JPH022862A - 変性分離膜 - Google Patents

変性分離膜

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JPH022862A
JPH022862A JP14339888A JP14339888A JPH022862A JP H022862 A JPH022862 A JP H022862A JP 14339888 A JP14339888 A JP 14339888A JP 14339888 A JP14339888 A JP 14339888A JP H022862 A JPH022862 A JP H022862A
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formulas
tables
polymer
hydrophilic
chemical formulas
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JP14339888A
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Kiyoshi Ishii
清 石井
Makoto Tamada
玉田 真
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、変性分離膜に関するものであり、更に詳しく
は疎水性芳香族重合体と親水性重合体とから成る親水−
疎水グラフト共重合体又はブロック共重合体を第2の親
水性重合体とともに含有するポリサルホン樹脂からなり
、耐熱性、耐薬品性などに優れ、透過性能が良好な変性
分離膜に関するものである。
で示される繰り返し単位を含む構造によって特徴づけら
れる。この構造から予想される様に、ポリサルホン樹脂
は優れた耐久性、安定性を持つ反面、疎水的な性質を示
す。代表的なものは、インベリアルケミカルインダスト
リーズ社(IC1社と略す)よりVictrex、ユニ
オンカーバイド社(UCC社と略す)よりLldelの
商品名で、それぞれ市販されているが、吸水率は前者が
0.4%、後者が0.3%(いずれもASTM D 5
70)であり、親水性の膜材料樹脂として知られている
酢酸セルロース等の10の1以下の吸水率である。この
疎水的な性質のため、従来のポリサルホン膜は、「−度
乾燥すると水でぬれにくい」、「透水性能が低い」、「
膜面に疎水性溶質が付着して汚染されやすい」など数多
くの問題点があった。
この様な問題点を解決するため、ポリサルホン膜を改良
する方法が、種々提案されている。
芳香族ポリサルホンポリマーに親木基や親木性ポリマー
を導入して、親水化ポリサルホン膜を提供する方法とし
て、例えば、特公昭53−13679号、特開昭59−
196322号などは、ポリマー主鎖にスルホン酸基を
、特開昭57−174104号はポリマー主鎖にポリエ
チレンイミンポリマー類ヲ、それぞれ導入もしくはグラ
フトして親水化された芳香族ポリサルホンポリマーから
逆浸透膜などを提供する方法を提案している。これらの
方法はいずれも芳香族ポリサルホンポリマー主鎖の芳香
環に、親水基もしくは親水性ポリマーを共有結合により
ランダムに、均一に結合させる改質手段であることから
、改質されていないポリマーから成る膜に比較して、耐
熱性などの物性が低下することは避けられない。さらに
、該ポリマーに対して導入された親水基の比率が多い場
合には、得られた膜が水により膨潤してしまうなど、著
しい膜の物性変化を伴う改質法だと言える。
一方、親水性のポリマーを芳香族ポリサルホンポリマー
にブレンドした混合ポリマーから成る親水化ポリサルホ
ン膜も、種々提案されている。例えば、特開昭57−5
0507号は、セルロース誘導体を、特開昭60−20
6404号は、エチレン−ビニルアルコール系共重合体
を、それぞれブレンドした混合ポリマーから成る親水化
ポリサルホン膜を提案している。しかし、実質的な親水
化ポリサルホン膜を得るために、かなりの量の異種ポリ
マーをブレンドしなければならず、芳香族ポリサルホン
