JPH03152189A - 炭素繊維用プリカーサーピッチの製造方法 - Google Patents
炭素繊維用プリカーサーピッチの製造方法Info
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- JPH03152189A JPH03152189A JP28862889A JP28862889A JPH03152189A JP H03152189 A JPH03152189 A JP H03152189A JP 28862889 A JP28862889 A JP 28862889A JP 28862889 A JP28862889 A JP 28862889A JP H03152189 A JPH03152189 A JP H03152189A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は汎用炭素繊維用プリカーサ−ピッチの新規な製
造方法に関するものである。詳しくは本発明は熱安定性
、紡糸性、不融化性に優れ、軟化点200’C以上、ベ
ンゼン不溶分量50〜65重量%および実質的に光学的
等方性の汎用炭素繊維用プリカーサ−ピッチを製造する
方法に関する。
造方法に関するものである。詳しくは本発明は熱安定性
、紡糸性、不融化性に優れ、軟化点200’C以上、ベ
ンゼン不溶分量50〜65重量%および実質的に光学的
等方性の汎用炭素繊維用プリカーサ−ピッチを製造する
方法に関する。
(従来の技術)
炭素繊維の製造は、原料別に見れば、ポリアクリロニト
リル等合成繊維を原料とする技術と、石油ピッチや、コ
ールタールピッチを原料とする技術に分類される。
リル等合成繊維を原料とする技術と、石油ピッチや、コ
ールタールピッチを原料とする技術に分類される。
ポリアクリロニトリル等の合成繊維を原料とする場合に
は、原料コストの高いこと、原料繊維の炭化収率の低い
こと、などが欠点として挙げられる。一方石油ピッチや
コールタールピッチを原料とする場合には、上述する欠
点はまぬがれるが、原料ピッチから、炭素繊維前駆体で
あるブリカー。
は、原料コストの高いこと、原料繊維の炭化収率の低い
こと、などが欠点として挙げられる。一方石油ピッチや
コールタールピッチを原料とする場合には、上述する欠
点はまぬがれるが、原料ピッチから、炭素繊維前駆体で
あるブリカー。
サーピッチを調製することが不可欠であるが、かかるプ
リカーサ−ピッチの調製にあたっては、原料ピッチ中に
存在する不溶性固形分を除去する必要があることのほか
に、熱処理する際に、紡糸性に悪影響を及ぼすメソフェ
ーズ小球体が発生するためにこれを抑制しようとすると
、かえって低分子成分が十分に除去できず、紡糸時に低
分子成分が蒸発し、紡糸ノルズに付着し、長時間紡糸で
きず、さらには不融化性が悪くなるという相反する問題
を残している。
リカーサ−ピッチの調製にあたっては、原料ピッチ中に
存在する不溶性固形分を除去する必要があることのほか
に、熱処理する際に、紡糸性に悪影響を及ぼすメソフェ
ーズ小球体が発生するためにこれを抑制しようとすると
、かえって低分子成分が十分に除去できず、紡糸時に低
分子成分が蒸発し、紡糸ノルズに付着し、長時間紡糸で
きず、さらには不融化性が悪くなるという相反する問題
を残している。
プリカーサ−ピッチの製造方法としてはあらかじめ、原
料ピッチと溶剤を混合し、不溶性固形分を除去し、熱処
理する方法が特公昭46−37786号公報に提案され
ているが、この方法によっては上述した問題により不融
化性に優れたプリカーサ−ピッチを調製するのは容易で
はない。
料ピッチと溶剤を混合し、不溶性固形分を除去し、熱処
理する方法が特公昭46−37786号公報に提案され
ているが、この方法によっては上述した問題により不融
化性に優れたプリカーサ−ピッチを調製するのは容易で
はない。
この不融化性を改善する方法としては、高圧下での水素
ガスまたは、特殊な水素供与剤により、水素化する方法
が特公昭45−28013号公報に提案されているが工
業的に実施する方法としては不適当である。
ガスまたは、特殊な水素供与剤により、水素化する方法
