JPH0239501B2 - - Google Patents

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JPH0239501B2
JPH0239501B2 JP56159657A JP15965781A JPH0239501B2 JP H0239501 B2 JPH0239501 B2 JP H0239501B2 JP 56159657 A JP56159657 A JP 56159657A JP 15965781 A JP15965781 A JP 15965781A JP H0239501 B2 JPH0239501 B2 JP H0239501B2
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JP56159657A
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Satoshi Horii
Yukihiko Kameda
Hiroshi Fukase
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Priority to DE8181306141T priority patent/DE3166093D1/de
Priority to US06/334,986 priority patent/US4701559A/en
Priority to CA000393545A priority patent/CA1184181A/en
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Priority to US07/039,277 priority patent/US4803303A/en
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

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【発明の詳細な説明】
本発明は一般式 〔式中、―A―B―は
【式】
【式】または
【式】を示し、Rは水 酸基を1個有していてもよい炭素数3〜7のシク
ロアルキル基を示す〕で表わされる擬似アミノ糖
〔pseudo―amino―sugar;ザ・ジヤーナル・オ
ブ・オルガニツク・ケミストリー(J.Org.
Chem),第31巻,1516〜1521頁(1966年)に擬
似糖(pseudo―sugar)なる用語が定義されてい
る〕のN―置換誘導体、その製造法および用途に
関する。 上記擬似アミノ糖のN―置換誘導体〔〕中の
擬似アミノ糖部分、すなわち、一般式 〔式中の記号は前記と同意義〕で表わされる擬
似アミノ糖は、例えばバリエナミン
(valienamine)〔式中―A―B―が
【式】 で示される化合物,ジヤーナル・オブ・ザ・ケミ
カル・ソサイエテイ・ケミカル・コミユニケーシ
ヨン(J.Chem.Soc.Chem.Comm.)746〜747頁
(1972年)〕、バリダミン(validamine)〔式中―
A―B―が
【式】で示される化合物,ザ・ ジヤーナル・オブ・アンテイバイオテイクス(J.
Anti―biotics),第24巻,59〜63頁(1971年)〕、
バリオールアミン(valiolamine)〔式中―A―B
―が
【式】で示される化合物,特願昭56− 55907〕であり、このうちバリエナミンがα―グ
ルコシダーゼ阻害活性を有することは知られてい
る〔ザ・ジヤーナル・オブ・アンテイバイオテイ
クス(J.Antibiotics),第33巻,1575〜1576頁
(1980年)〕。また放線菌によつて生産され、バリ
エナミンを構成成分として分子内に有しているα
―グルコシダーゼ阻害活性を有する化合物とし
て、アカルボーズ〔(acarbose),BAYg5421,
ナトウーアヴイツセンシヤフテン
(naturwissenschaften),第64巻,535〜537頁
(1977年),特公昭54−39474〕,トレスタチン
〔(tre―statin),第23回天然有機化合物討論会講
演要旨集(23rd Symposium,The Chemistry
of Natural Products;Symposium papers),
632〜639頁(1980年10月),特開昭54−163511〕,
アデイポシン〔(adiposin),TAI―A,B,ザ・
ジヤパニーズ・ジヤーナル・オブ・アンテイバイ
オテイクス(Jap.J.Antibio―tics),第36巻,119
頁(1981年);澱粉科学(J.Jap.Soc.Starch
Soi),第26巻,134〜144頁(1979年),第27巻,
107〜113頁(1980年),特開昭54−106402,54−
106403〕,アミロスタチン〔(amylostatin),第
4回糖質シンポジウム講演要旨集,58〜59頁
(1981年8月),特開昭50−123891,特開昭55−
71494,55−157595〕、オリゴスタチン
〔(oligostatin),SF―1130X,特開昭53−26398,
特開昭56−43294,日本抗生物質学術協議会
(Japan Antibiotics Research Association)第
219回研究会(1980年7月);オリゴスタチンCは
バリエナミンの代わりにヒドロキシバリダミン
(hydroxyvalidamine,ザ・ジヤーナル・オブ・
アンテイバイオテイクス(J.Antibiotics),第24
巻,59〜63頁(1971年))を構成成分として含有
している〕,アミノ糖化合物(特開昭54−92909)
などが知られている。また上記の化合物を含む微
生物起源のα―グルコシダーゼ阻害物質について
のエー・トルシヤイト(E.Truscheit)らの総説
〔アンゲバンテ・ヒエミー(Angewandte
Chemi),第93巻,738〜755頁(1981年)〕が報告
されている。しかし、上記一般式〔〕で表わさ
れるバリエナミン,バリダミンおよびバリオール
アミンなどの擬似アミノ糖類のN―置換誘導体が
α―グルコシダーゼ阻害活性を示すことについて
は全く知られていない。 本発明者らは、バリエナミン,バリダミン,バ
リオールアミンなどの擬似アミノ糖類の新規な各
種N―置換誘導体について研究を行なつた結果、
