JPH022987Y2 - - Google Patents
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- JPH022987Y2 JPH022987Y2 JP11731688U JP11731688U JPH022987Y2 JP H022987 Y2 JPH022987 Y2 JP H022987Y2 JP 11731688 U JP11731688 U JP 11731688U JP 11731688 U JP11731688 U JP 11731688U JP H022987 Y2 JPH022987 Y2 JP H022987Y2
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 6
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はデイスクブレーキの制動間隙自動調整
装置に関するものである。
装置に関するものである。
[従来の技術]
特公昭29−27597号公報に開示される制動間隙
自動調整装置を備えたデイスクブレーキでは、過
大なブレーキ操作時、摩擦パツドの圧縮変形やキ
ヤリパの拡がり変形などに伴つて制動間隙が不必
要に調整され、ブレーキを解除しても摩擦パツド
が制動円板に係合したままとなり、引摺りを生じ
ることがある。
自動調整装置を備えたデイスクブレーキでは、過
大なブレーキ操作時、摩擦パツドの圧縮変形やキ
ヤリパの拡がり変形などに伴つて制動間隙が不必
要に調整され、ブレーキを解除しても摩擦パツド
が制動円板に係合したままとなり、引摺りを生じ
ることがある。
例えば特開昭49−133770号公報に開示されるよ
うに、1回のブレーキ操作で得られる制動間隙の
最大調整量を、1回のブレーキ操作で生じる摩擦
パツドの摩耗量よりもはるかに小さな値に設定し
ておけば、上述の制動間隙過調整は防止される。
しかし、これは車両へ組み付けた初期の制動間隙
調整に何回ものブレーキ操作を繰り返す必要があ
るので手数が掛り、機構も複雑であるという問題
がある。
うに、1回のブレーキ操作で得られる制動間隙の
最大調整量を、1回のブレーキ操作で生じる摩擦
パツドの摩耗量よりもはるかに小さな値に設定し
ておけば、上述の制動間隙過調整は防止される。
しかし、これは車両へ組み付けた初期の制動間隙
調整に何回ものブレーキ操作を繰り返す必要があ
るので手数が掛り、機構も複雑であるという問題
がある。
[考案が解決しようとする問題点]
本考案の目的は上述の問題に鑑み、構成が簡単
で、性能にバラツキがなく、過大なブレーキ操作
力に対してブレーキ液圧に感応して制動間隙調整
作用が中断される、デイスクブレーキの制動間隙
自動調整装置を提供することにある。
で、性能にバラツキがなく、過大なブレーキ操作
力に対してブレーキ液圧に感応して制動間隙調整
作用が中断される、デイスクブレーキの制動間隙
自動調整装置を提供することにある。
[問題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本考案の構成はシ
リンダの基端壁からシリンダに嵌合した中空ピス
トンの内空部へ突出する回転不能の調整ボルト
に、中空ピストンの先端壁に対向する調整ナツト
を螺合し、調整ナツトの調整ボルト先端側への螺
動のみを許すクラツチばねの一端側を調整ナツト
に巻装しかつ他端を中空ピストンに係止し、調整
ナツトの基端部に当接したスラスト軸受の座板と
中空ピストンの基端部との間にばねを介装し、中
空ピストンの先端側に大径部が液密に、基端側に
小径部がシールリングを介してそれぞれ嵌合する
段付ピストンの小径端部に、前記ばねの力により
前記座板を当接してなるものである。
リンダの基端壁からシリンダに嵌合した中空ピス
トンの内空部へ突出する回転不能の調整ボルト
に、中空ピストンの先端壁に対向する調整ナツト
を螺合し、調整ナツトの調整ボルト先端側への螺
動のみを許すクラツチばねの一端側を調整ナツト
に巻装しかつ他端を中空ピストンに係止し、調整
ナツトの基端部に当接したスラスト軸受の座板と