ポリマーのような分子凝集力が大きいポリマーとの均一
なブレンド物を得ることは難しかった。特に、極性有機
溶剤とポリマーを含有する製膜用溶液を、水を主成分と
するポリマーの非溶剤と接触させ、ポリマーを凝固成形
することにより上記の親水化ポリサルホン膜を作製しよ
うとする場合、均一な製膜用溶液が得にくい上に、放置
中にゲル化や相分離が発生し易いなど溶液の安定性に問
題があったり、非溶剤との接触によりポリマーが凝固す
る際に異種ポリマーとの分離が生じて膜の構造が不均一
となる可能性もあった。この様に異種ポリマーの添加は
、物性の劣るポリマーの添加効果に加えて、不均質な膜
構造の生成によっても、膜の耐熱性、耐薬品性などの物
性の劣化を惹き起こすと考えられた。
上記の提案に対して、ポリサルホンポリマーの物性を損
なわず、膜表面の親水化を行う方法として、例えば特開
昭60−87803号は、ポリサルホン膜を形成し、次
いで膜形状のままクロロスルホン酸によりポリマーをス
ルホン化する方法を、特開昭59−186604号は、
ポリサルホン膜を陽光柱プラズマ処理する方法をそれぞ
れ提案している。しかし、この様な方法は、膜の形成が
終了した製品もしくは半製品のみを対象とし、特殊な方
法と装置を必要とする繁雑な方法であり、−船釣ではな
かった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記に鑑みて鋭意研究した結果、疎水性
重合体、好ましくは芳香族ポリサルホンと親水性重合体
とから成る親水−疎水グラフト共重合体又はブロック共
重合体を第2の親水性重合体とともに含有する変性ポリ
サルホン樹脂を膜材料とすることにより、親水化ポリサ
ルホン膜が得られることを見い出し、本発明を完成する
に至った。本発明の目的とするところは、ポリサルホン
膜の持つ優れた耐熱性、耐薬品性といった物性を、はと
んど損なうことなしに物性の優れた、透過性能が良好な
分離膜として親水化ポリサルホン膜を提供することにあ
る。
即ち本発明は、疎水性芳香族重合体Aと親水性重合体B
とから成る親水−疎水グラフト共重合体又はブロック共
重合体を親水性重合体C及びポリサルホン樹脂りととも
に含有する樹脂であって、樹脂中の親水性重合体成分が
BとCを合わせて全樹脂成分の80重量%以下、疎水性
重合体成分がAとDを合わせて全樹脂成分の20重量%
以上である変性芳香族樹脂から成ることを特徴とする変
性分離膜を提供するものである。
ここで、ポリサルホン樹脂としては前述したように芳香
族ポリサルホンが最も好ましく、さらに詳しくは下記式
(I)の反復単位を有する単独重合体、又は式(I)の
反復単位とともに下記の式(II)〜(1’V)から選
ばれる少なくとも1種の反復単位を有する共重合体であ
ることが好ましい。
また、疎水性芳香族重合体Aとしても、前記のポリサル
ホン樹脂と同様のものが好ましい。
また親水性重合体B及びCとしては特に代表的なものは
ビニル系の親水性重合体であり、詳しくは各々下記の構
造の1種又は2種以上を親水性成分として有することが
好ましい。この場合親水性重合体Bは下記の親水性成分
以外に疎水性芳香族重合体Aと結合する成分も有してい
ることを要する。
−CR,−CH2− 〔ここでR1は水素又はメチル基である。又R3は(R
3は炭素原子1ないし20個を有する脂肪族炭化水素基
。)。
C00M ()、1は水素、又はカルボン酸イオンとイオン結合す
るアルカリ金属又は塩基性物質である。)。
CDOR。
(R4は炭素原子1ないし20個を有する脂肪族炭化水
素基である。)。
C00NR5R6 (Rs、 R6は各々水素又は炭素原子Iないし20個
を有する脂肪族炭化水素基である。)。
(nは0 (原子価結合)〜10の整数。Mは水素、又
はスルホン酸イオンとイオン結合するアルカリ金属又は
塩基性物質である。)。
/\ Rs  Re (R,、R,及びR3は各々炭素原子1ないし20個を
有する脂肪族炭化水素基であり、に0はハロゲンイオン
である。)。
(Rhoは炭素原子1ないし20個を有する脂肪族炭化
水素基、nは4〜6の整数、xoはハロゲンイオンであ
る。)。