一般式〔〕で表わされる擬似アミノ糖のN―置
換誘導体がα―グルコシダーゼ阻害活性を有する
こと、とりわけ、バリオールアミンのN―置換誘
導体が強いα―グルコシダーゼ阻害活性を有する
ことを知見し本発明を完成した。 すなわち、本発明は 1 一般式〔〕で表わされる化合物またはその
水和物あるいは酸付加塩、 2 一般式〔〕で表わされる化合物と炭素数3
〜7のシクロアルカンのエポキシドとを反応さ
せることを特徴とする一般式 〔式中、R′は水酸基を1個有する炭素数3
〜7のシクロアルキル基を、―A―B―は前記
と同意義をそれぞれ示す〕で表わされる化合物
またはその水和物あるいは酸付加塩の製造法、 3 一般式〔〕で表わされる化合物と水酸基を
1個有していてもよい炭素数3〜7のシクロア
ルカンとを反応させ、ついで還元反応に付する
ことを特徴とする一般式〔〕で表わされる化
合物またはその水和物あるいは酸付加塩の製造
法、 4 一般式〔〕で表わされる化合物と水酸基を
1個有していてもよい炭素数3〜7の脂環式炭
化水素ハライドとを反応させることを特徴とす
る一般式〔〕で表わされる化合物またはその
水和物あるいは酸付加塩の製造法、および 5 一般式〔〕で表わされる化合物またはその
水和物あるいは酸付加塩を含有するα―グルコ
シダーゼ阻害剤に関する。 一般式〔〕,〔′〕で表わされる擬似アミノ
糖のN―置換誘導体の具体例としては (1) N―(2―ヒドロキシシクロヘキシル)バリ
オールアミン (2) N―シクロヘキシルバリオールアミン (3) N―(2―ヒドロキシシクロペンチル)バリ
オールアミン (4) N―シクロペンチルバリオールアミン (5) N―(2―ヒドロキシシクロヘキシル)バリ
ダミン (6) N―シクロヘキシルバリダミン (7) N―(2―ヒドロキシシクロペンチル)バリ
ダミン (8) N―シクロペンチルバリダミン (9) N―(2―ヒドロキシシクロヘキシル)バリ
エナミン (10) N―シクロヘキシルバリエナミン (11) N―(2―ヒドロキシシクロペンチル)バリ
エナミン (12) N―シクロペンチルバリエナミン (13) N―〔(1R,2R)―2―ヒドロキシシクロ
ヘキシル〕バリオールアミン (14) N―〔(1S,2S)―2―ヒドロキシシクロ
ヘキシル〕バリオールアミン (15) N―〔(1R,2R)―2―ヒドロキシシクロ
ペンチル〕バリオールアミン (16) N―〔(1S,2S)―2―ヒドロキシシクロ
ペンチル〕バリオールアミン などが挙げられる。 本発明のα―グルコシダーゼ阻害剤は、人間お
よび人間以外の動物の炭水化物の代謝を抑制する
ために、例えば血糖上昇抑制作用を有しており、
過血糖症状および過血糖に起因する種々の疾患、
例えば、肥満症,脂肪過多症,過脂肪血症(動脈
硬化症),糖尿病,前糖尿病及び口腔微生物によ
る糖代謝に帰因する疾病,例えば、虫歯等の予防
に有用な化合物である。また擬似アミノ糖のN―
置換誘導体〔〕を添加して製造した食品は、代
謝異常の患者食として、および代謝異常予防食と
して健康な人にも適している。また、低脂肪の良
質の食用獣肉を得るための家畜類の飼料添加剤と
しても有用である。したがつて本発明のα―グル
コシダーゼ阻害剤は医薬品および食品添加物、動
物用飼料添加剤として有用である。本発明のα―
グルコシダーゼ阻害剤は経口または非経口的に、
好ましくは経口的に投与する。 上記の擬似アミノ糖のN―置換誘導体〔〕は
安定な結晶または粉末で毒性もほとんどなく(ラ
ツトLD50500mg/Kg以上)、遊離塩基または水和
物として用いることができ、通常の方法により薬
学的に許容できる酸との任意の無毒性の酸付加塩
として用いることもできる。このような酸として
は、例えば、塩酸,臭化水素酸,硫酸,リン酸,
硝酸などの無機酸、酢酸,りんご酸,くえん酸,
アスコルビン酸,マンデル酸,メタンスルホン酸
などの有機酸等が用いられる。このような擬似ア
ミノ糖のN―置換誘導体[]またはその水和物
あるいは酸付加塩は単独または無毒性担体と混合
して用いる。例えばコーヒー,清涼飲料水,果
汁,ビール,牛乳,ジヤム,あん,ゼリー等の液
状或いは固状の食品,調味料,或いは種々の主食
並びに副食等と共に用いてもよく、直接あるいは
食品添加剤の形で用いることができ、あるいは食
前または食後に服用することができる。さらには
低脂肪の良質の食用獣肉を得るための家畜類の飼
料添加剤等とすることもできる。 本発明のα―グルコシダーゼ阻害剤は、例え
ば、水,エタノール,エチレングリコール,ポリ
エチレングリコール等の液状担体、澱粉,セルロ
ース,ポリアミド粉末等の固型担体等の無毒性担
体で希釈して、アンプル剤,顆粒剤,錠剤,丸
剤,カプセル剤,シロツプ剤等に常法にしたがつ
て調製し、上記種々の用途に供することができ
る。また、甘味剤,保存剤,分散剤,着色剤も共
用することができる。 具体的には、例えば、化合物〔〕約20〜400
mgを含有する製剤を毎食後服用することにより、
喫食による血中のグルコースの濃度の増加を抑制
することができる。また、例えば食品中の炭水化
物の含量の0.0005〜1%程度の化合物〔〕を
種々の食品に添加してもよい。 飼料に混ぜる場合は、飼料中の炭水化物含量の
0.0005〜1%が望ましい。 本発明に含まれる擬似アミノ糖のN―置換誘導
体〔〕,〔′〕はいずれも文献未記載の新規化
合物であり、例えば化合物〔′〕は下記のよう
な方法によつて合成することができる。すなわ
ち、好ましくは適当な溶媒中、バリオールアミ
ン,バリダミン,バリエナミンなどの擬似アミノ
糖〔〕を1,2―エポキシシクロヘキサン,
1,2―エポキシシクロペンタンなどの1,2―
エポキシシクロアルカンと反応させることによつ
て合成することができる。 適当な反応溶媒としては、例えば、水、メタノ
ール,エタノール,プロパノール,ブタノール等
の低級アルカノール類、アセトン,メチルエチル
ケトン,メチルイソブチルケトン等のケトン類、
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、
N―メチルアセトアミド、メチルセロソルブ,エ
チレングリコールジメチルエーテル,ジエチレン
グリコールジメチルエーテル等のグライム類、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル
