JPH0318319Y2 - - Google Patents

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JPH0318319Y2
JPH0318319Y2 JP14467784U JP14467784U JPH0318319Y2 JP H0318319 Y2 JPH0318319 Y2 JP H0318319Y2 JP 14467784 U JP14467784 U JP 14467784U JP 14467784 U JP14467784 U JP 14467784U JP H0318319 Y2 JPH0318319 Y2 JP H0318319Y2
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seal
starter
engine cover
engine
rope
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、船外機におけるエンジンカバーのシ
ール構造、特に、エンジン及びリコイル式スター
タを覆い、且つ前記スタータのスタータロープを
外部のロープハンドルに接続すべく引出すための
引出し口を有するエンジンカバーと、前記スター
タの固定基板との間に、該固定基板に装着されて
前記引出し口を閉じるシール部材を介装し、航行
中、波のしぶきが前記引出し口からエンジンカバ
ー内部へ浸入することを防止するようにしたシー
ル構造に関する。
(2) 従来の技術 従来、かかるエンジンカバーのシール構造にお
いては、シール部材に、引出し口の周縁を囲んで
エンジンカバー内面に密接するシールリツプを設
けたものが知られている。(例えば特開昭57−
26092号公報参照)。
(3) 考案が解決しようとする問題点 そのような構造では、シール部材が装着される
固定基板とエンジンカバーとの間隔が製作誤差や
組立誤差により変動すると、シールリツプのエン
ジンカバー内面への圧接力が変化して、そのシー
ル機能が充分に発揮されないことがある。
本考案は、固定基板とエンジンカバーとの間隔
が変動しても、シール部材がシール機能を常に的
確に発揮し得るようにした前記シール構造を提供
することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、前記シ
ール部材には、前記引出し口に摺動可能に密合す
るシール筒部と、前記引出し口の周縁に沿つて前
記エンジンカバーの内面に密接するシールリツプ
とを設け、このシール部材をスタータの固定基板
に固着したことを特徴とする。
(2) 作用 固定基板とエンジンカバーとの間隔が変動すれ
ば、それに応じてシール部材のシール筒部はエン
ジンカバーの引出し口内周面を摺動するだけで、
引出し口との密合状態を維持することができる。
シール部材のシールリツプは、シール筒部によ
り減衰された浸入水を阻止するものであり、した
がつて固定基板とエンジンカバーとの間隔が変動
してシールリツプのエンジンカバーへの圧接力が
多少とも低下しても、上記浸入水に対するシール
機能は充分である。
実施例 以下、図面により、本考案の一実施例について
説明すると、第6図において船外機のエンジンE
はクランク軸が垂直になるように配置され、この
クランク軸1の回転トルクは垂直配置の駆動軸2
および前、後進切換装置3を介して水平配置のプ
ロペラ軸4に伝達し、プロペラ5を回転駆動す
る。
エンジンEの下面には、前記駆動軸2を収容す
るエクステンシヨンケース7が、また該ケース7
の下面には前記前、後進切換装置3を油密に収容
するギヤケース8が順次結着される。
エクステンシヨンケース7には、その前方へ突
出する上下一対のエクステンシヨンブラケツト
9,9′が弾性支持部材10,10を介して取付
けられており、これらエクステンシヨンブラケツ
ト9,9′は、略垂直配置のスイベル軸11を介
してスイベルケース12に操向可能にに連結され
る。またスイベルケース12は、船体Sの船尾板
Saにクランパ13により着脱自在に固定される
左右一対のスターンブラケツト14,14の上部
に水平の枢軸15を介して上下方向チルト可能に
連結される。
上部のエクステンシヨンブラケツト9にはハン
ドルブラケツト16が一体的に形成されており、
これに操舵ハンドル17が枢着される。
第1図に示すように、エンジンEは、前記クラ