(R11は炭素原子1ないし20個を有する脂肪族炭化
水素基であり、xoはハロゲンイオンである。) である。〕 以上の他に好ましい親水性重合体としてはスルホン化ポ
リサルホンポリマーが挙げられる。
詳しくは前述の式(I)の反復単位を有する単独重合体
を公知の方法でスルホン化したもの、又は式(I)の反
復単位とともに式(II)〜(IV)から選ばれる少な
くとも1種の反復単位を有する共重合体を公知の方法で
スルホン化したものが好ましい。
次に疎水性芳香族重合体Aと親水性重合体Bとから成る
グラフト共重合体及びブロック共重合体について述べる
前者のグラフト共重合体については既に本発明者らが特
開昭62−168503号や特願昭61−224205
号等で詳述している方法を用いて合成することができる
即ち、反応性の官能基を有する親水性重合体と、前記官
能基と反応しうる官能基を末端に有する疎水性芳香族重
合体とを反応させるか、又はビニル基等の活性基を末端
に有する疎水性芳香族重合体を親水性のモノマー又はオ
リゴマーと共重合させることにより得ることができる。
具体的な反応性の官能基と、これと反応しうる末端基の
組み合わせは公知の有機化学反応から以下のような例が
挙げられる。
(1)末端基が水酸基又はアルカリアルコラード基の場
合: 酸ハライド基、酸無水物基、グリシジル基、ハロメチル
基、スルホニルハライド基などの官能基。
(2〕  末端基がハロゲン化アルキル基又はハロゲン
化アリール基の場合: +C112→、OM基(:、1はアルカリ金属、mは0
(原子価結合)又は正の整数)、アミノ基(これは第1
.第2もしくは第3級であってよい)などの官能基。
(3)末端基がアミノ基の場合: ハロゲン化アルキル基、酸ハライド基などの官能基。
(4)末端基がエポキシ基の場合ニ アミノ基、アルコラード基などの官能基。
(5)末端基がカルボニル基の場合ニ ーNHN32基、水酸基などの官能基。
(6)末端基がカルボキシル基の場合:水酸基などの官
能基。
また、疎水性芳香族重合体に活性な末端基、親水性重合
体に官能基を導入する場合も公知の有機化学反応を用い
て行えばよく、特に限定しないが、前者の場合、疎水性
芳香族重合体の重合度をできるだけ低下させないような
条件で反応を行う必要がある。また後者の場合、親水性
成分の官能基を好ましくない方向に変化させたり、ある
いは重合度を低下させたりすることのないように適当な
反応条件を設定する必要がある。
もちろん、反応性の官能基あるいは末端基を既に有して
いる市販のモノマー、オリゴマーあるいは芳香族ポリサ
ルホンポリマーをそのまま用いてもよい。
以上述べてきたような親水性重合体と末端反応性の疎水
性芳香族重合体、特に好ましくはポリサルホンポリマー
とを反応させて本発明のグラフト共重合体又はこれを含
んだポリサルホン樹脂を製造する。
この場合、注意しなければならないのは疎水性芳香族重
合体の末端基の片側のみが反応しうるような反応条件を
設定するということである。
もし両末端基が反応にあずかることになると架橋反応が
起こり、溶媒に不溶性のゲル状物となってしまう。
従って予め反応性の末端基を疎水性芳香族重合体の片側
のみに導入しておくか、又は両末端基のうち一方の末端
基のみを活性化させるか、どちらかの方法を適用する。
一方、ブロック共重合体については本発明者らが既に特
願昭62−196696号や特願昭62−92607号
等で詳述している方法を用いて合成することができる。
即ち親水性重合体Bがスルホン化ポリサルホンポリマー
の場合には次のような方法がある。
(1)  (I)式の反復単位のみから成る単独重合体
を従来法(例えば、特公昭47−617号や特公昭42
−7799号に開示されている方法)に従って合成し、
反応を停止せずにその活性末端を重合開始点として引き
続き公知の方法(例えば、カナダ特許第847963号
)により(n)〜(rV)のモノマーを(1)のモノマ
ーとともに共重合させる。次に公知の方法で(例えば濃
硫酸やクロロスルホン酸を用いて)(■)〜(rV)の
反復単位を選択的にスルホン化する。
(2)  (I)式の反復単位のみから成る市販のポリ