中空ピストンの基端部との間にばねを介装し、中
空ピストンの先端側に大径部が液密に、基端側に
小径部がシールリングを介してそれぞれ嵌合する
段付ピストンの小径端部に、前記ばねの力により
前記座板を当接してなるものである。
[作用]
シリンダ6へ圧液が供給されると、中空ピスト
ン17が左方へ移動し、ばね14aが座板33と
スラスト軸受11を介して調整ナツト20に推力
を及ぼす。調整ナツト20が調整ボルト18に沿
つて左方へ螺動し、制動間隙を調整する。この時
クラツチばね15は巻きほぐされる方向の力を受
け、調整ナツト20の螺動を妨げない。
ン17が左方へ移動し、ばね14aが座板33と
スラスト軸受11を介して調整ナツト20に推力
を及ぼす。調整ナツト20が調整ボルト18に沿
つて左方へ螺動し、制動間隙を調整する。この時
クラツチばね15は巻きほぐされる方向の力を受
け、調整ナツト20の螺動を妨げない。
過大な液圧がシリンダ6へ加えられると、互い
にシールリング5,4により遮断されている段付
ピストン12の先端の受圧面積が基端の受圧面積
よりも広いので、段付ピストン12は座板33を
介しばね14aを撓ませ、中空ピストン17に対
し後退する。調整ナツト20に及ぼしていた推力
が遮断され、制動間隙の過調整が防止される。
にシールリング5,4により遮断されている段付
ピストン12の先端の受圧面積が基端の受圧面積
よりも広いので、段付ピストン12は座板33を
介しばね14aを撓ませ、中空ピストン17に対
し後退する。調整ナツト20に及ぼしていた推力
が遮断され、制動間隙の過調整が防止される。
シリンダ6の液圧が解放されると、シールリン
グ16の剪断変形に基づく復元力により中空ピス
トン17が右方へ戻される一方、段付ピストン1
2はばね14aの力により中空ピストン17の先
端壁に押し付けられる。
グ16の剪断変形に基づく復元力により中空ピス
トン17が右方へ戻される一方、段付ピストン1
2はばね14aの力により中空ピストン17の先
端壁に押し付けられる。
中空ピストン17の戻り運動に伴つて中空ピス
トン17が調整ナツト20の先端面に当り、押し
戻そうとすると、クラツチばね15が調整ナツト
20に強く巻き付き、調整ナツト20が不動の調
整ボルト18に固定された状態となり、中空ピス
トン17の戻り運動を阻止する。
トン17が調整ナツト20の先端面に当り、押し
戻そうとすると、クラツチばね15が調整ナツト
20に強く巻き付き、調整ナツト20が不動の調
整ボルト18に固定された状態となり、中空ピス
トン17の戻り運動を阻止する。
[考案の実施例]
第1図に示すように、本考案が適用される一般
的なデイスクブレーキは、制動円板43の外周を
跨いで逆U字形に折り曲げられた平板からなる固
定部材44の上部周縁を側方から見てU字形に切
欠いて形成した壁面44a,44bの各切欠46
に、1対の摩擦パツド47,42を摺動可能に支
持するとともに、固定部材44にキヤリパ3を摺
動可能に支持し、キヤリパ3と一体をなすシリン
ダ6にシールリング16を介して嵌合した中空ピ
ストン17の先端を摩擦パッド47の裏板48に
衝合し、キヤリパ3が制動円板43の外周を跨い
で制動円板43の反対側に垂下する二股状の反力
片1を摩擦パツド42の裏板41に衝合して構成
される。
的なデイスクブレーキは、制動円板43の外周を
跨いで逆U字形に折り曲げられた平板からなる固
定部材44の上部周縁を側方から見てU字形に切
欠いて形成した壁面44a,44bの各切欠46
に、1対の摩擦パツド47,42を摺動可能に支
持するとともに、固定部材44にキヤリパ3を摺
動可能に支持し、キヤリパ3と一体をなすシリン
ダ6にシールリング16を介して嵌合した中空ピ
ストン17の先端を摩擦パッド47の裏板48に
衝合し、キヤリパ3が制動円板43の外周を跨い
で制動円板43の反対側に垂下する二股状の反力
片1を摩擦パツド42の裏板41に衝合して構成
される。
固定部材44の制動円板43と平行をなす壁面
44a,44bは、補強板45によりそれぞれ補
強される。中空ピストン17の外端とキヤリパ3