が特公昭45−28013号公報に提案されているが工
業的に実施する方法としては不適当である。
さらに、精製ピッチをニトロ化処理する方法が特公昭6
1−23234号公報に提案されているが、熱処理温度
が250〜400″Cと低温であるため低分子成分が十
分に除去できず、紡糸温度での熱安定性(粘度の変化の
割合および異物の発生しにくさ)が低下するという欠点
がある。
1−23234号公報に提案されているが、熱処理温度
が250〜400″Cと低温であるため低分子成分が十
分に除去できず、紡糸温度での熱安定性(粘度の変化の
割合および異物の発生しにくさ)が低下するという欠点
がある。
工業的にみると、これらの製造方法によるプリカーサ−
ピッチは紡糸時に低分子成分が蒸発し紡糸ノズルに付着
し、長時間紡糸できず、さらには、蒸発成分中に有害成
分を含んでいるため環境上の問題がある。
ピッチは紡糸時に低分子成分が蒸発し紡糸ノズルに付着
し、長時間紡糸できず、さらには、蒸発成分中に有害成
分を含んでいるため環境上の問題がある。
プリカーサ−ピッチの濾過に関しては、特開昭60−1
68787号公報に提案されているが、石油ピッチに関
する特殊なものであり、紡糸工程の稼動率の向上のため
には、更にプリカーサ−ピッチの揮発分の低減が必要で
あった。
68787号公報に提案されているが、石油ピッチに関
する特殊なものであり、紡糸工程の稼動率の向上のため
には、更にプリカーサ−ピッチの揮発分の低減が必要で
あった。
(発明が解決しようとする課B)
本発明は上述する従来技術の問題に着目して、水素化処
理、ニトロ化処理などの特殊な処理を行なう必要なしに
、紡糸時の異物による糸切れ、低分子成分の蒸発による
紡糸性の悪化が少なく、不融化性に優れた汎用炭素繊維
用プリカーサ−ピッチを製造することを特徴とする 特に、低分子成分のうち熱天秤による370℃迄の減量
割合(以下熱天秤による370℃迄の減量割合のことを
揮発分量と記載する。)が1重量%以下である汎用炭素
繊維用プリカーサ−ピッチを製造することを目標とする
。
理、ニトロ化処理などの特殊な処理を行なう必要なしに
、紡糸時の異物による糸切れ、低分子成分の蒸発による
紡糸性の悪化が少なく、不融化性に優れた汎用炭素繊維
用プリカーサ−ピッチを製造することを特徴とする 特に、低分子成分のうち熱天秤による370℃迄の減量
割合(以下熱天秤による370℃迄の減量割合のことを
揮発分量と記載する。)が1重量%以下である汎用炭素
繊維用プリカーサ−ピッチを製造することを目標とする
。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、ベンゼン不溶分の含有量の異なる原料ピ
ッチを熱処理して、同一粘度の汎用炭素繊維用プリカー
サ−ピッチを調製する場合、ベンゼン不溶分含有量の少
ない原料ピッチから調製した方が熱処理条件が厳しくな
るためにメソフェーズ小球体が発生しやすくなるが、揮
発分量の少ない汎用炭素繊維用プリカーサ−ピッチが調
製できることを見い出した。
ッチを熱処理して、同一粘度の汎用炭素繊維用プリカー
サ−ピッチを調製する場合、ベンゼン不溶分含有量の少
ない原料ピッチから調製した方が熱処理条件が厳しくな
るためにメソフェーズ小球体が発生しやすくなるが、揮
発分量の少ない汎用炭素繊維用プリカーサ−ピッチが調
製できることを見い出した。
さらに、上述したメソフェーズ小球体はケイソウ質濾過
助剤を添加して濾過処理することにより容易に除去でき
ることを見い出し本発明を達成するに至った。
助剤を添加して濾過処理することにより容易に除去でき
ることを見い出し本発明を達成するに至った。
即ち、本発明はコールタールピッチに沸点が250″C
以下の芳香族系溶剤を加えて、抽出することにより、溶
剤不溶分を除去し、次いで溶剤を除去して、不溶性固形
分を含まない稜製ピッチを得、この精製ピッチを熱処理
し、さらにケイソウ質濾過助剤を加えて、濾過処理を行
うことを特徴とする炭素繊維用プリカーサ−ピッチの製
造方法を提供する。
以下の芳香族系溶剤を加えて、抽出することにより、溶
剤不溶分を除去し、次いで溶剤を除去して、不溶性固形