エーテルサルホンの末端基(−CA又は−OH)をその
まま用いるか、又は別の官能基に変えて公知の有機化学
反応によって、活性末端を有し、かつ(I)の反復単位
とともに(n)〜(IV)から選ばれる少なくとも1種
の反復単位を有する共重合体と反応させる。次に公知の
方法で(II)〜(rV)の反復単位を選択的にスルホ
ン化する。
また親水性重合体Bとしてビニル系重合体を用いる場合
には、例えば、フェノール性水酸基を末端に有する疎水
性芳香族重合体をビニル基を有する親木性上ツマ−及び
ラジカル重合開始剤の存在下で反応させることにより目
的のブロック共重合体を製造することができる(特願昭
62−196696号)。
以上述べて来たような方法で合成された親水−疎水グラ
フト共重合体又はブロック共重合体及びポリサルホンポ
リマーとともに本発明の分離膜には前述したように第2
の親水性重合体Cが添加される。この親水性重合体Cが
ポリサルホンポリマーと相溶性であれば、グラフト共重
合体やブロック共重合体の介在なしにポリサルホンポリ
マーとの単独ブレンドでも本発明の目標に近い性能を有
する耐熱性、かつ親水性の分離膜を得ることができる場
合がある。
例えば、本発明者らにより開示された特開昭61−40
2号がそれである。しかしながらこのようにポリサルホ
ンポリマーとの相容性の良好な親水性重合体は極めて少
ない。多くの場合非相容性であり、非相容性の親水性重
合体とポリサルホンポリマーとの単純ブレンドでは極め
て不均質な膜となり実用に適さない。
ところで一般にポリマー■とポリマー■との相容性が良
くない場合、相容化剤としての第3のポリマー■を添加
することがあり、この場合のポリマー■は例えばポリマ
ーIの繰り返し単位とポリマーHの繰り返し単位とを共
に有する共重合体、特にブロックやグラフト共重合体で
あるとき極めて大きな相客化効果を発揮しうろことが知
られている。
このことを本発明者らは製膜に応用し、膜素材としてポ
リサルホンポリマーと親水性重合体C及びこれらを相客
化するための前述の親水−疎水ブロック又はグラフト共
重合体とを用いたところ本発明の目標とする耐熱性、か
つ親水性の分離膜を得ることが出来たのである。しかも
製膜法として通常の乾式、乾湿式又は湿式による相変換
製膜法を用いた場合に特に良好な結果が得られた。すな
わち製膜時の相変換の過程でポリサルホンポリマー成分
に富む部分と親水性成分に富む部分とに相分離し、最終
的に分離膜の微孔表面は親水性成分で覆われ、膜の耐汚
染性は著しく向上する。一方、膜の構造を実質的に決定
しているポリマーマトリックスはポリサルホンポリマー
から主に形成されるため、膜の機械的強度や耐熱性はポ
リサルホン膜のそれに匹敵するレベルに達することにな
る。
尚、親水性成分、すなわち前述の親水性重合体BとCは
本発明の目標とする膜を得るためには、膜内含有率が8
0重量%以下である必要がある。これを越えると膜のポ
リマーマトリックス内部も著しく親水化され、耐熱性や
機械的強度が低下する。
また、ブロック共重合体又はグラフト共重合体と親水性
重合体Cとの割合は、均一な製膜用ポリマー溶液(後述
)が得られる程度に調製されるべきで、経済的には高価
なブロック共重合体又はグラフト共重合体の添加量をで
きるだけ少なくすることが好ましい。またブロック共重
合体又はグラフト共重合体の反応混合物中には目的の共
重合体の他に親水性重合体や未反応のポリサルホンポリ
マーも含まれているので、反応混合物の溶液をそのまま
製膜用溶液として用いることもできる。
次に前述の相変換製膜法について詳しく述べる。この製
膜法ではポリマーを適当な溶媒に溶解する必要があるが
、このような溶媒としては、例えば、N、 N−ジメチ
ルアセトアミド、N、N−ジメチルホルムアミド、N−
メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン、テトラヒドロフラン等の水に
可溶な溶媒(これらを第1群の溶媒とする)や塩化メチ
レン、クロロホルムなどの水に不溶のハロゲン系炭化水
素の溶媒(これらを第■群の溶媒とする)が挙げられる