との間に防塵ブーツ28が取り付けられる。
44a,44bは、補強板45によりそれぞれ補
強される。中空ピストン17の外端とキヤリパ3
との間に防塵ブーツ28が取り付けられる。
第2図に示すように、本考案による制動間隙自
動調整装置は、シリンダ6の基端壁36に設けた
通孔29に、調整ボルト18の基端部がシールリ
ング24を介して貫通支持され、かつ頭部18a
と基端壁36との間に皿ばね23が介装される。
シリンダ6の基端壁36から1対のブラケツト8
が延出され、これに軸受27を介してカム軸26
が支持される。カム軸26の周面に設けた切欠と
調整ボルト18の頭部18aに設けた切欠との間
に、断面卵形のカム9が皿ばね23の力により係
合される。この構成により調整ボルト18は回転
せず、かつ軸方向の運動を規制される。つまり、
液圧によるブレーキ操作では調整ボルト18は移
動しない。シリンダ6の基端部のカム軸26とカ
ム9は防塵カバー7により覆われる。
動調整装置は、シリンダ6の基端壁36に設けた
通孔29に、調整ボルト18の基端部がシールリ
ング24を介して貫通支持され、かつ頭部18a
と基端壁36との間に皿ばね23が介装される。
シリンダ6の基端壁36から1対のブラケツト8
が延出され、これに軸受27を介してカム軸26
が支持される。カム軸26の周面に設けた切欠と
調整ボルト18の頭部18aに設けた切欠との間
に、断面卵形のカム9が皿ばね23の力により係
合される。この構成により調整ボルト18は回転
せず、かつ軸方向の運動を規制される。つまり、
液圧によるブレーキ操作では調整ボルト18は移
動しない。シリンダ6の基端部のカム軸26とカ
ム9は防塵カバー7により覆われる。
シリンダ6の内部へ突出する調整ボルト18の
先端に、リードの大きいねじ溝を介して調整ナツ
ト20が螺合され、調整ナツト20の先端は中空
ピストン17の閉鎖端壁に対向される。調整ナツ
ト20の外周にコイルばねからなる一方向のクラ
ツチばね15が巻き付けられ、一端19が中空ピ
ストン17の先端壁に設けた軸方向の穴に係止さ
れ、他端は調整ナツト20の中央部分に形成した
フランジ20aに衝合される。
先端に、リードの大きいねじ溝を介して調整ナツ
ト20が螺合され、調整ナツト20の先端は中空
ピストン17の閉鎖端壁に対向される。調整ナツ
ト20の外周にコイルばねからなる一方向のクラ
ツチばね15が巻き付けられ、一端19が中空ピ
ストン17の先端壁に設けた軸方向の穴に係止さ
れ、他端は調整ナツト20の中央部分に形成した
フランジ20aに衝合される。
フランジ20aにスラスト軸受11を介して座
板33が衝合される。座板33と中空ピストン1
7の基端部に係止した止め輪10との間にばね1
4aが介装される。中空ピストン17の内空部の
段部31よりも先端側に小径の円筒部34が、基
端側に大径の円筒部38がそれぞれ形成される。
円筒部34に段付ピストン12の大径部がシール
リング5を介して嵌合され、大径端部は中空ピス
トン17の端壁に衝合される。段付ピストン12
の小径端部は座板33に衝合される。円筒部38
と段付ピストン12の小径部との間にバツクアツ
プリング13とシールリング4が嵌装され、シー
ルリング4が座板33により保護される。円筒部
34とシールリング4の内周面は、段付ピストン
12を嵌装する段付シリンダを構成する。
板33が衝合される。座板33と中空ピストン1
7の基端部に係止した止め輪10との間にばね1
4aが介装される。中空ピストン17の内空部の
段部31よりも先端側に小径の円筒部34が、基
端側に大径の円筒部38がそれぞれ形成される。
円筒部34に段付ピストン12の大径部がシール
リング5を介して嵌合され、大径端部は中空ピス
トン17の端壁に衝合される。段付ピストン12
の小径端部は座板33に衝合される。円筒部38
と段付ピストン12の小径部との間にバツクアツ
プリング13とシールリング4が嵌装され、シー
ルリング4が座板33により保護される。円筒部
34とシールリング4の内周面は、段付ピストン
12を嵌装する段付シリンダを構成する。
次に、本考案によるデイスクブレーキの制動間