分を含まない稜製ピッチを得、この精製ピッチを熱処理
し、さらにケイソウ質濾過助剤を加えて、濾過処理を行
うことを特徴とする炭素繊維用プリカーサ−ピッチの製
造方法を提供する。
(作 用)
本発明の方法においては、先ずコールタールピッチに、
沸点が250℃以下の芳香族系溶剤、例えばピリジン、
タール軽油、タール中油等を添加して、抽出することに
より、溶剤不溶分を除去し、次いで溶剤を除去して、不
溶性固形分を含まない精製ピッチを得る。上記溶剤不溶
分の除去は、適当な分離手段、例えば遠心分離、静置分
離または濾過処理することにより行うことができ、ピッ
チ中のキノリンネ溶分を分離するとともに、ベンゼン不
溶分の一部を除去する。
沸点が250℃以下の芳香族系溶剤、例えばピリジン、
タール軽油、タール中油等を添加して、抽出することに
より、溶剤不溶分を除去し、次いで溶剤を除去して、不
溶性固形分を含まない精製ピッチを得る。上記溶剤不溶
分の除去は、適当な分離手段、例えば遠心分離、静置分
離または濾過処理することにより行うことができ、ピッ
チ中のキノリンネ溶分を分離するとともに、ベンゼン不
溶分の一部を除去する。
次に、この得られた精製ピッチを、好ましくは減圧下お
よび/または不活性ガス吹き込み条件下で、熱処理する
ことによりメソフェーズ小球体を発生させる。
よび/または不活性ガス吹き込み条件下で、熱処理する
ことによりメソフェーズ小球体を発生させる。
このメソフェーズ小球体を含む熱処理ピッチにケイソウ
質濾過助剤を、好ましくは0.5〜5重量%加えて、メ
ソフェーズを濾過助剤と共に、濾過処理により、除去す
ることにより紡糸温度で不溶性の固形分の少ない、揮発
分量が1重量%以下である優れた汎用炭素繊維用プリカ
ーサ−ピッチを製造することができる。
質濾過助剤を、好ましくは0.5〜5重量%加えて、メ
ソフェーズを濾過助剤と共に、濾過処理により、除去す
ることにより紡糸温度で不溶性の固形分の少ない、揮発
分量が1重量%以下である優れた汎用炭素繊維用プリカ
ーサ−ピッチを製造することができる。
本発明においては、前記の如く、コールタールピッチを
抽出するのに沸点が250℃以下の芳香族系溶剤を用い
る。この溶剤の沸点が高すぎると、熱処理を経てもプリ
カーサ−ピッチ中に溶剤の一部が残存し、紡糸温度で発
泡したり、発煙したりして紡糸が容易でなくなる。また
低沸点の溶剤を用いるために上記抽出混合液の粘度が低
くなるため濾過においては濾過速度が速くとれ、静置分
離、遠心分離においては、溶剤不溶分粒子の沈降速度が
速く分離が容易となる。
抽出するのに沸点が250℃以下の芳香族系溶剤を用い
る。この溶剤の沸点が高すぎると、熱処理を経てもプリ
カーサ−ピッチ中に溶剤の一部が残存し、紡糸温度で発
泡したり、発煙したりして紡糸が容易でなくなる。また
低沸点の溶剤を用いるために上記抽出混合液の粘度が低
くなるため濾過においては濾過速度が速くとれ、静置分
離、遠心分離においては、溶剤不溶分粒子の沈降速度が
速く分離が容易となる。
上記芳香族系溶剤の添加量はコールタールピッチに対し
て1〜10倍量が好ましい。芳香族系溶剤の添加量が1
倍量未満の場合、抽出においてコールタールピッチ中の
芳香族系溶剤不溶分の析出割合が少なく、精製ピッチに
含まれるベンゼン不溶分量が多くなり、熱処理条件が緩
和され低分子成分の除去が十分ではなく、揮発分量の多
い熱処理ピッチとなる。また芳香族系溶剤をコールター
ルピッチに対して10倍量を超えて添加してもベンゼン
不溶分の除去の効果は少なくむしろ溶剤の除去にコスト
がかかり好ましくない。さらに上記熱処理は好ましくは
減圧下、例えば20wmHg以下の減圧下、および/ま
たは、不活性ガス、例えば窒素ガスバブリング下におい
て400〜450℃の温度範囲で行ない、メソフェーズ
小球体を発生させる。
て1〜10倍量が好ましい。芳香族系溶剤の添加量が1
倍量未満の場合、抽出においてコールタールピッチ中の
芳香族系溶剤不溶分の析出割合が少なく、精製ピッチに
含まれるベンゼン不溶分量が多くなり、熱処理条件が緩
和され低分子成分の除去が十分ではなく、揮発分量の多