等の極性溶媒またはそれらの混合溶媒、あるいは
それらとベンゼン,ヘキサン,クロロホルム,ジ
クロロメタン,酢酸エチル等の非極性溶媒との混
合溶媒等が用いられ、混合溶媒が均一相でない場
合には相間移動触媒の存在下に反応を行なつても
よい。 反応温度は特に限定されないが、通常室温ない
し100℃程度にまで加熱して行なわれる。反応時
間は反応温度により差異があるが通常数分ないし
24時間程度反応させることによつて目的を達する
ことができる。 本発明に含まれる擬似アミノ糖のN―置換誘導
体〔〕は、適当な溶媒中、バリオールアミン,
バリダミン,バリエナミンなどの擬似アミノ糖
〔〕をシクロヘキサノン,シクロペンタノンな
どのシクロアルカノンと反応させて得られるシツ
フ塩基(アゾメチン誘導体)を還元反応に付すこ
とによつて合成することができる。擬似アミノ糖
類〔〕のアミノ基とシクロアルカノン類との縮
合反応および、それに続く還元反応は同一の反応
容器中で連続的に行なつてもよいし、両反応を別
個に二段階に分けて行なつてもよい。反応溶媒と
しては、例えば、水、メタノール,プロパノー
ル,ブタノール等のアルコール類、ジメチルスル
ホキシド,ジメチルホルムアミド、N―メチルア
セトアミド、メチルセロソルブ,ジメチルセロソ
ルブ,ジエチレングリコールジメチルエーテル等
のグライム類、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリル等の極性溶媒、または、これ
らの混合溶媒、または、それらの極性溶媒とクロ
ロホルム,ジクロロメタン等の非極性溶媒との混
合物を用いることができる。 該シツフ塩基の形成反応における反応温度は特
に限定されないが、通常室温ないし100℃程度に
まで加熱して行なわれる。反応時間は反応温度に
より、また使用するアルデヒド類またはケトン類
の種類により差異があるが、通常、数分ないし24
時間程度反応させることによつて目的を達するこ
とができる。 形成されたシツフ塩基の還元反応のためには各
種の水素化金属錯体還元剤、例えば水素化ホウ素
ナトリウム,水素化ホウ素カリウム,水素化ホウ
素リチウム,水素化トリメトキシホウ素ナトリウ
ム等の水素化ホウ素アルカリ金属、シアノ水素化
ホウ素ナトリウム等のシアノ水素化ホウ素アルカ
リ金属、水素化アルミニウムリチウム等の水素化
アルミニウムアルカリ金属、ジメチルアミンボラ
ン等のジアルキルアミンボランが有利に用いられ
る。なお、シアノ水素化ホウ素アルカリ金属、例
えばシアノ水素化ホウ素ナトリウムを用いる場合
には、酸性の条件、例えば、塩酸、酢酸等の存在
下に反応を行なうことが好ましい。 反応温度は特に限定されないが、通常温度で、
場合によつては、特に反応の初期においては氷冷
下に、また場合によつては100℃程度にまで加熱
して行なわれ、還元するシツフ塩基および還元剤
の種類によつて差異がある。反応時間も反応温度
により、また還元するシツフ塩基や還元剤の種類
によつて差異があるが、通常数分ないし24時間程
度反応させることによつて目的を達することがで
きる。 形成されたシツフ塩基の還元反応において、原
料として用いた擬似アミノ糖が、バリオールアミ
ンおよびバリダミンのように不飽和二重結合を有
していない場合には接触還元の手段を用いること
もできる。すなわち、シツフ塩基を適当な溶媒中
で接触還元用触媒の存在下に水素気流中で振盪ま
たは撹拌することにより行われる。接触還元用触
媒としては、例えば、白金黒、二酸化白金、パラ
ジウム黒、パラジウムカーボン、ラネーニツケル
等が用いられ、通常用いられる溶媒としては、例
えば、水、メタノール,エタノール等のアルコー
ル類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチ
ルホルムアミドまたは、これらの混合溶媒等が用
いられる。反応は通常、室温常圧で行なわれる
が、加圧下に行なつてもよく、また加温してもよ
い。 本発明に含まれる擬似アミノ糖のN―置換誘導
体〔〕は、また下記のような方法で合成するこ
とができる。 すなわち、バリオールアミン,バリダミン,バ
リエナミンなどの擬似アミノ糖〔〕を適当な溶
媒中でブロモシクロヘキサン,クロロシクロヘキ
サン,ブロモシクロペンタン,クロロシクロペン
タン,2―ブロモシクロヘキサノール,2―クロ
ロシクロヘキサノール,2―ブロモシクロペンタ
ノール,2―クロロシクロペンタノールなどのシ
クロアルカンハライドとを反応させることによつ
て合成することができる。 適当な反応溶媒としては、例えば水、メタノー
ル,エタノール,プロパノール,ブタノール等の
低級アルカノール類、アセトン,メチルエチルケ
トン,メチルイソブチルケトン等のケトン類、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、N
―メチルアセトアミド、メチルセロソルブ,エチ
レングリコールジメチルエーテル,ジエチレング
リコールジメチルエーテル等のグライム類、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル等
の極性溶媒またはそれらの混合溶媒、あるいはそ
れらとベンゼン,ヘキサン,クロロホルム,ジク
ロロメタン,酢酸エチル等の非極性溶媒との混合
溶媒等が用いられ、混合溶媒が均一相でない場合
には相間移動触媒の存在下に反応を行なつてもよ
い。 該反応では脱酸剤としては、例えば炭酸水素ア
ルカリ金属,炭酸アルカリ金属,水酸化アルカリ
金属,トリメチルアミン,トリエチルアミン,ト
リブチルアミン,N―メチルモルホリン,N―メ
チルピペリジン,N,N―ジメチルアニリン,ピ
リジン,ピリコリン,ルチジン等の無機および有
機塩基を用いることもできる。 反応温度は特に限定されないが、通常室温ない
し100℃程度にまで加熱して行なわれる。反応時
間は反応温度により差異があるが通常数分ないし
24時間程度反応させることによつて目的を達する
ことができる。 以下に参考例,実施例を記載してこの発明の内
容を詳述するが、発明の範囲はこれらに限定され
るものではない。 グルコシダーゼ阻害活性の測定方法 基質としてマルトースおよびシヨ糖を用いた場
合の豚の小腸の粘膜から調製したマルターゼおよ
びサツカラーゼ〔ボルグストレム(B.
Borgstro¨m)およびダールクイスト(A.