隙自動調整装置の作動について説明する。ブレー
キ作用時シリンダ6へ圧液を供給すると、中空ピ
ストン17が左方へ移動し、摩擦パツド47(第
1図)を制動円板43の右面に摩擦係合し、同時
に反力を受けるキヤリパ3が固定部材44に対し
て右方へ移動し、反力片1により摩擦パツド42
を制動円板43の左面に摩擦係合して制動力を発
生する。
隙自動調整装置の作動について説明する。ブレー
キ作用時シリンダ6へ圧液を供給すると、中空ピ
ストン17が左方へ移動し、摩擦パツド47(第
1図)を制動円板43の右面に摩擦係合し、同時
に反力を受けるキヤリパ3が固定部材44に対し
て右方へ移動し、反力片1により摩擦パツド42
を制動円板43の左面に摩擦係合して制動力を発
生する。
中空ピストン17が左方へ移動すると、ばね1
4aにより座板33とスラスト軸受11を介して
調整ナツト20が左方へ押され、調整ボルト18
に沿つて左方(先端側)へ螺動する。この時、ク
ラツチばね15は巻きほぐされる方向の力を受
け、調整ナツト20の螺動を妨げない。このよう
にして、摩擦パツド42の摩耗につれて調整ナツ
ト20が不動の調整ボルト18の先端側へと移動
する。
4aにより座板33とスラスト軸受11を介して
調整ナツト20が左方へ押され、調整ボルト18
に沿つて左方(先端側)へ螺動する。この時、ク
ラツチばね15は巻きほぐされる方向の力を受
け、調整ナツト20の螺動を妨げない。このよう
にして、摩擦パツド42の摩耗につれて調整ナツ
ト20が不動の調整ボルト18の先端側へと移動
する。
過大なブレーキ操作力により摩擦パツド42が
圧縮変形しまたはキヤリパ3の反力片1が拡げら
れるほどの過大な液圧がシリンダ6へ加えられる
と、段付ピストン12の先端の受圧面積が基端の
受圧面積よりも広いので、段付ピストン12はば
ね14aを撓ませて中空ピストン17に対し右方
へ後退し、座板33を押し戻し、調整ナツト20
に及ぼしていた推力を遮断する。したがつて、調
整ナツト20はそれ以上螺動せず、制動間隙の過
調整が中断される。
圧縮変形しまたはキヤリパ3の反力片1が拡げら
れるほどの過大な液圧がシリンダ6へ加えられる
と、段付ピストン12の先端の受圧面積が基端の
受圧面積よりも広いので、段付ピストン12はば
ね14aを撓ませて中空ピストン17に対し右方
へ後退し、座板33を押し戻し、調整ナツト20
に及ぼしていた推力を遮断する。したがつて、調
整ナツト20はそれ以上螺動せず、制動間隙の過
調整が中断される。
ブレーキ作用を解除すると、シリンダ6の液圧
が解放され、シールリング16の剪断変形に基づ
く復元力により中空ピストン17は右方へ戻る一
方、段付ピストン12はばね14aの力により中
空ピストン17の先端壁へ押し付けられる。中空
ピストン17の戻り運動に伴つて中空ピストン1
7が調整ナツト20の先端面に当り、これを右方
へ螺動させようとすると、クラツチばね15が調
整ナツト20に強く巻き付くので、調整ナツト2
0は不動の調整ボルト18にあたかも固定された
状態となり、中空ピストン17の戻り運動を阻止
する。
が解放され、シールリング16の剪断変形に基づ
く復元力により中空ピストン17は右方へ戻る一
方、段付ピストン12はばね14aの力により中
空ピストン17の先端壁へ押し付けられる。中空
ピストン17の戻り運動に伴つて中空ピストン1
7が調整ナツト20の先端面に当り、これを右方
へ螺動させようとすると、クラツチばね15が調
整ナツト20に強く巻き付くので、調整ナツト2
0は不動の調整ボルト18にあたかも固定された
状態となり、中空ピストン17の戻り運動を阻止
する。
上述のように、調整ナツト20はブレーキ作用
時は中空ピストン17の運動に追随して調整ボル
ト18の先端側へ螺動するが、逆にブレーキ解除
時はクラツチばね15により後退を阻止され、中
空ピストン17の戻り運動を制限するストツパと
して作用する。このようにして、ブレーキ操作の
都度摩擦パツドの摩耗につれて中空ピストン17
が僅かずつシリンダ6から外方へ押し出され、摩
擦パツド42と制動円板43との制動間隙が常に
適正な値に維持される。
