツク含有軟膏等の他の製剤に比して
非常に経皮吸収及び消炎効果が優れていることを
見出し、本発明を完成した。 本発明の軟膏剤はケトプロフエン及び脂肪酸エ
ステル、ロウ類、界面活性剤、炭化水素類よりな
る混合物を加熱融解することにより製造される。
尚、所望により油脂類、防腐剤、紫外線吸収剤等
を配合することもできる。更に詳細には本発明に
使用される脂肪酸エステルとしてはミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、セバ
シン酸ジエチル、ラウリン酸ヘキシル、イソオク
タン酸セチル等が、ロウ類としては鯨ロウ(天
然、合成)、ミツロウ、セレシン等が、又界面活
性剤としてはポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルフエニルアーテル類
が適しており、ラウリルエーテル、セチルエーテ
ル、オレイルエーテル等が、油脂類としては牛
脂、ヤシ油、大豆油、ナタネ油、オリブ油、ゴマ
油等が、防腐剤としてはパラオキシ安息香酸エス
テルが好ましい。又、これらの含有量は脂肪酸エ
ステル類が5〜15重量%、ロウ類が4〜10重量
%、界面活性剤が1〜10重量%、炭化水素類が
59.9〜89.49重量%、防腐剤が0.01〜0.1重量%と
するのが好ましい。本発明の有効成分であるケト
プロフエンは0.5〜5重量%で充分にその効果が
期待できる。 本発明のケトプロフエン軟膏剤は、例えば脂肪
酸エステル、界面活性剤にケトプロフエンを混合
し、ロウ類、炭化水素類を加えて加熱融解し70℃
に保つ。全成分が透明溶解液となつた後ホモミキ
サーで均一に混和する。その後、撹拌しながら30
℃まで冷却することにより得られる。 尚、上記方法において配合物の配合順序等を若
干変更しても本発明の軟膏剤は得られる。 以上の如くして製造された本発明の軟膏剤は、
長期間保存しても安定であると共に皮膚に塗布し
て使用するとき、後述の実験例において示す如く
鎮痛、消炎の優れた治療効果を奏するものであ
る。 以下に本発明の軟膏剤塗布時のケトプロフエン
の経皮吸収及び抗炎症作用を薬理実験によつて示
す。 実験例 1 経皮吸収試験 健康な成人男子5名を被験者とし、前腕屈側の
皮膚5個所に粘着テープで1.4cm×1.4cmの区画を
作成した。次いで2種の製剤を1.3cm×1.3cmのア
ルミホイルに20mgずつ正確に量り取り露出部に塗
布した後粘着テープで固定した。投与後4時間に
粘着テープを剥離した後50mlメスフラスコ中に挿
入した。又、投与部位に残存する薬物は投与部位
に漏斗を押しあてアンダーム軟膏は漏斗脚より少
量のエーテルを注入し数回洗つて回収した後、
0.4%塩化第二鉄/エタノール溶液1mlを加えて
クロロホルムで50mlの定容となし、ダブルビー
ム・スペクトロフオトメーターUV―200(Double
beam spectrophotometer(株)島津製作所製)を用
いて465mμの波長で吸光度を測定した。定量は薬
物の各種既知濃度の吸光度から作成した検量線を
用いた。 ケトプロフエン軟膏はエーテルで回収し50mlの
定容となした後、1mlをN2ガスで蒸発乾固させ
てn―ヘキサン―エタノール―酢酸(100:4:
1)2mlに再溶解し、液体クロマトグラフイーで
測定した。定量は各種既知濃度のピークの高さか
ら作成した検量線を用いた。又、別の健康な成人
男子1名の皮膚に同様に投与し、投与後0時間の