Dahlqvist)によつてアクタ・ケミカ・スカンジ
ナビカ(Acta Chem.Scand),12巻,1997〜2006
頁,1958年に記載の方法に従つて調製〕に対する
阻害活性は、0.02Mリン酸緩衝溶液(PH6.8)で
適当に希釈した酸素溶液0.25mlに試験すべき阻害
物質の同緩衝溶液0.5mlおよび基質の0.05Mマル
トースあるいは0.05Mシヨ糖の同緩衝溶液0.25ml
を加え、この混合物を37℃で10分間反応させ、グ
ルコースB―テスト試薬(ヴドウ糖測定用グルコ
ースオキシダーゼ試薬、和光純薬製)3mlを加
え、更に37℃で20分間加温し、反応液の505nm
における吸光度を測定して算出した。 実施例に記載した擬似アミノ糖のN―置換誘導
体のマルターゼ(豚、腸粘膜)に対する50%阻害
濃度〔以下、IC50(マルターゼ)と略記する〕お
よびサツカラーゼ(豚、腸粘膜)に対する50%阻
害濃度〔以下、IC50(サツカラーゼ)と略記する〕
はそれぞれの化合物について3ないし5種の異な
つた濃度で上記の測定法を用いて測定した阻害率
(%)から求めた。
【表】 この表は、実施例1〜6で得られた化合物で代
表される本願目的物[]またはその水和物ある
いは酸付加塩が、公知のバリドキシルアミンAお
よびバリダマイシンAよりも優れたα―グルコシ
ダーゼ(アルターゼ,サツカラーゼ)阻害作用を
有していることを明らかにしている。 なお、実施例に記載した各化合物の精製工程に
おけるカラムクロマトグラフイーの溶出画分は、
通常、薄層クロマトグラフイー(TLC)で含有
成分をしらべ、必要な成分を含んでいる画分を集
めて、次の工程に供した。実施例に記載した各化
合物のTLCのRf値は、特にことわらない限りは、
薄層プレートはプレコーテツド(Pre―coated)
TLCプレート・シリカゲル60F254(メルク社製,
西ドイツ)を用い、展開溶媒としてn―プロピル
アルコール・酢酸・水(4:1:1)を用いて測
定した。(対照試料として上記の方法で測定した
擬似アミノ糖のRf値:バリエナミンRf=0.42,
バリダミンRf=0.35,バリオールアミンRf=
0.30) 実施例 1 N―(2―ヒドロキシシクロヘキシル)バリオ
ールアミン バリオールアミン2.0gと1,2―エポキシシ
クロヘキサン2mlをメタノール100mlに溶解し、
撹拌下に加熱還流する。5時間反応後、1,2―
エポキシシクロヘキサン4mlを追加し、更に10時
間、撹拌下に加熱還流する。反応液を減圧濃縮
し、残留物にエチルエーテルを加え、生じた沈澱
をろ取する。得られた粉末を少量の水に溶解し、
アンバーライトCG―50(NH+ 4型,400ml,ロー
ム・アンド・ハース社製,米国)のカラムクロマ
トに付し、水で溶出すると2成分に分離される。
先に溶出される画分(フラクシヨンNo.38〜80,各
フラクシヨン19g)を集めて減圧濃縮後、凍結乾
燥すると〔α〕24 D−41.9゜(c=1,H2O)を示すN
―(2―ヒドロキシシクロヘキシル)バリオール
アミンの光学異性体の一つが得られ(収量1.1
g)、続いて溶出される画分(フラクシヨンNo.91
〜297,各フラクシヨン19g)を集めて減圧濃縮
後、凍結乾燥すると〔α〕24 D+43.4゜(c=1,
H2O)を示すN―(2―ヒドロキシシクロヘキ
シル)バリオールアミンのもう一つの光学異性体
が得られる(収量0.95g)。 〔α〕24 D−41.9゜を示す異性体(即ち、N―
[(1R,2R)―2―ヒドロキシシクロヘキシル]
バリオールアミン) 元素分析:C13H25NO6・1/4H2O 計算値(%):C52.77;H8.69;N4.73 実験値(%):C52.72;H8.89;N4.72 TLC:Rf=0.51 IC50(マルターゼ):6.1×10-9M, IC50(サツカラーゼ):5.2×10-9M。 〔α〕24 D+43.4゜を示す異性体(即ち、N―
[(1S,2S)―2―ヒドロキシシクロヘキシル]
バリオールアミン) 元素分析:C13H25NO6・1/2H2O 計算値(%):C51.98;H8.73;N4.66 実験値(%):C51.76;H9.11;N4.81 TLC:Rf=0.48 IC50(サツカラーゼ):1.6×10-7M。 実施例 2 N―シクロヘキシルバリオールアミン バリオールアミン2.0gとシクロヘキサノン3.5
mlをジメチルホルムアミド50mlに溶解し、2N塩
酸1.5mlおよびシアノ水素化ホウ素ナトリウム2.6
を加え、60〜70℃で17時間撹拌する。反応液を減
圧濃縮し、残留物を水約100mlに溶解し、ダウエ
ツクス50W×8(H+型,ダウ・ケミカル社製,米
国)200mlを加えて約1時間撹拌する。この混合
物をダウエツクス50W×8(H+型,100ml)のカ
ラムの上に加え、カラムを水洗後、0.5Nアンモ
ニア水で溶出する。溶出画分(1.2〜3.5)を減
圧濃縮し、得られた濃縮液(約20ml)をアンバー
ライトCG―50(NH+ 4型,ローム・アンド・ハー
ス社製,250ml)のカラムクロマトに付し、水で
溶出する。溶出画分(700ml〜6.8)を減圧濃縮
後、凍結乾燥するとN―シクロヘキシルバリオー
ルアミン1.4gが得られる。 〔α〕24 D+10.8゜(c=1,H2O) 元素分析:C13H25NO5・1/2H2O 計算値(%):C54.91;H9.22;N4.93 実験値(%):C55.13;H9.23;N4.94 TLC:Rf=0.56 IC50(マルターゼ):4.1×10-7M, IC50(サツカラーゼ):1.5×10-8M。 実施例 3 N―(2―ヒドロキシシクロペンチル)バリオ
ールアミン バリオールアミン2.0gをメタノール100mlに溶
解し、1,2―エポキシシクロペンタン6mlを加
えて24時間加熱還流する。反応液を減圧濃縮し、
残留物にエチルエーテルを加えると沈澱が得られ
る。上澄みを傾瀉して除き、沈澱を水(約100ml)
に溶解した後、約20mlまで減圧濃縮する。濃縮液
をアンバーライトCG―50(NH+ 4型,ローム・ア
ンド・ハース社製,400ml)のカラムクロマトに
付し、水で溶出して、先に溶出される画分(Rf
=0.48の成分を含む画分;フラクシヨンNo.24〜
28、各フランクシヨン19g)と後で溶出される画
分(主としてRf=0.43の成分を含む画分;フラク
シヨンNo.29〜70,各フラクシヨン19g)に分け
る。後で溶出される画分(フラクシヨンNo.29〜
70)を約40mlまで減圧濃縮し、アンバーライト
CG−50(NH+ 4型,500ml)のカラムクロマトに付
し、水で溶出(各フラクシヨン19g)して、Rf
=0.48の成分を含む画分(フラクシヨンNo.36〜
40),Rf=0.48と0.43の成分を含む画分(フラク
シヨンNo.41〜50),Rf=0.43の成分を含む画分
(フラクシヨンNo.51〜70)に分ける。フラクシヨ
ンNo.41〜50の画分をもう一度アンバーライトCG
―50(NH+ 4,270ml)のカラムクロマトに付し、
水で溶出(各フラクシヨン19g)して、Rf=0.48
の成分を含む画分(フラクシヨンNo.21〜23)と
Rf=0.43の成分を含む画分(フラクシヨンNo.27〜
44)に分ける。Rf=0.48の成分を含む画分を合わ
せて減圧濃縮後、凍結乾燥すると〔α〕24 D−16.2゜
(c=1,H2O)を示すN―(2―ヒドロキシシ
クロペンチル)バリオールアミンの光学異性体の
一つが得られ(収量0.5g)、Rf=0.43の成分を含
む画分を合わせて減圧濃縮後、凍結乾燥すると
〔α〕24 D+40.4゜(c=1.0,H2O)を示すN―(2―
ヒドロキシシクロペンチル)バリオールアミンの
もう一つの光学異性体が得られる(収量0.4g)。 〔α〕24 D−16.2゜(c=1,H2O)を示す異性体 元素分析:C12H23NO6・1/2H2O 計算値(%):C50.34;H8.45;N4.89 実験値(%):C50.73;H8.40;N4.86 TLC:Rf=0.48 IC50(マルターゼ):5.8×10-8M, IC50(サツカラーゼ):2.4×10-8M。 〔α〕24 D+40.4゜(c=1,H2O)を示す異性体 元素分析:C12H23NO6・1/2H2O 計算値(%):C50.34;H8.45;N4.89 実験値(%):C50.43;H8.93;N4.87 TLC:Rf=0.43 IC50(サツカラーゼ):1.3×10-7M。 実施例 4 N―(2―ヒドロキシシクロヘキシル)バリダ
ミン バリダミン2.0gをメタノール100mlに溶解し、
1,2―エポキシシクロヘキサン6mlを加えて撹
拌下に9時間加熱還流する。反応液を減圧濃縮
し、残留物にエチルエーテルを加え、生ずる沈澱
をアンバーライトCG―50(NH+ 4型,ローム・ア
ンド・ハース社製,400ml)のカラムクロマトに
付し、水で溶出する。溶出画分(フラクシヨンNo.