い熱処理ピッチとなる。また芳香族系溶剤をコールター
ルピッチに対して10倍量を超えて添加してもベンゼン
不溶分の除去の効果は少なくむしろ溶剤の除去にコスト
がかかり好ましくない。さらに上記熱処理は好ましくは
減圧下、例えば20wmHg以下の減圧下、および/ま
たは、不活性ガス、例えば窒素ガスバブリング下におい
て400〜450℃の温度範囲で行ない、メソフェーズ
小球体を発生させる。
本発明の方法において使用するケイソウ質濾過助剤は、
後述する濾材の公称濾過精度以下の粒子を実質的に含ま
ないものが好ましい、濾過助剤の粒径が小さ過ぎると、
濾過処理において、濾過助剤が洩れるからである。熱処
理ピッチに添加するケイソウ土質濾過助剤の量は熱処理
ピッチに対して0.5〜5重量%が好ましい。濾過助剤
の添加量が、0.5重量%未満の場合にはメソフェーズ
小球体が十分に除去できず、一方5重量%より多くした
場合には助剤自身の圧損が大きくなり濾過操作が容易で
なくなる。
後述する濾材の公称濾過精度以下の粒子を実質的に含ま
ないものが好ましい、濾過助剤の粒径が小さ過ぎると、
濾過処理において、濾過助剤が洩れるからである。熱処
理ピッチに添加するケイソウ土質濾過助剤の量は熱処理
ピッチに対して0.5〜5重量%が好ましい。濾過助剤
の添加量が、0.5重量%未満の場合にはメソフェーズ
小球体が十分に除去できず、一方5重量%より多くした
場合には助剤自身の圧損が大きくなり濾過操作が容易で
なくなる。
さらに、上記濾過温度は250〜350℃が好ましく、
250℃未満であると、ピッチの粘度が高く十分な濾過
速度が得られず、350℃を超えると、メゾフェーズ小
球体の粘度が下がり、メソフェーズが洩れ、除去が困難
になる上に、濾過処理後にメソフェーズ小球体を発生す
るから好ましくない。
250℃未満であると、ピッチの粘度が高く十分な濾過
速度が得られず、350℃を超えると、メゾフェーズ小
球体の粘度が下がり、メソフェーズが洩れ、除去が困難
になる上に、濾過処理後にメソフェーズ小球体を発生す
るから好ましくない。
また濾過圧力としては、5kg/cm”以下が好ましく
、これは5 kg/co+”を越える圧力で濾過処理を
行なうと、メソフェーズ小球体が変形し、メソフェース
が洩れ除去が困難となるからである。
、これは5 kg/co+”を越える圧力で濾過処理を
行なうと、メソフェーズ小球体が変形し、メソフェース
が洩れ除去が困難となるからである。
前述した芳香族系溶剤による抽出分離、熱処理、濾過処
理により、軟化点200℃以上、揮発分量1重量%以下
である光学的等方性の紡糸性に優れた汎用炭素繊維用プ
リカーサ−ピッチを得ることができる。
理により、軟化点200℃以上、揮発分量1重量%以下
である光学的等方性の紡糸性に優れた汎用炭素繊維用プ
リカーサ−ピッチを得ることができる。
(実施例)
次に本発明を実施例および比較例により説明する。
1施■
コールタールピッチ(軟化点86℃ベンゼン不溶分16
重量%)に、6倍量のタール中油(沸点230℃以下)
を添加し、抽出した後に、遠心分離機によって、溶剤不
溶分を除去し、しかる後、蒸留して溶剤を除去して、軟
化点85℃、ベンゼン不溶分10重量%を含む精製ピッ
チを得た。この精製ピッチを窒素吹き込み条件下10鴫
Hgの減圧下415℃で熱処理して、ベンゼン不溶分量
55重量%、軟化点230℃の熱処理ピッチを得た。得
られた熱処理ピッチを研摩して、偏光顕微鏡下400倍
で観察したところ約2μmのメソフェーズ小球体が多数
(約10−個/CI” )観察された。得られた熱処理
ピッチに、2μ−以下の粒子を実質的に含まないケイソ
ウ賞濾過助剤を2重量%添加し、公称2μ慣の金属フィ
ルターにて、濾過温度300℃1濾過圧力3 kg/c
m”にて、濾過処理をしてブリカーサーピッチを得た。
重量%)に、6倍量のタール中油(沸点230℃以下)
を添加し、抽出した後に、遠心分離機によって、溶剤不
溶分を除去し、しかる後、蒸留して溶剤を除去して、軟
化点85℃、ベンゼン不溶分10重量%を含む精製ピッ
チを得た。この精製ピッチを窒素吹き込み条件下10鴫
Hgの減圧下415℃で熱処理して、ベンゼン不溶分量