回収量を測定した。 吸収量の算出は次式により行なつた。 吸収量(%)=1−投与後4時間の回収量/投与後0時
間の回収量×100 試験結果を表1に示す。
する消炎鎮痛軟膏剤に関するものである。更に詳
細には、内服薬として既に公知のケトプロフエン
を有効成分することにより内用の場合と同様な消
炎鎮痛効果を有し、且つ内用に於ける副作用を全
く解消したところの消炎鎮痛軟膏剤を提供せんと
するものである。 ケトプロフエンは式() で表わされるフエニルプロピオン酸誘導体であ
り、優れた抗炎症作用及び鎮痛作用を有する非ス
テロイド性消炎鎮痛剤であつて、特に慢性関節リ
ウマチ、変形性関節症、外傷ならびに手術後の鎮
痛消炎及びその他各科領域の炎症性疾患等の治療
に汎用されている薬物である。 処で、従来非ステロイド系消炎鎮痛剤はカプセ
ル剤、錠剤等の剤型で経口投与することによつて
用いることが一般的となつており、臨床的にも卓
越した結果を発揮している。処が、その反面これ
らの経口投与の連用による胃腸、肝、腎障害等の
副作用が問題となつており、係る副作用を軽減す
ることを目的として坐剤及びその他の製剤上の工
夫が試みられているが今だに満足すべき結果は得
られていない。 特に、非ステロイド性消炎鎮痛剤は他の消炎鎮
痛剤に比して経皮吸収が極めて悪いことが一般的
に知られており、外用剤として用いられた例が幾
つかは見られるもののこれらの吸収効果は何れも
満足できるものではない。又、局所有効性と安全
性からみた有用性において充分な外用剤は極めて
少ない。 以上詳述した理由から、経皮吸収が優れ且つ薬
効的にも優れ、更に安全性のより高い外用消炎鎮
痛剤の開発が要望されているのが現状である。 そこで、本発明者等は前記要望を満たすことの
できる外用消炎鎮痛剤を求めて鋭意研究を重ねた
結果、ケトプロフエンを含有することを特徴とす
る本発明の軟膏剤が内用の場合と同様消炎効果が
奏されることは勿論、内用における副作用が全く
解消され安全性がより高いことを又、既に公知の
ブフエキサマツク含有軟膏等の他の製剤に比して
非常に経皮吸収及び消炎効果が優れていることを
見出し、本発明を完成した。 本発明の軟膏剤はケトプロフエン及び脂肪酸エ
ステル、ロウ類、界面活性剤、炭化水素類よりな
る混合物を加熱融解することにより製造される。
尚、所望により油脂類、防腐剤、紫外線吸収剤等
を配合することもできる。更に詳細には本発明に
使用される脂肪酸エステルとしてはミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、セバ
シン酸ジエチル、ラウリン酸ヘキシル、イソオク
タン酸セチル等が、ロウ類としては鯨ロウ(天
然、合成)、ミツロウ、セレシン等が、又界面活
性剤としてはポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルリン酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルフエニルアーテル類
が適しており、ラウリルエーテル、セチルエーテ
ル、オレイルエーテル等が、油脂類としては牛
脂、ヤシ油、大豆油、ナタネ油、オリブ油、ゴマ
油等が、防腐剤としてはパラオキシ安息香酸エス
テルが好ましい。又、これらの含有量は脂肪酸エ
ステル類が5〜15重量%、ロウ類が4〜10重量
%、界面活性剤が1〜10重量%、炭化水素類が
59.9〜89.49重量%、防腐剤が0.01〜0.1重量%と
するのが好ましい。本発明の有効成分であるケト