時は中空ピストン17の運動に追随して調整ボル
ト18の先端側へ螺動するが、逆にブレーキ解除
時はクラツチばね15により後退を阻止され、中
空ピストン17の戻り運動を制限するストツパと
して作用する。このようにして、ブレーキ操作の
都度摩擦パツドの摩耗につれて中空ピストン17
が僅かずつシリンダ6から外方へ押し出され、摩
擦パツド42と制動円板43との制動間隙が常に
適正な値に維持される。
なお、本考案によるデイスクブレーキは、駐車
ブレーキにも供することができる。運転席から遠
隔的にカム軸26を反時計方向に回転すると、カ
ム9が左方へ押され、調整ボルト18が皿ばね2
3の力に抗して左方へ移動する。この時、調整ナ
ツト20はクラツチばね15の作用により螺動す
ることはできないので、調整ボルト18と一体的
に左方へ移動し、中空ピストン17の先端壁に衝
合して中空ピストン17を左方へ押し、液圧によ
るブレーキ作用の場合と同様に制動力を発生する
が、制動間隙調整作用は行わない。
ブレーキにも供することができる。運転席から遠
隔的にカム軸26を反時計方向に回転すると、カ
ム9が左方へ押され、調整ボルト18が皿ばね2
3の力に抗して左方へ移動する。この時、調整ナ
ツト20はクラツチばね15の作用により螺動す
ることはできないので、調整ボルト18と一体的
に左方へ移動し、中空ピストン17の先端壁に衝
合して中空ピストン17を左方へ押し、液圧によ
るブレーキ作用の場合と同様に制動力を発生する
が、制動間隙調整作用は行わない。
カム軸26を時計方向に回転してブレーキを解
除すると、中空ピストン17はシールリング16
の弾性復元力により、また調整ボルト18は皿ば
ね23の力により旧位置へ戻される。
除すると、中空ピストン17はシールリング16
の弾性復元力により、また調整ボルト18は皿ば
ね23の力により旧位置へ戻される。
[考案の効果]
本考案は上述のように、シリンダの基端壁から
シリンダに嵌合した中空ピストンの内空部へ突出
する回転不能の調整ボルトに、中空ピストンの先
端壁に対向する調整ナツトを螺合し、調整ナツト
の調整ボルト先端側への螺動のみを許すクラツチ
ばねの一端側を調整ナツトに巻装しかつ他端を中
空ピストンに係止し、調整ナツトの基端部に当接
したスラスト軸受の座板と中空ピストンの基端部
との間にばねを介装し、中空ピストンの先端側に
大径部が液密に、基端側に小径部がシールリング
を介してそれぞれ嵌合する段付ピストンの小径端
部に、前記ばねの力により前記座板を当接してな
るものであり、ブレーキ液圧が所定値以下では、
中空ピストンの運動がばねとスラスト軸受を介し
て調整ナツトへ伝達され、調整ナツトが調整ボル
トに沿つて先端側へ螺動するので制動間隙が調整
される。
シリンダに嵌合した中空ピストンの内空部へ突出
する回転不能の調整ボルトに、中空ピストンの先
端壁に対向する調整ナツトを螺合し、調整ナツト
の調整ボルト先端側への螺動のみを許すクラツチ
ばねの一端側を調整ナツトに巻装しかつ他端を中
空ピストンに係止し、調整ナツトの基端部に当接
したスラスト軸受の座板と中空ピストンの基端部
との間にばねを介装し、中空ピストンの先端側に
大径部が液密に、基端側に小径部がシールリング
を介してそれぞれ嵌合する段付ピストンの小径端
部に、前記ばねの力により前記座板を当接してな
るものであり、ブレーキ液圧が所定値以下では、
中空ピストンの運動がばねとスラスト軸受を介し
て調整ナツトへ伝達され、調整ナツトが調整ボル
トに沿つて先端側へ螺動するので制動間隙が調整
される。
ブレーキ液圧が所定値以上では、段付ピストン
に作用する液圧力がばねの力よりも大きくなり、
段付ピストンが後退し、調整ナツトへ作用するば
ねの力を遮断するので、制動間隙自動調整作用が
中断される。したがつて、摩擦パツドを変形させ
またはキヤリパのシリンダと反力片との間を押し
拡げるような過大なブレーキ作用時、制動間隙調
整作用が中断され、制動間隙の過調整が阻止され
るので、常に適正な制動間隙が維持され、摩擦パ
ツドの制動円板に対する引摺りが回避される。
に作用する液圧力がばねの力よりも大きくなり、