26〜60,各フラクシヨン19g)を減圧濃縮後、凍
結乾燥するとN―(2―ヒドロキシシクロヘキシ
ル)バリダミンの白色粉末1.1gが得られる。 〔α〕24 D+61.1゜(c=1,H2O) 元素分析:C13H25NO5・1/2H2O 計算値(%):C54.91;H9.22;N4.93 実験値(%):C55.12;H9.39;N4.82 TLC:Rf=0.52 IC50(サツカラーゼ):9.6×10-8M。 実施例 5 N―(2―ヒドロキシシクロペンチル)バリダ
ミン バリダミン2.0gをメタノール100mlに溶解し、
1,2―エポキシシクロペンタン6mlを加えて、
24時間加熱還流する。反応液を減圧濃縮し、残留
物にエチルエーテルを加え、生じた沈澱をアンバ
ーライトCG―50(NH+ 4型,ローム・アンド・ハ
ース社製,400ml)のカラムクロマトに付し、水
で溶出する。溶出画分(フラクシヨンNo.21〜45,
各フラクシヨン19g)を減圧濃縮後、凍結乾燥す
るとN―(2―ヒドロキシシクロペンチル)バリ
ダミンの白色粉末0.7gが得られる。 〔α〕24 D+70.1゜(c=1,H2O) 元素分析:C12H23NO5・1/2H2O 計算値(%):C53.32;H8.95;N5.18 実験値(%):C53.33;H9.28;N5.18 TLC:Rf=0.49 IC50(サツカラーゼ):1.3×10-7M。 実施例 6 N―(2―ヒドロキシシクロヘキシル)バリエ
ナミン バリエナミン2.0gをメタノール100mlに溶解
し、1,2―エポキシシクロヘキサン6mlを加え
て撹拌下に9時間加熱還流する。反応液を減圧濃
縮し、残留物にエチルエーテルを加えて生じた沈
澱をろ取する。得られた粉末をアンバーライト
CG―50(NH+ 4型,ローム・アンド・ハース社製,
400ml)のカラムクロマトに付し、水で溶出する。
溶出画分(フラクシヨンNo.26〜80,各フラクシヨ
ン19g)を減圧濃縮後、凍結乾燥するとN―(2
―ヒドロキシシクロヘキシル)バリエナミン1.1
gが得られる。 〔α〕24 D+88.2゜(c=1,H2O) 元素分析:C13H23NO5・1/2H2O 計算値(%):C55.30;H8.57;N4.96 実験値(%):C55.78;H8.73;N4.93 TLC:Rf=0.58 IC50(サツカラーゼ):1.7×10-7M。 実施例 7 N―(2―ヒドロキシシクロペンチル)バリエ
ナミン バリエナミン2.0gをメタノール100mlに溶解
し、1,2―エポキシシクロペンタン6mlを加え
て24時間加熱還流する。反応液を減圧濃縮し、残
留物にエチルエーテルを加え、得られた沈澱をア
ンバーライトCG―50(NH+ 4型,ローム・アン
ド・ハース社製,400ml)のカラムクロマトに付
し、水で溶出する。溶出画分(フラクシヨンNo.26
〜55,各フラクシヨン19g)を減圧濃縮後、凍結
乾燥するとN―(2―ヒドロキシシクロペンチ
ル)バリエナミンの白色粉末0.8gが得られる。 〔α〕24 D+112.2゜(c=1,H2O) 元素分析:C12H21NO5・1/4H2O 計算値(%):C54.63;H8.22;N5.31 実験値(%):C54.59;H8.07;N5.31 TLC:Rf=0.56 実施例 8 N―シクロペンチルバリオールアミン バリオールアミン2.0gとシクロペンタノン3.5
mlをジメチルホルムアミド50mlに溶解し、2N塩
酸1.5mlおよびシアノ水素化ホウ素ナトリウム2.6
gを加え、60〜70℃で18時間撹拌する。反応液を
減圧濃縮してジメチルホルムアミドを留去し、更
にトルエンを加えて減圧濃縮を繰り返す。残留物
を水50mlに溶解し、ダウエツクス50W×8(H+
型,ダウ・ケミカル社製)200mlを加え、1時間
撹拌する。この混合物をダウエツクス50W×8
(H+型)100mlを入れたカラムの上に加え、カラ
ムを水(1.8)で洗浄後、0.5Nアンモニア水で
溶出する。溶出画分(1.45〜2.2の画分)を減
圧濃縮し、濃縮液をアンバーライトCG―50
(NH+ 4型,ローム・アンド・ハース社製,250ml)
のカラムクロマトに付し、水で溶出する。溶出画
分(520ml〜2.8の画分)を減圧濃縮後、凍結乾
燥するとN―シクロペンチルバリオールアミンの
白色粉末1.2gが得られる。 〔α〕23 D+8.0゜(c=1,H2O) 元素分析:C12H23NO5 計算値(%):C55.15;H8.87;N5.36 実験値(%):C55.27;H8.99;N5.62 TLC:Rf=0.50 参考例 1 N―(2―ヒドロキシ―3―フエノキシプロピ
ル)バリエナミン 水酸化ナトリウム2.2gの水溶液(10ml)に、
窒素気流中、フニノール4.7gを溶解し、エピク
ロルヒドリン5gを加え、室温で24時間撹拌す
る。反応液に水50mlを加え、ジクロルメタン50ml
で2回抽出する。ジクロルメタン層を水洗し、硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去すると、1―
フエノキシ―2,3―エポキシプロパンおよび1
―クロロ―2―ヒドロキシ―3―フエノキシプロ
パンの混合物約7gが得られる。 バリエナミン2.0gをN,N―ジメチルホルム
アミド80mlに溶解し、炭酸水素ナトリウム5.8g
を加えた後、上記の1―フエノキシ―2,3―エ
ポキシプロパンおよび1―クロロ―2―ヒドロキ
シ―3―フエノキシプロパンの混合物約7gを加
え、浴温90℃で一夜撹拌する。反応液をろ過し、
ろ液を減圧濃縮して溶媒を留去する。残留物に水
およびn―ブチルアルコールを加え、2N塩酸で
PH2に調節し、分配後、水層を分取する。n―ブ
チルアルコール層は更に水で抽出する。水層を合
わせ、減圧濃縮後、MCIゲルCHP20P(250ml)