プロフエンは0.5〜5重量%で充分にその効果が
期待できる。 本発明のケトプロフエン軟膏剤は、例えば脂肪
酸エステル、界面活性剤にケトプロフエンを混合
し、ロウ類、炭化水素類を加えて加熱融解し70℃
に保つ。全成分が透明溶解液となつた後ホモミキ
サーで均一に混和する。その後、撹拌しながら30
℃まで冷却することにより得られる。 尚、上記方法において配合物の配合順序等を若
干変更しても本発明の軟膏剤は得られる。 以上の如くして製造された本発明の軟膏剤は、
長期間保存しても安定であると共に皮膚に塗布し
て使用するとき、後述の実験例において示す如く
鎮痛、消炎の優れた治療効果を奏するものであ
る。 以下に本発明の軟膏剤塗布時のケトプロフエン
の経皮吸収及び抗炎症作用を薬理実験によつて示
す。 実験例 1 経皮吸収試験 健康な成人男子5名を被験者とし、前腕屈側の
皮膚5個所に粘着テープで1.4cm×1.4cmの区画を
作成した。次いで2種の製剤を1.3cm×1.3cmのア
ルミホイルに20mgずつ正確に量り取り露出部に塗
布した後粘着テープで固定した。投与後4時間に
粘着テープを剥離した後50mlメスフラスコ中に挿
入した。又、投与部位に残存する薬物は投与部位
に漏斗を押しあてアンダーム軟膏は漏斗脚より少
量のエーテルを注入し数回洗つて回収した後、
0.4%塩化第二鉄/エタノール溶液1mlを加えて
クロロホルムで50mlの定容となし、ダブルビー
ム・スペクトロフオトメーターUV―200(Double
beam spectrophotometer(株)島津製作所製)を用
いて465mμの波長で吸光度を測定した。定量は薬
物の各種既知濃度の吸光度から作成した検量線を
用いた。 ケトプロフエン軟膏はエーテルで回収し50mlの
定容となした後、1mlをN2ガスで蒸発乾固させ
てn―ヘキサン―エタノール―酢酸(100:4:
1)2mlに再溶解し、液体クロマトグラフイーで
測定した。定量は各種既知濃度のピークの高さか
ら作成した検量線を用いた。又、別の健康な成人
男子1名の皮膚に同様に投与し、投与後0時間の
回収量を測定した。 吸収量の算出は次式により行なつた。 吸収量(%)=1−投与後4時間の回収量/投与後0時
間の回収量×100 試験結果を表1に示す。
【表】
実験例 2
カラゲニン−ラツト皮膚浮腫での外用抗炎症作
用 90〜110gのウイスター系雄ラツト(4週令)
の背部をエバクレーム〔商品名:東京田辺製薬(株)
製〕で除毛後、一夜置いて使用した。 1%カラゲニン(ピクニンA:パスコ・イソタ
ーナシヨナル・コンパニー製)−注射用生理食塩
液、及び生理食塩液をそれぞれ0.1ml/siteずつ背
柱対称になるように皮内注射し、前者に被験薬剤
を各々0.1mlずつ塗布したパツチテスト用絆創膏
〔鳥居薬品株製Small size〕を直ちに貼付した。
2.5時間後に1%ポンタミンスカイブルー(PSB)
−生理食塩液0.5ml/100gを尾静脈より注射し、
更に30分後に放血致死させた。皮膚を剥離して直
ちに皮内注射部位の厚みを厚み計〔dial
thickness gauge(株)尾崎製作所製:測定圧40g〕
で測定し、次式により浮腫率を求めた。 浮腫率(%)=カラゲニン注射部位の厚み−生理食塩液
注射部位の厚み/生理食塩液注射部位の厚み×100 又、色素浸出部の長径と短径の積を求めて色素
浸出面積とし、Harada et al(Harada,M.,
Takeuchi,M.Fukao,T.& Katagiri,K.:J.