第1群の溶媒を用いる場合は、これに前述のポリマー混
合物を溶解し、必要に応じて電解質や水溶性高分子ある
いは水溶性の貧溶媒(例えば、水又はアルコール類やケ
トン類など)を同時に溶解混合した製膜用溶液(これを
ドープと呼ぶ)を調製する。シート状、あるいは管状に
分離膜を形成させるには、シート状あるいは管状の適当
な支持体(例えばガラス板あるいは管、不織布、布など
)上に、前記ドープを厚さ数十ミクロン−数百ミクロン
の範囲で適当な方法により流延し、必要に応じて一定時
間一定条件の雰囲気に放置後、例えば、貧溶媒(主に水
)から成る凝固浴中に浸漬してゾル−ゲル相変換による
湿式又は乾湿式製膜を行う。また、公知の方法でドープ
を中空糸成形ノズルを経て紡糸することにより中空糸膜
の製造が可能である。
また、第■群の溶媒を用いる場合は、第1群と同様にし
て調整したドープを、第1群の場合と同様の方法でシー
ト状、管状、あるいは中空糸状に流延、又は吐出し、一
定時間、一定条件の君囲気にさらすことによって液−液
相分離を起こさせ、さらに溶媒を蒸発させて行くことに
より、最終的に比較的多孔質の分離膜を得ることができ
る。これは酢酸セルロース系メンブレンフィルターの乾
式製膜法とほとんど同様の方法である。
〔発明の効果〕
本発明の変性芳香族樹脂から成る分離膜は、膜の微孔表
面は親水性に富むが、膜の構造を実質的に決定している
ポリマーマトリックスは主にポリサルホンポリマーから
構成されていると、)う相分離構造を有する嘆となって
いる。この結果、本発明の膜は透水速度が高く、汚れも
付きにくい性質を有していると同時に膜の機械的強度、
耐熱性、耐薬品性等は従来の芳香族ポリサルホン膜のそ
れにほぼ匹敵する性能を有している。従って、従来の親
水性ポリマーから主として成る分離膜(例えば酢酸セル
ロース類、あるいは従来法による親水化ポリサルホン膜
)が耐えられなかったような過酷な条件下の膜分離操作
に有効に使用することが出来る利点を有している。
〔実施例〕
次に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらの実施例で限定されるものではない。
実施例1 末端が水酸基である下記の反復単位 を有するポリエーテルサルホン(PESと略す)(Vi
ctrex 5003P、 ICI社製)15gをジメ
チルスルホキシド(DMS[lと略す)70mlに溶解
し、ビニルピロリドン15gを加えて撹拌しっつN2ガ
スを10分間吹き込んだ。この溶液を70℃に昇温後、
アゾビスイソブチロリトリル0.38 gを加えて4時
間撹拌した。室温に戻し0.2gのハイドロキノンを添
加後、50gの溶液を採取した。この溶液に(1)式の
反復単位を有する高分子量タイプのPES (Vict
rex 5200P、  IC1社製> 10 g 、
 DMS030g、アセトン10gより成る溶液を混合
し、昼夜撹拌して、均一な溶液を得た。この溶液を濾過
、脱泡後、ポリエステル不織布(MF−80K。
日本バイリーン社製)上に厚さ150 μmに流延し、
一定雰囲気下に一定時間さらした後、10℃の水中に浸
漬することにより非対称分離膜を得た。さらに、90℃
で15分間熱水洗浄を行った後、純水透水係数(L、)
、 L、の経時低下率(β)および牛血清アルブミンの
排除率(Ro)を測定した、各パラメーターの定義は以
下の通りである。
Lさ (但し濾過1時間後のり、をB、  a時間後のり、を
L3とする。) らに水でソックスレー抽出後乾燥し、270MHz’H
−NIARと有機溶剤系GPCで分析したところ下記の
構造を有するブロック共重合体であった。
−f−CH2CH→yr CH2CH0その結果り二=
8.7m’/m’−日・kg/cm2.  β=6.5
%及びR,= 100%という優れた性能を有していた
また、この分離膜を乾燥して膜素材ポリマーをDIJS
O−d、 (重水素置換DMSO)に溶解し、IH−N
F、4R(100MHz)で分析したところ、ポリビニ
ルピロリドン(PVP)成分が28重量%存在している
ことが判明した。これをさらにアセトン水溶液で抽出処
理するとPvP成分は16重量%に減少し、PvPホモ