ンク軸1を支承するクランクケース20と、クラ
ンク軸1に連接されるピストン21を収容するシ
リンダブロツク22と、このシリンダブロツク2
2の端面に結着されるシリンダヘツド23とより
構成され、シリンダブロツク22は船体Sの後方
を向いた位置でクランクケース20と一体に形成
される。
クランク軸1の上端に固着されるフライホイー
ル24の下面には始動用のリングギヤ25が固設
され、このリングギヤ25を駆動するためのリコ
イル式スタータ26がクランクケース20に近接
してその前方に設置される。このスタータ26の
構成を次に説明する。
スタータ26の固定基板27は、クランクケー
ス20の前面上半部分に形成された複数個のボス
28,28…に複数本のボルト29,29…を介
して固着される。この固定基板27上に一体に立
設された、前記クランク軸1と平行な支軸30に
ロープリール31が回転自在に嵌合される。この
ロープリール31がボス31aの上部外周にはヘ
リカルスプライン32を介してピニオンギヤ33
が摺動自在に嵌合される。このピニオンギヤ3
3、前記リングギヤ25に噛合する作動位置と、
リングギヤ25から下方へ離脱してロープリール
31の上面に支承される不作動位置との間を移動
することができる。
ピニオンギヤ33のボスの外周溝34には挟み
ばね35が摩擦係合してピニオンギヤ33に軽い
回転抵抗を与えており、この挟みばね35は、支
軸30の上端に設けられた回り止め片36に上下
方向摺動自在に係合されている。
ロープリール31の環状のロープ溝37にはス
タータロープ38が巻装される。このスタータロ
ープ38の内端は該ロープリール31に、また外
端はロープハンドル39にそれぞれ接続される。
ロープリール31の下面には、これをスタータ
ロープ38の巻込み方向に付勢するぜんまいばね
41が装着される。
固定基板27は、ロープリール31を囲むよう
に立上がる立上がり部27aを備えており、その
立上がり部27aの前面には、スタータロープ3
8を通すボス状のロープガイド40が突設され、
そのロープガイド40は、その外端でロープハン
ドル39を支承する。
ロープハンドル39は、ロープガイド40に支
承されたときロープガイド40の中心孔のシール
を確実にするために、ロープガイド40の外周を
覆う筒部39aを有する(第2図参照)。
而して、エンジンEを始動すべく、ロープハン
ドル39を握つてスタータロープ38を牽引すれ
ば、ロープリール31が回転される。一方、ピニ
オンギヤ33は挟みばね35から回転抵抗を受け
ているので、回転するロープリール31はヘリカ
ルスプライン32を介してピニオンギヤ33に上
向きのスラストを与えることになり、このスラス
トによりピニオンギヤ33は上昇してエンジンE
のリングギヤ25に噛合する。噛合後はピニオン
ギヤ33の上昇が抑止されるので、ピニオンギヤ
33は挟みばね35との間に滑りを生じさせつつ
ロープリール31と共に回転し、リングギヤ25
を駆動する。こうしてクランク軸1はクランクキ
ングされ、エンジンEは始動される。
エンジンEの始動に伴い、今度はリングギヤ2
5からピニオンギヤ33が駆動されると、ピニオ
ンギヤ33はヘリカルスプライン32より下向き
のスラストを受けて下降し、リングギヤ25との
噛合から解放される。そして、ロープハンドル3
9を解放すれば、ロープリール31はぜんまいば
ね41の捩り力により逆転してスタータロープ3
8をロープ溝37に巻込んでいく。
第1図において、エンジンE及びスタータ26
を覆うエンジンカバー42は上部カバー42aと
下部カバー42bとに二分割される。そして下部
カバー42bはクランクケース20及びシリンダ
ブロツク22に図示しない固着部材により固着さ
れ、上部カバー42aは開閉可能に下部カバー4
2bに結着される。
上部カバー42aの前面にはロープガイド40
が臨む引出し口43が開口しており、この引出し
口43をシールするためのシール部材50が前記
固定基板27の立上がり部27aに装着される。
第2図ないし第5図に示すように、シール部材
50はゴム等の弾性材料から成形されたもので、
背面に左右一対の係止突起51a,51aを突出
させた板状部51と、その板状部51の周縁から
前方に突出するシール筒部52と、そのシール筒
部52の外周面から斜め前方へ突出するシールリ
ツプ53とより構成される。板状部51の中心部
には透孔54が設けられ、シール筒部52の内周