Pharm.Pharmacol23,218,1971)の方法でポン
タミンスカイブルーを抽出し分光光度計で測定し
て浸出色素量を求めた。 試験結果を表2に示す。
用 90〜110gのウイスター系雄ラツト(4週令)
の背部をエバクレーム〔商品名:東京田辺製薬(株)
製〕で除毛後、一夜置いて使用した。 1%カラゲニン(ピクニンA:パスコ・イソタ
ーナシヨナル・コンパニー製)−注射用生理食塩
液、及び生理食塩液をそれぞれ0.1ml/siteずつ背
柱対称になるように皮内注射し、前者に被験薬剤
を各々0.1mlずつ塗布したパツチテスト用絆創膏
〔鳥居薬品株製Small size〕を直ちに貼付した。
2.5時間後に1%ポンタミンスカイブルー(PSB)
−生理食塩液0.5ml/100gを尾静脈より注射し、
更に30分後に放血致死させた。皮膚を剥離して直
ちに皮内注射部位の厚みを厚み計〔dial
thickness gauge(株)尾崎製作所製:測定圧40g〕
で測定し、次式により浮腫率を求めた。 浮腫率(%)=カラゲニン注射部位の厚み−生理食塩液
注射部位の厚み/生理食塩液注射部位の厚み×100 又、色素浸出部の長径と短径の積を求めて色素
浸出面積とし、Harada et al(Harada,M.,
Takeuchi,M.Fukao,T.& Katagiri,K.:J.
Pharm.Pharmacol23,218,1971)の方法でポン
タミンスカイブルーを抽出し分光光度計で測定し
て浸出色素量を求めた。 試験結果を表2に示す。
【表】
〓 〓内の数値は対照群に対する抑制率を表わして
いる。
実験例 3 アジユバント関節炎治療作用 体重250g前後のスプラグ・ダウリー系雄ラツ
ト(8週令)の尾根部皮内に結核死菌を流動パラ
フインに懸濁したアジユバントをを0.6mg/0.1ml
注射し、その15日後に後肢関節に十分な2次炎症
が発現しているラツトを選び出し、1群6匹とし
て実験に使用した。被験薬剤はアジユバント注射
後、15日目より21日目まで右後肢関節に1日1回
100mgを塗布した。22日目に各群の動物の足容積
を測定し浮腫率を計算し、student−test(杉本暉
道:例解医学統計:医学書院1968)により統計処
理した。試験結果を表3に示す。
いる。
実験例 3 アジユバント関節炎治療作用 体重250g前後のスプラグ・ダウリー系雄ラツ
ト(8週令)の尾根部皮内に結核死菌を流動パラ
フインに懸濁したアジユバントをを0.6mg/0.1ml
注射し、その15日後に後肢関節に十分な2次炎症
が発現しているラツトを選び出し、1群6匹とし
て実験に使用した。被験薬剤はアジユバント注射
後、15日目より21日目まで右後肢関節に1日1回
100mgを塗布した。22日目に各群の動物の足容積
を測定し浮腫率を計算し、student−test(杉本暉
道:例解医学統計:医学書院1968)により統計処
理した。試験結果を表3に示す。
【表】
実験例 4
骨折によるラツト足蹠浮腫での外用抗炎症作用
130g前後のウイスター系雄ラツト(5週令)
一群8匹を使用した。 左側の足脚へ被験薬剤100mgを丹念にすりこみ、
ラツトがなめるのを防止するため塗布部位をサラ
ンラツプで包んだ。又、頭部にデイスポーザブ
ル・ビーカー(Disposable Beaker:DB−1,
for Automatic Blood Cell Counter:TOA
Medical Electrouics Co.,Ltd製)をかぶせて
ゴムで固定した。3時間後ラツトをエーテルで麻
酔し、ゴムチユーブを付したコツヘル鉗子にて被
験薬剤適用足脚部位をはさんで中足骨に線状骨折
を惹起させた。その後直ちに同部位へ再び被験薬
剤100mgを塗布し同様の処置を行なつた。判定は
骨折後3時間で行ない、藤平らの方法(藤平栄
一:応用薬理5,119〜,1971)で骨折前、骨折
後3時間の足容積を測定して浮腫率を計算し、
student−test(杉本暉道:例解医学統計:医学書
院1968)により統計処理した。 試験結果を表4に示す。
一群8匹を使用した。 左側の足脚へ被験薬剤100mgを丹念にすりこみ、
ラツトがなめるのを防止するため塗布部位をサラ
ンラツプで包んだ。又、頭部にデイスポーザブ
ル・ビーカー(Disposable Beaker:DB−1,
for Automatic Blood Cell Counter:TOA
Medical Electrouics Co.,Ltd製)をかぶせて
ゴムで固定した。3時間後ラツトをエーテルで麻
酔し、ゴムチユーブを付したコツヘル鉗子にて被
験薬剤適用足脚部位をはさんで中足骨に線状骨折
を惹起させた。その後直ちに同部位へ再び被験薬
剤100mgを塗布し同様の処置を行なつた。判定は
骨折後3時間で行ない、藤平らの方法(藤平栄
一:応用薬理5,119〜,1971)で骨折前、骨折