55重量%、軟化点230℃の熱処理ピッチを得た。得
られた熱処理ピッチを研摩して、偏光顕微鏡下400倍
で観察したところ約2μmのメソフェーズ小球体が多数
(約10−個/CI” )観察された。得られた熱処理
ピッチに、2μ−以下の粒子を実質的に含まないケイソ
ウ賞濾過助剤を2重量%添加し、公称2μ慣の金属フィ
ルターにて、濾過温度300℃1濾過圧力3 kg/c
m”にて、濾過処理をしてブリカーサーピッチを得た。
得られたプリカーサ−ピッチを研摩して偏光顕微鏡下4
00倍で観察したところ、全面等方性で、メソフェーズ
小球体は観察されなかった。また揮発分量を測定したと
ころ0.3重量%であった。
00倍で観察したところ、全面等方性で、メソフェーズ
小球体は観察されなかった。また揮発分量を測定したと
ころ0.3重量%であった。
得られたプリカーサ−ピッチは溶融紡糸の際にはほとん
ど低分子成分の蒸発はみられず、800ホ一ル紡糸機に
て20時間以上の連続紡糸が可能であった。
ど低分子成分の蒸発はみられず、800ホ一ル紡糸機に
て20時間以上の連続紡糸が可能であった。
得られたピッチ繊維を空気中300℃で不融化処理し、
しかる後、窒素ガスの不活性ガス中1000℃で炭化処
理したところ繊維径12μm、引張強度110kg/m
l11’および弾性率4.4 t/mm”の炭素繊維を
得た。
しかる後、窒素ガスの不活性ガス中1000℃で炭化処
理したところ繊維径12μm、引張強度110kg/m
l11’および弾性率4.4 t/mm”の炭素繊維を
得た。
上較■土
実施例において用いたと同じコールタールピッチに対し
て0.5倍量のタール中油を添加し、抽出した後に濾過
処理によって溶剤不溶分を除去し、しかる後蒸留して溶
剤を除去して軟化点86℃ベンゼン不溶分15重量%を
含む精製ピッチを得た。この精製ピッチを窒素ガス吹き
込み条件下10tin Hgの減圧下390℃で熱処理
して、ベンゼン不溶分量58重量%、軟化点230″C
の熱処理ピッチを得た。得られた熱処理ピッチを研摩し
て偏光顕微鏡下400倍で観察したところ、全面等方性
でメソフェーズ小球体は観察できなかったが、揮発分量
は2.0重量%であった。
て0.5倍量のタール中油を添加し、抽出した後に濾過
処理によって溶剤不溶分を除去し、しかる後蒸留して溶
剤を除去して軟化点86℃ベンゼン不溶分15重量%を
含む精製ピッチを得た。この精製ピッチを窒素ガス吹き
込み条件下10tin Hgの減圧下390℃で熱処理
して、ベンゼン不溶分量58重量%、軟化点230″C
の熱処理ピッチを得た。得られた熱処理ピッチを研摩し
て偏光顕微鏡下400倍で観察したところ、全面等方性
でメソフェーズ小球体は観察できなかったが、揮発分量
は2.0重量%であった。
得られたプリカーサ−ピッチは溶融紡糸の際に低分子成
分の蒸発がみられ、糸切れが多く、連続紡糸が困難(連
続紡糸時間1 hr)であった。
分の蒸発がみられ、糸切れが多く、連続紡糸が困難(連
続紡糸時間1 hr)であった。
北笠班l
実施例で得られた熱処理ピッチを濾過することなく溶融
紡糸したところ、低分子成分の蒸発はほとんどないもの
の糸切れが多く、連続紡糸が困難(連続紡糸時間数分)
であった。
紡糸したところ、低分子成分の蒸発はほとんどないもの
の糸切れが多く、連続紡糸が困難(連続紡糸時間数分)
であった。
止較斑ユ
実施例で得られた熱処理ピッチを公称2μ−の金属フィ
ルターにて濾過温度300℃、濾過圧力3kg / c
m ”にて濾過処理をして濾過ピッチを得た。
ルターにて濾過温度300℃、濾過圧力3kg / c
m ”にて濾過処理をして濾過ピッチを得た。
得られた濾過ピッチを実施例と同様にして偏光顕微鏡下
で観察したところ、メソフェーズ小球体が観察された。
で観察したところ、メソフェーズ小球体が観察された。
またこの熱処理ピッチを溶融紡糸したところ低分子成分
の蒸発はほとんどないものの糸切れが多く、連続紡糸が
困難(連続紡糸時間数分)であった。
の蒸発はほとんどないものの糸切れが多く、連続紡糸が
困難(連続紡糸時間数分)であった。
(発明の効果)
上述するように、本発明においては、コールタールピッ