ポリマー(すなわち親水性重合体C)は12重量%含ま
れていたことがわかった。
また先の反応混合物の残りを水で再沈し、さ比較例1 実施例1で用いた高分子量タイプのPES (V 1c
trex5200P)の溶液のみから実施例1と同様の
方法で分離膜を製膜した。この分離膜はLl!=9.6
m3/m2・日・kg/cm2であるが、β=20%で
あり純水透水速度の低下が著しい。
実施例2 末端が水酸基である(I)式のPES (V 1ctr
ex52003P) 200gをDMSO600mj2
とPhCn 300−の混合溶媒に室温で溶解し、これ
に0.5NのNaOH水溶液水溶液50奢j!して室温
で2時間撹拌し、末端がナトリウムフェルレート型0P
ESの溶液を得た。
これにベンジルクロリド4gを添加後室温で1時間、7
0℃で2時間撹拌しPESの片側末端をベンジルエーテ
ル型に変えた。この溶液に0.5N−NaOH50−を
滴下し、1時間撹拌後、クロロメチルスチレン6gを滴
下し、室温で1時間、70℃で3時間反応させPESの
もう一方の末端にビニル基を導入した。この反応混合物
をメタノール/水(8:2(容積比))の混合液で再沈
後、ポリマーを濾過回収して乾燥した。このポリマーを
270MHzの’HNMRで分析したところ片末端にベ
ンジルエーテル基、他の片末端にビニル基(スチリル基
)が導入されているPESマクロマーであることが確認
された。
このP[ESマクロマー170gとビニルピロリドン1
70gをDMSO800I!に溶解し、N2ガスを吹き
込んだ。この溶液を70℃に昇温し重合開始剤としてア
ゾビスイソブチロニトリル2.1gを添加して5時間重
合させた。室温に戻し2gのハイドロキノンを添加後5
0gの溶液を採取し、実施例1と同様のVictrex
 5200Pの溶液50gと混合し、実施例1と同様に
して非対称分離膜を得た。この膜はLA = 12m3
/m2・日・kg/cm’、  β=1.2%であり、
透水性能が優れていた。またこの分離膜のR,は100
%であり、この性能は80℃の熱水に30日間浸漬した
後も変わらなかった。またこの分離膜の組成分析を実施
例1と同様の方法で行ったところPVP成分は28重量
%であり、このうち19重量%は下記の特性を有するグ
ラフト共重合体中のPVPで、9重量%はPvPホモポ
リマーであった。
Pu5−PVPグラフト共重合体: IJW = 140.000 MN= 70,000 MW/MN =2.0 PVP含有率37重量% 実施例3 実施例1のブロック共重合体25g、PVPホモポリマ
ー(分子量40.000、アルドリッチ社製)25g、
 Victrex 5200P 150gをDMSo 
600 gとポリエチレングリコール(PEG略す)の
i子量200200gの混合溶媒に溶解し、均一な製膜
用溶液(ドープ)を得た。このドープを濾過、脱泡後、
中空糸製造用環状ノズルから押出し、中空糸内部にはD
 !、I S O/水=ll(重量比)を送液して凝固
させ、外部からは水を凝固液として凝固させた。
得られた中空糸膜の内径は530μm、膜厚は150μ
mで、Ij = 17m3/112−日・kg/cm2
.  β=1.0%及びR0=100%という優れた性
能を有していた。
尚、PVPホモポリマーの膜内含有率は10重量%(ブ
ロック共重合体中のPvPと合わせると14重量%)で
あった。
比較例2 ブロック共重合体を加えないこと以外は実施例3と同様
の方法で中空糸膜を作製した。この膜のしp−47m3
/m2・日・kg/cm’、  β=10%及びR,=
95%であり、実施例3の膜より性能は劣っていた。尚
、PvPホモポリマーの膜内含有率は3重量%という低
い値であった。
実施例4 ビニルピロリドン170gの代わりにアクリル酸60g
を用いること以外は実施例2と同様の方法でマクロマー
と重合し、反応混合物を水で再沈後、水で30時間ソッ
クスレー抽出した。これを真空乾燥し’H−NMRとG
PCで分析したところ、未反応のPES以外に下記の特
性を有するグラフト共重合体を25重量%含んでいた。
PE5−FAA ”グラフト共重合体:MW=770.