(三菱化成工業製)のカラムクロマトに付し、水
で溶出する。溶出画分(フラクシヨンNo.31〜80,
各フラクシヨン18g)を減圧濃縮後、凍結乾燥す
るとN―(2―ヒドロキシ―3―フエノキシプロ
ピル)バリエナミン塩酸塩の白色粉末1.25gを得
る。 元素分析:C16H23NO6・HCl・1/2H2O 計算値(%):C51.82;H6.80;N3.78; Cl9.56 実験値(%):C51.93;H7.01;N3.97; Cl10.05 〔α〕23 D+54.4゜(c=1,H2O) IC50(マルターゼ):2.4×10-5M TLC:Rf=0.71 N―(2―ヒドロキシ―3―フエノキシプロピ
ル)バリエナミン塩酸塩600mgを水20mlに溶解し、
N―水酸化ナトリウムでPH10.4に調節後、MCIゲ
ルCHP―20P(150ml,三菱化成工業製)のカラム
クロマトに付し、水(600ml)で洗浄後、水(1
)−80%メタノール水(1)のグラジエント
で溶出する。溶出画分(フランクシヨンNo.75〜
88,各フラクシヨン18g)を約20mlに減圧濃縮
し、濃縮液を一夜冷蔵庫中に放置するとN―(2
―ヒドロキシ―3―フエノキシプロピル)バリエ
ナミンの結晶108mgが得られる。 元素分析:C16H23NO6 計算値(%):C59.06;H7.13;N4.31 実験値(%):C59.00;H7.08;N4.13 〔α〕27 D+104.9゜(c=1,H2O) TLC:Rf=0.71 参考例 2 N―(β―ヒドロキシフエネチル)バリエナミ
ンおよびN―〔α―(ヒドロキシメチル)ペン
ジル〕バリエナミン バリエナミン10gとスチレンオキシド12mlをメ
タノール300mlに溶解し、加熱還流する。4時間
後にスチレンオキシド10mlを追加し、更に4時間
加熱還流する。反応液を減圧濃縮し、残留物を水
および酢酸エチルの間で分配させ、水層を分取す
る。水層を減圧濃縮し、ダウエツクス1×2
(OH-型,550ml,ダウ・ケミカル社製)のカラ
ムクロマトに付し、水で溶出する。溶出画分(フ
ラクシヨンNo.71〜312,各フラクシヨン18g)を
減圧濃縮後、更にアンバーライトCG―50(NH+ 4
型,1)のカラムクロマトに付し、水で溶出す
ると、まずN―〔α―(ヒドロキシメチル)ベン
ジル〕バリエナミン(フラクシヨンNo.42〜55,各
フラクシヨン18g)が、続いてN―(β―ヒドロ
キシフエネチル)バリエナミン(フラクシヨンNo.
73〜320,各フラクシヨン18g)が溶出される。
それぞれの溶出画分を減圧濃縮後、凍結乾燥する
とN―〔α―(ヒドロキシメチル)ベンジル〕バ
リエナミン2.9gおよびN―(β―ヒドロキシフ
エネチル)バリエナミン6gがそれぞれ白色粉末
として得られる。 N―(β―ヒドロキシフエネチル)バリエナミ
ン 元素分析:C15H21NO5・1/2H2O 計算値(%):C59.19;H7.29;N4.60 実験値(%):C59.14;H7.43;N4.69 〔α〕27 D+108.6゜(c=1,H2O) NMR(D2O)δ:2.7〜3.3(2H,―NH―C 2
―),4.7〜5.1(1H,
【式】),5.9〜 6.1(1H,6―CH=),7.59(5H,s,C6 5―)。 TLC:Rf=0.71 N―〔α―(ヒドロキシメチル)ベンジル〕バ
リエナミン 元素分析:C15H21NO5・1/2H2O 計算値(%):C59.19;H7.29;N4.60 実験値(%):C59.61;H7.30;N4.67 〔α〕27 D+120.6゜(c=1,H2O) TLC:Rf=0.67 IC50(マルターゼ):1.4×10-5M 参考例 3 N―(1,3―ジヒドロキシ―1―フエニル―
2―プロピル)バリエナミン バリエナミン1gをメタノール15mlに溶解し、
ジオキサン10mlを加えた後、2―ブロモ―1,3
―ジヒドロキシ―1―フエニルプロパン2,3g
および炭酸水素ナトリウム1.2gを加え、70℃で
3日間撹拌する。反応液をろ過し、不溶物をメタ
ノールで洗浄後、ろ液と洗液を合わせ減圧濃縮す
る。残留物に水を加え、2N―塩酸でPH2に調節
し、酢酸エチルで洗浄する。水層を減圧濃縮し、
濃縮液をMCIゲルCHP20P(350ml)のカラムクロ
マトに付し、水で溶出する。溶出画分(フラクシ
ヨンNo.29―46,各フラクシヨン18g)を集め減圧
濃縮後、凍結乾燥するとN―(1,3―ジヒドロ
キシ―1―フエニル―2―プロピル)バリエナミ
ン塩酸塩の白色粉末1.1gを得る。 元素分析:C16H23NO6・HCl・11/2H2O 計算値(%):C49.42;H7.00;N3.60; Cl9.12 実験値(%):C49.33;H6.76;N3.99; Cl9.58 〔α〕23 D+34.4゜(c=1,H2O) TLC:Rf=0.67 IC50(マルターゼ):9.6×10-6M 参考例 4 N―(3,4―ジヒドロキシベンジル)バリエ
ナミン バリエナミン2gおよび3,4―ジ―(テトラ
ヒドロピラニルオキシ)ベンズアルデヒド8gを
メタノール30mlに溶解し、室温で2時間撹拌す
る。反応液を減圧濃縮後、残留物にエチルエーテ
ルを加え、生ずる沈澱をろ取し、乾燥する。得ら
れたシツフ塩基をメタノール50mlに溶解し、氷冷
下に水素化ホウ素ナトリウム700mgを少量ずつ加
え、氷冷下に2時間撹拌する。反応液に水、アセ
トンおよびn―ブチルアルコールを加え、減圧濃
縮して有機溶媒を留去する。得られた水溶液を
MCIゲルCHP20P(250ml,三菱化成工業製)のカ
ラムクロマトに付し、水(800ml)で洗浄後、水
(1)―メタノール(1)のグラジエントで
溶出する。溶出画分(フラクシヨンNo.61―78,各
フラクシヨン18g)を減圧濃縮乾固するとN―
〔3,4―ジ―(テトラヒドロピラニルオキシ)
ベンジル〕バリエナミン(Rf=0.74)3.3gが得