後3時間の足容積を測定して浮腫率を計算し、
student−test(杉本暉道:例解医学統計:医学書
院1968)により統計処理した。 試験結果を表4に示す。
【表】
【表】
実験例 5
ラツト胃粘膜障害作用
体重約200gのウイスター系雄性ラツトを自由
給水下に24時間絶食した後、被検化合物を投与し
た。被検化合物の適用は、軟膏製剤は電気カミソ
リで剃毛したラツト背部に同剤0.1ml塗布したパ
ツチテスト用絆創膏を貼付し、又ケトプロフエン
原末は0.5%トラガントゴム生理食塩液に懸濁し
て経口投与した。投与後6時間に動物を屠殺して
胃を摘出し、大湾に沿つて切開して胃粘膜の潰瘍
の有無を肉眼的に観察して、次式によつて潰瘍発
生率を算出した。 潰瘍発生率(%)=潰瘍発生動物数/実験に供した動
物数×100 試験結果を表5に示す。
給水下に24時間絶食した後、被検化合物を投与し
た。被検化合物の適用は、軟膏製剤は電気カミソ
リで剃毛したラツト背部に同剤0.1ml塗布したパ
ツチテスト用絆創膏を貼付し、又ケトプロフエン
原末は0.5%トラガントゴム生理食塩液に懸濁し
て経口投与した。投与後6時間に動物を屠殺して
胃を摘出し、大湾に沿つて切開して胃粘膜の潰瘍
の有無を肉眼的に観察して、次式によつて潰瘍発
生率を算出した。 潰瘍発生率(%)=潰瘍発生動物数/実験に供した動
物数×100 試験結果を表5に示す。
【表】
【表】
実験例 6
急性毒性
体重19〜26gのddy系雌雄マウスおよび体重
102〜130gのウイスター系雌雄ラツトをいずれも
1群10匹として使用した。被検化合物(ケトプロ
フエンを5%含有する軟膏製剤)は両種ともに最
大塗布可能量である15000mg/Kgを電気バリカン
にて除毛した背部に塗布し、14日後までの致死を
調べた。 試験結果を表6に示す。
102〜130gのウイスター系雌雄ラツトをいずれも
1群10匹として使用した。被検化合物(ケトプロ
フエンを5%含有する軟膏製剤)は両種ともに最
大塗布可能量である15000mg/Kgを電気バリカン
にて除毛した背部に塗布し、14日後までの致死を
調べた。 試験結果を表6に示す。
【表】
以上の薬理実験の結果より、本発明の軟膏剤は
皮膚吸収が著しく優れ且つ薬効的にも非常に有効
であり、更に安全性が高いことが判明した。 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、これらは実施例のみに限定されるものでは
ない。 尚、以下の記載で部とあるのは重量部を意味す
る。 実施例 1 セバシン酸ジエチル〔ニツコールDES―SP(日
光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ5部、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム
〔ニツコールTLP―4(日光ケミカルズ社製)〕2
部、ケトプロフエン1部、白色ワセリン81.95部、
パラオキシ安息香酸ブチル0.05部を混合し、加熱
融解して70℃に保つ。透明融解液となつた後ホモ
ミキサーで均一に混和する。その後撹拌しながら
30℃まで冷却して油性の消炎鎮痛軟膏剤を得た。 実施例 2 セバシン酸ジエチル〔ニツコールDES―SP(日
光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ5部、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム
〔ニツコールTLP―4(日光ケミカルズ社製)〕4
部、ケトプロフエン3部、白色ワセリン77.95部、
パラオキシ安息香酸ブチル0.05部を混合し、以
下、実施例1と同様にして消炎鎮痛軟膏剤を得
た。 実施例 3 セバシン酸ジエチル〔ニツコールDES―SP(日
光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ5部、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム
〔ニツコールTLP―4(日光ケミカルズ社製)〕5
部、ケトプロフエン5部、白色ワセリン74.95部、
パラオキシ安息香酸ブチル0.05部を混合する。以
下、実施例1と同様にして消炎鎮痛軟膏剤を得
た。 実施例 4 ミリスチン酸イソプロピル〔ニツコールIPM
−EX(日光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ4部、
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナト
リウム〔ニツコールTLP−4(日光ケミカルズ社
製)〕2部、ケトプロフエン1部、白色ワセリン
83部を混合する。以下、実施例1と同様にして消