チを沸点が250℃以下の芳香族系溶剤にて抽出分離す
ることによりベンゼン不溶分の少ない精製ピッチを得、
メソフェーズを発生する厳しい熱処理条件下で低分子成
分を十分除去し、その後、ケイソウ質濾過助剤を用いた
濾過処理にてメソフェーズを除去し、軟化点200℃以
上、揮発分量1重量%以下である光学的等方性の紡糸性
に優れた汎用炭素繊維用プリカーサ−ピッチを得ること
ができる。特に揮発分量が少ないため長時間安定的に紡
糸でき、また紡糸の際に発生する有害蒸気がほとんどな
いため紡糸環境が改善される効果もある。
チを沸点が250℃以下の芳香族系溶剤にて抽出分離す
ることによりベンゼン不溶分の少ない精製ピッチを得、
メソフェーズを発生する厳しい熱処理条件下で低分子成
分を十分除去し、その後、ケイソウ質濾過助剤を用いた
濾過処理にてメソフェーズを除去し、軟化点200℃以
上、揮発分量1重量%以下である光学的等方性の紡糸性
に優れた汎用炭素繊維用プリカーサ−ピッチを得ること
ができる。特に揮発分量が少ないため長時間安定的に紡
糸でき、また紡糸の際に発生する有害蒸気がほとんどな
いため紡糸環境が改善される効果もある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、コールタールピッチに沸点が250℃以下の芳香族
系溶剤を加えて、抽出することにより、溶剤不溶分を除
去し、次いで溶剤を除去して、不溶性固形分を含まない
精製ピッチを得、この精製ピッチを熱処理し、さらにケ
イソウ質濾過助剤を加えて、濾過処理を行うことを特徴
とする炭素繊維用プリカーサーピッチの製造方法。 2、前記熱処理が、前記精製ピッチを減圧下および/ま
たは不活性ガス流通下で400〜450℃に加熱するこ
とにより行われることを特徴とする請求項1記載の炭素
繊維用プリカーサーピッチの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28862889A JPH03152189A (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 炭素繊維用プリカーサーピッチの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28862889A JPH03152189A (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 炭素繊維用プリカーサーピッチの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03152189A true JPH03152189A (ja) | 1991-06-28 |
Family
ID=17732642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28862889A Pending JPH03152189A (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 炭素繊維用プリカーサーピッチの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03152189A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101302431A (zh) * | 2008-06-30 | 2008-11-12 | 邯郸市鑫宝煤化工有限公司 | 用于生产煤系针状焦的沥青的制备方法 |
| CN102925186A (zh) * | 2012-11-15 | 2013-02-13 | 四川创越炭材料有限公司 | 一种制备高软化点纺丝沥青的方法 |
-
1989
- 1989-11-08 JP JP28862889A patent/JPH03152189A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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