られる。 N―〔3,4―ジ―(テトラヒドロピラニルオ
キシ)ベンジル〕バリエナミン2.2gを0.5N硫酸
110mlに溶解し、室温で一夜撹拌後、水酸化バリ
ウムでPH5に調節し、ろ過する。ろ液を減圧濃縮
し、PH7.5に調節後、MCIゲルCHP20P(400ml,
三菱化成工業製)のカラムクロマトに付し、水で
溶出する。溶出画分(フラクシヨンNo.21―30,各
フラクシヨン18g)を減圧濃縮後、凍結乾燥する
とN―(3,4―ジヒドロキシベンジル)バリエ
ナミン880mgが得られる。 元素分析:C14H19NO6 計算値(%):C56.56;H6.44;N4.71 実験値(%):C56.38;H6.51;N4.32 〔α〕23 D+76.7゜(c=1,H2O) TLC:Rf=0.62 IC50(マルターゼ):8.1×10-6M 参考例 5 N―(β―ヒドロキシフエネチル)バリダミン
およびN―〔α―(ヒドロキシメチル)ベンジ
ル〕バリダミン バリダミン5.0gとスチレンオキシド6mlをメ
タノール150mlに溶解し、加熱還流する。4時間
後にスチレンオキシド5mlを追加し、更に4時間
加熱還流する。反応液を減圧濃縮し、残留物を水
および酢酸エチルの間で分配させ、水層を分取す
る。水層を減圧濃縮後、ダウエツクス50W×8
(H+型,150ml,ダウ・ケミカル社製)のカラム
クロマトに付し、カラムを水洗後、0.5Nアンモ
ニア水で溶出する。溶出画分を減圧濃縮し、残留
物をアンバーライトCG―50(NH+ 4型,3,ロ
ーム・アンド・ハース社製)のカラムクロマトに
付し、水で溶出すると2つの成分に分離される。
先に溶出される画分を減圧濃縮後、凍結乾燥する
とN―〔α―(ヒドロキシメチル)ベンジル〕バ
リダミンの白色粉末(1.7g)が得られる、続い
て溶出される画分を減圧濃縮後、凍結乾燥すると
N―(β―ヒドロキシフエネチル)バリダミン
(4.7g)が得られる。 N―(β―ヒドロキシフエネチル)バリダミン 元素分析:C15H23NO5・1/2H2O 計算値(%):C58.81;H7.90;N4.57 実験値(%):C59.21;H8.16;N4.69 〔α〕27 D+58.6゜(c=1,H2O) TLC:Rf=0.67 N―〔α―(ヒドロキシメチル)ベンジル〕バ
リダミン 元素分析:C15H23NO5 計算値(%):C60.59;H7.80;N4.71 実験値(%):C60.33;H8.29;N4.87 〔α〕27 D+70.6゜(c=1,H2O) TLC:Rf=0.63 IC50(マルターゼ):4.5×10-6M 参考例 6 N―(2―ヒドロキシ―3―フエノキシプロピ
ル)バリダミン 水酸化ナトリウム2.2gの水溶液(10ml)に、
窒素気流中、フエノール4.7gを溶解し、エピク
ロルヒドリン5gを加え、室温で24時間撹拌す
る。反応液に水50mlを加え、ジクロルメタン50ml
で2回抽出する。ジクロルメタン層を水洗し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去すると、
1―フエノキシ―2,3―エポキシプロパンおよ
び1―クロロ―2―ヒドロキシ―3―フエノキシ
プロパンの混合物約7gが得られる。 バリダミン2.0gをN,N―ジメチルホルムア
ミド80mlに溶解し、炭酸水素ナトリウム5.7gを
加えた後、上記の1―フエノキシ―2,3―エポ
キシプロパンおよび1―クロロ―2―ヒドロキシ
―3―フエノキシプロパンの混合物約7gを加
え、浴温90℃で一夜撹拌する。反応液をろ過し、
ろ液を減圧濃縮し、残留物に水およびn―ブチル
アルコールを加え、2N塩酸でPH2に調節し、分
配後、水層を分取する。水層を減圧濃縮後、
MCIゲルCHP20P(250ml,三菱化成工業製)のカ
ラムクロマトに付し、水で溶出する。溶出画分を
減圧濃縮後、凍結乾燥するとN―(2―ヒドロキ
シ―3―フエノキシプロピル)バリダミン塩酸塩
の白色粉末1.7gが得られる。 元素分析:C16H25NO6・HCl・1/2H2O 計算値(%):C51.54;H7.30;N3.76; Cl9.51 実験値(%):C51.10;H7.53;N4.25; Cl10.00 〔α〕23 D+43.0゜(c=1,H2O) TLC:Rf=0.66 IC50(マルターゼ):3.4×10-6M 参考例 7 N―(D―アラビノ―2,3,4,5―テトラ
ヒドロキシ―1―ヒドロキシメチルペンチル)
バリダミン バリダミン3.0gとD―フルクトース6.6gをジ
メチルホルムアミド75mlに溶解し、2N塩酸2.2ml
を加えた後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム3.8
gを加え、60〜70℃で40時間撹拌する。反応液を
減圧濃縮し、残留物を水に溶解し、2N塩酸で酸
性(PH0.5以下)にし、発泡が止むまで撹拌し、
N―水酸化ナトリウムでPH4.5に調節し、減圧濃
縮する。濃縮液をダウエツクス50W×8(H+型,
300ml,ダウ・ケミカル社製)のカラムクロマト
に付し、カラムを水洗後、0.5Nアンモニア水で
溶出する。溶出画分を減圧濃縮し、残留物をダウ
エツクス1×2(OH-型,450ml)のカラムクロ
マトに付し、水で溶出する。溶出画分を減圧濃縮
後、凍結乾燥してN―D―アラビノ―2,3,
4,5―テトラヒドロキシ―1―ヒドロキシメチ
ルベンチル)バリダミン2.7gが得られる。 元素分析:C13H27NO9 計算値(%):C45.74;H7.97;N4.10 実験値(%):C45.38;H8.46;N4.14 〔α〕27 D+70.1゜(c=1,H2O) TLC:Rf=0.29 IC50(マルターゼ):5.9×10-7M 参考例 8 N―(3,5―ジ―tert―ブチル―4―ヒドロ