炎鎮痛軟膏剤を得た。 実施例 5 パルミチン酸イソプロピル〔IPP−R(日本油
脂社製)〕10部、鯨ロウ5部、ポリオキシエチレ
ンセチルエーテルリン酸ナトリウム〔ニツコール
TCP−5(日光ケミカルズ社製〕)5部、ケトプ
ロフエン3部、白色ワセリン77部を混合する。以
下、実施例1と同様にして消炎鎮痛軟膏剤を得
た。 実施例 6 セバシン酸ジエチル〔ニツコールDES―SP(日
光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ4部、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム
〔ニツコールDOP−8N(日光ケミカルズ社製)〕
6部、ケトプロフエン5部、白色ワセリン74.95
部、パラオキシ安息香酸ブチル0.05部を混合す
る。以下、実施例1と同様にして消炎鎮痛軟膏剤
を得た。 実施例 7 セバシン酸ジエチル〔ニツコールDES―SP(日
光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ4部、ポリオ
キシエチレンノニルフエニルエーテル〔ニツコー
ルNP−2(日光ケミカルズ社製)〕3部、グリセ
リンモノステアレート〔ニツコールMGS−B(日
光ケミカルズ社製)〕5部、ケトプロフエン5部、
白色ワセリン72.95部、パラオキシ安息香酸ブチ
ル0.05部を混合する。以下、実施例1と同様にし
て消炎鎮痛軟膏剤を得た。
皮膚吸収が著しく優れ且つ薬効的にも非常に有効
であり、更に安全性が高いことが判明した。 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、これらは実施例のみに限定されるものでは
ない。 尚、以下の記載で部とあるのは重量部を意味す
る。 実施例 1 セバシン酸ジエチル〔ニツコールDES―SP(日
光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ5部、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム
〔ニツコールTLP―4(日光ケミカルズ社製)〕2
部、ケトプロフエン1部、白色ワセリン81.95部、
パラオキシ安息香酸ブチル0.05部を混合し、加熱
融解して70℃に保つ。透明融解液となつた後ホモ
ミキサーで均一に混和する。その後撹拌しながら
30℃まで冷却して油性の消炎鎮痛軟膏剤を得た。 実施例 2 セバシン酸ジエチル〔ニツコールDES―SP(日
光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ5部、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム
〔ニツコールTLP―4(日光ケミカルズ社製)〕4
部、ケトプロフエン3部、白色ワセリン77.95部、
パラオキシ安息香酸ブチル0.05部を混合し、以
下、実施例1と同様にして消炎鎮痛軟膏剤を得
た。 実施例 3 セバシン酸ジエチル〔ニツコールDES―SP(日
光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ5部、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム
〔ニツコールTLP―4(日光ケミカルズ社製)〕5
部、ケトプロフエン5部、白色ワセリン74.95部、
パラオキシ安息香酸ブチル0.05部を混合する。以
下、実施例1と同様にして消炎鎮痛軟膏剤を得
た。 実施例 4 ミリスチン酸イソプロピル〔ニツコールIPM
−EX(日光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ4部、
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナト
リウム〔ニツコールTLP−4(日光ケミカルズ社
製)〕2部、ケトプロフエン1部、白色ワセリン
83部を混合する。以下、実施例1と同様にして消
炎鎮痛軟膏剤を得た。 実施例 5 パルミチン酸イソプロピル〔IPP−R(日本油
脂社製)〕10部、鯨ロウ5部、ポリオキシエチレ
ンセチルエーテルリン酸ナトリウム〔ニツコール
TCP−5(日光ケミカルズ社製〕)5部、ケトプ
ロフエン3部、白色ワセリン77部を混合する。以
下、実施例1と同様にして消炎鎮痛軟膏剤を得
た。 実施例 6 セバシン酸ジエチル〔ニツコールDES―SP(日
光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ4部、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム
〔ニツコールDOP−8N(日光ケミカルズ社製)〕
6部、ケトプロフエン5部、白色ワセリン74.95