000 FAA含有率14重量% 幹ポリマー: PAA、 MW = 108.000枝
ポリマー: PES、 ’a = 15.000枝の数
=44 本 PAA :ポリアクリル酸 このグラフト共重合体を含むポリマー生成物25gを実
施例1のブロック共重合体25gの代わりに用いること
以外は実施例3と同様の方法でドープを調製し、中空糸
膜を作製した。得られた中空糸膜の内径は500 μm
、膜厚は150 μmで、lj−15m3/m” ・日
・kg/cm2.  β−0%及びR,=100%とい
う優れた性能を有していた。尚、PVPホモポリマーの
膜内含有率は10重量%、FAA成分は0.5重量%で
あった。
実施例5 PVPホモポリマー25gの代わりにFAAホモポリマ
ー(重合度=709日本純薬社製)10gを用いること
以外は実施例3と同様の方法でドープを調製し、中空糸
膜を作製した。この膜の内径は550μm、膜厚は14
0 μmで、14 =20m3/m2・日・kg/cm
2.  β=0%及びR,= 100%という優れた性
能を有していた。尚、FAAホモポリマーの膜内含有率
は5重量%、PVP成分は4重量%であった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)疎水性芳香族重合体Aと親水性重合体Bとから成
    る親水−疎水グラフト共重合体又はブロック共重合体を
    親水性重合体C及びポリサルホン樹脂Dとともに含有す
    る樹脂であって、樹脂中の親水性重合体成分がBとCを
    合わせて全樹脂成分の80重量%以下、疎水性重合体成
    分がAとDを合わせて全樹脂成分の20重量%以上であ
    る変性芳香族樹脂から成ることを特徴とする変性分離膜
  2. (2)変性芳香族樹脂の溶液から相変換法で製膜される
    請求項1記載の変性分離膜。
  3. (3)疎水性芳香族重合体Aが下記式( I )の反復単
    位を有する単独重合体、又は式( I )の反復単位とと
    もに下記の式(II)〜(IV)から選ばれる少なくとも1
    種の反復単位を有する共重合体である請求項1記載の変
    性分離膜。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(III) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(IV)
  4. (4)親水性重合体B、Cが各々下記の構造の1種又は
    2種以上を親水性成分として有する請求項1記載の変性
    分離膜。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ここでR_1は水素又はメチル基である。又R_2は ▲数式、化学式、表等があります▼ (R_3は炭素原子1ないし20個を有する脂肪族炭化
    水素基。)、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (Mは水素、又はカルボン酸イオンとイオン結合するア
    ルカリ金属又は塩基性物質であ る。)、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (R_4は炭素原子1ないし20個を有する脂肪族炭化
    水素基である。)、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (R_5、R_6は各々水素又は炭素原子1ないし20
    個を有する脂肪族炭化水素基である。)、▲数式、化学
    式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があ
    ります▼ (nは0(原子価結合)〜10の整数。Mは水素、又は
    スルホン酸イオンとイオン結合 するアルカリ金属又は塩基性物質である。)、▲数式、
    化学式、表等があります▼ (R_1、R_8及びR_9は各々炭素原子1ないし2
    0個を有する脂肪族炭化水素基であり、X^■はハロゲ
    ンイオンである。)、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (R_1_0は炭素原子1ないし20個を有する脂肪族
    炭化水素基、nは4〜6の整数、X^■はハロゲンイオ
    ンである。)、 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ (R_1_1は炭素原子1ないし20個を有する脂肪族
    炭化水素基であり、X^■はハロゲンイオンである。) である。〕
  5. (5)ポリサルホン樹脂Dが、下記式( I )の反復単
    位を有する単独重合体、又は式(II)〜(IV)から選ば
    れる少なくとも1種の反復単位を式( I )反復単位と
    ともに有する共重合体である請求項1記載の変性分離膜
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(III) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(IV)
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