キシベンジル)バリオールアミン バリオールアミン3.0gと3,5―ジ―tert―ブ
チル―4―ヒドロキシベンズアルデヒド7.0gを
メタノール30ml中、40℃で2時間撹拌する。反応
液を減圧濃縮し、残留物に石油エーテルを加えて
生じる沈澱をろ取する。得られたシツフ塩基をメ
タノール50mlに溶解し、氷水で冷却下に、水素化
ホウ素ナトリウム1.0gを少しずつ加えた後、更
に2.5時間撹拌する。反応液を減圧濃縮し、残留
物に酢酸エチルと水を加え、撹拌下に2N塩酸で
PH2に調節した後、水層を分取する。水層を酢酸
エチルで洗浄後、酢酸エチルを加え、撹拌下にN
水酸化ナトリウム溶液でPH10に調節した後、酢酸
エチル層を分取する。酢酸エチル層を水洗し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮する。残
留物に石油エーテルを加え、一夜室温に放置する
とN―(3,5―ジ―tert―ブチル―4―ヒドロ
キシベンジル)バリオールアミン3.0gが得られ
る。 元素分析:C22H37NO6 計算値(%):C64.21;H9.06;N3.40 実験値(%):C64.00;H9.34;N3.25 〔α〕24 D−2.3゜(c=1,CH3OH) IC50(マルターゼ):4.3×10-8M, IC50(サツカラーゼ):6.8×10-9M 参考例 9 N―(β―ヒドロキシ―2―メトキシフエネチ
ル)バリオールアミン バリオールアミン4.1gと2―メトキシフエニ
ルグリオキサール4.0gをジメチルホルムアミド
20mlとメタノール100mlの混液に溶解し、室温で
1.5時間撹拌後、氷水で冷却下に水素化ホウ素ナ
トリウム1.2gを加え、室温で1時間撹拌する。
反応液を減圧濃縮し、残留物に酢酸エチルと水を
加え、撹拌下に2N塩酸でPH2に調節する。水層
を分取し、酢酸エチル層を1/10N塩酸で抽出す
る。水層を合わせてN水酸化ナトリウムでPH10に
調節後、減圧濃縮する。濃縮液をダウエツクス
50W×8(H+型,400ml,ダウ・ケミカル社製)
のカラムクロマトに付し、カラムを水洗後、
0.5Nアンモニア水で溶出する。溶出画分を減圧
濃縮し、残留物をMCIゲルCHP20P(250ml,三菱
化成工業製)のカラムクロマトに付し、カラムを
水洗後、水(1)―メタノール(1)のグラ
ジエントで溶出する。溶出画分を減圧濃縮後、凍
結乾燥するとN―(β―ヒドロキシ―2―メトキ
シフエネチル)バリオールアミンの白色粉末3.0
gが得られる。 元素分析:C16H25NO7・1/2H2O 計算値(%):C54.53;H7.44;N3.98 実験値(%):C54.36;H7.35;N3.86 〔α〕24 D+11.9゜(c=1,H2O) TLC:Rf=0.63 IC50(マルターゼ):6.3×10-8M, IC50(サツカラーゼ):9.9×10-9M 実施例 9 果汁入飲料に対しN―シクロヘキシルバリオー
ルアミン30mgを加えて、均一に撹拌混合して果汁
入飲料を得る。 実施例 10 常法によるいちご・ジヤム製造工程(煮熱処
理)終了後品温が50℃に低下したとき、N―(2
―ヒドロキシシクロペンチル)バリダミンをでき
あがり製品重量に対して0.4%均一に混和したの
ち、冷却していちご・ジヤム製品を得る。 実施例 11 N―(2―ヒドロキシシクロヘキシル)バリオ
ールアミン 10重量部 乳糖 100重量部 を均一に混合し、粉末または細粒状として散剤と
する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、―A―B―は【式】 【式】または【式】を示し、R は水酸基を1個有していてもよい炭素数3〜7の
    シクロアルキル基を示す]で表わされる化合物ま
    たはその水和物あるいは酸付加塩。 2 一般式 [式中、―A―B―は【式】 【式】または【式】を示す]で 表わされる化合物と炭素数3〜7のシクロアルカ
    ンのエポキシドとを反応させることを特徴とする
    一般式 [式中、R′は水酸基を1個有する炭素数3〜
    7のシクロアルキル基を、―A―B―は上記と同
    意義をそれぞれ示す]で表わされる化合物または
    その水和物あるいは酸付加塩の製造法。 3 一般式 [式中、―A―B―は【式】 【式】または【式】を示す]で 表わされる化合物と水酸基を1個有していてもよ
    い炭素数3〜7のシクロアルカノンとを反応さ
    せ、ついで還元反応に付することを特徴とする一
    般式 [式中、Rは水酸基を1個有していてもよい炭
    素数3〜7のシクロアルキル基を、―A―B―は
    上記と同意義をそれぞれ示す]で表わされる化合
    物またはその水和物あるいは酸付加塩の製造法。 4 一般式 [式中、―A―B―は【式】 【式】または【式】を示す]で 表わされる化合物と水酸基を1個有していてもよ
    い炭素数3〜7のシクロアルカンハライドとを反
    応させることを特徴とする一般式 [式中、Rは水酸基を1個有していてもよい炭
    素数3〜7のシクロアルキル基を、―A―B―は
    上記と同意義をそれぞれ示す]で表わされる化合
    物またはその水和物あるいは酸付加塩の製造法。 5 一般式 [式中、―A―B―は【式】 【式】または【式】を示し、R は水酸基を1個有していてもよい炭素数3〜7の
    シクロアルキル基を示す]で表わされる化合物ま
    たはその水和物あるいは酸付加塩を含有するα―
    グルコシダーゼ阻害剤。
JP15965781A 1981-01-05 1981-10-06 擬似アミノ糠のn−置換誘導体、その製造法および用途 Granted JPS5859946A (ja)

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