部、パラオキシ安息香酸ブチル0.05部を混合す
る。以下、実施例1と同様にして消炎鎮痛軟膏剤
を得た。 実施例 7 セバシン酸ジエチル〔ニツコールDES―SP(日
光ケミカルズ社製)〕10部、鯨ロウ4部、ポリオ
キシエチレンノニルフエニルエーテル〔ニツコー
ルNP−2(日光ケミカルズ社製)〕3部、グリセ
リンモノステアレート〔ニツコールMGS−B(日
光ケミカルズ社製)〕5部、ケトプロフエン5部、
白色ワセリン72.95部、パラオキシ安息香酸ブチ
ル0.05部を混合する。以下、実施例1と同様にし
て消炎鎮痛軟膏剤を得た。
Claims (1)
- 1 脂肪酸エステル、ロウ類、界面活性剤及び炭
化水素類よりなる油脂性基剤に有効成分としてケ
トプロフエンを含有してなる消炎鎮痛軟膏剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13888181A JPS5839616A (ja) | 1981-09-01 | 1981-09-01 | 消炎鎮痛軟膏剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13888181A JPS5839616A (ja) | 1981-09-01 | 1981-09-01 | 消炎鎮痛軟膏剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5839616A JPS5839616A (ja) | 1983-03-08 |
| JPH0228568B2 true JPH0228568B2 (ja) | 1990-06-25 |
Family
ID=15232289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13888181A Granted JPS5839616A (ja) | 1981-09-01 | 1981-09-01 | 消炎鎮痛軟膏剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5839616A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105663032A (zh) * | 2016-02-23 | 2016-06-15 | 青岛科技大学 | 一种维他昔布软膏剂的制备方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5883622A (ja) * | 1981-11-10 | 1983-05-19 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 消炎鎮痛ゲル状クリーム剤 |
| EP0319988A1 (en) * | 1987-12-09 | 1989-06-14 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | External dermatological composition |
| JPH0230445A (ja) * | 1988-07-14 | 1990-01-31 | Natl House Ind Co Ltd | パネル組立装置 |
| EP2407179A4 (en) | 2009-03-11 | 2012-09-12 | Kowa Co | EXTERNAL PREPARATION CONTAINING AN ANALGESIC / ANTI-INFLAMMATORY |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5381616A (en) * | 1976-12-27 | 1978-07-19 | Kowa Co | Production of antiinflammatory and anodyne ointment |
| JPS5651410A (en) * | 1979-10-01 | 1981-05-09 | Sumitomo Chem Co Ltd | Ointment |
-
1981
- 1981-09-01 JP JP13888181A patent/JPS5839616A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105663032A (zh) * | 2016-02-23 | 2016-06-15 | 青岛科技大学 | 一种维他昔布软膏剂的制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5839616A (ja) | 1983-03-08 |
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