段付ピストンが後退し、調整ナツトへ作用するば
ねの力を遮断するので、制動間隙自動調整作用が
中断される。したがつて、摩擦パツドを変形させ
またはキヤリパのシリンダと反力片との間を押し
拡げるような過大なブレーキ作用時、制動間隙調
整作用が中断され、制動間隙の過調整が阻止され
るので、常に適正な制動間隙が維持され、摩擦パ
ツドの制動円板に対する引摺りが回避される。
ブレーキ作用時調整ナツトをピストンに追随さ
せ、ブレーキ解除時にばねの力により所定量(ば
ねの初期撓み量)だけ調整ナツトを調整ボルトに
対し後退させてピストンの戻り量を制限するもの
に比べて、ばね特性のバラツキに影響されること
がなく、また構成が簡単で組立も容易であり、段
付ピストンに作用する液圧により調整ナツトの作
動が制限されるので、信頼性が高い。
せ、ブレーキ解除時にばねの力により所定量(ば
ねの初期撓み量)だけ調整ナツトを調整ボルトに
対し後退させてピストンの戻り量を制限するもの
に比べて、ばね特性のバラツキに影響されること
がなく、また構成が簡単で組立も容易であり、段
付ピストンに作用する液圧により調整ナツトの作
動が制限されるので、信頼性が高い。
第1図は本考案が適用される一般的なデイスク
ブレーキの正面断面図、第2図は本考案に係るデ
イスクブレーキの制動間隙自動調整装置の縦断面
図である。 3:キヤリパ、5:シールリング、6:シリン
ダ、11:スラスト軸受、12:段付ピストン、
14a:ばね、15:クラツチばね、17:中空
ピストン、18:調整ボルト、20:調整ナツ
ト。
ブレーキの正面断面図、第2図は本考案に係るデ
イスクブレーキの制動間隙自動調整装置の縦断面
図である。 3:キヤリパ、5:シールリング、6:シリン
ダ、11:スラスト軸受、12:段付ピストン、
14a:ばね、15:クラツチばね、17:中空
ピストン、18:調整ボルト、20:調整ナツ
ト。
Claims (1)
- シリンダの基端壁からシリンダに嵌合した中空
ピストンの内空部へ突出する回転不能の調整ボル
トに、中空ピストンの先端壁に対向する調整ナツ
トを螺合し、調整ナツトの調整ボルト先端側への
螺動のみを許すクラツチばねの一端側を調整ナツ
トに巻装しかつ他端を中空ピストンに係止し、調
整ナツトの基端部に当接したスラスト軸受の座板
と中空ピストンの基端部との間にばねを介装し、
中空ピストンの先端側に大径部が液密に、基端側
に小径部がシールリングを介してそれぞれ嵌合す
る段付ピストンの小径端部に、前記ばねの力によ
り前記座板を当接してなる、デイスクブレーキの
制動間隙自動調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11731688U JPH022987Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11731688U JPH022987Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6441736U JPS6441736U (ja) | 1989-03-13 |
| JPH022987Y2 true JPH022987Y2 (ja) | 1990-01-24 |
Family
ID=31360670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11731688U Expired JPH022987Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH022987Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-06 JP JP11731688U patent/JPH022987Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6441736U (ja) | 1989-03-13 |
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