面52aは末広状に形成されており、その末広状
内周面52aにはロープハンドル39の筒部39
aを受容する切欠55,55が設けられている。
上記シール部材50は、固定基板27の立上が
り部27aに穿設された左右一対の係止孔56,
56に係止突起51a,51aを係合することに
より、固定基板27に装着される。その際、透孔
54はロープガイド40と密合し、板状部51は
立上がり部27a前面に密着する。また、シール
筒部52は引出し口43に摺動可能に密合され、
シールリツプ53は引出し口43の周縁に沿つて
上部カバー42aの内面に密接する。
尚、第2図において、鎖線で示されるシールリ
ツプ53は、上部カバー42aに密接する前の自
由状態を示す。
次にこの実施例の作用を説明すると、上部カバ
ー42aの引出し口43にはシール部材50のシ
ール筒部52が嵌合しているので、製作誤差や組
立誤差により固定基板27と上部カバー42aと
の間隔が変動すれば、それに応じてシール筒部5
2は引出し口43の内周面を摺動するだけで、引
出し口43との密合状態を維持することができ
る。したがつて、航行中、引出し口43に波のし
ぶきが掛かつても、しぶきはシール筒部52によ
り引出し口43の通過を阻止される。
そして、万一、引出し口43を通過するしぶき
があつても、そのしぶきは、シール筒部52のた
めに既に勢力を著しく減衰しているので、上部カ
バー42aの内面に密接するシールリツプ53に
より確実に受け止められ、エンジンカバー42内
部への浸入が防止される。
このように、シールリツプ53は、勢力を失つ
た浸入水を阻止するものであるから、製作誤差等
により固定基板27と上部カバー42との間隔が
変動してシールリツプ53の上部カバー42内面
への圧接力が多少とも低下しても、上記浸入水に
対してはシール機能を充分に果たすことができ
る。
シール筒部52の内側に掛かつたしぶきは、末
広状の内周面52aに沿つて直ちに外部へ流出す
るので、シール筒部52内に水が溜まるようなこ
とはない。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、スタータの固定
基板に装着されるシール部材には、引出し口に摺
動可能に密合するシール筒部と、引出し口の周縁
に沿つてエンジンカバーの内面に密接するシール
リツプとを設けたので、製作誤差等により固定基
板とエンジンカバーとの間隔が変動しても、シー
ル部材はシール機能を的確に発揮し、引出し口か
らエンジンカバー内部への浸水を確実に防止する
ことができ、またエンジンの作動騒音の防止にも
有効である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案のシール構造を備えた船外機上部の縦断
側面図、第2図は第1図の−線断面図、第3
図はシール部材の単体正面図、第4図及び第5図
は第3図の−線及び−線断面図、第6図
は船外機の一部を破断した全体側面図である。 E……エンジン、26……リコイル式スター
タ、27……固定基板、27a……立上がり部、
42……エンジンカバー、42a……上部カバ
ー、42b……下部カバー、43……引出し口、
50……シール部材、51……板状部、51a…
…係止突起、52……シール筒部、53……シー
ルリツプ、56……係止孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン及びリコイル式スタータを覆い、且つ
    前記スタータのスタータロープを外部のロープハ
    ンドルに接続すべく引出すための引出し口を有す
    るエンジンカバーと、前記スタータの固定基板と
    の間に、該固定基板に装着されて前記引出し口を
    閉じるシール部材を介装してなる船外機における
    エンジンカバーのシール構造において、前記シー
    ル部材には、前記引出し口に摺動可能に密合する
    シール筒部と、前記引出し口の周縁に沿つて前記
    エンジンカバーの内面に密接するシールリツプと
    を設け、このシール部材を前記固定基板に固着し
    たことを特徴とする、船外機におけるエンジンカ
    バーのシール構造。
JP14467784U 1984-09-25 1984-09-25 Expired JPH0318319Y2 (ja)

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